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○煩悩の犬は追えども去らずぼんのうのいぬはおえどもさらず🔗⭐🔉
○煩悩の犬は追えども去らずぼんのうのいぬはおえどもさらず
煩悩は人につきまとう犬のようで、いくら追い払ってもすぐ戻ってきて、取り去ることはむずかしい。
⇒ぼん‐のう【煩悩】
ぼんのう‐ま【煩悩魔】‥ナウ‥
〔仏〕四魔の一つ。貪欲・瞋恚しんい・愚痴などが凡夫を悩ませて悟りの妨げとなること。
⇒ぼん‐のう【煩悩】
ぼん‐の‐くど【盆の窪】
(→)「ぼんのくぼ」に同じ。
ぼん‐の‐くぼ【盆の窪】
①項うなじの中央のくぼんでいるところ。ぼんのくど。ぼのくぼ。頸窩けいか。古今著聞集16「―に太刀はき袖くくりて」
②江戸時代、産髪うぶかみをぼんのくぼの辺だけわずかに剃り残す小児の髪風俗。権兵衛。
ぼん‐の‐つき【盆の月】
盂蘭盆うらぼんにあたる陰暦7月15日の月。〈[季]秋〉。「虚無僧の深あみ笠や―」(子規)
ほんのり
色・香り・味などが程よく薄くてわずかに感じられるさま。「―と赤みがさす」「―甘い」
ぼん‐のん【梵音】‥オン
(ボンオンの連声)
⇒ぼんおん
ほん‐ば【本場】
①正式の場所。
②ある物の本来の産地。比喩的にも用いる。「―仕込みのシャンソン」
③取引所で、午前中の立会たちあい。前場ぜんば。
⇒ほんば‐もの【本場物】
ほん‐ば【本葉】
種子植物の芽生えで、子葉よりあとに出る葉。普通葉。
ほん‐ば【奔馬】
勢いよく走る馬。また、はげしい勢いのたとえにもいう。「―の勢い」
ぼん‐ばい【盆梅】
盆栽の梅。〈[季]春〉
ぼん‐ばい【梵唄】
声明しょうみょうの一種。梵語(漢字音訳)・漢語の歌詞による唄ばい。広くは声明と同義。
ほん‐ばこ【本箱】
書物を収納するための、棚や扉のついた箱形の家具。
ほんぱ‐しき【翻波式】
平安初期の木彫に特有の、衣のひだの表現法。鋭い刀法により、大小の波の翻転するような様式化を示す。室生寺の釈迦如来像の類。
ぼん‐はじめ【盆初め】
(→)七日盆なぬかぼんに同じ。
ほん‐ばしょ【本場所】
大相撲の正規の興行。もと、春(正月)・夏(5月)場所の2回。現在は、東京で行う初(正月)・夏(5月)・秋(9月)場所、大阪で行う春(3月)場所、名古屋で行う名古屋(7月)場所、福岡で行う九州(11月)場所の6回。
ぼん‐ばしら【盆柱】
新盆にいぼんの家に立てる高灯籠の竿・柱。
ボンバックス【bombax】
〔植〕(→)キワタ。
ポンパドール【pompadour フランス】
(フランスのルイ15世の愛人ポンパドール侯爵夫人(1721〜1764)の髪形から)女性の髪型。前髪をあげて額を出し、全体に膨らみを持たせて後頭部でまとめたもの。
ぼん‐ばな【盆花】
①盂蘭盆うらぼんに山野から摘んで来て精霊棚しょうりょうだなに飾る花。
②(→)キキョウの俗称。
ほんぱ‐ほんがんじ【本派本願寺】‥グワン‥
(大谷派の東本願寺に対していう)西本願寺の称。
ほんば‐もの【本場物】
本場で産する物。「―のキムチ」
⇒ほん‐ば【本場】
ほん‐ばら【本腹】
本妻の腹に生まれること。また、その子。本妻腹。ほんぷく。日葡辞書「アレホンバラノコヂャ」「アノコホンバラヂャ」
ほん‐ばん【本番】
①本当の持ち番。
②予め行う練習に対して、本式に行う場合をいう。「ぶっつけ―」
ホンパン【紅幇】
(Hongbang)中国の秘密結社。清代に起こった青幇チンパンの分派。長江一帯に勢力をもち、主に失業者・土匪どひ・浮浪人・漕運そううん労働者などから成り、国民党と密接な関係があった。こうほう。→幇パン
ぼん‐ぴ【凡卑】
身分のいやしいこと。源平盛衰記10「―の愚僧名聞の高位も所望なく」
ぼん‐ぴ【犯否】
⇒ぼんぷ
ぽん‐びき【ぽん引き】
(ポンヒキ・ポンピキとも)
①土地不案内の田舎者などを甘言を用いて誘惑し、その所持金を巻きあげること。また、その者。ずくひき。
②私娼窟などで、不案内の者を連れこむ客引き。
③株式街で、取引所の会員を装っていかがわしい株を売りつける者。
ポンピドゥー‐センター【Le Centre National d'Art et de Culture Georges Pompidou フランス】
パリにある現代芸術文化センター。1977年開館。一部は国立現代美術館として20世紀の作品を収蔵・展示。独特の外観も有名。ポンピドゥー(1911〜1974)は企画当時の大統領。→パリ(図)
ぼん‐ぴゃく【凡百】
(ボンビャクとも)いろいろのもの。もろもろ。はんぴゃく。「―の迷い」
ほん‐びゃくしょう【本百姓】‥シヤウ
江戸時代、家屋敷・田畑を所持し、年貢・諸役を負担し、村の一人前の構成員としての権利・義務を持つ農民。↔水呑みずのみ百姓。→高持たかもち百姓→役家やくや→本役ほんやく2
ほん‐びょう【本俵】‥ベウ
年貢や回米を俵に入れる時に用いる、標準となる量目りょうめの入った俵。世間胸算用1「今の直段ねだんの米にしては―三石あたまに戴き」
ほん‐びょう【本病】‥ビヤウ
持病。〈日葡辞書〉
ほん‐ビロード【本天鵞絨】
経たても緯よこも絹糸を用いて織ったビロード。ほんてん。→別珍べっちん
ぽん‐ぴん
(→)「ぽぴん」に同じ。
ほん‐ぶ【本部】
団体・組織などの中心となる機関。「大会―」
ほん‐ぷ【本夫】
正式の夫おっと。
ほん‐ぷ【本譜】
略譜に対して、五線式の楽譜の俗称。五線譜。
ほん‐ぷ【品封】
親王・内親王に、その品(位階)によって賜った封戸ふこ。
ぼん‐ぶ【凡夫】
(ボンプとも)
①〔仏〕煩悩に束縛されて迷っている人。異生いしょう。
②普通の人。凡人。今昔物語集5「忽ちに仙の通力失せて―になりにけり」
ぼん‐ぷ【犯否】
罪を犯したか否か。日葡辞書「ボンプヲロンズル」
ポンプ【pomp オランダ・喞筒】
圧力の働きによって流体を送る装置。特に液体に対するものをいい、気体では構造により真空ポンプ・送風機などと呼ぶことが多く、機構上では、往復ポンプ・回転ポンプ・遠心ポンプ(渦巻ポンプ)・軸流ポンプなどに分かれる。しょくとう。
⇒ポンプ‐ざ【ポンプ座】
⇒ポンプ‐そんしつ【ポンプ損失】
ほん‐ぷう【本風】
(世阿弥の用語)基本の芸。基本の曲柄・役柄。至花道「―の内の上曲ならば」
ほん‐ぶき【本葺き】
(→)「本瓦ほんかわら葺き」に同じ。
ほん‐ぶぎょう【本奉行】‥ギヤウ
鎌倉・室町時代、各訴訟事件の主任担当奉行。→合あい奉行
ほん‐ぷく【本復】
(ホンブクとも)
①病気がすっかり治ること。全快。全癒。平治物語「宿病次第に―して」
②配流はいるの地から故国へ帰されること。元の地位に戻されること。〈日葡辞書〉
ほん‐ぷく【本腹】
⇒ほんばら。日葡辞書「ホンプクノコ(子)ヂャ」
ポンプ‐ざ【ポンプ座】
(Antlia ラテン)南天の星座。海蛇座の南にある。
⇒ポンプ【pomp オランダ・喞筒】
ほん‐ぶし【本節】
①大型の鰹かつおを三枚におろし、さらに背側(背節)と腹側(腹節)に分けた身で作った鰹節。→亀節かめぶし。
②本式の唄の節まわし。
③義太夫節の旋律型の名。
④経たてに絹紡糸、緯よこに節糸ふしいとを使った節糸織。本節糸織。
ほん‐ぶしん【本普請】
間に合せでない本式の普請。↔仮普請
ポンプ‐そんしつ【ポンプ損失】
機関のシリンダー内にある作用行程の終わったガスを押し出すのに要する仕事。
⇒ポンプ【pomp オランダ・喞筒】
ほん‐ぶたい【本舞台】
①歌舞伎劇場の舞台で、左右の大臣柱だいじんばしらの間、間口3間の部分。のちには間口・奥行とも拡張され、花道に対して正面の舞台全体をいう。本来、能舞台の正面部分を言ったもの。
②表向きの本式の場所。晴れの舞台。
ほん‐ぶつ【本仏】
①本門の仏または根本の仏。
②本尊とする仏。平家物語4「―もかの帝の御本尊」
③自分の心内の仏性ぶっしょう。
ほん‐ぶとり【本肥り】
病的でなく、自然な肥り方。
ほん‐ぶね【本船】
小船を従える大船。沖にある大船。もとぶね。
ぼん‐ぶね【盆舟】
精霊しょうりょう流しの舟。精霊舟。灯籠舟。送り舟。
ほん‐ぶり【本降り】
