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○提灯を持つちょうちんをもつ🔗🔉

○提灯を持つちょうちんをもつ 「提灯持ち」2をする。「上役の―」 ⇒ちょう‐ちん【提灯】 ちょう‐つがい蝶番テフツガヒ ①開き戸・蓋などに用いる金具。両片から成り、一片は枠に、他片は戸などにうちつけて開閉できるようにするもの。ちょうばん。「―が外れる」 ②物事をつなぎとめるもの。特に関節。「ひざの―」 ちょう‐つけ帳付けチヤウ‥ (チョウヅケとも) ①帳面に書きつけること。また、その役目。 ②買った品物を帳面につけさせておいて、支払いを節季などにすること。 ちょう‐づけ丁付チヤウ‥ 書籍の紙数すなわち丁、またはページ数の順を記入すること。ページ付け。 ちょう‐づめ腸詰チヤウ‥ (→)ソーセージに同じ。 ちょう‐づら帳面チヤウ‥ 帳面に記載した状態。ちょうめんづら。「―を合わせる」 ちょう‐てい長汀チヤウ‥ ながく続く波打ちぎわ。 ⇒ちょうてい‐きょくほ【長汀曲浦】 ちょう‐てい長弟チヤウ‥ 弟の中で年長のもの。自分のすぐ下の弟。 ちょう‐てい長堤チヤウ‥ ながく続くつつみ。 ちょう‐てい長程チヤウ‥ ながいみちのり。 ちょう‐てい重訂】 重ねて改訂すること。書籍などの再度の訂正。じゅうてい。 ちょう‐てい重聴】 (テイは漢音)耳がよく聞こえないために幾度も聞きかえすこと。 ちょう‐てい朝廷テウ‥ 君主が政治をとりおこなう所。 ちょう‐てい調丁テウ‥ 律令時代、調を負担すべき成年男子。 ちょう‐てい調定テウ‥ 調査して確定すること。 ちょう‐てい調停テウ‥ ①当事者双方の間に第三者が介入して争いをやめさせること。仲裁。 ②〔法〕裁判所その他の機関が中に立って、当事者の互譲により紛争を円満に和解させること。仲裁と異なり、解決案は当事者の承諾をまって効力を生ずる。→仲裁→斡旋あっせん⇒ちょうてい‐いいん【調停委員】 ちょうてい‐いいん調停委員テウ‥ヰヰン 各種の調停において調停委員会を組織して調停を行う委員。民事関係の調停では主任たる裁判官と二人以上の民間人が、労働関係の調停では労使双方の代表者と公益の代表者が委員となる。 ⇒ちょう‐てい【調停】 ちょうてい‐きょくほ長汀曲浦チヤウ‥ ながいみぎわと曲がった浦。海岸線がはるかに続いていること。 ⇒ちょう‐てい【長汀】 ちょう‐てき朝敵テウ‥ 朝廷にそむく賊。国賊。 ちょう‐てき糶糴テウ‥ ①売米うりよねと買米かいよね。 ②米の売買。 ⇒ちょうてき‐ばいばい【糶糴売買】 ちょうてき‐ばいばい糶糴売買テウ‥ ⇒せりばいばい ⇒ちょう‐てき【糶糴】 ちょう‐てつ澄澈・澄徹】 すんですきとおること。「―した冬の夜空」 ちょう‐てっこう超鉄鋼テウ‥カウ 高耐震性・高耐食性などの特徴をもつ次世代鉄鋼。 ちょう‐てん長点チヤウ‥ 連歌・俳諧などで、特にすぐれたものに加える点。「〽」印などで示す。 ちょう‐てん頂点チヤウ‥ ①〔数〕角をなす2直線の交わる点。多面体の三つ以上の面の交わる点。錐面の各母線が交わる点。 ②いただき。最上点。「山の―」 ③物事の最も盛んな状態。極限。絶頂。「国民の不満が―に達した」 ちょう‐てん朝典テウ‥ 朝廷の制度または儀式。国典。朝章。 ⇒ちょうてん‐がく【朝典楽】 ちょう‐でん弔電テウ‥ おくやみの電報。「―を打つ」 ちょうてん‐がく朝典楽テウ‥ (朝廷の典礼の音楽の意)平安時代に制度化され、宮廷の年中行事に演奏される音楽。 ⇒ちょう‐てん【朝典】 ちょうてん‐がん頂天眼チヤウ‥ 金魚の一品種。背びれがなく、眼球は突出するが、出目金と異なり上方を向いている。 ちょうてん‐けいめい朝天鶏鳴テウ‥ (謎語画題)秋の葵と鶏を描いた図、または暁天に雄鶏の鳴く図をいう。 ちょう‐でんす兆殿司テウ‥ 明兆みんちょうの異称。 ちょう‐でんどう超伝導テウ‥ダウ 絶対零度近くの極低温で、ある種の単体金属、多くの合金・金属間化合物で電気抵抗が消失する現象。1911年カマリング=オネスが水銀で発見。その後、超伝導状態では完全反磁性を示すことが判明。86〜87年液体窒素温度で超伝導を示す高温超伝導体がセラミックスで多数発見された。超電導。 ⇒ちょうでんどう‐じしゃく【超伝導磁石】 ちょうでんどう‐じしゃく超伝導磁石テウ‥ダウ‥ 超伝導現象を利用した電磁石。