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いん【殷】🔗⭐🔉
いん【殷】
中国の古代王朝の一つ。「商」と自称。前16世紀から前1023年まで続く。史記の殷本紀によれば、湯王が夏かを滅ぼして始めた。30代、紂ちゅう王に至って周の武王に滅ぼされた。高度の青銅器と文字(甲骨文字)を持つ。→殷墟
いん‐いん【殷殷】🔗⭐🔉
いん‐いん【殷殷】
①音の盛んなさま。雷や大砲や車などの音のとどろくさま。「―たる砲声」
②憂えるさま。「憂心―」
○殷鑑遠からずいんかんとおからず🔗⭐🔉
○殷鑑遠からずいんかんとおからず
[詩経大雅、蕩](殷王朝は前代の夏かが滅亡したことを鑑かがみとして戒めよの意)失敗の先例は遠くに求めなくとも、すぐ目の前にある。
⇒いん‐かん【殷鑑】
いん‐き【印記】
蔵書印記のこと。蔵書家が所蔵本に捺おした印影。
いん‐き【陰気】
①万物生成の根本の一つとされる、消極面をつかさどる気。
②天候・雰囲気・気分・性格などの、暗く晴ればれしないさま。日葡辞書「キガインキシタ」。「―な部屋」「―な性格」↔陽気。
⇒いんき‐くさ・い【陰気臭い】
いん‐き【陰鬼】
死者の霊。亡霊。
インキ【ink】
⇒インク
いん‐ぎ【院議】ヰン‥
衆議院・参議院の議事または議決。
いんき‐くさ・い【陰気臭い】
〔形〕
いかにも陰気な感じがする。「―・い部屋」「―・い人物」
⇒いん‐き【陰気】
いん‐きゃく【韻脚】ヰン‥
漢詩や賦の句末に用いる韻。→和韻
いん‐ぎゃく【淫虐】
みだらで残虐なこと。女色にふけること。
いん‐きゅう【院宮】ヰン‥
⇒いんぐう
いん‐きゅう【飲泣】‥キフ
声を飲んですすり泣くこと。
いん‐ぎゅう【引級・引汲】‥ギフ
訴訟・論争のとき、弁護・支援すること。東鑑12「梶原平三景時、直光を―す」
インキュナブラ【incunabula ラテン】
(揺籃ゆりかごの意)ヨーロッパで、活字印刷術の発明(15世紀中頃)以後1500年までの、印刷術の揺籃期ようらんきに刊行された活字本。初期整版本を含めてもいう。
インキュベーション【incubation】
(抱卵・哺育の意)新たに起こった企業を国や地方自治体が支援すること。
インキュベーター【incubator】
一定の温度を保つ容器。細菌培養や卵の孵化などに用いる。定温器。培養器。孵卵器。
いん‐きょ【允許】
(「允」も許す意)認め許すこと。印可。
いん‐きょ【引拠】
引用して根拠とすること。
いん‐きょ【殷墟】
中国河南省安陽市の北西郊にある殷代の遺跡。殷がその後期、前14〜前11世紀に都したところ。1928年以来の発掘で、多数の宮殿址あと・大墓・小墓、無数の竪穴が発見され、殷の工芸技術の粋を示す銅器・白陶・象牙彫刻・玉器などや文字を刻んだ甲骨が出土。→甲骨文字。
⇒いんきょ‐もじ【殷墟文字】
いん‐きょ【陰虚】
①漢方で、生体の陰分(血や津液しんえき)が不足した病態。微熱・口内乾燥、手足のほてりを表す。
②俗に、過度で放漫な性生活のため身心衰弱する状態。腎虚じんきょ。
いん‐きょ【隠居】
①世事を捨てて閑居すること。致仕。職をやめるなど世間から身を引いて気ままに暮らすこと。今昔物語集13「只―を好む心のみ有り」
②家長が官職を辞しまたは家督を譲って隠退すること。また、その人、その住居。戸主が自己の自由意志によってその家督相続人に家督を承継させて戸主権を放棄することで、中世の武家法以来の伝統的な法制であるが、1947年廃止。
③江戸時代の公家・武家の刑の一種。地位を退かせて家禄をその子孫に譲らせること。
④江戸小伝馬町の牢内で囚人の顔役の称。歌舞伎、小袖曾我薊色縫「行きやア―と立てられて、見舞の初穂を喰ふ株だが」
⑤当主の現存の親の称。また、老人の称。
⇒いんきょ‐さしひかえ【隠居差控】
⇒いんきょ‐ばんとう【隠居番頭】
⇒いんきょ‐ぶん【隠居分】
⇒いんきょ‐りょう【隠居領】
いん‐きょう【印僑】‥ケウ
海外に移住したインド人およびその子孫。イギリスの植民地支配下、東南アジアなど世界各地に渡った。近年は中東への建設労働者、欧米への科学者・技術者の移住が増大。その送金・投資はインド経済にとり重要。
いん‐きょう【陰茎】‥キヤウ
⇒いんけい。〈下学集〉
いんきょう【韻鏡】ヰンキヤウ
中国の韻図。切韻系韻書の音韻体系を43枚の図表により説明したもの。唐末頃成る。中国では亡失し、日本にのみ伝存した。漢字の音を論ずる根拠として利用される。
⇒いんきょう‐じゅうねん【韻鏡十年】
いん‐ぎょう【印形】‥ギヤウ
①印いん。印判。
②押した印の形。
いん‐ぎょう【隠形】‥ギヤウ
⇒おんぎょう
いんきょう‐じゅうねん【韻鏡十年】ヰンキヤウジフ‥
韻鏡を理解するには10年かかるということ。漢字の音韻を理解するのが難しいことをいう。
⇒いんきょう【韻鏡】
いんぎょう‐てんのう【允恭天皇】‥ワウ
記紀に記された5世紀中頃の天皇。仁徳天皇の第4皇子。名は雄朝津間稚子宿祢おあさずまわくごのすくね。盟神探湯くかたちで姓氏の混乱を正したという。倭の五王のうち「済」に比定される。→天皇(表)
いん‐きょく【陰極】
電位の低い方の電極。負極。↔陽極。
⇒いんきょく‐せん【陰極線】
⇒いんきょくせん‐かん【陰極線管】
いんきょく‐せん【陰極線】
真空放電の際、陰極から陽極に向かって発する高速の電子の流れ。また一般に、熱陰極から発する高速電子流。
⇒いん‐きょく【陰極】
いんきょくせん‐かん【陰極線管】‥クワン
陰極線すなわち電子ビームを利用した真空管。普通、電子ビームを蛍光面上に焦点を結ばせ、その位置を観察できるようにしたもの、すなわちブラウン管をさすことが多い。
⇒いん‐きょく【陰極】
いんきょ‐さしひかえ【隠居差控】‥ヒカヘ
江戸時代の公家・武家の刑の一種。隠居して謹慎すること。
⇒いん‐きょ【隠居】
いんきょ‐ばんとう【隠居番頭】
主家の番頭を勤め終えて、なお引き続き奉公する者。
⇒いん‐きょ【隠居】
いんきょ‐ぶん【隠居分】
隠居の身分。
⇒いん‐きょ【隠居】
いんきょ‐もじ【殷墟文字】
甲骨文字のこと。
⇒いん‐きょ【殷墟】
いんきょ‐りょう【隠居領】‥リヤウ
隠居した人の領地。
⇒いん‐きょ【隠居】
いん‐きん【引磬】
(キンは唐音。インケイとも)仏教楽器の一種。椀状の小鐘の底にひもを通して、木の柄をつけたもの。小さい鉄棒で打ち鳴らす。手磬。
引磬
撮影:関戸 勇
いん‐きん【印金】
羅や紗しゃ・緞子どんす・繻子しゅすなどの裂地きれじの上に、文様を彫った型紙をあて、漆・糊などの接着剤を置き、その上に金箔や雲母うんも・銀箔をおいて、生地に文様を表したもの。歌の料紙などにもこの手法を用いた。摺箔すりはく。
いん‐きん【陰金】
陰金田虫の略。
⇒いんきん‐たむし【陰金田虫】
いん‐ぎん【慇懃】
①ねんごろなこと。ていねい。福富長者物語「―に畏まりて」。「―な挨拶」