すぐやみそうにない強い雨の降り方。はげしい降雨。誹風柳多留初「―になつて出て行く雨やどり」
ほん‐ぶん【本分】
①その人の守るべき本来の分限。正法眼蔵坐禅箴「住持より諸僧ともに坐禅するを―の事とせり」。「―を全うする」「学生の―」
②人やものに本来そなわっているもの。本来の性質。戴恩記「和歌に師匠なしとは和歌の―なり」
ほん‐ぶん【本文】
⇒ほんもん
ぼん‐ぶん【梵文】
梵字の文章。梵字の経文。
ボンベ【Bombe ドイツ】
圧縮された高圧の気体を入れておく鉄製の円筒形容器。普通、圧力計が装置され、内部の圧力を示す。液体の貯蔵用ともする。「酸素―」
ポンペ【Johannes Lijdius Catharinus Pompe van Meerdervoort】
オランダの軍医。1857年(安政4)海軍伝習所医官として来日。長崎の養生所(後の精得館)などで西洋医学を教授した。著「日本における五年間」。(1829〜1908)
ボンベイ【Bombay・孟買】
(→)ムンバイの旧称。
ポンペイ【Pompeii】
イタリア南部、ナポリ湾に臨むカンパーニア地方にあった古代都市。前4世紀以来繁栄し、のち一時ローマに反抗、最盛期の西暦79年、ヴェスヴィオ火山の大噴火で埋没。18世紀半ば以来の発掘により、当時の建造物・生活様式・美術工芸などを知る史跡となった。
ポンペイ
提供:NHK
ポンペイ
提供:NHK
⇒ポンペイ‐さいごのひ【ポンペイ最後の日】
ポンペイウス【Gnaeus Pompeius Magnus】
古代ローマの将軍・政治家。前67年、長年ローマを悩ませていた海賊を掃蕩、前66〜64年に東征し多大の戦功をあげ、前60年カエサル・クラッススと第1次三頭政治を開始。のち、カエサルと争い暗殺された。(前106〜前48)
ポンペイ‐さいごのひ【ポンペイ最後の日】
(The Last Days of Pompeii)ブルワー=リットンの歴史小説。1834年刊。ヴェスヴィオ火山の噴火で埋没するポンペイを舞台とする。明治初年の邦訳名「奇想春史」。
⇒ポンペイ【Pompeii】
ホン‐ヘソン【洪海星】
(Hong Hae-sŏng)朝鮮の演劇人。朝鮮最初の近代劇団体、劇芸術協会を結成。小山内薫に師事、のち京城小劇場を組織。(1894〜1957)
ボンヘッファー【Dietrich Bonhoeffer】
ドイツの牧師・神学者。告白教会を拠点に反ナチ闘争を展開、1943年に逮捕、のち刑死。著「獄中書簡」など。(1906〜1945)
ほん‐ぺん【本編・本篇】
①続編などに対して、はじめの、主体をなす編。
②この編。
ほん‐ぽ【本帆】
船の中央の帆柱に張る大きな帆。↔弥帆やほ
ほん‐ぽ【本舗】
①本店。
②特定商品を製造販売する大元の店。
ボンボ【bombo スペイン】
中南米で用いる低音の両面太鼓。桴ばちで打つ。ヨーロッパ起源。
ぽん‐ぽ
(幼児語)腹。ぽんぽん。
ほん‐ぼう【本坊】‥バウ
①末寺から本寺を指していう語。
②寺で、住職の住む所。平家物語4「教待和尚の―並びに本尊等」
ほん‐ぽう【本方】‥パウ
漢方で、昔から一定した調剤の処方。日葡辞書「クスリノホンポウ」
ほん‐ぽう【本邦】‥パウ
この国。わが国。「―初演」
ほん‐ぽう【本法】‥パフ
法文において、その法律自身を指すときの称。この法律。
ほん‐ぽう【本俸】
加俸・手当などに対して、主となっている俸給。本給。基本給。
ほん‐ぽう【奔放】‥パウ
伝統や慣習にとらわれず、思うままにふるまうこと。「―に生きる」
ぽん‐ぽこ
鼓などを打つ音。ぽんぽん。
⇒ぽんぽこ‐な
ぽんぽこ‐な
①囃子詞はやしことばの一つ。
②腹がはりふくれているさま。東海道中膝栗毛3「まだまだ腹が―だ」
⇒ぽん‐ぽこ
ほん‐ぼし【本星】
真犯人をいう警察の隠語。
ほんぽ‐じとう【本補地頭】‥ヂ‥
「地頭3」参照。
ぽんぽち‐ごめ【ぽんぽち米】
長く貯えて置いたため、赤黄色に変色した米。陳倉米ちんそうまい。
ぼんぼり
①物がうすく透いてぼんやりと見えるさま。はっきりしないさま。ほんのり。
②(「雪洞」と書く)
㋐茶炉などに用いる紙張りのおおい。せっとう。
㋑絹または紙張りのおおいをつけた手燭てしょく。また、灯台形で、一本柱の上に上開きの六角形や球形のおおいをつけたもの。油火と蝋燭ろうそくとがある。島崎藤村、家「家のものが皆な寝た頃、お種は雪洞ぼんぼりを点ともして表座敷の方へ見に行つた」
ぼんぼり
③中啓ちゅうけいの一種。親骨の先端を内側にそらせて中広がりとした扇。近世宮廷で使用。
④耳垢みみあかをとる道具。頭部を羽で作り柄をつけたもの。耳払い。
⑤料理の名。鯛・鱈たら・海老えびなどの身をゆでて擂鉢すりばちですり、調味して炒いりあげ、中高に盛ったもの。
⑥(→)「ぼんぼり綿」の略。
⇒ぼんぼり‐わた【ぼんぼり綿】
ぼんぼり‐わた【ぼんぼり綿】
うすく透いて見える綿帽子。浄瑠璃、長町女腹切「ゆかたをかりの旅出立、―もひねくろしく」
⇒ぼんぼり
ほん‐ぼん【本本】
本式。本当。真実。浄瑠璃、本朝廿四孝「似はせでやつぱり―の勝頼様ぢやないかいの」
ぼん‐ぼん
(京阪で)良家の若い息子。若旦那。ぼんち。北陸地方などでもいう。
ぼん‐ぼん【盆盆】
盆に子供が群れをなし盆歌を唱えて回ること。また、その歌。浮世風呂4「番頭聴いたか、今の―を」
ボンボン【bonbon フランス】
キャンデーの一種。外側を糖製品で包んだ中にリキュール・果汁などを入れた一口大のもの。さらにチョコレートで包んだものもある。「ウィスキー‐―」
ぽん‐ぽん
①鼓や手を連続して打ち鳴らしたりボールをついたりする音。「拍手かしわでを―と打つ」
②内燃機関・銃・花火などの軽い爆発音。「漁船が―と出て行く」
③無造作に勢いよく次々にものを言ったり事を行なったりするさま。「冗談が―飛び交う」
④ものをいっぱい詰め込んで弾みそうにふくらんでいるさま。「おなかが―に張る」
⑤(幼児語。打つ時の音から)腹。おなか。
⇒ぽんぽん‐じょうき【ぽんぽん蒸気】
ポンポン【pompon フランス】
①帽子や洋服などにつけて飾りとする、毛糸や羽毛で作った丸い玉。
②応援用にチアガールが打ち振る、毛のふさふさした飾り物。
⇒ポンポン‐ダリア【pompon dahlia】
ぽんぽん‐じょうき【ぽんぽん蒸気】
焼玉やきだまエンジンを備えた小形の蒸気船。河川・沿海の旅客・貨物の運送船や漁船に多く用いられた。
⇒ぽん‐ぽん
ポンポン‐ダリア【pompon dahlia】
ダリアの花形の一つ。筒状花弁が多数つき、小形球状となる。
⇒ポンポン【pompon フランス】
ぼんぼん‐どけい【ぼんぼん時計】
ぼんぼんと鳴って時をしらせる大形の振子時計。
ほん‐ま【本真】
(京阪で)まこと。ほんとう。西日本・関東地方の一部でもいう。
ほん‐ま【本馬】
江戸時代、宿場に設けた駄馬の一種。一駄を40貫または36貫とした。→軽尻からじり→乗掛のりかけ
ほん‐ま【本間】
①(→)京間きょうまに同じ。
②邦楽で、原則に外れないリズム。
③謡曲のもっとも基本の間で、句の第1音が前の句の第8拍半からうたい出されるもの。
④座敷持ちの遊女がふだん起居する部屋。錦之裏「急に癪の起つた顔で―へはいつておやすみなんし」
ほんま【本間】
姓氏の一つ。
①中世、佐渡の国人。
②近世、酒田の豪商。後、大地主。3代、四郎三郎光丘みつおか(1732〜1801)は庄内藩などの御用商人。
ほん‐まき【本槙】
〔植〕(→)コウヤマキの別称。
ほん‐まきえ【本蒔絵】‥ヱ
本格的な蒔絵。
ほん‐まく【本幕】
①家の紋所をしるした幕。
②能や狂言で、役者が舞台へ登場する時、揚幕を一杯に高く内の方へ揚げること。↔半幕↔片幕
ほん‐まぐろ【本鮪】
(→)クロマグロに同じ。
ほん‐ます【本斗】
中世、特に平安中期から鎌倉時代、主として畿内地方でひろく用いられていた枡。売買の際米穀の計量に用いた基準枡で、おそらく国衙こくがで使用。
ほん‐まつ【本末】
①もととすえ。物事の根本と末梢。基本的な大切なものと、どうでもよいもの。
②初めと終り。
③本山(本寺)と末山(末寺)。
⇒ほんまつ‐てんとう【本末転倒】
