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かさ【×・×毬】🔗🔉

かさ【××毬】 《「笠」と同語源》松やトチなどの実の殻(から)

かさ【×笠】🔗🔉

かさ【×笠】 《「傘」と同語源》日光・雨・雪などが当たらないように頭にかぶるもの。藺(い)・菅(すげ)などで浅い円錐形に作る。「傘」と区別するために「かぶりがさ」ともいう。の形をしたもの。「電灯の―」「ランプの―」紋所の名。神宮笠・丸に笠・柳生(やぎゆう)笠など。

かさ【傘】🔗🔉

かさ【傘】 《「笠」と同語源》雨・雪・日光などがじかに当たらないように、広げて頭上に差しかざすもの。竹や金属の骨に紙や布をはり、柄をすえて開閉ができるようにしたもので、「笠」と区別するために「さしがさ」ともいう。「―を差す」

かさ【×嵩】🔗🔉

かさ【×嵩】 物の大きさ、分量。体積。容積。「荷物の―が張る」「水の―が増す」高い所。「敵の行く前(さき)難所なる山路にては、―より落とし懸けて」〈太平記・一五〉威厳。貫禄。重み。「近代は在家の風情皆かはりて、心の―もなく、器量も弱く」〈沙石集・四〉

かさ【×暈】🔗🔉

かさ【×暈】 《「笠」と同語源》太陽や月の周囲にできる淡い光の輪。光が高層大気中に浮かぶ氷の微細な結晶を通過するときに屈折して起こる。日暈(ひがさ)・月暈(つきがさ)の類。光環(こうかん)。ハロー。うん。

かさ【×瘡】🔗🔉

かさ【×瘡】 皮膚のできもの、はれもの。また、傷の治りぎわにできるかさぶた。梅毒の俗称。

か‐さ【×枷鎖】🔗🔉

か‐さ【×枷鎖】 かせとくさり。昔、罪人をつなぐのに用いた刑具。「―を抜きて逃げなんとしけるに」〈今昔・二五・一一〉禅宗で、我見(がけん)など無形の束縛を、にたとえていう語。

か‐さ【過差】クワ‐🔗🔉

か‐さ【過差】クワ‐ 分に過ぎたこと。分不相応なおごり。ぜいたく。「―殊の外に好ませ給ひて、大饗せさせ給ふに」〈大鏡・伊尹〉

かさ‐あげ【×嵩上げ】🔗🔉

かさ‐あげ【×嵩上げ】 [名]スル堤防などを積み上げて、今までよりも高くすること。「―工事」金額をさらにふやすこと。「予算を―する」

かさ‐あて【×笠当て】🔗🔉

かさ‐あて【×笠当て】 かぶり笠の内側の、頭に当たる所につける小さい布団のようなもの。

か‐さい【火災】クワ‐🔗🔉

か‐さい【火災】クワ‐ 火による災難。火事。「―に遭う」

かさい【加西】🔗🔉

かさい【加西】 兵庫県中南部の市。中心の北条は農産物の集散地。播州(ばんしゆう)織・播州表(おもて)の産地。電機工業も盛ん。玉丘古墳・一乗寺がある。人口五・二万。

