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きゅう【宮】🔗🔉

きゅう【宮】 宮殿。中国・日本音楽の階名の一。五声の基音となる第一音。「宮刑」の略。黄道(こうどう)を三〇度ずつ一二に区分した、それぞれの部分。「白羊―」

きゅう‐い【宮×】‐ヰ🔗🔉

きゅう‐い【宮×‐ヰ 宮中の后妃の居所。「后(きさき)と申すは、位を―に正しくして」〈古活字本保元・下〉

きゅう‐けい【宮刑】🔗🔉

きゅう‐けい【宮刑】 古代中国の五刑の一。死刑に次ぐ重い刑罰で、男子は去勢され、女子は監房に幽閉された。腐刑。宮。

きゅう‐さい【宮宰】🔗🔉

きゅう‐さい【宮宰】 フランク王国メロビング朝の最高官職。元来は王家の家政をつかさどるものだったが、王権の衰退とともに地位を高め行政職となったもの。マヨルドムス。

きゅう‐じ【宮仕】🔗🔉

きゅう‐じ【宮仕】 宮中や貴人に仕えること。「―暇なくて日数を送り、家に帰らず候」〈曾我・五〉

きゅう‐しつ【宮室】🔗🔉

きゅう‐しつ【宮室】 帝王・天皇の宮殿。帝王・天皇の一族。皇室。

きゅう‐じょ【宮女】‐ヂヨ🔗🔉

きゅう‐じょ【宮女】‐ヂヨ 宮中に仕える女性。女官。

きゅう‐しょう【宮相】‐シヤウ🔗🔉

きゅう‐しょう【宮相】‐シヤウ 宮内(くない)大臣の略称。

きゅう‐じょう【宮城】‐ジヤウ🔗🔉

きゅう‐じょう【宮城】‐ジヤウ 天皇のすむ所。特に、明治二一年(一八八八)旧江戸城を宮城と称してから、昭和二一年(一九四六)までの皇居の称。

きゅう‐じん【宮人】🔗🔉

きゅう‐じん【宮人】 宮中に仕える人。多くは女官をさす。

きゅう‐ちゅう【宮中】🔗🔉

きゅう‐ちゅう【宮中】 宮殿の中。特に、天皇の居所。禁中。禁裏。神社の境内。

きゅうちゅう‐こもんかん【宮中顧問官】‐コモンクワン🔗🔉

きゅうちゅう‐こもんかん【宮中顧問官】‐コモンクワン 宮内大臣の諮問に応じた勅任の名誉官。明治一八年(一八八五)に設置、昭和二〇年(一九四五)廃止。

きゅうちゅう‐さんでん【宮中三殿】🔗🔉

きゅうちゅう‐さんでん【宮中三殿】 皇居内の賢所(かしこどころ)・皇霊殿・神殿の総称。

きゅうちゅう‐じょう【宮中×杖】‐ヂヤウ🔗🔉

きゅうちゅう‐じょう【宮中×杖】‐ヂヤウ鳩杖(はとのつえ)」に同じ。

きゅうちゅう‐も【宮中喪】🔗🔉

きゅうちゅう‐も【宮中喪】 大喪(たいそう)のほか、皇族の死などに際し、天皇が服する喪。昭和二二年(一九四七)廃止。

ぐう‐じ【宮司】🔗🔉

ぐう‐じ【宮司】 神社に仕え、祭祀(さいし)・造営・庶務などをつかさどる者の長。戦前の神官・神職の職階の一。明治四年(一八七一)の神官職員規則では、神宮および官・国幣社だけに用いられた職名。

