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広辞苑の検索結果 (45)
○気が改まるきがあらたまる🔗⭐🔉
○気が改まるきがあらたまる
気分が新しくなる。慣れてだれた気持がひきしまる。
⇒き【気】
○気があるきがある🔗⭐🔉
○気があるきがある
関心がある。また、恋い慕う心がある。夏目漱石、行人「其女が三沢に気があつたのだとしか思はれんがね」
⇒き【気】
き‐かい【気海】
①空気が地球の周囲を包むさまを海にたとえていう語。「―観瀾かんらん」
②(漢方医の用語)元気のあつまる海の意で、臍下へそした1寸ばかりの所。誹風柳多留41「―から上は針医に身をまかせ」
き‐かい【気塊】‥クワイ
①(air mass)気団の旧称。
②(air parcel)空気の一部。
き‐かい【奇怪】‥クワイ
①常識では考えられないほど不思議なこと。あやしいこと。「―な出来事」
②けしからぬこと。不都合なこと。きっかい。「―な言いぐさ」
き‐かい【規戒】
規範・訓戒とすること。いましめ。
き‐かい【規誨】‥クワイ
悪いことを正し、さとすこと。
き‐かい【棋界】
囲碁・将棋に携わる人々の世界。
き‐かい【毀壊】‥クワイ
こぼちやぶること。こわすこと。
き‐かい【機会】‥クワイ
何かをするのに好都合な時機。おり。しおどき。チャンス。「絶好の―をのがす」
⇒きかい‐おんがく【機会音楽】
⇒きかい‐きんとう【機会均等】
⇒きかい‐げんいん‐ろん【機会原因論】
⇒きかい‐し【機会詩】
⇒きかい‐はんざいにん【機会犯罪人】
⇒きかい‐ひよう【機会費用】
き‐かい【機械・器械】
①しかけのある器具。からくり。
②〔機〕(machine)外力に抵抗し得る物体の結合からなり、一定の相対運動をなし、外部から与えられたエネルギーを有用な仕事に変形するもの。原動機・作業機械など。
◇「機械」は、主に人力以外の動力による複雑で大規模なものをいい、「器械」は、道具や人力による単純で小規模なものをいうことが多い。
⇒きかい‐あぶら【機械油】
⇒きかい‐あみ【機械編み】
⇒きかい‐いと【機械糸】
⇒きかい‐おりき【機械織機】
⇒きかい‐か【機械化】
⇒きかい‐がっき【器械楽器】
⇒きかい‐ご【機械語】
⇒きかい‐こうがく【機械工学】
⇒きかい‐こうぎょう【機械工業】
⇒きかい‐こうりつ【機械効率】
⇒きかい‐しんかん【機械信管】
⇒きかい‐すいらい【機械水雷】
⇒きかい‐ずき【機械漉き】
⇒きかい‐せいず【機械製図】
⇒きかい‐そしき【機械組織】
⇒きかい‐たいそう【器械体操】
⇒きかい‐てき【機械的】
⇒きかいてき‐エネルギー【機械的エネルギー】
⇒きかいてき‐せいしつ【機械的性質】
⇒きかいてき‐ゆいぶつろん【機械的唯物論】
⇒きかい‐のこぎり【機械鋸】
⇒きかい‐ばた【機械機】
⇒きかい‐パルプ【機械パルプ】
⇒きかい‐ぶんめい【機械文明】
⇒きかい‐ぼり【機械掘り】
⇒きかい‐ほんやく【機械翻訳】
⇒きかい‐めいれい【機械命令】
⇒きかい‐ろん【機械論】
き‐がい【危害】
生命または身体をそこなうこと。また、その危険と損害。「―を加える」
き‐がい【気概】
困難にくじけない強い意気。気骨。いきじ。「―のある人」「―に乏しい」
ぎ‐かい【義解】
⇒ぎげ
ぎ‐かい【議会】‥クワイ
公選された議員によって組織され、国民・住民の代表者として事案の審議・決定を行う合議制の機関。国会・都道府県議会・市町村議会など。
⇒ぎかい‐しゅぎ【議会主義】
⇒ぎかい‐せいじ【議会政治】
きかい‐あぶら【機械油】
(キカイユとも)機械の運転を滑らかにし、摩擦熱の発生を防ぐため、軸受その他の摩擦部に使用する油。→潤滑油→マシン油。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかい‐あみ【機械編み】
機械を用いて編むこと。また、その編物。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかい‐いと【機械糸】
動力を用いる製糸機械で製した生糸。↔座繰糸ざぐりいと。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかい‐おりき【機械織機】
手織機に対して、動力を用いて自動的に行う織機。機械機ばた。力織機りきしょっき。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかい‐おんがく【機会音楽】‥クワイ‥
儀式・慶弔などの特定の機会のために作曲される音楽。
⇒き‐かい【機会】
きかい‐か【機械化】‥クワ
①生産・労働手段に機械を導入すること。「農業の―」
②軍隊の機動力を高めること。「―部隊」
⇒き‐かい【機械・器械】
きかい‐が‐しま【鬼界ヶ島】
①九州南方の諸島の古称。罪人を島流しにした。平家物語(長門本)では、今の薩南諸島から沖縄まで12島。一説に鹿児島県大隅諸島の硫黄島を指し、能楽「俊寛」はこれに従う。
②能楽「俊寛」を喜多流でいう称。
③浄瑠璃「平家女護島へいけにょごのしま」2段目の通称。
④鹿児島県奄美諸島、奄美大島の東方にある島。喜界島。
きかい‐がっき【器械楽器】‥ガク‥
(→)自動楽器に同じ。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかいかんらん【気海観瀾】‥クワン‥
日本最初の物理学書。青地林宗著。1巻。1825年(文政8)成る。物質の定義から始めて、力学あるいは自然現象に関する事項をあげ、図解を添えて説明。
きかい‐きんとう【機会均等】‥クワイ‥
機会を平等に与えること。
①外交政策上、通商・事業経営などの活動に関し、諸外国に同一の待遇を与えること。
②権利などについて、平等で差別がないこと。「教育の―」
⇒き‐かい【機会】
きかい‐げんいん‐ろん【機会原因論】‥クワイ‥
〔哲〕(occasionalism)物体や精神には原因としての働きを認めず、神だけに作用因があるとする説。身体と精神の間の相互作用を認めず、例えば意志によって手が動くのではなく、意志の働きは神が手を動かす機会となるにすぎないとする。代表者はゲーリンクス・マルブランシュら。偶因論。
⇒き‐かい【機会】
きかい‐ご【機械語】
コンピューターのプログラム言語の一種。コンピューターが直接に解読し得るため、実行効率が高い。マシン語。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかい‐こうがく【機械工学】
機械及びそれに関する事項を研究する工学の一部門。材料力学・構造力学・機械力学・水力学・熱力学・流体力学・工業材料学・機構学などの基礎的部門のほかに、機械設計学・機械工作法などの応用的部門がある。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかい‐こうぎょう【機械工業】‥ゲフ
①産業機械・輸送用機械・精密機械・電気機械などを製造する工業。
