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やまいあらたまる【病革まる】▽中国🔗🔉

やまいあらたまる【病革まる】▽中国 病気の状態が急に変わって、危篤状態になる。 《例文》 「寒さのため、病があらたまり、ついに不帰の客となった。」 《出典》 〔礼記(ライキ)・檀弓上篇〕

やまいこうこうにいる【病膏肓に入る】▽中国🔗🔉

やまいこうこうにいる【病膏肓に入る】▽中国 《病気が膏と肓とに入るの意》 病気が重くなって助かる見込みがなくなることのたとえ。 他の人からの忠告が聞き入れられないほどに、ある物事に夢中になることのたとえ。 《例文》 「飛行機熱が病膏肓に入ったのか、自家用機を買いたいと言い出した。」 《参考》 (イ)「膏」は、漢方で心臓の下の部分で、「肓」は横隔膜の上の部分。ともに体のいちばん奥深い部分であって、病気がここを犯すと、医者にも治せないとされた。 (ロ)晋(シン)の景公が病気になったとき、名医緩(カン)が呼ばれた。医者が来る前に景公は、病気の神が二人の子どもとなって現れ、「肓の上、膏の下におれば、どんな名医でもどうすることもできない。」と言っている夢を見た。緩が診察すると果たして、病気は肓の上、膏の下にあるから治せないと診断したので、景公は名医であるとして手厚くもてなして帰国させたという。 (ハ)「膏肓」を「膏盲」と読み誤って、「こうもう」と読むのは慣用読みで望ましくない。 《出典》 〔春秋左氏伝(シュンシ゛ュウサシテ゛ン)・成公十年〕

やまいじょうずにしにべた【病上手に死に下手】🔗🔉

やまいじょうずにしにべた【病上手に死に下手】 いつもいろいろな病気にかかっているような人ほど、命取りになるような大病にはかからず、かえって長生きをするものであるということ。

やまいはきから【病は気から】🔗🔉

やまいはきから【病は気から】 病気は、気持ちの持ちようでよくも悪くもなるということ。 《類句》病は気で勝つ。百病は気から起こる。万(ヨロス゛)の病は心から。

やまいはくちよりいりわざわいはくちよりいず【病は口より入り禍は口より出ず】▽中国🔗🔉

やまいはくちよりいりわざわいはくちよりいず【病は口より入り禍は口より出ず】▽中国 《病気は口から食べる食物によって生じ、災いは口から出ることばによってひき起こされるものであるの意》うっかりしゃべったことが原因になって、災難や失敗が起こる場合が多いから、話すことには十分気を付けるべきであるということ。 《出典》 〔太平御覧(タイヘイキ゛ョラン)・人事部〕 《類句》口は禍の門(カト゛)。舌は禍の根。

やまがみえる【山が見える】🔗🔉

やまがみえる【山が見える】 物事が相当進行して、難関や困難な時期を越え、やり終える見込みが立つこと。 《例文》 「書類整理もやっと山が見えてきた。少し休もう。」

やまからさとへ【山から里へ】🔗🔉

やまからさとへ【山から里へ】 寺から里へ

やまたかきがゆえにたっとからず【山高きが故に貴からず】🔗🔉

やまたかきがゆえにたっとからず【山高きが故に貴からず】 《山は高いから貴いのではなく、そこに樹木が生えているからこそ貴いように》真の価値は、その外観によっては決まらず、その実質によって決まるものであるということ。 《出典》 山高キガ故ニ貴カラズ、樹(キ)有ルヲ以(モッ)テ貴シト為(ナ)ス。人肥エタルガ故ニ貴カラズ、智有ルヲ以テ貴シト為ス。〔実語教(シ゛ツコ゛キョウ)〕

