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広辞苑の検索結果 (50)

ふく【複】🔗🔉

ふく】 ①かさなること。単一でないこと。↔単。 ②複試合の略。ダブルス。

ふく‐えん【複塩】🔗🔉

ふく‐えん複塩】 〔化〕(double salt)2種以上の塩えんが結合した形式の化合物のうち、水に溶解すると、錯イオンを形成せず個々の成分イオンに分離するもの。明礬みょうばんなど。

ふく‐おんがく【複音楽】🔗🔉

ふく‐おんがく複音楽(→)多声音楽に同じ。↔単音楽

ふく‐が【複芽】🔗🔉

ふく‐が複芽】 2個以上からなる腋芽。

ふく‐がん【複眼】🔗🔉

ふく‐がん複眼】 ①昆虫・甲殻類などに見られる眼で、多数の小さな個眼(小眼)が束状に集まったもの。単眼が明暗の判別のみであるのに対して、物の形、運動などを見るといわれている。↔単眼。→蝶(図)。 ②比喩的に、二つ以上の視点から物事を見ること。 ⇒ふくがん‐てき【複眼的】

ふくがん‐てき【複眼的】🔗🔉

ふくがん‐てき複眼的】 さまざまな視点を持つさま。「―な考察」 ⇒ふく‐がん【複眼】

ふく‐くっせつ【複屈折】🔗🔉

ふく‐くっせつ複屈折】 結晶に入射する光に二つの屈折光線が現れる現象。方解石などで見られる。→常光線

ふく‐げん【複弦】🔗🔉

ふく‐げん複弦】 〔音〕同じ音高またはオクターブ異なる音高に張られた複数の弦で、同時に弾かれるもの。ウードやマンドリンの弦など。

ふくごう‐いせき【複合遺跡】‥ガフヰ‥🔗🔉

ふくごう‐いせき複合遺跡‥ガフヰ‥ 異なった時代の遺構が重複して発見される遺跡。 ⇒ふく‐ごう【複合】

ふくごう‐おせん【複合汚染】‥ガフヲ‥🔗🔉

ふくごう‐おせん複合汚染‥ガフヲ‥ 2種類以上の汚染物質が相乗的に影響する汚染状態。 ⇒ふく‐ごう【複合】

ふくごう‐かざん【複合火山】‥ガフクワ‥🔗🔉

ふくごう‐かざん複合火山‥ガフクワ‥ 幾つかの単式・複式火山が地理的にまとまっていて、全体を一つの単位と見なせる火山。八ヶ岳など。 ⇒ふく‐ごう【複合】

ふくごう‐きょうぎ【複合競技】‥ガフキヤウ‥🔗🔉

ふくごう‐きょうぎ複合競技‥ガフキヤウ‥ スキー競技で、距離競技とジャンプとの成績を合計して順位を決めるもの。コンバインド‐レース。 ⇒ふく‐ごう【複合】

ふくごう‐けんちく【複合建築】‥ガフ‥🔗🔉

ふくごう‐けんちく複合建築‥ガフ‥ 二つ以上の用途部分を含む建築物の総称。ターミナル‐ビル・ショッピング‐センターや下駄ばき住宅など。 ⇒ふく‐ごう【複合】

ふくごう‐ご【複合語】‥ガフ‥🔗🔉

ふくごう‐ご複合語‥ガフ‥ (compound word)二つ以上の単語が結びつき、別の新しい一語を形成したもの。「通勤電車」「落ち着く」「青臭い」など。合成語。 ⇒ふく‐ごう【複合】

ふくごう‐こっか【複合国家】‥ガフコク‥🔗🔉

ふくごう‐こっか複合国家‥ガフコク‥ 複数の国家が結合し、国際的には一国と見なされる国家。結合が対等の場合には連邦・国家連合・同君連合など、また不平等な支配・従属関係を作る場合には宗主国と保護国との関係などがある。複合国。 ⇒ふく‐ごう【複合】

ふくごう‐ざいりょう【複合材料】‥ガフ‥レウ🔗🔉

ふくごう‐ざいりょう複合材料‥ガフ‥レウ 〔化〕2種以上の素材を組み合わせた材料。強度を高め軽量化を実現するなど、素材より優れた性質を持たせることができる。繊維強化プラスチック(FRP)の類。 ⇒ふく‐ごう【複合】

