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あ・う【△和ふ・×韲ふ】あふ🔗🔉

あ・う【和ふ・×韲ふ】あふ [動ハ下二]「あえる」の文語形。

あえ【△和え・×韲え】あへ🔗🔉

あえ【和え・×韲え】あへ あえたもの。あえもの。「なすのごま―」

あえ‐づくり【△和え作り・×韲え作り】あへ‐🔗🔉

あえ‐づくり【和え作り・×韲え作り】あへ‐ 小さく切った魚肉などをあえて作る料理。ぬたあえの類。

あえ‐もの【△和え物・×韲え物】あへ‐🔗🔉

あえ‐もの【和え物・×韲え物】あへ‐ 野菜・魚介などを、味噌・酢・ごま・からしなどでまぜ合わせた料理。

あ・える【△和える・×韲える】あへる🔗🔉

あ・える【和える・×韲える】あへる [動ア下一]あ・ふ[ハ下二]《他と合わせる意の「合う」から》野菜や魚介などに酢・味噌・ごま・からしなどをまぜ合わせる。「青菜をごまで―・える」まぜかえす。ごたごたする。「かりそめの事もお目出度いお目出度いで―・へる」〈咄・機嫌嚢・一〉

アビリンピック【和Abilympic】🔗🔉

アビリンピック【和Abilympic】 《ability+Olympicから》身体障害者が製図・旋盤・ラジオの修理などの技能を競い、職業能力を人々に示そうとする大会。昭和四七年(一九七二)に第一回大会が行われた。全国障害者技能競技大会。

あま‐な・う【△和ふ・甘なふ】‐なふ🔗🔉

あま‐な・う【和ふ・甘なふ】‐なふ [動ハ四]同意する。承知する。「しかれども、玖賀媛(くがひめ)―・はず」〈仁徳紀〉甘んじて受け入れる。与えられたものに満足する。「清貧を―・ひて」〈読・雨月・菊花の約〉人の心に合うようにする。機嫌をとる。「言(こと)ヲ―・イ面ヲヘツラウ」〈日葡〉

か‐おん【△和音】クワ‐🔗🔉

か‐おん【和音】クワ‐ 「わおん(和音)」の旧称。

か‐き【△和気】クワ‐🔗🔉

か‐き【和気】クワ‐わき(和気)」に同じ。「―香風の中(うち)に、臥榻(がとう)を据えて」〈二葉亭・浮雲〉

か・す【△和す】クワす🔗🔉

か・す【和す】クワす [動サ変]混じり合う。混じり合わせる。調和させる。「失敬の挨拶は、ゴツサイの掛声に―・し」〈逍遥・当世書生気質〉気持ちがなごむ。また、なごませる。やわらげる。「酔(ゑ)ひに―・してこの事を語り出されたるに」〈太平記・三二〉

かず‐の‐みや【和宮】🔗🔉

かず‐の‐みや【和宮】一八四六〜一八七七]仁孝天皇の皇女。孝明天皇の妹。名は親子(ちかこ)。公武合体運動のため、一四代将軍徳川家茂(いえもち)に降嫁。家茂の死後に剃髪(ていはつ)、静寛院宮と称した。江戸開城の陰の力となった。

なぎ【×凪・△和ぎ】🔗🔉

なぎ【×凪・和ぎ】 風がやんで、波がなくなり、海面が静まること。朝凪や夕凪。「べた―」時化(しけ)。◆「凪」は国字。

な・ぐ【×凪ぐ・△和ぐ】🔗🔉

な・ぐ【×凪ぐ・和ぐ】 [動ガ五(四)](凪ぐ)風がやんで波が静かになる。風波がおさまる。「―・いだ海」(和ぐ)気持ちが穏やかになる。なごむ。「心が―・ぐ」[動ガ上二]に同じ。「海つ路の―・ぎなむ時も渡らなむかく立つ波に舟出すべしや」〈万・一七八一〉天候が穏やかになる。よく晴れわたる。「雲もなく―・ぎたる朝の我なれやいとはれてのみ世をば経ぬらむ」〈古今・恋五〉に同じ。「天離る鄙(ひな)とも著(しる)くここだくも繁き恋かも―・ぐる日もなく」〈万・四〇一九〉◆「凪」は国字。