やまにせんねんうみにせんねん【山に千年海に千年】🔗🔉

やまにせんねんうみにせんねん【山に千年海に千年】 海に千年山に千年

やまのいもがうなぎになる【山の芋が鰻になる】🔗🔉

やまのいもがうなぎになる【山の芋が鰻になる】 世の中の状態や物事が、あるはずがないと思えるほど激しく変わることのたとえ。「山の芋鰻に化(ハ゛)ける」とも。 《類句》鷹(タカ)化して鳩(ハト)となる。雀(スス゛メ)変じて蛤(ハマク゛リ)となる。

やまをあてる【山を当てる】🔗🔉

やまをあてる【山を当てる】 成功すれば大きな利益になる、非常に不確実な物事をねらって、うまく成功する。 《例文》 「安く買った株で山を当てて巨万の富を得た。」 《参考》 「山」は、鉱山。鉱脈を幸運にも掘り当てることから。

やまをいうみをにる【山を鋳海を煮る】▽中国🔗🔉

やまをいうみをにる【山を鋳海を煮る】▽中国 《山からは鉱物を採掘して鋳物を作り、海からは海水を煮て塩を採るの意》国中に産物の豊かなことのたとえ。 《出典》 呉越ノ地、方千里、帯甲(よろいを着た兵士)十万、山ヲ鋳海ヲ煮ル、象犀(ソ゛ウサイ)(象牙と、犀の角)珠玉ノ富、天下ニ甲タリ(すぐれている)。〔蘇軾(ソショク)・表忠観碑〕

やまをぬく【山を抜く】▽中国🔗🔉

やまをぬく【山を抜く】▽中国 《山を引き抜くの意》非常に力の強いことのたとえ。 《参考》 力山を抜き気は世を蓋う。 《出典》 〔史記(シキ)・項羽本紀〕

やまい こうこうにいる【病 膏肓に入る】🔗🔉

やまい こうこうにいる【病 膏肓に入る】 ある道楽やある趣味などに夢中になって、もうどうにも手がつけられなくなるほどのめり込んでしまうこと。 ◎「膏肓」は病気がここに入ると治すのがむずかしいという心臓の下、横隔膜の上の部分。病気がついにこの膏肓に至ったということから。元来は、病気が重くなってもう治る見込みのないことを意味した。なお、「膏肓」は往々にして「肓」が「盲(もう)」と似ているところから「膏盲」と書き誤って「こうもう」と読み誤りやすい。 〔出〕春秋左伝

やまいじょうずにしにべた【病上手に死に下手】🔗🔉

やまいじょうずにしにべた【病上手に死に下手】 ちょくちょく病気にかかるような人は、かえってなかなか死なず、長生きするということ。 ◎「上手」は、病気をたびたびする意の「よくする」をしゃれていったもの。病気をたびたびするような者は、死ぬのが下手、つまり、なかなか死ねないの意から。 〔類〕一病息災 〔較〕All that shakes falls not.(ぐらついているもの必ずしも落ちず)

やまいなおりてくすしわする【病治りて薬師忘る】🔗🔉

やまいなおりてくすしわする【病治りて薬師忘る】 人は、苦しさから抜け出して楽になると、苦しいときに助けてもらった恩をたちまち忘れてしまうというたとえ。 ◎「薬師」は医者のこと。病気に悩まされていた間はただひたすら医者をありがたがり頼りにしていた者も、治ってしまうと医者のことなど思い出しもしないの意から。「病治りて医師忘る」とも言う。 〔類〕咽元過ぎれば熱さを忘れる/暑さ忘れれば陰忘れる

やまいはきから【病は気から】🔗🔉

やまいはきから【病は気から】 病気は気の持ちようひとつで、よくも悪くもなるということ。 〔較〕Care killed the cat.(心配は(九つの命を持つと言われる)猫さえ殺した)

やまいはくちよりいりわざわいはくちよりいず【病は口より入り禍は口より出ず】🔗🔉

やまいはくちよりいりわざわいはくちよりいず【病は口より入り禍は口より出ず】 病気は飲んだり食べたりする口からからだの中に入り込み、禍は口から出ることばによって引き起こされる。飲食としゃべることばには注意せよということ。 〔出〕太平御覧(たいへいぎょらん) 〔類〕禍は口から