か‐さい【花菜】クワ‐🔗🔉

か‐さい【花菜】クワ‐ 花を食用とする野菜。カリフラワー・ブロッコリーなど。

か‐さい【果菜】クワ‐🔗🔉

か‐さい【果菜】クワ‐ 果物と野菜。果実を食用とする野菜。キュウリ・ナス・トマトなど。

か‐さい【家妻】🔗🔉

か‐さい【家妻】 妻のこと。

か‐さい【家宰】🔗🔉

か‐さい【家宰】 家の仕事を、その家長にかわって取りしきる人。

か‐さい【家裁】🔗🔉

か‐さい【家裁】 「家庭裁判所」の略。

か‐さい【禍災】クワ‐🔗🔉

か‐さい【禍災】クワ‐ わざわい。災難。災害。

かさい【葛西】🔗🔉

かさい【葛西】 東京都江戸川区南部の地名。東京都葛飾区および江戸川区南部の地域。もとは下総(しもうさ)国葛飾郡の江戸川以西の称で、のち武蔵国の一部となる。笠井。

か‐さい【寡妻】クワ‐🔗🔉

か‐さい【寡妻】クワ‐ 自分の妻を謙遜していう語。(けいさい)。愚妻。夫と死に別れた妻。寡婦。

か‐さい【歌才】🔗🔉

か‐さい【歌才】 歌を作る才能。「天賦の―」

かさい‐おどり【×葛西踊(り)】‐をどり🔗🔉

かさい‐おどり【×葛西踊(り)】‐をどり 念仏踊りの一。江戸時代、武蔵国葛西の農民が鉦(かね)・太鼓・笛の囃子(はやし)で、江戸の大路を踊り回ったもの。葛西念仏。泡斎(ほうさい)念仏。

かさい‐がん【火砕岩】クワサイ‐🔗🔉

かさい‐がん【火砕岩】クワサイ‐ 火山砕屑物(さいせつぶつ)が固結してできた堆積岩(たいせきがん)。凝灰岩・凝灰角礫岩(かくれきがん)など。火山砕屑岩。

かさい‐かんちき【火災感知器】クワサイ‐🔗🔉

かさい‐かんちき【火災感知器】クワサイ‐ 火災の発生を自動的に感知して警報する装置。ふつう、建物の中央に取り付け、温度の上昇に反応する熱感知器と煙の微粒子に反応する煙感知器とがある。

かさい‐きゅう【火砕丘】クワサイキウ🔗🔉

かさい‐きゅう【火砕丘】クワサイキウ 爆発的な噴火により放出された火山砕屑物(さいせつぶつ)が火口の周りに積み重なってできた、円錐形の小形の火山。ホマーテ。臼状(きゆうじよう)火山。火山砕屑丘。

かさい‐きゅうじょぶくろ【火災救助袋】クワサイキウジヨぶくろ🔗🔉

かさい‐きゅうじょぶくろ【火災救助袋】クワサイキウジヨぶくろ 高層建築物での火災のとき、避難するのに用いる布製の筒状の用具。窓などに取り付けて地上に斜めに垂らし、中を滑り降りる。救助袋。

かさい‐けいほう【火災警報】クワサイ‐🔗🔉

かさい‐けいほう【火災警報】クワサイ‐ 火災の発生しやすい気象条件になったときに出される警報。空気が乾燥して強風が吹くときに出される。

かさ‐いし【×笠石】🔗🔉

かさ‐いし【×笠石】 石や煉瓦(れんが)積みの塀や手すりの上部に載せる石。石灯籠の上部の笠状の石。

かさい‐ぜんぞう【葛西善蔵】‐ゼンザウ🔗🔉

かさい‐ぜんぞう【葛西善蔵】‐ゼンザウ一八八七〜一九二八]小説家。青森の生まれ。自らの生活の苦悩を描き、破滅型の私小説作家といわれる。小説に「哀しき父」「子をつれて」「放浪」「湖畔手記」など。

かさ‐いた【×笠板】🔗🔉

かさ‐いた【×笠板】 戸袋などの上にかぶせる板。

かさい‐ねんぶつ【×葛西念仏】🔗🔉

かさい‐ねんぶつ【×葛西念仏】 葛西踊り」に同じ。歌舞伎下座音楽の一。葛西踊りの囃子(はやし)を模したもので、鉦(かね)と太鼓を三点ずつ一緒に打つ。農家・仏寺・土手などの寂しい場面や、立ち回り、殺し場に用いる。

