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い‐き【意気】🔗⭐🔉
○意気相投ずるいきあいとうずる🔗⭐🔉
○意気相投ずるいきあいとうずる
心持が互いによくあう。意気投合。
⇒い‐き【意気】
いきあい‐の‐くすり【息合の薬】‥アヒ‥
合戦などの時、息をととのえるのに用いた薬で、米の粉と氷砂糖の粉末とを梅干の肉で練ったもの。いきあいぐすり。
⇒いき‐あい【息合】
いき‐あ・う【生き合ふ・生き逢ふ】‥アフ
〔自四〕
互いに生きながらえる。生きながらえて出あう。大鏡道長「かかる命ながの―・はず侍らましかば」
いき‐あ・う【行き合う・行き逢う】‥アフ
〔自五〕
(→)「ゆきあう」に同じ。伊勢物語「狩りしありきけるに―・ひて」
いき‐あか・る【行き別る】
〔自下二〕
「ゆきわかる」に同じ。蜻蛉日記上「その日過ぎぬれば、皆おのがじし―・れぬ」
いき‐あが・る【生き上がる】
〔自四〕
息を吹きかえす。生きかえる。古今著聞集10「一時ばかりありて―・りにけり」
いき‐あたり【行き当り】
(→)「ゆきあたり」に同じ。
いき‐あた・る【行き当たる】
〔自五〕
(→)「ゆきあたる」に同じ。
いき‐いき【生き生き】
①活気の満ちているさま。勢いよいさま。浄瑠璃、唐船噺今国性爺「はあはあ有難やと、―勇み入る方知らぬ梓弓」。「―した顔」
②まるで生きているかのようなさま。「―と描き出す」
いき‐い・ず【生き出づ】‥イヅ
〔自下二〕
いきかえる。蘇生する。竹取物語「からうじて―・で給へるに」
いき‐いそ・ぐ【生き急ぐ】
〔自五〕
(「死に急ぐ」をもじった造語)一生が短いものであるかのように、休みなく活動して生きる。
いき‐うお【生き魚・活き魚】‥ウヲ
①(→)「いきざかな」に同じ。
②(→)「いけうお」に同じ。
いき‐うし【生き牛】
生きている牛。
⇒生き牛の目を抉る
いき‐う・し【行き憂し】
〔形ク〕
行きづらい。行くのがいやである。古今和歌集別「人やりの道ならなくにおほかたは―・しといひて」
○意気が揚がるいきがあがる🔗⭐🔉
○意気が揚がるいきがあがる
いきごみ・気概が盛んになる。
⇒い‐き【意気】
いき‐がい【生き甲斐】‥ガヒ
生きるはりあい。生きていてよかったと思えるようなこと。「―を感ずる」
いき‐がい【域外】ヰキグワイ
区域・領域の外。境外。また、外国。異域。
いき‐かえ・す【生き返す】‥カヘス
〔他四〕
生き返らせる。蘇生させる。
いき‐かえり【行き帰り・往き還り】‥カヘリ
(→)「ゆきかえり」に同じ。
いき‐かえ・る【生き返る】‥カヘル
〔自五〕
一度死んだものが息を吹きかえす。よみがえる。活力をとりもどす。再び元気になる。「雨で草木が―・る」
いき‐がお【生き顔】‥ガホ
生きている時の顔。浄瑠璃、吉野都女楠「―と死顔しにがおとは相好の変るもの」
いき‐かた【行き方】🔗⭐🔉
いき‐かた【行き方】
①やりかた。しかた。ゆきかた。→生き方。
②こころいき。気まえ。(「意気方」の字をも当てる)浄瑠璃、女殺油地獄「ハテここな人は―の悪い」
いき‐ぐみ【意気組】🔗⭐🔉
いき‐ぐみ【意気組】
イキゴミ(意気込)の転。
いき‐けんこう【意気軒昂】‥カウ🔗⭐🔉
いき‐けんこう【意気軒昂】‥カウ
意気込みが盛んであるさま。「―たる若者」
いき‐ごみ【意気込み】🔗⭐🔉
いき‐ごみ【意気込み】
いきごむこと。あることをしようとする、はりきった気持。いきぐみ。「始めから―が違う」
