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広辞苑の検索結果 (8)

とう‐だい【灯台】🔗🔉

とう‐だい灯台】 ①油を灯ともしてあかりとする室内照明器具。結灯台・高灯台・切灯台などの種類がある。結灯台は3本の棒を1カ所束ねて上下を開いて立たせ、上に油皿をのせたもの。灯明台。灯檠とうけい。 灯台 ②航路標識の一つ。沿岸航行の船舶に目につきやすく建てられた塔状の構造物で、夜間は灯光を用いて、陸地の遠近・所在・危険箇所などを指示し、出入港船舶に港口の位置を示す。「岬より入日にむかひうすうすと青色の灯をあぐる―」(牧水) ⇒とうだい‐いし【灯台石】 ⇒とうだい‐き【灯台鬼】 ⇒とうだい‐ぐさ【灯台草】 ⇒とうだいぐさ‐か【灯台草科】 ⇒とうだい‐せん【灯台船】 ⇒とうだい‐もり【灯台守】 ⇒灯台下暗し

とうだい‐き【灯台鬼】🔗🔉

とうだい‐き灯台鬼】 渡唐した軽かるの大臣が、額に灯台を打ちつけられて姿を鬼に変えられたというもの。その子吉備大臣が父を慕って渡唐し、灯台鬼にめぐりあったが、親と気づかず、鬼の示した詩によってようやくそれと分かったという。(源平盛衰記) ⇒とう‐だい【灯台】

とうだい‐ぐさ【灯台草】🔗🔉

とうだい‐ぐさ灯台草】 トウダイグサ科の越年草。北半球に広く分布し、日本の山地にも普通。ナツトウダイ・タカトウダイなど近縁種が多い。傷つけると白色の乳液を出し、有毒。高さ10〜30センチメートル。春、茎頂に5枚の葉を輪生して斜めに5本の枝を出し、一見一つの花に見える小さな黄緑色の花序を数個つけ、そのありさまが昔の燭台(灯台)に似る。鈴振り花。漢名、沢漆。 ⇒とう‐だい【灯台】

とうだいぐさ‐か【灯台草科】‥クワ🔗🔉

とうだいぐさ‐か灯台草科‥クワ 双子葉植物の一科。南北半球の温帯・熱帯に約300属8000種ある。多くは樹木で、草本や多肉植物も含む。白色の乳汁を出す特徴があり、乾燥地のものはサボテン状をなすものもある。ナンキンハゼ・トウゴマ・ポインセチア・パラゴムノキなど。 ⇒とう‐だい【灯台】

