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き‐あわ・せる【来合わせる】━アハセル🔗🔉

き‐あわ・せる【来合わせる】━アハセル 自下一たまたまその場所にやって来て出会う。 「鴨かもがあるとはいい所に━・せた」 きあは・す(下二)

き‐がけ【来がけ(来掛け)】🔗🔉

き‐がけ【来がけ(来掛け)】 来る途中。また、来るついで。きしな。 「━に銀行に寄る」 ⇔行きがけ

きし‐かた【来し方】🔗🔉

きし‐かた【来し方】 連語過ぎ去った時。また、通り過ぎてきた所。こしかた。 「━行く末(=過去と未来)」 ◇「き」は動詞「く」の連用形、「し」は過去の助動詞「き」の連体形。

き‐しな【来しな】🔗🔉

き‐しな【来しな】 来る途中。来がけ。 「━にスーパーに寄ってきた」

きた・す【来す】🔗🔉

きた・す【来す】 他五結果としてある状態を生じさせる。 「不便を━」 ◇多く好ましくない事態にいう。

きた・る【来たる】🔗🔉

きた・る【来たる】 自四〔古〕くる。やってくる。 「○○先生、━」 「待ち人━・らず」 ◇「来いたる」の転という。文語動詞であるため、常用漢字表の例欄には語例を掲げないが、送りがなは「来る」に準じて「来る」と送る(ただし、許容では「来る」とできよう)。

きたる【来る】🔗🔉

きたる【来る】 連体《日付などの上に付いて》もうすぐくる。この次にくる。 「━五日は創立記念日だ」 ◇動詞「来たる」の連体形から出た語だが、慣用に従って「来る」と送る。動詞の場合とは送りがなが異なる。