②よしみ。親しい交わり。
③男女の情交。「―を通ずる」
⇒いんぎん‐こう【慇懃講】
⇒いんぎん‐びろう【慇懃尾籠】
⇒いんぎん‐ぶれい【慇懃無礼】
いんぎん‐こう【慇懃講】‥カウ
礼儀を重んじてする集会。↔無礼講。
⇒いん‐ぎん【慇懃】
いんきん‐たむし【陰金田虫】
頑癬がんせんの俗称。いんきん。
⇒いん‐きん【陰金】
いんぎん‐びろう【慇懃尾籠】
(→)慇懃無礼に同じ。
⇒いん‐ぎん【慇懃】
いんぎん‐ぶれい【慇懃無礼】
うわべはていねいなようで、実は尊大であること。「―な応対」
⇒いん‐ぎん【慇懃】
いん‐く【印矩】
印をおす時に、位置を定め、また印影のゆがまないように用いる丁字形または曲尺かねじゃく形の定規。
インク【ink】
(inkt オランダ)筆記または印刷に用いる有色の液体。筆記用の青は染料の他にタンニン鉄を含み、印刷用は顔料を油や樹脂で練って製する。インキ。「新しき―のにほひ栓抜けば餓ゑたる腹に沁むがかなしも」(啄木)
⇒インク‐けし【インク消し】
⇒インク‐ジェット‐プリンター【ink jet printer】
⇒インク‐スタンド【inkstand】
⇒インク‐ブロット‐テスト【ink-blot test】
⇒インク‐リボン
いん‐ぐ【淫具】
性的な感情や感覚を刺激するために用いる器具。性具。
いん‐ぐう【院宮】ヰン‥
院(上皇・法皇・女院)と三宮(三后)・東宮の総称。
⇒いんぐう‐きゅう【院宮給】
いんぐう‐きゅう【院宮給】ヰン‥キフ
院宮に給される年官・年爵。
⇒いん‐ぐう【院宮】
インク‐けし【インク消し】
インクで書いたものを消すための液。さらし粉の水溶液などで製する。
⇒インク【ink】
インク‐ジェット‐プリンター【ink jet printer】
プリンター3の一種。細いノズルからインクの微小液滴を紙に向けて噴出させて印刷するもの。
⇒インク【ink】
インク‐スタンド【inkstand】
インクつぼにペン立てのついたもの。
⇒インク【ink】
インク‐ブロット‐テスト【ink-blot test】
〔心〕(→)ロールシャッハ‐テストに同じ。
⇒インク【ink】
インクライン
(inclined plane)傾斜面にレールを敷き、動力あるいは重力によって貨物や船を昇降させる一種のケーブル‐カー。日本では琵琶湖疏水の京都市蹴上けあげにあったものが有名。
インクライン(蹴上)
撮影:的場 啓
イングランド【England】
①イギリス、グレート‐ブリテン島の中部・南部を占める地方。イギリス連合王国の主要部をなす。南東部にあるロンドンは政治・経済の中枢。中部以北は石炭・鉄鉱石の産多く、工業が最も発達、バーミンガム・マンチェスターなどはその中心都市。
②英国。
⇒イングランド‐ぎんこう【イングランド銀行】
イングランド‐ぎんこう【イングランド銀行】‥カウ
(The Bank of England)ロンドンにあるイギリスの中央銀行。1694年設立。1884年中央銀行となる。勘定面では発行部・銀行部に分かれ、前者は銀行券の発行および兌換だかんをつかさどり、後者は一般銀行業務を営み、かつ国庫事務を扱う。1946年国有化、特殊法人となった。英蘭銀行。
⇒イングランド【England】
イングリッシュ【English】
①㋐英語。イギリス人。
㋑イギリスの。イギリス風。
②欧文活字の大きさの名。約14ポイント。
⇒イングリッシュ‐ガーデン【English garden】
⇒イングリッシュ‐ブレックファースト【English breakfast】
⇒イングリッシュ‐ホルン【English horn】
イングリッシュ‐ガーデン【English garden】
イギリス風の庭園。イギリス特有の自然風景や植物を楽しめるように整備した庭。
⇒イングリッシュ【English】
イングリッシュ‐ブレックファースト【English breakfast】
イギリス風の朝食スタイル。パン・オートミール・卵料理・肉加工品・紅茶・コーヒー・ジュースなど、多種にわたる。↔コンチネンタル‐ブレックファースト。
⇒イングリッシュ【English】
イングリッシュ‐ホルン【English horn】
オーボエ属の木管楽器で音域がオーボエよりも完全5度低い。コール‐アングレ。
⇒イングリッシュ【English】
インク‐リボン
(和製語ink ribbon)タイプライターやプリンターで用いる、インクを吸着あるいは塗付した薄いテープ。
⇒インク【ink】
いん‐くんし【隠君子】
①世をのがれて隠れ住む有徳の人。
②菊の異称。隠逸花。
いん‐げ【員外】ヰン‥
⇒いんがい。〈書言字考節用集〉
いん‐げ【院家】ヰン‥
①貴族の子弟の出家入寺した者。
②特に、院家1の止住する子院の称。門跡もんぜきとともに特権を許された寺格。
いん‐けい【淫刑】
みだりに不当な刑を加えること。
いん‐けい【陰茎】
男子の外部生殖器。陰茎根・陰茎体・亀頭から成り、表面皮膚で包まれ内部に海綿体をもち尿道がつらぬく。男根。陽物。いんきょう。
いん‐けい【隠計】
秘密の計略。陰謀。
いん‐げい【印契】
(→)印3に同じ。
いんけ‐がわ【印華革】‥ガハ
なめしがわに緑青や臙脂えんじで人物などを描いたもの。
いん‐けつ【引決】
責任を引き受けて自殺すること。
いん‐けつ【音穴】
琴・箏の胴の裏にある穴。共鳴音が外部に出るためのもの。
いん‐げつ【隠月】
琵琶の表板下方にある、縦約3センチメートル、横約5センチメートルの楕円形の音穴いんけつ。弦を結ぶ覆手ふくじゅの内面に隠れ、上方の2個の半月に対し満月ともいう。
いん‐けん【引見】
目下めしたの者を引き入れて対面すること。「使者を―する」
いん‐けん【陰険】
表面はよく見せかけて、心のうちでは悪意をもっていること。陰気で意地わるそうなさま。「―な男」「―なやり方」
いん‐けん【隠見・隠顕】
かくれたりあらわれたりすること。見えがくれすること。「波間に白帆が―する」
⇒いんけん‐インク【隠顕インク】
いん‐げん
(「威厳」の転とも「威言」の転ともいう)
①高慢なものの言い方。また、そのことば。浄瑠璃、曾我虎が磨「時宗組みとめての、曾我の五郎と組んでなど、―吐かば」
②無礼。失敬。浄瑠璃、源氏冷泉節「牛若とやら猿若とやらんを聟に取たる―な」
⇒いんげん‐がお【いんげん顔】
いんげん【隠元】
①日本黄檗おうばく宗の開祖。明の福建省福清の人。名は隆琦りゅうき。1654年(承応3)日本に渡来。山城国宇治に黄檗山万福寺を創建。語録・詩偈集など開版されたもの多く、その書は茶席の掛軸として珍重される。諡号しごうは大光普照国師など。(1592〜1673)
②隠元豆の略。
⇒いんげん‐まめ【隠元豆】
いんけん‐インク【隠顕インク】
紙上に書いたままでは見えない字や絵が、熱するか、または適当な化学薬品(顕色剤)で処理すれば、見えるようになるインク。隠顕墨。