とうだい‐せん【灯台船】🔗🔉

とうだい‐せん灯台船(→)灯船に同じ。 ⇒とう‐だい【灯台】

○灯台下暗しとうだいもとくらし🔗🔉

○灯台下暗しとうだいもとくらし 灯台(燭台)の直下はあかりが暗いように、手近の事情はかえってわかりにくいものである。 ⇒とう‐だい【灯台】 とうだい‐もり灯台守(→)灯台2の番人。 ⇒とう‐だい【灯台】 とうだいわじょうとうせいでん唐大和上東征伝タウ‥ジヤウ‥ 淡海三船おうみのみふねの著。1巻。779年(宝亀10)成る。鑑真がんじんが日本に戒律を伝えた経緯と唐招提寺の縁起を述べたもの。東征伝。 どう‐たく銅鐸】 弥生時代の青銅器の一種。釣鐘を扁平にした形で、上方に半円形の鈕ちゅうがある。本来内部に舌ぜつを吊るし、ゆり動かして音を出したもの。次第に大形化し、装飾が多くなり、鳴りものの機能を失う。高さ十数センチメートル前後から130センチメートル以上のものまであり、装飾には原始絵画のあるものがあって有名。西日本で製作され、祭器として用いた。 銅鐸 とう‐たつ到達タウ‥ 行きつくこと。とどくこと。到着。「結論に―する」「―点」 ⇒とうたつ‐しゅぎ【到達主義】 ⇒とうたつど‐ひょうか【到達度評価】 とう‐だつ逃脱タウ‥ 逃れはずれること。脱出。 どう‐たつ堂達ダウ‥ 〔仏〕法会の時、会行事えぎょうじの下で導師・呪願じゅがん師に願文・呪願文を渡す役僧。七僧の一人。 とうたつ‐しゅぎ到達主義タウ‥ 〔法〕(→)受信主義に同じ。 ⇒とう‐たつ【到達】 とうたつど‐ひょうか到達度評価タウ‥ヒヤウ‥ 教育評価の一つ。絶対評価の一種で、子供がどの段階まで理解し実行できているかを確認する評価。→絶対評価→相対評価 ⇒とう‐たつ【到達】 どう‐たて胴立】 よろいの胴をかけておく台。 とうた‐ばん淘汰盤タウ‥ 微細な鉱物などを、水流によって傾斜面に流下させ、選別する器械。→比重選鉱 ⇒とう‐た【淘汰】 どう‐だめし胴試し】 刀剣の切れ味を試すため、死罪者などの胴を斬ること。 とう‐たん東端】 ひがしのはし。 とう‐だん登壇】 ①壇上に登ること。「講演者が―する」↔降壇。 ②(→)入壇にゅうだんに同じ。 どう‐だん同断】 (「同断おなじことわり」の音読)同じであること。前のとおりであること。(理屈からいって)それと同じであること。同前。同様。「以下―」 どう‐だん道断ダウ‥ (「道」は言うの意)言うすべの絶えること。もってのほかのこと。「言語ごんご―」 どうだん満天星】 (トウダイ(灯台)の転。分枝状態が灯台1の脚に似るからいう)「どうだんつつじ」の略。〈[季]春〉 ⇒どうだん‐つつじ【満天星】 どうだん‐つつじ満天星】 ツツジ科の落葉低木。高さ4〜6メートル。暖地に自生するが、観賞用に栽培。葉は枝先にやや輪生状に付く。春、若葉とともに、壺状で帯黄白色の花を多数下垂。紅葉が美しい。ふでのき。どうだん。〈[季]春〉 どうだんつつじ ドウダンツツジ(花) 提供:ネイチャー・プロダクション ⇒どうだん【満天星】 とう‐たんぱくしつ糖蛋白質タウ‥ 糖またはその誘導体が化学的に結合している複合蛋白質の総称。一般に動物の血漿、粘性分泌液、眼球の硝子体しょうしたい、関節の滑液、コラーゲンなどに含まれ、組織構造の維持や保護、または代謝物質交換の調節、免疫機構などに関与する。 とう‐ち当地タウ‥ (現在自分がいる)この土地。この地方。当所。「―にお立ち寄りの節」「ご―の名産」 とう‐ち倒置タウ‥ ①さかさまに置くこと。 ②(inversion)印象を強めたり強調したりするために普通の語順と逆にすること。「如かず、行かんには」の類。倒置法。 とう‐ち島地タウ‥ 島になっている地。しま。しまぐに。 とう‐ち等値】 ①値あたいのひとしいこと。 ②〔数〕(→)同値に同じ。 ⇒とうち‐がいねん【等値概念】 とう‐ち統治】 統べおさめること。主権者が国土および人民を支配すること。また、国や自治体の政治・行政活動の総称。 ⇒とうち‐きかん【統治機関】 ⇒とうち‐けん【統治権】 ⇒とうち‐こうい【統治行為】 ⇒とうち‐しゃ【統治者】 どう‐ち同地】 (前に挙げた)その土地。 ⇒どうちばらい‐てがた【同地払手形】 どうち同治】 清の穆宗ぼくそう朝の年号。