ふくごう‐ししつ【複合脂質】‥ガフ‥🔗🔉

ふくごう‐ししつ複合脂質‥ガフ‥ 燐や窒素などを含んだ複雑な脂質。燐を含む燐脂質と、糖を含む糖脂質とに分けられる。生体組織、特に細胞の膜状構造や、脳組織中に多量に存在する。リポイドとほぼ同義。↔単純脂質。 ⇒ふく‐ごう【複合】

ふくごう‐たい【複合体】‥ガフ‥🔗🔉

ふくごう‐たい複合体‥ガフ‥ 複合して一体をなしているもの。 ⇒ふく‐ごう【複合】

ふくごう‐たんぱくしつ【複合蛋白質】‥ガフ‥🔗🔉

ふくごう‐たんぱくしつ複合蛋白質‥ガフ‥ アミノ酸以外の成分物質をも含む蛋白質。リポ蛋白質・糖蛋白質の類。↔単純蛋白質。 ⇒ふく‐ごう【複合】

ふくごう‐どうし【複合動詞】‥ガフ‥🔗🔉

ふくごう‐どうし複合動詞‥ガフ‥ 二語の動詞の複合によってできた一語の動詞。「思い出す」「歩き始める」の類。 ⇒ふく‐ごう【複合】

ふく‐ごび【複語尾】🔗🔉

ふく‐ごび複語尾】 (山田孝雄よしおの用語)いわゆる助動詞のうち、形式用言とする「なり」「たり」「ごとし」以外の語。動詞の語尾の複雑に屈折・分出したものとして名づけた称。

ふく‐こん【複婚】🔗🔉

ふく‐こん複婚】 (polygamy)複数の配偶者を同時にもつことが認められている婚姻形態。一夫多妻婚と一妻多夫婚とがある。↔単婚

ふくざ‐き【複座機】🔗🔉

ふくざ‐き複座機】 飛行機で二人の座席のあるもの。

ふく‐ざつ【複雑】🔗🔉

ふく‐ざつ複雑】 物事の事情や関係、また心理などがこみいっていること。いりくんでいること。田山花袋、東京の三十年「その他の若い人達も皆な―した生活の巴渦うづの中に入つて行つてゐた」。「―な手続」「―な気持」 ⇒ふくざつ‐かいき【複雑怪奇】 ⇒ふくざつ‐けい【複雑系】 ⇒ふくざつ‐こっせつ【複雑骨折】

ふくざつ‐かいき【複雑怪奇】‥クワイ‥🔗🔉

ふくざつ‐かいき複雑怪奇‥クワイ‥ 複雑にして怪しく不思議なこと。 ⇒ふく‐ざつ【複雑】

ふくざつ‐けい【複雑系】🔗🔉

ふくざつ‐けい複雑系】 (complex systems)多数の異質な要素が複雑に絡みあい、相互作用しながら一つにまとまっているようなシステム。それぞれの要素からは予測できない特性が出現したり、微細な変化が系全体の激動をひき起こしたりする。脳神経系・生態系・株価変動システムの類。 ⇒ふく‐ざつ【複雑】

ふくざつ‐こっせつ【複雑骨折】🔗🔉

ふくざつ‐こっせつ複雑骨折】 骨折とともに付近の皮膚・筋肉・皮下組織などの損傷があって、骨折部が外界に露出しているもの。開放骨折。 ⇒ふく‐ざつ【複雑】

ふく‐さんけい‐かじょ【複散形花序】‥クワ‥🔗🔉

ふく‐さんけい‐かじょ複散形花序‥クワ‥ 散形花序の一種。セリ科植物を特徴づける花序で、花軸を散形に出した上、さらに各軸頂に花を散形につけるもの。→花序(図)

