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あみあげ‐ぐつ【編上靴】🔗🔉

あみあげ‐ぐつ編上靴】 足の甲や脛すねをおおう部分を紐でからげて履く半長靴。あみあげ。

あみ‐いた【編板・箯輿】🔗🔉

あみ‐いた編板・箯輿⇒あんだ。〈倭名類聚鈔13

あみ‐いと【編糸】🔗🔉

あみ‐いと編糸】 編物用の糸。毛糸・レース糸など。

あみ‐がさ【編笠】🔗🔉

あみ‐がさ編笠】 菅すげまたは藁わら・藺などで編んだ笠。日よけや顔をかくすため、近世大いに行われ、製法・材料・形状により種類が多い。〈[季]夏〉。「―姿の浪人」 編笠 撮影:薗部 澄(JCII蔵) ⇒あみがさ‐じり【編笠尻】 ⇒あみがさ‐ぜに【編笠銭】 ⇒あみがさ‐そう【編笠草】 ⇒あみがさ‐たけ【編笠茸】 ⇒あみがさ‐ぢゃや【編笠茶屋】 ⇒あみがさ‐もち【編笠餅】 ⇒あみがさ‐ゆり【編笠百合】 ⇒編笠一蓋 ○編笠一蓋あみがさいっかい 編笠一つよりほかに所持品のないこと。身軽なこと。また、財産のないこと。 ⇒あみ‐がさ【編笠】