なご・し【△和し】🔗🔉

なご・し【和し】 [形ク]なごやかである。穏やかである。「鶏の声など、さまざま―・うきこえたり」〈かげろふ・下〉柔らかである。「高麗(こま)の紙の膚こまかに―・うなつかしきが」〈源・梅枝〉

なご・す【△和す】🔗🔉

なご・す【和す】 [動サ四]柔らげる。穏やかにする。また、従わせる。「みちのく常陸のあら夷(えびす)等をよく―・し給ふ」〈読・春雨・捨石丸〉

なご・む【和む】🔗🔉

なご・む【和む】 [動マ五(四)]気持ちなどがやわらいで落ち着く。なごやかになる。「すさんだ気分が―・む」[動マ下二]気持ちなどをやわらげる。なごやかにする。「さて腹だてなむ、なほ―・めさせおはしませ」〈落窪・二〉

なご‐や【和や】🔗🔉

なご‐や【和や】 《「や」は接尾語》柔らかなもの。荒々しくないもの。「蒸衾(むしぶすま)―が下に臥せれども妹とし寝ねば肌し寒しも」〈万・五二四〉

なご‐やか【和やか】🔗🔉

なご‐やか【和やか】 [形動][ナリ]ものやわらかなさま。穏やかなさま。「―な家庭」「話し合いは―に進んだ」

にき【△和・△熟】🔗🔉

にき【和・熟】 〔語素〕《中世以降「にぎ」とも》名詞の上に付いて、やわらかな、しなやかな、穏やかな、などの意を表す。「―たえ(和妙)」「―て(和幣)」

にき‐しね【△和△稲】🔗🔉

にき‐しね【稲】 《後世は「にぎしね」とも》もみをすりとった稲。にこしね。「みかの腹満(み)てならべて、―、荒稲に」〈祝詞・竜田風神祭〉

にき・ぶ【△和ぶ】🔗🔉

にき・ぶ【和ぶ】 [動バ上二]なれ親しむ。うちとける。「―・びにし家ゆも出でて」〈万・四八一〉

にこ【△和・△柔】🔗🔉

にこ【和・柔】 〔語素〕やわらかい、こまかいの意を表す。「―やか」「―毛」

にこ・し【△和し・△柔し】🔗🔉

にこ・し【和し・柔し】 [形ク]やわらかい。荒々しくない。穏やかである。「毛の―・き物、毛の荒き物」〈祝詞・広瀬大忌祭〉

にこ‐や【△和や・△柔や】🔗🔉

にこ‐や【和や・柔や】 やわらかいこと。また、そのもの。「蠶衾(むしぶすま)―が下に」〈記・上・歌謡〉

にこ‐やか【△和やか・△柔やか】🔗🔉

にこ‐やか【和やか・柔やか】 [形動][ナリ]ほほえみを浮かべるさま。にこにこしているさま。「―にあいさつを返す」物腰・筆跡などの、柔らかいさま。「―なる方の懐かしさは」〈源・梅枝〉

にこ‐よか【△和よか・△柔よか】🔗🔉

にこ‐よか【和よか・柔よか】 [形動ナリ]「にこやか」に同じ。「秋風になびく川辺(かはび)のにこ草の―にしも思ほゆるかも」〈万・四三〇九〉

のど【△閑・△和】🔗🔉

のど【閑・和】 [形動ナリ]のどか」に同じ。「明日香川しがらみ渡し塞かませば流るる水も―にかあらまし」〈万・一九七〉平穏無事であるさま。「大君の辺(へ)にこそ死なめ―には死なじ」〈続紀・聖武・歌謡〉