いき‐ご・む【意気込む】🔗⭐🔉
いき‐ご・む【意気込む】
〔自五〕
勢いをこめる。あることをしようと、はりきる。「今度こそはと―・む」
いき‐じ【意気地】‥ヂ🔗⭐🔉
いき‐じ【意気地】‥ヂ
事を貫徹しようとする気力。他にはりあって、自分の思うことを立て通そうとする気性。いじ。いくじ。いきはり。
⇒意気地が悪い
○意気地が悪いいきじがわるい🔗⭐🔉
○意気地が悪いいきじがわるい
心柄・人柄が悪い。
⇒いき‐じ【意気地】
いき‐じごく【生き地獄】‥ヂ‥
生きているこの世で、まるで地獄のような責苦せめくにあうこと。非常にひどい苦しみにあうこと。「事故現場はまさに―だった」
いき‐しな【行きしな】
(→)「ゆきしな」に同じ。
いき‐しに【生き死に】
生きることと死ぬこと。せいし。しょうじ。源氏物語竹河「―を君にまかする我が身とならば」。「―の境」
いき‐じびき【生き字引】
経験を積み、よく物事を知っている人。先例や規則に精通していて、その人に聞けばすぐわかるというような人。ウォーキング‐ディクショナリー。「社内の―」
いき‐しょうちん【意気消沈・意気銷沈】‥セウ‥
元気をなくして、沈み込むこと。「落選を重ね―する」
いき‐しょうてん【意気衝天】
意気込みが天を衝つくほどに激しいこと。
いき‐しょうにん【生き証人】
過去の事件や一時期を生きながらえて、直接の体験を語ることができる人。「歴史の―」
いき‐じょうもん【生き証文】
(生きている証文の意)証人。
いき‐しょうちん【意気消沈・意気銷沈】‥セウ‥🔗⭐🔉
いき‐しょうちん【意気消沈・意気銷沈】‥セウ‥
元気をなくして、沈み込むこと。「落選を重ね―する」
いき‐しょうてん【意気衝天】🔗⭐🔉
いき‐しょうてん【意気衝天】
意気込みが天を衝つくほどに激しいこと。
いき‐ずく【意気尽】‥ヅク🔗⭐🔉
いき‐ずく【意気尽】‥ヅク
(ズクは接尾語)意地を張り通すこと。意地ずく。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「げんこ取るより小さい首、―なら取つていけ」
いき‐そそう【意気沮喪・意気阻喪】‥サウ🔗⭐🔉
いき‐そそう【意気沮喪・意気阻喪】‥サウ
物事に取り組む気力を失ってしまうこと。「失敗の連続で―する」
いき‐ちょん【意気ちょん】🔗⭐🔉
いき‐ちょん【意気ちょん】
①いきなこと。粋すい。(しゃれて、また、からかい気味にいう)黄表紙、高漫斉行脚日記「―の魔道」
②情事・色事など、男女間の機微にふれること。
③明和・安永頃にはやった男の結髪の一風。洒落本、辰巳之園「出ず入らずの―と結ひ」
○生き血をしぼるいきちをしぼる
情け容赦なく搾取する。生き血をすする。生き血を吸う。
⇒いき‐ち【生き血】
○生き血をすするいきちをすする
「生き血をしぼる」に同じ。→生き血(成句)
⇒いき‐ち【生き血】
○意気天を衝くいきてんをつく🔗⭐🔉
○意気天を衝くいきてんをつく
いきごみの盛んなことにいう。「意気衝天しょうてん」とも。
⇒い‐き【意気】
いき‐どう【生き胴】
①新刀試あらみだめしにする生きた人間(の胴)。
②江戸時代の死刑の一種。罪人を土を盛った土壇場どたんばに横たえ、斬手二人で首と胴とを同時に斬ること。
いき‐とうごう【意気投合】‥ガフ
気持が合って仲良くなること。「初対面で二人は―した」
いき‐どお・し【息どほし】‥ドホシ
〔形シク〕
