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とく【徳】🔗⭐🔉
とく【徳】
①道をさとった立派な行為。善い行いをする性格。身についた品性。徒然草「人に本意なく思はせて我が心を慰まん事、―に背そむけり」。「―が高い」
②人を感化する人格の力。めぐみ。神仏の加護。枕草子161「宰相の中将の―を見ること。その方に向ひて拝むべし」。源氏物語澪標「心のうちに神の御―をあはれにめでたしと思ふ」。
③(「得」と通用)利益。もうけ。富。「有―人うとくじん」
⇒徳孤ならず必ず隣あり
⇒徳とする
⇒徳をもって怨みに報いる
とく‐おう【徳王】‥ワウ🔗⭐🔉
とく‐おう【徳王】‥ワウ
内モンゴルの政治家。本名デムチュクドンロプ。王公の家庭に生まれ、自治権獲得運動に従事。1939年日本の援助下に蒙古聯合自治政府を樹立、主席に就任。日本の敗戦後、外モンゴルで捕らえられ、中国送還。63年釈放後、内モンゴル自治区文史館勤務。(1902〜1966)
とくおか【徳岡】‥ヲカ🔗⭐🔉
とくおか【徳岡】‥ヲカ
姓氏の一つ。
⇒とくおか‐しんせん【徳岡神泉】
とくおか‐しんせん【徳岡神泉】‥ヲカ‥🔗⭐🔉
とくおか‐しんせん【徳岡神泉】‥ヲカ‥
日本画家。本名、時次郎。京都生れ。竹内栖鳳せいほうに学ぶ。奥深い象徴的な画風を確立。文化勲章。(1896〜1972)
⇒とくおか【徳岡】
とくがわ【徳川】‥ガハ🔗⭐🔉
とくがわ【徳川】‥ガハ
姓氏の一つ。江戸幕府の将軍家。元来は、三河国加茂郡松平村の土豪で、松平を称した。上野国の新田氏(徳川・得川氏を称)の後裔として清和源氏の嫡流ちゃくりゅうを汲むというのは、家康が将軍になるために偽作・付会したといわれる。宗家のほか御三家と三卿の嫡流だけ徳川を称し、他はすべて松平氏を称。→江戸幕府(表)。
徳川(略系図)
⇒とくがわ‐あきたけ【徳川昭武】
⇒とくがわ‐いえさだ【徳川家定】
⇒とくがわ‐いえしげ【徳川家重】
⇒とくがわ‐いえつぐ【徳川家継】
⇒とくがわ‐いえつな【徳川家綱】
⇒とくがわ‐いえなり【徳川家斉】
⇒とくがわ‐いえのぶ【徳川家宣】
⇒とくがわ‐いえはる【徳川家治】
⇒とくがわ‐いえみつ【徳川家光】
⇒とくがわ‐いえもち【徳川家茂】
⇒とくがわ‐いえやす【徳川家康】
⇒とくがわ‐いえよし【徳川家慶】
⇒とくがわ‐きんれいこう【徳川禁令考】
⇒とくがわ‐じだい【徳川時代】
⇒とくがわ‐じっき【徳川実紀】
⇒とくがわ‐ただなが【徳川忠長】
⇒とくがわ‐つなしげ【徳川綱重】
⇒とくがわ‐つなよし【徳川綱吉】
⇒とくがわ‐なりあき【徳川斉昭】
⇒とくがわ‐ばくふ【徳川幕府】
⇒とくがわ‐ひでただ【徳川秀忠】
⇒とくがわ‐みつくに【徳川光圀】
⇒とくがわ‐むせい【徳川夢声】
⇒とくがわ‐むねたけ【徳川宗武】
⇒とくがわ‐むねはる【徳川宗春】
⇒とくがわ‐よしなお【徳川義直】
⇒とくがわ‐よしのぶ【徳川慶喜】
⇒とくがわ‐よしむね【徳川吉宗】
⇒とくがわ‐よりのぶ【徳川頼宣】
⇒とくがわ‐よりふさ【徳川頼房】

とくがわ‐あきたけ【徳川昭武】‥ガハ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐あきたけ【徳川昭武】‥ガハ‥
最後の水戸藩主。徳川斉昭の18男。三卿の清水家を相続し、1867年(慶応3)パリの万国博覧会に将軍慶喜の名代として参加。帰国後、生家を相続。(1853〜1910)
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐いえさだ【徳川家定】‥ガハイヘ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐いえさだ【徳川家定】‥ガハイヘ‥
徳川第13代将軍(在職1853〜1858)。家慶いえよしの4男。病弱で政務は阿部正弘らに任せる。継嗣なく、没後にいわゆる将軍継嗣問題が起きた。諡号、温恭院。(1824〜1858)
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐いえしげ【徳川家重】‥ガハイヘ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐いえしげ【徳川家重】‥ガハイヘ‥
徳川第9代将軍(在職1745〜1760)。吉宗の長子。言語不明瞭で、側用人大岡忠光だけがそれを理解できたという。諡号しごう、惇信院。(1711〜1761)
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐いえつぐ【徳川家継】‥ガハイヘ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐いえつぐ【徳川家継】‥ガハイヘ‥
徳川第7代将軍(在職1713〜1716)。家宣の3男。諡号しごう、有章院。(1709〜1716)
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐いえつな【徳川家綱】‥ガハイヘ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐いえつな【徳川家綱】‥ガハイヘ‥
徳川第4代将軍(在職1651〜1680)。家光の長子。保科正之・酒井忠勝・松平信綱らに補佐され、幕府の諸制度を整備。諡号しごう、厳有院。(1641〜1680)
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐いえなり【徳川家斉】‥ガハイヘ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐いえなり【徳川家斉】‥ガハイヘ‥
徳川第11代将軍(在職1787〜1837)。三卿の一橋治済はるさだの子。松平定信を老中に任じて寛政の改革を行なったが、定信失脚後は文化・文政時代を現出。諡号しごう、文恭院。(1773〜1841)
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐いえのぶ【徳川家宣】‥ガハイヘ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐いえのぶ【徳川家宣】‥ガハイヘ‥
