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仍 かさなる🔗🔉

【仍】 4画 人部  区点=4827 16進=503B シフトJIS=98B9 《音読み》 ジョウ/ニョウ〈rng〉 《訓読み》 よる/かさなる/かさねて/なお(なほ) 《意味》 {動}よる。ねばりついて離れない。なずむ。「仍旧貫=旧貫ニ仍ル」〔→論語{動・副}かさなる。かさねて。もとの物事につけ加わる。また、そのさま。さらに。そのうえ。「饑饉仍臻=饑饉仍ネテ臻ル」〔→漢書「仍仍ジョウジョウ」とは、幾重にもかさなり、数多いさま。 {副}なお(ナホ)。元どおり。依然として。「仍然ジョウゼン(元どおり)」 《解字》 会意兼形声。人の右に、乃(柔らかい耳たぶ)を加え、乃ナイの転音が音をあらわすもので、柔らかくねばりついて、なずむの意を含む。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

佳作 カサク🔗🔉

【佳作】 カサク りっぱな詩文・芸術作品。〔国〕非常にすぐれてはいないが、かなりよくできた作品。

傘 かさ🔗🔉

【傘】 12画 人部 [常用漢字] 区点=2717 16進=3B31 シフトJIS=8E50 《常用音訓》サン/かさ 《音読み》 サン〈sn〉 《訓読み》 かさ 《名付け》 かさ 《意味》 {名}かさ。からかさ。▽今は広く、かさ、または、かさのようにおおうものをさす。〈同義語〉→繖。「傘下サンカ」「洋傘ヨウサン(こうもりがさ)」 《解字》 象形。漢代の「通俗文」の「御覧七〇二引」に「帛ヌノを張りて雨を避くるを繖蓋サンガイといふ」とある。繖は「糸+音符散」の会意兼形声文字で、これが古い字。俗字の傘サンは、かさの形を描いたもの。サンという音は、山(△型をしたやま、水がわかれ落ちる分水嶺)散(ばらばらにわかれちる)と同系で、傘は、雨水が△型のかさによってわかれちることに着目した命名である。 《熟語》 →熟語

因 かさねる🔗🔉

【因】 6画 囗部 [五年] 区点=1688 16進=3078 シフトJIS=88F6 《常用音訓》イン/よ…る 《音読み》 イン〈yn〉 《訓読み》 よる/かさねる(かさぬ)/よりて/よって/ちなむ/ちなみに 《名付け》 ちなみ・なみ・ゆかり・よし・より・よる 《意味》 {動}よる。ふまえる。下になにかをふまえて、その上に乗る。「因循」「殷因於夏礼=殷ハ夏ノ礼ニ因ル」〔→論語{動}よる。かさねる(カサヌ)。何かの下地の上に加わる。〈類義語〉→依。「因之以饑饉=コレニ因ヌルニ饑饉ヲモツテス」〔→論語{動}よる。たよりにする。手づるにする。「因陳子而以告孟子=陳子ニ因リテモツテ孟子ニ告グ」〔→孟子{名}おこった事のよりどころ。〈対語〉→果。「原因」「因由インユウ」 {副}よりて。よって。それにつれて。便乗して。「無恒産、因無恒心=恒産無ケレバ、因ッテ恒心無シ」〔→孟子{副}よりて。よって。それが原因で。「余因得遍観群書=余因リテ遍ク群書ヲ観ルヲ得タリ」〔→宋濂{動・副}ちなむ。ちなみに。ゆかりを持つ。機縁にする。何かを縁にして。 {名}掛け算のこと。〈類義語〉→乗。 《解字》 会意。「囗(ふとん)+印(乗せた物)、または大(ひと)」で、ふとんを下に敷いて、その上に大の字に乗ることを示す。下地をふまえて、その上に乗ること。茵イン(しとね)の原字。 《単語家族》 印(上から下を押さえる)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