ぐう‐じ【宮寺】🔗🔉

ぐう‐じ【宮寺】 神社に付属して置かれた寺院。神宮寺(じんぐうじ)。みやでら。

ぐう‐しゃ【宮社】🔗🔉

ぐう‐しゃ【宮社】 名称に宮のつく神社。明治神宮・男山八幡宮・鹿島神宮など。

く‐じょう【宮掌】‐ジヤウ🔗🔉

く‐じょう【宮掌】‐ジヤウ 伊勢神宮や熱田神宮の神職の一。権禰宜(ごんのねぎ)の下に置かれる。みやじょう。

み‐や【宮】🔗🔉

み‐や【宮】 《「御(み)(や)」の意》神を祭る建物。神社。神宮。「―参り」「―前」皇居。御所。宮城(きゆうじよう)。「大津の―」皇族の御殿。また、皇族を敬っていう語。「后(きさき)の―」一家を立てた親王の称号。「高松の―」「―様」仏堂。寺。「仏の像を造ること既に訖(をは)りて、―に入ることを得ず」〈推古紀〉

みや【宮】🔗🔉

みや【宮】 名古屋市熱田区の神戸(ごうど)町・伝馬(でんま)町付近の古称。熱田神宮の門前町、東海道五十三次の宿駅で、桑名への七里の渡しの乗船場があった。

みや‐い【宮居】‐ゐ🔗🔉

みや‐い【宮居】‐ゐ 神が鎮座すること。また、その場所。神社。皇居。

みや‐うつし【宮△遷し・宮移し】🔗🔉

みや‐うつし【宮遷し・宮移し】遷宮(せんぐう)」に同じ。「神風や朝日の宮の―影のどかなる世にこそありけれ」〈金槐集〉

みや‐おみな【宮△女】‐をみな🔗🔉

みや‐おみな【宮女】‐をみな 宮廷に仕える女性。きゅうじょ。「うちひさす―さすたけの舎人壮士(とねりをとこ)も忍ぶらひかへらひ見つつ」〈万・三七九一〉

みや‐がわ【宮川】‐がは🔗🔉

みや‐がわ【宮川】‐がは 三重・奈良県境にある大台ヶ原山に源を発し、北東流して伊勢湾に注ぐ川。上流に大杉峡谷があり、下流域に伊勢神宮がある。長さ九〇・七キロ。岐阜県、飛騨山地の川上岳(かおれだけ)に源を発し、高山市を経て北へ流れる川。富山県境で高原川と合流して神通川となる。長さ七六キロ。

みやがわ【宮川】みやがは🔗🔉

みやがわ【宮川】みやがは 姓氏の一。

みやがわ‐こうざん【宮川香山】みやがはカウザン🔗🔉

みやがわ‐こうざん【宮川香山】みやがはカウザン一八四二〜一九一六]陶芸家。京都の生まれ。横浜の太田町に築窯し、初めは薩摩ふうの錦手(にしきで)、のちに精巧な磁器を制作。→真葛焼(まくずやき)

みやがわ‐ちょう【宮川町】みやがはチヤウ🔗🔉

みやがわ‐ちょう【宮川町】みやがはチヤウ 京都市東山区、鴨川東岸の四条から五条あたりまでの一帯。歓楽街。近世には石垣町ともよばれた。宮川筋。

みやがわ‐ちょうしゅん【宮川長春】みやがはチヤウシユン🔗🔉

みやがわ‐ちょうしゅん【宮川長春】みやがはチヤウシユン一六八二〜一七五二ころ]江戸中期の浮世絵師。宮川派の祖。尾張の人と伝える。通称、長左衛門。菱川師宣(ひしかわもろのぶ)・懐月堂安度(かいげつどうあんど)などの影響を受け、肉筆画に専念、艶麗な美人画を描いた。

みやがわ‐は【宮川派】みやがは‐🔗🔉

みやがわ‐は【宮川派】みやがは‐ 浮世絵の流派の一。宮川長春を祖とし、江戸中期に活躍、勝川派に受け継がれた。

みやぎ【宮城】🔗🔉

みやぎ【宮城】 東北地方中部の県。太平洋に面する。県庁所在地は仙台市。もとの陸前の大部分と磐城(いわき)の一部にあたる。

みやぎがくいん‐じょしだいがく【宮城学院女子大学】みやぎガクヰンヂヨシダイガク🔗🔉

みやぎがくいん‐じょしだいがく【宮城学院女子大学】みやぎガクヰンヂヨシダイガク 仙台市にある私立大学。明治一九年(一八八六)設立の宮城女学校に始まり、宮城学院女子専門学校を経て、昭和二四年(一九四九)新制大学として発足。