のどま・る【△和まる】🔗🔉

のどま・る【和まる】 [動ラ四]のどかになる。落ち着く。静まる。ゆったりとなる。「何となく心―・る世なくこそありけれ」〈源・須磨〉

のど・む【△和む】🔗🔉

のど・む【和む】 [動マ下二]気持ちなどを落ち着かせる。やわらげる。静める。「心―・めて、人遣(や)りならぬ闇に惑はむ道の光にもし侍らむ」〈源・柏木〉物事や動作を控えめにする。ゆるめる。「このもののたまふ声を、少し―・めて聞かせ給へ」〈源・常夏〉時間をのばす。猶予する。「限りある御命にて、この世尽き給ひぬとも、ただ、いましばし―・め給へ」〈源・若菜下〉

ビニロン【和vinylon】🔗🔉

ビニロン【和vinylon】 《vinylとnylonの合成語》ポリビニルアルコールを溶解して紡糸し、熱処理してからアセタール化して作る合成繊維。日本で一九三九年に開発。摩擦に耐え、吸湿性がよく、酸やアルカリに強い。服地・ロープ・漁網などに広く利用。

やまと‐ごえ【×倭△音・△和△音】‐ごゑ🔗🔉

やまと‐ごえ【×音・音】‐ごゑ 呉音。漢音を「からごえ」というのに対していう。わおん。

やわ・す【△和す】やはす🔗🔉

やわ・す【和す】やはす [動サ四]やわらげる。また、平和にさせる。帰服させる。「ちはやぶる人を―・せとまつろはぬ国を治めと」〈万・一九九〉

やわら‐がみ【△和ら紙】やはら‐🔗🔉

やわら‐がみ【和ら紙】やはら‐ 大和国吉野から産した薄手の和紙。鼻紙などに用いた。吉野紙。

やわらぎ【和らぎ】やはらぎ🔗🔉

やわらぎ【和らぎ】やはらぎ やわらぐこと。また、その状態。「心の―をおぼえる」

やわら・ぐ【和らぐ】やはらぐ🔗🔉

やわら・ぐ【和らぐ】やはらぐ [動ガ五(四)]程度のはなはだしかったものがおだやかな状態になる。しずまる。「暑さが―・ぐ」「痛みが―・ぐ」堅苦しさやとげとげしさがなくなる。なごやかになる。「態度が―・ぐ」「表情が―・ぐ」やわらかくなる。しなやかになる。「あかぎれなどには、水がかかればことの外―・いでよいといふ」〈狂言記・皹〉うちとけてむつまじくなる。「今、この治まれる御代に随ひ、ともに―・ぎつつ」〈一茶・おらが春〉[動ガ下二]「やわらげる」の文語形。

やわらげ【和らげ】やはらげ🔗🔉

やわらげ【和らげ】やはらげ むずかしい事柄をわかりやすく説明すること。〈日葡〉

やわら・げる【和らげる】やはらげる🔗🔉

やわら・げる【和らげる】やはらげる [動ガ下一]やはら・ぐ[ガ下二]おだやかになるようにする。「怒りを―・げる」「苦痛を―・げる」わかりやすくする。くだいた言い回しにする。「表現を―・げる」

わ【和】🔗🔉

わ【和】 仲よくすること。互いに相手を大切にし、協力し合う関係にあること。「人の―」「家族の―」仲直りすること。争いをやめること。「―を結ぶ」「―を講じる」調和のとれていること。「大いに身体の―を傷(やぶ)り」〈中村訳・西国立志編〉ある数や式に他の数や式を加えて得られた結果の数や式。差。