徳川第6代将軍(在職1709〜1712)。甲府藩主徳川綱重の長子。初名、綱豊。綱吉の養子。新井白石・間部詮房まなべあきふさを登用して政治の刷新を志すが、在職3年で没する。諡号しごう、文昭院。(1662〜1712)
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐いえはる【徳川家治】‥ガハイヘ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐いえはる【徳川家治】‥ガハイヘ‥
徳川第10代将軍(在職1760〜1786)。家重の長子。田沼意次おきつぐを老中に登用し、田沼時代を現出。諡号しごう、浚明院。(1737〜1786)
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐いえみつ【徳川家光】‥ガハイヘ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐いえみつ【徳川家光】‥ガハイヘ‥
徳川第3代将軍(在職1623〜1651)。秀忠の次男。幼名竹千代。乳母、春日局。幕府の統治機構や参勤交代の制などを定め、キリシタン禁制を強化し、鎖国令をしき、諸侯を威圧して徳川氏隆盛の基礎を確立。諡号しごう、大猷院。(1604〜1651)
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐いえもち【徳川家茂】‥ガハイヘ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐いえもち【徳川家茂】‥ガハイヘ‥
徳川第14代将軍(在職1858〜1866)。紀州藩主斉順なりよりの長子。初名、慶福よしとみ。紀州藩主。のち将軍の位を継ぎ、公武合体のため和宮かずのみやと結婚。大坂城で第2次長州征討の軍を統督中に病没。諡号、昭徳院。(1846〜1866)
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐いえやす【徳川家康】‥ガハイヘ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐いえやす【徳川家康】‥ガハイヘ‥
徳川初代将軍(在職1603〜1605)。松平広忠の長子。幼名、竹千代。初名、元康。今川義元に属したのち織田信長と結び、ついで豊臣秀吉と和し、1590年(天正18)関八州に封じられて江戸城に入り、秀吉の没後伏見城にあって執政。1600年(慶長5)関ヶ原の戦で石田三成らを破り、03年征夷大将軍に任命されて江戸幕府を開いた。将軍職を秀忠に譲り大御所と呼ばれた。07年駿府に隠居後も大事は自ら決し、大坂の陣で豊臣氏を滅ぼし、幕府260年余の基礎を確立。諡号しごう、東照大権現。法号、安国院。(1542〜1616)
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐いえよし【徳川家慶】‥ガハイヘ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐いえよし【徳川家慶】‥ガハイヘ‥
徳川第12代将軍(在職1837〜1853)。家斉の次男。老中水野忠邦に命じて、いわゆる天保の改革を断行。諡号しごう、慎徳院。(1793〜1853)
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐きんれいこう【徳川禁令考】‥ガハ‥カウ🔗⭐🔉
とくがわ‐きんれいこう【徳川禁令考】‥ガハ‥カウ
江戸幕府の法制史料集。司法省編。前集62巻、後集40巻。1878〜95年(明治11〜28)刊。前集は諸史料から収集した法令を分類、編纂。後集は1767年(明和4)の「科条類典」を主として採録。
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐じっき【徳川実紀】‥ガハ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐じっき【徳川実紀】‥ガハ‥
家康から10代家治に至る間の和文の編年体実録。江戸幕府が大学頭林述斎を総裁として成島司直もとなおらに編纂させたもの。1809年(文化6)起稿、43年(天保14)完成。全516巻。なお、本書に次いで家斉から慶喜までの実録を編纂した「続徳川実紀」があるが、未完成。
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐ただなが【徳川忠長】‥ガハ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐ただなが【徳川忠長】‥ガハ‥
江戸初期の大名。秀忠の3男。幼名国松。駿府55万石に封ぜられ、1626年(寛永3)権大納言に任。兄家光にうとまれ、また乱行が過ぎ高崎藩に預けられ、自刃じじん。駿河大納言。(1606〜1633)
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐つなしげ【徳川綱重】‥ガハ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐つなしげ【徳川綱重】‥ガハ‥
甲府徳川家の祖。家光の次男。6代将軍家宣の父。1661年(寛文1)甲府25万石に封。(1644〜1678)
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐つなよし【徳川綱吉】‥ガハ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐つなよし【徳川綱吉】‥ガハ‥
徳川第5代将軍(在職1680〜1709)。家光の4男。母は桂昌院。幼名、徳松。上州館林藩主から宗家を継ぐ。越後の高田騒動を親裁し、堀田正俊を大老に任じ、譜代大名・旗本・代官の綱紀を粛正、天和の治と称される善政を実現した。治世の後半には側用人牧野成貞・柳沢吉保を重用、服忌ぶっき令や生類しょうるい憐みの令を出し、社会の文明化を推進したが、人民を苦しめ、犬公方いぬくぼうとあだ名された。諡号しごう、常憲院。(1646〜1709)
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐なりあき【徳川斉昭】‥ガハ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐なりあき【徳川斉昭】‥ガハ‥