②機械を使って営む工業。機械制工業。↔手工業。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかい‐こうりつ【機械効率】‥カウ‥
効率の一種。機械に外部から供給された機械的エネルギーと機械が外部へ向かって実際に行う仕事(有効仕事)との比。この値が1に近いほど、効率が良いという。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかい‐し【機会詩】‥クワイ‥
(Gelegenheitsgedicht ドイツ)儀式・慶弔・記念などの機会に作られる詩。
⇒き‐かい【機会】
きがい‐しゅうしゅく【期外収縮】‥グワイシウ‥
不整脈の一種。心臓に異常刺激がおこり、正規の拍動のほかに付加的収縮による拍動が加わるもの。異常刺激発生の部位によって洞性・心房性・房室性・心室性に分ける。
ぎかい‐しゅぎ【議会主義】‥クワイ‥
(parliamentarism)国民・住民の代表者が議会議員に限られ、その合議体としての議会が政治運営の中心となる方式。大統領制に対していう場合もある。議会政治。
⇒ぎ‐かい【議会】
きかい‐しんかん【機械信管】‥クワン
時限信管の一種。主にばねで動く時計装置によって作動するもの。高射砲弾丸に用いる。時計信管。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかい‐すいらい【機械水雷】
(→)機雷に同じ。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかい‐ずき【機械漉き】
抄紙しょうし機にかけて紙を漉すくこと。また、その漉いた紙。↔手漉き。
⇒き‐かい【機械・器械】
きか‐いせい【幾何異性】
(geometrical isomerism)有機化合物では、炭素‐炭素、炭素‐窒素あるいは窒素‐窒素二重結合の両側についている置換基の位置の関係により生じる異性。同種または類似の基が二重結合に対して同じ側にくるものをシス異性体、反対側にくるものをトランス異性体という。六配位八面体形錯体および四配位平面四角形錯体では同種または類似の二つの配位子が隣り合っているものをシス異性体、離れているものをトランス異性体という。→シス‐トランス異性
ぎかい‐せいじ【議会政治】‥クワイ‥ヂ
(→)議会主義に同じ。
⇒ぎ‐かい【議会】
きかい‐せいず【機械製図】‥ヅ
正投影図法によって機械及び機械部品の構造・形状・寸法・使用材料・工作程度などを表示した図面。また、その図面を描くこと。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかい‐そしき【機械組織】
植物体を保つ骨格の役を果たす組織。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかい‐たいそう【器械体操】‥サウ
鉄棒・跳箱・平均台・吊輪などの据付すえつけ器械によって行う体操。↔徒手体操。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかい‐てき【機械的】
①機械が動くように単調な動きを見せるさま。「―に手を動かす」
②個性的でなく、型どおりのさま。「―に処理する」「―に目を通す」
③力学的。力学の法則に還元できる過程についていう。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかいてき‐エネルギー【機械的エネルギー】
(→)力学的エネルギーに同じ。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかいてき‐せいしつ【機械的性質】
一般に荷重かじゅうに対する性質。すなわち、静荷重・変動荷重などに対する変形・強度・硬度などの材料力学的性質。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかいてき‐ゆいぶつろん【機械的唯物論】
〔哲〕目的概念を排して意識や生命を含め一切の生成変化過程を物質の力学的運動に基づいて説明しようとする立場。デモクリトスの原子論、18世紀のフランス唯物論など。→弁証法的唯物論。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかい‐のこぎり【機械鋸】
動力で往復運動または回転運動を与える鋸。円鋸まるのこ・帯鋸おびのこの類。きかいのこ。
⇒き‐かい【機械・器械】
ぎかい‐の‐そう【擬階の奏】
平安時代、諸司の六位以下の官人について、その成績考査の結果により、太政官が位階の昇進を奏上する儀式。4月7日に行われた。
きかい‐ばた【機械機】
(→)機械織機おりきに同じ。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかい‐パルプ【機械パルプ】
(→)砕木さいぼくパルプに同じ。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかい‐はんざいにん【機会犯罪人】‥クワイ‥
一時的・偶発的な外部的事情の影響で犯罪に陥った者。偶発的犯罪人。↔状態犯罪人。
⇒き‐かい【機会】
きかい‐ひよう【機会費用】‥クワイ‥
ある選択肢を採用したとき、他の選択肢であれば得られたであろう潜在的利益のうちの最大のもの。
⇒き‐かい【機会】
きかい‐ぶんめい【機械文明】
産業革命以後、手工業生産に代わって、多く機械によって生産が行われるようになった近代資本主義社会の生んだ文明の一面。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかい‐ぼり【機械掘り】
機械を用いて坑道の開鑿あるいは鉱石の採掘などをすること。↔手掘り。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかい‐ほんやく【機械翻訳】
コンピューターを使った翻訳。文書や話し言葉をコンピューターを利用して自動的に別の言語に翻訳する。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかい‐めいれい【機械命令】
(machine instruction)コンピューターのハードウェアに対する操作指令。データ操作命令・分岐命令・入出力命令など。
⇒き‐かい【機械・器械】
きかい‐ろん【機械論】
〔哲〕(mechanism)あらゆる現象を機械的運動に還元して説明しようとする立場、およびこの考えに立つ世界観。一切の変化を時空間内における物体の運動・衝突などによって説明する点において弁証法と、また機械的な因果を主張する点において目的論と、特に生命現象の説明においては超因果的な生命原理を想定する生気説と対立。大体において唯物論。
⇒き‐かい【機械・器械】
きか・う【錯ふ】キカフ
〔自四〕
未詳。きしりあう意か。一説に、食い違う意とも。祝詞、大殿祭「戸・牖まどの―・ひ動き鳴ることなく」
