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あ・う【和ふ・韲ふ】🔗🔉

あ・う アフ 【和ふ・韲ふ】 (動ハ下二) ⇒あえる

あえ【和え・韲え】🔗🔉

あえ アヘ 【和え・韲え】 あえること。名詞に付いて,複合語をつくる。「―物」「胡麻―」

あえ-づくり【和え作り・韲え作り】🔗🔉

あえ-づくり アヘ― [3] 【和え作り・韲え作り】 魚介・鳥肉などを入れたあえもの。

あえ-もの【和え物・韲え物】🔗🔉

あえ-もの アヘ― [2][0] 【和え物・韲え物】 野菜・魚介などを,酢・味噌・胡麻(ゴマ)などとまぜた料理。

あ・える【和える・韲える】🔗🔉

あ・える アヘル [2] 【和える・韲える】 (動ア下一)[文]ハ下二 あ・ふ (1)野菜・魚介などを,酢・味噌・胡麻(ゴマ)などとまぜる。「酢みそで―・える」 (2)まぜっかえす。ごちゃごちゃにする。「長五郎さんの力持で,大事の帳合を―・へられた/歌舞伎・隅田春」

あま-な・う【和ふ・甘なふ】🔗🔉

あま-な・う ―ナフ 【和ふ・甘なふ】 (動ハ四) (1)和解する。同意する。「奏(モウ)す所を推(タズ)ね問ひて,相疑ふことを―・はしむ/日本書紀(継体訓)」 (2)甘んじて受ける。満足する。「古人の糟粕を―・つて,空く一生を区々の中に誤る/太平記 1」 (3)言葉をやわらげる。「事ヲ―・イ,面ヲヘツロウ/日葡」

かかつ-が-ゆ【和活油】🔗🔉

かかつ-が-ゆ クワクワツ― [4] 【和活油】 クワ科の常緑低木。暖地に生える。葉は狭楕円形。夏,葉腋に多数の黄色小花を球状につけ,花後球状の集合果を結ぶ。果実は黄赤色に熟し甘くて食べられる。ソンノイゲ。ヤマミカン。

か・す【和す】🔗🔉

か・す クワ― 【和す】 (動サ変) (1)他のものととけ合った状態にする。調和させる。わする。「虫声の喞々に―・して/蜃中楼(柳浪)」 (2)なごませる。やわらげる。「人ノ心ヲ―・スル/日葡」

なぎ【凪・和】🔗🔉

なぎ [2] 【凪・和】 なぐこと。風がやんで,波がなくなり,海面が穏やかになった状態。 ⇔時化(シケ) 「夕―」

な・ぐ【凪ぐ・和ぐ】🔗🔉

な・ぐ [1] 【凪ぐ・和ぐ】 ■一■ (動ガ五[四]) 〔「薙(ナ)ぐ」と同源か〕 風や波がおさまる。「海が―・ぐ」「風が―・ぐ」 ■二■ (動ガ上二) (1)心が静まる。「我(ア)が心どの―・ぐる日もなし/万葉 4173」 (2)穏やかになる。「雲もなく―・ぎたる朝の我なれや/古今(恋五)」 〔上代は上二段活用,のち四段活用〕

なご・し【和し】🔗🔉

なご・し 【和し】 (形ク) (1)なごやかである。おだやかである。「にはとりの声などさまざま―・う聞こえたり/蜻蛉(下)」 (2)やわらかである。柔軟である。「高麗(コマ)の紙の,はだこまかに―・うなつかしきが/源氏(梅枝)」

なご・す【和す】🔗🔉

なご・す 【和す】 (動サ四) 和らげる。おだやかにさせる。「歌の道,直なればこそ鬼神をも―・しむくなれ/謡曲・梅」

なご・む【和む】🔗🔉

なご・む [2] 【和む】 ■一■ (動マ五[四]) 気持ちがおだやかになる。なごやかになる。「優しい笑顔に心が―・む」「あら人神も―・むまで/後拾遺(雑三)」 ■二■ (動マ下二) ⇒なごめる