(息ダハシの転)息がせわしい。息が苦しい。〈日葡辞書〉
いきどおら・し【憤らし】イキドホラシ
〔形シク〕
心がはれない。嘆かわしい。腹立たしい。いきどおろしい。
いきどおり【憤り】イキドホリ
いきどおること。怒り。腹立ち。三蔵法師伝延久点「遂に憤イキトホリを発し」。「―をおぼえる」
いきどお・る【憤る】イキドホル
〔自五〕
①思いが胸につかえる。思い結ぼれて心が晴れない。不平をいだく。万葉集19「―・る心のうちを思ひのべ」。大唐西域記長寛点「事の成らざるを悲しび憤イキトホリ恚ふつくみて死ぬ」
②恨み怒る。憤慨する。また、奮起する。平家物語3「今汝が所望達せば、山門―・つて世上静かなるべからず」。「暴挙に―・る」「不正を―・る」
いきどおろし・い【憤ろしい】イキドホロシイ
〔形〕[文]いきどほろ・し(シク)
心がはれない。嘆かわしい。腹立たしい。神功紀「目にし見えねば―・しも」。「―・い思いに駆られた」
いき‐どころ【行き所】
(→)「ゆきどころ」に同じ。
いき‐ど・し【息どし】
〔形シク〕
(息ダハシの転。近世使われた)呼吸が早い。息苦しい。
いき‐と‐し‐いける‐もの【生きとし生ける物】
(ト・シともに強めの助詞)世に生きているほどのすべてのもの。あらゆる生物。
イキトス【Iquitos】
ペルー北東部、アマゾン川の支流のマラニョン川に面する都市。ペルー‐アマゾン最大の人口を擁し、河港から大型船が発着する。人口32万4千(2003)。
いき‐とど・く【行き届く】
〔自五〕
(→)「ゆきとどく」に同じ。
いき‐どまり【行止り】
(→)「ゆきどまり」に同じ。
いき‐とま・る【生き止る】
〔自四〕
生きてこの世にとどまる。生きながらえる。源氏物語夕顔「―・るまじきここちすれ」
いき‐どま・る【行き止まる】
〔自五〕
(→)「ゆきどまる」に同じ。
いき‐ない【域内】ヰキ‥
一定の区域の内。
いき‐ながら・える【生き長らえる・生き存える】‥ナガラヘル
〔自下一〕[文]いきながら・ふ(下二)
生きつづける。生きて永くこの世にいる。「戦乱を―・える」
いき‐ながれ【生き流れ】
胎児が月足らずで流産すること。また、その胎児。
いき‐なし【息無し】
〔副〕
息もつかずに。一息に。東海道中膝栗毛5「この雑煮を―五ぜんたべました」
いき‐なり【行き成り】
[一]〔名〕
事がらのなりゆき。また、なりゆきにまかせること。十分考えないですること。いきなりさんぼう。いきなりほうだい。洒落本、傾城買指南所「先づおれも、たうとう勘当をくらつた。是からは―といふ世界だ」
[二]〔副〕
(近世は多く「に」を伴って)だしぬけに。突然。または、直接。じかに。浮世床初「―に胸ぐらよ」。「横道から―とびだす」「下書きもせず―清書する」
⇒いきなり‐さんぼう【行き成り三宝】
⇒いきなり‐だご【生き成り団子】
⇒いきなり‐ほうだい【行き成り放題】
いきなり‐さんぼう【行き成り三宝】
(→)「いきなりほうだい」に同じ。ゆきなりさんぼう。誹風柳多留10「―男の雨やどり」
⇒いき‐なり【行き成り】
いきなり‐だご【生き成り団子】
さつまいもを生のまま小麦粉の皮で包み、ゆでたり蒸したりした菓子。汁に入れる場合や、粒あん入りもある。熊本県・福岡県で作る。いきなりだんご。
⇒いき‐なり【行き成り】
いきなり‐ほうだい【行き成り放題】‥ハウ‥
なるにまかせてかまわないこと。ゆきあたりばったり。
⇒いき‐なり【行き成り】
いき‐とうごう【意気投合】‥ガフ🔗⭐🔉