き‐か・う【柵養ふ】‥カフ
〔他四〕
未詳。囲いの中に飼うの意か。また、その意の名詞か。また、柵の役人の指揮に従う意、陸奥の国にあった地名とも。斉明紀「―・ふの蝦夷九人」
き‐がえ【着替え】‥ガヘ
着かえること。また、そのために用意した着物。宇治拾遺物語11「―取り寄せて」。「―を持参する」「―をする時間もない」
き‐がえし【黄返し】‥ガヘシ
染革の一種。白地藍または藍地白に染めた革をさらに黄に染め返したもの。この際に藍の部分は緑、白の部分は黄となる。
き‐か・える【着替える】‥カヘル
(キガエルとも)〔他下一〕[文]きか・ふ(下二)
着ている着物を脱いで、別の着物を着る。「ふだん着に―・える」
○気が多いきがおおい🔗⭐🔉
○気が多いきがおおい
あれこれと気をひかれるものが多い。移り気である。
⇒き【気】
○気が大きいきがおおきい🔗⭐🔉
○気が大きいきがおおきい
ささいな事は問題にせず、心がゆったりしている。↔気が小さい
⇒き【気】
○気が置けないきがおけない🔗⭐🔉
○気が置けないきがおけない
気詰まりでない。気づかいしなくてよい。
▷近年誤って、気を許せない、油断できないの意で用いることがある。
⇒き【気】
○気が重いきがおもい🔗⭐🔉
○気が重いきがおもい
悪い結果が予想されたり、負担に感じられたりして、気が晴れない。↔気が軽い
⇒き【気】
ぎが‐か【戯画化】‥グワクワ
こっけいに描き出すこと。カリカチュアライズ。
きか‐がく【幾何学】
(geometry)数学の一部門。物の形・大きさ・位置、その他一般に空間に関する性質を研究する学問。その方法・対象・公理系の異なる種々の分科がある。
⇒きかがく‐げんろん【幾何学原論】
⇒きかがくてき‐せいしん【幾何学的精神】
⇒きかがくてき‐もよう【幾何学的模様】
⇒きかがく‐ようしき【幾何学様式】
きかがく‐げんろん【幾何学原論】
ユークリッドの(→)「ストイケイア」のこと。
⇒きか‐がく【幾何学】
きかがくてき‐せいしん【幾何学的精神】
(esprit géométrique フランス)パスカルの語で、人間精神の一類型。幾何学のように公理から定理を演繹する論証的・合理的な認識を行う精神態度。↔繊細の精神。
⇒きか‐がく【幾何学】
きかがくてき‐もよう【幾何学的模様】‥ヤウ
方形・三角形・菱形・多角形・円形などを組み合わせた模様。幾何模様。
⇒きか‐がく【幾何学】
きかがく‐ようしき【幾何学様式】‥ヤウ‥
(geometric style)紀元前1050年頃から前700年頃にわたる古代ギリシアの美術様式。壺の装飾に動物とならんで、あるいは単独に直線的な幾何学的模様をほどこす様式。
⇒きか‐がく【幾何学】
きか‐がほう【幾何画法】‥グワハフ
定規やコンパスなどの製図道具を使って幾何学的に作成する画法。
き‐がかり【気掛り】
気にかかること。心配。懸念けねん。「天候が―だ」「―な病状」
き‐かか・る【来掛かる】
〔自五〕
ちょうどそこへ来る。さしかかる。
○気が軽いきがかるい🔗⭐🔉
○気が軽いきがかるい
そのことが負担に感じられず、気持が晴れ晴れとしている。↔気が重い
⇒き【気】
きか‐き【気化器】‥クワ‥
ガソリン機関で、ガソリンと空気とを程よく混合して爆発性の混合気をつくり、シリンダー内に供給するガス発生装置。揮発器。キャブレター。
○気が気でないきがきでない🔗⭐🔉
○気が気でないきがきでない
気にかかって落ち着いていられない。島崎藤村、夜明け前「旅費の嵩かさむことも半蔵には気が気でなかつた」
⇒き【気】
きか‐きゅうすう【幾何級数】‥キフ‥
(→)等比級数に同じ。↔算術級数。
⇒きかきゅうすう‐てき【幾何級数的】
きかきゅうすう‐てき【幾何級数的】‥キフ‥
ある事柄が、幾何級数のように何倍かずつ増えていくこと。増加が急激なさま。
⇒きか‐きゅうすう【幾何級数】
き‐かく【企画・企劃】‥クワク
計画を立てること。また、その計画。もくろみ。くわだて。「―会議」「秋の旅行を―する」
⇒きかく‐いん【企画院】
⇒きかくいん‐じけん【企画院事件】
き‐かく【気格】
品格。気品。
きかく【其角】
⇒たからいきかく(宝井其角)
き‐かく【寄客】
寄寓する客。寄食する客。居候。
き‐かく【掎角】
①[左伝襄公14年](鹿を捕らえるのに、後から足を引くのを掎、前からつのをとるのを角ということから)前後相応じて敵に当たること。
②両雄が相対すること。
き‐かく【規画】‥クワク
はかり定めること。計画。
き‐かく【規格】
さだめ。標準。特に工業製品の、形・質・寸法などの定められた標準。「―に合わない」
⇒きかく‐か【規格化】
⇒きかく‐じゅうたく【規格住宅】
⇒きかく‐ばん【規格判】
⇒きかく‐ひん【規格品】
き‐かく【棋客】
碁ご・将棋をする人。棋士。ききゃく。
き‐かく【葵藿】‥クワク
アオイの花や豆の若葉が日光の方に向くように、人を敬い慕うこと。万葉集5「徳を仰ぐ心、心―に同じ」
きかく【聞かく】
(「聞く」のク語法)聞くこと。万葉集4「君が御幸みゆきを―しよしも」
き‐がく【器楽】
楽器のみで演奏する音楽の総称。独奏・重奏・室内楽・管弦楽などがある。↔声楽
ぎ‐かく【擬革】
人造皮革。
⇒ぎかく‐し【擬革紙】
ぎ‐がく【伎楽】
①古代日本の寺院屋外で供養として上演された無言仮面舞踊劇。612年に呉の国の楽舞を、百済くだらから帰化した味摩之みましが伝えたとされるが、源流は諸説あって定まらない。伴奏は笛・腰鼓ようこ・銅拍子どうびょうしの3種。平安時代以降は漸次衰微。呉楽くれがく。くれのうたまい。
②仏典で供養楽または天人の奏楽。
⇒ぎがく‐し【伎楽師】
⇒ぎがく‐しょう【伎楽生】
⇒ぎがく‐めん【伎楽面】
ぎ‐がく【妓楽】
①妓女の奏する音曲。
②(→)伎楽2に同じ。
ぎ‐がく【偽学】
正道に反する学問。また、その時代の主流とされる学問に反する学。異学。
ぎ‐がく【義学】
①中国宋代に宗族がその子弟教育のために設けた学校。明清では各村落に設立、無料で教育した。
②(→)義塾に同じ。
きかく‐いん【企画院】‥クワクヰン
内閣総理大臣に直属し、戦時国家総動員体制の諸計画立案に当たった官庁。企画庁と資源局とを併合して1937年(昭和12)10月創設、43年軍需省に再編。
⇒き‐かく【企画・企劃】
きかくいん‐じけん【企画院事件】‥クワクヰン‥
1940年(昭和15)企画院の発表した「経済新体制確立要綱」が財界・右翼から赤化思想の産物と攻撃され、原案作成にあたった和田博雄ら17人が翌年1月〜4月に治安維持法違反容疑で検挙された事件。
⇒き‐かく【企画・企劃】
きかく‐か【規格化】‥クワ
規格・標準に合わせること。工業製品などを規格に合わせて統一すること。
⇒き‐かく【規格】
ぎかく‐し【擬革紙】
強靱な和紙またはクラフト紙に特殊加工液を塗り、凹凸模様の型付けを行なって皮革に似せたもの。袋物・書籍表紙・家具調度品などに用いる。革紙かくし。レザー‐ペーパー。
⇒ぎ‐かく【擬革】
ぎがく‐し【伎楽師】
伎楽生の教授をつかさどった職。
⇒ぎ‐がく【伎楽】
きかく‐じゅうたく【規格住宅】‥ヂユウ‥