なご・める【和める】🔗🔉

なご・める [3] 【和める】 (動マ下一)[文]マ下二 なご・む おだやかにする。なだめる。しずめる。「神ヲ―・メル/ヘボン(三版)」「さて腹立てなむ,猶―・めさせおはしませ/落窪 2」

なご-や【和や】🔗🔉

なご-や 【和や】 〔「や」は接尾語〕 なごやかなこと。やわらかいもの。「蒸し衾(ブスマ)―が下に臥せれども妹とし寝(ネ)ねば肌し寒しも/万葉 524」 →にこや

なご-やか【和やか】🔗🔉

なご-やか [2] 【和やか】 (形動)[文]ナリ (1)気分がやわらいでいるさま。おだやか。「―な雰囲気」「―に話し合う」 (2)態度・物腰のやわらかなさま。しなやか。「狩衣姿なる男しのびやかにもてなし,―なれば/源氏(蓬生)」 [派生] ――さ(名)

なごや・ぐ【和やぐ】🔗🔉

なごや・ぐ [3] 【和やぐ】 (動ガ五[四]) なごやかになる。穏やかになる。「気持ちが―・いだ」「座が―・ぐ」

にき【和・熟】🔗🔉

にき 【和・熟】 〔中世以降は「にぎ」〕 名詞の上に付いて接頭語的に用いて,詳しい,柔らかな,細かい,穏やかな,などの意を表す。にこ。「―たえ」「―て」「―みたま」

にぎ【和・熟】🔗🔉

にぎ 【和・熟】 ⇒にき(和・熟)

にき-しね【和稲】🔗🔉

にき-しね 【和稲】 もみを取り除いた稲。にこしね。 ⇔荒稲(アラシネ) 「―・荒稲に/祝詞(広瀬大忌祭)」

にき・ぶ【和ぶ】🔗🔉

にき・ぶ 【和ぶ】 (動バ上二) くつろぐ。なれ親しむ。「大王(オオキミ)の命(ミコト)かしこみ―・びにし家を置き/万葉 79」

にこ【和・柔】🔗🔉

にこ 【和・柔】 〔「にこし」「にこやか」などの語根〕 他の語の上に付いて,柔らかな,柔和な,の意を表す。にき。「―毛(ゲ)」「―草」

にこ・-し【和し・柔し】🔗🔉

にこ・-し 【和し・柔し】 (形ク) やわらかい。おだやかである。「毛の―・き物,毛の荒き物/祝詞(広瀬大忌祭)」

にこ-しね【和稲】🔗🔉

にこ-しね 【和稲】 ⇒にきしね(和稲)

にこ・む【和む】🔗🔉

にこ・む 【和む】 (動マ四) なごむ。なごやかになる。「天神地祇共に―・む/日本書紀(崇神訓)」

にこ-や【和や・柔や】🔗🔉

にこ-や 【和や・柔や】 肌ざわりがやわらかいこと。また,やわらかなもの。「苧衾(ムシブスマ)―が下に/古事記(上)」 →なごや

にこ-やか【和やか】🔗🔉

にこ-やか [2] 【和やか】 (形動)[文]ナリ (1)うれしそうににこにこしているさま。「―な顔つき」 (2)ものやわらかなさま。優美なさま。「(筆跡ノ)―なる方の御なつかしさは,殊なるものを/源氏(梅枝)」 [派生] ――さ(名)

にこ-よか【和よか】🔗🔉

にこ-よか 【和よか】 (形動ナリ) (1)ものやわらかなさま。なごやか。「にこ草の―にしも思ほゆるかも/万葉 4309」 (2)にっこり笑うさま。にこやか。「葦垣の中のにこ草―に我と笑まして人に知らゆな/万葉 2762」