き‐て【来手】🔗🔉

き‐て【来手】 来る人。来てくれる人。 「臨時講師の━がない」

くる【来る】🔗🔉

くる【来る】 用例引き A 人や動物が外から来る 留学生が日本に来る・祭りを見に来る・新入社員が来る B 物事が外から来る 手紙が来る・パンチが顔に来る・台風が来る・ガスが来る・中国から来た思想 C 時が来る 春が来る D 事態が生じる 地震が来る・疲労から来る病気・悲しみが来る E 擬態語+「来る」 つんと来る・しっくり来る F 〜て[で]くる 文句を言ってくる・増えてくる 動カ変 ある場所からこちらに、近づくように動く。 「多数の留学生が世界各地から日本にている」 「大阪から客が━」 「北海道からた山田です」 「あ、電車がた」 「同窓会には来るかい?」などと幹事が言う場合など、話し手がその場所にいる気持ちで言う場合にも使う。 「来る」の尊敬語には「いらっしゃる・見える」、謙譲語には「参ずる」、丁重語には「参る」などがある。 《動詞の連用形または動作性の漢語名詞+「に━」の形で》あることをするためにこちらへ移動する。 「当地へは祭りを見にた」 「荷物を届けにました」 「彼は君の所へ相談(し)にたんだ」 組織の一員として新しく加わる。 「営業部に新入社員がた」 ものが、運ばれたり通信手段に乗ったりしてこちらに届く。 「手紙[連絡]が━」 「注文した本が━」 「依頼が━」 差し向けられた動作(の影響)がこちらに届く。また、差し向けられた動作に対するお返しがこちらに戻る。 「強烈なパンチが顔面に━」 「反撃が━」 「千円からおつりが━」 台風や波などの自然現象がこちらに移動する。 「台風が━」 「大きな波が━」 地震や雨・風などの自然現象が起こる。 「地震がても慌てないことだ」 「一雨そうな空模様だ」 時間が経過して、季節・時期・順番などがこちらに近づく。 「新年[春・別れの時]が━」 「君の番がたら声をかける」 「ついに━べき時が来た」 敷設ふせつ物などがこちらに通じる。 「ガス[電気]が━」 「わが家にはまだ大容量回線がていない」 感情・感覚などの作用が生じる。 「痛みが去ると空腹感がた」 「喜びの後に悲しみが━」 「『〔肩をもんだときの痛みが〕ますか?』『結構ますねえ』」 《「…から━」の形で》 言語や文化が…に由来する。…から入ってくる。 「『クーデター』という語は仏語からた」 「儒教思想は中国からた」 あることが原因・契機となって、そのことが起こる。起因する。 「疲労から━病気」 「不注意から━事故」 は連体形「来る」、または「来ている」の形で使う。 《「…に━」「…まで━」などの形で》事態がある局面(特に、最終的な段階)に至る意を表す。 「あと五分というところへて邪魔が入った」 《「がたが━」の形で》〔俗〕使いすぎたり古くなったりして快適な働きがにぶる。ほころびる。がたが行く。 「体[愛車]にガタが━」 《擬態語+「と━」の形で》 動作・作用の及ぼす影響がじかにこちらに及ぶ。 「わさびが鼻につんと━」 「静電気がびりっと━」 「雨がほおにぽつりとた」 感情・感覚などの反応が起こる。 「第六感にぴんと━」 「心にぐっと━(=物事に深く感動する)」 「胸にじんと━」 「がっくりと━」 「かちんと━(=怒りの気持ちが起こる)」 《「しっくり━」「ぴったり━」などの形で》物事がこちらの気持ちにうまく適合する。 「その意見は僕にはしっくりないなあ」 「今の気分にこんなにぴったり━音楽はない」 《上に「こう・そう」「…で」「…と」などの副詞句を伴って》相手がある態勢をとってこちらに対処する意を表す。 「そう━ならこう受ける」 「そうなくちゃ面白くない」 「奴やっこさん、またしても『お願いします』と/でたな」 《「…と来たもんだ」の形で》〔俗〕その事態を満足すべきことや当たり前のこととして受け入れる意を表す。 「うれしいね、旅は道連れ酒は吟醸とたもんだ」 《「…と━と」「…ときては」「…ときたら」「…ときた日にゃ」などの形で》相手の話題を見計らってこちらに引き取るといった気持ちで、物事を題目としてとりたてる。 「音楽と━とやはりモーツァルトだね」 「今時の大人とたら全くしょうがないなあ」 「…ときたら」「…ときた日にゃ」には、多くあきれる気持ちなどがこもる。また、後者は俗語的な言い方。 補動 《実質的意味を半ばとどめた用法》 …した後で、(また)そこに来る意を表す。 「文句を言って━」 「ちょっと駅まで送って━」 「顔を洗って出直してこい そのようなしかたで来る意を表す。 「歩いて━」 「終点まで立ってた」 ある動作が、近づいてくる動作と並行して行われる意を表す。〜しながら来る。 「土産を持って━」 「ベビーカーを押して━」 話し手に近づく動作である意を表す。 「帰って━」 「波が寄せて━」 「向こうからやって━」 「嫌な仕事となると何でも押しつけて━」 複合化の度合いが強く、文語的な表現では「て」が現れず、「寄せ来る」「迫り来る」などとなることが多い。 《形式化した用法》時間的・心理的に近づく気持ちを伴いながら、過去(または、基準となる時点)から現在までの事態の展開を表す。 「少しずつ賛同者が増えて━」 「だんだんと事情がはっきりして━」 「日に増して元気が出て━」 →実質的意味が薄まった以降はかな書きも多い。はかな書きが多い。特に、は積極的にかなで書かれる。 (カ変) 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖到着‖とうちゃく 大分類‖会う‖あう 中分類‖訪れる‖おとずれる

来たか長ちょうさん待ってたほい🔗🔉

来たか長ちょうさん待ってたほい 待ちかねていた人や事態の到来を歓迎していう軽口。

来た、見た、勝った🔗🔉

来た、見た、勝った カエサルがポントスの王ファルイケスを討ったとき、元老院に書き送った手紙の全文。簡潔明瞭な手紙文の代表とされる。 ◇Veni, vidi, vici.から。

こ‐し‐かた【来し方】🔗🔉

こ‐し‐かた【来し方】 過ぎ去った時。また、通り過ぎてきた所。きしかた。 「━行く末(=過去と未来)」

らい【来】🔗🔉

らい【来】 (造) こちらに来る。 「━客・━賓」 「往━・再━・伝━」 次に来る。きたる。 「━学期・━シーズン」 「━期・━週・━春」 「将━」 ある時点から今まで。このかた。 「昨夜━」 「ここ数日━」 「━歴」 「以━・元━」