電力を消費せず、強力で小形のものをつくることができる。 ⇒ちょう‐でんどう【超伝導】 ちょう‐と刁斗テウ‥ 古代中国の軍隊で、昼は食物を煮、夜は打ち鳴らして警戒するのに用いた銅器。 ちょう‐と長途チヤウ‥ 長いみちのり。「―の旅」 ちょう‐と丁とチヤウ‥ (チョウドとも)〔副〕 ①激しく物に当たって音をたてるさま。また、強く打ったり切ったりするさま。保元物語「冑の鉢を―打つ」 ②きちんと。ちゃんと。天草本平家物語「殿上の小庭に―畏まつてゐた」 ③しっかりと。がっちりと。ぴしゃりと。平治物語(金刀比羅本)「大内には南西北をば―さし、東面の陽明・待賢・郁芳門をば開れたり」 ④目かどを立てて見つめるさま。はた。はったと。平家物語5「入道相国ちつとも騒がず、―睨まへておはしければ」 ちょう‐ど調度テウ‥ (ジョウドとも) ①てまわりの道具。日常使用する道具・家具など。源氏物語帚木「うるはしき人の―のかざりとする」 ②弓矢の称。枕草子278「陣に仕うまつり給へるままに―負ひて」 ⇒ちょうど‐がけ【調度懸】 ⇒ちょうど‐ひん【調度品】 ⇒ちょうど‐もち【調度持】 ちょう‐ど丁度チヤウ‥ 〔副〕 (擬音語チャウに助詞トの添った語か。→丁ちょう) ①時間・分量などの余分もなく不足もないさま。きっかり。ぴったり。浮世風呂「―三年になります」。「―間に合った」「―百人」 ②あたかも。さながら。まるで。まさしく。狂言、布施無経ふせないきょう「―貧僧の重ね斎どきと申すがこれでござる」。「―盆のような月だ」 ③たっぷり。なみなみと。狂言、悪太郎「とても飲むなら―お飲みやれ」 ちょう‐とう弔悼テウタウ 人の死をとむらいいたむこと。 ちょう‐とう長刀チヤウタウ ①ながい刀。大刀。 ②なぎなた。薙刀。 ちょう‐とう長頭チヤウ‥ 「頭形とうけい参照。 ちょう‐とう跳騰テウ‥ はねあがること。おどりあがること。 ちょう‐どう庁堂チヤウダウ ①大広間。表座敷。 ②役所。官庁。 ちょう‐どう重瞳】 一つの目に二つのひとみがあること。貴人の相にいう。 ちょう‐どう鳥道テウダウ わずかに鳥が通うような山中のけわしい細道。 ちょう‐どう朝堂テウダウ ①君主が政治を聴き、群臣を謁見する所。転じて、朝廷。 ②朝堂院の略。 ⇒ちょうどう‐いん【朝堂院】 ちょうどう‐いん朝堂院テウダウヰン 平城京・平安京の大内裏だいだいりの正庁。八省百官が政務を執行した所。天皇が臨御して視告朔こうさくの儀を行い、また、即位・大嘗会だいじょうえ・朝賀などの大儀を行なった。平安京では大内裏の南中央に位置し、朱雀すざく大路の正面に臨む。その正殿を大極殿といい、その後ろに小安殿があり、また十三堂・二十五門があった。八省院。中台。→大内裏(図) ⇒ちょう‐どう【朝堂】 ちょうどう‐けん聴導犬チヤウダウ‥ 聴覚障害者を介助するため特別に訓練された犬。電話・目覚し時計の音など、生活上の音を聞き分けて飼い主に知らせる。 ちょうとう‐こう釣藤鈎テウ‥ 漢方生薬の一つ。アカネ科トウカギカズラ・カギカズラの枝の鈎を乾燥したもの。鎮静・鎮痙ちんけい・鎮痛の効がある。 ちょうとう‐さん釣藤散テウ‥ 釣藤鈎こう・菊花・人参などから成る漢方方剤。高齢者の頭痛・めまい・認知障害などに効がある。 ちょう‐とうは超党派テウタウ‥ それぞれの党派の利害をこえて、関係者が一つの目的のために一致提携すること。「―外交」 ちょう‐どうりょう張道陵チヤウダウ‥ 張陵ちょうりょうの通称。 ちょうど‐がけ調度懸テウ‥ ①平安時代、朝廷で儀式の際、弓矢を持って供奉ぐぶした役。 ②武家時代、弓矢を持って従った役。調度持。宇治拾遺物語18「利仁が供には―・舎人・雑色ひとり」 ③江戸時代、弓矢を立てて飾りとした台。弓2張を左右に並べ、その中央に箙えびらを作りつけにして矢を立てておいたもの。 調度懸 ④侍烏帽子に掛けるひも。頂頭掛ちょうずかけ⇒ちょう‐ど【調度】 ちょう‐どきゅう超弩級テウ‥キフ 同類のものよりも、けた違いに大きいこと。 ⇒ちょうどきゅう‐かん【超弩級艦】 ちょうどきゅう‐かん超弩級艦テウ‥キフ‥ (superdreadnought)攻撃力・防御力などにおいて弩級艦に超越した戦艦。→ドレッドノート ⇒ちょう‐どきゅう【超弩級】 ちょうとく長徳チヤウ‥ 平安中期、一条天皇朝の年号。正暦6年2月22日(995年3月25日)改元、長徳5年1月13日(999年2月1日)長保に改元。 