○編笠一蓋あみがさいっかい🔗🔉

○編笠一蓋あみがさいっかい 編笠一つよりほかに所持品のないこと。身軽なこと。また、財産のないこと。 ⇒あみ‐がさ【編笠】 あみがさ‐じり編笠尻】 (中国地方で)尻の細く弱い牛。 ⇒あみ‐がさ【編笠】 あみがさ‐ぜに編笠銭】 編笠をかぶった乞食がもらうほどのわずかの銭。 ⇒あみ‐がさ【編笠】 あみがさ‐そう編笠草‥サウ エノキグサ(榎草)の別称。 ⇒あみ‐がさ【編笠】 あみがさ‐たけ編笠茸】 子嚢菌類のきのこ。傘は淡褐色の円錐形または楕円形で、表面は大小の凹みがあり、蜂の巣状。春に陰地に発生。同属に数種があり、欧米では食用。別属のシャグマアミガサタケは猛毒で致命的。 ⇒あみ‐がさ【編笠】 あみがさ‐ぢゃや編笠茶屋】 ①遊郭に通う人に、顔をおおう編笠を貸すことを業とした茶屋。京都島原の丹波口や、江戸新吉原の大門おおもん外にあった。歌舞伎、助六所縁江戸桜「せかれて間夫は―、意気と張との仲の町」 ②大坂の福島辺にあった私娼街。風流志道軒伝「浮名をかぶる―」 ⇒あみ‐がさ【編笠】 あみがさ‐もち編笠餅】 糝粉しんこをねって薄く円く延ばし、中に餡あんを入れて二つに折り編笠の形にした餅。あみがさだんご。 ⇒あみ‐がさ【編笠】 あみがさ‐ゆり編笠百合】 バイモ(貝母)の別称。 ⇒あみ‐がさ【編笠】 あみ‐がしら罔頭】 (「罔」は「網」の古字)漢字の頭かしらの一つ。「置」「罪」・「罕」などの頭の「罒」「」の称。 あみ‐き編み機】 糸・毛糸を用いて編地を作る機械の総称。 あみ‐ぎぬ網衣】 網の目のようにあらく織った布。また、それでつくった衣服。 あみ‐ぐみ網組】 多数の漁業者が共同出資し、労力を提供しあって行う網漁業組織。 あみ‐ぐら網倉】 漁業用の網や綱をおさめる倉。 あみ‐ぐるみ編み包み】 毛糸や木綿などの編糸で、棒針や鉤針を用いて編まれたぬいぐるみ。主に、動物や人形、静物などがつくられる。 あみ‐こ網子】 網元(網主)の下でもっぱら網漁業に従事する漁夫。あこ。あんご。 あみ‐こみ編み込み】 編物の技法の一種。文様の部分だけ地色と異なった配色糸を挿入し、地の部分と交互に編み進みながら文様を編み出すこと。 あみ‐こ・む編み込む】 〔他五〕 模様を入れて編む。また、地糸と異なる糸や別の素材を入れて編む。 あみ‐さ・す網さす】 〔自四〕 鳥網を張る。万葉集17「ほととぎす夜声なつかし―・さば」 あみ‐じ網地‥ヂ 網の目に編んだ布地。漁網の網地には、編み方により本目網ほんめあみ・蛙股網かえるまたあみ・綟網もじあみ・無結節網などの種類がある。 ⇒あみじ‐ぐさ【網地草】 あみじ‐ぐさ網地草‥ヂ‥ 褐藻類アミジグサ科の海藻。茶褐色。帯状の体で、叉状に分枝しながら高さ30センチメートルに達する。冬から夏にかけて低潮線付近の岩上に生育。世界各地の海岸に分布。 ⇒あみ‐じ【網地】 あみ‐ジバン網襦袢】 ①レースなどで網目に作った夏向きのジバン。〈[季]夏〉 ②歌舞伎の衣裳。紅絹もみの筒袖の上に網をかけて着、武士や盗賊の軽武装に用いる。 あみじま網島】 大阪市都島区にある地で、旧大和川と淀川との合流点。「心中天の網島」で名高い。 あみ‐じゃくし網杓子】 汁気・油気を切って材料をすくいとれるように、すくう部分が網になっている金属製の杓子。 あみ‐シャツ網シャツ】 レースなどで網目に作ったシャツ。夏の肌着に用いる。 あみ‐しゅう阿弥衆】 中世以降時宗教団に従属する半僧半俗の客寮衆の称。妻子を養い、諸芸に従事し、阿弥号で呼ばれたのでいう。 あみ‐しろ網代】 漁業収益のうち、網主に対して配当される分け前。あみだま。 あみ・す浴みす】 〔他下二〕 水・湯などを体に注ぎかける。あびせる。 あみ‐すき網結】 網を作ること。また、その人。 ⇒あみすき‐ばり【網結針】 あみすき‐ばり網結針】 網をすく針。竹または鯨鬚くじらひげ・合成樹脂などで作る。あみばり。あばり。 ⇒あみ‐すき【網結】 あみすて‐かご編捨籠】 中央を編んで、周囲は編みかけのままにした竹籠。魚などの形をくずさず煮るのに用いる。 あみ‐そ網麻】 網をすく材料として用いる麻糸。 あみだ阿弥陀】 (梵語Amitāyusは無量寿、Amitābhaは無量光と漢訳) ①〔仏〕西方にある極楽世界を主宰するという仏。法蔵菩薩として修行していた過去久遠の昔、衆生しゅじょう救済のため四十八願を発し、成就して阿弥陀仏となったという。その第十八願は、念仏を修する衆生は極楽浄土に往生できると説く。浄土宗・浄土真宗などの本尊。阿弥陀仏。阿弥陀如来。略して弥陀。無量寿(仏)。無量光(仏)。 阿弥陀 ②「あみだがさ」「あみだかぶり」「あみだくじ」の略。 ③(放射状の輻が阿弥陀仏の光背に似ることから)輪金をはめた車輪の周囲の木。 ⇒あみだ‐がさ【阿弥陀笠】 ⇒あみだ‐かぶり【阿弥陀被り】 ⇒あみだ‐が‐みね【阿弥陀ヶ峰】 ⇒あみだ‐きょう【阿弥陀経】 ⇒あみだ‐くじ【阿弥陀籤】 ⇒あみだ‐こう【阿弥陀講】 ⇒あみだ‐ごう【阿弥陀号】 ⇒あみだ‐ごま【阿弥陀護摩】 ⇒あみだ‐さんぞん【阿弥陀三尊】 ⇒あみだ‐じ【阿弥陀寺】 ⇒あみだ‐どう【阿弥陀堂】 ⇒あみだ‐にじゅうごぼさつ【阿弥陀二十五菩薩】 ⇒あみだ‐の‐ひかり【阿弥陀の光】 ⇒あみだ‐ひじり【阿弥陀聖】 ⇒あみだ‐ほう【阿弥陀法】 ⇒あみだ‐まんだら【阿弥陀曼荼羅】 ⇒あみだ‐らいごう‐ず【阿弥陀来迎図】 ⇒あみだ‐わり【阿弥陀割】 ⇒阿弥陀の光も金次第 あみ‐だいく網大工】 いろいろの網地と綱、浮子、沈子などを組み合わせて、網漁具を仕立て上げる人。 あみだ‐がさ阿弥陀笠】 あみだかぶりにかぶった笠。あみだ。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみだ‐かぶり阿弥陀被り】 阿弥陀仏が光背を負うたように、帽子などを後頭部に傾けてかぶること。あみだ。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみだ‐が‐みね阿弥陀ヶ峰】 (もと山腹と山麓に阿弥陀堂があったからという)京都市東山の一峰。七条の東にある。豊太閤の廟がある。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみだ‐きょう阿弥陀経‥キヤウ 浄土三部経の一つ。402年鳩摩羅什くまらじゅうの訳。1巻。仏が西方極楽浄土の荘厳を説き、称名念仏をすすめるもの。小経。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみだ‐くじ阿弥陀籤】 (籤の線の引き方が、阿弥陀の光背に似て放射状であったのによる)人数分引いた線の一端に金額を記して籤とし、各自が引き当てた額の銭を出し、菓子を買ったり飲食したりなどするもの。近年は平行線に梯子はしご状の横線を書き加えたものが普通。あみだ。あみだのひかり。くものすごこう。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみ‐たけ網茸】 担子菌類の食用きのこ。夏秋にアカマツ林内の地上に発生。全体が黄褐色で、傘に多数の管孔があり、これが網目状に見える。 あみだ‐こう阿弥陀講‥カウ 阿弥陀仏の功徳くどくをたたえる法会。往生講。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみだ‐ごう阿弥陀号‥ガウ 中世以降、浄土系の僧・仏工・画工・能役者などの名の下に「阿弥陀仏」「阿弥」「阿」などとつけたもの。妙本阿弥陀仏・本阿弥・世阿の類。阿号。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみだ‐ごま阿弥陀護摩】 密教で、阿弥陀如来を本尊として息災・延命などを祈るために修する護摩。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみだ‐さんぞん阿弥陀三尊】 阿弥陀仏とその左右に脇侍きょうじする観世音・勢至せいしの二菩薩。弥陀三尊。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみだ‐じ阿弥陀寺】 ①京都市上京区にある浄土宗の寺。もと西陣の元伊佐町にあり、織田信長父子の墓所。1587年(天正15)今の地に移転。 ②下関市にあった真言宗の寺。もと浄土宗で、壇ノ浦の合戦後、安徳天皇や戦死者を境内に葬る。1875年(明治8)神社となり赤間神宮(旧称、赤間宮)という。 ③山口県防府市牟礼にある真言宗の寺。東大寺再興の拠点として1187年(文治3)重源の創立。東大寺別処。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみ‐だ・す編み出す】 〔他五〕 ①新しい物事を考え出す。また、作り出す。「新しい方法を―・す」 ②編み始める。 あみだ‐どう阿弥陀堂‥ダウ ①阿弥陀如来を安置した堂。 ②利休好みの茶の湯釜。利休が釜師与次郎に命じて作らせたもの。名の由来とされる有馬の阿弥陀堂との関連は諸説あって不詳。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみ‐だな網棚】 (もと、網を張って作った)汽車・電車の車室や船室内の側壁上方にある棚。携帯物をのせるのに用いる。 あみだ‐にじゅうごぼさつ阿弥陀二十五菩薩‥ジフ‥ (→)二十五菩薩に同じ。 ⇒あみだ【阿弥陀】 あみだ‐の‐ひかり阿弥陀の光(→)「あみだくじ」に同じ。犬筑波「一筋に―たのむなり」 ⇒あみだ【阿弥陀】