奕 かさなる🔗🔉

【奕】 9画 大部  区点=5285 16進=5475 シフトJIS=9AF3 《音読み》 エキ/ヤク〈y〉 《訓読み》 かさなる 《意味》 {動}かさなる。両わき、または上下に次々にかさなって続く。「奕代エキダイ」 {名}石を次々に並べていく碁のこと。「博奕バクエキ(すごろくや碁をうつ)」 《解字》 会意兼形声。亦は、人の両わきをあらわす指事文字で、同じものがもう一つある意を含む。奕は「大+音符亦エキ」。 《単語家族》 繹エキ(あとからあとからと続く)駅(次々とかさなり続く宿場)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

套 かさね🔗🔉

【套】 10画 大部  区点=3769 16進=4565 シフトJIS=9385 《音読み》 トウ(タウ)〈to〉 《訓読み》 かさねる(かさぬ)/つつむ/つつみ/かさね/くま 《意味》 {動・名}かさねる(カサヌ)。長く大きいカバーをかぶせる。また、かぶせてつつむもの。「外套ガイトウ」「套杯トウハイ(小杯を大杯の中に入れたひと組の酒杯)」 {動・名}つつむ。つつみ。外皮でつつみ隠す。また、つつみ隠したもの。「筆套ヒットウ(筆のさや)」「封套フウトウ(=封筒)」 {単位}かさね。衣服を数える単位。下衣の上に上衣をかさねることから。一套とは、衣服ひとかさねをいう。 {名}人をつつみこむ古い習慣。ありきたりのわく。「套語トウゴ」「脱套ダットウ(古い習慣から抜け出る)」 {名}くま。河川が曲がって岸をつつみこんだ所。「河套カトウ」 「圏套ケントウ」とは、人をつつみこむわなや、しかけ。また、悪だくみ。 《解字》 会意。「大+長」で、大きく長いカバーのこと。外からつつみこむ意を含む。 《単語家族》 韜トウ(外皮でつつみ隠す)疇チュウ(田を囲むあぜ→外わく)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

家宰 カサイ🔗🔉

【家老】 カロウ 家臣の長。『家宰カサイ・家相カショウ』一族ちゅうの長老。〔国〕大名・小名の家臣の長。

宴妻 カサイ🔗🔉

【宴妻】 カサイ 諸侯が自分の妻を謙そんしていうことば。夫を失った女。やもめ。「四隣何所有、一二老寡妻=四隣ニハ何ノ有ル所ゾ、一二ノ老寡妻ノミ」〔→杜甫めかけに対して、正夫人のこと。〈類義語〉嫡妻チャクサイ・テキサイ。〔→詩経

層 かさなる🔗🔉

【層】 人名に使える旧字 14画 尸部 [六年] 区点=3356 16進=4158 シフトJIS=9177 《常用音訓》ソウ 《音読み》 ソウ/ゾウ〈cng〉 《訓読み》 かさなる 《意味》 {動}かさなる。上へ上へと幾段にもかさなる。「層累」「層次(かさなりの順序)」 {名・単位}何階にもかさなった建物。また階数を数えることば。〈類義語〉→楼→階。「更上一層楼=更ニ上ル一層ノ楼」〔→王之渙{名}社会や人々の階級。「中間層」「上層階級」 《解字》 会意兼形声。曾(=曽)の字の上部の八印は湯気の姿、中部はせいろう、下部はこんろの形で、何段にもせいろうをかさねて米をふかすこしき。甑ソウ(こしき)の原字。層は「尸(屋の字の上部。たれ幕、屋根)+音符曾ソウ」で、何段もやねをかさねた家。→曾 《単語家族》 増(土を何段もかさね増す)と同系。 《参考》 人名に旧字使用可。旧字の総画数は15画。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