①あらかじめ何種類かの標準の型を定め、大量に生産・供給される住宅。
②戦時あるいは戦後、臨時日本標準規格に基づいて建てられた経済的な住宅。
⇒き‐かく【規格】
ぎがく‐しょう【伎楽生】‥シヤウ
伎楽を伝習した生徒。
⇒ぎ‐がく【伎楽】
きかく‐ばん【規格判】
ジス(JIS)による書籍・雑誌・事務用紙・図画用紙・便箋・ノートなどの紙の仕上り寸法。A列とB列の2系列がある。→紙(表)。
⇒き‐かく【規格】
きかく‐ひん【規格品】
形・質・寸法などを定められた規格に合わせて作った品物。↔規格外品
⇒き‐かく【規格】
ぎがく‐めん【伎楽面】
伎楽に用いる仮面。舞楽面や能面より大きく、後頭部から深くかぶる。師子(獅子)や迦楼羅かるらのような動物的な造形のものもあるが、人間の面は鼻の高いアーリア人の特徴がみられる。東大寺などに伝存。
伎楽面
⇒ぎ‐がく【伎楽】
き‐がけ【生掛】
こよりに灯心をまきつけて芯とし、その上に油でねった蝋ろうを数回塗って乾かしたろうそく。
き‐がけ【来掛け】
①来る途中。来るついで。↔行き掛け。
②来るとすぐ。着く早々。歌舞伎、東海道四谷怪談「これは―からの御挨拶」
き‐かげき【喜歌劇】
喜劇的要素を含んだ歌劇の総称。オペラ‐ブッファ・オペレッタ・ミュージカル‐コメディーなどを含む。狭義にはオペレッタの訳語。
きかげんぽん【幾何原本】
ユークリッドの著「ストイケイア」の前半の漢訳。マテオ=リッチが口訳、徐光啓がそれを完全な漢文に直し、多くの中国人に珍重された。
きか‐こうがく【幾何光学】‥クワウ‥
物理学の一部門。光の道筋を線としてとらえ、反射と屈折の法則を基礎として、レンズや鏡からなる光学系を通る光線の性質を幾何学的に研究する。光の波長が光学系の大きさに比べて十分に小さい時に成り立つ法則を扱う。
き‐がさ【気嵩】
①心の大きさ。〈日葡辞書〉
②負けん気が強いさま。勝気かちき。
⇒きがさ‐もの【気嵩者】
⇒ぎ‐がく【伎楽】
き‐がけ【生掛】
こよりに灯心をまきつけて芯とし、その上に油でねった蝋ろうを数回塗って乾かしたろうそく。
き‐がけ【来掛け】
①来る途中。来るついで。↔行き掛け。
②来るとすぐ。着く早々。歌舞伎、東海道四谷怪談「これは―からの御挨拶」
き‐かげき【喜歌劇】
喜劇的要素を含んだ歌劇の総称。オペラ‐ブッファ・オペレッタ・ミュージカル‐コメディーなどを含む。狭義にはオペレッタの訳語。
きかげんぽん【幾何原本】
ユークリッドの著「ストイケイア」の前半の漢訳。マテオ=リッチが口訳、徐光啓がそれを完全な漢文に直し、多くの中国人に珍重された。
きか‐こうがく【幾何光学】‥クワウ‥
物理学の一部門。光の道筋を線としてとらえ、反射と屈折の法則を基礎として、レンズや鏡からなる光学系を通る光線の性質を幾何学的に研究する。光の波長が光学系の大きさに比べて十分に小さい時に成り立つ法則を扱う。
き‐がさ【気嵩】
①心の大きさ。〈日葡辞書〉
②負けん気が強いさま。勝気かちき。
⇒きがさ‐もの【気嵩者】
○気が差すきがさす🔗⭐🔉
○気が知れないきがしれない🔗⭐🔉
○気が知れないきがしれない
その人の気持が理解できない。「これがいやとは―」
⇒き【気】
きか‐じん【帰化人】‥クワ‥
帰化によってその国の国民となった人。→帰化2㋐
きか・す【利かす】
[一]〔他五〕
利くようにする。はたらかせる。「気を―・す」
[二]〔他下二〕
⇒きかせる(下一)
きか・す【聞かす】
[一]〔他五〕
①お聞きになる。きこす。古事記上「賢さかし女めをありと―・して」
②聞くようにする。聞かせる。
[二]〔他下二〕
⇒きかせる(下一)
き‐ガス【木ガス】
⇒もくガス
き‐ガス【希ガス・稀ガス】
(rare gas)周期表18族のヘリウム・ネオン・アルゴン・クリプトン・キセノン・ラドンの総称。化学的に不活発で他の元素と化合する傾向をもたない。ただし、キセノン、クリプトンおよびラドンは弗素ふっそなどと化合物をつくる。微量ながら空気中に含まれ、あるいは天然ガス中に存在。貴ガス。不活性気体。→周期表(表)
きか‐すうれつ【幾何数列】
(→)等比数列のこと。
きかず‐がお【聞かず顔】‥ガホ
聞こえない顔つき。知らぬふり。聞かぬ顔。
きかずざとう【不聞座頭】
狂言。留守を言いつかった耳の聞こえない太郎冠者と座頭の菊都きくいちが、互いに相手をなぶり合う。不見不聞みずきかず。
○気が進まないきがすすまない🔗⭐🔉
○気が進まないきがすすまない
そうしようという気にならない。気乗りがしない。「この縁談には―」
⇒き【気】
○気が急くきがせく🔗⭐🔉
○気が急くきがせく
物事を早く行いたくていらいらする。気があせる。
⇒き【気】
きか・せる【利かせる・効かせる】
〔他下一〕[文]きか・す(下二)
機敏にはたらくようにする。作用や効果が十分に現れるようにする。「すごみを―・せる」「砂糖を―・せる」
きか・せる【聞かせる】
〔他下一〕[文]きか・す(下二)
①聞くようにする。言い聞かせる。
②話や歌などがうまいので、聞く価値がある。傾聴に値する。
○気がそがれるきがそがれる🔗⭐🔉
○気がそがれるきがそがれる
何かをしようという意気込みがくじかれる。
⇒き【気】
き‐がた【木型】
木製の模型。鋳型の原型となるものや、製靴時の基本となる型など。→モックアップ。
⇒きがた‐じゃく【木型尺】
きがた‐じゃく【木型尺】
(→)鋳物尺いものじゃくに同じ。
⇒き‐がた【木型】
○気が小さいきがちいさい🔗⭐🔉
○気がつきるきがつきる🔗⭐🔉
○気がつきるきがつきる
退屈する。くさくさする。狂言、独松茸「内に居れば気がつきて、悪う御座るが」
⇒き【気】
○気が付くきがつく🔗⭐🔉
○気が付くきがつく
①そのことに考えが及ぶ。気づく。「お釈迦様でも―めえ」
②細かなところまで配慮が行き届く。よく気がまわる。「よく―お嬢さん」
③ぼんやりした状態、意識を失った状態から正気に返る。
⇒き【気】
○気が詰まるきがつまる🔗⭐🔉
○気が詰まるきがつまる
精神的に窮屈で、圧迫されたように感じる。気づまりに思う。「先生と同室では―」
⇒き【気】
○気が強いきがつよい🔗⭐🔉
○気が強いきがつよい
自分の気持を主張して曲げない性格である。↔気が弱い
⇒き【気】
きか‐と
〔副〕
はっきりと。明白に。きちんと。きっかと。毛詩抄「其患の分明に、―明にして」
きか‐どうぶつ【帰化動物】‥クワ‥
主に人為的な手段により、原産地以外の地域に入り込んできた動物。日本では、イネミズゾウムシ・アメリカザリガニ・ブラック‐バスなど。
○気が遠くなるきがとおくなる🔗⭐🔉
○気が遠くなるきがとおくなる
意識が薄れて、ぼうっとなる。
⇒き【気】
○気が通るきがとおる🔗⭐🔉
○気が通るきがとおる
察しがよい。粋である。
⇒き【気】
○気が咎めるきがとがめる🔗⭐🔉
○気が咎めるきがとがめる
自分の気持にやましさを感じる。気が差す。
⇒き【気】
○気が取り上すきがとりのぼす🔗⭐🔉
○気が取り上すきがとりのぼす
逆上する。狂言、伯母が酒「気が取り上してどうも堪忍がならぬ」
⇒き【気】
○気が長いきがながい🔗⭐🔉
○気が抜けるきがぬける🔗⭐🔉