みやぎ‐きょういくだいがく【宮城教育大学】‐ケウイクダイガク🔗🔉

みやぎ‐きょういくだいがく【宮城教育大学】‐ケウイクダイガク 仙台市にある国立大学。昭和四〇年(一九六五)東北大学教育学部を受けつぐ形で設置。

みやぎの【宮城野】🔗🔉

みやぎの【宮城野】 仙台市の区名。市の東部を占める。平成元年(一九八九)成立。古くは野が広がり、萩(はぎ)の名所として知られた。《歌枕》「―の露吹きむすぶ風の音に小萩がもとを思ひこそやれ」〈源・桐壺〉

みやぎのしのぶ【宮城野信夫】🔗🔉

みやぎのしのぶ【宮城野信夫】 浄瑠璃「碁太平記白石噺(ごたいへいきしろいしばなし)」の通称。

みやぎの‐はぎ【宮△城野×萩】🔗🔉

みやぎの‐はぎ【宮城野×萩】 マメ科の落葉低木。東北地方の山野に自生し、高さ約一・五メートル。枝先は垂れ、葉は楕円形の三枚の小葉からなる複葉。九月ごろ、紅紫色の蝶形の花が咲く。庭木にする。なつはぎ。

みやぎ‐みちお【宮城道雄】‐みちを🔗🔉

みやぎ‐みちお【宮城道雄】‐みちを一八九四〜一九五六]箏曲(そうきよく)演奏家・作曲家。兵庫の生まれ。七歳ごろ失明。尺八家吉田晴風らとともに新日本音楽運動を起こし、邦楽界の改新に努力。洋楽器との合奏などを試み、また、邦楽器の改良や発明にも尽くした。作「水の変態」「春の海」「越天楽変奏曲」など。

みや‐け【宮家】🔗🔉

みや‐け【宮家】 親王・法親王・諸王・門跡などの家。皇族で、宮号を賜り一家を立てたもの。

みやこ【宮古】🔗🔉

みやこ【宮古】 岩手県中東部、太平洋に面する市。三陸地方有数の港をもち、漁業・水産加工業のほか商工業も盛ん。人口五・七万。

みや‐ごう【宮号】‐ガウ🔗🔉

みや‐ごう【宮号】‐ガウ 宮の称号。一家を立てた親王が天皇から賜る称号。

みやこじ‐ぶし【宮古路節】みやこぢ‐🔗🔉

みやこじ‐ぶし【宮古路節】みやこぢ‐ 《宮古路豊後掾(ぶんごのじよう)が創始したところから》豊後節の異称。

みやこじ‐ぶんごのじょう【宮古路豊後掾】みやこぢ‐🔗🔉

みやこじ‐ぶんごのじょう【宮古路豊後掾】みやこぢ‐一六六〇?〜一七四〇]江戸中期の浄瑠璃太夫。豊後節の始祖。京都の人。初世都太夫一中に学び、都国太夫半中と称したが、のち独立して宮古路と改め、一流をなした。江戸に出て豊後掾を受領、哀婉な語り口で人気を博したが、晩年、幕府の弾圧を受けた。

みやこ‐じま【宮古島】🔗🔉

みやこ‐じま【宮古島】 沖縄県、宮古諸島の主島。面積一五八平方キロメートル。宮古上布(じようふ)や黒砂糖の産地。

みやこ‐じょうふ【宮古上布】‐ジヤウフ🔗🔉

みやこ‐じょうふ【宮古上布】‐ジヤウフ 宮古島で産する麻織物。チョマを原料とした糸を手織りにした絣(かすり)柄の着尺地。かつては薩摩(さつま)上布とよばれていた。