かさい‐のり【×葛西海=苔】🔗🔉

かさい‐のり【×葛西海苔】 昔、葛西辺りの海でとれた海苔。

かさい‐ばやし【×葛西×囃子】🔗🔉

かさい‐ばやし【×葛西×囃子】 江戸中期、武蔵国葛西で始められたといわれる祭り囃子。現在の東京都およびその周辺の祭り囃子の祖とされる。

かさい‐ぶね【×葛西舟】🔗🔉

かさい‐ぶね【×葛西舟】 葛西の農産物を江戸へ運んだり、肥料用に江戸の糞尿(ふんによう)を葛西へ運んだりするのに用いた舟。

かさい‐ほうちき【火災報知機】クワサイ‐🔗🔉

かさい‐ほうちき【火災報知機】クワサイ‐ 火災の発生を急報する押しボタン式の発信装置。消防機関へ直接通報できるものや、建物内でベルを鳴らして知らせるものがある。

かさい‐ほけん【火災保険】クワサイ‐🔗🔉

かさい‐ほけん【火災保険】クワサイ‐ 火災によって生じる損害の填補(てんぽ)を目的とする保険。

かさい‐りゅう【火砕流】クワサイリウ🔗🔉

かさい‐りゅう【火砕流】クワサイリウ 火山灰・軽石・岩滓(がんさい)などが火山ガスと混合し、一団となって火口から一気に流れ下る現象。マグマの粘性が大きい場合に生じ、しばしば大きな被害をもたらす。

かさい‐れっとう【花×綵列島】クワサイレツタウ🔗🔉

かさい‐れっとう【花×綵列島】クワサイレツタウ 花綵(はなづな)のような形に配列している列島。アリューシャン・千島・日本・琉球(りゆうきゆう)の各列島をいう。弧状列島。

かさおか【笠岡】かさをか🔗🔉

かさおか【笠岡】かさをか 岡山県南西端の市。笠岡諸島も含まれ、神島(こうのしま)などは干拓により陸続きとなった。化学肥料・家具製造などの工業が盛ん。カブトガニの保護センターがある。人口六・一万。

かさ‐おどり【傘踊(り)・×笠踊(り)】‐をどり🔗🔉

かさ‐おどり【傘踊(り)・×笠踊(り)】‐をどり さし傘・かぶり笠を持っておどる踊り。

かさ‐がい【×笠貝】‐がひ🔗🔉

かさ‐がい【×笠貝】‐がひ ツタノハガイ科の巻き貝。潮間帯の岩礁にすむ。貝殻は笠状で、殻径八センチくらい。殻表は放射状の肋(ろく)が走り、淡褐色。小笠原諸島に分布し、天然記念物。また、一般に笠状の殻をもつ貝をいい、ヨメガカサガイなどがある。

かさ‐かき【×瘡×掻き】🔗🔉

かさ‐かき【××掻き】 できもののできている人。特に、梅毒にかかっている人。かさっかき。

かさ‐がけ【×笠懸】🔗🔉

かさ‐がけ【×笠懸】 馬に乗って走りながら弓を射る競技。平安末期から鎌倉時代にかけて盛んに行われた。もとは射手の笠をかけて的としたが、のちには円板の上に牛革を張り、中にわらなどを入れたものを用いた。小笠懸(おがさがけ)・遠笠懸・神事笠懸などの種類がある。

かさがけ‐ひきめ【×笠懸×蟇目】🔗🔉

かさがけ‐ひきめ【×笠懸×蟇目】 笠懸に用いる矢の蟇目。犬射蟇目(いぬいひきめ)より小さく、内部を空洞として、挫目(ひしぎめ)という縦の筋を入れるのを特色とする。

かさ‐かさ🔗🔉

かさ‐かさ [副]スル乾いた物、薄くて軽い物が触れ合う音を表す語。かさこそ。「―(と)落ち葉を踏んで歩く」水分や脂気が抜けて滑らかでなく、干からびた感じがするさま。「―した肌」精神的なゆとりや潤いに欠けているさま。「―した感じの人」[形動]に同じ。「高熱が続いて唇が―になった」[アクセントはカサカサ、はカサカサ。

かさ‐がみ【傘紙】🔗🔉

かさ‐がみ【傘紙】 唐傘に張る、コウゾ・ガンピ・ミツマタなどから製する和紙。美濃・土佐の産が有名。

かさ‐ぎ【×笠木】🔗🔉

かさ‐ぎ【×笠木】 鳥居や門・塀・手すりなどの上端に渡す横木。冠木(かぶき)