ふく‐し【複視】🔗🔉

ふく‐し複視】 多くは眼筋麻痺によって、外界の一つの物体が異なった場所に二つに見えること。二重視。

ふく‐しあい【複試合】‥アヒ🔗🔉

ふく‐しあい複試合‥アヒ (→)ダブルスに同じ。↔単試合

ふく‐しき【複式】🔗🔉

ふく‐しき複式】 2重またはそれ以上から成る方式。また、複雑な方式。↔単式。 ⇒ふくしき‐かざん【複式火山】 ⇒ふくしき‐がっきゅう【複式学級】 ⇒ふくしき‐ぼき【複式簿記】

ふくしき‐かざん【複式火山】‥クワ‥🔗🔉

ふくしき‐かざん複式火山‥クワ‥ ほぼ同じ火道から相異なる単式火山を生成させ、できた二重式・三重式火山の総称。時には四重式・五重式になることもある。二重式は通常、外輪山と中央火口丘とから成り、例が多い。三重式は二重の外輪山と中央火口丘とから成り、箱根山などに見られる。 ⇒ふく‐しき【複式】

ふくしき‐がっきゅう【複式学級】‥ガクキフ🔗🔉

ふくしき‐がっきゅう複式学級‥ガクキフ 二つ以上の学年を一つに編成した学級。 ⇒ふく‐しき【複式】

ふくしき‐ぼき【複式簿記】🔗🔉

ふくしき‐ぼき複式簿記】 すべての取引を借方要素と貸方要素とに分解し、各要素を継続的・組織的に記録することによって、貸借対照表と損益計算書が誘導的に作成できるように仕組まれた簿記。↔単式簿記 ⇒ふく‐しき【複式】

ふく‐じしょう【複事象】‥シヤウ🔗🔉

ふく‐じしょう複事象‥シヤウ 〔数〕いくつかの事象があるとき、それらすべてが起こるという事象。たとえば、硬貨を2回投げて2回とも表が出るという事象は、1回目に表が、2回目に表が出るという二つの事象の複事象である。

ふく‐しぼう【複子房】‥バウ🔗🔉

ふく‐しぼう複子房‥バウ 2個以上の心皮がその縁で互いに結合して成る子房。スミレ・ユリ・ハナショウブの子房の類。

ふく‐しゃ【複写】🔗🔉

ふく‐しゃ複写】 ①一度写したものを更に写すこと。また、その写したもの。 ②同一の書類を2枚以上作ること。「―伝票」 ③文書・絵などを原物通りに写し取ること。写し。コピー。「書類を―する」 ⇒ふくしゃ‐き【複写機】 ⇒ふくしゃ‐し【複写紙】 ⇒ふくしゃ‐ばん【複写版】

ふくしゃ‐き【複写機】🔗🔉

ふくしゃ‐き複写機】 文書などを複写するのに用いる機械。 ⇒ふく‐しゃ【複写】

ふくしゃ‐し【複写紙】🔗🔉

ふくしゃ‐し複写紙】 複写をとるのに用いる紙。カーボン紙・コピー紙の類。 ⇒ふく‐しゃ【複写】

ふくしゃ‐ばん【複写版】🔗🔉

ふくしゃ‐ばん複写版】 謄写版など、複写のための簡単な器具。 ⇒ふく‐しゃ【複写】

ふく‐しょう【複称】🔗🔉

ふく‐しょう複称】 ①複雑な名称。 ②2個以上の事物を言い表す名称。↔単称

ふくしょう‐しき【複勝式】🔗🔉

ふくしょう‐しき複勝式】 競馬・競輪・競艇などで、1着と2着、または1着から3着までのいずれかを当てる方式。複勝。

ふくしょく‐こう【複色光】‥クワウ🔗🔉

ふくしょく‐こう複色光‥クワウ 単色光の複合から成り、スペクトルに分解することのできる光。複光。

ふく‐す【袱子・複子】🔗🔉

ふく‐す袱子・複子】 〔仏〕僧が行脚するときに用いる袱紗ふくさやふろしき。包袱。

ふく‐ふくせん【複複線】🔗🔉

ふく‐ふくせん複複線】 複線が2本並列している線路。

ふっ‐か【複果】フククワ🔗🔉

ふっ‐か複果フククワ 多数の花からなる花序全体が1個の果実のようになるもの。例えばパイナップル・イチジクなど。集合果。多花果。

ふっ‐き【複記】フク‥🔗🔉

ふっ‐き複記フク‥ 重ねてしるすこと。

ふっ‐こく【覆刻・復刻・複刻】フク‥🔗🔉

ふっ‐こく覆刻・復刻・複刻フク‥ ①原本そのままに再製すること。また、再製したもの。「―本」 ②版本を重刊する場合、原版の刷紙を版木に裏返しに貼りつけて彫版・刊行すること。かぶせぼり。 ③活字版などを写真製版により再刊すること。 →翻刻