(1862〜1874) ⇒どうち‐ちゅうこう【同治中興】 どう‐ち同値】 二つの数学的命題が全く同一内容を言い表していて、そのいずれを用いても同一の結果を導くことができる時に、両者は互いに同値であるという。等値。等価。 ⇒どうち‐かんけい【同値関係】 ⇒どうち‐りつ【同値律】 どう‐ち動地】 ①大地をうごかすこと。 ②大いに世間を驚かすこと。「驚天―」 とうち‐がいねん等値概念】 〔論〕(equipollent concept)考察の観点が異なるために、内包は一致しないが外延においては全く一致する概念。例えば、「刀」と「武士の魂」、「書物」と「精神の結晶」とは等値概念。等価概念。 ⇒とう‐ち【等値】 どうち‐かんけい同値関係‥クワン‥ 〔数〕同値律がすべて成り立つ関係。 ⇒どう‐ち【同値】 とうち‐きかん統治機関‥クワン 国や自治体の政治・行政の機関。日本では、国会・内閣・裁判所がその第1次の国の機関。 ⇒とう‐ち【統治】 とう‐ちく唐竹タウ‥ タケの一種。高さ4メートル、径4センチメートルほどの小竹で、節は2輪状で著しく隆起。葉は鋭くとがり、裏に細毛がある。中国原産。観賞用に栽植。 トウチク 撮影:関戸 勇 ⇒とうちく‐らん【唐竹蘭】 とうちく‐らん唐竹蘭タウ‥ ユリ科の多年草。高さ約70センチメートル。花は鶴に似て下垂し、紫色を帯びる。沖縄産。観賞用。 ⇒とう‐ちく【唐竹】 とうち‐けん統治権】 国家を統治する権力。国土・国民を支配する権利。主権。 ⇒とう‐ち【統治】 とうち‐こうい統治行為‥カウヰ 〔法〕統治の基本にかかわる高度に政治的な行為で、裁判所の審査権が例外的に及ばないとされる行為。適法性の判断は国民・国会に委ねるべきとされる。衆議院の解散、日米安保条約が憲法違反か否かが争われたときに援用されたが、その存在の承認をめぐって対立がある。 ⇒とう‐ち【統治】 とう‐ぢさ唐萵苣】 〔植〕フダンソウの別称。 とうち‐しゃ統治者】 国家を統治する者。統治権の主体。 ⇒とう‐ち【統治】 どうち‐ちゅうこう同治中興】 同治年間に行われた政治改革。太平天国の乱を平定、洋務運動を推進し、清朝の政情を一時安定させた。 ⇒どうち【同治】 どうちばらい‐てがた同地払手形‥バラヒ‥ 支払地と振出人(為替手形ならば支払人)の住所地とが同一の手形。↔他地払手形 ⇒どう‐ち【同地】 とう‐ちゃ唐茶タウ‥ ①中国から渡来した茶。浄瑠璃、博多小女郎波枕「茶出しに―つまみ込む」 ②ツバキ科の常緑低木。幹・葉・花ともに茶に似るが、はるかに大。九州産。葉を飲用とし、栽植。にがちゃ。 ③紅茶の別称。 ④僧家で、酒の隠語。 とう‐ちゃ闘茶】 南北朝・室町時代、茶会で本茶・非茶などを判別し、茶の品質の優劣を競った遊戯。 とう‐ちゃく到着タウ‥ ある地点に行きつくこと。とどくこと。到達。着到。「現場に―する」「―時刻」 ⇒とうちゃく‐ねだん【到着値段】 どう‐ちゃく同着】 決勝点や目的地などに同時に着くこと。 どう‐ちゃく撞着】 ①つきあたること。ぶつかること。 ②前後が一致しないこと。つじつまが合わないこと。矛盾。「自家―」 とうちゃく‐ねだん到着値段タウ‥ 商品が買手の所に到着するまでに要した費用を原価に加算した値段。到着価格。 ⇒とう‐ちゃく【到着】 とう‐ちゃん父ちゃん】 幼児が父親を親しんで呼ぶ語。お父ちゃん。 とう‐ちゅう頭注・頭註】 書籍などの本文の上方に注を記すこと。また、その注。頭書。冠注。↔脚注 どう‐ちゅう道中ダウ‥ ①道の半ば。途中。〈日葡辞書〉。「―の無事を祈る」 ②たび。旅行。 ③島原・吉原その他の遊郭で、遊女がある一定の日に盛装して郭内を練り歩くこと。吉原では、花魁おいらんが引手茶屋へ往来するのをいい、その歩き方に内八文字・外八文字などというのがあった。おいらん道中。 ⇒どうちゅう‐かご【道中駕籠】 ⇒どうちゅう‐がさ【道中笠】 ⇒どうちゅう‐かせぎ【道中稼ぎ】 ⇒どうちゅう‐き【道中記】 ⇒どうちゅう‐ぎ【道中着】 ⇒どうちゅう‐ざし【道中差】 ⇒どうちゅう‐し【道中師】 ⇒どうちゅう‐すがた【道中姿】 ⇒どうちゅう‐すがら【道中すがら】 ⇒どうちゅう‐すごろく【道中双六】 ⇒どうちゅう‐すじ【道中筋】 ⇒どうちゅう‐づけ【道中付】 ⇒どうちゅうづけ‐の‐おうぎ【道中付の扇】 ⇒どうちゅう‐ばおり【道中羽織】 ⇒どうちゅう‐はばき【道中脛巾】 ⇒どうちゅう‐ぶぎょう【道中奉行】 どうちゅう‐かご道中駕籠ダウ‥ 賃銭を取って街道で客を乗せた駕籠。 ⇒どう‐ちゅう【道中】 どうちゅう‐がさ道中笠ダウ‥ 旅行用の笠。三度笠の類。 ⇒どう‐ちゅう【道中】 どうちゅう‐かせぎ道中稼ぎダウ‥ 街道で旅行者から金品を盗むこと。また、その盗人。 ⇒どう‐ちゅう【道中】 とうちゅう‐かそう冬虫夏草‥サウ 土中の昆虫の幼虫・蜘蛛くもなどに寄生して、その体から子実体しじつたいを生ずる菌類。寄生された虫は冬は生きているが、後に寄生菌が虫を殺し、初夏頃から棒状その他の子実体を形成するのが名の由来。寄生菌は子嚢菌、または不完全菌類の、セミタケ・クモタケなど。古来中国では、蛾類の幼虫に菌の寄生したものを乾燥して生薬とし、これを冬虫夏草と称した。漢方で強壮・鎮静・鎮咳薬。 どうちゅう‐き道中記ダウ‥ ①旅行の日記。紀行。 ②旅路の宿駅・里数・名所・旧跡などを記した書籍。旅行の案内記。道中鑑。道中付。東海道中膝栗毛「駕かごの内で―を見ていさしやるは」 ⇒どう‐ちゅう【道中】 どうちゅう‐ぎ道中着ダウ‥ 旅行用の衣服。旅行服。 ⇒どう‐ちゅう【道中】 とうちゅうけん‐くもえもん桃中軒雲右衛門タウ‥ヱ‥ 浪曲師。茨城県(一説に群馬県)の人。はじめ九州・関西で人気を得、1907年(明治40)東京本郷座で「義士銘々伝」と題し赤穂義士の事跡を口演。台本を整備、伴奏・芸風を一新。浪曲中興の祖といわれる。(1873〜1916) どうちゅう‐ざし道中差ダウ‥ 近世の庶民が護身用として旅行中に携帯した脇差。武士の刀よりやや短い。 ⇒どう‐ちゅう【道中】 どうちゅう‐し道中師ダウ‥ ①ある区間を往復して、他人の用を足すことを業とした人。飛脚・宰領の類。 ②道中で、旅人などの財物を欺き盗む者。ごまのはい。 ⇒どう‐ちゅう【道中】 とう‐ちゅうじょ董仲舒】 前漢の儒者。河北広川の人。春秋公羊くよう伝に精通。景帝の時、春秋博士。漢書に、武帝が彼の献策をいれて儒学を国教化したとあるが、この説には疑問がある。後世、儒宗とされた。著「春秋繁露」「董子文集」。(前179頃〜前104頃) どうちゅうしょもんかへいしょうじ同中書門下平章事‥シヤウ‥ 唐・宋代の官名、同平章事の正称。 どうちゅう‐すがた道中姿ダウ‥ ①旅装束の姿。旅姿。 ②遊女の道中の姿。 ⇒どう‐ちゅう【道中】 どうちゅう‐すがら道中すがらダウ‥ 旅行の出発から到着までの間。道すがら。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「殊にそちは通しぢやげな、―も用あらば」 ⇒どう‐ちゅう【道中】 どうちゅう‐すごろく道中双六ダウ‥ 東海道五十三次などの図を描き、まわり双六の方法で遊んだ絵双六。江戸時代に流行。旅双六。〈[季]新年〉。→すごろく⇒どう‐ちゅう【道中】 どうちゅう‐すじ道中筋ダウ‥スヂ 旅行の道筋。街道の宿場。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「―も吟味強く」 ⇒どう‐ちゅう【道中】 どうちゅう‐づけ道中付ダウ‥ (→)道中記2に同じ。 ⇒どう‐ちゅう【道中】 どうちゅうづけ‐の‐おうぎ道中付の扇ダウ‥アフギ 旅行に必要な里程・宿駅などを記した扇。好色一代男7「尻からげを下ろし、―を翳かざして」 ⇒どう‐ちゅう【道中】 どうちゅう‐ばおり道中羽織ダウ‥ 武士の着た旅行用の羽織。 ⇒どう‐ちゅう【道中】 どうちゅう‐はばき道中脛巾ダウ‥ 道中に用いる脚絆きゃはん⇒どう‐ちゅう【道中】 どうちゅう‐ぶぎょう道中奉行ダウ‥ギヤウ 江戸幕府の職名。大目付・勘定奉行の兼職。諸国街道・宿駅の取締り、道路・橋梁などの修復、宿場の公事訴訟の吟味などをつかさどった。 ⇒どう‐ちゅう【道中】 とう‐ちょう冬鳥‥テウ ⇒ふゆどり とう‐ちょう当朝タウテウ ①この朝廷。現在の朝廷。 ②この王朝。現在の王朝。 ③この御代。当代。 とう‐ちょう唐朝タウテウ 唐の朝廷。唐の世。 とう‐ちょう盗聴タウチヤウ ぬすみ聴きすること。