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かさ【梂・毬】🔗🔉

かさ梂・毬】 松・橡とちなどの果実のから。

かさ【笠】🔗🔉

かさ】 ①雨・雪を防いだり日光をさえぎったりするために頭にかぶるもの。かぶりがさ。万葉集12「蓑みの―着ずて来る人や誰」 ②1の形をしたもの。石灯籠いしどうろう・松茸・ランプなどの上部をいう。 ③椀のふた。 ④筆のさや。 ⑤紋所の名。笠をかたどったもの。 笠 ⇒笠に着る

かさ【傘】🔗🔉

かさ】 雨・雪を防ぎ、また日光などをさえぎるため頭上にかざすもの。からかさ・こうもりがさ・ひがさなどの総称。さしがさ。

かさ【嵩】🔗🔉

かさ】 ①積み重なったものの高さ・大きさ。また、一般に一まとまりのものの分量。体積や容積。為忠百首「布引の滝の白糸―まさるらし」。「―が張る」 ②相手より有利な位置。より高い所。太平記15「山路にては―より落としかけて」 ③相手を威圧する勢い。重み。沙石集4「心の―なく器量もよわく」 ⇒嵩から出る ⇒嵩にかかる ⇒嵩に回る

かさ【暈】🔗🔉

かさ】 〔天〕(halo)太陽または月の周囲に見える光の輪。光が、微細な氷の結晶から成る雲で反射・屈折を受ける結果生じる。広義には光冠をも含む。うん(暈)。光環。ハロー。「月に―がかかる」 暈 撮影:高橋健司

かさ【瘡】🔗🔉

かさ】 ①皮膚病の総称。できもの。今昔物語集29「身にあしき―の出でたりければ」 ②梅毒ばいどくの俗称。守貞漫稿「夜鷹の―にて思ひいづることあり」

か‐さ【枷鎖】🔗🔉

か‐さ枷鎖】 ①かせとくさり。罪人を繋ぐ刑具。今昔物語集7「或は紐械、或は―を蒙れる者」 ②禅宗で、無形の束縛。

か‐さ【過差】クワ‥🔗🔉

か‐さ過差クワ‥ 分に過ぎたこと。華美。ぜいたく。大鏡伊尹「―ことのほかに好ませ給ひて」

かさ‐あげ【嵩上げ】🔗🔉

かさ‐あげ嵩上げ】 堤防などを更に高くすること。比喩的にも用いる。「予算の―」「手当の―」

かさ‐あて【笠当て】🔗🔉

かさ‐あて笠当て】 笠の裏面の、頭にあたる所につける小さいふとんのようなもの。かりて。

かさい【加西】🔗🔉

かさい加西】 兵庫県中央部の市。山地・丘陵と小さな河谷平野とから成り、中国自動車道が貫通。電機工業が立地。人口4万9千。

か‐さい【花菜】クワ‥🔗🔉

か‐さい花菜クワ‥ 花・蕾つぼみの部分を食用とする野菜。食用菊やカリフラワー・ブロッコリーなど。花蕾からい菜。

か‐さい【果菜】クワ‥🔗🔉

か‐さい果菜クワ‥ ①果物と野菜。 ②ナス・キュウリ・マクワウリなどのように、果実を食用とする野菜。

か‐さい【苛細】🔗🔉

か‐さい苛細】 きびし過ぎて煩わしいこと。

か‐さい【家妻】🔗🔉

か‐さい家妻】 妻のこと。

か‐さい【家宰】🔗🔉

か‐さい家宰】 家長に代わって家事を取りしきる人。家老。

か‐さい【家裁】🔗🔉

か‐さい家裁】 家庭裁判所の略称。

かさい【葛西】(地名)🔗🔉

かさい葛西】 武蔵国の地名。今の東京都江戸川区の南部および葛飾区の江戸川と中川とに挟まれた地帯。現在、江戸川区南部の地名として残る。→葛飾⇒かさい‐おどり【葛西踊】 ⇒かさい‐たろう【葛西太郎】 ⇒かさい‐ねんぶつ【葛西念仏】 ⇒かさい‐のり【葛西海苔】 ⇒かさい‐ばやし【葛西囃子】 ⇒かさい‐ぶね【葛西舟】

