【議】 20画　言部　［四年］ 区点=2136　16進=3544　シフトJIS=8B63 《常用音訓》ギ 《音読み》　ギ〈y〉 《訓読み》　はかる 《名付け》　かた・のり 《意味》 ギス｛動｝はかる。かどめをつけて話しあう。理屈・筋道の通った相談をする。〈類義語〉→論。「議論」「評議」「議之而後動＝コレヲ議リテシカル後動ク」〔→易経〕 ギス｛動｝あれこれと、理屈や文句をつける。「非議（＝誹議）」「天下有道、則庶人不議＝天下ニ道有レバ、スナハチ庶人議セズ」〔→論語〕 ｛名｝かどばった正式の相談。また、それによって出された結果。「決議」 ｛名｝文章の様式の一つ。物事の可否についての意見を述べた文章。「奏議（上奏する議論の文）」「駁議ハクギ・バクギ」 《解字》 会意兼形声。義ギは「羊（形のよいひつじ）＋音符我（かどばったほこ）」からなる会意兼形声文字で、かどめがついてかっこうがよいこと。議は「言＋音符義」で、かどばって折り目のある話のこと。 《単語家族》 儀ギ（かどめ正しい）峨ガ（かどばった山）宜ギ（かっこうがよい）などと同系。 《類義》 論ロンは、順序よく整った話のこと。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【議会】 ギカイ 選挙された議員によって構成され、国や地方自治体の法律・予算などについて決定する合議制の機関。〔国〕特に、国会のこと。

【議決】 ギケツ 会議で相談してきめる。また、そうしてきめた事がら。

【議事】 ギジ 会議で、ある事がらについて相談すること。また、そこで相談される事がら。

【議定】 ギテイ 議論してきめる。「議定書」ギジョウ〔国〕討議してきめること。討議してきめた規則。明治初年、政府に置かれた職名。総裁・参与とともに明治維新政府の高官の一つ。

【議奏】 ギソウ〔国〕武家時代、朝廷の職名。神祇ジンギ・仏事・政治などを論議し、天皇へ申しあげる事がらのとり次ぎをつかさどった。

【議案】 ギアン 会議に提出して討論すべき原案。

【議説】 ギセツ 折り目をつけて理屈を論ずること。〔→韓非〕

【議論】 ギロン 問題を解決したり考えを統一したりするために、互いに意見を出して論じあうこと。また、その意見。「議論風生」

【議題】 ギダイ 詩文などの題を相談してきめる。会議で討論して解決すべき問題。