ほんまつ‐てんとう【本末転倒】‥タウ
根本的な事柄とささいな事柄とを取り違えること。「公務を休んでゴルフに行くなんて―だ」
⇒ほん‐まつ【本末】
ほん‐まつり【本祭】
神社の本式の祭。祭礼を正式に行うもの。陰祭かげまつり・宵祭に対していう。→例祭れいさい
ぼん‐まつり【盆祭】
(→)盂蘭盆うらぼんに同じ。
ほん‐まゆ【本眉】
江戸時代の女官・御殿女中の本式の作り眉。白粉おしろいをぬり、髪の生え際の下に墨で眉を描くもの。
ほん‐まる【本丸】
①城の中心部にあって、天守を築いた最も主要な郭くるわ。本曲輪ほんくるわ。〈日葡辞書〉
②転じて、組織や物事の核心の部分。
ほん‐み【本身】
ほんものの刀。真剣。特に、芝居の小道具で、竹で作った刀などに対していう。
ほん‐みがき【本磨き】
石材の仕上げ方の一つ。水磨きの後、磨き粉を使い光沢の出るまで磨くこと。また、その表面。
ほん‐みかげ【本御影】
六甲山麓の御影付近から産出した、淡紅色の長石を含む美しい本来の御影石。類似の石を広く御影石と称するのに対していう。古来有名。
ぼん‐ミス【凡ミス】
単純な失敗。つまらない失敗。
ほん‐みち
1913年(大正2)に天理教教師の大西愛治郎(1881〜1958)が開いた神道系新宗教。天理教の「こふき」神話に基づく教義を展開。第二次大戦前、2度の弾圧をうけたが、46年再建。本部は大阪府高石市。
ぼん‐みち【盆路】
盆祭の前に、墓場から村への路の草を刈って精霊しょうりょうの通る路を整えること。また、その道。ふつう7月1日に行うので「ついたちみち」とも。精霊路しょうろみち。〈[季]秋〉
ほん‐みゃく【本脈】
普通の自然な脈拍。〈日葡辞書〉
ほん‐みょう【本名】‥ミヤウ
号・芸名・筆名などに対して、まことの名。実名。ほんめい。
ほん‐みょう【本命】‥ミヤウ
生まれた年の九星。ほんめい。
⇒ほんみょう‐しょう【本命星】
⇒ほんみょう‐てきさつ【本命的殺】
⇒ほんみょう‐どうじょう【本命道場】
⇒ほんみょう‐にち【本命日】
ほんみょう‐じ【本妙寺】‥メウ‥
熊本市にある日蓮宗の寺。1585年(天正13)加藤清正が大坂に創建した父の菩提寺を、移封いほうに伴い1600年(慶長5)移転。開山は日真。
ほんみょう‐しょう【本命星】‥ミヤウシヤウ
九星の中で、その人の生まれた年に中央に配置される星。
⇒ほん‐みょう【本命】
ほんみょう‐てきさつ【本命的殺】‥ミヤウ‥
九星で、本命星のある方位と反対側の方位。大凶の方位とされる。的殺。
⇒ほん‐みょう【本命】
ほんみょう‐どうじょう【本命道場】‥ミヤウダウヂヤウ
天子の本命星を祈念して国家を鎮護する道場。
⇒ほん‐みょう【本命】
ほんみょう‐にち【本命日】‥ミヤウ‥
陰陽道おんようどうで、生れ年の干支と同じ干支の日。病気や災難に注意すべしという。
⇒ほん‐みょう【本命】
ほんみょう‐ほっけしゅう【本妙法華宗】‥メウ‥
法華宗真門流の旧称。→法華宗
ほん‐む【本務】
①本来のつとめ。↔兼務。
②本分であるつとめ。「―を全うする」
③〔哲〕(duty)道徳上、なすべきこと、なすべからざることを要求・拘束する意識。義務に同じであるが、法律上の義務と区別していう。
ほん‐むすび【本結び】
(→)「細こま結び」に同じ。
ほんむね‐づくり【本棟造り】
長野県南部に見られる上層農家や宿場の本陣の一形式。板葺き、切妻造りで、妻入つまいり。勾配の緩い大屋根と雀踊りと称する棟飾りに特色がある。
ほん‐め【本目】
網地を編むときの結び目の一種。漁網に用いる。→蛙股かえるまた3
本目
ほん‐めい【本名】
⇒ほんみょう
ほん‐めい【本命】
①⇒ほんみょう。
②競馬・競輪などのレースで1着を予想されている馬や選手など。転じて、一般に、あることで最有力と見込まれている人。「総裁選の―」
ほん‐めい【奔命】
①君命に従って奔走すること。
②いそがしく活動すること。「―に疲れる」
ほん‐もう【本望】‥マウ
①本来ののぞみ。もとからの志。本懐。「―をとげる」
②望みがかなって満足であること。「優勝できて―です」
ぼん‐もう【梵網】‥マウ
(→)梵網経の略。
⇒ぼんもう‐え【梵網会】
⇒ぼんもう‐きょう【梵網経】
⇒ぼんもう‐ぼさつかい【梵網菩薩戒】
ぼんもう‐え【梵網会】‥マウヱ
梵網経を講讃する法会。聖武天皇の勅願によって光明皇后の母橘三千代たちばなのみちよ追善のため東大寺で行われたのが有名。
⇒ぼん‐もう【梵網】
ぼんもう‐きょう【梵網経】‥マウキヤウ
鳩摩羅什くまらじゅうの訳とされるが、5世紀頃成立した偽経。2巻。大乗菩薩戒の根本聖典として重視される。
⇒ぼん‐もう【梵網】
ぼんもう‐ぼさつかい【梵網菩薩戒】‥マウ‥
〔仏〕梵網経に説く大乗戒。十の重い戒と四十八の軽い戒とから成る。→十重禁
⇒ぼん‐もう【梵網】
ほんもつ‐がえし【本物返】‥ガヘシ
(ホンモノガエシとも)「本銭返ほんせんがえし」参照。
ほん‐もと【本元】
最も根源的なもと。「本家―」
ほん‐もの【本物】
①にせものでないこと。実物。「―の銃」
②その名に価する本当のもの。技芸などが、素人ばなれしていること。「―の腕前」「プロとして―になる」
③もときん。元金。
⇒ほんもの‐がえし【本物返】
ほんもの‐がえし【本物返】‥ガヘシ
⇒ほんもつがえし
⇒ほん‐もの【本物】
ほん‐もみ【本紅】
他の染料を用いず、紅花べにばなのみで染めた紅もみ。紅花染。
ほん‐もろこ【本諸子】
コイ科の淡水産の硬骨魚。全長約10センチメートル。体はやや細く、群れを作る。琵琶湖の固有種であるが、現在では各地の湖沼で繁殖。食用、特に関西で喜ばれる。モロコ。
ほん‐もん【本文】
(ホンブンとも)
①典拠となる古書などの文句。栄華物語初花「よしばみかへして心ばへある―など書きたる」。尾崎紅葉、紅子戯語「詩人に口なしといふ―がある」
②文書・書物の主体となる文。序文・付録・索引や注解などに対していう。
③注釈・講義などがよりどころにしたもとの文章。正文せいぶん。テキスト。「―校訂」
⇒ほんもん‐ひはん【本文批判】
⇒ほんもん‐ひひょう【本文批評】
ほん‐もん【本門】
①正門。表門。
②〔仏〕法華経二十八品ほんのうち、後半の従地涌出品じゅうじゆじゅっぽんから普賢ふげん品に至る14品。釈尊の成仏が久遠の昔であることを明らかにする。開目抄「―にいたりて、始成正覚をやぶれば」↔迹門しゃくもん。
⇒ほんもん‐の‐かいだん【本門の戒壇】
⇒ほんもん‐の‐だいもく【本門の題目】
⇒ほんもん‐の‐ほんぞん【本門の本尊】
⇒ほんもん‐ほっけしゅう【本門法華宗】
ほん‐もん【本紋】
その家で主として用いる紋。正紋。定紋じょうもん。↔代紋かえもん
ほんもん‐じ【本門寺】
①東京都大田区池上にある日蓮宗の四大本山の一つ。日蓮終焉の宅を1291年(正応4)池上宗仲が寺とし、1317年(文保1)日朗が開山となる。池上本門寺。
池上本門寺
提供:東京都
②静岡県富士宮市北山にある日蓮宗の寺院。1298年(永仁6)日興が大石寺たいせきじから日蓮影像を移して創建。北山本門寺。
③静岡県富士郡芝川町西山にある単立寺院。1344年(康永3)北山本門寺から追放された日代が創建。西山本門寺。
ほんもん‐の‐かいだん【本門の戒壇】
日蓮宗三大秘法の一つ。本尊に帰依して題目を唱える受戒の壇場。
⇒ほん‐もん【本門】
ほんもん‐の‐だいもく【本門の題目】
日蓮宗三大秘法の一つ。南無妙法蓮華経の七字の題目を唱えて本尊に帰依する心を表すこと。
⇒ほん‐もん【本門】
ほんもん‐の‐ほんぞん【本門の本尊】
日蓮宗三大秘法の一つ。信心・唱題の対象たる主本尊、すなわち十界大曼荼羅じっかいだいまんだら。
⇒ほん‐もん【本門】
ほんもん‐ひはん【本文批判】
ある文献の原稿・写本・諸版本を比較校訂して、最良のテキストを定めること。本文批評。原典批判。テキスト‐クリティーク。
⇒ほん‐もん【本文】
ほんもん‐ひひょう【本文批評】‥ヒヤウ
(→)本文批判に同じ。
⇒ほん‐もん【本文】
ほんもん‐ほっけしゅう【本門法華宗】
法華宗本門流の旧称。→法華宗
⇒ほん‐もん【本門】
ほん‐や【本屋】