○気が乗るきがのる🔗⭐🔉
○気が乗るきがのる
ある物事に対して興味や関心がわき、積極的になる。乗り気になる。「その話には、あまり気が乗らない」
⇒き【気】
ギガバイト【gigabyte】
情報量の単位。GBと表記。1000メガバイトを指す場合と1024メガバイトを指す場合とがある。
○気が早いきがはやい🔗⭐🔉
○気が早いきがはやい
先を急いで、せかせかする性質である。せっかちである。
⇒き【気】
○気が晴れるきがはれる🔗⭐🔉
○気が晴れるきがはれる
明るくさわやかな気持になる。
⇒き【気】
○気が引けるきがひける🔗⭐🔉
○気が引けるきがひける
気おくれがする。遠慮したい気持になる。引け目を感ずる。
⇒き【気】
○気が触れるきがふれる🔗⭐🔉
○気が減るきがへる🔗⭐🔉
○気が減るきがへる
①気がもめる。やきもきする。
②気がめいる。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「今宵ぎりぞと気もへりて」
⇒き【気】
き‐がまえ【気構え】‥ガマヘ
①何事かを予期して心に待ち受けること。心構え。「―が出来ていない」
②漢字の構えの一つ。「気」「氛」などの構えの「气」の称。
○気が紛れるきがまぎれる🔗⭐🔉
○気が紛れるきがまぎれる
他に関心を向けることで、退屈・憂鬱な気持や緊張感がなくなる。「彼と話していると―」
⇒き【気】
○気が回るきがまわる🔗⭐🔉
○気が回るきがまわる
細かいところにまで配慮が及ぶ。
⇒き【気】
き‐がみ【生紙】
(→)生漉紙きずきがみに同じ。
き‐がみ【黄紙】
(その貼紙はりがみが黄色であったからいう)江戸幕府で、奉行所吟味方から老中の指揮を仰いだ文書。
○気が短いきがみじかい🔗⭐🔉
○気が短いきがみじかい
せっかちである。短気である。
⇒き【気】
き‐か・む【牙噛む】
〔自四〕
歯ぎしりする。万葉集9「天仰ぎ叫びおらび足ずりし―・みたけびて」
○気が滅入るきがめいる🔗⭐🔉
○気が滅入るきがめいる
憂鬱な気分になる。ふさぎこむ。「親類の不幸が続き―」
⇒き【気】
○気が揉めるきがもめる🔗⭐🔉
○気が休まるきがやすまる🔗⭐🔉
○気が休まるきがやすまる
ほっとして、気持が落ち着く。「忙しくて―時がない」
⇒き【気】
きが‐ゆしゅつ【飢餓輸出】
自国の必要な需要を抑制または禁止して外貨獲得のために強行される輸出。
き‐かよ・う【来通ふ】‥カヨフ
〔自四〕
かよって来る。往来する。行ったり来たりする。
き‐がら【木柄】
①土蔵の戸前や扉などの、漆喰しっくいの塗下ぬりしたとする木製の骨組。
②木の木目や性質。
⇒きがら‐や【木柄屋】
○気が若いきがわかい🔗⭐🔉
○気が若いきがわかい
年齢の割に考え方が前向きで若々しい。
⇒き【気】
き‐かわらげ【黄川原毛・黄土器毛】‥カハラ‥
馬の毛色の名。黄色を帯びた川原毛。
き‐がわり【気変り】‥ガハリ
心がわり。きうつり。
き‐かん【気管】‥クワン
①陸生脊椎動物の喉頭から肺に通じる円柱状の管。呼吸の際の空気の通路。下端は左右の気管支に分岐する。→内臓(図)。
②昆虫類などにある呼吸器官。気門に続く複雑な管系から成り、気門から入った空気は、気管を経て、その末端の薄い壁を通じて酸素を組織に与える。
⇒きかん‐し【気管支】
⇒きかんし‐えん【気管支炎】
⇒きかんし‐かくちょうしょう【気管支拡張症】
⇒きかんし‐カタル【気管支加答児】
⇒きかんし‐きょう【気管支鏡】
⇒きかんし‐ぜんそく【気管支喘息】
⇒きかんし‐はいえん【気管支肺炎】
⇒きかん‐せっかい【気管切開】
き‐かん【汽缶】‥クワン
(→)ボイラーに同じ。
き‐かん【奇観】‥クワン
珍しいながめ。すぐれた風景。「天下の―」
き‐かん【季刊】
(quarterly)雑誌などを四季ごとに発行すること。また、その刊行物。クオータリー。
き‐かん【軌間】
鉄道で、左右レール頭部内側間の最短距離。1.435メートルを国際標準軌間とする。ゲージ。→広軌→狭軌
き‐かん【既刊】
すでに刊行したこと。刊行した出版物。↔未刊
き‐かん【飢寒・饑寒】
飢えと寒さ。飢えこごえること。
き‐かん【帰還】‥クワン
①もどること。特に、戦地・軍隊などから故郷へ帰ってくること。「月から地球に無事―する」
②(→)フィードバックに同じ。饋還。
き‐かん【帰館】‥クワン
やかたに帰ること。わが家に帰ること。
き‐かん【基幹】
一番のおおもと。中心となるもの。
⇒きかん‐さんぎょう【基幹産業】
⇒きかん‐ぜい【基幹税】
き‐かん【亀鑑】
(「亀」は吉凶を占うもの、「鑑」は照らして物を見るものの意)行動の基準となる物事。かがみ。てほん。模範。亀鏡。「教育者の―」
き‐かん【幾諫】
[論語里仁「父母に事つかうるには幾いくばくか諫いさむ」]相手の怒りに触れないようにそれとなく遠回しにいさめること。
き‐かん【期間】
一定の時期から他の一定の時期までの間。「通用―」
⇒きかん‐げんか【期間原価】
き‐かん【貴官】‥クワン
位の高い官。官吏または軍人である相手に尊敬の意を表す二人称。
き‐かん【貴翰・貴簡】
相手から来た手紙を敬っていう語。
き‐かん【旗艦】
艦隊の司令長官・司令官の乗っている軍艦。マストに司令官の官階相当の旗を掲げる。
⇒きかん‐てん【旗艦店】
き‐かん【器官】‥クワン
(organ)生物体に局在し、特定の生理機能をもち、形態的に独立した構造体。1種または数種の組織が一定の秩序で結合する。細胞内の小構造は細胞小器官という。「消化―」
き‐かん【機感】
〔仏〕
①衆生しゅじょうの能力(機)が仏のはたらきを発動させること。また、それを衆生が感受すること。
②仏が衆生の機に対応すること。平家物語7「―の純熟明らかなり」
き‐かん【機関】‥クワン
①[漢書芸文志]活動の装置をそなえたもの。しかけのある器械。からくり。
②はたらきのかなめ。正法眼蔵行持下「仏照ことに仏法の―をしらず」
③(organ)個人または団体がその目的を達する手段として設ける組織。「執行―」「金融―」「交通―」「天皇―説」
④(engine)火力・電力・水力などのエネルギーを機械的エネルギーに変換して他へ送る機械装置。蒸気機関・内燃機関・水力機関などの総称。
⇒きかん‐いにんじむ【機関委任事務】
⇒きかん‐く【機関区】
⇒きかん‐し【機関士】
⇒きかん‐し【機関紙・機関誌】
⇒きかん‐しつ【機関室】
⇒きかん‐しゃ【機関車】
⇒きかん‐じゅう【機関銃】
⇒きかん‐そしょう【機関訴訟】
⇒きかん‐とうしか【機関投資家】
⇒きかん‐ほう【機関砲】
き‐がん【奇巌・奇岩】
めずらしい形の大岩。「―怪石」
き‐がん【祈願】‥グワン
神仏に祈り願うこと。願掛けをすること。宇津保物語梅花笠「呪詛の害なき事を―せさせ給へ」。「合格―」「―成就」
⇒きがん‐じょ【祈願所】
⇒きがん‐もん【祈願文】
き‐がん【起龕】
禅宗で、棺を法堂・家から送り出すこと。また、その儀式。太平記33「―は南禅寺の平田和尚」
き‐がん【帰雁】
春になって、北へ帰る雁。〈[季]春〉
き‐がん【輝岩】
輝石を主成分とする完晶質粗粒の火成岩。
ぎ‐かん【妓館】‥クワン