「電話を―する」「―器」 とう‐ちょう登庁‥チヤウ 官庁に出勤すること。「初―」↔退庁 とう‐ちょう登頂‥チヤウ 山などの頂上に登ること。とちょう。 とう‐ちょう等張‥チヤウ 二つの溶液の浸透圧が等しいこと。「―液」 とう‐ちょう頭頂‥チヤウ ⇒ずちょう⇒とうちょう‐こつ【頭頂骨】 どう‐ちょう同調‥テウ ①調子が同じであること。 ②他と調子を合わせること。他人の主張に自分の意見を一致させること。 ③機械的振動体または電気的振動回路などが、外部から与えられる振動に共振するように、その固有振動数を調節すること。 ⇒どうちょう‐かいろ【同調回路】 ⇒どうちょう‐しゃ【同調者】 ⇒どうちょう‐せい【同調性】 ⇒どうちょう‐ばいよう【同調培養】 どう‐ちょう堂頭ダウテウ (チョウは宋の俗音)禅宗寺院で住職の居所。また、その住職。方丈。堂上。 どう‐ちょう道庁ダウチヤウ 北海道庁の略。北海道の行政事務を処理する役所。 どうちょう‐かいろ同調回路‥テウクワイ‥ 外部の電気的振動と同じ固有振動数をもち、これと共振するような電気回路。 ⇒どう‐ちょう【同調】 とうちょう‐こつ頭頂骨‥チヤウ‥ 頭蓋骨とうがいこつの一部。頭蓋の中心にある左右一対の凹凸のない方形の骨。顱頂骨ろちょうこつ→頭蓋骨(図) ⇒とう‐ちょう【頭頂】 どうちょう‐しゃ同調者‥テウ‥ ある意見に賛成し支持する人。→同伴者2⇒どう‐ちょう【同調】 どうちょう‐せい同調性‥テウ‥ 社会生活で周囲の人たちと同様の行動様式をとる性向。 ⇒どう‐ちょう【同調】 どうちょう‐とせつ道聴塗説ダウチヤウ‥ [論語陽貨「道に聴きて塗(=道)に説くは、徳をこれ棄つる也」](道上で聴いたことを直ちに途上で話す意)善言を聞いてもそれを心にとどめて自分のものにしないこと。また、他人の言説をすぐ受売りすること。転じて、いい加減な世間の受売り話の意にも用いる。 どうちょう‐ばいよう同調培養‥テウ‥ヤウ 微生物その他の細胞集団の培養において、細胞分裂など細胞周期の位相を大多数の細胞で一致させる培養法。 ⇒どう‐ちょう【同調】 とう‐ちょく当直タウ‥ 当番で、日直または宿直すること。また、その人。「―医」 どうち‐りつ同値律】 〔数〕(→)反射律(→)対称律(→)推移律の総称。 ⇒どう‐ち【同値】 とう‐ちりめん唐縮緬タウ‥ メリンスの別称。仮名文章娘節用「藍御納戸の―」 とう‐ちん東浄】 (トウジョウとも)(→)東司とうすに同じ。↔西浄せいじん とう‐ちん陶枕タウ‥ 陶磁製の枕。 とうちん‐こう透頂香‥カウ (→)外郎ういろう1の異称。狂言、膏薬煉「腰なる印籠より膏薬を―ほど取出し」 とう‐つう疼痛】 ずきずき痛むこと。うずくこと。また、そのいたみ。 とう‐つう頭痛⇒ずつう どう‐つう導通ダウ‥ 電流が通じていること。「―試験」 とう‐つうじ唐通事タウ‥ 江戸時代、長崎における中国語の通訳官。大通事・小通事・稽古通事・内通事等の階級があり、唐人屋敷内に通事会所を置き、年番の通事が奉行所と中国人との間の外交・通商事務に当たった。中国人の子孫が多い。↔和蘭オランダ通詞 どう‐づき胴突き】 ①(「土突どづき」の意という)土木・建築の際、地盤を固めるため、人力を利用して地盤をつき固める操作。じぎょう。じがため。 ②地形じぎょうまたは杙くい打ちに用いる具。真棒しんぼう・心矢しんや・蛸胴突たこどうつきの類。日葡辞書「ドゥヅキヲカクル」 ③(→)「突付つきつけ」に同じ。 ④釣りで、錘おもりの上に何本も鉤素はりすをつけて釣る方法。「―仕掛け」 どう‐づ・く胴突く】 〔他四〕 ①胴突きで突く。 ②ひどく突く。また、こづく。どづく。誹風柳多留7「―・かれ御宰は壺をまたぐなり」 ③(自動詞として)胸がどきどきする。浄瑠璃、苅萱桑門筑紫蠊「とやせんかくやと胸は―・き」 とう‐づくえ唐机タウ‥ ①中国製の机。 ②中国風の机。多くは紫檀製。 トゥッサン‐ルーヴェルチュールFrançois Dominique Toussaint L'Ouverture】 ハイチ革命の指導者の一人。解放奴隷の子。新植民地憲法を制定したが策略でナポレオン軍に逮捕されフランスへ送還。ジュラ山中で獄死。