幕末の水戸藩主。治紀はるとしの子。字は子信、号は景山・潜竜閣。藩校弘道館を開設して文武を奨励、鋭意藩政を改革、幕政を補佐したが、将軍継嗣問題で一橋派に属し、井伊大老に忌まれて永蟄居。諡号しごう、烈公。(1800〜1860)
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐ひでただ【徳川秀忠】‥ガハ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐ひでただ【徳川秀忠】‥ガハ‥
徳川第2代将軍(在職1605〜1623)。家康の3男。家康が定めた諸法度に基づき、一門・譜代を含む39大名を改易するなど、大名・朝廷・寺社の統制を強化、幕府創業に尽力。諡号しごう、台徳院。(1579〜1632)
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐みつくに【徳川光圀】‥ガハ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐みつくに【徳川光圀】‥ガハ‥
江戸前期の水戸藩主。頼房の3男。字は子竜、号は梅里。彰考館を置いて「大日本史」の編纂に着手し、湊川に楠木正成の墓碑を建立。明の遺臣朱舜水を招く。権中納言となり水戸黄門と呼ばれた。晩年、西山荘に隠棲し、西山隠士と称す。義公。(1628〜1700)
→資料:『大日本史賛藪』
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐むせい【徳川夢声】‥ガハ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐むせい【徳川夢声】‥ガハ‥
映画説明者・漫談家。本名、福原駿雄としお。島根県生れ。朗読・対談・司会・著述などにも活躍。(1894〜1971)
徳川夢声(1)
撮影:田村 茂
徳川夢声(2)
撮影:石井幸之助
⇒とくがわ【徳川】


とくがわ‐むねたけ【徳川宗武】‥ガハ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐むねたけ【徳川宗武】‥ガハ‥
⇒たやすむねたけ(田安宗武)。
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐むねはる【徳川宗春】‥ガハ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐むねはる【徳川宗春】‥ガハ‥
尾張藩第7代藩主。「温知政要」を著して8代将軍吉宗の緊縮をむねとした政治を批判し、商業の重視、放任政策を説いたため、幕府から隠居させられ、著書は絶版。(1696〜1764)
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐よしなお【徳川義直】‥ガハ‥ナホ🔗⭐🔉
とくがわ‐よしなお【徳川義直】‥ガハ‥ナホ
尾張徳川家の祖。家康の9男。名古屋城を築き、藩政の確立に尽力。儒学・軍学・神道を好む。諡号しごう、敬公。(1600〜1650)
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐よしのぶ【徳川慶喜】‥ガハ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐よしのぶ【徳川慶喜】‥ガハ‥
徳川第15代将軍(在職1866〜1867)。徳川斉昭の7男。初め一橋家を嗣ぎ、後見職として将軍家茂を補佐、1866年(慶応2)将軍職を継いだが幕末の内憂外患に直面して、翌年遂に大政を奉還。68年鳥羽伏見の戦で敗れ、江戸城を明け渡して水戸に退き、駿府に隠棲。のち公爵。(1837〜1913)
徳川慶喜
提供:毎日新聞社
→資料:大政奉還上表文
⇒とくがわ【徳川】

とくがわ‐よしむね【徳川吉宗】‥ガハ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐よしむね【徳川吉宗】‥ガハ‥
徳川第8代将軍(在職1716〜1745)。紀州2代藩主徳川光貞の4男。初名、頼方。紀州藩主となり、藩財政改革に手腕を発揮。将軍位を継いで享保の改革を行なった。米将軍と呼ばれる。諡号、有徳院。(1684〜1751)
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐よりのぶ【徳川頼宣】‥ガハ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐よりのぶ【徳川頼宣】‥ガハ‥
紀伊徳川家の祖。家康の10男。性剛毅で、大坂夏の陣に功を立てる。また、詩歌をよくした。諡号しごう、南竜公。(1602〜1671)
⇒とくがわ【徳川】
とくがわ‐よりふさ【徳川頼房】‥ガハ‥🔗⭐🔉
とくがわ‐よりふさ【徳川頼房】‥ガハ‥
水戸徳川家の祖。家康の11男。領内検地を行い、藩政の基礎を築く。儒学・神道を修めた。諡号、威公。(1603〜1661)
⇒とくがわ【徳川】
とく‐ぎ【徳義】🔗⭐🔉
とく‐ぎ【徳義】
道徳上の義理。道徳上の義務。「―心」
とく‐ぎょう【徳業】‥ゲフ🔗⭐🔉
とく‐ぎょう【徳業】‥ゲフ
徳行と事業。また、道徳的行為。
とくげん【徳元】🔗⭐🔉
とくげん【徳元】
⇒さいとうとくげん(斎藤徳元)
とくごう‐とうげ【徳本峠】‥タウゲ🔗⭐🔉
とくごう‐とうげ【徳本峠】‥タウゲ
長野県西部、飛騨山脈東麓にある峠。安曇野から上高地に入る登山路に沿う。標高2135メートル。
○徳孤ならず必ず隣ありとくこならずかならずとなりあり
[論語里仁]徳のある者は孤立することがない。必ず共鳴する人が現れるものである。
⇒とく【徳】
○徳孤ならず必ず隣ありとくこならずかならずとなりあり🔗⭐🔉
○徳孤ならず必ず隣ありとくこならずかならずとなりあり
[論語里仁]徳のある者は孤立することがない。必ず共鳴する人が現れるものである。
⇒とく【徳】
とくさ【木賊】
(砥草とくさの意)トクサ科の常緑シダ植物。根茎は横走し、地上茎は高さ約50センチメートル、円筒形で分枝しない。葉は小さく黒褐色で節に輪生し、集まって鞘さやを形成する。子嚢穂は土筆つくしに似、茎の先端に1個をつける。茎はケイ酸を含み堅く、茎の充実している秋に刈り、物を砥ぎ磨くのに用いる。〈[季]秋〉。〈倭名類聚鈔15〉