①書物を売る店、または人。出版社を指すこともある。
②俗に、脚本やシナリオを書く人。
③母屋おもや。
④本宅。
⇒ほんや‐がくもん【本屋学問】
⇒ほんや‐どり【本屋取】
ほんや‐がくもん【本屋学問】
(→)外題げだい学問に同じ。
⇒ほん‐や【本屋】
ほん‐やき【本焼】
陶磁器で素焼き後の素地きじに釉うわぐすりを掛け、高温で焼き上げること。
ほん‐やく【本役】
①演劇で、その役者に適している本来の役。↔加役。
②江戸時代、農漁民で一人前の課役を負担するもの。→一人役いちにんやく→半役
ほん‐やく【翻訳・反訳】
(translation)
①ある言語で表現された文章の内容を他の言語になおすこと。二葉亭四迷、余が翻訳の標準「苟いやしくも外国文を―しようとするからには、必ずやその文調をも移さねばならぬ」。「―書」
②〔生〕蛋白質の生合成で、メッセンジャーRNA上の塩基配列を読みとり、その情報に対応するアミノ酸を選んでペプチド鎖を合成する過程。遺伝情報が蛋白質の構造として発現する過程の第2段階。→転写2。
⇒ほんやく‐かた【翻訳方】
⇒ほんやく‐けん【翻訳権】
⇒ほんやく‐ちょう【翻訳調】
ほんやく‐かた【翻訳方】
江戸幕府の職名。安政(1854〜1860)年間に置かれ、海軍所頭取および外国奉行の下で外国語の翻訳に従事した。
⇒ほん‐やく【翻訳・反訳】
ほんやく‐けん【翻訳権】
著作権の一種。ある著作物を外国語に翻訳・出版する権利。
⇒ほん‐やく【翻訳・反訳】
ほんやく‐ちょう【翻訳調】‥テウ
外国語を日本語に訳してできたような、それまで日本語では使わなかった表現や文体。
⇒ほん‐やく【翻訳・反訳】
ほんやくみょうぎしゅう【翻訳名義集】‥ミヤウ‥シフ
梵漢辞典。南宋の法雲の編。20巻。1143年成る。仏典中の梵語2千余語を64編に分け、漢訳を付し解説したもの。「釈氏要覧」「諸乗法数」と共に仏学三書の一つ。
ぼん‐やすみ【盆休み】
盂蘭盆うらぼんの時期の休暇。「お―」
ほんや‐どり【本屋取】
(和歌山県で)長男の称。ほんにゃどん。
⇒ほん‐や【本屋】
ぼん‐やま【盆山】
7月14日から17日朝までに神奈川県の大山阿夫利おおやまあふり神社に参詣すること。→大山詣で
ほん‐やり【本槍】
合戦の時、前陣が乱れてから槍術にすぐれた者が進み出て槍合せをしたこと。
ぼんやり
①色・輪郭・意識・記憶などが明瞭でなく薄くかすんでいるさま。「遠景が―かすむ」「―と思い出す」「―して衝突する」
②気がきかないさま。利発でないさま。また、その人。「この子は―だから心配だ」
ほん‐ゆう【本有】‥イウ
①本来有すること。固有。
②⇒ほんぬ。
⇒ほんゆう‐かんねん【本有観念】
⇒ほんゆう‐てき【本有的】
ポンユー【朋友】
(中国語)朋友ほうゆう。友達。
ほんゆう‐かんねん【本有観念】‥イウクワン‥
(→)生得せいとく観念に同じ。
⇒ほん‐ゆう【本有】
ほんゆう‐てき【本有的】‥イウ‥
習得・経験に対し、生まれながらに具えているさま。本来具有するさま。生得的。
⇒ほん‐ゆう【本有】
ほん‐よう【本葉】‥エフ
⇒ほんば
ほん‐よう【本様】‥ヤウ
手本とすべきもの。本格的なもの。筑波問答「脇句の名句はいたくなき事なれば、―に出し侍るまではなけれども」
ぼん‐よう【凡庸】
すぐれたところのないこと。なみなみ。平凡。また、その人。凡人。「―な人物」
ほん‐よさん【本予算】
一会計年度の年間予算として当初に成立した、国の一般会計予算・特別会計予算および政府関係機関予算。地方自治体の予算についてもいう。→暫定予算→補正予算
ほん‐よみ【本読み】
①読書すること。また、読書家。
②演劇・放送で、稽古を始める前に、作者・演出者が出演者などに脚本の正本しょうほんを読みきかせること。また、俳優が脚本を読んで稽古すること。
ほん‐らい【本来】
①ありのままであること。もともと。はじめから。元来。「―の姿にもどる」
②当然そうあるべきこと。あたりまえ。「―ならお伺い申すべきですが」
⇒ほんらい‐くう【本来空】
⇒ほんらい‐じょうぶつ【本来成仏】
⇒ほんらい‐の‐めんもく【本来の面目】
⇒ほんらい‐むいちもつ【本来無一物】
ほん‐らい【奔雷】
①はげしく鳴るかみなり。
②急流のはげしい水音の形容。
ほんらい‐くう【本来空】
〔仏〕万象は実有じつうでなくて、本来仮の存在であること。
⇒ほん‐らい【本来】
ほんらい‐じょうぶつ【本来成仏】‥ジヤウ‥
〔仏〕万物一如の見地に立てば、衆生しゅじょうもそのままが仏であるということ。
⇒ほん‐らい【本来】
ほんらい‐の‐めんもく【本来の面目】
〔仏〕天然のままにして、少しも人為を加えない衆生しゅじょうの心の本性をいう。仏性。正法眼蔵辧道話「大解脱地を証し、―を現ずるとき」
⇒ほん‐らい【本来】
ほんらい‐むいちもつ【本来無一物】
〔仏〕本来空くうであるから一物として執着すべきものはなく、一切のものから自由自在になった心境。盲安杖「間断けんだんなく守らんには―にして全く生死なき事を見るべし」
⇒ほん‐らい【本来】
ほん‐らん【本欄】
①雑誌などの中心となる主な欄。
②この欄。
ほん‐り【本利】
元本と利子。元利。
ほん‐りゅう【本流】‥リウ
①川の本筋の流れ。幹流。主流。↔支流。
②主となっている流儀・流派。
③中心をなす系統・傾向。
ほん‐りゅう【奔流】‥リウ
激しい勢いの流れ。奔湍ほんたん。「―に押し流される」
ぼん‐りゅう【凡流】‥リウ
平凡な門流。
ぼん‐りょ【凡慮】
凡人の考え。保元物語「此の御企て、宗の御計ひも測り難く、―の推す処然るべからず」
ほん‐りょう【本領】‥リヤウ
①もとからの領地。代々伝えられた領地。鎌倉時代、幕府から新たに恩給されたものでない、本来の所領。根本所領。本知。↔恩領。
②本来得意とするところ。特色。特質。「―を発揮する」
⇒ほんりょう‐あんど【本領安堵】
ほんりょう‐あんど【本領安堵】‥リヤウ‥
中世、本領に対する領有権をそのまま幕府が認めたこと。
⇒ほん‐りょう【本領】
ほん‐りょうがえ【本両替】‥リヤウガヘ
江戸時代、三都の両替屋の中で主に金銀を扱い、資力・信用の大きいもの。両替のほか、貸付・為替・手形振出なども行なった。
ほん‐るい【本塁】
①本拠となるとりで。ねじろ。
②野球で、打者が投手の球を打ち、また、走者が生還して得点する塁。通常、白色の五角形のゴム板を置く。ホームベース。
⇒ほんるい‐だ【本塁打】
ほんるい‐だ【本塁打】
野球で、打者が一挙に本塁まで生還し得る安打。ホームラン。ホーマー。
⇒ほん‐るい【本塁】
ほん‐れい【本鈴】
授業や上演などの始まりを正式に告げる合図のベル。↔予鈴
ぼん‐れい【盆礼】
盆に行う贈答。盆立ぼんだて。〈[季]秋〉
ほん‐れき【本暦】
略本暦・略暦に対して、基本となる暦。
ボンレス‐ハム【boneless ham】
豚の腿肉から骨を取り除いてつくったハム。骨抜きハム。
ほん‐ろう【翻弄】
思うままにもてあそぶこと。てだまにとり、なぶりものにすること。「荒波に舟が―される」「運命に―される」
ほん‐ろん【本論】
①議論・論文の主たる部分。「―に入る」
②この論。
ほんわか
強い刺激がなく、のんびりと心がなごんでいるさま。「―とした気分」
ほん‐わり【本割】
大相撲で、発表された取組表によって行われる取組。転じて、歌舞伎の月例公演、演奏会のプログラムに載った正式演目などにもいう。
ま
①両唇を密閉し有声の気息を鼻腔に通じて発する鼻子音〔m〕と母音〔a〕との結合した音節。〔ma〕
②平仮名「ま」は「末」の草体。片仮名「マ」は「末」また「万」の最初の2画の転形。
ま【目】
「め」の古形。他の語について複合語を作る。万葉集5「―な交かいに」。「―のあたり」「―ぶた」
ま【身】
(→)「み」に同じ。四時祭式「大御おおみ―」
ま【真】
[一]〔名〕
まこと。本当。真実。狂言、仏師「―でもないものを、そぢやというて売り付くるを」
[二]〔接頭〕
(体言・形容詞などに冠する)