[漢]複🔗🔉

 字形  筆順 〔衣(衤)部9画/14画/教育/4203・4A23〕 〔音〕フク(呉)(漢) [意味] ①二つ以上合わさる。かさなる。幾重にもなる。(対)単。「複合・複雑・複数・複線・重複」 ②二つ以上かさね(てす)る。「複写・複製」 [解字] 形声。「衣」+音符「」(=かさねる)。重ね着をする意。

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ふく【複】🔗🔉

ふく [2] 【複】 (1)「複試合」の略。 (2)「複勝式」の略。

ふく-えん【複塩】🔗🔉

ふく-えん [0] 【複塩】 塩が結合した形式で表される化合物のうち,結晶中に錯イオンを含まず,それぞれの成分イオンがそのまま存在するもの。例えば,MgCO・CaCO は Mg,Ca,CO からなるイオン結晶で複塩である。

ふく-おんがく【複音楽】🔗🔉

ふく-おんがく [3] 【複音楽】 ⇒ポリフォニー

ふく-か【複果】🔗🔉

ふく-か ―クワ [2] 【複果】 ⇒集合果(シユウゴウカ)

ふく-がん【複眼】🔗🔉

ふく-がん [0] 【複眼】 個眼が蜂の巣状に多数集まった目。節足動物(昆虫類・甲殻類など)や多毛類などに見られる。物体の形態を識別できる。昆虫では色彩弁別の能力もある。 →個眼

ふくがん-てき【複眼的】🔗🔉

ふくがん-てき [0] 【複眼的】 (形動) いろいろな角度・立場から物事を見るさま。「―な思考」

ふく-くっせつ【複屈折】🔗🔉

ふく-くっせつ [3] 【複屈折】 光学的に等方的でない結晶などに光が入射して二つの屈折光線が現れる現象。方解石の結晶などがこの性質を示す。 →常光線 →異常光線

ふく-ごう【複号】🔗🔉

ふく-ごう ―ガウ [0] 【複号】 〔数〕 正の符号+と負の符号−とを合わせた記号±,のこと。

ふく-ごう【複合】🔗🔉

ふく-ごう ―ガフ [0] 【複合】 (名)スル いくつかの物が集まって一つになること。「二つの語が―して一語となる」

ふくごう-えいぞうしんごう【複合映像信号】🔗🔉

ふくごう-えいぞうしんごう ―ガフエイザウシンガウ [9] 【複合映像信号】 ⇒コンポジット信号

ふくごう-おせん【複合汚染】🔗🔉

ふくごう-おせん ―ガフヲ― [5] 【複合汚染】 〔有吉佐和子の同名の小説(1975年発表)で知られるようになった語〕 複数の有害物質が複合して作用することで,質的・量的に予期しない汚染が起こること。

ふくごう-かいはつ【複合開発】🔗🔉

ふくごう-かいはつ ―ガフ― [5] 【複合開発】 開発当事者が複数からなる開発行為。また,開発の目的が商業施設・ホテル・住宅など複数の施設の組み合わせからなる開発をいう。

ふくごう-かざん【複合火山】🔗🔉

ふくごう-かざん ―ガフクワ― [5] 【複合火山】 いくつかの火山が組み合わさってできた火山。 →複式火山

ふくごう-きぎょう【複合企業】🔗🔉

ふくごう-きぎょう ―ガフ―ゲフ [5] 【複合企業】 ⇒コングロマリット

ふくごう-きょうぎ【複合競技】🔗🔉

ふくごう-きょうぎ ―ガフキヤウ― [5] 【複合競技】 スキーのノルディック競技の種目の一。距離競技(15キロメートル)とジャンプ競技(70メートル級)の二種目から成り,合計得点によって順位を競うもの。