とくさ
トクサ
撮影:関戸 勇
⇒とくさ‐いた【木賊板】
⇒とくさ‐いろ【木賊色】
⇒とくさ‐ぶき【木賊葺き】
とくさ【木賊】
能。信濃で木賊を刈る老人が、別れた愛児を慕い、その舞の手ぶりを思い出して舞う。
⇒とくさ‐かり【木賊苅】
と‐くさ【十種】
といろ。じっしゅ。
⇒とくさ‐の‐かんだから【十種神宝】
ドクサ【doxa ギリシア】
〔哲〕臆見。思い込み。プラトンが根拠のある真なるエピステーメー(知識)に対し、根拠のない主観的信念を指して呼んだ語。
どく‐ざ【独座・独坐】
ひとりですわっていること。
とく‐さい【特祭】
特別にまつること。特別のまつり。
どく‐さい【独裁】
独断で物事を決めること。また、特定の個人・団体・階級が全権力を掌握して支配すること。「―者」
⇒どくさい‐せいじ【独裁政治】
どくさい‐せいじ【独裁政治】‥ヂ
(dictatorship)単独者・少数支配者・支配的党派が、集中化された権力機構を通して大衆を操作・動員しつつ行う専断的政治。一般に法治主義と政治的自由を否定する。古代ローマのコンスルによる執政、ドイツのナチズム、イタリアのファシズムはその典型。↔民主政治。→専制政治
⇒どく‐さい【独裁】
とくさ‐いた【木賊板】
社寺の屋根を葺くのに用いる板。杮こけらより厚く、栩板とちいたより薄いもの。
⇒とくさ【木賊】
とくさ‐いろ【木賊色】
①染色の名。緑色に黒みを帯びたもの。
Munsell color system: 7.5G4.5/4
②襲かさねの色目。表は萌葱もえぎ、または経たて黄、緯ぬき青の織色、裏は白。
⇒とくさ【木賊】
どくざい‐ろん【独在論】
(→)独我論に同じ。
とくさ‐かり【木賊苅】
歌舞伎舞踊。長唄。七変化の「姿花龝七種すがたのはなあきのななくさ」の一部。初世杵屋正次郎作曲。能「木賊」に取材。1797年(寛政9)初演。
⇒とくさ【木賊】
とく‐さく【得策】
利益のあるはかりごと。うまいやり方。「黙っていたほうが―だ」
どく‐ささこ【毒笹子】
担子菌類の毒きのこ。秋に竹林内に多数群生する。傘の表面は茶褐色で、中央部がくぼみ、全体が漏斗ろうと形。茎は中空、縦に裂けやすい。食べると、数日後に中毒症状を引きおこす。ヤブシメジ。
とく‐さつ【特撮】
特殊撮影の略。
どく‐さつ【毒殺】
毒薬で人を殺すこと。毒害。「―犯人」
とくさ‐の‐かんだから【十種神宝】
饒速日命にぎはやひのみことがこの国に降った時、天神が授けたという10種の宝。すなわち瀛都鏡おきつかがみ・辺都鏡へつかがみ・八握剣やつかのつるぎ・生玉いくたま・足玉たるたま・死反玉まかるかえしたま・道反玉ちがえしのたま・蛇比礼へびのひれ・蜂比礼はちのひれ・品物比礼くさもののひれをいう。
⇒と‐くさ【十種】
とくさ‐ぶき【木賊葺き】
木賊板で葺くこと。また、その屋根。
⇒とくさ【木賊】
とく‐さん【特産】
特にその地に産すること。また、その産物。「日本―のわさび」「―物」
とく‐し【特旨】
特別のおぼしめし。
とく‐し【特使】
特別の任務をゆだねて派遣する使者。
とく‐し【篤志】
気の毒な人や不幸な人に対する親切なこころざし。特に、社会事業などに熱意をもっていること。慈善心。
⇒とくし‐か【篤志家】
とく‐じ【読師】
(トウシ・ドクジとも)
①〔仏〕経論講説の法会などに、講師こうじと相対して仏前の講座に上がって経題を読み上げる役僧。諸国の国分寺に置かれた。
②和歌・作文の会などの披講の折に、懐紙や短冊などを整理して講師こうじに伝え、また講師に誤読のあった際にはこれを注意する役。
とくじ【徳治】‥ヂ
[尚書注疏・左伝・後魏書]鎌倉後期、後二条・花園はなぞの天皇朝の年号。嘉元4年12月14日(1307年1月18日)改元、徳治3年10月9日(1308年11月22日)延慶に改元。
どく‐し【毒死】
毒薬によって死ぬこと。
どく‐し【読史】
史書を読むこと。「―地図」
どく‐じ【独自】
①自分ひとり。「―に行う」
②他と異なり、そのものだけに特有であること。「―の境地をひらく」「―性」
とくし‐か【篤志家】
社会事業や慈善活動を積極的に援助する人。慈善家。
⇒とく‐し【篤志】
とく‐しつ【特質】
特殊な性質。特性。「日本文化の―」
とく‐しつ【得失】
①得ることと失うこと。損得。利害。「―を論ずる」
②成功と失敗。
とく‐しつ【篤疾】
①危篤な病。重患。大病。
②律令制に規定された身体障害者で、癈疾はいしつより重いもの。
とく‐じつ【徳日】
⇒とくにち
とく‐じつ【篤実】
人情にあつく誠実なこと。「―な人柄」
どく‐しつ【毒質】
有毒な性質。毒の成分。
どくしほうよきよう【読史方輿紀要】‥ハウ‥エウ
中国の歴史地理書。明末清初の顧祖禹撰。130巻。古代より明代に至る中国全土の封域・山川から、各府州県の沿革・境界・鎮市・寺観などについて述べる。
とくしま【徳島】
①四国地方東部の県。阿波国の全域。面積4145平方キロメートル。人口81万。全8市。
→阿波盆踊
提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
②徳島県北東部の市。県庁所在地。吉野川河口南岸にある。もと蜂須賀氏26万石の城下町。古くは藍あいの集散地。「阿波踊り」は有名。人口26万8千。
⇒とくしま‐じどうしゃどう【徳島自動車道】
⇒とくしま‐だいがく【徳島大学】
⇒とくしま‐へいや【徳島平野】
とくしま‐じどうしゃどう【徳島自動車道】‥ダウ
徳島市から愛媛県四国中央市に至り高知自動車道に接続する高速道路。全長95.3キロメートル。
⇒とくしま【徳島】
とくしま‐だいがく【徳島大学】
国立大学法人の一つ。1922年(大正11)創立の徳島高等工業学校(のち徳島工専)と徳島医大・徳島医専・徳島高校・徳島師範・同青年師範を統合して49年新制大学となる。2004年法人化。徳島市。
⇒とくしま【徳島】
とくしま‐へいや【徳島平野】
徳島県北部、吉野川下流の沖積平野。ラッパ状三角州が発達。かつては藍・桑が特産。現在は園芸農業地帯。
⇒とくしま【徳島】
とく‐しゃ【特写】
特別に写真を撮ること。またその写真。「本誌―」
とく‐しゃ【特赦】
恩赦の一種。刑の言い渡しをうけた特定の犯罪者に対して有罪言い渡しの効力を失わせるもの。