⇒いん‐けん【隠見・隠顕】
いんげん‐がお【いんげん顔】‥ガホ
高慢な顔つき。浄瑠璃、兼好法師物見車「又五郎―、あれお見やれ」
⇒いん‐げん
いんげん‐まめ【隠元豆】
(隠元1が明からもたらしたものという)
①マメ科の一年生作物。蔓性草本で、秋に結実。中米原産。世界で広く栽培され、マメ類では大豆、落花生に次ぐ。インド・ブラジル・中国に多い。日本では北海道が主産地。品種がきわめて多い。蔓性でなく直立する変種をツルナシインゲンという。種子や若い莢さやは食用・菓子原料。茎葉は飼料。菜豆。インゲン。インゲンササゲ。ゴガツササゲ。
隠元豆
撮影:関戸 勇
インゲンマメ(花)
撮影:関戸 勇
②フジマメの別称。主に関西での呼称。藊豆。〈書言字考節用集〉
⇒いんげん【隠元】
いん‐こ【鸚哥・音呼】
オウム目のオウム類を除く鳥の総称。オウムとちがい尾羽が長いか羽冠がない。やや便宜的な分け方で、モモイロインコはオウム属。色彩が美しいので、飼われることが多い。熱帯地方から南半球にかけて分布。日本で野生化している種もある。小形のセキセイインコ、大形のコンゴウインコなど多くの種類がある。色葉字類抄「鸚謌、インコ」
オナガパプアインコ
撮影:小宮輝之
クサビオヒメインコ
撮影:小宮輝之
ゴシキセイガイインコ
撮影:小宮輝之
ショウジョウインコ
撮影:小宮輝之
セキセイインコ
撮影:小宮輝之
ベニコンゴウインコ
撮影:小宮輝之
ミドリサトウチョウ
撮影:小宮輝之
ルリコンゴウインコ
撮影:小宮輝之
いん‐ご【隠語】
特定の仲間の間にだけ通用する特別の語。かくしことば。
いん‐ご【韻語】ヰン‥
漢文で、韻をふんだ語または文。詩賦の類。
いん‐こう【引航】‥カウ
船が他の船を引いて進むこと。曳航。
いん‐こう【印行】‥カウ
図書を印刷し発行すること。刊行。
いん‐こう【印匣】‥カフ
印をしまっておく箱。
いん‐こう【印香】‥カウ
香料を粉にして練り合わせ、梅花などの型に押して抜き、乾燥させたもの。
いん‐こう【咽喉】
①咽頭と喉頭。口腔の奥から食道の入口までを咽頭といい、咽頭の下部から分かれて気管に入る部分を喉頭という。のど。〈日葡辞書〉
②転じて、重要な通路のこと。「―を扼やくする」
いん‐こう【淫行】‥カウ
みだらなおこない。
⇒いんこう‐かんゆう‐ざい【淫行勧誘罪】
いん‐ごう【引業】‥ゴフ
〔仏〕来世の運命を決定する最も主要な善悪の業。総報業。↔満業
いん‐ごう【因業】‥ゴフ
①〔仏〕因と業。また、果報を招く因となる業。
②頑固で無情なこと。むごいこと。「―な仕打ち」「―おやじ」
いん‐ごう【院号】ヰンガウ
下に「院」の字の付く称号。
①上皇の尊号。天皇の追号。女院の称号。
②貴族・将軍などの建てた寺院の号。
③法名・戒名に「院」の字の付くもの。
④年功を積んだ修験者の称号。
いんこう‐かんゆう‐ざい【淫行勧誘罪】‥カウクワンイウ‥
営利目的で淫行の常習のない女性を勧誘して姦淫させる罪。→姦淫罪
⇒いん‐こう【淫行】
いんこう‐さでん【隠公左伝】
(「隠公」は春秋時代の魯の国王。「左伝」は「春秋左氏伝」。春秋左氏伝を読もうとして、最初の隠公の条だけで止めてしまうことから)学問が努力不足のため長続きしないこと。須磨源氏。
イン‐コース
(和製語in course)
①(→)インサイド3に同じ。
②陸上競技・スピード‐スケートなどの競技場で、内側の走路。
↔アウトコース
イン‐コーナー【in-corner】
(→)インサイド3に同じ。↔アウト‐コーナー
イン‐ゴール【in-goal】
ラグビー競技場の両端、ゴールラインの外側を占める長方形の区域。
いん‐こく【印刻】
印材に印いんを彫ること。篆刻てんこく。
いん‐こく【陰刻】
文字または絵画をくぼませて彫り込むこと。↔陽刻
いん‐こく【陰国】
北方の国。↔陽国
インゴット【ingot】
溶融した金属を型に鋳込んで固化させたもの。これを加工して製品にする。鋳塊。鋼塊。
いん‐ごと【戒】
(イミゴトの音便)仏教の戒かい。紫式部日記「御―受けさせ奉りたまふ」
インコネル【Inconel】
合金の一種。成分はニッケル78〜80パーセント、クロム12〜14パーセント、鉄4〜6パーセント、炭素0.15〜0.35パーセント。耐食・耐熱、特に高温における耐食性が大きい。ガス‐タービン・ジェット‐エンジン・排気管・化学装置などで使用。商標名。
いん‐ごん【印言】
〔仏〕印契いんげいと真言。
インサーション【insertion】
切り込んだ布に装飾的にはめこむこと。また、はめこむレースや刺繍の小片。
インサート【insert】
①差しこむこと。挿入すること。
②映画・テレビで、手紙・電報・新聞などに書かれた文字を画面とすること。
いんざい【印西】
千葉県北部、利根川南岸に位置する市。中心地区の大森は、もと利根川の河港、宿場町。千葉ニュータウンの開発で人口が急増。人口6万。
いん‐ざい【印材】
印いんを作る素材。石・木・ゴム・牙・角・竹・金属など。
インサイダー【insider】
①組織などの内部にいる人。部内者。
②(insider union)法内組合。労働組合法(1949年全面改正)の諸規定を具備し、労働組合として認められるもの。
↔アウトサイダー。
⇒インサイダー‐とりひき【インサイダー取引】
インサイダー‐とりひき【インサイダー取引】
(insider trading)上場会社等の役員や大株主などが、一般には未公開の内部情報を利用して行う証券取引。不公正取引として厳しく規制されている。内部者取引。
⇒インサイダー【insider】
インサイド【inside】
①内側。内部。
②テニス・バレーボールなどで、ボールが一定の境界線の内側に落ちること。
③野球で、ホーム‐プレートの打者に近い方の側。インコーナー。内角。
↔アウトサイド。
⇒インサイド‐キック【inside kick】
⇒インサイド‐ベルト
⇒インサイド‐ワーク【inside work】
インサイド‐キック【inside kick】
サッカーで、足の内側でボールを蹴ること。
⇒インサイド【inside】
インサイド‐ベルト
(和製語inside belt)ベルトの一種。ズボン・スカートの胴回りの内側に縫いつけたもの。ベルト芯。
⇒インサイド【inside】
インサイド‐ワーク【inside work】
野球などの競技で、試合運びにおける頭脳的作戦のこと。ヘッドワーク。
⇒インサイド【inside】
いん‐さき【往前】
(イニサキの音便)往時。むかし。
いん‐さつ【印刷】
印刷版を作り、この版面にインクをつけ、これを紙・フィルム・布その他に転写して、多数の複製を作ること。用いる版の種類により凸版・凹版・平版・孔版印刷がある。また、コンピューター管理によりレーザー‐プリンターやインク‐ジェット‐プリンターで印字・印画をすること。中国で木版印刷が発明され、奈良時代に日本に渡来。欧州ではグーテンベルクが1450年頃、活版印刷を完成。