のど【閑・和】🔗🔉

のど 【閑・和】 (形動ナリ) 穏やかで,静かなさま。のどか。「立つ波も―には立たぬ/万葉 3339」「明日香川…流るる水も―にかあらまし/万葉 197」

のどま・る【和まる】🔗🔉

のどま・る 【和まる】 (動ラ四) 人の心や世相が落ち着く。のどかになる。「心も―・らず,目もくらき心地して/源氏(蜻蛉)」

のど・む【和む】🔗🔉

のど・む 【和む】 (動マ下二) (1)心や気持ちをゆったりさせる。のどかにする。「惑はれ侍る心をえ―・め侍らねば/源氏(葵)」 (2)動作が控えめに行われるようにする。「その七夕の裁ち縫ふ方を―・めて,長き契りにぞあえまし/源氏(帚木)」 (3)時日を延ばす。猶予する。「限りある御命にて此の世尽き給ひぬとも,ただ今すこし―・め給へ/源氏(若菜下)」

やまと-ごえ【倭音・和音】🔗🔉

やまと-ごえ ―ゴ [0] 【倭音・和音】 (漢音を唐声(カラゴエ)というのに対し)呉音。わおん。

やわ・す【和す】🔗🔉

やわ・す ヤハス 【和す】 (動サ四) 〔「やはらか」の「やは」の動詞化〕 (1)静まらせる。やわらげる。「言直し―・しまして/祝詞(大殿祭)」 (2)平定する。服従させる。「ちはやぶる人を―・せとまつろはぬ国を治めと/万葉 199」

やわら【柔ら・軟ら・和ら】🔗🔉

やわら ヤハラ [0] 【柔ら・軟ら・和ら】 ■一■ (名) (1)柔道。柔術。 (2)船が接触した時の衝撃を少なくするため舷側に下げる藁(ワラ)製の球。かませ。じんた。 ■二■ (名・形動) (1)やわらかなこと。多く複合語として用いる。「―だたみ」「―炭(ズミ)」 (2)おだやかで温厚な・こと(さま)。「私が―で申すうち,お返しなさるが,あなたのお為/歌舞伎・四谷怪談」

やわら-がみ【和ら紙】🔗🔉

やわら-がみ ヤハラ― [3] 【和ら紙】 やわらかな紙。鼻紙などに用いる。吉野紙。

やわらぎ【和らぎ】🔗🔉

やわらぎ ヤハラギ [0] 【和らぎ】 やわらぐこと。おだやかになること。また,その状態。

やわら・ぐ【和らぐ】🔗🔉

やわら・ぐ ヤハラグ [3] 【和らぐ】 〔形容動詞「やはら」の動詞化〕 ■一■ (動ガ五[四]) (1)激しさや厳しさが静まる。穏やかになる。「寒さが―・ぐ」「表情が―・ぐ」 (2)打ち解ける。むつまじくなる。「兄弟よろこび―・ぎて/日本書紀(顕宗訓)」 (3)やわらかになる。「水がかかれば殊の外―・いでよい/狂言記・皸」 ■二■ (動ガ下二) ⇒やわらげる

やわらげ【和らげ】🔗🔉

やわらげ ヤハラゲ 【和らげ】 難解な事柄を,やさしく説明すること。「フンベツシニクキコトバノ―/天草本伊曾保」

やわら・げる【和らげる】🔗🔉

やわら・げる ヤハラゲル [4] 【和らげる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 やはら・ぐ (1)やわらぐようにする。「緊張を―・げる」「男女の中をも―・げ/古今(仮名序)」 (2)わかりやすくする。平易にする。「万葉集を―・げられけるもこの御すすめとぞ/十訓 7」

わ【和】🔗🔉

[1] 【和】 (1)対立や疎外がなく,集団がまとまっている状態。仲よく,協力しあう気持ち。「―を保つ」 (2)争いをやめること。仲直り。「―を結ぶ」 (3)うまく調和のとれていること。つり合いのとれていること。 (4)〔数〕 二つ以上の数を加えた結果の数。 ⇔差