ちょうとく‐じ長徳寺チヤウ‥ (駿河国府中の片山にあった長徳寺の座敷の借賃が、日に金1歩の定めであったからいう。遊里語)金1歩の異称。男色大鑑「鼻紙入れより―四五つ蒔き散らして」 ちょう‐どころ町所チヤウ‥ ①自分の住んでいる町名および番地。 ②町年寄の詰めている事務所。会所。 ちょう‐とじ帳綴じチヤウトヂ ①帳面を綴じること。また、その人。 ②帳面をつづる錐きり。 ③(→)帳祭ちょうまつりに同じ。〈[季]新年〉 ちょう‐とっきゅう超特急テウトクキフ ①特別急行列車よりも速い列車。 ②とりわけ急ぐこと。大至急。 ちょうど‐ひん調度品テウ‥ 家に備えて日常用いる道具・器具の類。 ⇒ちょう‐ど【調度】 ちょうど‐もち調度持テウ‥ (→)調度懸2に同じ。 ⇒ちょう‐ど【調度】 ちょう‐とん朝暾テウ‥ (「暾」は、まるい太陽)あさひ。朝旭。朝陽。 ちょう‐トン長噸チヤウ‥ ロング‐トンに同じ。→トン1㋑ ちょう‐とんぼ蝶蜻蛉テフ‥ トンボ科の一種。小形で、体は弱々しく、体も翅も大部分黒色で、藍色の光沢がある。夏、田圃の上などを、チョウのようにひらひら飛ぶ。 チョウトンボ 提供:ネイチャー・プロダクション ちょうな手斧テウナ (テヲノがテウノと転じ、さらに訛ったもの)大工道具の一つ。平鑿ひらのみを大きくしたような身に、直角に柄をつけた鍬形の斧。斧で削った後を平らにするのに用いる。ちょんな。 手斧 手斧 提供:竹中大工道具館 ⇒ちょうな‐はじめ【手斧初め】 ⇒ちょうな‐め【手斧目】 ちょう‐ない町内チヤウ‥ その町のうち。 ⇒ちょうない‐かい【町内会】 ちょう‐ない帳内チヤウ‥ (チョウダイとも) ①とばりのうち。 ②帳面に記入した範囲。 ③律令制で、親王・内親王に与えられ、警衛・雑役に召し使われた従者。舎人とねりの一種。→資人しじん ちょうない‐かい町内会チヤウ‥クワイ 市街地の町内に組織する住民の自治組織。日中戦争下、地方行政の末端機構としてしだいに組織化され、大政翼賛会の下部組織となり、内部に隣組を編成した。1947年法制上は廃止された。町会。 ⇒ちょう‐ない【町内】 ちょうない‐さいきん腸内細菌チヤウ‥ ヒトおよび動物の腸内に常在する細菌。その構成は動物の種類・個体・年齢・食習慣、腸管の部位などにより異なるが、ヒト成人ではバクテロイデス科、ユウバクテリウム属、ペプトコッカス属、クロストリディウム属など嫌気性菌のほか、腸内細菌科、連鎖球菌属、ビフィズス菌属など、菌種は百種を超える。消化吸収の補助、ビタミン類の産生、外来菌侵入の防御などに役立つ一方、腐敗物質・毒性物質など有害物質を産生することがある。健康時には均衡状態であるが種々の条件で変動し、抗生物質投与時には菌交代症が起こる。 ちょうな‐はじめ手斧初めテウナ‥ ①新年に大工が初めて仕事をする日の儀式。 ②大工が家の建築にとりかかった初めの日に行う儀式。こづくりはじめ。おのはじめ。幸田露伴、五重塔「―の大礼には…七神祭りて」 手斧初め 撮影:関戸 勇 ⇒ちょうな【手斧】 ちょう‐なみ町並チヤウ‥ ①各町ごと。町。 ②町の並びぐあい。町家の並びよう。まちなみ。 ③町内のつきあい。町義。仮名草子、為愚痴物語「又家持てば公儀の軍役、―の礼儀、火事の修理しゅりの苦あり」 ちょうな‐め手斧目テウナ‥ 手斧で削ったあと。 ⇒ちょうな【手斧】 ちょう‐なん長男チヤウ‥ 最初に生まれた男の子。長子。 ちょう‐にく鳥肉テウ‥ とりのにく。かしわ。 ちょう‐にゅうよう町入用チヤウニフ‥ 江戸時代、都市の民衆共同体である町ちょうが運営上必要とした経費。町抱え人の人件費や共同体施設の保全費用など。ちょういりよう。 ちょう‐にん町人チヤウ‥ ①町方に住む人。町民。 ②近世の社会階層の一つ。都市に住む商人・職人の身分の者。武士や農民と区別する。「江戸の―」 ⇒ちょうにん‐うけおい‐しんでん【町人請負新田】 ⇒ちょうにん‐かがみ【町人鑑】 ⇒ちょうにん‐ごしらえ【町人拵え】 ⇒ちょうにん‐さばき【町人捌き】 ⇒ちょうにん‐もの【町人物】 ちょう‐にん重任】 任期が終わって後、さらにつづけてその官職に任ぜられること。特に平安中期以降では、国司が財物を納めてさらに一任期を継続する売官の一種をいう。→じゅうにん ちょう‐にん停任チヤウ‥ 過失などによって国司の任を一時やめさせられること。ていにん。 