⇒いんさつ‐き【印刷機】
⇒いんさつ‐はいせん【印刷配線】
⇒いんさつ‐ばん【印刷版】
⇒いんさつ‐ひょうじゅん‐じたい【印刷標準字体】
いんさつ‐き【印刷機】
印刷を行う機械。版の種類・加圧方式(平圧・円圧・輪転)・用紙の形態(枚葉・巻取り)・インクの転写方式(直接・オフセット)などによりいろいろな形式がある。
⇒いん‐さつ【印刷】
いんさつ‐はいせん【印刷配線】
(→)プリント配線に同じ。
⇒いん‐さつ【印刷】
いんさつ‐ばん【印刷版】
印刷に用いる版の総称。凸版・凹版・平版・孔版の4種に大別される。
⇒いん‐さつ【印刷】
いんさつ‐ひょうじゅん‐じたい【印刷標準字体】‥ヘウ‥
常用漢字表外の漢字1022字について、印刷字体としてもっとも一般的であるとして、2000年に国語審議会が答申した字体。多くは康
字典の正字体に基づく。→簡易慣用字体
⇒いん‐さつ【印刷】
イン‐ザ‐ホール【in the hole】
野球で、投手または打者にとってボール‐カウントが悪くなった場合。「ピッチャー‐―」
いん‐さよう【飲作用】
〔生〕(pinocytosis)細胞が液体を透過性によらずに内部にとりこむこと。ピノサイトーシス。→食作用
いん‐さん【陰惨】
陰気でむごたらしいさま。「―な事件」
いん‐ざん【院参】ヰン‥
上皇・法皇の御所に参ること。
⇒いんざん‐しゅう【院参衆】
いんざん‐しゅう【院参衆】ヰン‥
江戸時代、院の御所へ10日交替で参候・宿直して事務をとった者。仙洞附せんとうつき。
⇒いん‐ざん【院参】
いん‐し【印子】
⇒いんす
いん‐し【印紙】
①手数料・税金などを納付したことを証明するために書類などに貼付する法定の紙片。収入印紙など。
②郵便切手の俗称。幸田露伴、風流仏「―正しく張り付、漸く差し出したるに」
⇒いんし‐ぜい【印紙税】
⇒いんし‐ほう【印紙法】
いん‐し【因子】
①ある結果を生ずるもととなる諸要素の一つ。要因。
②〔数〕(→)因数に同じ。
⇒いんし‐ぶんせき【因子分析】
いん‐し【院司】ヰン‥
(インジとも)
⇒いんのつかさ
いん‐し【院使】ヰン‥
院の御所、院の庁からの使者。
いん‐し【淫祀】
いかがわしい神を祭ること。
いん‐し【淫祠】
邪神を祭ったやしろ。
いん‐し【禋祀】
神を清め祭ること。
いん‐し【隠士】
世をのがれてひっそりと暮らす人。隠者。
いん‐し【韻士】ヰン‥
風雅な人。詩歌を作る人。文人。
いん‐じ【印地】‥ヂ
5月5日、端午の日に、海浜や川原で多くの子供が二手に分かれて小石を投げあい、勝負する遊び。もと正月に大人が参加して争い、豊凶を占ったという。印地打ち。石合戦。〈[季]夏〉。平家物語8「むかへつぶて、―」
⇒いんじ‐うち【印地打・因地打】
いん‐じ【印字】
①文字を印すこと。また、その文字。
②タイプライターや電信受信機、コンピューターのプリンターなどで、紙やテープに文字や符号を打つこと。
⇒いんじ‐き【印字機】
いん‐じ【印璽】
内印(御璽)・外印(国璽)の総称。
いん‐じ【因地】‥ヂ
〔仏〕(→)因位いんいに同じ。
いん‐じ【婬姒】
遊女。日本永代蔵1「―の平生へいぜい清らを見するは渡世の為なり」
いん‐じ【淫事】
みだりがわしい行為。〈運歩色葉集〉
いん‐じ【淫辞】
みだらなことば。
いん‐じ【隠事・陰事】
秘密にして隠しておくべき事柄。
いん‐じ【韻字】ヰン‥
①漢詩文で、韻をふむために句末に置く字。
②連歌・俳諧で、句のとまりの字。
いん‐じ【韻事】ヰン‥
詩文を作る、風流なわざ、遊び。「風流―」
いん‐じ【往んじ】
[一]〔連体〕
(往ニシの音便)過ぎ去った。平家物語7「義仲―年の秋、宿意を達せんがために旗をあげ剣をとつて」
[二]〔名〕
過ぎ去ったこと。往時。往事。太平記38「―をとがめずと申す事」
いんじ‐うち【印地打・因地打】‥ヂ‥
(→)印地に同じ。
⇒いん‐じ【印地】
インジウム【indium】
(ラテン語のindicum(藍)に因む)金属元素の一種。元素記号In 原子番号49。原子量114.8。銀白色の金属で、きわめて軟らかく、熱すれば青色の炎をあげて燃える。閃せん亜鉛鉱・方亜鉛鉱に伴って天然に産する。化合物半導体などに用いられる。
インジェクション【injection】
(注入の意)
①油井の汲上げ能率が悪くなったとき、石油・ガス・水や薬品を注入して油の生産を再生させること。
②電子または正孔を半導体中に導入すること。注入。
いんじ‐き【印字機】
(→)プリンター3に同じ。
⇒いん‐じ【印字】
インジケーター【indicator】
①蒸気機関・内燃機関・空気圧縮機・往復ポンプなどで、ピストンの位置とシリンダーの内部の圧力の変化との関係を図示する器械。指圧計。
②野球の球審がアウト‐カウント・ボール‐カウントを忘れないために用いる計数器。
③(→)指示薬。
④自動車の方向指示器。
インジゴ【indigo】
暗青色の染料。古くは植物の藍あいから採取したが、今日ではアニリンを原料として合成する。藍。青藍。藍靛らんてん。インド藍。藍精。洋藍。インディゴ。
インジゴイド‐せんりょう【インジゴイド染料】‥レウ
(indigoid dye)インジゴやこれと類似の構造をもつ染料。いずれも建染たてぞめ染料で、木綿・レーヨン・羊毛・絹などの染色に用いる。
いんし‐ぜい【印紙税】
財産権の創設・移転・変更などを証明すべき証書・帳簿などを作成する者に課する税金。印紙税法に規定され、証書または帳簿に印紙を貼って消印するという方法で納める。
⇒いん‐し【印紙】
いん‐しつ【陰湿】
かげになって日光が当たらず湿っていること。陰気で、明朗でないさま。「―な性格」「―ないじめ」
いんしつ‐ぶん【陰隲文】
(陰隲は、天帝がひそかに人間の行為をみて、禍福を下すこと)明末にまとめられた道教系の経典。善書の一種。明末から清代に普及。
いんし‐ぶんせき【因子分析】
多くの項目や事象間の相互関連性を分析し、少数のグループにまとめ、それぞれのグループの背後にある潜在因子を見つけ出すデータ解析の手法。
⇒いん‐し【因子】
いんし‐ほう【印紙法】‥ハフ
(Stamp Act)1765年、イギリス議会がアメリカ植民地に対し、本国と同様に証書・新聞紙などに印紙税を課することを定めた法律。植民地側は「代表なければ課税なし」と主張して、これに激しく反対し、翌年撤廃に成功。この事件はアメリカ独立の契機の一つとなった。印紙条例。
⇒いん‐し【印紙】
いん‐じゃ【隠者】
俗人との交際を絶って山野などにひっそりと隠れ住む人。隠遁者。隠士。
⇒いんじゃ‐じょうご【隠者上戸】
イン‐シャ‐アッラー【in shā'a Allāh アラビア】
(「もし神がお望みならば」の意)イスラム教徒が将来について言及するときの常套句。世界の事象と人間の行為はすべて神の意思によって定められているとの認識に立つ。
