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かしのたま【和氏の璧】▽中国🔗🔉

かしのたま【和氏の璧】▽中国 《和氏が発見したすぐれた宝玉の意》 真実がそのまま真実として認められるのは困難であることのたとえ。 貴重な宝石のたとえ。 《参考》 (イ)楚(ソ)の和氏が山中ですばらしい宝玉の原石を発見して楚の王に献じたところ、王の宝石係は普通の石と鑑定し、和氏は詐欺として罰せられ、左足を切られた。和氏は二代目の武王にまたその原石を献じたが、また普通の石とされて右足まで切られてしまった。三代目の文王のときに和氏が楚山の下で身の不運を嘆き悲しんでいると、そのうわさを聞いた文王が事情を尋ね、その原石をみがかせたところ、ついに本物の宝玉であることが分かったという。 (ロ)「和璧(カヘキ)」「連城の璧」とも。 《出典》 〔韓非子(カンヒ゜シ)・和氏篇〕

わこうどうじん【和光同塵】▽中国🔗🔉

わこうどうじん【和光同塵】▽中国 自分のすぐれた知識・才能を外に現さず、世俗の中に隠れて平凡に暮らすことのたとえ。「光を和(ヤワ)らげ塵(チリ)に同じくす」「塵に交わる」「塵に同ず」とも。 《出典》 知ル者ハ言ワズ、言ウ者ハ知ラズ。其(ソ)ノ兌(アナ)(耳・目・鼻・口などの穴)ヲ塞(フサ)ギ、其ノ門ヲ閉ジ、其ノ鋭ヲ挫(クシ゛)キ、其ノ紛ヲ解キ、其ノ光ヲ和ラゲ、其ノ塵ニ同ジウス。〔老子(ロウシ)・第五十六章〕 仏教で、仏や菩薩(ホ゛サツ)が、人々を救うために自分の威光を和らげて姿を変え、この世に現れることのたとえ。

わしてどうぜず【和して同ぜず】▽中国🔗🔉

わしてどうぜず【和して同ぜず】▽中国 人と仲よく交際はするが、道理に外れた相手の言動に無責任な賛同はしない。 《出典》 子曰(イワ)ク、君子ハ和シテ同ゼズ。小人ハ同ジテ和セズト。〔論語(ロンコ゛)・子路篇〕 《対句》同じて和せず。

わをもってとうとしとなす【和を以て貴しと為す】▽中国🔗🔉

わをもってとうとしとなす【和を以て貴しと為す】▽中国 何事を行うにしても、すべての者がなごやかな心で行うことがいちばん尊いことであるということ。 《参考》 聖徳太子(ショウトクタイシ)の『十七条憲法』の第1条にあることば。 《出典》 〔礼記(ライキ)・儒行篇〕

かしのたま【和氏の璧】🔗🔉

かしのたま【和氏の璧】 昔、中国にあったというすばらしい宝石のこと。転じて、すばらしい宝石のこと。 ◎「璧」は宝石のこと。中国楚(そ)の卞和(べんか)(和氏)が、宝石の原石を楚のれい王に献上したところ、ただの石で価値がないとして左足を切られた。次の武王(ぶおう)の世になってまた献上すると、同じ理由により今度は右足を切られた。文王の世になって初めて認められ、磨いてみるとすばらしい宝石になったという故事から。「和氏の璧(へき)」とも言う。 〔出〕韓非子(かんぴし)

わこうどうじん【和光同塵】🔗🔉

わこうどうじん【和光同塵】 すぐれた知恵や才能を隠して目立たせることなく、俗世間で暮らしていること。 ◎才知の光を和(やわ)らげ隠し、自分のまわりの塵(ちり)と同じようにするの意から。 〔出〕老子

わこんかんさい【和魂漢才】🔗🔉

わこんかんさい【和魂漢才】 日本固有の精神を失うことなく、中国伝来の学問を身につけること。 ◎この語をもじって、西洋の文化を摂取するときに「和魂洋才」ということばが明治以後使われた。

わしてどうぜず【和して同ぜず】🔗🔉

わしてどうぜず【和して同ぜず】 人と歩調を合わせてうまくつきあうけれども、道理に合わないことにまで同調することはしないということ。 ◎『論語』の「君子は和して同ぜず、小人は同して和せず」ということばから。

わようせっちゅう【和洋折衷】🔗🔉

わようせっちゅう【和洋折衷】 和風のものと洋風のものとをほどよく調和させること。

わをもってとうとしとなす【和を以て貴しとなす】🔗🔉

わをもってとうとしとなす【和を以て貴しとなす】 人々が仲よくやっていくことこそこの世の中で最も尊く、たいせつなことだということ。 ◎聖徳太子が制定した「十七箇条憲法」の第一条にあることば。

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