どく‐しゃ【毒砂】
(→)硫砒鉄鉱のこと。
どく‐しゃ【読者】
その新聞・雑誌・書物をよむ人。よみて。
⇒どくしゃ‐そう【読者層】
どく‐じゃ【毒蛇】
毒腺を持つヘビの総称。毒牙により、咬んだ動物に毒液を注入する。毒腺の発達に伴いマムシ・ハブなどは頭部が三角形またはスプーン形をしているが、コブラ類では他のヘビと同じ。体は太く尾部は短いものが多い。どくへび。
⇒どくじゃ‐の‐くち【毒蛇の口】
どく‐しゃく【独酌】
ひとりで酒をついで飲むこと。
どくしゃ‐そう【読者層】
その刊行物の読者の多数が属する社会的階層、また、世代など。
⇒どく‐しゃ【読者】
どくじゃ‐の‐くち【毒蛇の口】
危険が身に迫っている場合のたとえ。謡曲、安宅「―を逃がれたる心地して」
⇒どく‐じゃ【毒蛇】
とく‐しゅ【特殊】
①普通と異なること。特別であること。「―事情」↔一般。
②全体に共通するものではなく、そのうちの若干のものについてだけいえる性質のこと。〈哲学字彙2版〉↔普遍。
⇒とくしゅ‐いんしょくてん【特殊飲食店】
⇒とくしゅ‐うらがき【特殊裏書】
⇒とくしゅ‐がいしゃ【特殊会社】
⇒とくしゅ‐がっきゅう【特殊学級】
⇒とくしゅ‐きって【特殊切手】
⇒とくしゅ‐きょういく【特殊教育】
⇒とくしゅ‐ぎんこう【特殊銀行】
⇒とくしゅ‐こう【特殊鋼】
⇒とくしゅ‐さいけん【特殊債券】
⇒とくしゅ‐さつえい【特殊撮影】
⇒とくしゅ‐じどうしゃ【特殊自動車】
⇒とくしゅ‐じょうやく【特殊条約】
⇒とくしゅ‐せん【特殊船】
⇒とくしゅ‐せんこうてい【特殊潜航艇】
⇒とくしゅ‐そうぞう‐せつ【特殊創造説】
⇒とくしゅ‐そうたいせいりろん【特殊相対性理論】
⇒とくしゅ‐とりあつかい‐ゆうびん【特殊取扱郵便】
⇒とくしゅ‐ぶらく【特殊部落】
⇒とくしゅ‐ほうじん【特殊法人】
⇒とくしゅほうじんとう‐せいりごうりか‐けいかく【特殊法人等整理合理化計画】
とく‐しゅ【特種】
特別な種類。
とく‐じゅ【特需】
①特別な需要。
②特に朝鮮戦争の際に、在日米軍が日本で調達した物資・役務に対する需要。「―景気」
どく‐しゅ【毒手】
①殺害をしようとする行為。
②悪辣あくらつ・邪悪な手段。
どく‐しゅ【毒酒】
毒薬をまぜた酒。
どく‐じゅ【読誦】
(「読」は経文を見てよむこと、「誦」はそらでよむこと)声を出して経文を読むこと。読経どきょう。今昔物語集6「此の経を受持・―・解説・書写せらむ人の功徳思ひ遣るべし」→とくしょう(読誦)
とくしゅ‐いんしょくてん【特殊飲食店】
接客婦を置く飲食店。1957年の売春防止法施行まで、売春婦を置いた店をいった。特飲店。
⇒とく‐しゅ【特殊】
とく‐しゅう【特集・特輯】‥シフ
雑誌・新聞・放送番組などで、特定の問題を中心として編集すること。「―を組む」
どく‐しゅう【独修】‥シウ
自分一人で学びおさめること。
どく‐しゅう【独習】‥シフ
師につかず一人で学習すること。独学。「ピアノの―」「中国語を―する」
どくじゅうど‐せき【毒重土石】‥ヂユウ‥
炭酸バリウムから成る鉱物。斜方晶系、塊状または柱状。毒重石。
とくしゅ‐うらがき【特殊裏書】
譲渡裏書に対して、譲渡以外の特別の目的を有する取立委任裏書と質入裏書。または通常の譲渡裏書以外の特別の効力を有する譲渡裏書。
⇒とく‐しゅ【特殊】
とくしゅ‐がいしゃ【特殊会社】‥グワイ‥
特別の法令によって設立された株式会社。政府が特別に監督・保護し、かつ特権を付与するものと、政府の免許を受け、その特別の監督に服するものとがある。日本電信電話株式会社・日本たばこ産業株式会社など。
⇒とく‐しゅ【特殊】
とくしゅ‐がっきゅう【特殊学級】‥ガクキフ
「特別支援学級」参照。
⇒とく‐しゅ【特殊】
とくしゅ‐きって【特殊切手】
普通切手・記念切手以外の切手。風景・動植物・美術品などを描くシリーズもののほか、航空切手・軍事切手など。広義には記念切手を含めていう。
⇒とく‐しゅ【特殊】
とくしゅ‐きょういく【特殊教育】‥ケウ‥
「特別支援教育」参照。
⇒とく‐しゅ【特殊】
とくしゅ‐ぎんこう【特殊銀行】‥カウ
銀行法の適用を受ける普通銀行に対して、特別の単行法令の適用を受ける銀行。例えば、日本銀行・国際協力銀行・日本政策投資銀行など。特別銀行。
⇒とく‐しゅ【特殊】
とくしゅ‐こう【特殊鋼】‥カウ
炭素鋼に、ケイ素・マンガン・ニッケル・コバルト・クロム・タングステン・モリブデンなどを1種または数種添加し、特殊な性能を持たせた鋼。一般構造用鋼・機械構造用鋼・工具鋼・耐食鋼・耐熱鋼などがある。合金鋼。
⇒とく‐しゅ【特殊】
とくしゅ‐さいけん【特殊債券】
特別の法令によって設立された法人の発行する債券。広義には銀行債および特殊社債、狭義には会社以外の法人の発行する債券、すなわち商工債券・産業債券の類。
⇒とく‐しゅ【特殊】
とくしゅ‐さつえい【特殊撮影】
映画・テレビで、ミニチュア撮影、高速度・微速度撮影、スクリーン‐プロセス、二重露出、電子画像処理などの技術を駆使して、現実にはない情景を画面上に作り出すこと。古くはトリック撮影とも呼んだ。特撮。
⇒とく‐しゅ【特殊】
とくしゅ‐じどうしゃ【特殊自動車】
貨物自動車の一種。クレーンやタンク、または農作業用機械など特殊な装備を有する自動車。
⇒とく‐しゅ【特殊】
とくしゅ‐じょうやく【特殊条約】‥デウ‥
一般条約に対し、特定の国家間に締結され、第三国に加入の途の開かれていない条約。個別条約。
⇒とく‐しゅ【特殊】
とくしゅ‐せん【特殊船】
特定の用途にあてる船の総称。商船・軍艦以外の漁船・作業船・取締船などを指す。
⇒とく‐しゅ【特殊】
とくしゅ‐せんこうてい【特殊潜航艇】‥カウ‥
日本海軍が考案・使用した小型潜航艇。全長24メートル。魚雷2門、乗員2名。潜水艦または母艦から発進。
⇒とく‐しゅ【特殊】
とくしゅ‐そうぞう‐せつ【特殊創造説】‥サウザウ‥
〔宗〕宇宙の万物は個々別々に神により創造されたという説。創世記などに見える。
⇒とく‐しゅ【特殊】
とくしゅ‐そうたいせいりろん【特殊相対性理論】‥サウ‥
「相対性理論」参照。
⇒とく‐しゅ【特殊】
とく‐しゅつ【特出】
特別にすぐれていること。傑出。
とくしゅ‐とりあつかい‐ゆうびん【特殊取扱郵便】‥アツカヒイウ‥
特殊の取扱いをする郵便物。書留・速達・引受時刻証明・配達証明・内容証明・代金引換・特別送達および年賀特別郵便などがある。
⇒とく‐しゅ【特殊】
