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き【生】🔗🔉

】 まじりけのないこと。人工を加えていないこと。純粋なこと。「ウィスキーを―で飲む」「―娘」「―糸」

き【君】🔗🔉

】 ①「きみ」の略。枕草子108「わが―こそ、もの聞えん」 ②平安時代、接尾語的に童女などの名に付ける語。源氏物語若紫「雀の子をいぬ―が逃がしつる」

き【杵】🔗🔉

】 きね。出雲風土記「―築きたまひき」

き【柵・城】🔗🔉

柵・城】 敵を防ぐための構築物。垣や堀など。城塞。垂仁紀「稲を積みて―を作る」。播磨風土記「―を掘りし処は」

き【酒】🔗🔉

】 さけの古称。続日本紀26「黒くろ―白しろ―」。「み―」

き【黄】🔗🔉

】 色の名。菜の花の色やイチョウの葉の黄葉した色など。三原色の一つ。きいろ。「夕づく日入りてしまらく―なる空のいろ」(赤彦) Munsell color system: 5Y8/14 ⇒黄なる泉 ⇒黄なる涙 ⇒黄なる物

き【棺】🔗🔉

】 死体をおさめる木造の箱。ひつぎ。孝徳紀「―は以て骨を朽くたすに足るばかり」

き【着】🔗🔉

】 着ること。また、着るもの。神楽歌、宮人「―のよろしもよ」

き【葱】🔗🔉

】 ネギの古称。〈[季]冬〉。仁賢紀「秋―」

き【己】🔗🔉

】 (呉音はコ)十干じっかんの第6。つちのと。

き【危】🔗🔉

】 〔天〕二十八宿の一つ。危宿。うみやめぼし。

き【気】🔗🔉

】 ➊天地間を満たし、宇宙を構成する基本と考えられるもの。また、その動き。 ①風雨・寒暑などの自然現象。 ②15日または16日間を1期とする呼び方。三分して、その一つを候と呼ぶ。→二十四節気。 ③万物が生ずる根元。「天地正大の―」 ➋生命の原動力となる勢い。活力の源。太平記8「皆―を挙げける上」。「牡丹切つて―の衰ひし夕かな」(蕪村)。「大いに―を吐く」 ➌心の動き・状態・働きを包括的に表す語。ただし、この語が用いられる個々の文脈において、心のどの面に重点を置くかは様々である。 ①(全般的に見て)精神。「―を静める」「―がめいる」「―が狂う」 ②事に触れて働く心の端々。「―が散る」「―が多い」 ③持ち続ける精神の傾向。人がら。「―が短い」「―がいい」 ④ある事をしようとする心の動き。つもり。「どうする―だ」「―が知れない」「まるで―がない」 ⑤ある事をしようとして、それに引かれる心。関心。「―をそそる」「―を入れる」「あの女に―がある」 ⑥根気。「―が尽きた」 ⑦あれこれと考える心。「―を揉む」「―に病む」「―を回す」「―が置けない」 ⑧感情。気分。「―まずい」「―を悪くする」 ➍はっきりとは見えなくても、その場を包み、その場に漂うと感ぜられるもの。 ①空気。大気。「海の―を吸う」 ②水蒸気などのように空中にたつもの。け。 ③あたりにみなぎる感じ。「殺伐の―」 ④呼吸。いきづかい。「―が詰まるような部屋」 ➎その物本来の性質を形作るような要素。特有の香や味。け。「―の抜けたビール」 →け(気) ⇒気が合う ⇒気が改まる ⇒気がある ⇒気が多い ⇒気が大きい ⇒気が置けない ⇒気が重い ⇒気が軽い ⇒気が利く ⇒気が気でない ⇒気が差す ⇒気が知れない ⇒気が進まない ⇒気が済む ⇒気が急く ⇒気がそがれる ⇒気が立つ ⇒気が小さい ⇒気が散る ⇒気がつきる ⇒気が付く ⇒気が詰まる ⇒気が強い ⇒気が遠くなる ⇒気が通る ⇒気が咎める ⇒気が取り上す ⇒気が無い ⇒気が長い ⇒気が抜ける ⇒気が乗る ⇒気が早い ⇒気が張る ⇒気が晴れる ⇒気が引ける ⇒気が触れる ⇒気が減る ⇒気が紛れる ⇒気が回る ⇒気が短い ⇒気が向く ⇒気が滅入る ⇒気が揉める ⇒気が休まる ⇒気が若い ⇒気で気を病む ⇒気に入る ⇒気に掛かる ⇒気に食わない ⇒気に障る ⇒気にする ⇒気に留める ⇒気になる ⇒気に病む ⇒気は心 ⇒気は世を蓋う ⇒気を入れる ⇒気を失う ⇒気を奪われる ⇒気を落とす ⇒気を利かせる ⇒気を配る ⇒気を使う ⇒気を尽くす ⇒気を付け ⇒気を付ける ⇒気を通す ⇒気を取られる ⇒気を取り直す ⇒気を取る ⇒気を抜く ⇒気を呑まれる ⇒気を吐く ⇒気を張る ⇒気を引き立てる ⇒気を引く ⇒気を触る ⇒気を紛らわす ⇒気を回す ⇒気を持たす ⇒気を揉む ⇒気を許す ⇒気を緩める ⇒気を良くする

広辞苑 ページ 4616