①それそのものであることを表す。完全である、真実である、正確であるなどの意を表す。万葉集20「―袖持ち涙をのごひ」。万葉集3「―白にそ富士の高嶺に雪はふりける」。万葉集4「うち日さす宮に行く子を―悲しみ留むれば苦し」。万葉集20「旅とへど―旅になりぬ」。日葡辞書「マムカエ」。「―南」「―心」「―新しい」↔片かた。
②純粋さや見事さをほめる意を表す。「―弓」「―木」「―熊野」
③生物の或る類のうち標準となる種類に冠する。「―鴨」「―鰯いわし」「―昆布」
⇒真に受ける
ま【馬】
(ウマの約)うま。万葉集5「竜たつの―も今も得てしか」
ま【間】
①物と物、または事と事のあいだ。あい。間隔。
㋐あいだの空間。すきま。古事記中「伊那佐の山の樹の―よもい行きまもらひ」。「―を詰める」「―をはかる」
㋑あいだの時間。ひま。いとま。古今和歌集春「桜花散る―をだにも見るべきものを」。「―もなく」「まだ―がある」
㋒ある事にあてる一続きの時間。「寝る―もない」「あっと言う―」「束の―」
②長さの単位。
㋐家など、建物の柱と柱とのあいだ。けん。源氏物語蛍「見入れ給へるに、一―ばかり隔てたる見わたしに」
㋑畳の寸法にいう語。京間は曲尺かねじゃくで6尺3寸と3尺1寸5分、田舎間は5尺8寸と2尺9寸。
③家の内部で、屏風・ふすまなどによって仕切られたところ。
㋐家の一しきりをなしている室。へや。「―どり」「板の―」
㋑室町時代、部屋の広さの単位。坪。
㋒部屋の数を数える語。
④日本の音楽や踊りで、所期のリズムを生むための休拍や句と句との間隙。転じて、全体のリズム感。「―のとり方がうまい」
⑤芝居で、余韻を残すために台詞せりふと台詞との間に置く無言の時間。
⑥ほどよいころあい。おり。しおどき。機会。めぐりあわせ。「―をうかがう」「―がいい」
⑦その場の様子。ぐあい。ばつ。
⑧船の泊まる所。ふながかり。→澗ま
⇒間が抜ける
⇒間が延びる
⇒間が持てない
⇒間が悪い
⇒間を合わせる
⇒間を置く
⇒間を欠く
⇒間を配る
⇒間を持たす
⇒間を渡す
ま【澗】
(北陸地方などで)湾または海岸の船着場・船曳揚場。「―主まぬし」
ま【魔】
①(梵語māra)〔仏〕仏道修行や人の善事の妨害をなすもの。魔羅まら。また、不思議な力をもち、悪事をなすもの。「好事―多し」→四魔。
②不思議な力。神秘的なもの。恐るべきもの。「―の海域」
③熱中して異常な行いをする者。「電話―」
⇒魔が差す
ま
〔副〕
①(イマの約)さらに加えて。もっと。もう。なお。天草本伊曾保物語「獅子…その威徳分は―ひと肢えだはわれに呉れい」。「―少し」
②(→)「まあ」に同じ。狂言、丼礑どぶかっちり「―ここへ打つてみませう」
ま
〔接尾〕
形容詞の語幹、動詞の未然形、打消の助動詞「ず」などに付いて、そのような状態である意を表し、また語調を整える。多く助詞「に」を伴って副詞的に用いられる。万葉集11「かへら―に君こそ我に
領巾たくひれの白浜波の寄る時も無き」。万葉集15「ぬばたまの夜見し君を明くるあした逢はず―にして今そくやしき」。古今和歌集恋「懲りず―に又もなき名は立ちぬべし人憎からぬ世にし住まへば」
ま
〔感〕
犬を呼ぶ声。万葉集11「追馬そ喚犬ま」(杣そまの戯書)
まあ
〔副〕
①(十分ではないが、かなりの程度であることを表す)まずまず。「―よい方だろう」
②(軽く相手を制止したり、うながしたり、また自分の気持を述べたりするのに用いる)ちょっと。「―待ちなさい」「―おすわり下さい」「―やってみましょう」
まあ
〔感〕
(女性が)驚いたり感嘆したりした時に発する声。「―不思議だこと」「―きれい」
ま‐あい【眉間】‥アヒ
みけん。また、顔。難波物語「色はあをし、―しかみて寸白すばく病みのやうなり」
ま‐あい【間合】‥アヒ
①何かをするのに適当な距離や時機。あいだ。ころあい。色道大鏡「一つうけはうけながら―をみては捨てんとし」。「―をはかる」
②舞踊・音曲などで、調子や拍子が変わるときのわずかな休止の時間。
③剣道などで、相手との距離。
ま‐あか【真赤】
純粋な赤色。まっか。
マーカー【marker】
①しるしをつける人。
②しるしをつけるための筆記具・器具。
③目印。標識。
④得点記録係。
マーガリン【margarine】
精製した動植物性油脂に発酵乳・食塩・ビタミン類などを加えて乳化し、練り合わせてバター状にした食品。1869年にフランスでバターの代用品として開発された。人造バター。
マーガレット【marguerite】
①キク科の観賞用低木状多年草。カナリア諸島原産。高さ60〜100センチメートル。葉はシュンギクに似て深裂し、帯白緑色。夏、白色の頭状花を枝の先端に開く。黄・桃色のものや八重品種もある。モクシュンギク。
[image format=jpg,inline=0,page=53969,offset=710]マーガ
ポンペイ
提供:NHK
⇒ポンペイ‐さいごのひ【ポンペイ最後の日】
ポンペイウス【Gnaeus Pompeius Magnus】
古代ローマの将軍・政治家。前67年、長年ローマを悩ませていた海賊を掃蕩、前66〜64年に東征し多大の戦功をあげ、前60年カエサル・クラッススと第1次三頭政治を開始。のち、カエサルと争い暗殺された。(前106〜前48)
ポンペイ‐さいごのひ【ポンペイ最後の日】
(The Last Days of Pompeii)ブルワー=リットンの歴史小説。1834年刊。ヴェスヴィオ火山の噴火で埋没するポンペイを舞台とする。明治初年の邦訳名「奇想春史」。
⇒ポンペイ【Pompeii】
ホン‐ヘソン【洪海星】
(Hong Hae-sŏng)朝鮮の演劇人。朝鮮最初の近代劇団体、劇芸術協会を結成。小山内薫に師事、のち京城小劇場を組織。(1894〜1957)
ボンヘッファー【Dietrich Bonhoeffer】
ドイツの牧師・神学者。告白教会を拠点に反ナチ闘争を展開、1943年に逮捕、のち刑死。著「獄中書簡」など。(1906〜1945)
ほん‐ぺん【本編・本篇】
①続編などに対して、はじめの、主体をなす編。
②この編。
ほん‐ぽ【本帆】
船の中央の帆柱に張る大きな帆。↔弥帆やほ
ほん‐ぽ【本舗】
①本店。
②特定商品を製造販売する大元の店。
ボンボ【bombo スペイン】
中南米で用いる低音の両面太鼓。桴ばちで打つ。ヨーロッパ起源。
ぽん‐ぽ
(幼児語)腹。ぽんぽん。
ほん‐ぼう【本坊】‥バウ
①末寺から本寺を指していう語。
②寺で、住職の住む所。平家物語4「教待和尚の―並びに本尊等」
ほん‐ぽう【本方】‥パウ
漢方で、昔から一定した調剤の処方。日葡辞書「クスリノホンポウ」
ほん‐ぽう【本邦】‥パウ
この国。わが国。「―初演」
ほん‐ぽう【本法】‥パフ
法文において、その法律自身を指すときの称。この法律。
ほん‐ぽう【本俸】
加俸・手当などに対して、主となっている俸給。本給。基本給。
ほん‐ぽう【奔放】‥パウ
伝統や慣習にとらわれず、思うままにふるまうこと。「―に生きる」
ぽん‐ぽこ
鼓などを打つ音。ぽんぽん。
⇒ぽんぽこ‐な
ぽんぽこ‐な
①囃子詞はやしことばの一つ。
②腹がはりふくれているさま。東海道中膝栗毛3「まだまだ腹が―だ」
⇒ぽん‐ぽこ
ほん‐ぼし【本星】
真犯人をいう警察の隠語。
ほんぽ‐じとう【本補地頭】‥ヂ‥
「地頭3」参照。
ぽんぽち‐ごめ【ぽんぽち米】
長く貯えて置いたため、赤黄色に変色した米。陳倉米ちんそうまい。
ぼんぼり
①物がうすく透いてぼんやりと見えるさま。はっきりしないさま。ほんのり。
②(「雪洞」と書く)
㋐茶炉などに用いる紙張りのおおい。せっとう。
㋑絹または紙張りのおおいをつけた手燭てしょく。また、灯台形で、一本柱の上に上開きの六角形や球形のおおいをつけたもの。油火と蝋燭ろうそくとがある。島崎藤村、家「家のものが皆な寝た頃、お種は雪洞ぼんぼりを点ともして表座敷の方へ見に行つた」
ぼんぼり
③中啓ちゅうけいの一種。親骨の先端を内側にそらせて中広がりとした扇。近世宮廷で使用。
④耳垢みみあかをとる道具。頭部を羽で作り柄をつけたもの。耳払い。
⑤料理の名。鯛・鱈たら・海老えびなどの身をゆでて擂鉢すりばちですり、調味して炒いりあげ、中高に盛ったもの。
⑥(→)「ぼんぼり綿」の略。