とくしゅ‐ぶらく【特殊部落】
被差別部落の差別的な呼称。
⇒とく‐しゅ【特殊】
とくしゅ‐ほうじん【特殊法人】‥ハフ‥
特別法により設置される場合の法人。国策上あるいは公共の利益のために設置される。日本銀行・国民生活金融公庫・日本赤十字社など。
⇒とく‐しゅ【特殊】
とくしゅほうじんとう‐せいりごうりか‐けいかく【特殊法人等整理合理化計画】‥ハフ‥ガフ‥クワ‥クワク
個々の特殊法人の廃止・民営化、独立行政法人への移行などを定めた計画。2001年の特殊法人等改革基本法を受けて、同年に閣議決定。
⇒とく‐しゅ【特殊】
とく‐しょ【読書】
⇒どくしょ。
⇒とくしょ‐の‐はかせ【読書博士】
⇒とくしょ‐はじめ【読書始】
⇒とくしょ‐めいげん‐の‐ぎ【読書鳴弦の儀】
どく‐しょ【読書】
(トクショとも)書物を読むこと。
⇒どくしょ‐さんとう【読書三到】
⇒どくしょ‐さんよ【読書三余】
⇒どくしょ‐しゅうかん【読書週間】
⇒どくしょ‐しょうゆう【読書尚友】
⇒どくしょ‐じん【読書人】
⇒読書百遍義自ずから見る
とく‐しょう【特称】
①全体の中で、特にそのものだけを指していうこと。また、その称呼。
②〔論〕主語の一部についてだけ主張されること。→全称→単称。
⇒とくしょう‐こうてい‐めいだい【特称肯定命題】
⇒とくしょう‐ひてい‐めいだい【特称否定命題】
⇒とくしょう‐めいだい【特称命題】
とく‐しょう【特賞】‥シヤウ
特に取り上げて賞すること。また、特別に与える賞与。
とく‐しょう【読誦】
声に出して読むこと。誦読。
とく‐じょう【特上】‥ジヤウ
特に上等であること。最上であること。多く、品物の等級に用いる。「―の紙」
どく‐しょう【毒性】‥シヤウ
意地の悪いこと。浮世風呂2「―なお方なあ」
どく‐しょう【独唱】‥シヤウ
歌曲を一人でうたうこと。ソロ。↔合唱
とくしょう‐こうてい‐めいだい【特称肯定命題】
「あるSはPである」という形式の特称命題。→全称肯定命題。
⇒とく‐しょう【特称】
とくしょう‐ひてい‐めいだい【特称否定命題】
「あるSはPでない」という形式の特称命題。
⇒とく‐しょう【特称】
とくしょう‐めいだい【特称命題】
定言命題の一つ。主語の外延の少なくとも一部分について主張される命題。「あるSはPである(でない)」という形式の命題。→全称命題→単称命題
⇒とく‐しょう【特称】
とく‐しょく【特色】
①他と異なるところ。
②他よりすぐれたところ。特長。「―を発揮する」
とく‐しょく【得色】
得意なかおつき。したりがお。「―を現す」
とく‐しょく【涜職】
職を涜けがすこと。私欲のために職務・地位を濫用すること。汚職。
⇒とくしょく‐ざい【涜職罪】
とくしょく‐ざい【涜職罪】
公務員がその地位を悪用して不正を行い、公務の信用を害する罪。職権濫用罪と収賄罪とから成る。
⇒とく‐しょく【涜職】
どくしょ‐さんとう【読書三到】‥タウ
[朱熹、訓学斎規]読書の法は心到・眼到・口到にあるということ。すなわち、本を読むときは心・眼・口をその本に集中して、熟読すれば内容がよくわかることをいう。
⇒どく‐しょ【読書】
どくしょ‐さんよ【読書三余】
[三国志魏志、董遇伝、注]読書に利用すべき三つの余暇。すなわち冬・夜・陰雨の時。三余。
⇒どく‐しょ【読書】
どくしょ‐しゅうかん【読書週間】‥シウ‥
読書習慣の普及と読書生活の向上をはかるために設定された週間。10月27日から2週間。
⇒どく‐しょ【読書】
どくしょ‐しょうゆう【読書尚友】‥シヤウイウ
書物を読むことによって、古の賢人を友とすること。
⇒どく‐しょ【読書】
どくしょ‐じん【読書人】
①読書を好み、よく書物を読む人。
②中国で、科挙により官の資格をえたもの、またそうした家柄の階層。士大夫。ひいては一般に、知識人・学者。
⇒どく‐しょ【読書】
とくしょ‐の‐はかせ【読書博士】
読書鳴弦の儀で、漢籍を読んだ紀伝・明経みょうぎょうなどの博士。ふみよみのはかせ。
⇒とく‐しょ【読書】
とくしょ‐はじめ【読書始】
①天皇・皇太子を始め皇族または貴族の男子が初めて漢籍の読み方を授けられる儀式。7歳の例が多く、主に御注ぎょちゅう孝経が用いられた。ふみはじめ。ごしょはじめ。
②宮中・将軍家などで新年にはじめて書物を読む儀式。読み初ぞめ。→講書始。
⇒とく‐しょ【読書】


とくじ【徳治】‥ヂ🔗⭐🔉
とくじ【徳治】‥ヂ
[尚書注疏・左伝・後魏書]鎌倉後期、後二条・花園はなぞの天皇朝の年号。嘉元4年12月14日(1307年1月18日)改元、徳治3年10月9日(1308年11月22日)延慶に改元。
とくしま【徳島】🔗⭐🔉
とくしま【徳島】
①四国地方東部の県。阿波国の全域。面積4145平方キロメートル。人口81万。全8市。
→阿波盆踊
提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
②徳島県北東部の市。県庁所在地。吉野川河口南岸にある。もと蜂須賀氏26万石の城下町。古くは藍あいの集散地。「阿波踊り」は有名。人口26万8千。
⇒とくしま‐じどうしゃどう【徳島自動車道】
⇒とくしま‐だいがく【徳島大学】
⇒とくしま‐へいや【徳島平野】
とくしま‐じどうしゃどう【徳島自動車道】‥ダウ🔗⭐🔉
とくしま‐じどうしゃどう【徳島自動車道】‥ダウ
徳島市から愛媛県四国中央市に至り高知自動車道に接続する高速道路。全長95.3キロメートル。
⇒とくしま【徳島】
とくしま‐だいがく【徳島大学】🔗⭐🔉
とくしま‐だいがく【徳島大学】
国立大学法人の一つ。1922年(大正11)創立の徳島高等工業学校(のち徳島工専)と徳島医大・徳島医専・徳島高校・徳島師範・同青年師範を統合して49年新制大学となる。2004年法人化。徳島市。
⇒とくしま【徳島】
とくしま‐へいや【徳島平野】🔗⭐🔉
とくしま‐へいや【徳島平野】
徳島県北部、吉野川下流の沖積平野。ラッパ状三角州が発達。かつては藍・桑が特産。現在は園芸農業地帯。
⇒とくしま【徳島】
とく‐じん【徳人】🔗⭐🔉
とく‐じん【徳人】
①徳の高い人。
②富んでいる人。裕福な人。とくにん。
とく‐せい【徳性】🔗⭐🔉
とく‐せい【徳性】
徳義をそなえた本性。道徳的意識。道徳心。「―を養う」
とく‐せい【徳政】🔗⭐🔉
とく‐せい【徳政】
①人民に恩徳を施す政治、すなわち、租税を免じ、大赦を行い、物を与えるなどの仁政。