ちょう‐にん寵人】 (チョウジンとも)寵愛される人。 ちょう‐にん寵任】 寵愛して任用すること。 ちょうにん‐うけおい‐しんでん町人請負新田チヤウ‥オヒ‥ 江戸時代、町人が出資して開発を請け負った新田。はじめは新田を売って資金を回収するにとどまったが、のち新田の地主となって新田農民から小作料を取るようになり、豪商の営利事業の一つとなった。 ⇒ちょう‐にん【町人】 ちょうにん‐かがみ町人鑑チヤウ‥ 町人の模範。西鶴織留2「町人の中の―」 ⇒ちょう‐にん【町人】 ちょうにんこうけんろく町人考見録チヤウ‥カウ‥ 家訓。三井家3代目高房が父高平(宗竺)の「宗竺遺書」の趣旨を子孫に理解させるため、父から聞いた京都町人の盛衰を記したもの。3巻。1728年(享保13)成る。 →文献資料[町人考見録] ちょうにん‐ごしらえ町人拵えチヤウ‥ゴシラヘ ①町人の身なりをすること。 ②町人ごのみの刀のつくり。好色一代男7「―七所の大脇差」 ⇒ちょう‐にん【町人】 ちょうにん‐さばき町人捌きチヤウ‥ 中世末から近世初頭にかけて、町人の自治的機関によって紛争を裁判したこと。 ⇒ちょう‐にん【町人】 ちょうにん‐もの町人物チヤウ‥ 浮世草子のなかで、特に町人の経済生活を主題とした作品。「日本永代蔵」「世間胸算用」の類。 ⇒ちょう‐にん【町人】 ちょう‐ネクタイ蝶ネクタイテフ‥ 蝶結びにしてつけるネクタイ。ボー‐タイ。 ちょう‐ねん長年チヤウ‥ ①ながい年月。ながねん。 ②ながいき。長寿。長命。 ③少壮の年。成年。 ④(→)重年ちょうねん2に同じ。浮世風呂2「只今までとうとう―致しましたが」 ⇒ちょうねん‐せつどう【長年摂動】 ⇒ちょうねん‐へんか【長年変化】 ちょう‐ねん重年】 ①年齢を重ねること。 ②奉公人などが年限を重ねること。長年。 ちょうねん奝然テウ‥ 平安中期、東大寺の学僧。京都の人。983年(永観1)入宋。太宗から紫衣と法済大師の号を下賜され、五台山などを巡拝。帰国後、嵯峨に清涼寺を建て、三国伝来の釈迦像などを将来して安置した。(938〜1016) ちょう‐ねん超年テウ‥ 年を越すこと。越年。 ちょうねん‐せつどう長年摂動チヤウ‥ 惑星や衛星の軌道の位置および形状が毎年ごくわずかずつ一方むきに変化してゆく現象。長差。 ⇒ちょう‐ねん【長年】 ちょう‐ねんてん腸捻転チヤウ‥ 腸管がねじれて、閉塞を起こす疾患。腸管の動きやすいこと、腸間膜の過長、急激な外部からの衝動などを誘因とし、主として大腸のS字状部、次に小腸に多く起こる。突然の激烈な腹痛、腹部の膨満からやがて嘔吐・吐糞などを催し、死に至ることがある。腸軸捻症。 ちょうねん‐へんか長年変化チヤウ‥クワ (→)永年変化に同じ。 ⇒ちょう‐ねん【長年】 ちょう‐ねんまく腸粘膜チヤウ‥ 腸壁を形成している粘膜。内部に腺細胞が多く、小腸の粘膜には多数の絨毛じゅうもうがある。 ちょうの手斧テウノ (テヲノの転) ⇒ちょうな ちょう‐のう聴納チヤウナフ ききいれること。 ちょう‐のうりょく超能力テウ‥ 人間の力ではできないようなことをする特別な力。 ちょうのすけ‐そう長之助草チヤウ‥サウ (名は、発見者、須川長之助に因む)バラ科の小低木。北半球の高山および寒帯に広く分布。岩石地に群落をなして自生。高さ3〜6センチメートル。葉は楕円形で革質、鋸歯がある。7〜8月頃花柄を出し、白色または帯黄色8弁の花を開く。果実となっても花柱が残って長く伸び、総状になる。日本の高山にも多い。ミヤマグルマ。 ちょうのすけそう ちょう‐の‐せん庁宣チヤウ‥ ⇒ちょうせん ちょう‐の‐や庁屋チヤウ‥ ①神社で神職が神事を議し、事務を執る所。 ②検非違使庁の事務を取り扱う所。 ちょう‐は長波チヤウ‥ ①波長1キロメートル以上の電波。船舶無線などに用いる。略号LF →電磁波(図)。 ②〔気〕地球をとりまく大気の波動のうち、波数が4〜7のもの。 ③(→)浅水波に同じ。 ちょう‐ば町場・丁場・帳場チヤウ‥ ①ある宿駅と次の宿駅との距離。ある区間の距離。また、ある事をなすのにかかる時間。「長なが―」 ②夫役ぶやくに当たって運送・道普請などをすべき受持ちの区域。一般に、仕事の受持区域。 ③馬子まご・駕籠舁かごかきなどの溜り場。 ちょう‐ば帳場チヤウ‥ 商店・宿屋・料理屋などで、帳付けまたは勘定などをする所。勘定場。会計場。 ⇒ちょうば‐ごうし【帳場格子】 ちょう‐ば跳馬テウ‥ 体操競技の一つ。