遊女屋のこと。
ぎ‐かん【技官】‥クワン
特別の学術技芸に関することをつかさどる公務員。旧制の技師・技手に相当する。→事務官
ぎ‐かん【技監】
技官の最高級の職名。旧制では内務技監・製鉄所技監・鉄道技監があった。現在は国土交通省・特許庁に置かれている。
ぎ‐かん【議官】‥クワン
明治初期、元老院など法律制定機関の構成者の官名。
ぎ‐がん【義眼】
(「義」は「仮の」の意)入れ目。
きかん‐いにんじむ【機関委任事務】‥クワンヰ‥
国または他の地方公共団体から都道府県知事・市町村長等に委任された事務。2000年に廃止され、自治事務と法定受託事務に二分して再構成された。
⇒き‐かん【機関】
きかん‐き【利かん気】
⇒きかぬき
きかん‐く【機関区】‥クワン‥
鉄道の現場組織の一つ。機関車などの点検を行い、所属する機関士が列車の運転業務に従事する。
⇒き‐かん【機関】
きかん‐げんか【期間原価】
建物の減価償却費のように、個別の製品との直接的な関係が明らかでない原価。↔製造原価
⇒き‐かん【期間】
きかん‐ざい【気乾材】
空気中で乾燥された材木。自然乾燥材。
きかん‐ざい【起寒剤】
(→)寒剤に同じ。
きかん‐さんぎょう【基幹産業】‥ゲフ
一国の産業の基礎をなす産業。キー‐インダストリー。
⇒き‐かん【基幹】
きかん‐し【気管支】‥クワン‥
気管の分岐点から肺胞までの部分。心臓の上後方で左右に分岐し、その先はさらに分かれて樹枝状となり肺胞に達する。
⇒き‐かん【気管】
きかん‐し【機関士】‥クワン‥
①機関の運転をつかさどる人。
②船舶職員の一種。船舶機関の運転・整備を行う海技免状保有者。
⇒き‐かん【機関】
きかん‐し【機関紙・機関誌】‥クワン‥
政党や研究所などの団体または個人が、その活動内容などの発表・宣伝・連絡のために発行する新聞や雑誌類。
⇒き‐かん【機関】
きかんし‐えん【気管支炎】‥クワン‥
気管支の炎症。発熱・胸痛・咳・喀痰かくたんなどの症状をともなう。気管支カタル。
⇒き‐かん【気管】
きかんし‐かくちょうしょう【気管支拡張症】‥クワン‥クワクチヤウシヤウ
気管支が拡張して円筒状または嚢状を呈する疾患。一部は先天性、多くは幼時の重い肺炎、あるいは成人期の慢性気管支炎の結果生じ、大量の膿性喀痰が主な症状。時に喀血を来し、また感染を反復して発熱・体重減少・呼吸困難などを伴う。
⇒き‐かん【気管】
きかんし‐カタル【気管支加答児】‥クワン‥
(→)気管支炎に同じ。
⇒き‐かん【気管】
きかんし‐きょう【気管支鏡】‥クワン‥キヤウ
気管や気管支の内側を観察する内視鏡の一種。ファイバー‐スコープを用い、観察のほか生検組織の採取、異物の除去・摘出も可能。
⇒き‐かん【気管】
きかんし‐ぜんそく【気管支喘息】‥クワン‥
発作的に呼吸困難を起こす症状。大部分はアレルギーによるが、副交感神経の緊張異常状態などにも見られ、発作時に気管支の攣縮れんしゅく、気管支粘膜の腫脹しゅちょうを来し、呼気性の呼吸困難を起こす。
⇒き‐かん【気管】
きかん‐しつ【機関室】‥クワン‥
①主要原動機を据えつけた室。
②艦船で推進主機を設置した室。
③発電・暖房・冷房・換気・給水・給湯・排水などの機関を据えつけた室。
⇒き‐かん【機関】
きかんし‐はいえん【気管支肺炎】‥クワン‥
気管支炎が肺胞に波及して起こる肺の炎症。小葉性肺炎。カタル性肺炎。
⇒き‐かん【気管】
きかん‐しゃ【機関車】‥クワン‥
客車・貨車などを牽引する目的に使用する鉄道車両。原動機として電動機・内燃機関・蒸気機関などを使用。
⇒き‐かん【機関】
きかん‐じゅう【機関銃】‥クワン‥
引き金を引き続けると自動的・連続的に弾丸が装填・発射される銃。軽機関銃と重機関銃とがある。マシンガン。
⇒き‐かん【機関】
きがん‐じょ【祈願所】‥グワン‥
願掛けのために建てられた社寺。
⇒き‐がん【祈願】
き‐かんすう【奇関数】‥クワン‥
変数xの符号を変えると関数全体の符号だけが変わる関数。すなわち−f(x)=f(−x)である関数。y=x3の類。↔偶関数
きかん‐ぜい【基幹税】
主要な税。税源が確実で税収の中で大きな割合を占める税。
⇒き‐かん【基幹】
きかん‐せっかい【気管切開】‥クワン‥
頸部で気管を切開し、気道を確保する処置。上気道狭窄きょうさくないし閉塞による呼吸困難除去のほか、長期にわたる気管分泌物や呼吸の管理を要する場合に行われる。
⇒き‐かん【気管】
きかん‐そしょう【機関訴訟】‥クワン‥
国または公共団体の機関相互間における権限の存否または行使に関する紛争についての訴訟。→行政訴訟。
⇒き‐かん【機関】
ギガンテス【Gigantes】
ギリシア神話で、ウラノスの血とガイアとから生まれた巨人たち。オリンポスの神々と戦って敗れた。単数形ギガス。
きかん‐てん【旗艦店】
(flagship shop)複数の小売店舗をもつ企業が、営業活動上それらの中心と位置づけて営む店。
⇒き‐かん【旗艦】
きかん‐とうしか【機関投資家】‥クワン‥
証券投資による収益を主要な収益源とする法人形態の投資家。銀行・生命保険・損害保険・投資信託・年金基金・財団など。
⇒き‐かん【機関】
ギガントプテリス【Gigantopteris ラテン】
初期の裸子植物の一つ。シダ種子類に分類する説もある。被子植物の双子葉類に似た大型の羽片が特徴。中国から東南アジアでペルム紀に繁栄したカタイシア植物群の代表種。
き‐がんぴ【黄雁皮】
ジンチョウゲ科の落葉小低木。関西以西の山地に生え、高さ約1メートル。葉は対生。10月頃、黄色の小筒状花を総状花序に配列。樹皮は製紙の原料となる。蕘花じょうか。黄小雁皮。
きかん‐ほう【機関砲】‥クワンハウ
自動火器の一種。機関銃より大型で、普通は口径20ミリメートル以上のもの。桜井忠温、肉弾「敵の―の弾丸は彼の頭部を貫通した」
⇒き‐かん【機関】
きかん‐ぼう【利かん坊】‥バウ
人に譲ったり負けたりするのが嫌いな、気性の激しい子。きかんきな子。
きがん‐もん【祈願文】‥グワン‥
(→)願文に同じ。
⇒き‐がん【祈願】
きき【利き・効き】
①はたらき。また、能力やはたらきがすぐれていること。「釘の―が悪い」「―腕」「左―」
②しるし。ききめ。効能。効験。「薬の―がよい」
きき【聞き】
①聞くこと。
②他に聞こえること。風聞。評判。平治物語「ただ平家の―をのみぞ嘆かれける」
③酒・茶などを味わい、または香をかいでためすこと。鑑定。
き‐き【危機】
大変なことになるかも知れないあやうい時や場合。危険な状態。「経済―」「―を脱する」
き‐き【忌諱】
(キイは慣用読み)いみきらうこと。いみ憚はばかること。
⇒忌諱に触れる
き‐き【汽機】
蒸気のエネルギーを機械的エネルギーに変化させる装置。蒸気機関。
き‐き【奇気】
①奇妙な気性・性質。
②香道で、香木の持ち味である(→)五味1以外の変わった香り。多く名香の炷たき出しに現れ、杏仁きょうにんの匂いに似るという。
き‐き【奇奇】
非常にめずらしいさま。ひどく不思議なさま。「―怪々」
き‐き【記紀】
古事記と日本書紀とを併せた略称。「―歌謡」