わ=を講・じる🔗🔉

――を講・じる 戦争を終結して,平和を回復することに合意する。講和する。

わ【倭・和】🔗🔉

【倭・和】 中国・朝鮮で用いられた日本の古称。また,日本の自称。

わいない【和井内】🔗🔉

わいないナイ 【和井内】 姓氏の一。

わいない-さだゆき【和井内貞行】🔗🔉

わいない-さだゆきナイ― 【和井内貞行】 (1858-1922) 養魚事業家。秋田県生まれ。魚がすまないとされた十和田湖に,北海道支笏(シコツ)湖からヒメマスを移し,養殖に成功した。

わ-いん【和韻】🔗🔉

わ-いんン [0] 【和韻】 漢詩で,他人の詩と同じ韻を使って詩を作ること。

わ-いん【和院】🔗🔉

わ-いんン 【和院】 (代) 二人称。僧に対して親しみの気持ちで用いる。「其の程は―は息みて居たれ/今昔 29」

わ-えい【和英】🔗🔉

わ-えい [0] 【和英】 (1)日本とイギリス。日本語と英語。 (2)「和英辞典」の略。

わえい-じてん【和英辞典】🔗🔉

わえい-じてん [4] 【和英辞典】 ある日本語に相当する英語を求める辞書。 ⇔英和辞典

わえいごりんしゅうせい【和英語林集成】🔗🔉

わえいごりんしゅうせい ワエイゴリンシフセイ 【和英語林集成】 和英辞典。巻末に英和を付す。ヘボン著。1867年上海印刷,横浜刊。改訂増補した再版が72年(明治5),さらに大幅な改訂増補がなされた三版が86年に出た。幕末・明治初期の国語資料としても重要視されている。

わ-えつ【和悦】🔗🔉

わ-えつ [0] 【和悦】 (名)スル 心をやわらげて,よろこぶこと。「万物―する」

わ-おん【和音】🔗🔉

わ-おん [1] 【和音】 (1)高さの異なる二つ以上の音が同時に鳴ることによって生ずる合成された音響。主に音楽でいう。コード。和弦。かおん。 〔俗に「ハーモニー」とも〕 →和声(ワセイ) (2)日本流の漢字音。平安時代には,漢音を正音とするのに対して,呉音系をいう。また,漢音・呉音などに対して,日本的に変化した音である慣用音をいうこともある。

わおん-きごう【和音記号】🔗🔉

わおん-きごう ―ガウ [4] 【和音記号】 〔音〕 和音の種類・位置・機能などを指示する記号。一般に文字や数字が用いられる。コード-ネームもこれにあたる。

わ-か【和歌・倭歌】🔗🔉

わ-か [1] 【和歌・倭歌】 (1)漢詩に対して,奈良時代までに発生した日本固有の詩歌の称。長歌・短歌・旋頭(セドウ)歌・片歌などの総称。後世,他の形式がすたれ,もっぱら短歌をさすようになった。やまとうた。 (2)〔万葉集の題詞から〕 和(コタ)える歌。唱和した歌。かえしうた。 (3)(普通「ワカ」と書く)能で,多く舞の直後に来る謡物。短歌の形式をなす。

わか=を揚(ア)・ぐ🔗🔉

――を揚(ア)・ぐ (高音で)祝いの歌をうたう。「めでたい―・げて,舞くだりにいたせ/狂言・三人夫」

わ-かい【和解】🔗🔉

わ-かい [0] 【和解】 (名)スル (1)争いをやめ,仲直りすること。 (2)〔法〕 民事上の紛争で,紛争当事者が互いに譲歩しあってその争いをやめること。当事者の契約による裁判外の和解と,確定判決と同一の効力を持つ裁判所により行われる裁判上の和解がある。 (3)「わげ(和解)」に同じ。

