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ささ【酒】🔗🔉

ささ【酒】 〔中世の女性語〕 酒(さけ)のこと。

ささ【笹】🔗🔉

ささ【笹】 イネ科タケ亜科の植物のうち小形のものの総称。タケに比べ丈が低く,稈(かん)は細くて生長後も竹の子の皮が残る。メダケ・ヤダケ・アズマザサ・クマザサ・ミヤコザサ・チマキザサなど種類が多い。

ささ【些些】🔗🔉

ささ【些些】 (ト/タル) わずかであるさま。とるにたりないさま。「―たる人間」

ささい【些細・瑣細】🔗🔉

ささい【些細・瑣細】 (形動) とるにたりないさま。わずかなさま。「―な違い」

ささえ【支え】🔗🔉

ささえ【支え】 ささえること。また,そのもの。「塀に―をする」

ささ・える【支える】🔗🔉

ささ・える【支える】 (動下一) (1)物が倒れたり落ちたりするのを,防ぎ止める。「はしごを―・える」 (2)社会・集団を維持する。ある状態をもちこたえる。「国の繁栄を―・える」 (3)援助する。支援する。「声援に―・えられて完走する」 (4)攻撃などを防ぎ止める。「敵の猛攻を―・える」

ささがき【笹掻き】🔗🔉

ささがき【笹掻き】 ごぼうや大根を細く薄く削る切り方。

ささがに【細蟹】🔗🔉

ささがに【細蟹】 〔クモが小さいカニに似ていることから〕 クモのこと。

ささかまぼこ【笹蒲鉾】🔗🔉

ささかまぼこ【笹蒲鉾】 笹の葉の形に似せてつくった蒲鉾。仙台の名産。

ささがれい【笹鰈】🔗🔉

ささがれい【笹鰈】 ヤナギムシガレイの異名。

ささがわのしげぞう【笹川繁蔵】🔗🔉

ささがわのしげぞう【笹川繁蔵】 (1810?-1847) 江戸後期の博徒。下総(しもうさ)国香取郡笹川の住人。飯岡助五郎と利根川沿岸の縄張りを争い殺された。

ささかわりんぷう【笹川臨風】🔗🔉

ささかわりんぷう【笹川臨風】 (1870-1949) 歴史家・俳人。本名,種郎。東京神田生まれ。東大卒。「帝国文学」の編集に携わる。また,江戸文学・江戸美術を研究。著「近世文芸史」「日本絵画史」など。

ささぎ【豆】🔗🔉

ささぎ【豆】 ⇒ささげ(豆)

ささききいち【佐々木基一】🔗🔉

ささききいち【佐々木基一】 (1914-1993) 文芸評論家。広島県生まれ。東大卒。「近代文学」同人。ルカーチのリアリズム論や映像理論などを独自の視点で論じ,鋭利な感受性に基づく作家論にも定評がある。著「個性復興」「リアリズムの探求」「映像論」など。

ささきこじろう【佐々木小次郎】🔗🔉

ささきこじろう【佐々木小次郎】 (?-1612) 江戸初期の剣客。岸柳(巌流)と称した。燕返しの剣法を案出。船島(巌流島)で宮本武蔵と試合し,敗死。

ささきそういち【佐々木惣一】🔗🔉

ささきそういち【佐々木惣一】 (1878-1965) 法学者。鳥取県出身。京大教授。滝川事件で辞職,のち立命館大学学長。美濃部達吉とともに大正・昭和期の公法学界の双璧とされる。主著「日本憲法要論」

ささきたかうじ【佐々木高氏】🔗🔉

ささきたかうじ【佐々木高氏】 (1306-1373) 南北朝時代の武将。入道して導誉(どうよ)。京極氏の出。足利尊氏に従い,室町幕府創設に功をたてる。評定衆として幕政に参与。性豪放磊落(らいらく),和歌・連歌をよくし,近江猿楽の保護にも努めた。

ささきたかおき【佐々木隆興】🔗🔉

ささきたかおき【佐々木隆興】 (1878-1966) 医学者。東京生まれ。人工癌研究の先駆者。杏雲堂医院院長。佐々木研究所・癌研究所・結核研究所各所長を歴任。

ささきたかつな【佐々木高綱】🔗🔉

ささきたかつな【佐々木高綱】 (?-1214) 鎌倉初期の武将。定綱の弟。四郎と称す。源頼朝の臣。宇治川の合戦では,梶原景季(かげすえ)と先陣を争って勝った。

ささきたかゆき【佐々木高行】🔗🔉

ささきたかゆき【佐々木高行】 (1830-1910) 幕末・明治前期の政治家。土佐藩出身。倒幕運動に参加,維新後は新政府に名をつらね,参議兼工部卿,枢密顧問官などを歴任。資料性の高い日記「保古飛呂比(ほこびろい)」を残す。

ささきどうよ【佐々木導誉】🔗🔉

ささきどうよ【佐々木導誉】 ⇒佐々木高氏(たかうじ)