⇒ぼんぼり‐わた【ぼんぼり綿】
ぼんぼり‐わた【ぼんぼり綿】
うすく透いて見える綿帽子。浄瑠璃、長町女腹切「ゆかたをかりの旅出立、―もひねくろしく」
⇒ぼんぼり
ほん‐ぼん【本本】
本式。本当。真実。浄瑠璃、本朝廿四孝「似はせでやつぱり―の勝頼様ぢやないかいの」
ぼん‐ぼん
(京阪で)良家の若い息子。若旦那。ぼんち。北陸地方などでもいう。
ぼん‐ぼん【盆盆】
盆に子供が群れをなし盆歌を唱えて回ること。また、その歌。浮世風呂4「番頭聴いたか、今の―を」
ボンボン【bonbon フランス】
キャンデーの一種。外側を糖製品で包んだ中にリキュール・果汁などを入れた一口大のもの。さらにチョコレートで包んだものもある。「ウィスキー‐―」
ぽん‐ぽん
①鼓や手を連続して打ち鳴らしたりボールをついたりする音。「拍手かしわでを―と打つ」
②内燃機関・銃・花火などの軽い爆発音。「漁船が―と出て行く」
③無造作に勢いよく次々にものを言ったり事を行なったりするさま。「冗談が―飛び交う」
④ものをいっぱい詰め込んで弾みそうにふくらんでいるさま。「おなかが―に張る」
⑤(幼児語。打つ時の音から)腹。おなか。
⇒ぽんぽん‐じょうき【ぽんぽん蒸気】
ポンポン【pompon フランス】
①帽子や洋服などにつけて飾りとする、毛糸や羽毛で作った丸い玉。
②応援用にチアガールが打ち振る、毛のふさふさした飾り物。
⇒ポンポン‐ダリア【pompon dahlia】
ぽんぽん‐じょうき【ぽんぽん蒸気】
焼玉やきだまエンジンを備えた小形の蒸気船。河川・沿海の旅客・貨物の運送船や漁船に多く用いられた。
⇒ぽん‐ぽん
ポンポン‐ダリア【pompon dahlia】
ダリアの花形の一つ。筒状花弁が多数つき、小形球状となる。
⇒ポンポン【pompon フランス】
ぼんぼん‐どけい【ぼんぼん時計】
ぼんぼんと鳴って時をしらせる大形の振子時計。
ほん‐ま【本真】
(京阪で)まこと。ほんとう。西日本・関東地方の一部でもいう。
ほん‐ま【本馬】
江戸時代、宿場に設けた駄馬の一種。一駄を40貫または36貫とした。→軽尻からじり→乗掛のりかけ
ほん‐ま【本間】
①(→)京間きょうまに同じ。
②邦楽で、原則に外れないリズム。
③謡曲のもっとも基本の間で、句の第1音が前の句の第8拍半からうたい出されるもの。
④座敷持ちの遊女がふだん起居する部屋。錦之裏「急に癪の起つた顔で―へはいつておやすみなんし」
ほんま【本間】
姓氏の一つ。
①中世、佐渡の国人。
②近世、酒田の豪商。後、大地主。3代、四郎三郎光丘みつおか(1732〜1801)は庄内藩などの御用商人。
ほん‐まき【本槙】
〔植〕(→)コウヤマキの別称。
ほん‐まきえ【本蒔絵】‥ヱ
本格的な蒔絵。
ほん‐まく【本幕】
①家の紋所をしるした幕。
②能や狂言で、役者が舞台へ登場する時、揚幕を一杯に高く内の方へ揚げること。↔半幕↔片幕
ほん‐まぐろ【本鮪】
(→)クロマグロに同じ。
ほん‐ます【本斗】
中世、特に平安中期から鎌倉時代、主として畿内地方でひろく用いられていた枡。売買の際米穀の計量に用いた基準枡で、おそらく国衙こくがで使用。
ほん‐まつ【本末】
①もととすえ。物事の根本と末梢。基本的な大切なものと、どうでもよいもの。
②初めと終り。
③本山(本寺)と末山(末寺)。
⇒ほんまつ‐てんとう【本末転倒】
ほんまつ‐てんとう【本末転倒】‥タウ
根本的な事柄とささいな事柄とを取り違えること。「公務を休んでゴルフに行くなんて―だ」
⇒ほん‐まつ【本末】
ほん‐まつり【本祭】
神社の本式の祭。祭礼を正式に行うもの。陰祭かげまつり・宵祭に対していう。→例祭れいさい
ぼん‐まつり【盆祭】
(→)盂蘭盆うらぼんに同じ。
ほん‐まゆ【本眉】
江戸時代の女官・御殿女中の本式の作り眉。白粉おしろいをぬり、髪の生え際の下に墨で眉を描くもの。
ほん‐まる【本丸】
①城の中心部にあって、天守を築いた最も主要な郭くるわ。本曲輪ほんくるわ。〈日葡辞書〉
②転じて、組織や物事の核心の部分。
ほん‐み【本身】
ほんものの刀。真剣。特に、芝居の小道具で、竹で作った刀などに対していう。
ほん‐みがき【本磨き】
石材の仕上げ方の一つ。水磨きの後、磨き粉を使い光沢の出るまで磨くこと。また、その表面。
ほん‐みかげ【本御影】
六甲山麓の御影付近から産出した、淡紅色の長石を含む美しい本来の御影石。類似の石を広く御影石と称するのに対していう。古来有名。
ぼん‐ミス【凡ミス】
単純な失敗。つまらない失敗。
ほん‐みち
1913年(大正2)に天理教教師の大西愛治郎(1881〜1958)が開いた神道系新宗教。天理教の「こふき」神話に基づく教義を展開。第二次大戦前、2度の弾圧をうけたが、46年再建。本部は大阪府高石市。
ぼん‐みち【盆路】
盆祭の前に、墓場から村への路の草を刈って精霊しょうりょうの通る路を整えること。また、その道。ふつう7月1日に行うので「ついたちみち」とも。精霊路しょうろみち。〈[季]秋〉
ほん‐みゃく【本脈】
普通の自然な脈拍。〈日葡辞書〉
ほん‐みょう【本名】‥ミヤウ
号・芸名・筆名などに対して、まことの名。実名。ほんめい。
ほん‐みょう【本命】‥ミヤウ
生まれた年の九星。ほんめい。
⇒ほんみょう‐しょう【本命星】
⇒ほんみょう‐てきさつ【本命的殺】
⇒ほんみょう‐どうじょう【本命道場】
⇒ほんみょう‐にち【本命日】
ほんみょう‐じ【本妙寺】‥メウ‥
熊本市にある日蓮宗の寺。1585年(天正13)加藤清正が大坂に創建した父の菩提寺を、移封いほうに伴い1600年(慶長5)移転。開山は日真。
ほんみょう‐しょう【本命星】‥ミヤウシヤウ
九星の中で、その人の生まれた年に中央に配置される星。
⇒ほん‐みょう【本命】
ほんみょう‐てきさつ【本命的殺】‥ミヤウ‥
九星で、本命星のある方位と反対側の方位。大凶の方位とされる。的殺。
⇒ほん‐みょう【本命】
ほんみょう‐どうじょう【本命道場】‥ミヤウダウヂヤウ
天子の本命星を祈念して国家を鎮護する道場。
⇒ほん‐みょう【本命】
ほんみょう‐にち【本命日】‥ミヤウ‥
陰陽道おんようどうで、生れ年の干支と同じ干支の日。病気や災難に注意すべしという。
⇒ほん‐みょう【本命】
ほんみょう‐ほっけしゅう【本妙法華宗】‥メウ‥
法華宗真門流の旧称。→法華宗
ほん‐む【本務】
①本来のつとめ。↔兼務。
②本分であるつとめ。「―を全うする」
③〔哲〕(duty)道徳上、なすべきこと、なすべからざることを要求・拘束する意識。義務に同じであるが、法律上の義務と区別していう。
ほん‐むすび【本結び】
(→)「細こま結び」に同じ。
ほんむね‐づくり【本棟造り】
長野県南部に見られる上層農家や宿場の本陣の一形式。板葺き、切妻造りで、妻入つまいり。勾配の緩い大屋根と雀踊りと称する棟飾りに特色がある。
ほん‐め【本目】
網地を編むときの結び目の一種。漁網に用いる。→蛙股かえるまた3
本目
ほん‐めい【本名】
⇒ほんみょう
ほん‐めい【本命】
①⇒ほんみょう。
②競馬・競輪などのレースで1着を予想されている馬や選手など。転じて、一般に、あることで最有力と見込まれている人。「総裁選の―」
ほん‐めい【奔命】
①君命に従って奔走すること。
②いそがしく活動すること。「―に疲れる」
ほん‐もう【本望】‥マウ
①本来ののぞみ。もとからの志。本懐。「―をとげる」
②望みがかなって満足であること。「優勝できて―です」
ぼん‐もう【梵網】‥マウ
(→)梵網経の略。
⇒ぼんもう‐え【梵網会】
⇒ぼんもう‐きょう【梵網経】
⇒ぼんもう‐ぼさつかい【梵網菩薩戒】
ぼんもう‐え【梵網会】‥マウヱ
梵網経を講讃する法会。聖武天皇の勅願によって光明皇后の母橘三千代たちばなのみちよ追善のため東大寺で行われたのが有名。
⇒ぼん‐もう【梵網】
ぼんもう‐きょう【梵網経】‥マウキヤウ
鳩摩羅什くまらじゅうの訳とされるが、5世紀頃成立した偽経。2巻。大乗菩薩戒の根本聖典として重視される。
⇒ぼん‐もう【梵網】
ぼんもう‐ぼさつかい【梵網菩薩戒】‥マウ‥
〔仏〕梵網経に説く大乗戒。十の重い戒と四十八の軽い戒とから成る。→十重禁