みやこ‐しょとう【宮古諸島】‐シヨタウ🔗🔉

みやこ‐しょとう【宮古諸島】‐シヨタウ 沖縄県、沖縄諸島と八重山諸島との間にある諸島。宮古島を主島に八つの島からなり、いずれも台地状。漁業やサトウキビ栽培が行われる。宮古列島。

みや‐ざ【宮座】🔗🔉

みや‐ざ【宮座】 近畿地方を中心に中国・九州地方に多く見られる、神社祭祀(さいし)の特定集団。氏子の中の一定の人々が中心になって氏神の祭祀を行う。

みやざき【宮崎】🔗🔉

みやざき【宮崎】 九州地方南東部の県。日向灘(ひゆうがなだ)に面する。もとの日向の大部分にあたる。宮崎県南東部の市。県庁所在地。宮崎平野南部の大淀川河口域に位置し、商業が発達。青島がある。人口二九・三万。

みやざき【宮崎】🔗🔉

みやざき【宮崎】 姓氏の一。

みやざき‐いかだいがく【宮崎医科大学】‐イクワダイガク🔗🔉

みやざき‐いかだいがく【宮崎医科大学】‐イクワダイガク 宮崎県宮崎郡清武町にある国立大学。昭和四九年(一九七四)設置。

みやざき‐かんち【宮崎寒雉】🔗🔉

みやざき‐かんち【宮崎寒雉】?〜一七一二]江戸中期の釜師。能登の人。名は義一。前田家の兵器や鳴物(なりもの)類を鋳造していたが、のち茶の湯釜を作った。子孫は代々寒雉を名のり、現在に至る。

みやざき‐こしょし【宮崎湖処子】🔗🔉

みやざき‐こしょし【宮崎湖処子】一八六四〜一九二二]詩人・小説家・評論家。筑前の生まれ。本名、八百吉。雑誌・新聞の記者を経て牧師となり、明治の叙情詩の開拓者といわれた。小説「帰省」「空屋」、詩集「湖処子詩集」など。

みやざき‐さんまい【宮崎三昧】🔗🔉

みやざき‐さんまい【宮崎三昧】一八五九〜一九一九]小説家。江戸の生まれ。本名、璋蔵。新聞記者のかたわら、歴史小説を発表。作「嵯峨の尼物語」「桂姫」「塙団右衛門」など。

みやざき‐じんぐう【宮崎神宮】🔗🔉

みやざき‐じんぐう【宮崎神宮】 宮崎市にある神社。旧官幣大社。祭神は神日本磐余彦尊(かんやまといわれひこのみこと)(神武天皇)ほか二神。

みやざき‐だいがく【宮崎大学】🔗🔉

みやざき‐だいがく【宮崎大学】 宮崎市にある国立大学。宮崎農林専門学校・宮崎師範学校・宮崎青年師範学校・宮崎県工業専門学校を統合し、昭和二四年(一九四九)新制大学として発足。

みやざき‐とうてん【宮崎滔天】‐タウテン🔗🔉

みやざき‐とうてん【宮崎滔天】‐タウテン一八七一〜一九二二]中国革命の協力者。熊本の生まれ。本名、寅蔵。亡命中の孫文と知り合い、その革命運動を支援した。著「三十三年之夢」など。

みやざき‐ぶんこ【宮崎文庫】🔗🔉

みやざき‐ぶんこ【宮崎文庫】 三重県伊勢市にあった、伊勢神宮外宮祠官度会(わたらい)氏の文庫。慶安元年(一六四八)創設。明治末年に神宮文庫に合併。

みやざき‐へいや【宮崎平野】🔗🔉

みやざき‐へいや【宮崎平野】 宮崎県中部の沿岸にある平野。北は都農(つの)町から南は宮崎市青島あたりまでのびる。日向(ひゆうが)平野。

みやざき‐やすさだ【宮崎安貞】🔗🔉

みやざき‐やすさだ【宮崎安貞】一六二三〜一六九七]江戸前期の農学者。安芸(あき)の人。筑前福岡藩に仕え、のち辞して農業を営み、西日本各地を巡って農業に関する見聞を収集。「農業全書」を著した。