ささきのぶつな【佐佐木信綱】🔗🔉

ささきのぶつな【佐佐木信綱】 (1872-1963) 歌人・国文学者。三重県生まれ。東大卒。竹柏会を主宰,「心の華」(のち「心の花」)を創刊。温雅清新な歌風で,代表歌集に「思草」「豊旗雲」がある。また,万葉集の研究に功績を残す。

ささきひろつな【佐佐木弘綱】🔗🔉

ささきひろつな【佐佐木弘綱】 (1828-1891) 幕末・明治期の国文学者・歌人。伊勢の人。東大古典科創設とともに講師。著「古事記歌俚言解」「日本書紀歌俚言解」

ささきみつぞう【佐々木味津三】🔗🔉

ささきみつぞう【佐々木味津三】 (1896-1934) 小説家。愛知県生まれ。本名,光三。明大卒。「右門捕物帖」「旗本退屈男」など。

ささきもさく【佐佐木茂索】🔗🔉

ささきもさく【佐佐木茂索】 (1894-1966) 小説家・出版人。京都の生まれ。1929 年(昭和 4)「文芸春秋」編集長。46 年文芸春秋新社社長。

ささくさ【笹草】🔗🔉

ささくさ【笹草】 イネ科の多年草。茎は高さ約 40cm。夏から秋にかけ,茎頂に大形の円錐花序をつくり緑色の小穂をつける。ササノハグサ。

ささぐま【笹熊・🔗🔉

ささぐま【笹熊・ アナグマの異名。

ささぐも【笹蜘蛛】🔗🔉

ささぐも【笹蜘蛛】 真正クモ目のクモ。体長 1cm 内外。胸背は黄褐色,腹部は灰白色。巣を張らず,昆虫に飛びついて捕まえる。

ささぐり【篠栗】🔗🔉

ささぐり【篠栗】 福岡県北西部,糟屋(かすや)郡の町。かつて宿場町,炭鉱町として栄えた。

ささくれ🔗🔉

ささくれ (1)物の先端などが細かく割れること。 (2)⇒逆剥(さかむ)け

ささくれだ・つ【ささくれ立つ】🔗🔉

ささくれだ・つ【ささくれ立つ】 (動五) (1)ささくれができた状態になる。「―・った指先」 (2)気持ちがすさんでとげとげしくなる。「―・った気分」

ささく・れる🔗🔉

ささく・れる (動下一) (1)物の先端やへりなどが,細く裂けてめくれる。 (2)気持ちが乱れ,荒れている。「―・れた気分」

ささげ【豆・大角豆】🔗🔉

ささげ【豆・大角豆】 マメ科の一年草。南アジア原産。種子や若い莢(さや)を食用にするため栽培する。茎はつる性。豆果は線状円柱形で,特に莢の長い品種を十六豆という。ささぎ。

ささげもの【捧げ物】🔗🔉

ささげもの【捧げ物】 神仏や目上の人にささげるもの。献上品。

ささ・げる【捧げる】🔗🔉

ささ・げる【捧げる】 (動下一) (1)両手を伸ばして物を目より高くして持つ。「優勝旗を高々と―・げる」 (2)神仏などに供える。「玉串(たまぐし)を―・げる」 (3)敬愛する人に,自分の著作などをさしだす。「母に―・げる」 (4)(「身」「一生」「心」などを目的語として)自分のことをかえりみないで,ひたすら相手に尽くす。

ささごい【笹五位】🔗🔉

ささごい【笹五位】 コウノトリ目サギ科の鳥。全長 50cm ほどのサギ。頭上・背・翼は暗緑色,他は灰色。後頭に長い冠羽がある。日本には夏鳥として渡来する。

ささごとうげ【笹子峠】🔗🔉

ささごとうげ【笹子峠】 山梨県東部,関東山地と御坂(みさか)山地の接点にある峠。海抜 1096m。旧甲州街道の難険。現在その東方に笹子トンネルがある。

ささたけ【笹竹・篠竹】🔗🔉

ささたけ【笹竹・篠竹】 小さい竹類の総称。

ささだんご【笹団子】🔗🔉

ささだんご【笹団子】 もち米の粉とうるち米の粉をこねて餡(あん)を包み,笹の葉で包んで蒸したもの。新潟の郷土菓子。

ささつ【査察】🔗🔉

ささつ【査察】 実際に調査し,視察すること。「米の作柄状況を―する」

ささづけ【笹漬け】🔗🔉

ささづけ【笹漬け】 3 枚におろした白身の魚を酢・塩でしめ,笹の葉とともに漬け込んだもの。笹の葉は香りづけと防腐のために用いられる。

ささなき【笹鳴き】🔗🔉

ささなき【笹鳴き】 冬にウグイスが舌鼓を打つようにチチと鳴くこと。

ささにしき【ササニシキ】🔗🔉

ささにしき【ササニシキ】 イネの栽培品種の一。米は良質で味もよい。青森を除く東北 5 県が主産地。

ささのさいぞう【笹の才蔵】🔗🔉

ささのさいぞう【笹の才蔵】 福岡県博多など九州北部で作られる前髪振袖の若衆が御幣を持った猿をつれた姿の土人形。また,その姿を描いた札。疱瘡(ほうそう)よけに用いられた。