かさぎ【笠置】🔗🔉

かさぎ【笠置】 京都府南部、相楽郡の地名。木津川が東西を貫流し、その南に笠置山・笠置寺がある。

かさぎがた‐とうろう【×笠△置形灯×籠】🔗🔉

かさぎがた‐とうろう【×置形灯×籠】 笠置山の道しるべに立てたものにかたどって作ったとされる灯籠。

かさぎ‐さんち【笠置山地】🔗🔉

かさぎ‐さんち【笠置山地】 奈良県・京都府・三重県にまたがる山地。最北端に笠置山がある。南部は大和(やまと)高原とよばれる。

かさぎ‐でら【笠置寺】🔗🔉

かさぎ‐でら【笠置寺】 笠置山上にある真言宗智山派の寺。山号は鹿鷺(ろくろう)山。大友皇子の創建と伝える。古くから弥勒(みろく)信仰の霊地とされ、建久三年(一一九二)貞慶(じようけい)の再興後は、その中心道場となった。元弘元年(一三三一)後醍醐(ごだいご)天皇の行宮(あんぐう)が置かれた。磨崖仏群は奈良時代末期の作とされる。

かさぎ‐やま【笠置山】🔗🔉

かさぎ‐やま【笠置山】 京都府南部、笠置町にある山。標高三二四メートル。山上に笠置寺がある。

かさぎ‐れんが【×笠着連歌】🔗🔉

かさぎ‐れんが【×笠着連歌】 中世以降、寺社の祭や法会に行われ、参詣人などが自由に参加できた、庶民的な連歌。着座した連衆(れんじゆ)以外は、立ったまま笠もぬがずに句を付けたので、この名がついた。花の下(もと)連歌の流れをくむもの。

か‐さく【仮作】🔗🔉

か‐さく【仮作】 [名]スル仮に作ること。また、作ったもの。実際にはない物事を想像によって作ること。また、作ったもの。虚構。「故意に物語を―せずとも」〈逍遥・小説神髄〉

か‐さく【佳作】🔗🔉

か‐さく【佳作】 文学作品・芸術作品などで、出来栄えのいい作品。絵画・文芸作品のコンクールなどで、入賞した作品に次ぐ優れた作品。「選外―」

か‐さく【家作】🔗🔉

か‐さく【家作】 家をつくること。また、その家。人に貸して収益をあげるためにつくった持ち家。貸し家。「―持ち」

か‐さく【寡作】クワ‐🔗🔉

か‐さく【寡作】クワ‐ [名・形動]芸術家などが作品を少ししか作らないこと。制作数が少ないこと。また、そのさま。「―な画家」多作。

かさ‐ぐも【×笠雲】🔗🔉

かさ‐ぐも【×笠雲】 高い山の頂に、笠をかぶったようにかかる雲。

かさく‐ものがたり【仮作物語】🔗🔉

かさく‐ものがたり【仮作物語】 虚構の物語。作り物語。フィクション。

かさ‐け【×瘡気】🔗🔉

かさ‐け【×瘡気】 梅毒の気味。また、梅毒。

かさ‐ご【×笠子】🔗🔉

かさ‐ご【×笠子】 フサカサゴ科の海水魚。沿岸岩礁域にすむ。全長約二五センチ。体は長卵形。頭が比較的大きく、とげがある。体色は暗褐色から赤色まで変化に富み、体側に複雑な暗色紋がある。卵胎生。冬に美味。あかうお。がしら。カサゴ目フサカサゴ科の海水魚の総称。ミノカサゴ・ソイ・メバル・メヌケ・キチジなどが含まれる。

かさ‐ごこう【傘御光】‐ゴクワウ🔗🔉

かさ‐ごこう【傘御光】‐ゴクワウ 仏像の光背の一。光明を表す線が、頭部から傘状に放射した形のもの。

かさ‐こそ🔗🔉

かさ‐こそ [副]乾いた枯れ葉や紙などが軽く触れあって発するかすかな音を表す語。「風で枯れ葉が―と舞い上がる」

かささぎ【×鵲】🔗🔉

かささぎ【×鵲】 カラス科の鳥。全長約四五センチ。尾が長く、肩と腹が白く、ほかは緑色光沢のある黒色。雑食性。ユーラシア大陸と北アメリカ西部に分布。日本では佐賀平野を中心に九州北西部にだけみられ、人里近くにすむ。天然記念物。かちがらす。朝鮮烏。高麗烏。《季 秋》「月天心又―の渡りけり/霽月」

