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た【田】🔗⭐🔉
た【田】
耕して稲を植える土地。湿田と乾田とがある。万葉集18「植ゑし―も蒔きし畠も」。「―を耕す」
⇒田掻く
⇒田にも畦にも腥物つけて
た‐い【田井】‥ヰ🔗⭐🔉
た‐い【田井】‥ヰ
田に引く水をためたところ。また、田。
た‐い【田居】‥ヰ🔗⭐🔉
た‐い【田居】‥ヰ
田のある所。たんぼ。田。万葉集10「鶴鳴たずがねの聞ゆる―にいほりして」
た‐いも【田芋】🔗⭐🔉
た‐いも【田芋】
サトイモの異称。特に、水田でつくる品種をいう。沖縄地方で「たーんむ」。
た‐うた【田歌】🔗⭐🔉
た‐うた【田歌】
田植歌、またはそれを儀式歌謡として扱うもの。大嘗会だいじょうえの田舞、各地の社寺の田植と田遊びの中の田植歌に、古い田歌が残っている。
⇒たうた‐ぶし【田歌節】
たうた‐ぶし【田歌節】🔗⭐🔉
たうた‐ぶし【田歌節】
田歌の曲節。狂言、三番叟「然ればアドの大夫殿を―に呼うで見たう候が」
⇒た‐うた【田歌】
た‐うなぎ【田鰻】🔗⭐🔉
た‐うなぎ【田鰻】
タウナギ科の淡水産の硬骨魚。全長80センチメートル。体はウナギ型であるが、胸びれ・腹びれがなく、ウナギとは遠縁。沼や水田にすみ、空気呼吸ができる。30センチメートルを超えると、雌から雄へ性転換する。東南アジアに広く分布、また近畿地方を中心に分布。
たおか【田岡】‥ヲカ🔗⭐🔉
たおか【田岡】‥ヲカ
姓氏の一つ。
⇒たおか‐れいうん【田岡嶺雲】
たおか‐れいうん【田岡嶺雲】‥ヲカ‥🔗⭐🔉
たおか‐れいうん【田岡嶺雲】‥ヲカ‥
文芸評論家。名は佐代治。高知県生れ。東大卒。雑誌「青年文」主筆。社会問題をとらえた文学を提唱。著「嶺雲揺曳」「明治叛臣伝」「数奇伝」など。(1870〜1912)
⇒たおか【田岡】
た‐おこし【田起し】🔗⭐🔉
た‐おこし【田起し】
田植えの準備として、田を掘り返す農作業。
た‐がさ【田笠】🔗⭐🔉
た‐がさ【田笠】
田植などにかぶる小さく浅い笠。今昔物語集15「ひた黒なる―と云ふ物のはた破れ下がりたるを着たる老法師の」
た‐がらし【田芥】🔗⭐🔉
た‐がらし【田芥】
①キンポウゲ科の越年草。湿地の泥中に生え、高さ約60センチメートル、茎は直立して中空。葉は掌状に三深裂し、裂片は更に三裂、光沢がある。春、枝端にキンポウゲに似た黄色の小五弁花を開き、小形長楕円状の痩果そうかを結ぶ。有毒植物。田芹。
②アブラナ科の越年草。たんぼや水辺の湿地に生え、高さ20センチメートル。4〜5月頃、白色有柄の小形十字状花を開く。種漬つけ花。〈日葡辞書〉
タガラシ
撮影:関戸 勇
た‐がらす【田烏】🔗⭐🔉
た‐がらす【田烏】
農夫をいやしめていう語。浄瑠璃、五十年忌歌念仏「畠作りの―や」
た‐がり【田刈】🔗⭐🔉
た‐がり【田刈】
田の稲を刈ること。〈[季]秋〉
たがわ【田河】‥ガハ🔗⭐🔉
たがわ【田河】‥ガハ
姓氏の一つ。
⇒たがわ‐すいほう【田河水泡】
たがわ‐すいほう【田河水泡】‥ガハ‥ハウ🔗⭐🔉
たがわ‐すいほう【田河水泡】‥ガハ‥ハウ
漫画家。本名、高見沢仲太郎。東京生れ。1931年から「少年倶楽部」連載の漫画「のらくろ」が人気を博す。(1899〜1989)
田河水泡
撮影:田沼武能
⇒たがわ【田河】
⇒たがわ【田河】
たくさり【田鎖】🔗⭐🔉
たくさり【田鎖】
姓氏の一つ。
⇒たくさり‐こうき【田鎖綱紀】
たくさり‐こうき【田鎖綱紀】‥カウ‥🔗⭐🔉
たくさり‐こうき【田鎖綱紀】‥カウ‥