らい‐い【来意】🔗🔉

らい‐い【来意】 訪ねてきた理由。来訪の目的。 「━を告げる」

らい‐いん【来院】━ヰン🔗🔉

らい‐いん【来院】━ヰン 名・自サ変院と名のつく施設へ来ること。特に、病院へ来ること。 「検査のために━する」 「━患者」

らい‐えん【来援】━ヱン🔗🔉

らい‐えん【来援】━ヱン 名・他サ変来て助けること。助けに来ること。 「友軍が━する」 「━を求める」

らい‐えん【来演】🔗🔉

らい‐えん【来演】 名・自他サ変その場所に来て、音楽の演奏や劇の上演などを行うこと。 関連語 大分類‖芸能‖げいのう 中分類‖出演‖しゅつえん

らい‐おう【来往】━ワウ🔗🔉

らい‐おう【来往】━ワウ 名・自サ変行ったり来たりすること。往来。

らい‐が【来駕】🔗🔉

らい‐が【来駕】 名・自サ変来訪をいう尊敬語。 「御━を待つ」

らい‐かい【来会】━クヮイ🔗🔉

らい‐かい【来会】━クヮイ 名・自サ変会合などに集まって来ること。 「多くの人が━する」 「━者」

らいがい‐しゃ【来街者】🔗🔉

らいがい‐しゃ【来街者】 都市の特定の区域を訪れる人。ビジター。 「美術館の━」 「━数を把握して経済効果を計る」 「━調査」

らい‐かん【来観】━クヮン🔗🔉

らい‐かん【来観】━クヮン 名・他サ変見に来ること。来て、見ること。 「ご━の皆様にお礼申し上げます」

らい‐き【来期】🔗🔉

らい‐き【来期】 この次の時期。今の時期が済んだ次の期間。 「━の予算」

らい‐きゃく【来客】🔗🔉

らい‐きゃく【来客】 客が訪ねてくること。また、その客。 「今夜は━がある」 「━中」 関連語 大分類‖自己と他者‖じことたしゃ 中分類‖‖きゃく

らい‐げつ【来月】🔗🔉

らい‐げつ【来月】 今月の次の月。 ⇔先月 ◇副詞的にも使う。

らい‐こう【来航】━カウ🔗🔉

らい‐こう【来航】━カウ 名・自サ変船に乗って外国からやってくること。 「ペリーの━」

らい‐ごう【来迎】━ガウ🔗🔉

らい‐ごう【来迎】━ガウ 名・自サ変 浄土宗で、人が死ぬときに、阿弥陀如来あみだにょらいや菩ぼさつが極楽浄土から紫雲に乗って迎えに来ること。 御来迎ごらいごう

らい‐し【来旨】🔗🔉

らい‐し【来旨】 手紙などで、相手から言ってよこした趣旨。 来訪の趣旨。来意。

らい‐じ【来示】🔗🔉

らい‐じ【来示】 《多く「御━」の形で》書状に示された内容をいう尊敬語。 「御━の旨むね承知いたしました」

らい‐しゃ【来社】🔗🔉

らい‐しゃ【来社】 名・自サ変よその人が会社にやって来ること。 「広告主が━する」

らい‐しゃ【来車】🔗🔉

らい‐しゃ【来車】 車に乗ってやってくること。 来訪をいう尊敬語。 「御━かたじけなく存じます」

らい‐しゅう【来週】━シウ🔗🔉

らい‐しゅう【来週】━シウ 今週の次の週。 「━の予定をきく」 ⇔先週 ◇副詞的にも使う。

らい‐しゅう【来集】━シフ🔗🔉

らい‐しゅう【来集】━シフ 名・自サ変ある場所に集まってくること。 「多数の参加者が━する」

らい‐しゅう【来襲】━シフ🔗🔉

らい‐しゅう【来襲】━シフ 名・自サ変襲ってくること。襲来。

らい‐しょ【来書】🔗🔉

らい‐しょ【来書】 よそから送られてきた書状。来信。

らい‐じょう【来場】━ヂャウ🔗🔉

