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お(音節)🔗🔉

①「あ」と「う」の中間の母音。唇の両端を少し中央に寄せ、舌を少し後方にひき、後舌面を軟口蓋に向かって高め、声帯の振動によって発する。〔o〕 ②平仮名「お」は「於」の草体。片仮名「オ」は「於」の草体の偏。

お【オ】🔗🔉

】 (表おもての意)袋綴じの本で、綴じた紙の奇数ページに当たる面の称。「三丁オ」↔ウ

お【尾】🔗🔉

①動物体の後端に突き出たものの総称。しっぽ。万葉集11「あしひきの山鳥の―の長きこの夜を」 ②山の裾の延びた所。古事記「山の―より、山の上に登る人有りき」。「―崎」 ③動物のしっぽのように長く延びたもの。また、終り、末すえ。「彗星の―」 ⇒尾が見える ⇒尾に尾をつける ⇒尾に付く ⇒尾を統べる ⇒尾を泥中に曳く ⇒尾を引く ⇒尾を振る ⇒尾を振る犬は叩かれず ⇒尾を巻く

お【峰・丘】🔗🔉

峰・丘 ①山のみねつづきの所。山の稜線。尾根。古事記「泊瀬はつせの山の大―には」 ②山の小高い所。おか。古事記「我が逃げのぼりしあり―の榛はりの木の枝」

お【魚】🔗🔉

「いお」「うお」の略。複合語にのみ見える。「氷―」「白しろ―」

お【麻・苧】🔗🔉

麻・苧 ①アサの古名。 ②アサ・カラムシの茎の周辺部の繊維からつくった糸。日本霊異記「―の縄を二つの足に繋ぎ」

お【雄・牡・男】🔗🔉

雄・牡・男 ①動物で精巣を有するもの。おす。おん。植物では雄蕊おしべだけを有するもの。「牡鹿」「雄花」 ②人間の男性。おとこ。古事記「汝こそは―にいませば」 ③配偶の男性。夫。古事記「汝を置て―はなし」 ④男らしいさま。いさましいさま。神代紀「稜威いつの―誥たけび」 ⑤二つ対ついになっているうちの大きく勢いのよい方。「―岳」 ↔め(雌)

お【緒】🔗🔉

①糸や紐など、細長いもの。「堪忍袋の―が切れる」 ②魂をつなぐもの。いのち。玉の緒。崇神紀「己が―を死せむと」 ③履物にすげて足にかける紐。鼻緒。 ④楽器や弓に張る糸。「琴の―」 ⑤笠や兜の首に結ぶ紐。 ⑥長く続くもの。万葉集15「年の―長く逢はざれど」

お【小】🔗🔉

〔接頭〕 ①「細かい」「小さい」の意を表す。「―舟」「―川」 ②物を親しんでやさしくいう。「―琴」「―里」 ③「すこし」「いささか」の意を表す。「―止みなく降る」「―暗い」

お【御】🔗🔉

】 〔接頭〕 ➊(オホ(大)の約。平安時代、限られた語の上に付いた)尊敬する人に関係のある事物に冠する。源氏物語槿「中宮の―前に雪の山つくられたりし」。「―もの(大膳)」「―まし(大坐)」 ➋(オホミ→オホン→オン→オと変化してできた語。主として中世以後、文章語で多くオンが用いられたのに対し、広く口語で用いられた) ①尊敬する人に関係のある事物に冠する。狂言、鈍根草「ただ―ことばの違はぬやうになされてくだされう」。「先生の―宅」「―手紙拝見いたしました」 ②尊敬する人に対する動作や事物に冠して、動作や事物の主の謙譲・卑下の気持を表す。「―送りする」「―なぐさめ申しあげる」 ③広く事物に冠して、聞き手に対する丁寧の気持を表す。浮世風呂3「お正月の来るのが―たのしみだよ」。「―菓子」「―天気」「―暑うございます」 ④口語動詞の連用形の上に付け、やわらかに命令する気持を表す。「お…なさい」の略。浮世風呂2「ゆるりと流して―出で」。「早く―帰り」 ⑤中世以後、主に女の名の上に付けて尊敬・親愛の意をそえる。「阿」「於」の字も使った。三河物語「―千代様十三にして」。「―富さん」