日本語速記術の創始者。南部藩士の子。欧米の速記術、特にグラハム式を研究し、1882年(明治15)創案宣言を発表。著「日本傍聴筆記法」「新式速記術」など。(1854〜1938)
⇒たくさり【田鎖】
たぐち【田口】🔗⭐🔉
たぐち【田口】
姓氏の一つ。
⇒たぐち‐うきち【田口卯吉】
たぐち‐うきち【田口卯吉】🔗⭐🔉
たぐち‐うきち【田口卯吉】
経済学者・文明史家。号は鼎軒。江戸生れ。1879年(明治12)「東京経済雑誌」を創刊、自由主義経済学の唱道、民権の鼓吹に努め、実業界でも活躍。94年衆議院議員。著「日本開化小史」「支那開化小史」など。また、雑誌「史海」のほか「国史大系」「群書類従」などを編集刊行。(1855〜1905)
→資料:『日本開化小史』
⇒たぐち【田口】
た‐ぐつ【田沓】🔗⭐🔉
た‐ぐつ【田沓】
猪の皮を綴じ合わせて作った沓。田仕事の際に用いた。猪いの沓。
たくま‐しき‐ボイラー【田熊式ボイラー】🔗⭐🔉
たくま‐しき‐ボイラー【田熊式ボイラー】
国産水管ボイラーの一種。田熊常吉(1872〜1954)の発明。水管群の中央の1列だけを太管にし、その中に降水管を収め、かつ降水管の上端を汽水ドラム内の集水器に連絡し、ボイラー水は冷水と蒸発水の比重の差によって激しく循環するので、効率がよい。
た‐ぐら【田鞍】🔗⭐🔉
た‐ぐら【田鞍】
農耕時に牛馬の背に置く鞍。犂すきなどの牽引用。運搬の際につける荷鞍にぐらとは異なる。
た‐げた【田下駄】🔗⭐🔉
た‐げた【田下駄】
深田で作業をするのに沈み込まないようにはく下駄。一部では代掻しろかき用具として用いた。
た‐げり【田計里・田鳧】🔗⭐🔉
た‐げり【田計里・田鳧】
チドリ目チドリ科の鳥。やや大形で、後頭に黒色で長い飾り羽がある。背面は金属光沢のある緑色。アジア・ヨーロッパに分布。冬、日本付近に渡来し、水田などにすみ、まれに繁殖。ナベゲリ。
たげり
タゲリ
提供:OPO
タゲリ
提供:OPO
た‐ご【田子】🔗⭐🔉
た‐ご【田子】
農夫。たひと。蜻蛉日記下「雲のたたずまひしづ心なくて、―の裳裾思ひやらるる」
たごくら‐ダム【田子倉ダム】🔗⭐🔉
たごくら‐ダム【田子倉ダム】
福島県の西端、只見川上流部にある発電用ダム。高さ145メートル。有効貯水量3.7億トン。最大出力38万キロワット。1959年完成。
たごさく【田五作・田吾作】🔗⭐🔉
たごさく【田五作・田吾作】
農民をいやしんでいう語。→たご(田子)
たごし‐かんがい【田越し灌漑】‥クワン‥🔗⭐🔉
たごし‐かんがい【田越し灌漑】‥クワン‥
水路を使わずに上流の田から下流の田へ直接水を引き入れる灌漑。棚田地域で多い。
たご‐の‐うら【田子の浦】🔗⭐🔉
たご‐の‐うら【田子の浦】
静岡県富士市南部の海浜。北に富士山を仰ぎ、西に三保の松原を望み、古来、東海道屈指の景勝地。古くは富士川西岸、蒲原・由比・興津の海岸をいう。(歌枕)
たざき【田崎】🔗⭐🔉
たざき【田崎】
姓氏の一つ。
⇒たざき‐そううん【田崎草雲】
たざき‐そううん【田崎草雲】‥サウ‥🔗⭐🔉
たざき‐そううん【田崎草雲】‥サウ‥
文人画家。名は芸うん。江戸の足利藩邸に生まれる。幕末に尊王運動に従う。維新後は足利に住み、明治期の文人画に指導的な役割を果たした。(1815〜1898)
⇒たざき【田崎】
た‐じし【田鹿・田獣】🔗⭐🔉
た‐じし【田鹿・田獣】
牛の異称。
た‐じるし【田印】🔗⭐🔉
た‐じるし【田印】
(「田五作」を遠まわしにいう)田舎者。
た‐つくり【田作】🔗⭐🔉
た‐つくり【田作】
(タヅクリとも)
①田を作ること。また、その人。〈日葡辞書〉