みやざき‐ゆうぜんさい【宮崎友禅斎】‐イウゼンサイ🔗🔉

みやざき‐ゆうぜんさい【宮崎友禅斎】‐イウゼンサイ 江戸中期の京都の絵師。尾形光琳の画風を学び、模様染めの下絵を描いた。友禅染の創始者といわれる。生没年未詳。宮崎友禅。

みやざわ【宮沢】みやざは🔗🔉

みやざわ【宮沢】みやざは 姓氏の一。

みやざわ‐けんじ【宮沢賢治】みやざはケンヂ🔗🔉

みやざわ‐けんじ【宮沢賢治】みやざはケンヂ一八九六〜一九三三]詩人・童話作家。岩手の生まれ。法華経に傾倒し、農学校教師・農業技師として農民生活の向上に尽くすかたわら、東北地方の自然と生活を題材に、詩や童話を書いた。詩集「春と修羅」、童話「風の又三郎」「銀河鉄道の夜」など。

みやざわ‐としよし【宮沢俊義】みやざは‐🔗🔉

みやざわ‐としよし【宮沢俊義】みやざは‐一八九九〜一九七六]憲法学者。長野の生まれ。東大教授。自由主義的、合理主義的立場に立つ憲法理論で知られた。著「憲法」「日本国憲法」など。

みや‐じ【宮△主】🔗🔉

みや‐じ【宮主】 律令制で、神祇官(じんぎかん)に置かれ、宮中の神事をつかさどった職員。のちには斎院司にも置かれた。みやぬし。

みや‐じ【宮仕】🔗🔉

みや‐じ【宮仕】 掃除などの雑役に従事した下級の社僧。「御裁許なくして、神人―射殺され」〈平家・一〉

みや‐じ【宮地】‐ヂ🔗🔉

みや‐じ【宮地】‐ヂ みやち

みやしげ‐だいこん【宮△重大根】🔗🔉

みやしげ‐だいこん【宮重大根】 ダイコンの一品種。愛知県西春日井郡宮重の原産。根の上部は地表に出て緑色となり、甘味がある。尾張大根。

みや‐しばい【宮芝居】‐しばゐ🔗🔉

みや‐しばい【宮芝居】‐しばゐ 宮地芝居(みやちしばい)

みや‐すずめ【宮×雀】🔗🔉

みや‐すずめ【宮×雀】 神社や宮殿にすむ雀。「鶯やさながら梅の―」〈玉海集〉神社の案内をする下級の神官を卑しめていう語。「―声々に商ひ口をたたく」〈浮・胸算用・一〉神社の近くで、商売や物ごいをする人。「物ほしがりの―も」〈そのはまゆふ〉

みや‐ずもう【宮相‐撲】‐ずまふ🔗🔉

みや‐ずもう【宮相撲】‐ずまふ 祭礼の際など、神社の境内で奉納興行される相撲。《季 秋》「べったりと人の生(な)る木や―/一茶」

みやぞの‐ぶし【宮×薗節】🔗🔉

みやぞの‐ぶし【宮×薗節】 薗八節(そのはちぶし)の異称。二世薗八が宮薗鸞鳳軒(みやぞのらんぽうけん)と称したところからの名。

みや‐だいく【宮大工】🔗🔉

みや‐だいく【宮大工】 神社・仏寺・宮殿の建築・補修を専門とする大工。

みや‐ち【宮地】🔗🔉

みや‐ち【宮地】 《「みやぢ」とも》神社の境内。神地。社地。

みやち‐しばい【宮地芝居】‐しばゐ🔗🔉

みやち‐しばい【宮地芝居】‐しばゐ 江戸時代、臨時に許可を受けて、社寺の境内で興行した小屋掛け芝居。種々の規制を受け、回り舞台・引き幕なども禁じられた。小芝居。宮芝居。