いんじゃ‐じょうご【隠者上戸】‥ジヤウ‥
飲むに従って気のふさぐ癖のある酒飲み。
⇒いん‐じゃ【隠者】
インジャリー‐タイム【injury time】
サッカー・ラグビーなどで、負傷者の手当てのために失った時間。その時間は試合時間から除かれる。ロスタイム。
いん‐しゅ【飲酒】
酒を飲むこと。おんじゅ。「―運転」
いん‐じゅ【印呪】
密教で、手に結ぶ印いんと口に唱える真言。
いん‐じゅ【印綬】
身分や位階をあらわす官印を身につけるための組みひも。
⇒印綬を帯ぶ
⇒印綬を解く
いん‐じゅ【院主】ヰン‥
①院家・寺院の主。住持。
②禅宗の監寺かんすの旧名。
いん‐じゅ【陰樹】
日陰によく成長・繁殖し得る樹木。ブナ・トドマツの類。↔陽樹
いんしゅ‐いん【引首印】
書画幅の右肩に押す印で、多くは長方形のもの。関防。
いん‐しゅう【因州】‥シウ
因幡いなば国の別称。
いん‐しゅう【因習】‥シフ
古くから伝わっている風習。多く、時代に不適なものに非難の意をこめて用いる。「―になずむ」「―を打破する」
いん‐しゅう【因襲】‥シフ
①昔からのしきたりや習わしにしたがうこと。「陋習ろうしゅうに―する」
②(→)因習に同じ。
いん‐しゅう【隠州】‥シウ
隠岐おき国の別称。
いん‐じゅう【院中】ヰンヂユウ
(インチュウとも)上皇・法皇の御所の中。また、上皇・法皇の御所。
いん‐じゅう【淫縦】
みだらでわがままなこと。
いん‐しゅうし【隠修士】‥シウ‥
(eremita ラテン)砂漠などで孤独な修道生活をおくる者。隠者。独住修士。
インシュリン【insulin】
膵臓すいぞうのランゲルハンス島のベータ細胞から分泌されるホルモン。アミノ酸21個と30個の二つのペプチドから成る小さな蛋白質で、肝臓・骨格筋・脂肪組織などに作用して、ブドウ糖・アミノ酸・カリウムの取りこみを促し、グリコーゲンの合成促進・分解抑制にはたらき、また脂肪や蛋白質の代謝にも作用し、結果として血糖を減少させる。糖尿病の治療に用いる。インスリン。
インシュレーション‐ボード【insulation board】
(インシュレーションは絶縁・絶縁体の意)建材の一種。断熱・吸音材として用いる比重が0.35未満の板。多くは繊維質で、軟質繊維板ともいう。
いん‐きん【印金】
羅や紗しゃ・緞子どんす・繻子しゅすなどの裂地きれじの上に、文様を彫った型紙をあて、漆・糊などの接着剤を置き、その上に金箔や雲母うんも・銀箔をおいて、生地に文様を表したもの。歌の料紙などにもこの手法を用いた。摺箔すりはく。
いん‐きん【陰金】
陰金田虫の略。
⇒いんきん‐たむし【陰金田虫】
いん‐ぎん【慇懃】
①ねんごろなこと。ていねい。福富長者物語「―に畏まりて」。「―な挨拶」
②よしみ。親しい交わり。
③男女の情交。「―を通ずる」
⇒いんぎん‐こう【慇懃講】
⇒いんぎん‐びろう【慇懃尾籠】
⇒いんぎん‐ぶれい【慇懃無礼】
いんぎん‐こう【慇懃講】‥カウ
礼儀を重んじてする集会。↔無礼講。
⇒いん‐ぎん【慇懃】
いんきん‐たむし【陰金田虫】
頑癬がんせんの俗称。いんきん。
⇒いん‐きん【陰金】
いんぎん‐びろう【慇懃尾籠】
(→)慇懃無礼に同じ。
⇒いん‐ぎん【慇懃】
いんぎん‐ぶれい【慇懃無礼】
うわべはていねいなようで、実は尊大であること。「―な応対」
⇒いん‐ぎん【慇懃】
いん‐く【印矩】
印をおす時に、位置を定め、また印影のゆがまないように用いる丁字形または曲尺かねじゃく形の定規。
インク【ink】
(inkt オランダ)筆記または印刷に用いる有色の液体。筆記用の青は染料の他にタンニン鉄を含み、印刷用は顔料を油や樹脂で練って製する。インキ。「新しき―のにほひ栓抜けば餓ゑたる腹に沁むがかなしも」(啄木)
⇒インク‐けし【インク消し】
⇒インク‐ジェット‐プリンター【ink jet printer】
⇒インク‐スタンド【inkstand】
⇒インク‐ブロット‐テスト【ink-blot test】
⇒インク‐リボン
いん‐ぐ【淫具】
性的な感情や感覚を刺激するために用いる器具。性具。
いん‐ぐう【院宮】ヰン‥
院(上皇・法皇・女院)と三宮(三后)・東宮の総称。
⇒いんぐう‐きゅう【院宮給】
いんぐう‐きゅう【院宮給】ヰン‥キフ
院宮に給される年官・年爵。
⇒いん‐ぐう【院宮】
インク‐けし【インク消し】
インクで書いたものを消すための液。さらし粉の水溶液などで製する。
⇒インク【ink】
インク‐ジェット‐プリンター【ink jet printer】
プリンター3の一種。細いノズルからインクの微小液滴を紙に向けて噴出させて印刷するもの。
⇒インク【ink】
インク‐スタンド【inkstand】
インクつぼにペン立てのついたもの。
⇒インク【ink】
インク‐ブロット‐テスト【ink-blot test】
〔心〕(→)ロールシャッハ‐テストに同じ。
⇒インク【ink】
インクライン
(inclined plane)傾斜面にレールを敷き、動力あるいは重力によって貨物や船を昇降させる一種のケーブル‐カー。日本では琵琶湖疏水の京都市蹴上けあげにあったものが有名。
インクライン(蹴上)
撮影:的場 啓
イングランド【England】
①イギリス、グレート‐ブリテン島の中部・南部を占める地方。イギリス連合王国の主要部をなす。南東部にあるロンドンは政治・経済の中枢。中部以北は石炭・鉄鉱石の産多く、工業が最も発達、バーミンガム・マンチェスターなどはその中心都市。
②英国。
⇒イングランド‐ぎんこう【イングランド銀行】
イングランド‐ぎんこう【イングランド銀行】‥カウ
(The Bank of England)ロンドンにあるイギリスの中央銀行。1694年設立。1884年中央銀行となる。勘定面では発行部・銀行部に分かれ、前者は銀行券の発行および兌換だかんをつかさどり、後者は一般銀行業務を営み、かつ国庫事務を扱う。1946年国有化、特殊法人となった。英蘭銀行。
⇒イングランド【England】
イングリッシュ【English】
①㋐英語。イギリス人。
㋑イギリスの。イギリス風。
②欧文活字の大きさの名。約14ポイント。
⇒イングリッシュ‐ガーデン【English garden】
⇒イングリッシュ‐ブレックファースト【English breakfast】
⇒イングリッシュ‐ホルン【English horn】
イングリッシュ‐ガーデン【English garden】
イギリス風の庭園。イギリス特有の自然風景や植物を楽しめるように整備した庭。
⇒イングリッシュ【English】
イングリッシュ‐ブレックファースト【English breakfast】
イギリス風の朝食スタイル。パン・オートミール・卵料理・肉加工品・紅茶・コーヒー・ジュースなど、多種にわたる。↔コンチネンタル‐ブレックファースト。
⇒イングリッシュ【English】