わ【×倭・和】🔗🔉

わ【×倭・和】 日本人の住む国。日本のもの。古代、中国から日本を呼んだ名。

わ【我・×吾・和】🔗🔉

わ【我・×吾・和】 [代]一人称の人代名詞。われ。わたくし。「大野山霧立ち渡る―が嘆くおきその風に霧立ち渡る」〈万・七九九〉〔接頭〕名詞・代名詞に付く。親愛の情を表す。「―おとこ」「―ぎみ」「保つべき様を知らねば、―主の為には益(かひ)あらじ」〈今昔・二七・四〇〉軽んじあなどる気持ちを表す。「―法師めが、人あなづりして」〈著聞集・一〇〉

わいない‐さだゆき【和井内貞行】わゐない‐🔗🔉

わいない‐さだゆき【和井内貞行】わゐない‐一八五八〜一九二二]水産増殖研究家。秋田の生まれ。魚類の生息しない十和田湖で、支笏(しこつ)湖産のヒメマスの養殖に成功。

わ‐いん【和韻】‐ヰン🔗🔉

わ‐いん【和韻】‐ヰン 漢詩で、他人の詩に和し、同一の韻を用いて詩を作ること。原作と同一の字を同一の順に用いる次韻、順にこだわらずに用いる用韻、同一の韻に属する他の字を用いる依韻の三体がある。

わ‐いん【和院】‐ヰン🔗🔉

わ‐いん【和院】‐ヰン [代]二人称の人代名詞。僧侶に向かって親愛の気持ちをこめてよぶ語。和僧。「その程は―はやすみて居たれ」〈今昔・二九・一七〉

わ‐えい【和英】🔗🔉

わ‐えい【和英】 日本語と英語。「和英辞典」の略。

わえいごりんしゅうせい【和英語林集成】ワエイゴリンシフセイ🔗🔉

わえいごりんしゅうせい【和英語林集成】ワエイゴリンシフセイ (シフセイ)日本最初の和英辞典。一冊。ヘボン著。初版は慶応三年(一八六七)刊。再版は明治五年(一八七二)刊。明治一九年(一八八六)の第三版に用いたつづり方がヘボン式ローマ字綴り方。「日葡(につぽ)辞書」などの影響もみられるが、幕末から明治初期にかけての日本語をよくとらえた記述がみられる。

わえい‐じてん【和英辞典】🔗🔉

わえい‐じてん【和英辞典】 日本語を見出し語とし、それに相当する英語をつけた辞典。

わ‐おん【和音・×倭音】🔗🔉

わ‐おん【和音・×倭音】 日本流の漢字音。平安時代までは、正音とされた漢音に対して呉音系の音をいう。また、漢音・呉音以外の慣用音をいうこともある。(和音)二つ以上の高さの異なる音が同時に鳴るときの合成音の響き。和弦。コード。かおん。

わ‐か【和歌・×倭歌】🔗🔉

わ‐か【和歌・×倭歌】 漢詩に対して、上代から行われた日本固有の詩歌。五音と七音を基調とする長歌・短歌・旋頭歌(せどうか)・片歌(かたうた)などの総称。平安時代以降は主に短歌をさすようになった。やまとうた。《万葉集の題詞にみえる「和(こた)ふる歌」から》答えの歌。返し歌。(ふつう「ワカ」と書く)能で、舞の直後または直前にある謡い物。詞章は短歌形式を基本とする。

わ‐かい【和解】🔗🔉

わ‐かい【和解】 [名]スル争っていたもの、反発しあっていたものが仲直りすること。「対立する二派が―する」民事上の紛争で、当事者が互いに譲歩して争いをやめること。契約によるものと、裁判所においてなされるものとがある。わげ(和解)

わ‐がく【和学・×倭学】🔗🔉

わ‐がく【和学・×倭学】 日本古来の文学・歴史・有職故実(ゆうそくこじつ)などを研究する学問。国学。皇学。→漢学 →洋学

わ‐がく【和楽】🔗🔉

わ‐がく【和楽】 日本古来の伝統的な音楽。邦楽。

わがく‐こうだんしょ【和学講談所】‐カウダンシヨ🔗🔉

わがく‐こうだんしょ【和学講談所】‐カウダンシヨ 寛政五年(一七九三)塙保己一(はなわほきいち)が幕府の公許を得て江戸に設立した学舎。国史・律令を講じ、「群書類従」「武家名目抄」などを編纂(へんさん)。慶応四年(一八六八)廃止。和学所。