かささぎ‐の‐かがみ【×鵲の鏡】🔗🔉

かささぎ‐の‐かがみ【×鵲の鏡】 裏面にカササギの模様のある鏡。単に、鏡をもいう。「あまのはら光射し添ふ―と見ゆる秋の夜の月」〈夫木・一三〉《鏡の意から》月の異称。

かささぎ‐の‐はし【×鵲の橋】🔗🔉

かささぎ‐の‐はし【×鵲の橋】 七夕の夜、牽牛(けんぎゆう)・織女の二星が会うとき、カササギが翼を並べて天の川に渡すという想像上の橋。男女の契りの橋渡しのたとえにも用いる。烏鵲橋(うじやくきよう)。「天の川扇の風に霧はれて空すみわたる―」〈拾遺・雑秋〉《季 秋》宮中を天上になぞらえて、その殿舎の階段。「深き夜の雲居の月やさえぬらん霜に渡せる―」〈続古今・冬〉

かさ‐じ【傘地】‐ヂ🔗🔉

かさ‐じ【傘地】‐ヂ こうもり傘用の布地。

かさ‐じころ【×笠×錏】🔗🔉

かさ‐じころ【××錏】 笠のような形をした、兜(かぶと)のしころ。

かさ‐じぞう【×笠地蔵】‐ヂザウ🔗🔉

かさ‐じぞう【×笠地蔵】‐ヂザウ 昔話の一。年の暮れに心やさしい老爺(ろうや)が雪をかぶった六地蔵に笠をかぶせてやると、夜中に六地蔵が米や金をお礼に持って来るという話。

かさ‐じるし【×笠△標】🔗🔉

かさ‐じるし【×標】 戦場で敵味方を見分けるために、兜(かぶと)などにつけたしるし。多くは小旗を用い、家紋や文字などを染めた。→袖標(そでじるし)

かさじるし‐の‐かん【×笠△標の×鐶】‐クワン🔗🔉

かさじるし‐の‐かん【×標の×鐶】‐クワン(かぶと)の鉢の後部中央に打った金輪。笠標をつけるためだが、普通は赤の総角(あげまき)をつける。高勝鐶(こうしようかん)。笠標付けの鐶。

かさ‐すげ【×笠×菅】🔗🔉

かさ‐すげ【××菅】 カヤツリグサ科の多年草。湿地に群生し、高さ約一メートル。根茎は太く、泥中をはう。茎は三角柱。葉は細長く、堅い。夏、長大な花穂を出す。刈り干した葉を編んで蓑(みの)や菅笠を作る。みのすげ。すげ。

かさ‐だか【×嵩高】🔗🔉

かさ‐だか【×嵩高】 [形動][ナリ]分量や体積が大きいさま。かさばるさま。「―な荷物」高圧的で横柄なさま。「―な口のきき方」大げさなさま。「お庄は余り―なような気がして」〈秋声・足迹〉

かさ‐だか・い【×嵩高い】🔗🔉

かさ‐だか・い【×嵩高い】 [形]かさだか・し[ク]物の分量や体積・容積が大きい。かさばっている。「―・い荷物」人を見くだして横柄な態度である。高圧的である。「―・い物言いをする」

かさ‐たて【傘立て】🔗🔉

かさ‐たて【傘立て】 玄関などに置き、傘を立てておく入れもの。

か‐さつ【×苛察】🔗🔉

か‐さつ【×苛察】 [名・形動]細かい点にまで立ち入って、厳しく詮索(せんさく)すること。また、そのさま。「物の大体を見る事においては…とかく―に傾きたがる男で」〈鴎外・阿部一族〉