ふくごう-ご【複合語】🔗🔉

ふくごう-ご ―ガフ― [0] 【複合語】 〔compound word〕 単語のうち,意味・語形の上から二つ以上の単語の結合によってできたと認められる語。「朝日」「買い物」「花見」「祝い酒」「書き込む」の類。合成語。熟語。 〔「さかな」「なべ」など複合意識の一般に薄れてしまった複合語も多い〕 →単純語 →派生語

ふくごう-こく【複合国】🔗🔉

ふくごう-こく ―ガフ― [3] 【複合国】 二つ以上の国家の結合により成り立っている国家。複合国家。例,タンザニア・ユーゴスラビア。 ⇔単一国

ふくごう-ししつ【複合脂質】🔗🔉

ふくごう-ししつ ―ガフ― [5] 【複合脂質】 単純脂質にさらにリン酸・硫黄・窒素塩基・糖などが加わった脂質。リン脂質と糖脂質に大きく分類され,タンパク質とともに生体膜を構成するなど,生体で重要な役割を果たす。 ⇔単純脂質

ふくごう-しゃかい【複合社会】🔗🔉

ふくごう-しゃかい ―ガフ―クワイ [5] 【複合社会】 (1)単純社会が合成されて生まれる社会。イギリスのスペンサーらが用いた社会の概念。 (2)異なる社会集団がそれぞれ併存するが,融合しない社会。

ふくごう-たい【複合体】🔗🔉

ふくごう-たい ―ガフ― [0] 【複合体】 二つ以上のものが合わさって一体となっているもの。

ふくごう-たんぱくしつ【複合蛋白質】🔗🔉

ふくごう-たんぱくしつ ―ガフ― [8] 【複合蛋白質】 単純タンパク質に対して,成分としてα-アミノ酸以外の原子団を含むタンパク質。核タンパク質・糖タンパク質・色素タンパク質・リンタンパク質など。生体に広く分布して重要な役割を果たす。

ふくごう-どうし【複合動詞】🔗🔉

ふくごう-どうし ―ガフ― [5] 【複合動詞】 二語の複合によってできた動詞。「思い出す」「根ざす」「執筆する」の類。

ふくごう-みんぞくこっか【複合民族国家】🔗🔉

ふくごう-みんぞくこっか ―ガフ―コクカ [9] 【複合民族国家】 ⇒多民族国家

ふく-ごび【複語尾】🔗🔉

ふく-ごび [3] 【複語尾】 山田孝雄の用語。一般に助動詞と呼ばれるものにほぼ相当する語で,用言だけに接続するものをいう。動詞の語尾が複雑に発達・分出したものとして名付けられた。 〔一般に助動詞と呼ばれる語のうち,「なり」「たり」「ごとし」「だ」「です」「である」は形式用言と呼び,複語尾に入れない〕

ふく-こん【複婚】🔗🔉

ふく-こん [0] 【複婚】 〔polygamy〕 婚姻形態の一。一人が複数の異性と同時に婚姻関係をもつこと。一夫多妻婚・一妻多夫婚など。 →単婚

ふく-ざ【複座・複坐】🔗🔉

ふく-ざ [0] 【複座・複坐】 座席が二つ付いていること。 ⇔単座 「―機」

ふく-ざつ【複雑】🔗🔉

ふく-ざつ [0] 【複雑】 (名・形動)[文]ナリ 物の構造や物事の関係がこみ入っていること。いろいろな要素がからみ合ってわかりにくいこと。また,そのさま。 ⇔単純 「―な構造」「因果関係が―になる」「―な表情」「―な気持ち」 [派生] ――さ(名)

ふくざつ-かいき【複雑怪奇】🔗🔉

ふくざつ-かいき ―クワイ― [5] 【複雑怪奇】 (名・形動)[文]ナリ 非常に複雑で怪しく不思議な・こと(さま)。「―な事件」

ふくざつ-けい【複雑系】🔗🔉

ふくざつ-けい [0] 【複雑系】 多くの要素からなり,それらが相互に干渉しあって複雑に振る舞う系。従来の要素還元による分析では捉えることが困難な生命・気象・経済などの現象に見られる。高精度の測定技術,カオス・フラクタルなどの新概念の導入,コンピューターの活用などによって新しい研究対象となりつつある。