わがく‐しゃ【和学者】🔗🔉

わがく‐しゃ【和学者】 和学の学者。国学者。「世間の儒者―などの」〈福沢・学問のすゝめ〉

わがく‐しょ【和学所】🔗🔉

わがく‐しょ【和学所】 「和学講談所」の略称。

わかくほん【和歌九品】🔗🔉

わかくほん【和歌九品】 平安中期の歌論書。一巻。藤原公任著。寛弘六年(一〇〇九)以後の成立とされる。和歌を九つの品等に分け、それぞれ二首の例歌をあげて優劣を論じたもの。余情を最高としている。

わか‐さんじん【和歌三神】🔗🔉

わか‐さんじん【和歌三神】 和歌を守護する三柱の神。普通には、住吉明神・玉津島明神・柿本人麻呂。その他、衣通姫(そとおりひめ)・柿本人麻呂・山部赤人とするなど諸説がある。

わ‐がし【和菓子】‐グワシ🔗🔉

わ‐がし【和菓子】‐グワシ 日本風の菓子。製法により、生菓子・干菓子・半生菓子などに大別される。羊羹(ようかん)・最中(もなか)・煎餅(せんべい)など。洋菓子。

わか‐ししき【和歌四式】🔗🔉

わか‐ししき【和歌四式】 四つの歌学書。奈良時代の「歌経(かきよう)標式」と平安時代の「喜撰式」「孫姫(ひこひめ)式」「石見女(いわみのじよ)式」の総称。四家式。

わか‐してんのう【和歌四天王】‐シテンワウ🔗🔉

わか‐してんのう【和歌四天王】‐シテンワウ 和歌にすぐれた四人の称。鎌倉末期から南北朝時代に活躍した二条派の頓阿・慶運・浄弁・兼好。また、江戸時代に京都に住んだ澄月・慈延・小沢蘆庵・伴蒿蹊(ばんこうけい)

わかどうもうしょう【和歌童蒙抄】ワカドウモウセウ🔗🔉

わかどうもうしょう【和歌童蒙抄】ワカドウモウセウ 平安後期の歌学書。一〇巻。藤原範兼著。久安元年(一一四五)ごろの成立か。万葉集以下の諸歌集の歌を、日・月など二二項の部類に分けて語釈・出典を記し、さらに雑体・歌病(かへい)・歌合判について述べたもの。

わか‐どころ【和歌所】🔗🔉

わか‐どころ【和歌所】 勅撰和歌集の編纂(へんさん)のために宮中に設けられた臨時の役所。天暦五年(九五一)村上天皇が梨壺(なしつぼ)に設置したのに始まる。別当・開闔(かいこう)・寄人(よりゆうど)などが置かれた。→御歌所(おうたどころ)

わか‐の‐うら【和歌浦】🔗🔉

わか‐の‐うら【和歌浦】 和歌山市南部の海岸。和歌川の河口の、片男波(かたおなみ)と称する砂嘴(さし)に囲まれる入り江。玉津島神社・不老橋・観海閣などがあり、西に新和歌浦が連なる。《歌枕》「―に潮満ち来れば潟をなみ葦辺をさして鶴(たづ)鳴き渡る」〈万・九一九〉

わか‐ばやし【若×囃子・和歌×囃子】🔗🔉

わか‐ばやし【若×囃子・和歌×囃子】 祭り囃子の一。享保(一七一六〜一七三六)ごろに武蔵国葛西金町(東京都葛飾区金町)の香取明神の神主能勢環(のせたまき)が村の若者を集めて創始したという。馬鹿囃子。葛西囃子。