いき‐とうごう【意気投合】‥ガフ
気持が合って仲良くなること。「初対面で二人は―した」
○意気に燃えるいきにもえる🔗⭐🔉
○意気に燃えるいきにもえる
ある事をしようという積極的な気持が盛んになる。
⇒い‐き【意気】
いき‐にょらい【生き如来】
(→)「いきぼとけ」に同じ。
いき‐にんぎょう【生き人形】‥ギヤウ
①生きた人の姿に似せて造った張子人形。また、その見世物。
②人形のように美しい女。
いき‐ぬき【息抜き】
①しばらく休むこと。気分をかえるための休息。「時には―も必要だ」「喫茶店で―する」
②換気用の窓または孔。
いき‐ぬ・く【生き抜く】
〔自五〕
苦しみに耐えて、どこまでも生き通す。大唐西域記長寛点「何を用てか生為イキヌクらむ」
いき‐ぬけ【行抜け】
(→)「ゆきぬけ」に同じ。
いき‐ぬすびと【生盗人】
(イキは接頭語)盗人あるいは他人を卑しめののしっていう語。
いき‐ね【息根】
①(→)「いきのね」に同じ。
②声。「―をたてる」
いき‐の‐お【生の緒・息の緒】‥ヲ
(息の長く続くことを緒にたとえた語)
①いのち。たまのお。(「―に」の形で「命にかけて」の意に用いる)万葉集18「―になげかす子ら」
②息いき。三十二番職人歌合「―の苦しき時は鉦鼓こそ南無阿弥陀仏の声たすけなれ」
いぎ‐の‐おもの【威儀の御膳】ヰ‥
元日その他の節会せちえなどの時の、儀式にかなった、天皇の食膳。宇津保物語吹上上「様々にいろどりて―参る」
いきのこうぞう【「いき」の構造】‥ザウ
九鬼周造の主著。1930年(昭和5)刊。江戸の遊里に発した「いき」の美意識が、媚態・意気地・諦めの三つの契機の結合によって成り立っていることを明らかにし、日本人の美意識や価値観の解明に貢献した。
いぎ‐の‐ごぜん【威儀の御膳】ヰ‥
(→)「いぎのおもの」に同じ。
いき‐のこり【生き残り】
生き残ること。また、その人。「戦場―の古強者」
いき‐のこ・る【生き残る】
〔自五〕
死なないで生存して残る。特に、危険な経験などで、もう少しで死んでしまうところを死なずにすむ。「戦争に―・る」
いき‐の‐した【息の下】
重病や臨終の際など、虫の息の状態。息も絶え絶えにものを言うさまにいう。源氏物語帚木「―に引き入れ言こと少ななるが」
いぎ‐の‐じん【威儀の陣】ヰ‥ヂン
大礼の時、儀容をととのえるために、衛府えふが武装して立ち並ぶこと。
いぎ‐の‐にょうぼう【威儀の女房】ヰ‥バウ
(→)「威儀の命婦みょうぶ」に同じ。
いき‐の‐ね【息の根】
呼吸。いのち。いきね。
⇒息の根を止める
いき‐はり【意気張】🔗⭐🔉
いき‐はり【意気張】
意気地をはること。
⇒いきはり‐ずく【意気張尽】
いきはり‐ずく【意気張尽】‥ヅク🔗⭐🔉
いきはり‐ずく【意気張尽】‥ヅク
意地を張って競い、負けまいとすること。
⇒いき‐はり【意気張】
いき‐ようよう【意気揚揚】‥ヤウヤウ🔗⭐🔉
いき‐ようよう【意気揚揚】‥ヤウヤウ
[史記管晏伝]得意で誇りに満ちた様子。「―と引き揚げる」
いく‐じ【意気地】‥ヂ🔗⭐🔉
いく‐じ【意気地】‥ヂ
(イキジの転)物事をやりぬこうとする気力。心の張り。「―がない」
⇒いくじ‐なし【意気地無し】
いくじ‐なし【意気地無し】‥ヂ‥🔗⭐🔉
いくじ‐なし【意気地無し】‥ヂ‥
意気地がないこと。また、そういう人。
⇒いく‐じ【意気地】
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