ふくざつ-こっせつ【複雑骨折】🔗🔉

ふくざつ-こっせつ [5] 【複雑骨折】 骨および周囲の軟部組織に重大な損傷を伴う骨折で,特に皮膚の外に骨折端が露出する場合をいう。

ふくざつ-せい【複雑性】🔗🔉

ふくざつ-せい [0] 【複雑性】 〔complexity〕 システム論の用語。諸要素間の論理的に可能な結合関係が過剰であって,それらから選択せねばならぬ事態をいう。環境はシステムより常に複雑性が大きいので,システムはこれを縮減して自分なりに対応する必要がある。複合性。

ふくさんけい-かじょ【複散形花序】🔗🔉

ふくさんけい-かじょ ―クワジヨ [7] 【複散形花序】 複合花序の一。散形花序の花軸の上にさらに散形に花をつけるもの。セリ科植物の多くに見られる。

ふく-し【複視】🔗🔉

ふく-し [0][2] 【複視】 一個の物体が二個に見えること。眼筋麻痺(マヒ)・中枢性脳疾患などが原因で起こる。複像視。

ふく-しあい【複試合】🔗🔉

ふく-しあい ―シアヒ [3] 【複試合】 ⇒ダブルス

ふく-しき【複式】🔗🔉

ふく-しき [0] 【複式】 (1)二つ以上からなる方式または形式。 (2)「複式簿記」の略。 (3)「複勝式」の略。 ⇔単式

ふくしき-かざん【複式火山】🔗🔉

ふくしき-かざん ―クワ― [5] 【複式火山】 複数の火山体からなる火山。不連続に数回にわたって,順次,より小さい火山体を形成し,複雑な形を示す。二重式火山・三重式火山などの総称。多くは複成火山である。浅間火山・樽前火山など。 ⇔単式火山

ふくしき-がっきゅう【複式学級】🔗🔉

ふくしき-がっきゅう ―ガクキフ [5] 【複式学級】 二つ以上の異なる学年を一つにして編成した学級。

ふくしき-のう【複式能】🔗🔉

ふくしき-のう [4] 【複式能】 能の戯曲形式の一。前場(マエバ)と後場(ノチバ)の二場からなり,シテが前場と後場で形相の変わる能。「高砂」「田村」「殺生石」など。 ⇔単式能

ふく-しぼう【複子房】🔗🔉

ふく-しぼう ―シバウ [3] 【複子房】 二つ以上の心皮が結合してできた子房。ユリ科やスミレ科の植物にみられる。

ふく-す【袱子・複子】🔗🔉

ふく-す [0] 【袱子・複子】 禅宗で,僧が行脚の時に食器などを包むのに用いる袱紗(フクサ)。包袱。

ふっ-か【複果】🔗🔉

ふっ-か フククワ [1] 【複果】 ⇒集合果(シユウゴウカ)

ふっ-き【複軌】🔗🔉

ふっ-き フク― [0][1] 【複軌】 複線の鉄道の軌道。

ふっき-てつどう【複軌鉄道】🔗🔉

ふっき-てつどう フク―ダウ [4] 【複軌鉄道】 複線の軌道で運行する鉄道。

ふっ-こん【複婚】🔗🔉

ふっ-こん フク― [0] 【複婚】 ⇒ふくこん(複婚)

ふく【複の】(和英)🔗🔉

ふく【複の】 double;→英和 compound.→英和

ふくがん【複眼】(和英)🔗🔉

ふくがん【複眼】 compound eyes.

ふくごう【複合】(和英)🔗🔉

ふくごう【複合】 《心》a complex.→英和 ‖複合汚染 complex pollution.複合語《文》a compound (word).複合体 a complex.

ふくざつ【複雑】(和英)🔗🔉

ふくざつ【複雑】 complexity.〜な complicated;→英和 complex;→英和 intricate.→英和 〜にする(になる) (be) complicate(d).→英和

ふくしき【複式投票】(和英)🔗🔉

ふくしき【複式投票】 plural voting.複式簿記 bookkeeping by double entry.

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