き‐き【記旗】
しるしの旗。馬標うまじるし。
き‐き【起期】
物事の起こり始まる時期。ある期間の起算点となる時期。
き‐き【鬼気】
ぞっとするような恐ろしいけはい。「―迫る情景」
き‐き【帰期】
帰る時。帰る期限。
き‐き【喜気】
喜ばしいけはい。
き‐き【毀棄】
こわしすてること。こわして役に立たないようにすること。「―罪」
き‐き【嘻嘻】
①喜び笑うさま。
②満足するさま。
き‐き【嬉嬉】
うれしそうなさま。喜びたのしむさま。「―として水と戯れる」
き‐き【輝輝・暉暉】
てりかがやくさま。
き‐き【機器・器機】
器具・器械・機械の総称。「事務―」「情報―」
きき【窺基】
「基き」(人名)参照。
き‐き【騏驥】
①すぐれて速く走る馬。駿馬しゅんめ。
②賢人のたとえ。
⇒騏驥の跼躅は駑馬の安歩に如かず
き‐ぎ【木木】
多くの木。この木あの木。
き‐ぎ【危疑】
あやぶみ疑うこと。疑いためらうこと。
き‐ぎ【気気】
人々のそれぞれの気質。浄瑠璃、大塔宮曦鎧「名歌・名句も聞く人の―によつて変るといふ」
き‐ぎ【奇技】
奇妙なわざ。珍しい技芸。奇芸。
き‐ぎ【詭偽】
あざむきいつわること。虚偽。
き‐ぎ【嬉戯】
遊びたわむれること。楽しみ遊ぶこと。
き‐ぎ【機宜】
あることをするのにちょうどよい機会。時機に応じていること。時宜。「―を得た処置」
ぎ‐き【偽器】
にせのうつわ。偽造の器物。
ぎ‐き【義気】
義に富んだ心。正義を守る心。義侠心。
ぎ‐き【義旗】
正義のために戦う旗じるし。
⇒義旗を翻す
ぎ‐き【儀軌】
①法則。儀範。儀法。正法眼蔵帰依仏法僧宝「仏々祖々の法は、かならずそのはじめに帰依三宝の―あるなり」
②密教の儀礼・行法や図像に関する規則。また、それらを記述した経典。秘密儀軌。密軌。
ぎ‐き【議貴】
律の六議りくぎの一つ。三位以上の貴族が受ける刑法上の特典。
ぎぎ【義義】
ギギ科の淡水産の硬骨魚。ナマズに似る。全長約25センチメートル。体は細長く、体表は滑らかで、褐灰色を呈する。8本のひげと脂あぶらびれをもつ。背びれ・胸びれのとげにさされると痛い。本州中部以南産。尾びれが二叉した点でギバチと区別する。ハゲギギ。明応本節用集「鯤、ギギ」
ぎ‐ぎ【疑義】
意味がはっきりしないこと。疑わしい事がら。「―をただす」
ぎ‐ぎ【擬議】
①あれかこれかとはかり考えること。熟考すること。
②ためらうこと。躊躇ちゅうちょ。太平記22「ちつとも―せず走り懸る」
ぎ‐ぎ【巍巍】
高く大きいさま。「山容―」「―堂々」
きき‐あ・う【聞き敢ふ】‥アフ
〔他下二〕
(多く打消の形で用いる)十分に聞く。はっきりと聞きとる。東関紀行「―・へずその御堂へ参りたれば」
きき‐あきら・む【聞き明らむ】
〔他下二〕
聞いて事実を明らかに知る。源氏物語真木柱「―・め恨みとけ給ひにたなり」
きき‐あ・きる【聞き飽きる】
〔他上一〕[文]ききあ・く(四)
何度も聞いて、聞くのがいやになる。「そんな説教は―・きた」
きき‐あし【利き足】
よく働き力の出せる方の足。
きき‐あつ・める【聞き集める】
〔他下一〕[文]ききあつ・む(下二)
方々からいろいろの事を聞きあわせる。
きき‐あやま・る【聞き誤る】
〔他五〕
事実を誤って聞く。聞きちがえる。
きき‐あらわ・す【聞き顕す】‥アラハス
〔他四〕
さぐり聞いてはっきり知る。源氏物語手習「いかでかは―・させ給ひつらむ」
きき‐あわ・せる【聞き合わせる】‥アハセル
〔他下一〕[文]ききあは・す(下二)
①同一の事柄について、あれこれと問い合わせる。いろいろ聞いて考え合わせる。源氏物語澪標「―・せ給ふこともこそとおぼして」
②問い合わせる。照会する。「先方に―・せてみる」
きき‐いしき【危機意識】
危機が迫っていることを意識にのぼせること。
きき‐いしゃ【利き医者】
腕前のすぐれた医者。
きき‐い・ず【聞き出づ】‥イヅ
〔他下二〕
「ききだす」に同じ。
きき‐いだ・す【聞き出す】
〔他四〕
(→)「ききだす」に同じ。
きき‐いっぱつ【危機一髪】
髪の毛一本ほどのわずかな差のところまで危険が迫ること。あぶないせとぎわ。
きき‐いとわ・し【聞き厭はし】‥イトハシ
〔形シク〕
聞くことがいやだと思われる。大弐高遠集「鶯の―・しき春にもあるかな」
きき‐いみ【聞き忌】
遠方の親類の死去を聞き知って服する忌。ききも。
きき‐い・る【聞き入る】
[一]〔自五〕
われを忘れて聞く。熱心に耳をかたむけて聞く。「話に―・る」
[二]〔他下二〕
⇒ききいれる(下一)
きき‐い・れる【聞き入れる】
〔他下一〕[文]ききい・る(下二)
①聞いて心にとめる。枕草子41「鳶・烏などの上は見入れ―・れなどする人、世になしかし」。「忠告を―・れる」
②人の願いや要求を、承知する。うけがう。納得する。同意する。「子供の進学希望を―・れる」
きき‐うか・ぶ【聞き浮ぶ】
〔他下二〕
聞いて暗誦する。宇津保物語楼上上「千字文…やがて一日に―・べ給ふ」
きき‐うで【利き腕】
よく働き力の出せる方の腕。右腕の場合が多い。利き手。狂言、名取川「とてもの事に―をも見せさせられい」。「―を押さえる」
きき‐お・う【聞き負ふ】‥オフ
〔他四〕
わが身のことと思って聞く。源氏物語紅葉賀「我一人しも―・ふまじけれど、うとましや…とおぼゆ」
きき‐おお・す【聞き果す】‥オホス
〔他下二〕
しまいまで聞く。十分に聞く。基佐集「ほととぎす声はさだかに―・せけり」
きき‐お・く【聞き置く】
〔他五〕
①聞いておく。先方の話を聞くだけで、自分の意思表示をしないでおく。
②聞いて覚えている。源氏物語帚木「思ひあがれる気色けしきに―・き給へる女むすめなれば」
きき‐おさめ【聞き納め】‥ヲサメ
それが聞くことの最後で、もう聞けなくなること。浄瑠璃、曾根崎「七つの時が六つ鳴りて、残る一つが今生こんじょうの、鐘のひびきの―」。「これがこの世の―」
きき‐おじ【聞き怖じ】‥オヂ
聞いただけでこわがること。浄瑠璃、国性爺合戦「韃靼だったん夷えびす―して二の足になる所を」
きき‐おち【聞き落ち】
①聞きおとすこと。聞きおとし。
②聞いただけで恐れて逃げること。聞き逃げ。太平記8「六波羅よも一溜りも溜らじ、―にぞせんずらん」
きき‐おとこ【利き男】‥ヲトコ
気の利いた男。粋いきな男。
きき‐おと・す【聞き落とす】
〔他五〕
①うっかりして、聞くべきことを聞かないでしまう。聞きもらす。「用件を―・す」
②聞いて心中でけなす。源氏物語若菜下「あへなくあはつけきやうにや―・し給ひけむと」
きき‐おぼえ【聞き覚え】
①かつて聞いて覚えていること。「―のある名前」
②耳で聞いて覚えること。耳学問。「―の外国語」
きき‐おぼ・える【聞き覚える】
〔他下一〕[文]ききおぼ・ゆ(下二)
①聞いて記憶している。
②耳学問で覚える。
きき‐おも・う【聞き思ふ】‥オモフ
〔他四〕
聞いて考える。源氏物語蓬生「人の―・はむこともあり」
きき‐およ・ぶ【聞き及ぶ】
〔他五〕
人づてに聞き知る。伝聞する。前から聞いている。「噂はかねがね―・んでいる」
きき‐かいかい【奇奇怪怪】‥クワイクワイ
「奇怪」を強めていう語。非常に怪しく不思議なさま。「―な事件」