助走して高さ1.35メートル(女子は1.25メートル)の革製の「馬」を跳び越え、回転などの演技を競う。男子は縦に女子は横に使う。 ちょう‐ば嘲罵テウ‥ あざけりののしること。 ちょう‐ば調馬テウ‥ ①馬を乗りならすこと。 ②馬を徴発すること。徴馬。 ⇒ちょうば‐し【調馬師】 ちょう‐はい停廃チヤウ‥ やめること。行われないこと。ていはい。 ちょう‐はい朝拝テウ‥ 元日に百官が参内して天皇に年賀の辞を申し上げる儀式。大極殿で唐風により行われた。平安中期に廃絶。朝賀。みかどおがみ。清涼殿で和風により行う略式の儀を小朝拝こちょうはいという。 ちょう‐ばい糶売テウ‥ ①米を売ること。うりよね。 ②せりうりすること。糶糴売買ちょうてきばいばいちょうばい‐か鳥媒花テウ‥クワ 鳥類によって花粉が柱頭に運ばれ受粉する花。日本ではメジロやハチドリによるものが知られる。→虫媒花→風媒花→水媒花 ちょう‐ばく帳幕チヤウ‥ とばりとまく。また、それをはりめぐらした所。帳幄ちょうあくちょうはく‐さん長白山チヤウ‥ (Changbai Shan)中国東北部と朝鮮との境にそびえる火山。松花江・豆満江と鴨緑江との中間にある長白山脈の主峰。山頂のカルデラ湖を天池という。標高2744メートル。朝鮮では白頭山ペクトサンと呼ぶ。 ちょう‐ばこ帳箱チヤウ‥ 帳場にあって、帳面などを入れておく、机代りになる大きさの箱。 ちょうば‐ごうし帳場格子チヤウ‥ガウ‥ 商店で、帳場のかこいに立てる2枚折りまたは3枚折りの低い格子。結界けっかい。 帳場格子 ⇒ちょう‐ば【帳場】 ちょうば‐し調馬師テウ‥ ①馬を乗りならす人。 ②もと宮内省主馬寮に属した高等官。乗馬の調習をつかさどるもの。 ⇒ちょう‐ば【調馬】 ちょう‐はじめ庁始チヤウ‥ ①新年または検非違使別当新任の時、検非違使庁で行う執務開始の式。 ②院庁いんのちょうで行う執務開始の式。 ちょう‐はずれ帳外れチヤウハヅレ ①江戸時代初期、現実の耕作者でありながら検地帳に名請なうけ人として登録されない従属農民。 ②⇒ちょうがい ちょう‐はつ長髪チヤウ‥ 長くのばした髪。 ⇒ちょうはつ‐ぞく【長髪賊】 ちょう‐はつ挑発・挑撥テウ‥ 相手を刺激して事件などが起こるようにしかけること。そそのかすこと。また、色情をそそり立てること。「敵を―する」「―に乗る」 ⇒ちょうはつ‐てき【挑発的】 ちょう‐はつ徴発】 ①呼び出すこと。兵士などを強制的に召し出すこと。 ②他人から物を強制的に取り立てること。「軍需物資を人民から―する」 ちょう‐はつ調髪テウ‥ 髪を結ったり刈ったりしてととのえること。理髪。「―師」 ちょう‐はつ髫髪テウ‥ 幼児のたれがみ。また、幼児。うない。 ちょう‐ばつ懲罰】 ①将来を戒めるために、罰を課すること。 ②官公吏などの不正または不当な行為に対して制裁を加えること。「―動議」 ⇒ちょうばつ‐いいんかい【懲罰委員会】 ちょうばつ‐いいんかい懲罰委員会‥ヰヰンクワイ 国会の常任委員会の一つ。国会の自律権に基づき、議員の懲罰に関する事項を審査する委員会。 ⇒ちょう‐ばつ【懲罰】 ちょうはつ‐ぞく長髪賊チヤウ‥ (辮髪べんぱつを解いて長髪としたからいう)太平天国を清朝側が呼んだ称。髪匪。 ⇒ちょう‐はつ【長髪】 ちょうはつ‐てき挑発的テウ‥ いかにも相手を挑発するさまであること。特に、相手の色情をそそり立てるさま。「国境での―な軍事演習」「―な服装」 ⇒ちょう‐はつ【挑発・挑撥】 ちょうはな‐がた蝶花形テフ‥ 祝宴の際に、銚子などにつけて装飾にする蝶の形に折った紙。蝶は酒の毒を消すという言い伝えに基づく。 蝶花形 ちょう‐ばみ重食み】 双六すごろくで、二つの采を振って同じ目が揃って出ること。調半。重目ちょうめちょう‐はん丁半チヤウ‥ (正しくは「重半」か) ①双六すごろくの采の目の偶数(丁)と奇数(半)。 ②采を振ってその丁か半かをあてて勝負を決する賭博。 ちょう‐はん重犯⇒じゅうはん ちょう‐ばん蝶番テフ‥ ⇒ちょうつがい ちょうはん‐ずきん長範頭巾チヤウ‥ヅ‥ (能装束の熊坂長範所用の頭巾から)目の所だけ残して他はまったく覆われるようにつくった錏しころ付きの丸頭巾。江戸中期、享保・元文の頃流行。熊坂頭巾。 ちょうばん‐るい鳥盤類テウ‥ (ornithischians)恐竜を構成する2群のうちの一つ。