②「ごまめ」の異称。田植の祝儀肴として用いたのでいう。また鰯いわし類が田の肥料として早くから認められたからともいう。正月の祝肴に用いる。〈[季]新年〉。御伽草子、猫の草子「―に鯡にしん・乾鮭からざけなどを朝夕の餌食にはいかが」
た‐な【田菜】🔗⭐🔉
た‐な【田菜】
タンポポの古名。本草和名「蒲公草、和名多奈」
た‐ならし【田均し】🔗⭐🔉
た‐ならし【田均し】
①田の面を平らにすること。
②代掻しろかき用具の一種。前後の両板に跨またがりのって牛にひかせ、中軸が回転するに従い、羽根板で田の面を平らにするもの。
○田にも畦にも腥物つけてたにもあぜにもなまぐさものつけて🔗⭐🔉
○田にも畦にも腥物つけてたにもあぜにもなまぐさものつけて
溺愛できあいして、分別もなくむやみに物を与えること。「田もやろう畦もやろう」とも。
⇒た【田】
ダニューブ【Danube】
ドナウの英語名。
たにょう‐しょう【多尿症】‥ネウシヤウ
尿の量が異常に多い症状。水分摂取に関係なく1日尿量2〜3リットル以上が持続する。萎縮腎いしゅくじん・糖尿病・尿崩症などの際見られる。
たに‐りゅう【谷流】‥リウ
〔仏〕台密の一派。皇慶(977〜1049)を祖とする。のち穴太あのう・三昧・法曼などの諸流に分かれる。↔川流かわりゅう
だ‐にわ【駄庭】‥ニハ
牛馬の蹄ひづめ削りや治療などをする場所。
たに‐わかば【谷若葉】
谷間に生えている木々の若葉。〈[季]夏〉
たに‐わたし【谷渡し】
〔植〕
①オオタニワタリの異称。
②ナンテンハギの異称。
たに‐わたり【谷渡り】
①谷から谷にわたって行くこと。
②特に、ウグイスなどが、谷から谷へとわたって鳴くこと。また、その鳴き声。
③〔植〕オオタニワタリの異称。
た‐にん【他人】
①血すじのつながらない人。親族でない人。「赤の―」
②自分以外の人。
③その事に関係のない人。当事者でない人。「―は口を出すな」
⇒たにん‐あつかい【他人扱い】
⇒たにん‐ぎょうぎ【他人行儀】
⇒たにん‐ごと【他人事】
⇒たにん‐しほん【他人資本】
⇒たにん‐づきあい【他人付合い】
⇒たにん‐どんぶり【他人丼】
⇒たにん‐むき【他人向き】
⇒たにん‐やど【他人宿】
⇒他人の食い寄り
⇒他人の疝気を頭痛に病む
⇒他人の空似
⇒他人の飯を食う
⇒他人の別れ棒の端
⇒他人は時の花
たにん‐あつかい【他人扱い】‥アツカヒ
他人同様によそよそしく扱うこと。
⇒た‐にん【他人】
たにん‐ぎょうぎ【他人行儀】‥ギヤウ‥
親しい仲であるのに、他人に接する時のようによそよそしくふるまうこと。「―に話す」「―な態度」
⇒た‐にん【他人】
たにん‐ごと【他人事】
⇒ひとごと。
⇒た‐にん【他人】
たにん‐しほん【他人資本】
企業が金融機関からの借入や社債発行などの形で外部から調達した資本。↔自己資本。
⇒た‐にん【他人】
た‐にんず【多人数】
(→)「たにんずう」に同じ。
た‐にんずう【多人数】
多くの人数。おおぜい。多勢。たにんず。
たにん‐づきあい【他人付合い】‥ヅキアヒ
他人行儀の交際。
⇒た‐にん【他人】
たにん‐どんぶり【他人丼】
親子丼の鶏肉の代りに、鶏以外の肉を用いた料理。
⇒た‐にん【他人】
た‐の‐かみ【田の神】🔗⭐🔉
た‐の‐かみ【田の神】
田を守護する神。農業の神。
⇒たのかみ‐おくり【田の神送り】
たのかみ‐おくり【田の神送り】🔗⭐🔉
たのかみ‐おくり【田の神送り】
田の神が山へ帰るのを送る農村行事。9月30日、10月・11月の初丑はつうしの日など地方によって異なる。
⇒た‐の‐かみ【田の神】
た‐の‐くさ【田の草】🔗⭐🔉
た‐の‐くさ【田の草】
稲田の雑草。はぐさ。「―取り」
⇒たのくさ‐やすみ【田の草休み】