やましのげんかん【山師の玄関】🔗🔉

やましのげんかん【山師の玄関】 内容・実質がないのに、見かけだけりっぱに飾りたてることのたとえ。 ◎「山師」は投機的なことで大儲(もう)けをたくらむ人。その山師が人を信用させるために玄関をりっぱにすることから。 〔類〕藪医者の玄関 〔較〕Make not the door wider than the house.(戸口を家より広くするな)

やまたかきがゆえにたっとからず【山高きが故に貴からず】🔗🔉

やまたかきがゆえにたっとからず【山高きが故に貴からず】 いくら外見がりっぱでも、内容が伴わなければなんにもならない。人間のねうちは見かけだけで決まるものではなく、すぐれた知恵のありなしがだいじなのだということ。 ◎この語のあとに「樹(き)あるを以(もっ)て貴しと為(な)す」と続き、山はただ高いから貴いのではなくて、そこに樹木があるから貴いのだと説く。なお、この「樹」は内容・実質の意。 〔出〕実語教(じつごきょう) 〔例〕「山高うして貴きは駿河(するが)なり」(古川柳)

やまどり かがみにむかいてなく【山鳥 鏡に向かいて鳴く】🔗🔉

やまどり かがみにむかいてなく【山鳥 鏡に向かいて鳴く】 友人を懐かしんで慕うことのたとえ。 ◎捕らえられてから三年間も鳴かなかった山鳥が、鏡に映る自分の姿を仲間の鳥だと思い込んで懐かしさのあまり鳴いたという中国の故事から。 〔出〕異苑

やまにつまずかずしてありづかにつまずく【山に躓かずして垤に躓く】🔗🔉

やまにつまずかずしてありづかにつまずく【山に躓かずして垤に躓く】 人間、大きい事は慎重に対処するから案外失敗をしないものだが、小さい事となると、往々にしておろそかに扱い、注意を怠ってとかく失敗をしがちなものだということ。 ◎「垤」は「蟻塚(ありづか)」のことで、「てつ」とも言う。大きな山にはつまずかずに、小さな蟻塚につまずいて転んでしまうの意から。 〔出〕韓非子(かんぴし) 〔較〕swallow an ox and be choked with the tail(雄牛を呑(の)み込んで尻尾(しっぽ)をのどにつまらせる)

やまにはまぐりをもとむ【山に蛤を求む】🔗🔉

やまにはまぐりをもとむ【山に蛤を求む】 とうてい不可能なこと、また、方法を誤れば、どんなに努力しても事は成就しないというたとえ。 ◎海でしかとれない蛤を山で探し求めるの意から。 〔類〕木に縁りて魚を求む/水中に火を求む

やまのいも うなぎになる【山の芋 鰻になる】🔗🔉

やまのいも うなぎになる【山の芋 鰻になる】 世の中、起こるはずのないことが起こったり、思いもよらない変化が生じたりするということ。 ◎いくら細長くて黒っぽいものどうしとは言え、山の芋が鰻になるなどあり得ないことが起こるの意から。「蕪(かぶ)は鶉(うずら)となり、山の芋鰻になる」とも言う。 〔例〕「山の芋うなぎに化ける法事をし」(古川柳) 〔類〕雀海に入って蛤となる

やまよりおおきないのししはでぬ【山より大きな猪は出ぬ】🔗🔉

やまよりおおきないのししはでぬ【山より大きな猪は出ぬ】 その猪がすんでいる山よりも大きな猪が出たなどというのは、いくらなんでも話がオーバーに過ぎる。入れ物よりも大きなものは入らない。大げさに言うのもほどほどにしろということ。

やまをかける【山をかける】🔗🔉

やまをかける【山をかける】 的中することを期待し、当てずっぽうにねらいをつけて事をすること。 ◎「山」は鉱脈をさぐる山野の仕事が当機的で当たりはずれが多かったことから、万一の幸運をたのんでおこなうことを言う。「山を張る」とも言う。

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