イングリッシュ‐ホルン【English horn】
オーボエ属の木管楽器で音域がオーボエよりも完全5度低い。コール‐アングレ。
⇒イングリッシュ【English】
インク‐リボン
(和製語ink ribbon)タイプライターやプリンターで用いる、インクを吸着あるいは塗付した薄いテープ。
⇒インク【ink】
いん‐くんし【隠君子】
①世をのがれて隠れ住む有徳の人。
②菊の異称。隠逸花。
いん‐げ【員外】ヰン‥
⇒いんがい。〈書言字考節用集〉
いん‐げ【院家】ヰン‥
①貴族の子弟の出家入寺した者。
②特に、院家1の止住する子院の称。門跡もんぜきとともに特権を許された寺格。
いん‐けい【淫刑】
みだりに不当な刑を加えること。
いん‐けい【陰茎】
男子の外部生殖器。陰茎根・陰茎体・亀頭から成り、表面皮膚で包まれ内部に海綿体をもち尿道がつらぬく。男根。陽物。いんきょう。
いん‐けい【隠計】
秘密の計略。陰謀。
いん‐げい【印契】
(→)印3に同じ。
いんけ‐がわ【印華革】‥ガハ
なめしがわに緑青や臙脂えんじで人物などを描いたもの。
いん‐けつ【引決】
責任を引き受けて自殺すること。
いん‐けつ【音穴】
琴・箏の胴の裏にある穴。共鳴音が外部に出るためのもの。
いん‐げつ【隠月】
琵琶の表板下方にある、縦約3センチメートル、横約5センチメートルの楕円形の音穴いんけつ。弦を結ぶ覆手ふくじゅの内面に隠れ、上方の2個の半月に対し満月ともいう。
いん‐けん【引見】
目下めしたの者を引き入れて対面すること。「使者を―する」
いん‐けん【陰険】
表面はよく見せかけて、心のうちでは悪意をもっていること。陰気で意地わるそうなさま。「―な男」「―なやり方」
いん‐けん【隠見・隠顕】
かくれたりあらわれたりすること。見えがくれすること。「波間に白帆が―する」
⇒いんけん‐インク【隠顕インク】
いん‐げん
(「威厳」の転とも「威言」の転ともいう)
①高慢なものの言い方。また、そのことば。浄瑠璃、曾我虎が磨「時宗組みとめての、曾我の五郎と組んでなど、―吐かば」
②無礼。失敬。浄瑠璃、源氏冷泉節「牛若とやら猿若とやらんを聟に取たる―な」
⇒いんげん‐がお【いんげん顔】
いんげん【隠元】
①日本黄檗おうばく宗の開祖。明の福建省福清の人。名は隆琦りゅうき。1654年(承応3)日本に渡来。山城国宇治に黄檗山万福寺を創建。語録・詩偈集など開版されたもの多く、その書は茶席の掛軸として珍重される。諡号しごうは大光普照国師など。(1592〜1673)
②隠元豆の略。
⇒いんげん‐まめ【隠元豆】
いんけん‐インク【隠顕インク】
紙上に書いたままでは見えない字や絵が、熱するか、または適当な化学薬品(顕色剤)で処理すれば、見えるようになるインク。隠顕墨。
⇒いん‐けん【隠見・隠顕】
いんげん‐がお【いんげん顔】‥ガホ
高慢な顔つき。浄瑠璃、兼好法師物見車「又五郎―、あれお見やれ」
⇒いん‐げん
いんげん‐まめ【隠元豆】
(隠元1が明からもたらしたものという)
①マメ科の一年生作物。蔓性草本で、秋に結実。中米原産。世界で広く栽培され、マメ類では大豆、落花生に次ぐ。インド・ブラジル・中国に多い。日本では北海道が主産地。品種がきわめて多い。蔓性でなく直立する変種をツルナシインゲンという。種子や若い莢さやは食用・菓子原料。茎葉は飼料。菜豆。インゲン。インゲンササゲ。ゴガツササゲ。
隠元豆
撮影:関戸 勇
インゲンマメ(花)
撮影:関戸 勇
②フジマメの別称。主に関西での呼称。藊豆。〈書言字考節用集〉
⇒いんげん【隠元】
いん‐こ【鸚哥・音呼】
オウム目のオウム類を除く鳥の総称。オウムとちがい尾羽が長いか羽冠がない。やや便宜的な分け方で、モモイロインコはオウム属。色彩が美しいので、飼われることが多い。熱帯地方から南半球にかけて分布。日本で野生化している種もある。小形のセキセイインコ、大形のコンゴウインコなど多くの種類がある。色葉字類抄「鸚謌、インコ」
オナガパプアインコ
撮影:小宮輝之
クサビオヒメインコ
撮影:小宮輝之
ゴシキセイガイインコ
撮影:小宮輝之
ショウジョウインコ
撮影:小宮輝之
セキセイインコ
撮影:小宮輝之
ベニコンゴウインコ
撮影:小宮輝之
ミドリサトウチョウ
撮影:小宮輝之
ルリコンゴウインコ
撮影:小宮輝之
いん‐ご【隠語】
特定の仲間の間にだけ通用する特別の語。かくしことば。
いん‐ご【韻語】ヰン‥
漢文で、韻をふんだ語または文。詩賦の類。
いん‐こう【引航】‥カウ
船が他の船を引いて進むこと。曳航。
いん‐こう【印行】‥カウ
図書を印刷し発行すること。刊行。
いん‐こう【印匣】‥カフ
印をしまっておく箱。
いん‐こう【印香】‥カウ
香料を粉にして練り合わせ、梅花などの型に押して抜き、乾燥させたもの。
いん‐こう【咽喉】
①咽頭と喉頭。口腔の奥から食道の入口までを咽頭といい、咽頭の下部から分かれて気管に入る部分を喉頭という。のど。〈日葡辞書〉
②転じて、重要な通路のこと。「―を扼やくする」
いん‐こう【淫行】‥カウ
みだらなおこない。
⇒いんこう‐かんゆう‐ざい【淫行勧誘罪】
いん‐ごう【引業】‥ゴフ
〔仏〕来世の運命を決定する最も主要な善悪の業。総報業。↔満業
いん‐ごう【因業】‥ゴフ
①〔仏〕因と業。また、果報を招く因となる業。
②頑固で無情なこと。むごいこと。「―な仕打ち」「―おやじ」
いん‐ごう【院号】ヰンガウ
下に「院」の字の付く称号。
①上皇の尊号。天皇の追号。女院の称号。
②貴族・将軍などの建てた寺院の号。
③法名・戒名に「院」の字の付くもの。
④年功を積んだ修験者の称号。
いんこう‐かんゆう‐ざい【淫行勧誘罪】‥カウクワンイウ‥
営利目的で淫行の常習のない女性を勧誘して姦淫させる罪。→姦淫罪
⇒いん‐こう【淫行】
いんこう‐さでん【隠公左伝】
(「隠公」は春秋時代の魯の国王。「左伝」は「春秋左氏伝」。春秋左氏伝を読もうとして、最初の隠公の条だけで止めてしまうことから)学問が努力不足のため長続きしないこと。須磨源氏。
イン‐コース
(和製語in course)
①(→)インサイド3に同じ。
②陸上競技・スピード‐スケートなどの競技場で、内側の走路。
↔アウトコース
イン‐コーナー【in-corner】
(→)インサイド3に同じ。↔アウト‐コーナー
イン‐ゴール【in-goal】
ラグビー競技場の両端、ゴールラインの外側を占める長方形の区域。
いん‐こく【印刻】
印材に印いんを彫ること。篆刻てんこく。
いん‐こく【陰刻】
文字または絵画をくぼませて彫り込むこと。↔陽刻
いん‐こく【陰国】
北方の国。↔陽国
インゴット【ingot】
溶融した金属を型に鋳込んで固化させたもの。これを加工して製品にする。鋳塊。鋼塊。
いん‐ごと【戒】
(イミゴトの音便)仏教の戒かい。紫式部日記「御―受けさせ奉りたまふ」
インコネル【Inconel】