わかい【和解】🔗🔉

わかい 【和解】 小説。志賀直哉作。1917年(大正6)発表。長年にわたる父との確執,和解の成立までを,ほぼ事実に即して描く。

わ-がく【和学・倭学】🔗🔉

わ-がく [0] 【和学・倭学】 日本古来の文学・言語・歴史・有職などを研究する学問。国学。皇学。 →漢学 →洋学

わがく-こうだんしょ【和学講談所】🔗🔉

わがく-こうだんしょ ―カウダン― 【和学講談所】 1793年,塙保己一が幕府公認のもとに創設した,和学の教授や文献史料の収集整理を行う学問所。「群書類従」「武家名目抄」などを編纂(ヘンサン)。1868年廃止。和学所。

わがく-しゃ【和学者】🔗🔉

わがく-しゃ [3][2] 【和学者】 和学を修めた人。和学を研究している人。

わがく-しょ【和学所】🔗🔉

わがく-しょ 【和学所】 和学講談所の略称。

わ-がく【和楽】🔗🔉

わ-がく [1] 【和楽】 日本古来の音楽。邦楽。

わかくほん【和歌九品】🔗🔉

わかくほん 【和歌九品】 〔「わかくぼん」とも〕 平安中期の歌論書。一巻。藤原公任著。1009年以後に成立。和歌を九品等に分け,例歌を二首ずつ挙げて批評する。余情を最も重んじている。

わか-さんじん【和歌三神】🔗🔉

わか-さんじん [1]-[0][3] 【和歌三神】 和歌の守護神と仰がれる三柱の神。普通,住吉明神・玉津島明神・柿本人麻呂をいうが,住吉明神・玉津島明神・天満天神,または柿本人麻呂・山部赤人・衣通姫(ソトオリヒメ)とするなど,諸説がある。

わ-がし【和菓子】🔗🔉

わ-がし ―グワシ [2] 【和菓子】 洋菓子に対して,日本風の菓子をいう。羊羹(ヨウカン)・最中(モナカ)・餅菓子・饅頭(マンジユウ)・求肥(ギユウヒ)など。

わか-ししき【和歌四式】🔗🔉

わか-ししき 【和歌四式】 奈良・平安時代の四つの歌学書「歌経標式」「喜撰式」「孫姫(ヒコヒメ)式」の和歌三式と「石見女(イワミノジヨ)式」の総称。四家式。

わか-してんのう【和歌四天王】🔗🔉

わか-してんのう ―シテンワウ [1]-[4][6] 【和歌四天王】 和歌に優れた四人。 (1)鎌倉末から南北朝時代にかけての二条派の歌僧,頓阿・慶運・浄弁・吉田兼好の称。為世門の四天王。 (2)江戸後期,京都にいた四人の歌人。澄月(1714-1798)・慈延(1748-1805)・小沢蘆庵・伴蒿蹊(バンコウケイ)の称。平安の四天王。

わかどうもうしょう【和歌童蒙抄】🔗🔉

わかどうもうしょう ―セウ 【和歌童蒙抄】 歌学書。一〇巻。藤原範兼著。一二世紀中頃の成立。万葉集をはじめ諸歌集の歌語を分類注釈した九巻と,雑体・歌の病・歌合判を論じた一巻とから成る。六条家の歌学に影響を与えた。

わか-どころ【和歌所】🔗🔉

わか-どころ 【和歌所】 宮中で,和歌の講義・勅撰和歌集の編纂(ヘンサン)をつかさどった役所。951年,村上天皇が梨壺に設置したのにはじまるが,常設の機関ではない。明治になって,御歌所として復活。