わかやえがき【和歌八重垣】ワカやへがき🔗🔉

わかやえがき【和歌八重垣】ワカやへがき 江戸中期の歌学書。七巻。有賀長伯著。元禄一三年(一七〇〇)刊。和歌の心得・作法・用語などを解説した入門書。

わかやま【和歌山】🔗🔉

わかやま【和歌山】 近畿地方南部の県。紀伊半島の南西部を占め、奈良・三重県境の間に飛び地をもつ。もとの紀伊国の大部分にあたる。和歌山県北西部の市。県庁所在地。紀川河口部にある。もと徳川氏の城下町。古くから吉野杉の集散地で、製材・木工業や化学工業が盛ん。紀三井寺(きみいでら)・和歌浦などがある。人口四〇・〇万。

わかやまけんりつ‐いかだいがく【和歌山県立医科大学】‐イクワダイガク🔗🔉

わかやまけんりつ‐いかだいがく【和歌山県立医科大学】‐イクワダイガク 和歌山市にある公立大学。昭和二〇年(一九四五)設立の和歌山県立医学専門学校が前身。同二七年、新制大学となる。

わかやま‐だいがく【和歌山大学】🔗🔉

わかやま‐だいがく【和歌山大学】 和歌山市にある国立大学。和歌山師範学校・和歌山青年師範学校・和歌山経済専門学校を統合し、昭和二四年(一九四九)新制大学として発足。

わ‐かん【和×姦】🔗🔉

わ‐かん【和×姦】 相方合意の上での姦通。強姦(ごうかん)

わ‐かん【和漢】🔗🔉

わ‐かん【和漢】 日本と中国。「―の歴史」和文と漢文。和学と漢学。「和漢聯句(れんく)」の略。

わ‐かん【×倭館・和館】‐クワン🔗🔉

わ‐かん【×倭館・和館】‐クワン 一五世紀、李氏朝鮮が日本使節の接待および貿易管理のため、漢城(ソウル)・乃而浦(ないじほ)・釜山浦・塩浦に設けた建物。三浦(さんぽ)の乱により閉鎖されたが、一六〇九年釜山浦に再設。

わかん‐こんこうぶん【和漢混交文・和漢混×淆文】‐コンカウブン🔗🔉

わかん‐こんこうぶん【和漢混交文・和漢混×淆文】‐コンカウブン 和文の要素と漢文訓読語の要素を合わせもつ文体。特に、鎌倉時代以降の軍記物語などにみられる漢語を多くまじえた文語文。

わかんさんさいずえ【和漢三才図会】ワカンサンサイヅヱ🔗🔉

わかんさんさいずえ【和漢三才図会】ワカンサンサイヅヱ 江戸時代の百科事典。一〇五巻。寺島良安著。正徳二年(一七一二)成立。中国の「三才図会」にならい、和漢古今の万物を掲げ、漢文で解説を施し、図解したもの。

わかん‐しょ【和漢書】🔗🔉

わかん‐しょ【和漢書】 和書と漢籍。図書館の分類で、ローマ字書きの洋書に対して、漢字・仮名書きの本。

わかん‐やく【和漢薬】🔗🔉

わかん‐やく【和漢薬】 和薬と漢薬の総称。生薬(しようやく)のこと。

わ‐かん‐よう【和漢洋】‐ヤウ🔗🔉

わ‐かん‐よう【和漢洋】‐ヤウ 日本と中国と西洋。また、和学と漢学と洋学。

わかん‐れんく【和漢×聯句】🔗🔉

わかん‐れんく【和漢×聯句】 連歌・聯句の形式の一。発句(ほつく)を和語の句で始め、以下五言の漢詩句と交互に詠み進めるもの。五山文学において盛行。→漢和(かんな)聯句