合金の一種。成分はニッケル78〜80パーセント、クロム12〜14パーセント、鉄4〜6パーセント、炭素0.15〜0.35パーセント。耐食・耐熱、特に高温における耐食性が大きい。ガス‐タービン・ジェット‐エンジン・排気管・化学装置などで使用。商標名。
いん‐ごん【印言】
〔仏〕印契いんげいと真言。
インサーション【insertion】
切り込んだ布に装飾的にはめこむこと。また、はめこむレースや刺繍の小片。
インサート【insert】
①差しこむこと。挿入すること。
②映画・テレビで、手紙・電報・新聞などに書かれた文字を画面とすること。
いんざい【印西】
千葉県北部、利根川南岸に位置する市。中心地区の大森は、もと利根川の河港、宿場町。千葉ニュータウンの開発で人口が急増。人口6万。
いん‐ざい【印材】
印いんを作る素材。石・木・ゴム・牙・角・竹・金属など。
インサイダー【insider】
①組織などの内部にいる人。部内者。
②(insider union)法内組合。労働組合法(1949年全面改正)の諸規定を具備し、労働組合として認められるもの。
↔アウトサイダー。
⇒インサイダー‐とりひき【インサイダー取引】
インサイダー‐とりひき【インサイダー取引】
(insider trading)上場会社等の役員や大株主などが、一般には未公開の内部情報を利用して行う証券取引。不公正取引として厳しく規制されている。内部者取引。
⇒インサイダー【insider】
インサイド【inside】
①内側。内部。
②テニス・バレーボールなどで、ボールが一定の境界線の内側に落ちること。
③野球で、ホーム‐プレートの打者に近い方の側。インコーナー。内角。
↔アウトサイド。
⇒インサイド‐キック【inside kick】
⇒インサイド‐ベルト
⇒インサイド‐ワーク【inside work】
インサイド‐キック【inside kick】
サッカーで、足の内側でボールを蹴ること。
⇒インサイド【inside】
インサイド‐ベルト
(和製語inside belt)ベルトの一種。ズボン・スカートの胴回りの内側に縫いつけたもの。ベルト芯。
⇒インサイド【inside】
インサイド‐ワーク【inside work】
野球などの競技で、試合運びにおける頭脳的作戦のこと。ヘッドワーク。
⇒インサイド【inside】
いん‐さき【往前】
(イニサキの音便)往時。むかし。
いん‐さつ【印刷】
印刷版を作り、この版面にインクをつけ、これを紙・フィルム・布その他に転写して、多数の複製を作ること。用いる版の種類により凸版・凹版・平版・孔版印刷がある。また、コンピューター管理によりレーザー‐プリンターやインク‐ジェット‐プリンターで印字・印画をすること。中国で木版印刷が発明され、奈良時代に日本に渡来。欧州ではグーテンベルクが1450年頃、活版印刷を完成。
⇒いんさつ‐き【印刷機】
⇒いんさつ‐はいせん【印刷配線】
⇒いんさつ‐ばん【印刷版】
⇒いんさつ‐ひょうじゅん‐じたい【印刷標準字体】
いんさつ‐き【印刷機】
印刷を行う機械。版の種類・加圧方式(平圧・円圧・輪転)・用紙の形態(枚葉・巻取り)・インクの転写方式(直接・オフセット)などによりいろいろな形式がある。
⇒いん‐さつ【印刷】
いんさつ‐はいせん【印刷配線】
(→)プリント配線に同じ。
⇒いん‐さつ【印刷】
いんさつ‐ばん【印刷版】
印刷に用いる版の総称。凸版・凹版・平版・孔版の4種に大別される。
⇒いん‐さつ【印刷】
いんさつ‐ひょうじゅん‐じたい【印刷標準字体】‥ヘウ‥
常用漢字表外の漢字1022字について、印刷字体としてもっとも一般的であるとして、2000年に国語審議会が答申した字体。多くは康
字典の正字体に基づく。→簡易慣用字体
⇒いん‐さつ【印刷】
イン‐ザ‐ホール【in the hole】
野球で、投手または打者にとってボール‐カウントが悪くなった場合。「ピッチャー‐―」
いん‐さよう【飲作用】
〔生〕(pinocytosis)細胞が液体を透過性によらずに内部にとりこむこと。ピノサイトーシス。→食作用
いん‐さん【陰惨】
陰気でむごたらしいさま。「―な事件」
いん‐ざん【院参】ヰン‥
上皇・法皇の御所に参ること。
⇒いんざん‐しゅう【院参衆】
いんざん‐しゅう【院参衆】ヰン‥
江戸時代、院の御所へ10日交替で参候・宿直して事務をとった者。仙洞附せんとうつき。
⇒いん‐ざん【院参】
いん‐し【印子】
⇒いんす
いん‐し【印紙】
①手数料・税金などを納付したことを証明するために書類などに貼付する法定の紙片。収入印紙など。
②郵便切手の俗称。幸田露伴、風流仏「―正しく張り付、漸く差し出したるに」
⇒いんし‐ぜい【印紙税】
⇒いんし‐ほう【印紙法】
いん‐し【因子】
①ある結果を生ずるもととなる諸要素の一つ。要因。
②〔数〕(→)因数に同じ。
⇒いんし‐ぶんせき【因子分析】
いん‐し【院司】ヰン‥
(インジとも)
⇒いんのつかさ
いん‐し【院使】ヰン‥
院の御所、院の庁からの使者。
いん‐し【淫祀】
いかがわしい神を祭ること。
いん‐し【淫祠】
邪神を祭ったやしろ。
いん‐し【禋祀】
神を清め祭ること。
いん‐し【隠士】
世をのがれてひっそりと暮らす人。隠者。
いん‐し【韻士】ヰン‥
風雅な人。詩歌を作る人。文人。
いん‐じ【印地】‥ヂ
5月5日、端午の日に、海浜や川原で多くの子供が二手に分かれて小石を投げあい、勝負する遊び。もと正月に大人が参加して争い、豊凶を占ったという。印地打ち。石合戦。〈[季]夏〉。平家物語8「むかへつぶて、―」
⇒いんじ‐うち【印地打・因地打】
いん‐じ【印字】
①文字を印すこと。また、その文字。
②タイプライターや電信受信機、コンピューターのプリンターなどで、紙やテープに文字や符号を打つこと。
⇒いんじ‐き【印字機】
いん‐じ【印璽】
内印(御璽)・外印(国璽)の総称。
いん‐じ【因地】‥ヂ
〔仏〕(→)因位いんいに同じ。
いん‐じ【婬姒】
遊女。日本永代蔵1「―の平生へいぜい清らを見するは渡世の為なり」
いん‐じ【淫事】
みだりがわしい行為。〈運歩色葉集〉
いん‐じ【淫辞】
みだらなことば。
いん‐じ【隠事・陰事】
秘密にして隠しておくべき事柄。
いん‐じ【韻字】ヰン‥
①漢詩文で、韻をふむために句末に置く字。
②連歌・俳諧で、句のとまりの字。
いん‐じ【韻事】ヰン‥
詩文を作る、風流なわざ、遊び。「風流―」
いん‐じ【往んじ】
[一]〔連体〕
(往ニシの音便)過ぎ去った。平家物語7「義仲―年の秋、宿意を達せんがために旗をあげ剣をとつて」
[二]〔名〕
過ぎ去ったこと。往時。往事。太平記38「―をとがめずと申す事」
いんじ‐うち【印地打・因地打】‥ヂ‥
(→)印地に同じ。
⇒いん‐じ【印地】
インジウム【indium】
(ラテン語のindicum(藍)に因む)金属元素の一種。元素記号In 原子番号49。原子量114.8。銀白色の金属で、きわめて軟らかく、熱すれば青色の炎をあげて燃える。閃せん亜鉛鉱・方亜鉛鉱に伴って天然に産する。化合物半導体などに用いられる。