②中世、売買・貸借の契約を破棄すること。鎌倉末期に、御家人の困苦を救うために幕府が質入れの土地・質物を無償で持主に返す令(永仁徳政令)を出したのに始まり、室町時代には、しばしば窮乏化した土民が徳政一揆を起こした。
→資料:永仁徳政令
⇒とくせい‐いっき【徳政一揆】
とく‐せい【徳星】🔗⭐🔉
とく‐せい【徳星】
①瑞祥の兆として出る星。景星。
②木星の異称。
とくせい‐いっき【徳政一揆】🔗⭐🔉
とくせい‐いっき【徳政一揆】
室町時代の土一揆のうち、特に徳政令の発布を要求したもの。また、勝手に徳政と称して土倉・酒屋などの金融機関を襲い、略奪を行うこともあった。
⇒とく‐せい【徳政】
とく‐せん【徳銭】🔗⭐🔉
とく‐せん【徳銭】
(→)有徳銭うとくせんの略。
とく‐そう【得宗・徳宗】🔗⭐🔉
とく‐そう【得宗・徳宗】
(北条義時の法号を徳宗といったのによる)鎌倉幕府の執権となった北条氏の嫡統の当主。鎌倉後期、幕府の実質上の最高権力者。
⇒とくそう‐りょう【得宗領・徳宗領】
とく‐そう【徳宗】🔗⭐🔉
とく‐そう【徳宗】
①唐の第9代の帝。中国税制史上の一大変革とされる両税法を断行。一方、節度使の横暴と宦官の跋扈を招いた。(在位779〜805)(742〜805)
②清の第11代の帝。名は載湉さいてん。西太后の策謀により即位。康有為を登用、変法自強を進めようとしたが、1898年戊戌政変で幽閉。光緒帝。(在位1875〜1908)(1871〜1908)
とく‐そう【徳操】‥サウ🔗⭐🔉
とく‐そう【徳操】‥サウ
堅固で変わらない、みさお。
とくそう‐りょう【得宗領・徳宗領】‥リヤウ🔗⭐🔉
とくそう‐りょう【得宗領・徳宗領】‥リヤウ
執権北条氏の家督の所領。
⇒とく‐そう【得宗・徳宗】
とくだ【徳田】🔗⭐🔉
とくだ【徳田】
姓氏の一つ。
⇒とくだ‐きゅういち【徳田球一】
⇒とくだ‐しゅうせい【徳田秋声】
とくだいじ【徳大寺】🔗⭐🔉
とくだいじ【徳大寺】
堂上公家、清華せいがの一家。藤原北家閑院流。左大臣実能(1095〜1157)が京都衣笠に徳大寺を建立したのに始まる。有職故実・和歌に通じた平安末期の実定、後嵯峨院政の主柱となった鎌倉中期の実基は有名。
とくだ‐きゅういち【徳田球一】‥キウ‥🔗⭐🔉
とくだ‐きゅういち【徳田球一】‥キウ‥
社会運動家・政治家。沖縄生れ。日大卒。弁護士となり、日本共産党の創立に参画。三‐一五事件で逮捕、在獄18年、第二次大戦後出獄して党を再建、書記長。1946年以来代議士。50年GHQの指令により公職追放、地下に潜行し中国で没。(1894〜1953)
徳田球一
撮影:田村 茂
⇒とくだ【徳田】

とく‐たく【徳沢】🔗⭐🔉
とく‐たく【徳沢】
徳化の余沢。めぐみ。恩沢。
とくだ‐しゅうせい【徳田秋声】‥シウ‥🔗⭐🔉
とくだ‐しゅうせい【徳田秋声】‥シウ‥
小説家。本名、末雄。金沢生れ。四高中退。尾崎紅葉の門に入り、その没後、自然主義文学者として名を馳せる。晩年は私小説・心境小説に新生面をひらいた。作「足迹」「黴」「爛ただれ」「あらくれ」「仮装人物」など。未完の「縮図」が絶筆。(1871〜1943)
徳田秋声
提供:毎日新聞社
⇒とくだ【徳田】

とく‐だわら【徳俵】‥ダハラ🔗⭐🔉
とく‐だわら【徳俵】‥ダハラ
相撲で、土俵の東西南北の中央に、俵の幅だけ外側にずらせておいてある俵。→土俵場ば(図)
とく‐ち【徳治】🔗⭐🔉
とく‐ち【徳治】
徳をもって国を治めること。また、その政治。
⇒とくち‐しゅぎ【徳治主義】
とくち‐しゅぎ【徳治主義】🔗⭐🔉
とくち‐しゅぎ【徳治主義】
徳をもって政治を行う考え方。有徳の君主・為政者が徳をもって人民を教化し、仁政を施すべきであるとする。中国の戦国時代から儒教の基本思想となる。↔法治主義
⇒とく‐ち【徳治】
とく‐つ・く【得つく・徳つく】🔗⭐🔉
とく‐つ・く【得つく・徳つく】
〔自四〕
利益・富が身に集まる。富裕になる。平家物語10「命いき給ふのみならず、―・いてぞ帰りのぼられける」
とく‐でん【得田・徳田】🔗⭐🔉
とく‐でん【得田・徳田】
古代・中世、収穫があり、年貢を取得できる田地。定田じょうでんから損田を除いたもの。
○徳とするとくとする🔗⭐🔉
○徳とするとくとする
ありがたいものとして、感謝する。「好意を―」
⇒とく【徳】
とくとみ【徳富】
姓氏の一つ。
⇒とくとみ‐そほう【徳富蘇峰】
⇒とくとみ‐ろか【徳冨蘆花】
とくとみ‐そほう【徳富蘇峰】
ジャーナリスト・著作家。名は猪一郎。肥後生れ。蘆花の兄。熊本バンドの一人。同志社中退。1887年(明治20)民友社を設立、「国民之友」「国民新聞」を発行し、平民主義を提唱。日清戦争以後、帝国主義の鼓吹者となる。著「吉田松陰」「近世日本国民史」など。文化勲章。(1863〜1957)
徳富蘇峰
提供:毎日新聞社
⇒とくとみ【徳富】
とくとみ‐ろか【徳冨蘆花】‥クワ
小説家。名は健次郎。肥後(熊本県)生れ。蘇峰の弟。同志社中退。「不如帰ほととぎす」「自然と人生」によって認められた。トルストイに心酔して社会的視野をもつ作品を書き、晩年はキリスト者として田園生活を送る。作「思出の記」「黒い眼と茶色の目」「みみずのたはこと」など。(1868〜1927)
徳冨蘆花
提供:毎日新聞社
→作品:『自然と人生』
→作品:『不如帰』
⇒とくとみ【徳富】
ドクトリン【doctrine】
①教義。教理。
②主義。学説。
③政治・外交上の原則。
ドクトル【doctor オランダ】
⇒ドクター。〈蘭説弁惑〉
ドクトル‐ジバゴ【Doktor Zhivago ロシア】
パステルナークの小説。革命の嵐に巻き込まれた医師ジバゴの運命を主軸とし、作者の芸術哲学を織り込む。ソ連では出版できず、1957年イタリアで公刊。
とくなが【徳永】
姓氏の一つ。
⇒とくなが‐すなお【徳永直】
どく‐ながし【毒流し】
川に毒を流して魚をとること。〈日葡辞書〉
とくなが‐すなお【徳永直】‥スナホ
小説家。熊本県生れ。小学中退。印刷工として労働運動に参加、体験を「太陽のない街」に描く。プロレタリア文学運動で活躍。ほかに「八年制」「妻よねむれ」「静かなる山々」など。(1899〜1958)
徳永直
撮影:田村 茂
⇒とくなが【徳永】
とく‐に【疾くに】
〔副〕
すでに。はやく。さきに。基俊集「心惜しくや―散りぬる」
とく‐に【特に】
〔副〕
とりわけて。別段に。「今朝は―冷えこんだ」「―問題はない」
とく‐にち【徳日】
①衰日すいにちの忌詞。万事に忌み慎むべき日。
②生れ年と同じ十二支の日。年日としび。