わかんろうえいしゅう【和漢朗詠集・倭漢朗詠集】ワカンラウエイシフ🔗🔉

わかんろうえいしゅう【和漢朗詠集・倭漢朗詠集】ワカンラウエイシフ 平安中期の詩歌集。二巻。藤原公任撰。長和二年(一〇一三)ごろの成立か。朗詠に適した白居易などの漢詩文の秀句約五九〇首と紀貫之(きのつらゆき)・凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)などの和歌約二二〇首を、四季・雑に分類して収めたもの。

わ‐き【和気】🔗🔉

わ‐き【和気】 のどかな陽気。穏やかな気候。「―山野に漂う」なごやかな気分。「―を帯びた口調」「―靄然(あいぜん)

わ‐ぎ【和議】🔗🔉

わ‐ぎ【和議】 和睦のための協議。「―を結ぶ」破産宣告を予防するために、債務者と債権者との間でなされる合意。債務者は破産を免れ、債権者は破産の場合に比べて有利な弁済を受けることを目的としている。→強制和議

わき‐あいあい【和気×靄×靄・和気×藹×藹】🔗🔉

わき‐あいあい【和気××靄・和気××藹】 [ト・タル][形動タリ]なごやかで楽しい気分が満ちているさま。「―とした集い」

わぎ‐ほう【和議法】‐ハフ🔗🔉

わぎ‐ほう【和議法】‐ハフ 破産を予防するための和議について定めている法律。大正一二年(一九二三)施行。

わ‐ぎゅう【和牛】‐ギウ🔗🔉

わ‐ぎゅう【和牛】‐ギウ 家畜の牛で、日本在来の品種。小形で、黒毛のものが多く、かつては使役用・肉用。原型を最もとどめているのは山口県萩市の見島牛で、天然記念物。明治・大正時代から欧米の品種を導入して改良された肉用種として、黒毛和種・褐毛和種・無角和種・日本短角種がある。

わ‐きょう【和協】‐ケフ🔗🔉

わ‐きょう【和協】‐ケフ [名]スル仲よくして力を合わせること。和衷(わちゆう)協同。「―一致」音の調子を合わせること。また、音の調子が合うこと。

わ‐きょう【和鏡】‐キヤウ🔗🔉

わ‐きょう【和鏡】‐キヤウ 日本独自の様式で作られた金属製の鏡。平安後期以後、盛んに製作された。製鏡(ぼうせいきよう)とは区別される。

わ‐きん【和金】🔗🔉

わ‐きん【和金】 金魚の一品種。体形はフナに似て赤や白色で、尾びれは小さく、フナ尾・三つ尾・四つ尾などがある。

わ‐ぐら【和×鞍・×倭×鞍】🔗🔉

わ‐ぐら【和×鞍・××鞍】 大和鞍(やまとぐら)

わけ【和気】🔗🔉

わけ【和気】 姓氏の一。

わ‐げ【和解】🔗🔉

わ‐げ【和解】 わかい(和解)」に同じ。「君の―を勧むるや誠に謝すべしと雖も」〈織田訳・花柳春話〉外国文を日本語で解釈すること。また、その解釈。「阿蘭陀(オランダ)の書をも―なしたらば」〈蘭東事始〉

わけ‐の‐きよまろ【和気清麻呂】🔗🔉

わけ‐の‐きよまろ【和気清麻呂】七三三〜七九九]奈良末期・平安初期の公卿。備前の人。道鏡が皇位に就こうと企てたとき、宇佐八幡の神託によりこれを阻止して怒りを買い、大隅(おおすみ)に配流。道鏡の失脚後、光仁・桓武天皇に仕え、平安遷都に尽力した。

わけ‐の‐ひろむし【和気広虫】🔗🔉

わけ‐の‐ひろむし【和気広虫】七三〇〜七九九]奈良末期・平安初期の女官。備前の人。清麻呂の姉。法名、法均尼。清麻呂とともに称徳天皇に仕え、宇佐八幡神託事件に連座し、備後(びんご)に配流。のち、許されて桓武天皇に仕えた。