あみがさ‐じり【編笠尻】🔗🔉

あみがさ‐じり編笠尻】 (中国地方で)尻の細く弱い牛。 ⇒あみ‐がさ【編笠】

あみがさ‐ぜに【編笠銭】🔗🔉

あみがさ‐ぜに編笠銭】 編笠をかぶった乞食がもらうほどのわずかの銭。 ⇒あみ‐がさ【編笠】

あみがさ‐そう【編笠草】‥サウ🔗🔉

あみがさ‐そう編笠草‥サウ エノキグサ(榎草)の別称。 ⇒あみ‐がさ【編笠】

あみがさ‐たけ【編笠茸】🔗🔉

あみがさ‐たけ編笠茸】 子嚢菌類のきのこ。傘は淡褐色の円錐形または楕円形で、表面は大小の凹みがあり、蜂の巣状。春に陰地に発生。同属に数種があり、欧米では食用。別属のシャグマアミガサタケは猛毒で致命的。 ⇒あみ‐がさ【編笠】

あみがさ‐ぢゃや【編笠茶屋】🔗🔉

あみがさ‐ぢゃや編笠茶屋】 ①遊郭に通う人に、顔をおおう編笠を貸すことを業とした茶屋。京都島原の丹波口や、江戸新吉原の大門おおもん外にあった。歌舞伎、助六所縁江戸桜「せかれて間夫は―、意気と張との仲の町」 ②大坂の福島辺にあった私娼街。風流志道軒伝「浮名をかぶる―」 ⇒あみ‐がさ【編笠】

あみがさ‐もち【編笠餅】🔗🔉

あみがさ‐もち編笠餅】 糝粉しんこをねって薄く円く延ばし、中に餡あんを入れて二つに折り編笠の形にした餅。あみがさだんご。 ⇒あみ‐がさ【編笠】

あみがさ‐ゆり【編笠百合】🔗🔉

あみがさ‐ゆり編笠百合】 バイモ(貝母)の別称。 ⇒あみ‐がさ【編笠】

あみ‐き【編み機】🔗🔉

あみ‐き編み機】 糸・毛糸を用いて編地を作る機械の総称。

あみ‐ぐるみ【編み包み】🔗🔉

あみ‐ぐるみ編み包み】 毛糸や木綿などの編糸で、棒針や鉤針を用いて編まれたぬいぐるみ。主に、動物や人形、静物などがつくられる。

あみ‐こみ【編み込み】🔗🔉

あみ‐こみ編み込み】 編物の技法の一種。文様の部分だけ地色と異なった配色糸を挿入し、地の部分と交互に編み進みながら文様を編み出すこと。

あみ‐こ・む【編み込む】🔗🔉

あみ‐こ・む編み込む】 〔他五〕 模様を入れて編む。また、地糸と異なる糸や別の素材を入れて編む。

あみすて‐かご【編捨籠】🔗🔉

あみすて‐かご編捨籠】 中央を編んで、周囲は編みかけのままにした竹籠。魚などの形をくずさず煮るのに用いる。

あみ‐だ・す【編み出す】🔗🔉

あみ‐だ・す編み出す】 〔他五〕 ①新しい物事を考え出す。また、作り出す。「新しい方法を―・す」 ②編み始める。

あみ‐だれ【編垂】🔗🔉

あみ‐だれ編垂】 目のあらい簾すだれ。〈日葡辞書〉

あみ‐つ・れる【編み連れる】🔗🔉

あみ‐つ・れる編み連れる】 〔他下一〕 糸などを編み連ねる。狂言、宗論「そちと身共と―・れた身ではあるまいぞ」

あみ‐ど【編戸】🔗🔉

あみ‐ど編戸】 竹・葦または木のへぎを編んで作った戸。

あみ‐ばり【編針】🔗🔉

あみ‐ばり編針(→)編棒に同じ。

あみ‐ぼう【編棒】‥バウ🔗🔉

あみ‐ぼう編棒‥バウ 編物に用いる細い棒。金属・角・竹などで作り、一端が鉤状のものと、まっすぐなものとがある。編針。

あみ‐め【編目】🔗🔉

あみ‐め編目】 ①糸・針金・竹などを編んだときにできるすきま。万葉集11「伎倍きへが竹垣―ゆも妹し見えなば」 ②特に、編物の単位となる目。「―を数える」 ⇒あみめ‐きごう【編目記号】

あみめ‐きごう【編目記号】‥ガウ🔗🔉

あみめ‐きごう編目記号‥ガウ 編目を記号化したもの。模様は記号の組合せにより、表側から見た組織図で表される。ジス(JIS)により標準化されている。 ⇒あみ‐め【編目】

あみ‐もの【編物】🔗🔉

あみ‐もの編物】 毛糸やその他の糸で衣服・シャツ・靴下・手袋などを編んでつくること。また、その物。手編みと機械編みとがあり、毛糸・レース糸・絹糸・刺繍糸・リリヤンなどを用いる。二葉亭四迷、浮雲「そのうちにお勢が―の夜稽古よげいこに通ひたいといひだす」。「毛糸で―をする」

あ・む【編む】🔗🔉

あ・む編む】 〔他五〕 ①糸・竹・籐とう・針金・髪などを打ち違えに組んで、衣類・敷物・家具・垣・髪型などを作る。万葉集12「畳薦たたみこも重ね―・む数夢いめにし見えむ」。「毛糸で手袋を―・む」 ②諸書の文を集めて書物を作る。編集する。日葡辞書「キャウ(経)ヲアム」。「歌集を―・む」