嵩 かさ🔗🔉

【嵩】 13画 山部 [人名漢字] 区点=3183 16進=3F73 シフトJIS=9093 《音読み》 スウ/シュウ〈sng〉 《訓読み》 たかい(たかし)/かさ 《名付け》 かさ・たか・たかし・たけ 《意味》 {形}たかい(タカシ)。山がたかくそびえたつさま。転じて、直立してそびえるさま。〈同義語〉→崇。「嵩高スウコウ(=崇高)」 「嵩山スウザン」とは、五岳の一つ。河南省登封トウホウ県の北にある。「中岳」「崇山スウザン」「嵩岳スウガク」「嵩丘スウキュウ」「嵩高スウコウ」とも。 〔国〕かさ。体積。「嵩がたかい」 《解字》 会意。「山+高」で、たかくそびえる山をあらわす。崇とまったく同じことばをあらわす異体の字。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

暈 かさ🔗🔉

【暈】 13画 日部  区点=5884 16進=5A74 シフトJIS=9DF2 《音読み》 ウン〈yn・yn〉 《訓読み》 かさ/めまい(めまひ)/ぼかし 《意味》 {名}かさ。日や月の周りを、まるく取り巻いた光の輪。灯火の外側に生じたまるい光の輪。「日暈ニチウン(日がさ)」「灯生暈=灯暈ヲ生ズ」〔→韓愈ウンス{動・名}めまい(メマヒ)。目がぐるぐる回って、ぼうっとする。〈類義語〉→眩ゲン(くらむ)→昏コン(暗くなる)。 〔国〕ぼかし。周囲をまるくなすりつつ、しだいに色を薄める絵画・染色の手法。 《解字》 会意兼形声。軍は、車を並べてまるく取り巻いた営舎のこと。まるく取り巻く意を含む。暈は「日+音符軍」で、日をまるく取り巻く光の輪。▽暉キは、別字。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

枷鎖 カサ🔗🔉

【枷鎖】 カサ 首かせと鎖。罪人の自由をうばう道具。

河朔 カサク🔗🔉

【河北】 カホク 黄河以北の地方。▽「朔」は北。『河朔カサク』中国の現在の省の名。渤海ボツカイ湾に面し、黄河以北に位置する。省都は石家荘市。古くは、冀キ、幽、燕エンとよばれた。

沓 かさなる🔗🔉

【沓】 8画 水部  区点=2303 16進=3723 シフトJIS=8C42 《音読み》 トウ(タフ)/ドウ(ドフ)〈d・t〉 《訓読み》 かさなる/かさねる(かさぬ)/くつ 《意味》 {動}りゅうちょうにしゃべりまくる。「噂沓背憎=噂沓シテ背ニテ憎ム」〔→詩経{動・形}かさなる。かさねる(カサヌ)。たくさんかさねあわせる。たくさんかさなりあう。また、そのさま。〈類義語〉→畳ジョウ。「重沓ジュウトウ」「雑沓ザットウ(=雑踏)」 {動}水が後から後からわきあふれる。 〔国〕くつ。履物のくつ。 《解字》 会意。「水+曰(いう)」で、流れるようにしゃべることをあらわす。かさねあわせる意味を含む。 《単語家族》 踏(くりかえし足を動かす)畳(つみかさねる)習(くりかえし行う)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