(1743頃〜1803) ドゥッチオDuccio di Buoninsegna】 イタリアの画家。シエナ派の創始者の一人。作「マエスタ」など。(1255頃〜1319頃) とう‐づつみ唐包タウ‥ 古礼で、金襴きんらん・緞子どんすなどの進物を唐紙で包むこと。また、そのもの。 トゥッティtutti イタリア】 〔音〕楽器奏者・合唱者全員が演奏に参加すること。また、その部分。総奏。 とう‐つばき唐椿タウ‥ ツバキ科の常緑小高木。中国南西部原産で、江戸時代に渡来。ツバキに似て葉はやや狭長、葉脈が顕著。花は赤色重弁で大きく開く。観賞用。ナンテンツバキ。カラツバキ。 どう‐づよ・し胴強し】 〔形ク〕 (ドウは接頭語)度胸がすわっている。意地が強い。浄瑠璃、女殺油地獄「坂東者の―・く」 とう‐て当手タウ‥ ①この方。この方面。 ②当方。味方。味方の軍勢。太平記10「―の疲れたる兵を以て」 どうで 〔副〕 (→)「どうせ」に同じ。浄瑠璃、曾根崎「―女房にや持ちやさんすまい」 とう‐てい東帝】 ①東方の帝。 ②春の神。東皇。青帝。 とう‐てい到底タウ‥ 〔副〕 ①(主に明治期に用いた)つまるところ。つまり。結局。「―死んだこととあきらめ」 ②(あとに否定の語を伴う)いかにしても。どうしても。とても。「―できない」「―無理だ」 どう‐てい同定】 ①同一であることを見きわめること。 ②自然科学で、既存の分類体系の中に位置づけ、どれと同じであるかを認定すること。 どう‐てい童貞】 ①まだ異性と交接していないこと。また、その人。主として男子についていう。「―を守る」 ②カトリック教で、尼僧の称。 ⇒どうてい‐せいしょく【童貞生殖】 ⇒どうてい‐せつ【童貞説】 どう‐てい道程ダウ‥ ①みちのり。旅程。行程。「1日30キロの―」 ②ある所・状態に至るまでの道すじ。「苦難の―を経る」 どう‐でい銅泥】 銅粉を膠にかわにまぜて作った絵具。 とう‐ていかん藤貞幹】 江戸後期の考証学者。京都の人。無仏斎・亀石堂・好古と号。古文書・金石文を研究、日本書紀の紀年の捏造を指摘。著「衝口発しょうこうはつ」「好古日録」など。(1732〜1797) どうてい‐こ洞庭湖】 (Dongting Hu)中国湖南省の北部にある大湖。かつては「八百里の洞庭」と呼ばれたが、泥砂の堆積により今は多くの湖沼に分かれる。付近に瀟湘しょうしょう八景がある。→瀟湘八景 どうてい‐せいしょく童貞生殖】 単為生殖の一つ。植物において、雄性配偶子が単独に細胞分裂して胚を形成する現象。人工的にも誘導される。 ⇒どう‐てい【童貞】 どうてい‐せつ童貞説(→)処女受胎に同じ。 ⇒どう‐てい【童貞】 とう‐てき当敵タウ‥ 目ざすところの敵。当面の敵。太平記37「道誉は相模守の―なれば」 とう‐てき投擲】 ①なげること。なげうつこと。 ②投擲競技の略。フィールド競技の中で、砲丸投・円盤投・ハンマー投・槍投などの総称。 どう‐てき動的】 動いているさま。動きに富んでいるさま。「―な情勢分析」↔静的。 ⇒どうてき‐あんぜん【動的安全】 どうてき‐あんぜん動的安全】 〔法〕所有者自身の権利の保護とは別に、取引自体を保護し、取引により権利を取得する者の地位を安全ならしめること。例えば即時取得(善意取得)。取引の安全。↔静的安全。→公信の原則 ⇒どう‐てき【動的】 とう‐てつ透徹】 ①すきとおること。澄んでにごりのないこと。「―した心境」 ②明晰めいせきであること。「―した論理」 どう‐てつ同轍】 ①(すべての車のわだちの幅を同じにする意から)天下を統一すること。同文同軌。 ②(同じわだちの意)同一であること。 どう‐てつ洞徹】 ①すきとおること。洞達。 ②はっきりと知りつくすこと。 とうてつ‐もん饕餮文タウ‥ 古代中国の器物、特に殷・周時代の銅器に見られる、眼と角つのを強調した奇異な獣面文様。有力氏族のシンボルとみる説がある。 饕餮文 どう‐で‐も 〔副〕 ①どうしても。どうあっても。梅暦「―してお金をこしらへないと」 ②どのようにでも。どうなろうと。誹風柳多留19「―しいすから下に居なんしよ」。「そんなことは―いい」 ③どう考えても。たしかに。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「―権三はよい男」 とう‐てん冬天】 冬の天気。