かさい【葛西】(姓氏)🔗🔉

かさい葛西】 姓氏の一つ。 ⇒かさい‐ぜんぞう【葛西善蔵】

か‐さい【禍災】クワ‥🔗🔉

か‐さい禍災クワ‥ わざわい。災難。災害。

か‐さい【寡妻】クワ‥🔗🔉

か‐さい寡妻クワ‥ (寡徳の人の妻の意。一説に、嫡妻の意とも) ①他人に対して自分の妻をいう時の謙称。 ②夫を失った妻。やもめ。寡婦。

か‐さい【歌才】🔗🔉

か‐さい歌才】 和歌を作る才能。

かさい‐おどり【葛西踊】‥ヲドリ🔗🔉

かさい‐おどり葛西踊‥ヲドリ 江戸時代、葛西の農夫が、笛・鉦・太鼓の囃子はやしにつれて念仏を唱えながら踊り歩いたもの。葛西念仏。 ⇒かさい【葛西】

かさい‐がん【火砕岩】クワ‥🔗🔉

かさい‐がん火砕岩クワ‥ (→)火山砕屑さいせつに同じ。

かさい‐きゅう【火砕丘】クワ‥キウ🔗🔉

かさい‐きゅう火砕丘クワ‥キウ (→)砕屑さいせつに同じ。

かさい‐きゅうじょぶくろ【火災救助袋】クワ‥キウ‥🔗🔉

かさい‐きゅうじょぶくろ火災救助袋クワ‥キウ‥ ⇒きゅうじょぶくろ⇒か‐さい【火災】

かさ‐いし【笠石】🔗🔉

かさ‐いし笠石】 煉瓦や石材の構造物または塀などの上にかぶらせる石。冠石かむりいし

かさい‐ぜんぞう【葛西善蔵】‥ザウ🔗🔉

かさい‐ぜんぞう葛西善蔵‥ザウ 小説家。弘前市生れ。自らの深刻な生活経験を描写、典型的な私小説作家。作「子をつれて」「湖畔手記」「椎の若葉」など。(1887〜1928) ⇒かさい【葛西】

かさ‐いた【笠板】🔗🔉

かさ‐いた笠板】 戸袋などの上部をおおう板。

かさい‐たろう【葛西太郎】‥ラウ🔗🔉

かさい‐たろう葛西太郎‥ラウ 江戸時代、向島秋葉神社へ行く土手の下り口にあった川魚料理店。鯉料理を呼び物にしていた。 ⇒かさい【葛西】

かさい‐ねんぶつ【葛西念仏】🔗🔉

かさい‐ねんぶつ葛西念仏】 ①(→)葛西踊に同じ。 ②歌舞伎囃子の一つ。葛西踊から出て、鉦・太鼓ではやすもので、ひなびた情景を表し、また調子を早めて立回りなどにも用いる。 ⇒かさい【葛西】