かさ‐づけ【×笠付け】🔗🔉

かさ‐づけ【×笠付け】冠付(かむりづ)」に同じ。

かさでら【笠寺】🔗🔉

かさでら【笠寺】 名古屋市南区の地名。昔話「笠地蔵」にちなむ笠寺観音を本尊とする笠覆(りゆうふく)寺(通称、笠寺)がある。

かさ‐とがめ【×笠×咎め】🔗🔉

かさ‐とがめ【××咎め】 擦れ違った人の笠が自分の笠に触れた無礼をとがめること。また、路上で行きあった、こちらより身分の低い者が、笠をつけたまま通り過ぎる無礼をとがめること。「馬の乗り合ひ、―にて祐成討たれ給ひなば」〈幸若・和田宴〉

かさとり‐やま【笠取山】🔗🔉

かさとり‐やま【笠取山】 京都府宇治市北東部の山。醍醐山(だいごさん)の東にある。標高三七一メートル。紅葉の名所。《歌枕》「雨ふれば―のもみぢばは行きかふ人の袖さへぞてる」〈古今・秋下〉

かさなり【重なり】🔗🔉

かさなり【重なり】 重なること。また、重なっている状態。

かさな・る【重なる】🔗🔉

かさな・る【重なる】 [動ラ五(四)]ある物の上に、さらにそれと同類の物が載る。幾重にも層をなす。「人が―・って倒れる」ある物事に、さらにそれと同類の物事が加わる。同じ事が繰り返し起こる。たびかさなる。「―・る惨事」「不幸が―・る」複数の物事が同時に一緒になる。かち合う。「用事が―・る」「日曜と祝日が―・る」

かさ・ぬ【重ぬ】🔗🔉

かさ・ぬ【重ぬ】 [動ナ下二]「かさねる」の文語形。

かさぬい‐の‐むら【笠縫邑】かさぬひ‐🔗🔉

かさぬい‐の‐むら【笠縫邑】かさぬひ‐ 日本書紀で、崇神(すじん)天皇が天照大神(あまてらすおおみかみ)を皇女豊鍬入姫(とよすきいりひめ)に祭らせたと伝える倭(やまと)の地。奈良県磯城(しき)郡田原本町新木、桜井市内などの説がある。

かさね【重ね・△襲】🔗🔉

かさね【重ね・襲】 [名]重ねること。また、重ねたもの。衣服を重ねて着ること。また、その衣服。重ね着。(襲)平安時代、袍(ほう)の下に重ねて着た衣服。下襲(したがさね)(襲)襲(かさね)の色目。「紅梅―」〔接尾〕助数詞。数を表す和語に付いて、重なっているもの、重ねてあるものを数えるのに用いる。「重箱ひと―」「ひと―の座布団」

かさね【累】🔗🔉

かさね【累】 承応・寛文(一六五二〜一六七三)ごろ、下総(しもうさ)の羽生(はにゆう)村にいたという醜女(しこめ)。夫与右衛門に殺され、その怨念は一族にたたったという。歌舞伎や浄瑠璃に脚色され、近世演劇に累物(かさねもの)という一系統を形成している。歌舞伎舞踊。清元。本名題「色彩間苅豆(いろもようちよつとかりまめ)」。松井幸三作詞、初世清元斎兵衛作曲。文政六年(一八二三)江戸森田座で、「法懸松成田利剣(けさかけまつなりたのりけん)」の二番目序幕として初演。新内節。義太夫節「伊達競阿国戯場(だてくらべおくにかぶき)」などの詞章を転用したもので、「身売」「土橋」「法印場」の三段からなる。

かさねあわせ‐の‐げんり【重ね合(わ)せの原理】かさねあはせ‐🔗🔉

かさねあわせ‐の‐げんり【重ね合(わ)せの原理】かさねあはせ‐ 二つ以上の波が、ある点を同時に通過するときの変位は、それぞれの変位のベクトルの和で与えられるという原理。重畳(ちようじよう)原理。

かさね‐いづつ【重井筒】‐ゐづつ🔗🔉

かさね‐いづつ【重井筒】‐ゐづつ 紋所の名。ひし形の井げたを二つ重ねたもの。

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[音]リュウ [訓]かさ [部首]竹 [総画数]11 [コード]区点    1962      JIS   335E      S‐JIS 8A7D [難読語] →かさぎ【笠置】かさま【笠間】は‐りつ【破笠】は‐りゅう【破笠】よめ‐が‐かさ【嫁笠】