分類上は鳥盤目を構成し、鳥脚類・剣竜・鎧よろい竜・堅頭竜・角つの竜を含む。骨盤の形が鳥類に似るのでこの名がある。すべて植物食性。→竜盤類 ちょう‐ひ張飛チヤウ‥ 三国の蜀漢の武将。字は益徳また翼徳。河北涿県の人。関羽とともに劉備をたすけて魏・呉と戦い、累進して西郷侯に封ぜられたが、呉討伐の途、部下に暗殺された。桓侯と諡おくりな。( 〜221) ちょう‐び丁日チヤウ‥ 丁の数にあたる日。偶数日。2・4・6・8の日など。ちょうのひ。↔半日はんび ちょう‐び長尾チヤウ‥ 尾の長いこと。長い尾。 ⇒ちょうび‐けい【長尾鶏】 ⇒ちょうび‐るい【長尾類】 ちょう‐び掉尾テウ‥ ①尾をふるうこと。 ②物事や文章の終りに至って勢いのふるい立つこと。転じて、最後。とうび。「―の勇を奮う」「―を飾る」 ちょうび‐けい長尾鶏チヤウ‥ 鶏の一品種。日本固有の珍種。雄の尾羽の一部は抜けかわらずに長く伸び、8メートルを超すものがある。止箱とめばこという箱に入れて飼育し、尾羽の切れるのを防ぐ。高知県産。特別天然記念物。ナガオドリ。オナガドリ。サザナミ。 ちょうびけい 長尾鶏 撮影:小宮輝之 長尾鶏 提供:NHK ⇒ちょう‐び【長尾】 ちょう‐ひも‐りろん超紐理論テウ‥ 〔理〕(superstring theory)素粒子の相互作用、クオークなどの基本粒子、時間・空間を統一的に記述できると期待されている理論。この理論では基本粒子を点ではなく1次元的に広がった紐(弦)と考える。超弦理論。 ちょう‐びゃく丁百チヤウ‥ (「調百」とも書く)江戸時代、銭96文を100文と扱った習わしに対して、銭100文を額面通りに100文の価値に用いたこと。 ⇒ちょうびゃく‐せん【丁百銭】 ちょう‐びゃく調百テウ‥ (→)丁百ちょうびゃくに同じ。 ちょうびゃく‐せん丁百銭チヤウ‥ 丁百の銭。丁銭。調百銭。↔九六銭くろくぜに ⇒ちょう‐びゃく【丁百】 ちょう‐ひょう帳票チヤウヘウ 帳簿や伝票の総称。 ちょう‐ひょう徴表‥ヘウ 〔哲〕(mark イギリス・Merkmal ドイツ)ある事物を他の事物から区別するしるしになる特定の性質。例えば、金属は電気や熱の良導体であるという性質によって木材から区別される。一定事物の徴表の総体はその事物の概念の内包となる。 ちょう‐ひょう徴憑】 ①証明する材料。しるし。あかし。徴証。 ②〔法〕事実を証明すべき材料たる間接の事実。犯行の有無という要証事実に対しては例えば現場不在(アリバイ)。これを証明する証拠が間接証拠。 ちょう‐びょう長病チヤウビヤウ 久しくなおらない病気。ながわずらい。 ちょう‐びりょう‐ぶんせき超微量分析テウ‥リヤウ‥ マイクログラム程度またはそれ以下の微量な試料について行う化学分析。 ちょうび‐るい長尾類チヤウ‥ 甲殻綱エビ目(十脚類)の一群の総称。いわゆるエビの類。かつてはクルマエビ・オトヒメエビ・コエビ・ザリガニ・イセエビなどを含む1亜目とされたが、これらを一群にまとめる系統的な類縁性がなく、現在では便宜的なまとめ方とされる。 ⇒ちょう‐び【長尾】 ちょうび‐るい長鼻類チヤウ‥ 哺乳綱の一目。ゾウ目。体は大きくて、皮膚は厚く、鼻と上唇とは非常に発達して吻ふんとなる。上顎(化石種では下顎のものもある)の門歯は牙となる。カイギュウ類と近縁。化石種はきわめて多く、分布も広かった。マストドン・マンモス、現存のゾウなど。 ちょう‐ふ貼付テフ‥ はりつけること。てんぷ。 ちょう‐ふ調布テウ‥ ①調ちょうとして官に納める手織りの布。つきのぬの。つきぬの。 ②転じて、粗末な衣服。今昔物語集15「身には―の帷かたびら、濯ぎけむ世も知らず朽ちたるを」 ③焼皮で求肥ぎゅうひを巻いた生菓子。 ちょうふ調布テウ‥ 東京都西郊の市。市域は武蔵野台地と多摩川の沖積地に分けられる。古くは甲州街道の宿駅。東京の衛星都市。深大寺・神代植物公園などがある。人口21万6千。 ちょう‐ふ調賦テウ‥ みつぎもの。ねんぐ。 ちょう‐ぶ町歩チヤウ‥ 田畑や山林の面積を計算するのに町ちようを単位としていう語。 ちょう‐ぶ跳舞テウ‥ はねまうこと。おどりまうこと。 ちょう‐ふく重複】 同じ物事が幾度も重なること。かさなりあうこと。じゅうふく。「話が―する」「―を避ける」 ⇒ちょうふく‐いでんし【重複遺伝子】 ⇒ちょうふく‐くみあわせ【重複組合せ】 ⇒ちょうふく‐じゅせい【重複受精】 ⇒ちょうふく‐じゅんれつ【重複順列】 ちょう‐ふく朝服テウ‥ 皇族以下文武の官が朝廷に出仕する時に着用する正服。