みや‐づか・う【宮仕ふ】‐づかふ🔗🔉

みや‐づか・う【宮仕ふ】‐づかふ [動ハ四]宮仕えをする。「歌よみ連歌して―・ひ給ひしに」〈平家・八〉奉公させて召し使う。「清水冠者に―・はせん」〈盛衰記・二八〉[動ハ下二]宮殿の造営に奉仕する。「田跡川(たどかは)の滝を清みか古(いにしへ)ゆ―・へけむ多芸(たぎ)の野の上に」〈万・一〇三五〉宮仕えをする。「下太友正といふ随身、幼くより―・へけり」〈著聞集・一六〉

みや‐づかえ【宮仕え】‐づかへ🔗🔉

みや‐づかえ【宮仕え】‐づかへ [名]スル宮中に仕えること。宮廷に出仕すること。官庁・会社などに勤めること。「―するのも楽じゃない」「すまじきものは―」貴人に仕えること。「―する人々の出で集まりて、おのが君々の御ことめできこえ」〈枕・三〇三〉目上の人の身のまわりの世話をすること。給仕をすること。「誰かある、罷(まか)り出でて御僧に―申し候へ」〈謡・朝長〉

みやづかえ‐どころ【宮仕へ所】みやづかへ‐🔗🔉

みやづかえ‐どころ【宮仕へ所】みやづかへ‐ 宮仕えをする所。宮中などの奉公先。「家にても―にても、会はでありなむと思ふ人の来たるに」〈枕・二八〉

みやづかえ‐びと【宮仕へ人】みやづかへ‐🔗🔉

みやづかえ‐びと【宮仕へ人】みやづかへ‐ 宮仕えをする人。特に、宮仕えをする女房。「―のもとに来などする男の、そこにて物食ふこそいとわろけれ」〈枕・一九六〉

みや‐づかさ【宮△司】🔗🔉

みや‐づかさ【宮司】 《「みやつかさ」とも》中宮職(ちゆうぐうしき)・東宮坊(とうぐうぼう)のこと。また、そこの職員。神官。ぐうじ。

みや‐づくり【宮造り】🔗🔉

みや‐づくり【宮造り】 《「みやつくり」とも》宮殿や神殿を造営すること。「出雲(いづも)の国に―し給ひて」〈太平記・二五〉宮大工(みやだいく)」に同じ。「上野でも浅草でもお堂造りといふのぢゃあねえ。―といふのだ」〈伎・独道中〉

みや‐づとめ【宮勤め】🔗🔉

みや‐づとめ【宮勤め】宮仕(みやづか)」に同じ。「―勤めしめて」〈祝詞・大殿祭〉

みや‐で【宮出】🔗🔉

みや‐で【宮出】 宮中に出入りすること。宮中に出仕すること。「夢(いめ)にだに見ざりしものをおほほしく―もするか佐日の隈廻(くまみ)を」〈万・一七五〉

みや‐でら【宮寺】🔗🔉

みや‐でら【宮寺】 神宮寺(じんぐうじ)

みや‐どころ【宮所・宮△処】🔗🔉

みや‐どころ【宮所・宮処】 皇居のある所。また、皇居。「藤原の―に幸(いでま)す」〈万・五〇・左注〉神の鎮座する所。「松が根に浪(なみ)こす浦の―いつすみよしとあとをたれけん」〈続後撰・神祇〉

みや‐ぬし【宮主】🔗🔉

みや‐ぬし【宮主】 みやじ(宮主)

みや‐の‐だいぶ【宮大夫】🔗🔉

みや‐の‐だいぶ【宮大夫】 中宮職(ちゆうぐうしき)の長官。中宮大夫。

みや‐の‐め【宮×・宮△売】🔗🔉

みや‐の‐め【宮×・宮売】 平安時代以降、不吉を避け、幸福を祈願して、正月と一二月の初午(はつうま)の日に、高皇産霊神(たかみむすびのかみ)以下六柱の神を祭ったこと。みやのめのまつり。