あ‐むしろ【編席・籧篨】🔗🔉

あ‐むしろ編席・籧篨】 竹または葦で編んだ目の粗いむしろ。たかむしろ。あじろ。竹席。〈新撰字鏡8

びん‐ざさら【編木・拍板】🔗🔉

びん‐ざさら編木・拍板】 打楽器の一種。木または竹製で、種々の形や奏法があるが、普通、数十枚の短冊型の板の一端を紐で綴り合わせ、両端の取手を持ってひろげ、片方の取手を動かして、板を打ち合わせて音を発する。田楽おどりの主要楽器だが、他の民俗芸能や歌舞伎囃子にも用いる。はくはん。ささらぎ。ささら。→簓ささら 編木

ふ【節・編】🔗🔉

節・編】 ①薦こも・垣などの編み目、結い目。顕宗紀「臣の子の八―の柴垣」。万葉集14「まをごもの―のま近くて」 ②ふし。万葉集3「七―菅手に取り持ちて」

へん【編】🔗🔉

へん】 (竹簡をならべて糸でつづる意) ①文章を集めて書物につづること。「先人の―になる書」 ②組み合わせること。組み入れること。 ③(「篇」の通用字) ㋐文章。書物。書物の部分。 ㋑詩文などを数える語。

へん‐きょく【編曲】🔗🔉

へん‐きょく編曲】 ある楽曲を他の楽器用に編みかえたり、他の演奏形式に適するように改編したりすること。「吹奏楽用に―する」

へん‐さつ【編冊】🔗🔉

へん‐さつ編冊】 綴じた書籍。とじほん。

へん‐さん【編纂】🔗🔉

へん‐さん編纂】 諸種の材料を集め、またはそれに手を加え、書籍の内容をつくりあげること。編集。「県史を―する」「辞典の―」

へん‐じ【編次】🔗🔉

へん‐じ編次】 順序を追って編集すること。また、その順序次第。

へん‐しゃ【編者】🔗🔉

へん‐しゃ編者】 (ヘンジャとも)書物を編集する人。数人の原稿をまとめて1冊の本にした人。

へん‐しゅ【篇首・編首】🔗🔉

へん‐しゅ篇首・編首】 一編の詩歌・文章のはじめ。編章のはじめ。

へん‐しゅう【編修】‥シウ🔗🔉

へん‐しゅう編修‥シウ ①書籍を編みととのえること。「国史を―する」 ②中国で、国史の編纂に従事した官。

へん‐しゅう【編集・編輯】‥シフ🔗🔉

へん‐しゅう編集・編輯‥シフ 資料をある方針・目的のもとに集め、書物・雑誌・新聞などの形に整えること。映画フィルム・録音テープなどを一つにまとめることにもいう。「雑誌を―する」「―者」 ⇒へんしゅう‐けん【編集権】 ⇒へんしゅう‐ちょさくけん【編集著作権】 ⇒へんしゅう‐にん【編集人】

へんしゅう‐けん【編集権】‥シフ‥🔗🔉

へんしゅう‐けん編集権‥シフ‥ 新聞・雑誌・書籍などの刊行について、企業経営権のうちの一部として、編集上の企画その他必要な管理を行う権能。→経営権⇒へん‐しゅう【編集・編輯】

へんしゅう‐ちょさくけん【編集著作権】‥シフ‥🔗🔉

へんしゅう‐ちょさくけん編集著作権‥シフ‥ 素材の選択または配列によって創作性を有する編集物を編集した者に認められる著作権。素材の著作者の権利には影響を及ぼさない。 ⇒へん‐しゅう【編集・編輯】