朝衣。宇津保物語初秋「―の袖に包みて」 ちょう‐ぶく調伏テウ‥ ①〔仏〕(ジョウブクとも) ㋐心身を制御して煩悩や悪行にうちかつこと。今昔物語集3「婢、十善を聞きて心に―しぬ」 ㋑密教の四種法の一つで、五大明王などを本尊として法を修し、怨敵おんてき・魔障を降伏ごうぶくすること。調伏法。降伏法。今昔物語集14「其の人を請じて、―の法を行はしむ」 ②人をのろい殺すこと。呪詛じゅそ。太平記12「守敏尚腹を立てて、さらば弘法大師を―し奉らんと」 ⇒ちょうぶく‐ろ【調伏炉】 ちょうふく‐いでんし重複遺伝子‥ヰ‥ 一つのゲノム内に同じものが2個以上存在する遺伝子。同一染色体上で隣接して存在することも、あるいは他の染色体に分かれて存在することもある。多くの遺伝子で重複(ときには多数のくり返し重複)が認められ、重複した遺伝子のおのおのが独立に変異した結果、新しい機能を持つ遺伝子を出現させる。 ⇒ちょう‐ふく【重複】 ちょうふく‐くみあわせ重複組合せ‥アハセ 異なる個のものから、同じものを何回もとることを許して個とり出す組合せ。Hと書く。nr−1個から個とる組合せの数に等しい。斉次積。 ⇒ちょう‐ふく【重複】 ちょうふく‐じゅせい重複受精】 被子植物に特有の受精形式。雌しべの柱頭についた花粉から伸びた花粉管が胚嚢に到達すると、2個の雄核がそれぞれ卵核および極核と合体する現象。これによって前者から胚が、後者からは胚乳が形成される。 ⇒ちょう‐ふく【重複】 ちょうふく‐じゅんれつ重複順列】 異なる個のものから、同じものを何回もとることを許して個とって並べる順列。Πと書き、nで与えられる。 ⇒ちょう‐ふく【重複】 ちょうぶく‐ろ調伏炉テウ‥ 〔仏〕調伏護摩を修するのに用いる火炉。三角形で、赤または青・黒色に塗る。 ⇒ちょう‐ぶく【調伏】 ちょう‐ぶそうし長奉送使チヤウ‥ 斎宮が伊勢神宮に赴任するとき奉送した勅使。大納言・中納言・参議などが任ぜられた。監送使・長送使ともいう。 ちょう‐ぶつ長物チヤウ‥ ①長さの長いもの。 ②長すぎて用をなさないもの。必要以外のもの。むだなもの。「無用の―」 ちょうぶつ‐おっそ超仏越祖テウ‥ヲツ‥ 禅宗などで、仏・祖の教えにとらわれず、自己本来の面目を発揮すること。 ちょう‐ふへん‐こう超不変鋼テウ‥カウ 線膨張率がインバーの10分の1程度の合金。ニッケル30〜32パーセント、コバルト5パーセントおよび微量のマンガンを含む鋼。超インバー。 ちょう‐ぶん弔文テウ‥ とむらいの心を述べた文。 ちょう‐ぶん長文チヤウ‥ 編章の長い文。字数の多い文。「―の手記を寄せる」 ちょう‐ぶん重文⇒じゅうぶん ちょう‐ぶん彫文テウ‥ ほりきざんだ模様。 ちょう‐ぶんかん張文環チヤウ‥クワン (Zhang Wenhuan)台湾の日本語作家。農村の伝統風俗などをテーマに創作、日本の植民地統治を批判した。作「山茶花」。(1909〜1978) ちょうぶんさい‐えいし鳥文斎栄之テウ‥ 江戸後期の浮世絵師。細田派の租。本名、細田時富。鳥文斎は号。もと500石の旗本。狩野栄川院典信に学び、鳥居清長らの影響をうけて独自の画風をつくり、町絵師となった。気品のある優雅な美人画をよくし、版画にも肉筆画にも優れる。(1756〜1829) ちょう‐ぶんし超分子テウ‥ 異なった分子が静電・電荷移動・疎水などの比較的弱い相互作用によって形成する複合体で、個々の分子にはない新たな特徴をもつもの。 ちょう‐ぶんせい張文成チヤウ‥ 唐の文人。名は鷟さく、文成は字。則天武后の頃に活躍、官は司門員外郎に至る。著「遊仙窟」「朝野僉載」など。(660頃〜740頃) ちょうふん‐せき鳥糞石テウ‥ (→)グアノに同じ。 ちょう‐へい凋弊テウ‥ しぼみやぶれること。おとろえつかれること。疲弊。 ちょう‐へい朝聘テウ‥ 諸侯が朝見して天子に物を献ずること。 ちょう‐へい徴兵】 人民を徴集して兵士とすること。国家が国民に兵役義務を課し、強制的に徴集して兵役に服させること。強制兵役。 ⇒ちょうへい‐きひ【徴兵忌避】 ⇒ちょうへい‐けんさ【徴兵検査】 ⇒ちょうへい‐せい【徴兵制】 ⇒ちょうへい‐てきれい【徴兵適齢】 ⇒ちょうへい‐ゆうよ【徴兵猶予】 ⇒ちょうへい‐れい【徴兵令】 ちょう‐へい徴聘】 礼を厚くして招くこと。