冬空。 とう‐てん当店タウ‥ この店。わが店。 とう‐てん東天】 ①東の空。 ②夜明けの空。 ⇒とうてん‐こう【東天紅】 とう‐てん唐天タウ‥ 舶来のビロード。別珍。 とう‐てん滔天タウ‥ ①水が天までみなぎりわたること。太平記24「已に―の波瀾を揚げ」 ②たいそう勢いの盛んなこと。「―の勢い」 とう‐てん読点】 一つの文の内部で、語句の断続を明らかにするために、切れ目に施す点。「、」↔句点 とう‐でん盗電タウ‥ 正規の契約をしないで、電力をひそかに使うこと。 とう‐でん答電タフ‥ 返答の電報。返電。 どう‐てん同点】 得点数が同じであること。「―決勝」 どう‐てん動天】 天を動かすほど勢いが盛んなこと。「―驚地」 どう‐てん動転】 ①移動転変すること。かわりうつること。 ②(「動顛」とも書く)驚きあわてること。仰天。申楽談儀「かくてこそ―有まじけれ」。「気が―する」 とうてん‐こう東天紅】 ①(東の空が紅くなったのを知らせる意をこめた当て字)暁に鶏の鳴く声。狂言、佐渡狐「―と鳴く。おのれそれは鶏の鳴き声じや」 ②長鳴鶏ながなきどりの一種。土佐の原産。鳴き声が長く抑揚がある。 トウテンコウ 撮影:小宮輝之 ⇒とう‐てん【東天】 とうでん‐てん等電点】 両性電解質(アミノ酸・蛋白質など)が水溶液中で酸ならびに塩基として解離し、正負電荷の数が等しくなるときの水素イオン濃度。 とうと尊・貴タフト とうといこと。催馬楽、あな尊と「あな―今日の―さ」 とう‐と東都】 東方の都。特に、江戸または東京を指す。 とう‐と 〔副〕 (トウドとも) ①全く。すっかり。狂言、那須与一「波風―しづまつて」 ②ちょうど。ぴたりと。しっかりと。狂言、居杭「―これに当つてをりまする」 ③気楽に。ゆったりと。狂言、磁石「先づ―居さしめ」 ④(下に否定の語を伴って)すこしも。全然。滑稽本、続膝栗毛「酒はひとりでは―もうあかんものぢや」 とうど田人タウド (タヒトの音便)田打や田植に従事する人。また、日雇い。田子たごとう‐ど当度タウ‥ こんど。このたび。 とう‐ど東土】 東方の土地。東国。 とう‐ど凍土】 こおった土。また、その土地。凍野。 とう‐ど唐土タウ‥ 昔、わが国で中国を呼んだ称。もろこし。から。 とう‐ど陶土タウ‥ 陶磁器の素地きじに用いる粘土類。カオリン・木節きぶし粘土・蛙目がいろめ粘土など。磁器に用いるものは磁土ともいう。陶石。 とう‐ど糖度タウ‥ 果物などに含まれる糖分の割合。 とう‐ど 〔副〕 (→)「とうと」に同じ。日葡辞書「トウドモノヲヲ(置)ク」 どう‐と同途】 ①おなじみち。 ②おなじ方法。 どう‐と道途ダウ‥ みち。道路。 どう‐と 〔副〕 (→)「どうど」に同じ。狂言、今参「一度に―置かう」。「―倒れる」 どう‐ど 〔副〕 ①物が倒れまたは落ちるさま。また、他の物に強く当たるさま。どさっと。日葡辞書「ドウドヲツル」 ②一度にたくさんの物を置いたり積んだりするさま。どっしりと。でんと。狂言、文相撲「一度に―置かうと思ふ」 ③病気が重くなって起き上がることのできないさま。どっと。浮世風呂2「―床について十死一生だはな」 とうと・い尊い・貴いタフトイ 〔形〕[文]たふと・し(ク) (タットイとも) ①立派で、あるいは美しく近寄り難い。崇高である。神々しい。古事記「汝が命みことに益して―・き神ます」。万葉集17「天の下すでに覆ひて降る雪の光を見れば―・くもあるか」 ②大事にすべきである。うやまい重んずべきである。万葉集5「父母を見れば―・し」。徒然草「―・きひじりの云ひ置きける事を書き付けて」。「―・い生命」「―・い犠牲」 ③高い価値がある。めでたくよい。すぐれている。万葉集3「極まりて―・きものは酒にしあるらし」。源氏物語手習「その頃、横川になにがしの僧都とか言ひて、いと―・き人住みけり」 ④地位が高い。東大寺諷誦文稿「富めりし門の反りて貧しく、―・かりし人家の賤しく成りて」。「―・い身分の人」 ◇1・2のように、尊敬の感じがこもる場合に「尊」、3・4のように、貴重あるいは高貴の意味がこめられる場合に「貴」を使うことが多い。 ⇒尊い寺は門から見ゆる