畳 かさなる🔗🔉

【畳】 12画 田部 [常用漢字] 区点=3086 16進=3E76 シフトJIS=8FF4 【疊】旧字人名に使える旧字 22画 田部 区点=6540 16進=6148 シフトJIS=E167 【疉】異体字(A)異体字(A) 22画 田部 区点=6541 16進=6149 シフトJIS=E168 【疂】異体字(B)異体字(B) 16画 田部 区点=6542 16進=614A シフトJIS=E169 《常用音訓》ジョウ/たたみ/たた…む 《音読み》 ジョウ(デフ)/チョウ(テフ)〈di〉 《訓読み》 かさなる/かさねる(かさぬ)/たたむ/たたみ/じょう 《名付け》 あき 《意味》 {動・形}かさなる。かさねる(カサヌ)。薄く平らなものがかさなる。また、薄く平らなものをかさねる。また、そのさま。〈類義語〉→重。「重畳」「双声畳韻(「参差シンシ」のように同類の子音を並べる双声と、「窈窕ヨウチョウ」のように同じ韻を重ねる畳韻)」 {動・名}たたむ。平らなものを折ってかさねる。また、たたんだ物。〈類義語〉→摺ショウ。「摺畳ショウジョウ(たたんでかさねる、たたんだ書類)」 {単位}かさなって薄く平らな物を数えることば。〈類義語〉→帖ジョウ{動}ひれふす。▽慴ショウに当てた用法。「震畳シンジョウ(=震慴。こわがってひれふす)」 〔国〕たたみ。わら・いぐさを材料としてつくった、床上に敷く敷物。▽平安時代には、うすべりや、むしろのことで、平素はたたみ重ねてすみに置いた。じょう。たたみを数えることば。 《解字》 会意。「日三つ、または田三つ(いくつもかさねること)+宜(たくさんかさねる)」で、平らにいく枚もかさなること。宜の中の部分はもと多の字であり、ここでは多いことを示す。 《単語家族》 沓トウ(多くかさなる)襲シュウ(かさねる)摺ショウ(かさねて折る)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

疔 かさ🔗🔉

【疔】 7画 部  区点=6543 16進=614B シフトJIS=E16A 《音読み》 チョウ(チャウ)/テイ〈dng〉 《訓読み》 かさ 《意味》 {名}かさ。できものの一種。顔面に生じることが多く、口が小さくて、うみが出にくい。めんちょうの類。「疔瘡チョウソウ」 《解字》 会意兼形声。「+音符丁(↑型につかえて出ない)」。 《熟語》 →下付・中付語

疽 かさ🔗🔉

【疽】 10画 部  区点=6552 16進=6154 シフトJIS=E173 《音読み》 ソ/ショ〈j〉 《訓読み》 かさ 《意味》 {名}かさ。悪性のはれもの。うみを持って根が深くかさなり、なおりにくい。ようの一種。「疽発背而死=疽、背ニ発シテ死ス」〔→漢書〕 《解字》 会意兼形声。「+音符且ショ(上へ上へと重なる)」。▽疸タンは、別字。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

瘍 かさ🔗🔉

【瘍】 14画 部  区点=6571 16進=6167 シフトJIS=E187 《音読み》 ヨウ(ヤウ)〈yng〉 《訓読み》 かさ 《意味》 {名}かさ。皮膚がもちあがる、できもの。特に頭にできるできもの。 {名}からだのきず。〈類義語〉→傷。 《解字》 会意兼形声。「+音符昜ヨウ(=楊。もちあがる)」。 《熟語》 →下付・中付語

瘡 かさ🔗🔉

【瘡】 15画 部  区点=6576 16進=616C シフトJIS=E18C 《音読み》 ソウ(サウ)/ショウ(シャウ)〈chung〉 《訓読み》 かさ/きず 《意味》 {名}かさ。できもの。はれもの。〈類義語〉→瘍ヨウ{名}きず。切りきず。また、きずあと。〈同義語〉→創。「刀瘡トウソウ」 《解字》 形声。「+音符倉」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

禍災 カサイ🔗🔉

【禍災】 カサイ 思いがけない災難。『禍殃カオウ・禍害カガイ・禍患カカン』

笠 かさ🔗🔉

【笠】 11画 竹部  区点=1962 16進=335E シフトJIS=8A7D 《音読み》 リュウ(リフ)〈l〉 《訓読み》 かさ 《意味》 {名}かさ。かぶりがさ。 《解字》 会意兼形声。「竹+音符立(高さをそろえてたてる)」。平衡を保って頭上にたてるかさ。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

笠懸 カサガケ🔗🔉

【笠懸】 カサガケ〔国〕射芸の一つ。馬に乗って綾藺笠アヤイガサを的にして遠くから弓を射るもの。後世はまるい板に皮をはり、中にわらなどを入れてふくらませた物を的として使った。鎌倉時代、武芸の修練のため盛んに行われた。