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[音]サン [訓]かさ    からかさ [部首]人 [総画数]12 [コード]区点    2717      JIS   3B31      S‐JIS 8E50 [分類]常用漢字 [難読語] →ひ‐がらかさ【日傘・日唐傘】

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[音]シュウ [訓]おそ‐う    つ‐ぐ    よ‐る    かさ‐ねる    かさね    きる    そ [部首]衣 [総画数]22 [コード]区点    2917      JIS   3D31      S‐JIS 8F50 [分類]常用漢字 [難読語] →おそ‐き【襲着・襲衣】くま‐そ【熊襲・熊曾】しほう‐しゃ【襲芳舎】そつひこ‐まゆみ【襲津彦真弓】そ‐の‐くに【襲国】まつ‐がさね【松重・松襲】やなぎ‐がさね【柳襲】

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[音]チョウ    ジュウ [訓]おも‐い    おも‐んずる    おも‐み    かさ‐ねる    かさ‐なる    え [部首]里 [総画数]9 [コード]区点    2937      JIS   3D45      S‐JIS 8F64 [分類]常用漢字 [難読語] →いお‐え【五百重】おもし【重し・重石】おも‐で【重手・重傷】きょう‐じゅう【軽重】くじゅう‐さん【九重山】げん‐じょう【厳重】しき‐なみ【頻波・重波】しげ‐どう【重籐・滋籐】しげひら【重衡】し‐ちょう【輜重】じゅう‐ざかな【重肴】じゅう‐ぼん【重犯】じょう‐ろく【畳六】・【調六】・【重六】ちょう‐らん【重巒】でっ‐く【畳五・重五】でっ‐ち【畳一・重一】とえ‐はたえ【十重二十重】やえ‐むぐら【八重葎】

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[音]ソウ [訓]かさ‐なる [部首]尸 [総画数]14 [コード]区点    3356      JIS   4158      S‐JIS 9177 [分類]常用漢字 [難読語] →そう‐らん【層巒】も‐こし【裳階・裳層】

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[音]フク [訓]かさ‐なる    かさ‐ねる [部首]衣 [総画数]14 [コード]区点    4203      JIS   4A23      S‐JIS 95A1 [分類]常用漢字

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[音]リョウ [訓]はか‐る    はか‐り    かさ    はか [部首]里 [総画数]12 [コード]区点    4644      JIS   4E4C      S‐JIS 97CA [分類]常用漢字 [難読語] →きょう‐りょう【較量・校量】しょう‐りょう【称量・秤量】

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[音]ルイ [訓]かさ‐なる    かさ‐ねる    しきり‐に    わずら‐わす    わずら‐い [部首]糸 [総画数]11 [コード]区点    4663      JIS   4E5F      S‐JIS 97DD [分類]常用漢字

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[音]ウン [訓]かさ    あや    くま    ぼか‐す [部首]日 [総画数]13 [コード]区点    5884      JIS   5A74      S‐JIS 9DF2 [難読語] →う‐げん【繧繝・暈繝】うん‐げん【繧繝・暈繝】うん‐のう【暈そう‐ぐま【総隈・総暈つき‐がさ【月暈】め‐まい【目眩・眩暈】

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[音]ショウ    ソウ [訓]かさ [部首] [総画数]15 [コード]区点    6576      JIS   616C      S‐JIS E18C [難読語] →あか‐もがさ【赤疱瘡】いも‐がさ【疱瘡】うるし‐かぶれ【漆瘡】きらん‐そう【金瘡小草】しら‐くも【白癬・白禿瘡】ぜに‐がさ【銭瘡】とう‐がさ【唐瘡】なつ‐ぶし【夏沸瘡】はたけ【疥・乾瘡】も‐がさ【痘瘡】

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[音]シャク    ジャク [訓]かささぎ [部首]鳥 [総画数]19 [コード]区点    8307      JIS   7327      S‐JIS EA46 [難読語] →さん‐じゃく【山鵲】

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