⇒ぼん‐もう【梵網】
ほんもつ‐がえし【本物返】‥ガヘシ
(ホンモノガエシとも)「本銭返ほんせんがえし」参照。
ほん‐もと【本元】
最も根源的なもと。「本家―」
ほん‐もの【本物】
①にせものでないこと。実物。「―の銃」
②その名に価する本当のもの。技芸などが、素人ばなれしていること。「―の腕前」「プロとして―になる」
③もときん。元金。
⇒ほんもの‐がえし【本物返】
ほんもの‐がえし【本物返】‥ガヘシ
⇒ほんもつがえし
⇒ほん‐もの【本物】
ほん‐もみ【本紅】
他の染料を用いず、紅花べにばなのみで染めた紅もみ。紅花染。
ほん‐もろこ【本諸子】
コイ科の淡水産の硬骨魚。全長約10センチメートル。体はやや細く、群れを作る。琵琶湖の固有種であるが、現在では各地の湖沼で繁殖。食用、特に関西で喜ばれる。モロコ。
ほん‐もん【本文】
(ホンブンとも)
①典拠となる古書などの文句。栄華物語初花「よしばみかへして心ばへある―など書きたる」。尾崎紅葉、紅子戯語「詩人に口なしといふ―がある」
②文書・書物の主体となる文。序文・付録・索引や注解などに対していう。
③注釈・講義などがよりどころにしたもとの文章。正文せいぶん。テキスト。「―校訂」
⇒ほんもん‐ひはん【本文批判】
⇒ほんもん‐ひひょう【本文批評】
ほん‐もん【本門】
①正門。表門。
②〔仏〕法華経二十八品ほんのうち、後半の従地涌出品じゅうじゆじゅっぽんから普賢ふげん品に至る14品。釈尊の成仏が久遠の昔であることを明らかにする。開目抄「―にいたりて、始成正覚をやぶれば」↔迹門しゃくもん。
⇒ほんもん‐の‐かいだん【本門の戒壇】
⇒ほんもん‐の‐だいもく【本門の題目】
⇒ほんもん‐の‐ほんぞん【本門の本尊】
⇒ほんもん‐ほっけしゅう【本門法華宗】
ほん‐もん【本紋】
その家で主として用いる紋。正紋。定紋じょうもん。↔代紋かえもん
ほんもん‐じ【本門寺】
①東京都大田区池上にある日蓮宗の四大本山の一つ。日蓮終焉の宅を1291年(正応4)池上宗仲が寺とし、1317年(文保1)日朗が開山となる。池上本門寺。
池上本門寺
提供:東京都
②静岡県富士宮市北山にある日蓮宗の寺院。1298年(永仁6)日興が大石寺たいせきじから日蓮影像を移して創建。北山本門寺。
③静岡県富士郡芝川町西山にある単立寺院。1344年(康永3)北山本門寺から追放された日代が創建。西山本門寺。
ほんもん‐の‐かいだん【本門の戒壇】
日蓮宗三大秘法の一つ。本尊に帰依して題目を唱える受戒の壇場。
⇒ほん‐もん【本門】
ほんもん‐の‐だいもく【本門の題目】
日蓮宗三大秘法の一つ。南無妙法蓮華経の七字の題目を唱えて本尊に帰依する心を表すこと。
⇒ほん‐もん【本門】
ほんもん‐の‐ほんぞん【本門の本尊】
日蓮宗三大秘法の一つ。信心・唱題の対象たる主本尊、すなわち十界大曼荼羅じっかいだいまんだら。
⇒ほん‐もん【本門】
ほんもん‐ひはん【本文批判】
ある文献の原稿・写本・諸版本を比較校訂して、最良のテキストを定めること。本文批評。原典批判。テキスト‐クリティーク。
⇒ほん‐もん【本文】
ほんもん‐ひひょう【本文批評】‥ヒヤウ
(→)本文批判に同じ。
⇒ほん‐もん【本文】
ほんもん‐ほっけしゅう【本門法華宗】
法華宗本門流の旧称。→法華宗
⇒ほん‐もん【本門】
ほん‐や【本屋】
①書物を売る店、または人。出版社を指すこともある。
②俗に、脚本やシナリオを書く人。
③母屋おもや。
④本宅。
⇒ほんや‐がくもん【本屋学問】
⇒ほんや‐どり【本屋取】
ほんや‐がくもん【本屋学問】
(→)外題げだい学問に同じ。
⇒ほん‐や【本屋】
ほん‐やき【本焼】
陶磁器で素焼き後の素地きじに釉うわぐすりを掛け、高温で焼き上げること。
ほん‐やく【本役】
①演劇で、その役者に適している本来の役。↔加役。
②江戸時代、農漁民で一人前の課役を負担するもの。→一人役いちにんやく→半役
ほん‐やく【翻訳・反訳】
(translation)
①ある言語で表現された文章の内容を他の言語になおすこと。二葉亭四迷、余が翻訳の標準「苟いやしくも外国文を―しようとするからには、必ずやその文調をも移さねばならぬ」。「―書」
②〔生〕蛋白質の生合成で、メッセンジャーRNA上の塩基配列を読みとり、その情報に対応するアミノ酸を選んでペプチド鎖を合成する過程。遺伝情報が蛋白質の構造として発現する過程の第2段階。→転写2。
⇒ほんやく‐かた【翻訳方】
⇒ほんやく‐けん【翻訳権】
⇒ほんやく‐ちょう【翻訳調】
ほんやく‐かた【翻訳方】
江戸幕府の職名。安政(1854〜1860)年間に置かれ、海軍所頭取および外国奉行の下で外国語の翻訳に従事した。
⇒ほん‐やく【翻訳・反訳】
ほんやく‐けん【翻訳権】
著作権の一種。ある著作物を外国語に翻訳・出版する権利。
⇒ほん‐やく【翻訳・反訳】
ほんやく‐ちょう【翻訳調】‥テウ
外国語を日本語に訳してできたような、それまで日本語では使わなかった表現や文体。
⇒ほん‐やく【翻訳・反訳】
ほんやくみょうぎしゅう【翻訳名義集】‥ミヤウ‥シフ
梵漢辞典。南宋の法雲の編。20巻。1143年成る。仏典中の梵語2千余語を64編に分け、漢訳を付し解説したもの。「釈氏要覧」「諸乗法数」と共に仏学三書の一つ。
ぼん‐やすみ【盆休み】
盂蘭盆うらぼんの時期の休暇。「お―」
ほんや‐どり【本屋取】
(和歌山県で)長男の称。ほんにゃどん。
⇒ほん‐や【本屋】
ぼん‐やま【盆山】
7月14日から17日朝までに神奈川県の大山阿夫利おおやまあふり神社に参詣すること。→大山詣で
ほん‐やり【本槍】
合戦の時、前陣が乱れてから槍術にすぐれた者が進み出て槍合せをしたこと。
ぼんやり
①色・輪郭・意識・記憶などが明瞭でなく薄くかすんでいるさま。「遠景が―かすむ」「―と思い出す」「―して衝突する」
②気がきかないさま。利発でないさま。また、その人。「この子は―だから心配だ」
ほん‐ゆう【本有】‥イウ
①本来有すること。固有。
②⇒ほんぬ。
⇒ほんゆう‐かんねん【本有観念】
⇒ほんゆう‐てき【本有的】
ポンユー【朋友】
(中国語)朋友ほうゆう。友達。
ほんゆう‐かんねん【本有観念】‥イウクワン‥
(→)生得せいとく観念に同じ。
⇒ほん‐ゆう【本有】
ほんゆう‐てき【本有的】‥イウ‥
習得・経験に対し、生まれながらに具えているさま。本来具有するさま。生得的。
⇒ほん‐ゆう【本有】
ほん‐よう【本葉】‥エフ
⇒ほんば
ほん‐よう【本様】‥ヤウ
手本とすべきもの。本格的なもの。筑波問答「脇句の名句はいたくなき事なれば、―に出し侍るまではなけれども」
ぼん‐よう【凡庸】
すぐれたところのないこと。なみなみ。平凡。また、その人。凡人。「―な人物」
ほん‐よさん【本予算】
一会計年度の年間予算として当初に成立した、国の一般会計予算・特別会計予算および政府関係機関予算。地方自治体の予算についてもいう。→暫定予算→補正予算
ほん‐よみ【本読み】
①読書すること。また、読書家。
②演劇・放送で、稽古を始める前に、作者・演出者が出演者などに脚本の正本しょうほんを読みきかせること。また、俳優が脚本を読んで稽古すること。
ほん‐らい【本来】
①ありのままであること。もともと。はじめから。元来。「―の姿にもどる」
②当然そうあるべきこと。あたりまえ。「―ならお伺い申すべきですが」
⇒ほんらい‐くう【本来空】
⇒ほんらい‐じょうぶつ【本来成仏】
⇒ほんらい‐の‐めんもく【本来の面目】
⇒ほんらい‐むいちもつ【本来無一物】
ほん‐らい【奔雷】
①はげしく鳴るかみなり。
②急流のはげしい水音の形容。
ほんらい‐くう【本来空】
〔仏〕万象は実有じつうでなくて、本来仮の存在であること。
⇒ほん‐らい【本来】
ほんらい‐じょうぶつ【本来成仏】‥ジヤウ‥
〔仏〕万物一如の見地に立てば、衆生しゅじょうもそのままが仏であるということ。
⇒ほん‐らい【本来】
ほんらい‐の‐めんもく【本来の面目】
〔仏〕天然のままにして、少しも人為を加えない衆生しゅじょうの心の本性をいう。仏性。正法眼蔵辧道話「大解脱地を証し、―を現ずるとき」
⇒ほん‐らい【本来】
ほんらい‐むいちもつ【本来無一物】