累 かさなる🔗🔉

【累】 11画 糸部 [常用漢字] 区点=4663 16進=4E5F シフトJIS=97DD 《常用音訓》ルイ 《音読み》 ルイ〈li・li・li〉 《訓読み》 かさなる/かさねる(かさぬ)/わずらわす(わづらはす)/つなぐ/つながる/かさねて/しきりに 《名付け》 たか 《意味》 {動}かさなる。かさねる(カサヌ)。つながってかさなる。また、ほかの物事をかさね加える。▽上声に読む。〈類義語〉→積。「累代(なん世代もかさなって)」「積累」「家累千金=家ニ千金ヲ累ヌ」 {動}わずらわす(ワヅラハス)。めんどうな事につながりをもたせる。まきぞえをくわす。▽去声に読む。「願以竟内累矣=願ハクハ竟内ヲモッテ累ハサン」〔→荘子{名}めんどうなかかわりあい。また、わずらわしい心配事。▽去声に読む。「家累(家庭内のごたごた)」「及累=累ヲ及ボス」 {動}つなぐ。つながる。つぎつぎとつなぐ。また、つぎつぎと縁がつながる。▽平声に読む。「係累其子弟=ソノ子弟ニ係累ス」〔→孟子{副}かさねて。しきりに。なんども。▽上声に読む。〈類義語〉→屡ル/シバシバ。「累乞骸骨致仕=累ニ骸骨致仕ヲ乞フ」〔→徳川光圀〕 《解字》 会意兼形声。上部はもと田三つで、ごろごろとつみかさなったさまを描いた象形文字(音ルイ・ライ)。それを音符とし、糸を加えたのが累のもとの字で、糸でつなぐように、つぎつぎと連なってかさなること。 《単語家族》 壘ルイ(=塁。かさねた土)雷(電気のつらなりかさなったかみなり)などと同系。 《類義》 →重 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

繖 かさ🔗🔉

【繖】 18画 糸部  区点=6968 16進=6564 シフトJIS=E384 《音読み》 サン〈sn〉 《訓読み》 かさ 《意味》 {名}かさ。きぬ張りのかさ。〈同義語〉→傘。 《解字》 会意兼形声。「糸+音符散(ばらばらと水が四方にちる)」。

苛砕 カサイ🔗🔉

【苛細】 カサイ 取り締まりがきつくて、わずらわしい。『苛砕カサイ』

苛察 カサツ🔗🔉

【苛察】 カサツ 人の欠点を細かいところまでつきつめて、きびしく吟味すること。「君子不為苛察=君子ハ苛察ヲ為サズ」〔→荘子

華彩 カサイ🔗🔉

【華采】 カサイ =華彩。はなやかな彩り。

蓋 かさ🔗🔉

【蓋】 13画 艸部  区点=1924 16進=3338 シフトJIS=8A57 【葢】異体字(A)異体字(A) 12画 艸部 区点=7268 16進=6864 シフトJIS=E4E2 【盖】異体字(B)異体字(B) 11画 皿部 区点=6621 16進=6235 シフトJIS=E1B3 《音読み》 ガイ/カイ〈gi〉/コウ(カフ)/ゴウ(ガフ)〈h・g〉 《訓読み》 おおう(おほふ)/ふた/かさ/けだし/なんぞ…せざる 《意味》 {動}おおう(オホフ)。かぶせて上からふたをする。また、かぶせて隠す。〈類義語〉→覆→掩エン。「覆蓋フクガイ」「遮蓋シャガイ(見えないようにさえぎっておおう)」 {名}ふた。かさ。上からかぶせてさえぎるおおい・ふた。また、草ぶきの屋根。「天蓋テンガイ」「車蓋シャガイ」 {単位}傘カサなどを数えることば。 {動}〔俗〕家をたてる。▽屋根をかぶせるの意から。 {動}〔俗〕はんこを押す。「蓋印ガイイン」 {副}けだし。文の初めにつき「おもうに」の意をあらわすことば。全体をおおって大まかに考えてみると。「蓋十世希不失矣=ケダシ十世失ハザルコト希ナリ」〔→論語{名}草ぶきの屋根。とま。 {疑}なんぞ…せざる。反問をあらわすことば。どうして…しないのか。何不…(なんぞ…せざる)をちぢめたことば。▽盍コウに当てた用法。 《解字》 会意兼形声。盍コウは「去+皿(さら)」の会意文字で、皿にふたをかぶせたさま、かぶせること。蓋は「艸+音符盍」で、むしろや草ぶきの屋根をかぶせること。 《単語家族》 甲(かぶせる)闔コウ(ふさぐ)などと同系。掩エン(かぶせておおう)とも縁が近い。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