とうだい‐もり【灯台守】🔗🔉

とうだい‐もり灯台守(→)灯台2の番人。 ⇒とう‐だい【灯台】

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とう-だい【灯台】🔗🔉

とう-だい [0] 【灯台】 (1)航路標識の一。船舶に陸上の特定の位置を示すために設置する塔状の構造物。夜間には灯火を放ち,また,霧笛を鳴らすなどして船舶の安全を守る。 (2)昔の室内照明器具。上に油皿をのせて灯心を立て火をともす台。灯明台。 灯台(2) [図]

とうだい=下(モト)暗し🔗🔉

――下(モト)暗し 灯台{(2)}の真下が暗いように,身近なことがかえって気づきにくいことのたとえ。

とうだい-き【灯台鬼】🔗🔉

とうだい-き [3] 【灯台鬼】 額に灯火を支える道具を打ちつけられ,生きたまま灯台とされた人。「源平盛衰記」巻一〇に,遣唐使軽(カル)の大臣が灯台鬼とされ,息子弼(スケ)の宰相が渡唐して対面したが,父と気づかず,物言わぬ薬を飲まされた父が,指端を食い切り血でもって書いた一文で我が父とわかったという説話が載る。燭鬼。

とうだい-ぐさ【灯台草】🔗🔉

とうだい-ぐさ [3] 【灯台草】 トウダイグサ科の二年草。日当たりのよい道端などに生える。茎は直立し,高さ約25センチメートル。切ると白汁が出る。葉はへら状で互生し,茎頂の葉は輪生する。春,茎頂に緑黄色の杯(サカズキ)状の花序をつける。有毒植物。和名は花序の形を昔の灯台に見立てたもの。鈴振り花。 灯台草 [図]

とうだい-ぐさ-か【灯台草科】🔗🔉

とうだい-ぐさ-か ―クワ [0] 【灯台草科】 双子葉植物離弁科類の一科。主に熱帯に産し,世界に約三〇〇属八〇〇〇種がある。木本または草本で,切ると白汁を出すものが多い。花は単生で,花弁はしばしば退化し,果実は果(サクカ)。有毒植物が多い。トウダイグサ・ニシキソウ・ポインセチア・トウゴマ・アブラギリ・キャッサバなど。

とうだい-せん【灯台船】🔗🔉

とうだい-せん [0] 【灯台船】 ⇒灯船(トウセン)

とうだい-もり【灯台守(り)】🔗🔉

とうだい-もり [3] 【灯台守(り)】 灯台{(1)}の番をする人。

とうだい【灯台】(和英)🔗🔉

とうだい【灯台】 a lighthouse.→英和 ‖灯台守 a lighthouse keeper.灯台もと暗し One must go abroad for news of home.

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