お(感動詞)🔗🔉

〔感〕 感動し、驚く時の声。「―、雪だ」

(感動詞)🔗🔉

〔感〕 答える時の声。はい。源氏物語行幸「こなたにと召せば、―といとけざやかにきこえて」

オア【OR】🔗🔉

オアOR】 (「…または…」の意)論理演算の一つ。複数の命題のうち一つでも真であるときに真となる。論理和。

お‐あい【汚埃】ヲ‥🔗🔉

お‐あい汚埃ヲ‥ きたないごみ。

お‐あい【汚穢】ヲ‥🔗🔉

お‐あい汚穢ヲ‥ ⇒おわい

お‐あいそ【御愛想】🔗🔉

お‐あいそ御愛想】 (「おあいそう」とも)「あいそ」を丁寧にいう語。→愛想あいそ2・3

お‐あいだ【御間】‥アヒダ🔗🔉

お‐あいだ御間‥アヒダ ①ひま。閑暇。 ②不用になること。閑散になること。よしこの節「地震このかた世の中に暫く―」

お‐あいにく‐さま【御生憎様】🔗🔉

お‐あいにく‐さま御生憎様】 相手の期待に添えない時、断りに言う語。相手を慰め、または皮肉の意をこめていう。おきのどくさま。

お‐あえ【御和え・御韲え】‥アヘ🔗🔉

お‐あえ御和え・御韲え‥アヘ 「あえもの」の丁寧な言い方。狂言、岡太夫「りやうばうの―で白いめしばし参つたか」

お‐あかし【御明し】🔗🔉

お‐あかし御明し】 明かり。特に神仏の灯明。みあかし。

お‐あかり【御明り】🔗🔉

お‐あかり御明り】 (女房詞)行灯あんどん

お‐あがり【お上がり】🔗🔉

お‐あがりお上がり】 (「おあがりなさい」の略。やわらかな命令の表現) ①相手を室内にまねき入れようとする語。 ②飲食をすすめる語。

お‐あくきり【御灰切】🔗🔉

お‐あくきり御灰切】 (女房詞)灰皿。

お‐あさ【雄麻】ヲ‥🔗🔉

お‐あさ雄麻ヲ‥ 麻の雄株。↔雌麻

お‐あさ‐の‐もの【御朝の物】🔗🔉

お‐あさ‐の‐もの御朝の物】 (女房詞)毎朝天皇の召し上がる餅。

お‐あさもの【御浅物】🔗🔉

お‐あさもの御浅物】 (女房詞)広蓋・硯蓋すずりぶたなどのふた。

お‐あし【御足】🔗🔉

お‐あし御足】 (女房詞)銅銭。銭ぜに。おかね。狂言、業平餅「―さへお出しなされましたれば、どなたでも上げまする」。貞丈雑記15「銭を料足とも要脚とも云、女の詞に―と云事。…銭の世上をめぐりありく事足あるがごとし」

オアシス【oasis】🔗🔉

オアシスoasis】 ①砂漠中で水がわき、樹木の繁茂している沃地。生物群集が形成され、集落や都市が立地し、隊商の休息などに役立つ。 ②慰安となる場所。いこいの場。「都会の―」

お‐あずけ【御預け】‥アヅケ🔗🔉

お‐あずけ御預け‥アヅケ ①あずけることの敬語。「―徳利」「―の品」 ②御預人の略。 ③犬などの前に食物を置き、よしというまで食べさせないこと。転じて、約束・予定だけで、実施が保留されること。「―を食う」 ⇒おあずけ‐にん【御預人】

おあずけ‐にん【御預人】‥アヅケ‥🔗🔉

おあずけ‐にん御預人‥アヅケ‥ 江戸時代、大名・旗本などで、罪があって他の大名に預けられている人。 ⇒お‐あずけ【御預け】

お‐あつらえむき【御誂え向き】‥アツラヘ‥🔗🔉

お‐あつらえむき御誂え向き‥アツラヘ‥ (→)「誂え向き」に同じ。

オアハカ【Oaxaca】🔗🔉

オアハカOaxaca】 メキシコ南部の高原にある都市。標高1563メートル。先住民が多く、金銀細工・焼物・織物など伝統工芸品を産する。人口49万5千(2003)。歴史地区・古代遺跡は世界遺産。正式名オアハカ‐デ‐フアレス。 オアハカ 提供:JTBフォト