複 かさなる🔗🔉

【複】 14画 衣部 [五年] 区点=4203 16進=4A23 シフトJIS=95A1 《常用音訓》フク 《音読み》 フク〈f〉 《訓読み》 かさなる/かさねる(かさぬ) 《意味》 {名}単衣(ひとえ)に対して、表だけでなく、裏がかさなって二重になったもの。あわせ。〈類義語〉→袷コウ。「複衣」 {動・形}かさなる。かさねる(カサヌ)。単に対して、物の上にさらに物が載る。物の上にさらに物を載せて積む。また、かさなっているさま。いくえにもなっているさま。「複沓フクトウ(かさなる)」「複雑」「重複」 {形}単に対して、二つ以上の。また、数が多い。「複数」 《解字》 会意兼形声。右側の字(音フク)は「はらのふくれたつぼ+夂(足)」で、中に物を入れて外からつつむ、かぶせるの意を含む。つつめば二重になる。往復して二重になることを示すため、夂(足)を加えた。複はそれを音符とし、衣を加えた字で、二重につつむ衣、つまりあわせのこと。 《単語家族》 復(同じ所を行き来する)と同系。また、反覆の覆(くり返す)とも近い。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

襲 かさね🔗🔉

【襲】 22画 衣部 [常用漢字] 区点=2917 16進=3D31 シフトJIS=8F50 《常用音訓》シュウ/おそ…う 《音読み》 シュウ(シフ)/ジュウ(ジフ)〈x〉 《訓読み》 かさねる(かさぬ)/かさね/おそう(おそふ)/つぐ 《名付け》 そ・つぎ・より 《意味》 {動}かさねる(カサヌ)。衣服をかさねて着る。また、物事をかさねる。「襲衣=衣ヲ襲ヌ」「重仁襲義兮=仁ヲ重ネ義ヲ襲ヌ」〔→楚辞{単位}かさね。上下がそろった衣服を一セットとして数えるときのことば。〈類義語〉→套トウ。「一襲」 {動}おそう(オソフ)。つぐ。今までのやり方やポストの上にかさなる。転じて、従来の方法や地位をそのまま引きつぐ。「世襲」「沿襲(従来の方法にそってつぐ)」「襲封=封ヲ襲グ」 {動}おそう(オソフ)。不意に攻める。▽訓の「おそふ」は「おす(押)」の派生語で、相手に押しかかること。「非義襲而取之也=義、襲ヒテコレヲ取レルモノニハアラザルナリ」〔→孟子〕 〔国〕かさね。平安時代、袍ホウの下に着た衣服。 《解字》 会意兼形声。襲の上部は、もと龍を二つ並べた字(音トウ)で、かさねるの意をあらわす。襲はそれを音符とし、衣を加えた字で、衣服をかさねること。 《単語家族》 踏トウ(足ぶみをかさねる)習シュウ(かさねる)などと同系。 《類義》 →重 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