わか-の-うら【和歌浦】🔗🔉

わか-の-うら 【和歌浦】 和歌山市南部の海岸景勝地。和歌川河口を占め,片男波(カタオナミ)の砂嘴(サシ)に囲まれる。東照宮・天満宮・玉津島神社などがあり,北西に新和歌浦・奥和歌浦が連なる。((歌枕))「―に潮満ち来れば潟(カタ)をなみ葦辺(アシヘ)をさして鶴(タズ)鳴き渡る/万葉 919」

わか-ばやし【若囃子・和歌囃子】🔗🔉

わか-ばやし [3] 【若囃子・和歌囃子】 囃子の一種。享保年間(1716-1736),武蔵国葛西金町香取明神の神主の能勢環(ノセタマキ)が村内の若者らに教え,祭礼に出したことに始まるという。騒々しいので「ばか囃子」と俗称。葛西(カサイ)囃子。

わかやえがき【和歌八重垣】🔗🔉

わかやえがき ワカヤヘガキ 【和歌八重垣】 歌学書。七巻。有賀長伯(アルガチヨウハク)著。1700年刊。和歌を詠む心得や,学び方,会席の作法,禁制用捨の説明など,初心者のための啓蒙書。

わかやま【和歌山】🔗🔉

わかやま 【和歌山】 (1)近畿地方南西部の県。かつての紀伊国の大部分を占める。西は紀伊水道,南は太平洋に面する。紀伊山地が大部分を占め,北部に和泉山脈,北西部に和歌山平野がある。県庁所在地,和歌山市。 (2)和歌山県北西部の市。県庁所在地。紀川下流域を占める。近世,紀州徳川氏五五万石の城下町。吉野杉の集散地で,製材・木工業が盛ん。臨海部は重化学工業地帯。紀三井寺・和歌浦がある。

わかやま-けんりついかだいがく【和歌山県立医科大学】🔗🔉

わかやま-けんりついかだいがく ―イクワダイガク 【和歌山県立医科大学】 公立大学の一。創立は1874年(明治7)の和歌山医学校にさかのぼり,1945年(昭和20)設立の県立医学専門学校を母体として,48年設立。52年新制大学となる。本部は和歌山市。

わかやま-せん【和歌山線】🔗🔉

わかやま-せん 【和歌山線】 JR 西日本の鉄道線。奈良県王寺(オウジ)・高田・五条・和歌山間,87.9キロメートル。奈良盆地と紀川流域を結ぶ。

わかやま-だいがく【和歌山大学】🔗🔉

わかやま-だいがく 【和歌山大学】 国立大学の一。1922年(大正11)創立の和歌山高商(のち和歌山経専)と和歌山師範・同青年師範が合併し,49年(昭和24)新制大学となる。本部は和歌山市。

わ-がわら【和瓦】🔗🔉

わ-がわら ―ガハラ [2] 【和瓦】 「日本瓦」に同じ。

わ-かん【和姦】🔗🔉

わ-かん [0] 【和姦】 男女の合意の上での姦通。 ⇔強姦(ゴウカン)

わ-かん【和漢】🔗🔉

わ-かん [1] 【和漢】 (1)日本と中国。 (2)和文と漢文。 (3)「和漢連句」の略。

わかん-こんこうぶん【和漢混交文・和漢混淆文】🔗🔉

わかん-こんこうぶん ―コンカウ― [1]-[3] 【和漢混交文・和漢混淆文】 和文体と漢文訓読文体とを混用した文体。平安時代後期に発生し,特に鎌倉時代以降の軍記物語などに用いられ,一般にひろまった。

わかんさんさいずえ【和漢三才図会】🔗🔉

わかんさんさいずえ ワカンサンサイヅ 【和漢三才図会】 図入り百科事典。一〇五巻。寺島良安著。1712年(正徳2)成立。中国の「三才図会」にならって,和漢の万物を図を掲げ,漢文で解説を付す。