招聘。 ちょう‐へい寵嬖】 気に入って愛すること。また、気に入られた人。きにいり。 ちょうへい‐きひ徴兵忌避】 徴兵適齢者が、徴兵を免れるために、身体を毀傷し、疾病を作為し、逃亡し潜匿するなどのこと。 ⇒ちょう‐へい【徴兵】 ちょうへい‐けんさ徴兵検査】 徴兵適齢の壮丁に対して、兵役の適否を身体・身上にわたって検査すること。夏目漱石、それから「其子が―で急に国へ帰らなければならなくなつたが」 ⇒ちょう‐へい【徴兵】 ちょうへい‐せい徴兵制】 国民に兵役の義務を強制的に負わせる制度。軍隊を平時において常設し、これに要する兵を毎年徴集し一定期間訓練して新旧交代させ、戦時編制の要員として備える。 →資料:徴兵告諭 ⇒ちょう‐へい【徴兵】 ちょう‐へいそく腸閉塞チヤウ‥ 腸管の一部がふさがる疾患。腸管外部からの圧迫、腸捻転ねんてん・腸嵌頓かんとんなどによる。腹部疝痛せんつう・便通閉止・吐き気・腸異常運動などを来し、吐糞症を起こす。腸不通症。 ちょうへい‐てきれい徴兵適齢】 徴兵検査を受けるべき年齢。旧兵役法では、戸籍法の適用を受ける者で満20歳に達する男子を徴兵適齢者とした。 ⇒ちょう‐へい【徴兵】 ちょうへい‐ゆうよ徴兵猶予‥イウ‥ 徴兵の時期を延ばすこと。旧兵役法では、学校在学中の者や国外にある者などに対して適用。→学徒出陣⇒ちょう‐へい【徴兵】 ちょうへい‐れい徴兵令】 徴兵制を施行するため、1873年(明治6)に公布された法令。初期には様々な兵役免除規定があったが、89年の大改正で国民皆兵の原則が確立。1927年(昭和2)には、かわって兵役法が制定された。 ⇒ちょう‐へい【徴兵】 ちょう‐へき長壁チヤウ‥ 長くつづいた城壁。 ⇒ちょうへきしき‐さいたん【長壁式採炭】 ちょう‐へき重辟】 重い罪科。重罪。じゅうへき。 ちょう‐へき腸壁チヤウ‥ 腸の内壁。消化・吸収に関与。 ちょう‐へき徴辟】 (「辟」も召す意)微賤の身分から身を起こし、朝廷または政府に召されて官職を授けられること。 ちょうへきしき‐さいたん長壁式採炭チヤウ‥ 一つの切羽きりはから大量出炭するために、切羽の長さを長くして採炭を行う方式。前進式と後退式とがある。長壁法。 ⇒ちょう‐へき【長壁】 ちょう‐へん長編・長篇チヤウ‥ ①編章の長い詩歌・文章または小説。 ②長編小説の略。 ⇒ちょうへん‐しょうせつ【長編小説】 ちょう‐べん張勉チヤウ‥ ⇒チャン=ミョン ちょう‐べん調弁テウ‥ ①ととのえとりはからうこと。しらべて処置すること。 ②軍隊で、出征人馬の糧食を現地において調達すること。 ちょうへん‐しょうせつ長編小説チヤウ‥セウ‥ 取材する世界が広範にわたり、構想も複雑で登場人物も多数に及び、量においても長い小説。 ⇒ちょう‐へん【長編・長篇】 ちょう‐ぼ帳簿チヤウ‥ 事務上の必要事項を記入するための帳面。「―をつける」「会計―」 ⇒ちょうぼ‐えつらんけん【帳簿閲覧権】 ⇒ちょうぼ‐かた【帳簿方】 ⇒ちょうぼ‐そしき【帳簿組織】 ちょう‐ぼ朝暮テウ‥ ①あさゆう。あけくれ。 ②転じて、あさから夕方まで。一日中。 ちょう‐ぼ徴募】 召しつのること。徴集。「志願兵を―する」 ちょう‐ぼいん長母音チヤウ‥ 長く伸ばして発音される母音。短母音よりさらに1拍分持続する母音。ながぼいん。↔短母音 ちょう‐ほう弔砲テウハウ 弔意を表するために打つ礼砲。 ちょうほう長保チヤウ‥ 平安中期、一条天皇朝の年号。長徳5年1月13日(999年2月1日)改元、長保6年7月20日(1004年8月8日)寛弘に改元。 ちょう‐ほう重宝】 ①貴重な宝物。大切なたから。じゅうほう。 ②珍重すること。大切に取り扱うこと。狂言、粟田口「粟田口を何とて―するぞ」 ③使って便利なこと。便利だと感じてよく使うこと。調法。「―な道具」「皆に―がられる」 ちょう‐ほう調法テウハフ ①しらべ考えること。 ②準備すること。ととのえること。特に、食事の用意をすること。三人法師「朝夕―尽きて、煙をも立てず」 ③使って便利なこと。重宝。 ちょう‐ほう調法テウホフ (チョウボウとも)調伏ちょうぶくの呪法。謡曲、鉄輪「某それがしが―には叶ひ難く候」 ちょう‐ほう諜報テフ‥ 相手の情勢などをひそかにさぐって知らせること。また、その知らせ。「―機関」「―員」 ちょう‐ぼう眺望テウバウ 遠く見渡すこ

広辞苑 ページ 12890