とくとみ【徳富】🔗⭐🔉
とくとみ【徳富】
姓氏の一つ。
⇒とくとみ‐そほう【徳富蘇峰】
⇒とくとみ‐ろか【徳冨蘆花】
とくとみ‐そほう【徳富蘇峰】🔗⭐🔉
とくとみ‐そほう【徳富蘇峰】
ジャーナリスト・著作家。名は猪一郎。肥後生れ。蘆花の兄。熊本バンドの一人。同志社中退。1887年(明治20)民友社を設立、「国民之友」「国民新聞」を発行し、平民主義を提唱。日清戦争以後、帝国主義の鼓吹者となる。著「吉田松陰」「近世日本国民史」など。文化勲章。(1863〜1957)
徳富蘇峰
提供:毎日新聞社
⇒とくとみ【徳富】

とくとみ‐ろか【徳冨蘆花】‥クワ🔗⭐🔉
とくとみ‐ろか【徳冨蘆花】‥クワ
小説家。名は健次郎。肥後(熊本県)生れ。蘇峰の弟。同志社中退。「不如帰ほととぎす」「自然と人生」によって認められた。トルストイに心酔して社会的視野をもつ作品を書き、晩年はキリスト者として田園生活を送る。作「思出の記」「黒い眼と茶色の目」「みみずのたはこと」など。(1868〜1927)
徳冨蘆花
提供:毎日新聞社
→作品:『自然と人生』
→作品:『不如帰』
⇒とくとみ【徳富】

とくなが【徳永】🔗⭐🔉
とくなが【徳永】
姓氏の一つ。
⇒とくなが‐すなお【徳永直】
とくなが‐すなお【徳永直】‥スナホ🔗⭐🔉
とくなが‐すなお【徳永直】‥スナホ
小説家。熊本県生れ。小学中退。印刷工として労働運動に参加、体験を「太陽のない街」に描く。プロレタリア文学運動で活躍。ほかに「八年制」「妻よねむれ」「静かなる山々」など。(1899〜1958)
徳永直
撮影:田村 茂
⇒とくなが【徳永】

とく‐にち【徳日】🔗⭐🔉
とく‐にち【徳日】
①衰日すいにちの忌詞。万事に忌み慎むべき日。
②生れ年と同じ十二支の日。年日としび。
○毒にも薬にもならないどくにもくすりにもならない
害もなく益もない。さわりにもならないが、ためにもならない。
⇒どく【毒】
とく‐にん【徳人】🔗⭐🔉
とく‐にん【徳人】
①有徳な人。
②富んでいる人。金持。今昔物語集26「財に飽き満ちて、あさましき―にて」
とく‐の‐しま【徳之島】🔗⭐🔉
とく‐の‐しま【徳之島】
鹿児島県奄美あまみ諸島の島。面積248平方キロメートル。海岸部は隆起珊瑚礁が発達。アマミノクロウサギの生息地。サトウキビを産する。
とく‐ふう【徳風】🔗⭐🔉
とく‐ふう【徳風】
[論語顔淵「君子の徳は風也。小人の徳は草也。草これに風を上くわうれば、必ず偃ふす」]徳が人を感化するさまを草が風になびき伏すさまにたとえていう語。道徳の教化。仁徳の感化。
とく‐ぶん【得分・徳分】🔗⭐🔉
とく‐ぶん【得分・徳分】
①分けまえ。とりだか。義経記5「五つをば某が―にせん」
②得た分。もうけ。利分。利益。義経記4「安房・上総、畠多く田は少なし、―少なくて不足なり」
③荘園の領主・荘官・地頭などがその権利に応じて収得する収益。
とく‐ぼう【徳望】‥バウ🔗⭐🔉
とく‐ぼう【徳望】‥バウ
徳が高く、人望のあること。「―が高い」「―家」
とく‐もく【徳目】🔗⭐🔉
とく‐もく【徳目】
忠・孝・仁・義など、徳を分類した名目。道徳の細目。儒教では五倫・五常を指す。
とくやま【徳山】🔗⭐🔉
とくやま【徳山】
山口県周南市の地名。毛利氏の支藩徳山藩の城下町。
⇒とくやま‐いし【徳山石】
とくやま‐いし【徳山石】🔗⭐🔉
とくやま‐いし【徳山石】
山口県周南市の黒髪島に産出する花崗岩の石材。やや黒っぽく粗粒。土木・墓石用。
⇒とくやま【徳山】
とく‐よう【徳用】🔗⭐🔉
とく‐よう【徳用】
①有徳で応用の才能があること。源平盛衰記1「汝は坐道場の―を備へたり」
②徳より発する作用。功徳くどくの力。謡曲、海人「この経の―にて」
③用いて利益の多いこと。値段の割に役に立つこと。「お―なセット」「―品」
④利得。得分。浮世草子、日本新永代蔵「凡そ二十五六匁なり、是れを手代の―にして」
○徳若に御万歳とくわかにごまんざい🔗⭐🔉
○徳若に御万歳とくわかにごまんざい
いつも若々しく長寿を保つように、の意の祝い詞。
⇒とく‐わか【徳若】
どくわ‐じてん【独和辞典】
ドイツ語の見出しに日本語で解釈・説明をした辞典。
⇒どく‐わ【独和】
○徳をもって怨みに報いるとくをもってうらみにむくいる🔗⭐🔉
○徳をもって怨みに報いるとくをもってうらみにむくいる
[論語憲問]怨みのある者に怨みで報いず、かえって恩恵を施す。
⇒とく【徳】
とこ‐まんざい【徳万歳】🔗⭐🔉
とこ‐まんざい【徳万歳】
子供がくしゃみをした時、まじないに言う語。「徳若に御万歳」を略した語。
とっ‐か【徳化】トククワ🔗⭐🔉
とっ‐か【徳化】トククワ
徳によって教化すること。また、徳に感化されて善に移ること。
とっか‐よう【徳化窯】トククワエウ🔗⭐🔉
とっか‐よう【徳化窯】トククワエウ
中国福建省泉州市徳化にある古窯。宋代に開かれ、明・清代に仏像などの優れた白磁を産出。
とっ‐き【徳器】トク‥🔗⭐🔉
とっ‐き【徳器】トク‥
人徳と器量。徳と才能。
とっ‐きょう【徳教】トクケウ🔗⭐🔉
とっ‐きょう【徳教】トクケウ
道徳によって人を善道に導く教え。
とっ‐こう【徳行】トクカウ🔗⭐🔉
とっ‐こう【徳行】トクカウ
道徳にかなったよいおこない。「君子の―」
[漢]徳🔗⭐🔉
徳 字形
筆順
〔彳部11画/14画/教育/3833・4641〕
[
] 字形
〔彳部12画/15画〕
〔音〕トク(呉)(漢)
〔訓〕(名)のり・めぐむ
[意味]
①身についた品性。人間としての価値ある行い。みがきあげたすぐれた人格。「徳を慕う」「徳行・徳望・道徳・人徳・高徳・大徳だいとく・だいとこ」
②めぐみ。恩恵。「徳をもって怨うらみに報いる」「好意を徳とする」(好意をありがたいと思う)「神徳・恩徳・徳政」
③利益。もうけ。(同)得。「朝起きは三文の徳」「徳用・有徳人うとくじん」
[解字]
古字[悳]は形声。音符「直」(=まっすぐ)+「心」。本性のままのすなおな心の意。「
」は、これに「彳」を加えたもので、すなおな本性にもとづく行いの意を表す。[
]は異体字。
[下ツキ
悪徳・威徳・遺徳・懿徳・陰徳・学徳・寡徳・功徳・君徳・公徳・孔徳・五徳・才徳・至徳・宿徳・淑徳・頌徳・仁徳・人徳・聖徳・盛徳・碩徳・大徳・知徳・道徳・悖徳・背徳・美徳・表徳・福徳・不徳・婦徳・武徳・報徳・明徳・有徳・余徳






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