インジェクション【injection】
(注入の意)
①油井の汲上げ能率が悪くなったとき、石油・ガス・水や薬品を注入して油の生産を再生させること。
②電子または正孔を半導体中に導入すること。注入。
いんじ‐き【印字機】
(→)プリンター3に同じ。
⇒いん‐じ【印字】
インジケーター【indicator】
①蒸気機関・内燃機関・空気圧縮機・往復ポンプなどで、ピストンの位置とシリンダーの内部の圧力の変化との関係を図示する器械。指圧計。
②野球の球審がアウト‐カウント・ボール‐カウントを忘れないために用いる計数器。
③(→)指示薬。
④自動車の方向指示器。
インジゴ【indigo】
暗青色の染料。古くは植物の藍あいから採取したが、今日ではアニリンを原料として合成する。藍。青藍。藍靛らんてん。インド藍。藍精。洋藍。インディゴ。
インジゴイド‐せんりょう【インジゴイド染料】‥レウ
(indigoid dye)インジゴやこれと類似の構造をもつ染料。いずれも建染たてぞめ染料で、木綿・レーヨン・羊毛・絹などの染色に用いる。
いんし‐ぜい【印紙税】
財産権の創設・移転・変更などを証明すべき証書・帳簿などを作成する者に課する税金。印紙税法に規定され、証書または帳簿に印紙を貼って消印するという方法で納める。
⇒いん‐し【印紙】
いん‐しつ【陰湿】
かげになって日光が当たらず湿っていること。陰気で、明朗でないさま。「―な性格」「―ないじめ」
いんしつ‐ぶん【陰隲文】
(陰隲は、天帝がひそかに人間の行為をみて、禍福を下すこと)明末にまとめられた道教系の経典。善書の一種。明末から清代に普及。
いんし‐ぶんせき【因子分析】
多くの項目や事象間の相互関連性を分析し、少数のグループにまとめ、それぞれのグループの背後にある潜在因子を見つけ出すデータ解析の手法。
⇒いん‐し【因子】
いんし‐ほう【印紙法】‥ハフ
(Stamp Act)1765年、イギリス議会がアメリカ植民地に対し、本国と同様に証書・新聞紙などに印紙税を課することを定めた法律。植民地側は「代表なければ課税なし」と主張して、これに激しく反対し、翌年撤廃に成功。この事件はアメリカ独立の契機の一つとなった。印紙条例。
⇒いん‐し【印紙】
いん‐じゃ【隠者】
俗人との交際を絶って山野などにひっそりと隠れ住む人。隠遁者。隠士。
⇒いんじゃ‐じょうご【隠者上戸】
イン‐シャ‐アッラー【in shā'a Allāh アラビア】
(「もし神がお望みならば」の意)イスラム教徒が将来について言及するときの常套句。世界の事象と人間の行為はすべて神の意思によって定められているとの認識に立つ。
いんじゃ‐じょうご【隠者上戸】‥ジヤウ‥
飲むに従って気のふさぐ癖のある酒飲み。
⇒いん‐じゃ【隠者】
インジャリー‐タイム【injury time】
サッカー・ラグビーなどで、負傷者の手当てのために失った時間。その時間は試合時間から除かれる。ロスタイム。
いん‐しゅ【飲酒】
酒を飲むこと。おんじゅ。「―運転」
いん‐じゅ【印呪】
密教で、手に結ぶ印いんと口に唱える真言。
いん‐じゅ【印綬】
身分や位階をあらわす官印を身につけるための組みひも。
⇒印綬を帯ぶ
⇒印綬を解く
いん‐じゅ【院主】ヰン‥
①院家・寺院の主。住持。
②禅宗の監寺かんすの旧名。
いん‐じゅ【陰樹】
日陰によく成長・繁殖し得る樹木。ブナ・トドマツの類。↔陽樹
いんしゅ‐いん【引首印】
書画幅の右肩に押す印で、多くは長方形のもの。関防。
いん‐しゅう【因州】‥シウ
因幡いなば国の別称。
いん‐しゅう【因習】‥シフ
古くから伝わっている風習。多く、時代に不適なものに非難の意をこめて用いる。「―になずむ」「―を打破する」
いん‐しゅう【因襲】‥シフ
①昔からのしきたりや習わしにしたがうこと。「陋習ろうしゅうに―する」
②(→)因習に同じ。
いん‐しゅう【隠州】‥シウ
隠岐おき国の別称。
いん‐じゅう【院中】ヰンヂユウ
(インチュウとも)上皇・法皇の御所の中。また、上皇・法皇の御所。
いん‐じゅう【淫縦】
みだらでわがままなこと。
いん‐しゅうし【隠修士】‥シウ‥
(eremita ラテン)砂漠などで孤独な修道生活をおくる者。隠者。独住修士。
インシュリン【insulin】
膵臓すいぞうのランゲルハンス島のベータ細胞から分泌されるホルモン。アミノ酸21個と30個の二つのペプチドから成る小さな蛋白質で、肝臓・骨格筋・脂肪組織などに作用して、ブドウ糖・アミノ酸・カリウムの取りこみを促し、グリコーゲンの合成促進・分解抑制にはたらき、また脂肪や蛋白質の代謝にも作用し、結果として血糖を減少させる。糖尿病の治療に用いる。インスリン。
インシュレーション‐ボード【insulation board】
(インシュレーションは絶縁・絶縁体の意)建材の一種。断熱・吸音材として用いる比重が0.35未満の板。多くは繊維質で、軟質繊維板ともいう。
いん‐きょ【殷墟】🔗⭐🔉
いん‐きょ【殷墟】
中国河南省安陽市の北西郊にある殷代の遺跡。殷がその後期、前14〜前11世紀に都したところ。1928年以来の発掘で、多数の宮殿址あと・大墓・小墓、無数の竪穴が発見され、殷の工芸技術の粋を示す銅器・白陶・象牙彫刻・玉器などや文字を刻んだ甲骨が出土。→甲骨文字。
⇒いんきょ‐もじ【殷墟文字】
いんきょ‐もじ【殷墟文字】🔗⭐🔉
いんきょ‐もじ【殷墟文字】
甲骨文字のこと。
⇒いん‐きょ【殷墟】
いん‐しん【殷賑】🔗⭐🔉
いん‐しん【殷賑】
盛んでにぎやかなこと。「―を極める」
⇒いんしん‐さんぎょう【殷賑産業】
いんしん‐さんぎょう【殷賑産業】‥ゲフ🔗⭐🔉
いんしん‐さんぎょう【殷賑産業】‥ゲフ
時勢で好況にある産業。
⇒いん‐しん【殷賑】
いん‐せい【殷盛】🔗⭐🔉
いん‐せい【殷盛】
きわめて盛んなこと。「―をきわめる」
いん‐ぷ【殷富】🔗⭐🔉
いん‐ぷ【殷富】
さかんでゆたかなこと。富み栄えること。
⇒いんぷ‐もん【殷富門】
いんぷ‐もん【殷富門】🔗⭐🔉
[漢]殷🔗⭐🔉
殷 字形
〔殳部6画/10画/6154・5D56〕
〔音〕イン(漢)
[意味]
①さかん。ゆたか。大きい。「殷盛・殷賑いんしん・殷富」
②雷や大砲などの強くひびく音。「殷殷」
③中国古代の、夏かに次ぎ、周へと続く王朝名。「商」ともいう。「殷墟いんきょ」「殷鑑いんかん遠からず」
〔殳部6画/10画/6154・5D56〕
〔音〕イン(漢)
[意味]
①さかん。ゆたか。大きい。「殷盛・殷賑いんしん・殷富」
②雷や大砲などの強くひびく音。「殷殷」
③中国古代の、夏かに次ぎ、周へと続く王朝名。「商」ともいう。「殷墟いんきょ」「殷鑑いんかん遠からず」
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