たのくさ‐やすみ【田の草休み】🔗⭐🔉
たのくさ‐やすみ【田の草休み】
田の草を取る労を休めること。また、その日。
⇒た‐の‐くさ【田の草】
た‐の‐しま【田の島】🔗⭐🔉
た‐の‐しま【田の島】
水田の間に挟まった畑地。全国各地にある地名。
た‐の‐ひえ【田の稗】🔗⭐🔉
た‐の‐ひえ【田の稗】
⇒たびえ。〈新撰字鏡7〉
た‐の‐み【田の実】🔗⭐🔉
た‐の‐み【田の実】
①田にみのった稲の実。源氏物語明石「この世の設けに秋の―を刈り収め」
②陰暦8月朔日ついたちに新穀を贈答して祝った民間行事。田の実すなわち稲のみのりを祝う意から起こるという。「たのみの祝」「たのむの節」「たのむの日」「たのも節供」などという。
③(「憑」と書く)君臣相たのむ意にかけて、たのみ奉る主君へ太刀・馬・唐物などを贈り、主君からも物を返し賜ること。鎌倉中期から武家の間に行われ、室町時代には幕府の重い儀式となり、憑たのみ総奉行を置いた。江戸時代に至り、徳川家康の江戸入城が8月朔日だったので元日と同じく重い式日とし、諸大名は賀辞を述べ太刀献上の事があった。
た‐の‐む【田の実】🔗⭐🔉
た‐の‐む【田の面】🔗⭐🔉
た‐の‐む【田の面】
タノモの転。歌語で、多く「頼む」にかける。秋篠月清集「誰を―の初雁の声」
⇒たのむ‐の‐かり【田の面の雁】
たのむ‐の‐かり【田の面の雁】🔗⭐🔉
たのむ‐の‐かり【田の面の雁】
田の面におりる雁。伊勢物語「みよし野の―もひたぶるに君が方にぞ寄ると鳴くなる」
⇒た‐の‐む【田の面】
たのむ‐の‐せつ【田の実の節】🔗⭐🔉
たのむ‐の‐せつ【田の実の節】
(→)「田の実み」2に同じ。日工にっく集「蓋俗所謂恃怙之節たのむのせつ也」
⇒た‐の‐む【田の実】
たのむ‐の‐ひ【田の実の日】🔗⭐🔉
たのむ‐の‐ひ【田の実の日】
(→)「田の実み」2に同じ。異本洞房語園「―、爰なる遊女ども、白襲しらがさねの小袖」
⇒た‐の‐む【田の実】
た‐の‐も【田の面】🔗⭐🔉
た‐の‐も【田の面】
田のおも。田のおもて。田。万葉集14「坂越えて安倍あべの―にゐる鶴たずの」
た‐の‐もの【田の物】🔗⭐🔉
た‐の‐もの【田の物】
鷹狩で雁・鴨・鶴などの類。
たはら【田原】🔗⭐🔉
たはら【田原】
愛知県南部、渥美半島にある市。もと田原藩の城下町。菊の電照栽培や近郊野菜が有名。人口6万6千。
たばる‐ざか【田原坂】🔗⭐🔉
たばる‐ざか【田原坂】
熊本県北西部、鹿本郡田原村(現、植木町)にある坂。高瀬街道玉東町木葉から植木町に通ずる坂路で、西南戦争の古戦場。
た‐ひばり【田雲雀・田鷚】🔗⭐🔉
た‐ひばり【田雲雀・田鷚】
スズメ目セキレイ科の鳥。小形で、スズメ大。淡褐色に暗色縦斑がある地味な羽色。冬鳥として渡来、水田・湿地・畑・海岸など樹木のない開けたところにすむ。
タヒバリ(夏羽)
撮影:小宮輝之
た‐ほどき【田解き】🔗⭐🔉
た‐ほどき【田解き】
田の土を細かに耕すこと。
た‐みぞ【田溝】🔗⭐🔉
た‐みぞ【田溝】
田の間にある溝。
たみや【田宮】🔗⭐🔉
たみや【田宮】
姓氏の一つ。
⇒たみや‐とらひこ【田宮虎彦】
たみや‐とらひこ【田宮虎彦】🔗⭐🔉
たみや‐とらひこ【田宮虎彦】
作家。東京生れ。東大卒。一見嗜虐的な自己抑制や庶民的ヒューマニズムを独特の抒情が貫く。作「霧の中」「絵本」「落城」「足摺岬」など。自殺。(1911〜1988)
田宮虎彦
撮影:石井幸之助
⇒たみや【田宮】
⇒たみや【田宮】
た‐や【田屋】🔗⭐🔉
た‐や【田屋】
①田の番をするために建てた小屋。万葉集13「かむなびの清きみ―の垣内かきつ田の」
②出作でづくりの期間中、居住用に建てた小屋。