オアフ【Oahu】🔗🔉

オアフOahu】 北太平洋中央部の火山島。ハワイ諸島中第3位の面積(1550平方キロメートル)。アメリカ合衆国ハワイ州の州都ホノルルがある。

オアペック【OAPEC】🔗🔉

オアペックOAPEC】 (Organization of Arab Petroleum Exporting Countries)アラブ石油輸出国機構。アラブ産油国の石油事業促進を目的として、1968年、クウェート・リビア・サウジ‐アラビアによって結成された国際機構。

おあま‐おんせん【小天温泉】ヲ‥ヲン‥🔗🔉

おあま‐おんせん小天温泉ヲ‥ヲン‥ 熊本県北西部、玉名市天水町にある温泉。島原湾を臨む丘陵の麓に位置する。泉質は単純温泉。

お‐あまり【御余り】🔗🔉

お‐あまり御余り】 「あまり」を丁寧にいう語。多く飲食物の残りものにいう。鹿の子餅「おあまり貰ひが立つて、―下さいませう」

お‐あわせ【御合せ】‥アハセ🔗🔉

お‐あわせ御合せ‥アハセ (女房詞)(貝合せに用いるからいう)蛤はまぐりのこと。

お‐あわせ【緒合せ】ヲアハセ🔗🔉

お‐あわせ緒合せヲアハセ 琴・琵琶など弦楽器の合奏。ひきあわせ。新撰六帖5「我がよはひ立つる琴柱ことじの―のただせめにのみせめもゆくかな」

お‐あん【御庵】🔗🔉

お‐あん御庵】 尼の住居、または尼の尊敬語。狂言、比丘貞「何れもの――と仰らるるに依て」

おあんない‐も【御案内も】🔗🔉

おあんない‐も御案内も】 (「御案内申す」の略)訪問の際の挨拶語。狂言、昆布柿「今日の御奏者――」

お‐あん‐なんし🔗🔉

お‐あん‐なんし (格子の中から吸いつけ煙草を出して「おあんなんし」というところから)下等の女郎。

お‐あん‐なんす🔗🔉

お‐あん‐なんす (「おあがりなんす」の転)「食う」「飲む」などの尊敬語。遊子方言「一つおあんなんせ」

おあんものがたり【おあむ物語】🔗🔉

おあんものがたりおあむ物語】 見聞記。石田三成の家臣山田去暦の女むすめおあんが、関ヶ原の戦に際し大垣城で見聞したところを晩年になって物語ったもの。享保(1716〜1736)初年成るか。大坂落城の時の記録「おきく物語」と共に女性の目から見た戦争記録。

おい【老い】🔗🔉

おい老い】 老いること。年をとること。また、老人。「―も若きも」 ⇒老いを送る ⇒老いを養う

おい【負】オヒ🔗🔉

おいオヒ 負債。借金。仁勢物語「大方は月をもめでじ未進みしんせじ積れば人の―となるもの」

おい【追】オヒ🔗🔉

おいオヒ 追銭おいせんの略。「盗人に―」

おい【笈】オヒ🔗🔉

おいオヒ 行脚あんぎゃ僧・修験者しゅげんじゃなどが仏具・衣服・食器などを入れて背に負う箱。つづらに似、四隅に脚があり、戸により開閉する。後笈あとおい。 笈

おい【甥】ヲヒ🔗🔉

おいヲヒ 兄弟姉妹の息子。↔姪めい

おい🔗🔉

おい 〔感〕 ①やや驚いた時に発する声。おや。枕草子137「―この君にこそ」 ②相手の言葉を了解して答える声。源氏物語玉鬘「―、さり、―、さり、とうなづきて」 ③同輩または目下の者に、呼びかける声。「―、どうした」

オー【O・o】🔗🔉

オーO・o】 ①アルファベットの15番目の文字。 ②零れいを表す。 ③〔化〕酸素の元素記号(O)。 ④ABO式血液型の一つ(O)。

🄰OR回路🔗🔉

OR(オア)回路 論理回路の一つ.入力が真ならば出力は真,すべての入力が偽の場合のみ出力が偽になるもの.

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