わ-ぐら【倭鞍・和鞍】🔗🔉

わ-ぐら [0] 【倭鞍・和鞍】 (1)洋鞍に対して,日本の伝統的な馬具の総称。 (2)「大和鞍(ヤマトグラ)」に同じ。

わ-げ【和解】🔗🔉

わ-げ [1] 【和解】 (名)スル (1)外国語を日本語で解釈すること。また,難しい語句をわかりやすく説明すること。「願ふは―して給ひね/読本・美少年録」 (2)「わかい(和解){(1)}」に同じ。「君の―を勧むるや誠に謝す可しと雖ども/花柳春話(純一郎)」

わ・す【和す】🔗🔉

わ・す [1] 【和す】 ■一■ (動サ五) 〔サ変動詞「和する」の五段化〕 「和する」に同じ。「歌声が―・す」 ■二■ (動サ変) ⇒わする

わ・する【和する】🔗🔉

わ・する [2] 【和する】 (動サ変)[文]サ変 わ・す (1)仲よくする。したしむ。「夫婦あい―・する」「隣邦と―・する」 (2)調子を合わせる。声を合わせる。「会長の音頭(オンド)に―・して,万歳を三唱する」 (3)混ぜ合わせる。調和して一つになる。「是れ金明水に―・して醸せるものと/不二の高根(麗水)」「(ムギコ)を蘇蜜に―・して其御身に塗り/今昔 3」 (4)おだやかになる。なごむ。「春風の―・するが如く/福翁百話(諭吉)」 (5)他人の漢詩の韻に合わせて漢詩を作る。 (6)外国語の表現を日本語に改める。「ラチンヲ―・シテ日本ノ口ト為スモノナリ/天草本伊曾保」

和して同ぜず🔗🔉

和して同ぜず 〔論語(子路)〕 人と仲よく交際はしても,おもねって自説を曲げるようなことはしない。

わ-ばな【和花】🔗🔉

わ-ばな [0] 【和花】 古くから日本で栽培されている草花。 ⇔洋花(ヨウバナ)

わ-らく【和楽】🔗🔉

わ-らく [0][1] 【和楽】 (名)スル なごやかに楽しむこと。「風俗改変して人心―するなり/明六雑誌 23」

あえる【和える】(和英)🔗🔉

あえる【和える】 《料理》dress.→英和

なごむ【和む】(和英)🔗🔉

なごむ【和む】 calm down;be softened.

なごやか【和やかな(に)】(和英)🔗🔉

なごやか【和やかな(に)】 peaceful(ly);→英和 mild(ly);→英和 genial (にこやかな).→英和

やわらぐ【和らぐ】(和英)🔗🔉

やわらぐ【和らぐ】 soften;→英和 lessen (苦痛などが);→英和 calm[cool]down (心が);moderate (暑さが).→英和

やわらげる【和らげる】(和英)🔗🔉

やわらげる【和らげる】 soften;→英和 [苦痛などを]allay;→英和 ease;→英和 lessen;→英和 relieve;→英和 [心を]soothe;→英和 calm (down).→英和

わ【和】(和英)🔗🔉

わ【和】 [合計]the sum (total);→英和 ⇒和解,平和.〜を結ぶ make[conclude]peace.〜を乞う sue for peace.2と2の〜 ⇒足す.

わえい【和英辞典】(和英)🔗🔉

わえい【和英辞典】 a Japanese-English dictionary.

わおん【和音】(和英)🔗🔉

わおん【和音】 《楽》harmony.→英和

わか【和歌(をよむ)】(和英)🔗🔉

わか【和歌(をよむ)】 (compose) a tanka[a 31-syllable Japanese poem].

わかい【和解する】(和英)🔗🔉

わかい【和解する】 be reconciled;come to[reach]a peaceful settlement (事が).

わかん【和漢の(学)】(和英)🔗🔉

わかん【和漢の(学)】 Japanese and Chinese (classics).

わする【和する】(和英)🔗🔉

わする【和する】 be in harmony(調和);make peace(仲よくする).

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