みや‐の‐わたし【宮の渡し】🔗🔉

みや‐の‐わたし【宮の渡し】 旧東海道の宮宿(現在の名古屋市熱田)から桑名宿へ渡る海上七里の渡し。七里の渡し。

みや‐はじめ【宮始め】🔗🔉

みや‐はじめ【宮始め】 初めて后(きさき)の地位に就くこと。立后(りつこう)。「―の作法、獅子、狛犬(こまいぬ)、大床子などもて参りて」〈能因本枕・九二〉初めて皇居や神社を造営すること。「夢の伏見の―」〈謡・伏見〉

みや‐ばしら【宮柱】🔗🔉

みや‐ばしら【宮柱】 宮殿や神殿の柱。「うかの山の山本に底つ石根(いはね)に―太知り」〈記・上〉

みや‐びと【宮人】🔗🔉

みや‐びと【宮人】 《古くは「みやひと」》宮中に仕える人。官人。「―もよろこびあへり」〈源・澪標〉神に仕える人。神官。「あれにまします―の」〈謡・道成寺〉

みや‐ぼり【宮彫(り)】🔗🔉

みや‐ぼり【宮彫(り)】 神社・仏閣・宮殿などの欄間(らんま)や柱などに施した彫刻。「―師」

みや‐まいり【宮参り】‐まゐり🔗🔉

みや‐まいり【宮参り】‐まゐり [名]スル神社に参拝すること。「家内安全を願って―する」子供が生まれてのち、初めて産土(うぶすな)神に参拝すること。生後三〇日前後の場合が多い。産土参(うぶすなまい)り。初宮参り。

みやまえ【宮前】みやまへ🔗🔉

みやまえ【宮前】みやまへ 神奈川県川崎市の区名。昭和五七年(一九八二)高津区から分区。住宅地。

みや‐みず【宮水】‐みづ🔗🔉

みや‐みず【宮水】‐みづ 兵庫県の西宮市から神戸市にかけての旧海岸地帯で、井戸に湧出する水。酒造用水として良質で、古くから灘の酒に用いられる。

みや‐めぐり【宮巡り】🔗🔉

みや‐めぐり【宮巡り】 各地の神社を巡拝すること。また、ある神社の本社とそれに関係ある諸社を参拝して回ること。

みや‐もうで【宮×詣で】‐まうで🔗🔉

みや‐もうで【宮×詣で】‐まうで [名]スル神社に参拝すること。「吉日を選んで―する」

みや‐もり【宮守】🔗🔉

みや‐もり【宮守】 宮の番をすること。また、その人。神社の番人。

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[音]キュウ    ク    グウ    クウ [訓]みや [部首]宀 [総画数]10 [コード]区点    2160      JIS   355C      S‐JIS 8B7B [分類]常用漢字 [難読語] →あて‐みや【貴宮】いちのみや【一宮】いつき‐の‐みや【斎宮】いと‐みや【幼宮】うつのみや【宇都宮】え‐の‐みや【埃宮】おおきさい‐の‐みや【皇太后宮】おおとうのみやあさひのよろい【大塔宮曦鎧】おさだ‐の‐みや【訳語田宮】おと‐みや【弟宮】かしい‐の‐みや【橿日宮】かず‐の‐みや【和宮】かむ‐みや【神宮】く‐じょう【宮掌】くにかかす‐じんぐう【国懸神宮】げ‐くう【外宮】こう‐の‐みや【国府宮】さんのみや【三宮】すいてんぐうめぐみのふかがわ【水天宮利生深川】すく‐じん【守宮神・守公神】たけ‐の‐みや【多気宮】とう‐ぐう【東宮・春宮】とゆけぐうぎしきちょう【止由気宮儀式帳】ひん‐きゅう【殯宮】みこ‐の‐みや【東宮・春宮】みや‐おみな【宮女】みや‐じ【宮主】みや‐じ【宮路・宮道】みや‐の‐め【宮・宮売】みや‐ばら【宮輩・宮儕】や‐もり【守宮・家守】よ‐みや【夜宮・宵宮】

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