ささのは【笹の葉】🔗🔉

ささのは【笹の葉】 (1)小竹の葉。ささっぱ。 (2)淡水産の二枚貝。殻長 9cm 内外で,形は笹の葉に似る。琵琶湖水系にのみ分布。

ささはら【笹原】🔗🔉

ささはら【笹原】 笹が生えている地。

ささぶえ【笹笛】🔗🔉

ささぶえ【笹笛】 笹の葉を唇に当て,笛のように吹き鳴らすこと。

ささぶね【笹舟】🔗🔉

ささぶね【笹舟】 笹の葉の両端を折って作った小さな舟。水に浮かべて遊ぶ。

ささみ【笹身】🔗🔉

ささみ【笹身】 〔笹の形をしているところから〕 鶏の胸部からとった上質の肉。柔らかく脂肪が少ない。

ささめき【私語】🔗🔉

ささめき【私語】 ささめくこと。また,その声。「恋の―」

ささめごと【私語】🔗🔉

ささめごと【私語】 (1)内緒話。ひそひそ話。 (2)男女間のむつごと。

ささめごと🔗🔉

ささめごと 連歌論書。2 巻。心敬著。1463〜64 年成立。和歌連歌同一論・疎句重視・冷え寂び論などを優美な筆致で述べる。世阿弥の能楽論とともに中世評論の代表的作品。

ささめゆき【細雪】🔗🔉

ささめゆき【細雪】 こまかに降る雪。

ささめゆき【細雪】🔗🔉

ささめゆき【細雪】 小説。谷崎潤一郎作。1943 年(昭和 18)上巻発表時,発禁となり,戦後完成。大阪船場(せんば)の旧家の四人姉妹の生き方を通して,日本の伝統と文化を絵巻物ふうに書く。

ささもりぎすけ【笹森儀助】🔗🔉

ささもりぎすけ【笹森儀助】 (1845-1915) 明治の探検家。弘前の生まれ。地方官吏をつとめたが,1892 年(明治 25)から千島・沖縄・朝鮮・シベリアを旅行。「千島探験」「南島探験」「西伯利亜旅行日記」などを著した。

ささやか【細やか】🔗🔉

ささやか【細やか】 (形動) (1)こぢんまりして目立たないさま。「―に暮らす」 (2)取るに足らないさま。「―な贈り物」

ささやき【囁き・私語】🔗🔉

ささやき【囁き・私語】 ささやくこと。また,その声や音。ささめき。「―ごと」

ささや・く【囁く・私語く】🔗🔉

ささや・く【囁く・私語く】 (動五) 声をひそめて言う。「耳元で―・く」

ささやぶ【笹藪】🔗🔉

ささやぶ【笹藪】 (1)笹が一面に生えた藪。 (2)⇒竹藪(たけやぶ)

ささやま【篠山】🔗🔉

ささやま【篠山】 兵庫県東部,多紀郡にある町。篠山盆地の農・商業の中心。旧城下町。

ささゆり【笹百合】🔗🔉

ささゆり【笹百合】 ユリ科の多年草。中部地方以西の山地に自生。高さ約 60cm。夏,淡紅色の花をつける。サユリ。

ささら【簓】🔗🔉

ささら【簓】 (1)細かく割った竹などを束ねたもの。鍋(なべ)を洗うたわしなどに用いる。さわら。 (2)びんざさら。 (3)先端が細かく割れること。ささくれること。

ささりんどう【笹竜胆】🔗🔉

ささりんどう【笹竜胆】 (1)リンドウの別名。 (2)家紋。リンドウの花と葉をかたどった。

ささ・る【刺さる】🔗🔉

ささ・る【刺さる】 (動五) 先のとがった物がくいこんではいる。「とげが―・る」

ササンちょう【ササン朝】🔗🔉

ササンちょう【ササン朝】 〔Ssn〕 イラン(ペルシャ)の王朝(226-651)。パルティア王国を倒してアルデシール 1 世が建国。西アジアの広大な地域を領有し,ゾロアスター教を国教として神権に基づく専政政治が行われ,独特の文化が栄えた。ホスロー 1 世の時に最盛期を迎えたが,のち次第に衰え,新興のイスラム軍に敗れ滅亡した。

ササンちょうびじゅつ【ササン朝美術】🔗🔉

ササンちょうびじゅつ【ササン朝美術】 ローマ美術を摂取しつつ古代ペルシャの伝統を復興したササン朝の美術。華麗な装飾性に富んだ金工・染織などの工芸,磨崖(まがい)浮き彫りに特色を示す。工芸品は正倉院御物にも伝来。

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