へんしゅう‐にん【編集人】‥シフ‥🔗🔉

へんしゅう‐にん編集人‥シフ‥ 編集の責任者。編集の名義人。 ⇒へん‐しゅう【編集・編輯】

へん‐じゅつ【編述】🔗🔉

へん‐じゅつ編述】 文章をつづってまとめること。

へん‐しょう【篇章・編章】‥シヤウ🔗🔉

へん‐しょう篇章・編章‥シヤウ 詩文の篇と章。文章上、句の重なったものを章といい、章の重なったもの即ち篇をもって首尾完結する。転じて、文章、詩文。

へん‐しょう【編鐘】🔗🔉

へん‐しょう編鐘】 中国古代の打楽器の一種。音高が異なる鐘を、いくつか並べて架にかけたもの。鐘の数は不定。韓国の雅楽でも使用。 編鐘

へんじょう‐か【編上靴】‥ジヤウクワ🔗🔉

へんじょう‐か編上靴‥ジヤウクワ 旧陸軍で、軍用の編み上げ靴ぐつを音読して称したもの。

へん‐せい【編成】🔗🔉

へん‐せい編成】 あみつくること。組織し形成すること。「予算の―」「十両―の電車」

へん‐せい【編制】🔗🔉

へん‐せい編制】 個々のものを組織して団体とすること。特に、軍隊の組織内容。平時編制・戦時編制など。「部隊を―する」 ⇒へんせい‐けん【編制権】

へんせい‐けん【編制権】🔗🔉

へんせい‐けん編制権】 明治憲法下で、陸海軍の編制および常備兵額を定めた天皇の大権。 ⇒へん‐せい【編制】

へん‐せき【編籍】🔗🔉

へん‐せき編籍】 戸籍を作製すること。

へん‐そ【編組】🔗🔉

へん‐そ編組】 ①組み合わせること。 ②木綿糸・絹糸または毛糸を密に組み合わせて電線絶縁の被覆としたもの。 ③作戦上の必要に応じ、一時的に数個の部隊を組み合わせること。編合。

へん‐たい【編隊】🔗🔉

へん‐たい編隊】 (飛行機などが)組んで隊形をととのえること。また、その隊形。「―を組む」「―飛行」

へん‐ちょ【編著】🔗🔉

へん‐ちょ編著】 編集と著作。著作し、かつ編集したもの。

へん‐てつ【編綴】🔗🔉

へん‐てつ編綴】 つづり合わせること。文章などをまとめつづること。 ○変哲もないへんてつもない 取り立てて言うべきこともない。何らの変わったところもない。平凡である。「何の―毎日」 ⇒へん‐てつ【変哲】

へん‐にゅう【編入】‥ニフ🔗🔉

へん‐にゅう編入‥ニフ 組み入れること。組みこむこと。「郡部を市に―する」「―試験」

へん‐ねん【編年】🔗🔉

へん‐ねん編年】 歴史上の事柄の新旧・前後の関係を明らかにし、年代的序列をつけること。 ⇒へんねん‐し【編年史】 ⇒へんねん‐たい【編年体】

へんねん‐し【編年史】🔗🔉

へんねん‐し編年史】 編年体の歴史。 ⇒へん‐ねん【編年】

へんねん‐たい【編年体】🔗🔉

へんねん‐たい編年体】 歴史編纂へんさんの一体裁。年月の順を追って事実を記すもの。「春秋」に始まる。→紀伝体 ⇒へん‐ねん【編年】

へん‐び【編尾・篇尾】🔗🔉

へん‐び編尾・篇尾】 一編のおわり。編末。

へん‐もく【編目・篇目】🔗🔉

へん‐もく編目・篇目】 ①書籍などの編章の題目。 ②箇条かじょう。箇条書。 ③法令。おきて。 ④効果。史記抄「かかる―もないことをしたぞ」 ⑤喧嘩・紛争の訴訟や交渉。〈日葡辞書〉

へん‐よ【編輿】🔗🔉

へん‐よ編輿】 あじろで編んだ輿こし

[漢]編🔗🔉

 字形  筆順 〔糸部9画/15画/教育/4252・4A54〕 [] 字形 〔糸部9画/15画〕 〔音〕ヘン(呉)(漢) 〔訓〕む [意味] ①組み合わせて糸でとじる。あむ。 ㋐文章・詩歌などを集めて書物を作る。「編集・編纂へんさん・編著」 ㋑ばらばらのものを順序だててまとめる。「編入・編成・編隊・再編」 ②書物のとじ糸。「韋編いへん」 ③書物などの部分け。「前編・短編・編目・編章」 ④詩文を数える語。「唐詩一編」 ▷③④は、もと「篇」と書く。 [解字] 形声。「糸」+音符「扁」(=文字を書きつける平らで薄いふだ)。糸で竹簡をつづりあわせる意。 [下ツキ 韋編三絶・改編・共編・再編・詩編・小編・掌編・新編・正編・前編・千編一律・続編・短編・断編・中編・長編・雄編 [難読] 編木びんざさら

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