きき‐か・う【聞き換ふ】‥カフ
〔他下二〕
それとは別の音を聞く。風雅和歌集雑「松の風かけひの水に―・へて都の人の音づれはなし」
きき‐かえ・す【聞き返す】‥カヘス
〔他五〕
①相手から一度聞いたことを繰り返してたずねる。「確認のため―・す」
②聞かれたことに答えず、こちらからも聞く。反問する。「君はどう考えるのかと―・す」
③繰り返し聞く。もう一度聞く。「テープを―・す」
きき‐がお【聞き顔】‥ガホ
聞き知っているような顔つき。源氏物語夕霧「かの事は聞きこしめしたれど、何かは―にも、と思おぼいて」
きき‐がき【聞書】
①人から聞いて、その事を書きとめること。また、その文書。
②叙位任官の理由を書いたもの。除目じもくの聞書。平家物語4「源以仁・頼政法師父子追討の賞とぞ―にはありける」
→聞書ききしょ
きき‐かじり【聞き齧り】
聞きかじっていること。「ほんの―の知識」
きき‐かじ・る【聞き齧る】
〔他五〕
深くはわからず、人の話の一部分またはうわべだけを聞く。部分的・表面的な知識だけをもつ。「―・った知識をひけらかす」
きき‐かた【聴き方・聞き方】
①聴く方法。聞く態度。
②〔教〕国語教育の一分野。話を聞いて正しく理解するための方法・態度の教育。
③聞く側。聞き手。「―に回る」
④連句などの味わい方。
きき‐がた・し【聞き難し】
〔形ク〕
①聞きにくい。
②わかりにくい。難解である。三冊子「この句―・し。よく聞ゆる句になし侍れば、句をかしからず」
きき‐かよう【記紀歌謡】‥エウ
古事記および日本書紀に記されてある古代歌謡。
きき‐かよ・う【聞き通ふ】‥カヨフ
〔他四〕
①つたえ聞く。伝聞する。源氏物語浮舟「京にさばかりの人のおはしおはせず、おのづから―・ひて」
②聞いて互いに心を通わす。源氏物語桐壺「琴、笛の音に―・ひ」
きき‐かわ・す【聞き交わす】‥カハス
〔他五〕
互いに聞きあう。互いにたよりをする。源氏物語早蕨「御有様は絶えず―・し給ひけり」
きき‐かん【危機感】
危機が迫っているという不安の感じ。危機意識。
きき‐かんり【危機管理】‥クワン‥
大規模で不測の災害・事故・事件等の突発的な事態に対処する政策・体制。人命救助や被害の拡大防止など迅速で有効な措置がとられる。
きき‐き・る【聞き切る】
〔他四〕
しっかり聞いて、後で再び聞くことのないようにする。浄瑠璃、傾城反魂香「いなせの返事―・り参れとの御使」
きき‐く【聞句】
意味がなかなかわかりにくい俳句。去来抄「むかし―といふものあり」
き‐ぎく【黄菊】
①黄色い花の菊。〈[季]秋〉
②襲かさねの色目。表は黄、裏は青。
きき‐くら・す【聞き暮らす】
〔他五〕
聞きながら日を暮らす。一日中聞いている。風雅和歌集春「同じねをのみ―・すかな」
きき‐ぐるし・い【聞き苦しい】
〔形〕[文]ききぐる・し(シク)
①聞き取りにくい。「雑音が多くて―・い」
②不愉快なことで聞くに堪えない。源氏物語真木柱「心やすからず―・しきままに」。「―・い話」
きき‐こ・う【聞き恋ふ】‥コフ
〔他上二〕
聞いて恋しく思う。万葉集10「里人の―・ふるまで…ほととぎす妻恋ひすらし」
きき‐ごうしゃ【聞き巧者】‥ガウ‥
相手が話しやすいようにうけ答えして、たくみにその人の話を聞くこと。また、その人。聞き上手。
きき‐こう・ず【聞き困ず】
〔他サ変〕
聞くことに疲れる。聞きあきる。
きき‐ごうろ【聞香炉】‥ガウ‥
香道で、香を聞くための香炉。一対で用いる。手の平に納まるほどの大きさで、煙返しはなく、3本の足のうちの1本を正面とする。青磁や染付が主だが、時に蒔絵などもある。
聞香炉
提供:ポーラ文化研究所
きき‐ごたえ【聞き応え】‥ゴタヘ
聞くに値するだけの価値。聞いたものから感ずる充実感。「―のある音楽」
きき‐ごと【聞き事】
聞くだけの値うちのあること。ききもの。蒙求抄7「此の人の物語は―なほどに」
きき‐ごま【利き駒】
将棋で、飛車・角行・金将・銀将などのような、働きのすぐれた駒。
きき‐こみ【聞込み】
聞き込むこと。刑事などが犯罪事実や捜査の手掛かりを聞いてまわること。「―捜査」
きき‐こ・む【聞き込む】
〔他五〕
情報などを他から聞いて知る。耳に入れる。「うわさを―・む」
きき‐こ・む【聞き籠む】
〔他下二〕
聞いて心にしまっておく。風雅和歌集雑「ひとりあかすよもの思ひは―・めぬただつくづくとふくる夜の雨」
きき‐ざい【毀棄罪】
物の効用を害する犯罪。文書毀棄罪・建造物損壊罪・器物損壊罪・境界損壊罪・信書隠匿罪の総称。
きき‐ざけ【聞酒・利酒】
酒の良否を鑑定すること。またそのために味わってみる酒。「―をする」
きき‐さ・す【聞き止す】
〔他五〕
中途で聞くのをやめる。源氏物語帚木「ことなることなければ、―・し給ひつ」
きき‐さだ・む【聞き定む】
〔他下二〕
聞いてそれと決める。源氏物語花宴「のたまふ声に、この君なりけりと―・めて」
きき‐ざる【喜々猿】
大阪府堺で作られる土人形。手捻びねりの猿を組み合わせたもの。
きき‐され【聞きされ】
人の話をちょっと耳に入れること。聞きかじり。土佐日記「―に聞けるなり」
きぎし【雉・雉子】
キジの古称。古事記上「―は響とよむ」
⇒雉の頓使
きき‐しつ【汽機室】
船体内または工場内で、往復式蒸気機関・蒸気タービンの汽機を装置した一区画。
きき‐ごたえ【聞き応え】‥ゴタヘ
聞くに値するだけの価値。聞いたものから感ずる充実感。「―のある音楽」
きき‐ごと【聞き事】
聞くだけの値うちのあること。ききもの。蒙求抄7「此の人の物語は―なほどに」
きき‐ごま【利き駒】
将棋で、飛車・角行・金将・銀将などのような、働きのすぐれた駒。
きき‐こみ【聞込み】
聞き込むこと。刑事などが犯罪事実や捜査の手掛かりを聞いてまわること。「―捜査」
きき‐こ・む【聞き込む】
〔他五〕
情報などを他から聞いて知る。耳に入れる。「うわさを―・む」
きき‐こ・む【聞き籠む】
〔他下二〕
聞いて心にしまっておく。風雅和歌集雑「ひとりあかすよもの思ひは―・めぬただつくづくとふくる夜の雨」
きき‐ざい【毀棄罪】
物の効用を害する犯罪。文書毀棄罪・建造物損壊罪・器物損壊罪・境界損壊罪・信書隠匿罪の総称。
きき‐ざけ【聞酒・利酒】
酒の良否を鑑定すること。またそのために味わってみる酒。「―をする」
きき‐さ・す【聞き止す】
〔他五〕
中途で聞くのをやめる。源氏物語帚木「ことなることなければ、―・し給ひつ」
きき‐さだ・む【聞き定む】
〔他下二〕
聞いてそれと決める。源氏物語花宴「のたまふ声に、この君なりけりと―・めて」
きき‐ざる【喜々猿】
大阪府堺で作られる土人形。手捻びねりの猿を組み合わせたもの。
きき‐され【聞きされ】
人の話をちょっと耳に入れること。聞きかじり。土佐日記「―に聞けるなり」
きぎし【雉・雉子】
キジの古称。古事記上「―は響とよむ」
⇒雉の頓使
きき‐しつ【汽機室】
船体内または工場内で、往復式蒸気機関・蒸気タービンの汽機を装置した一区画。
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