らい‐じょう【来場】━ヂャウ 名・自サ変その場所・会場に来ること。 「一万人が━した」 「御━の皆様」

らい‐しん【来信】🔗🔉

らい‐しん【来信】 手紙などが送られてくること。また、その送られてきたもの。

らい‐しん【来診】🔗🔉

らい‐しん【来診】 名・自サ変 医者が患者の家に来て診察すること。 「医者に━を頼む」 ◇患者の側からいう語。医者の側からは「往診おうしん」という。 患者が病院などに来て診察を受けること。 「週一回は━して下さい」 ◇病院・医者の側からいう語。

らい‐せ【来世】🔗🔉

らい‐せ【来世】 仏教で、三世さんぜの一つ。死後、生まれかわって住む世。後世ごせ。後生ごしょう。未来世。 ⇔現世げんせ前世ぜんせ 関連語 大分類‖時‖とき 中分類‖将来‖しょうらい

らい‐たく【来宅】🔗🔉

らい‐たく【来宅】 名・自サ変人が自分の家に訪ねてくること。 「友人が━する」

らい‐だん【来談】🔗🔉

らい‐だん【来談】 名・自サ変人が来て話をすること。 「━数時間に及ぶ」

らい‐ちょう【来朝】━テウ🔗🔉

らい‐ちょう【来朝】━テウ 名・自サ変〔古風な言い方で〕外国人が日本へ来ること。来日。

らい‐ちょう【来聴】━チャウ🔗🔉

らい‐ちょう【来聴】━チャウ 名・自他サ変講演・音楽などを聴きに来ること。 「御━歓迎」

らい‐てん【来店】🔗🔉

らい‐てん【来店】 名・自サ変人が店に来ること。 「またのご━をお待ち申し上げます」

らい‐でん【来電】🔗🔉

らい‐でん【来電】 電報が来ること。また、その電報。

らい‐とう【来島】━タウ🔗🔉

らい‐とう【来島】━タウ 名・自サ変よそからその島にやって来ること。 「観光客が━する」

らい‐にち【来日】🔗🔉

らい‐にち【来日】 名・自サ変外国人が日本へ来ること。 「調査団が━する」 「米大統領の━」 ⇔離日

らい‐ねん【来年】🔗🔉

らい‐ねん【来年】 今年ことしを基準として、次の年。 「━のことを言うと鬼が笑うよ」

らい‐はる【来春】🔗🔉

らい‐はる【来春】 来年の春。らいしゅん。 「━には卒業する」

らい‐ひん【来賓】🔗🔉

らい‐ひん【来賓】 式や会合に主催者から招かれて来た人。 「御━の皆様」 「━祝辞」 「━席」 関連語 大分類‖自己と他者‖じことたしゃ 中分類‖‖きゃく

らい‐ほう【来訪】━ハウ🔗🔉

らい‐ほう【来訪】━ハウ 名・自サ変人が訪ねてくること。 「友が拙宅に━する」 「━者」 ⇔往訪 関連語 大分類‖会う‖あう 中分類‖訪れる‖おとずれる

らい‐ほう【来報】🔗🔉

らい‐ほう【来報】 名・他サ変来て知らせること。また、その知らせ。 「━を待つ」

らい‐ゆう【来遊】━イウ🔗🔉

らい‐ゆう【来遊】━イウ 名・自サ変来て遊ぶこと。遊びに来ること。 「北海道に━する観光客」 関連語 大分類‖遊ぶ‖あそぶ 中分類‖遊ぶ‖あそぶ

らい‐りん【来臨】🔗🔉

らい‐りん【来臨】 名・自サ変来訪や出席をいう尊敬語。 「天上から神が━する」 「御━を賜る」

らい‐れき【来歴】🔗🔉

らい‐れき【来歴】 物事がこれまで経てきた道筋。由来。由緒ゆいしょ。 「故事━」 人の履歴。経歴。 「半生の━を記す」 関連語 大分類‖言葉‖ことば 中分類‖いわれ‖いわれ

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