わごくへん【倭玉篇・和玉篇】🔗🔉

わごくへん【倭玉篇・和玉篇】 室町中期の漢和字書。三巻。編者・成立年未詳。漢字を部首により分類、片仮名で音訓を示す。わぎょくへん。

わ‐ごん【和△琴・×倭△琴】🔗🔉

わ‐ごん【和琴・×琴】 日本の弦楽器の一。神楽・東遊(あずまあそ)びなど、雅楽の日本古来の歌舞に用いる六弦の琴。多くは桐(きり)製で、長さ約一九〇センチ。柱(じ)はカエデの枝をそのまま用いる。右手に持った琴軋(ことさき)(長さ七センチほどの鼈甲(べつこう)製の撥(ばち))と左手の指で弾く。やまとごと。あずまごと。

わ・する【和する】🔗🔉

わ・する【和する】 [動サ変]わ・す[サ変]親しむ。仲よくする。「夫婦相―・する」他の人に調子を合わせる。「応援団長の声に―・して声援を送る」他の詩歌にこたえて、それにふさわしい詩歌を作る。

和して同ぜず🔗🔉

和して同ぜず 《「論語」子路から》君子は人と協調するが、安易に同調したり雷同したりすることはない。主体的に人とつき合うべきであるということ。

和して流(りゆう)せず🔗🔉

和して流(りゆう)せず 《「礼記」中庸から》人と協調はするけれども、信念を失って流されることがない。

わ‐らく【和楽】🔗🔉

わ‐らく【和楽】 [名]スル互いにうちとけて楽しむこと。「どうしておまえがたはいつもそう―していられるのじゃ」〈中勘助・鳥の物語〉

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[音]カ    ワ    オ [訓]やわ‐らぐ    やわ‐らげる    なご‐む    なご‐やか [部首]口 [総画数]8 [コード]区点    4734      JIS   4F42      S‐JIS 9861 [分類]常用漢字 [難読語] →あんな【安和】いさわ‐おんせん【石和温泉】いずみ【和泉】いわ‐えん【頤和園】おしょう【和尚】オランダ【ポルトガルHolanda】かい‐か【諧和】か‐おん【和音】か‐き【和気】か‐げん【和弦】か‐しょう【和尚】かず‐の‐みや【和宮】か‐せい【和声】かぞう‐なます【和雑膾】かみのめぐみわごうのとりくみ【神明恵和合取組】カラ‐ホージョ【Kara-Khjかんな【寛和】かん‐な【漢和】げんな【元和】こうわ‐きん【汞和金】こん‐か【混和】さんしゅう‐たたき【三州三和土】しんな‐ぞめ【親和染】せがい‐いん【清和井院】そが‐ぎく【承和菊・曾我菊】チーホー【地和】ちゅうか‐いん【中和院】テンホー【天和】トイトイホー【対対和】にき‐しね【和稲】にき‐たえ【和妙・和栲】にき‐たま【和魂】にき‐て【和幣・幣帛・幣】にき‐はだ【和肌・柔膚】にき‐め【和布】にこ‐よ【和節】はくわ‐こう【百和香】ひ‐より【日和】ピンホー【平和】フフホト【呼和浩特】フホホト【呼和浩特】ホータン【Khotan】ホーラ【和了】め‐かぶ【和布蕪】め‐かぶら【和布蕪】やまと【大和・倭】やまと‐ごえ【倭音・和音】ロンホー【栄和】わ‐おとこ【我男・吾男・和男】わ‐おもと【我御許・吾御許・和御許】わか‐め【若布・和布・稚海藻】わ‐ぎみ【我君・和君・吾君】わ‐く【和煦】わくげ【和句解】わ‐げ【和解】わけ‐の‐ひろむし【和気広虫】わ‐ごりょ【我御料・和御寮】わ‐みこと【我尊・和尊】わ‐り【和犂】わろ【我郎・和郎】わん‐ざん【和讒】

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