〔仏〕本来空くうであるから一物として執着すべきものはなく、一切のものから自由自在になった心境。盲安杖「間断けんだんなく守らんには―にして全く生死なき事を見るべし」
⇒ほん‐らい【本来】
ほん‐らん【本欄】
①雑誌などの中心となる主な欄。
②この欄。
ほん‐り【本利】
元本と利子。元利。
ほん‐りゅう【本流】‥リウ
①川の本筋の流れ。幹流。主流。↔支流。
②主となっている流儀・流派。
③中心をなす系統・傾向。
ほん‐りゅう【奔流】‥リウ
激しい勢いの流れ。奔湍ほんたん。「―に押し流される」
ぼん‐りゅう【凡流】‥リウ
平凡な門流。
ぼん‐りょ【凡慮】
凡人の考え。保元物語「此の御企て、宗の御計ひも測り難く、―の推す処然るべからず」
ほん‐りょう【本領】‥リヤウ
①もとからの領地。代々伝えられた領地。鎌倉時代、幕府から新たに恩給されたものでない、本来の所領。根本所領。本知。↔恩領。
②本来得意とするところ。特色。特質。「―を発揮する」
⇒ほんりょう‐あんど【本領安堵】
ほんりょう‐あんど【本領安堵】‥リヤウ‥
中世、本領に対する領有権をそのまま幕府が認めたこと。
⇒ほん‐りょう【本領】
ほん‐りょうがえ【本両替】‥リヤウガヘ
江戸時代、三都の両替屋の中で主に金銀を扱い、資力・信用の大きいもの。両替のほか、貸付・為替・手形振出なども行なった。
ほん‐るい【本塁】
①本拠となるとりで。ねじろ。
②野球で、打者が投手の球を打ち、また、走者が生還して得点する塁。通常、白色の五角形のゴム板を置く。ホームベース。
⇒ほんるい‐だ【本塁打】
ほんるい‐だ【本塁打】
野球で、打者が一挙に本塁まで生還し得る安打。ホームラン。ホーマー。
⇒ほん‐るい【本塁】
ほん‐れい【本鈴】
授業や上演などの始まりを正式に告げる合図のベル。↔予鈴
ぼん‐れい【盆礼】
盆に行う贈答。盆立ぼんだて。〈[季]秋〉
ほん‐れき【本暦】
略本暦・略暦に対して、基本となる暦。
ボンレス‐ハム【boneless ham】
豚の腿肉から骨を取り除いてつくったハム。骨抜きハム。
ほん‐ろう【翻弄】
思うままにもてあそぶこと。てだまにとり、なぶりものにすること。「荒波に舟が―される」「運命に―される」
ほん‐ろん【本論】
①議論・論文の主たる部分。「―に入る」
②この論。
ほんわか
強い刺激がなく、のんびりと心がなごんでいるさま。「―とした気分」
ほん‐わり【本割】
大相撲で、発表された取組表によって行われる取組。転じて、歌舞伎の月例公演、演奏会のプログラムに載った正式演目などにもいう。
ま
①両唇を密閉し有声の気息を鼻腔に通じて発する鼻子音〔m〕と母音〔a〕との結合した音節。〔ma〕
②平仮名「ま」は「末」の草体。片仮名「マ」は「末」また「万」の最初の2画の転形。
ま【目】
「め」の古形。他の語について複合語を作る。万葉集5「―な交かいに」。「―のあたり」「―ぶた」
ま【身】
(→)「み」に同じ。四時祭式「大御おおみ―」
ま【真】
[一]〔名〕
まこと。本当。真実。狂言、仏師「―でもないものを、そぢやというて売り付くるを」
[二]〔接頭〕
(体言・形容詞などに冠する)
①それそのものであることを表す。完全である、真実である、正確であるなどの意を表す。万葉集20「―袖持ち涙をのごひ」。万葉集3「―白にそ富士の高嶺に雪はふりける」。万葉集4「うち日さす宮に行く子を―悲しみ留むれば苦し」。万葉集20「旅とへど―旅になりぬ」。日葡辞書「マムカエ」。「―南」「―心」「―新しい」↔片かた。
②純粋さや見事さをほめる意を表す。「―弓」「―木」「―熊野」
③生物の或る類のうち標準となる種類に冠する。「―鴨」「―鰯いわし」「―昆布」
⇒真に受ける
ま【馬】
(ウマの約)うま。万葉集5「竜たつの―も今も得てしか」
ま【間】
①物と物、または事と事のあいだ。あい。間隔。
㋐あいだの空間。すきま。古事記中「伊那佐の山の樹の―よもい行きまもらひ」。「―を詰める」「―をはかる」
㋑あいだの時間。ひま。いとま。古今和歌集春「桜花散る―をだにも見るべきものを」。「―もなく」「まだ―がある」
㋒ある事にあてる一続きの時間。「寝る―もない」「あっと言う―」「束の―」
②長さの単位。
㋐家など、建物の柱と柱とのあいだ。けん。源氏物語蛍「見入れ給へるに、一―ばかり隔てたる見わたしに」
㋑畳の寸法にいう語。京間は曲尺かねじゃくで6尺3寸と3尺1寸5分、田舎間は5尺8寸と2尺9寸。
③家の内部で、屏風・ふすまなどによって仕切られたところ。
㋐家の一しきりをなしている室。へや。「―どり」「板の―」
㋑室町時代、部屋の広さの単位。坪。
㋒部屋の数を数える語。
④日本の音楽や踊りで、所期のリズムを生むための休拍や句と句との間隙。転じて、全体のリズム感。「―のとり方がうまい」
⑤芝居で、余韻を残すために台詞せりふと台詞との間に置く無言の時間。
⑥ほどよいころあい。おり。しおどき。機会。めぐりあわせ。「―をうかがう」「―がいい」
⑦その場の様子。ぐあい。ばつ。
⑧船の泊まる所。ふながかり。→澗ま
⇒間が抜ける
⇒間が延びる
⇒間が持てない
⇒間が悪い
⇒間を合わせる
⇒間を置く
⇒間を欠く
⇒間を配る
⇒間を持たす
⇒間を渡す
ま【澗】
(北陸地方などで)湾または海岸の船着場・船曳揚場。「―主まぬし」
ま【魔】
①(梵語māra)〔仏〕仏道修行や人の善事の妨害をなすもの。魔羅まら。また、不思議な力をもち、悪事をなすもの。「好事―多し」→四魔。
②不思議な力。神秘的なもの。恐るべきもの。「―の海域」
③熱中して異常な行いをする者。「電話―」
⇒魔が差す
ま
〔副〕
①(イマの約)さらに加えて。もっと。もう。なお。天草本伊曾保物語「獅子…その威徳分は―ひと肢えだはわれに呉れい」。「―少し」
②(→)「まあ」に同じ。狂言、丼礑どぶかっちり「―ここへ打つてみませう」
ま
〔接尾〕
形容詞の語幹、動詞の未然形、打消の助動詞「ず」などに付いて、そのような状態である意を表し、また語調を整える。多く助詞「に」を伴って副詞的に用いられる。万葉集11「かへら―に君こそ我に
領巾たくひれの白浜波の寄る時も無き」。万葉集15「ぬばたまの夜見し君を明くるあした逢はず―にして今そくやしき」。古今和歌集恋「懲りず―に又もなき名は立ちぬべし人憎からぬ世にし住まへば」
ま
〔感〕
犬を呼ぶ声。万葉集11「追馬そ喚犬ま」(杣そまの戯書)
まあ
〔副〕
①(十分ではないが、かなりの程度であることを表す)まずまず。「―よい方だろう」
②(軽く相手を制止したり、うながしたり、また自分の気持を述べたりするのに用いる)ちょっと。「―待ちなさい」「―おすわり下さい」「―やってみましょう」
まあ
〔感〕
(女性が)驚いたり感嘆したりした時に発する声。「―不思議だこと」「―きれい」
ま‐あい【眉間】‥アヒ
みけん。また、顔。難波物語「色はあをし、―しかみて寸白すばく病みのやうなり」
ま‐あい【間合】‥アヒ
①何かをするのに適当な距離や時機。あいだ。ころあい。色道大鏡「一つうけはうけながら―をみては捨てんとし」。「―をはかる」
②舞踊・音曲などで、調子や拍子が変わるときのわずかな休止の時間。
③剣道などで、相手との距離。
ま‐あか【真赤】
純粋な赤色。まっか。
マーカー【marker】
①しるしをつける人。
②しるしをつけるための筆記具・器具。
③目印。標識。
④得点記録係。
マーガリン【margarine】
精製した動植物性油脂に発酵乳・食塩・ビタミン類などを加えて乳化し、練り合わせてバター状にした食品。1869年にフランスでバターの代用品として開発された。人造バター。
マーガレット【marguerite】
①キク科の観賞用低木状多年草。カナリア諸島原産。高さ60〜100センチメートル。葉はシュンギクに似て深裂し、帯白緑色。夏、白色の頭状花を枝の先端に開く。黄・桃色のものや八重品種もある。モクシュンギク。
[image format=jpg,inline=0,page=53969,offset=710]マーガ広辞苑 ページ 18327 での【○煩悩の犬は追えども去らず】単語。