過差 カサ🔗🔉

【過差】 カサ あやまち。過失。▽「差」は、くいちがい。しそこない。身分不相応のぜいたく。

重 かさなる🔗🔉

【重】 9画 里部 [三年] 区点=2937 16進=3D45 シフトJIS=8F64 《常用音訓》ジュウ/チョウ/え/おも…い/かさ…なる/かさ…ねる 《音読み》 ジュウ(ヂュウ)/チョウ〈zhng〉〈chng〉 《訓読み》 え/おもい(おもし)/おもさ/おもんずる(おもんず)/かさなる/かさねる(かさぬ) 《名付け》 あつ・あつし・いかし・え・おもし・かさぬ・かず・かたし・しげ・しげし・しげる・のぶ・ふさ 《意味》 {形・名}おもい(オモシ)。おもさ。↓の方向に力が加わった状態。↓の方向の力が底面に加わった感じ。おもみ。〈対語〉→軽。「軽重ケイチョウ/ケイジュウ(おもさ)」「重量」「重一鈞オモサイッキン」 {形}おもい(オモシ)。病気・罪・声・やり方などがおもい。おもおもしい。てあつい。「厳重」「慎重」「重濁」「重賄之=重クコレニ賄ス」〔→左伝〕「君子不重則不威=君子ハ重カラザレバスナハチ威アラズ」〔→論語{動}おもんずる(オモンズ)。たいせつなものとして敬い扱う。おもくみる。転じて、はばかる。▽この訓は「おもみす」の転じたもの。「尊重」「重社稷=社稷ヲ重ンズ」〔→礼記{動・形}かさなる。かさねる(カサヌ)。上へおいて下におもみをかける。層をなしてかさなったさま。▽平声に読む。「重複チョウフク」「重畳チョウジョウ」 {単位}下をおさえて上にかさなった物を数えることば。▽平声に読む。〈類義語〉→層ソウ。「万重山バンチョウノヤマ(いくえにもかさなった山)」 〔国〕かさなった物を数えることば。え。「七重八重ナナエヤエ」 《解字》 会意兼形声。東トウは、心棒がつきぬけた袋を描いた象形文字で、つきとおすの意を含む。重は「人が土の上にたったさま+音符東」で、人体のおもみが↓型につきぬけて、地上の一点にかかることを示す。→東 《単語家族》 動(トンと足ぶみして↓型におもみをかける)衝ショウ(↓型につきあたる)と同系。 《類義》 申は、下の物をおしのばすこと。累ルイは、ごろごろとつみかさねること。襲は、かさねて二重にすること。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

量 かさ🔗🔉

【量】 12画 里部 [四年] 区点=4644 16進=4E4C シフトJIS=97CA 《常用音訓》リョウ/はか…る 《音読み》 リョウ(リャウ)/ロウ(ラウ)〈ling・ling〉 《訓読み》 はかる/かさ/ます 《名付け》 かず・さと・とも・はかり・はかる 《意味》 {動}はかる。かさ・重さ・大きさなどをはかる。転じて、物事のなりゆきをデータによって考え予測する。物色する。〈類義語〉→計→測。「計量」「思量(考える)」「量力而行之=力ヲ量リテコレヲ行フ」〔→左伝{名}かさ。ますや入れ物の容積。また、液体や粒状のものの体積や重さ。転じて、人間のもつ力や気持ちの大きさ。▽去声に読む。「容量」「力量」 {名}ます。かさをはかるます。▽去声に読む。「量器」「度量衡(物さし・ます・はかり)」 《解字》 会意。「穀物のしるし+重」で、穀物の重さを天びんではかることを示す。穀物や砂状のものは、はかりとますとのどちらでもはかる。のち、分量の意となる。 《単語家族》 両リョウ(天びんばかり)と同系。 《類義》 →測 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

霞彩 カサイ🔗🔉

【霞彩】 カサイ 朝やけ・夕やけなどの美しい彩り。

鵲 かささぎ🔗🔉

【鵲】 19画 鳥部  区点=8307 16進=7327 シフトJIS=EA46 《音読み》 ジャク/シャク/サク〈qu〉 《訓読み》 かささぎ 《意味》 {名}かささぎ。鳥の名。からすに似た鳥。肩から腹にかけて白い。ちょうせんがらす。▽めでたい知らせを告げる鳥とされる。 《解字》 形声。「鳥+音符昔」。ちゃっちゃっと鳴く声をまねた擬声語。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

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