かさい‐のり【葛西海苔】🔗🔉

かさい‐のり葛西海苔】 葛西で採取した海苔。浅草海苔。 ⇒かさい【葛西】

かさい‐ばやし【葛西囃子】🔗🔉

かさい‐ばやし葛西囃子】 葛西に始まり、今もひろく東京で行われる祭礼の囃子。馬鹿囃子。→若囃子⇒かさい【葛西】

かさい‐ぶつ【火砕物】クワ‥🔗🔉

かさい‐ぶつ火砕物クワ‥ (→)火山砕屑さいせつに同じ。

かさい‐ぶね【葛西舟】🔗🔉

かさい‐ぶね葛西舟】 葛西の農夫が江戸の糞尿を運んだ船。東海道中膝栗毛6「作者が知恵のこやしにて、―につむとも尽きず」 ⇒かさい【葛西】

かさい‐ほうち‐き【火災報知機】クワ‥🔗🔉

かさい‐ほうち‐き火災報知機クワ‥ 火災の発生とその箇所を消防署や管理室などに急報するための装置。 ⇒か‐さい【火災】

かさい‐ほけん【火災保険】クワ‥🔗🔉

かさい‐ほけん火災保険クワ‥ 損害保険の一種。火災によって生ずる損害の填補てんぽを目的とする保険。家財など動産に関するもの、建物に関するもの、家主の失う家賃に関するものなど各種にわたる。 ⇒か‐さい【火災】

かさい‐りゅう【火砕流】クワ‥リウ🔗🔉

かさい‐りゅう火砕流クワ‥リウ 高温の火山灰・軽石・火山岩塊などが一団となって高速度で斜面を流れ下る現象。時速数十から百キロメートル以上で宅地や耕作地を襲い、大災害をひき起こすことがある。

かさい‐れっとう【花綵列島】クワ‥タウ🔗🔉

かさい‐れっとう花綵列島クワ‥タウ (festoon islands)円弧状または弓形に配列され、花綵はなづなのような形をなしている列島。弧状列島の別称。特に千島・日本・琉球列島を指した呼称。

かさおか【笠岡】‥ヲカ🔗🔉

かさおか笠岡‥ヲカ 岡山県南西端の市。人造真珠・麦藁帽子を産する。笠岡湾はカブトガニの生息地で、天然記念物。人口5万7千。

かさ‐おし【嵩押し】🔗🔉

かさ‐おし嵩押し】 高圧的に押しつけること。高飛車。嵩高かさだか。狂言、靱猿「其様な―な事はいはぬ物でござる」

かさ‐おどり【傘踊・笠踊】‥ヲドリ🔗🔉

かさ‐おどり傘踊・笠踊‥ヲドリ 日傘・花傘・蛇の目傘、またかぶり笠を持っておどる踊。「道成寺」の笠踊は有名。からかさ踊。花笠踊。

かさ‐おどろき【傘驚き】🔗🔉

かさ‐おどろき傘驚き(→)「からかさおどろき」に同じ。中務内侍日記「この御馬は―やし侍らむ」

かさ‐がい【笠貝】‥ガヒ🔗🔉

かさ‐がい笠貝‥ガヒ ツタノハガイ科の一種。陣笠形で、殻長9センチメートルに及ぶ。表面には顆粒状の放射肋が密に並ぶ。小笠原諸島特産で、天然記念物。また、広くは陣笠形をした巻貝の総称。

かさ‐かき【瘡掻き】🔗🔉

かさ‐かき瘡掻き】 皮膚病にかかった人。特に、梅毒患者。

かさ‐がけ【笠懸】🔗🔉

かさ‐がけ笠懸】 平安時代の末から行われた騎射の一種。垜あずちに射手の綾藺笠あやいがさをかけて、遠矢を射るもの。のちには、笠の代りに革の中にわらを入れたものを的とした。弓は塗弓、三所籐みところどう。矢は蟇目ひきめ。的との距離は、弦をかけないはずし弓の長さで10張伏せた程度。小笠懸・遠笠懸・神事笠懸などがある。 笠懸 ⇒かさがけ‐うま【笠懸馬】 ⇒かさがけ‐の【笠懸野】 ⇒かさがけ‐ひきめ【笠懸蟇目】

かさがけ‐うま【笠懸馬】🔗🔉

かさがけ‐うま笠懸馬】 笠懸の時に乗る馬。 ⇒かさ‐がけ【笠懸】

かさがけ‐の【笠懸野】🔗🔉

かさがけ‐の笠懸野】 (源頼朝が笠懸を行なった地という)群馬県南東部にある野。渡良瀬川が形成した扇状地の名。 ⇒かさ‐がけ【笠懸】

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