たやす【田安】🔗⭐🔉
たやす【田安】
姓氏の一つ。三卿の一家。
⇒たやす‐むねたけ【田安宗武】
たやす‐むねたけ【田安宗武】🔗⭐🔉
たやす‐むねたけ【田安宗武】
江戸中期の国学者・歌人。8代将軍吉宗の子。江戸城田安門内に邸宅を与えられ田安殿といわれ、田安家を起こした。参議・権中納言。三卿の一人。はじめ荷田在満の、のち賀茂真淵の指導を受けて国学に精進し、万葉調の歌人として有名。著「国歌八論余言」「天降言あもりごと」など。(1715〜1771)
⇒たやす【田安】
たやす‐もん【田安門】🔗⭐🔉
たやす‐もん【田安門】
江戸城内郭門の一つ。九段坂の途中にある。→江戸城門(図)
たやま【田山】🔗⭐🔉
たやま【田山】
姓氏の一つ。
⇒たやま‐かたい【田山花袋】
たやま‐かたい【田山花袋】‥クワ‥🔗⭐🔉
たやま‐かたい【田山花袋】‥クワ‥
小説家。名は録弥。群馬県生れ。1907年(明治40)「蒲団」を発表して自然主義文学に一時期を画し、赤裸々な現実描写を主張した。ほかに「生」「妻」「田舎教師」「時は過ぎゆく」「一兵卒の銃殺」など。(1871〜1930)
田山花袋
提供:毎日新聞社
→作品:『田舎教師』
→作品:『蒲団』
⇒たやま【田山】
→作品:『田舎教師』
→作品:『蒲団』
⇒たやま【田山】
でん【田】🔗⭐🔉
でん【田】
(女房詞)田楽。田楽豆腐。〈日葡辞書〉
でん‐えん【田園】‥ヱン🔗⭐🔉
でん‐えん【田園】‥ヱン
①田と園。たはた。でんおん。
②いなか。郊外。「―の風景」
⇒でんえん‐こうきょうきょく【田園交響曲】
⇒でんえん‐しじん【田園詩人】
⇒でんえん‐せいかつ【田園生活】
⇒でんえん‐とし【田園都市】
⇒でんえん‐ぶんがく【田園文学】
でんえん‐こうきょうきょく【田園交響曲】‥ヱンカウキヤウ‥🔗⭐🔉
でんえん‐こうきょうきょく【田園交響曲】‥ヱンカウキヤウ‥
(Pastorale ドイツ)ベートーヴェン作曲の交響曲第6番ヘ長調(作品68番)の通称。1808年作。各楽章に標題をもつ。
ベートーヴェン
提供:Lebrecht Music & Arts/APL
→交響曲第6番「田園」 第一楽章
提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
⇒でん‐えん【田園】
→交響曲第6番「田園」 第一楽章
提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
⇒でん‐えん【田園】
でんえん‐しじん【田園詩人】‥ヱン‥🔗⭐🔉
でんえん‐しじん【田園詩人】‥ヱン‥
田園・自然の情趣をうたう詩人。
⇒でん‐えん【田園】
でんえん‐せいかつ【田園生活】‥ヱン‥クワツ🔗⭐🔉
でんえん‐せいかつ【田園生活】‥ヱン‥クワツ
都会を離れて田園に住み、自然に親しんで生活すること。田山花袋、雪の信濃「友の―のさまもまたゆくりなくわが眼に見えぬ」
⇒でん‐えん【田園】
でんえんちょうふ【田園調布】‥ヱンテウ‥🔗⭐🔉
でんえんちょうふ【田園調布】‥ヱンテウ‥
東京都大田区北西端の地名。大正中期、都市計画によって開発された放射状街路をもつ高級住宅地。
でんえん‐とし【田園都市】‥ヱン‥🔗⭐🔉
でんえん‐とし【田園都市】‥ヱン‥
田園の情趣を備えている都市。また、大都市近郊の田園地帯に計画的に建設された都市。
⇒でん‐えん【田園】
でんえん‐ぶんがく【田園文学】‥ヱン‥🔗⭐🔉
でんえん‐ぶんがく【田園文学】‥ヱン‥
田園の情景と生活とを題材とした文学。
⇒でん‐えん【田園】
でん‐おう【田翁】‥ヲウ🔗⭐🔉
でん‐おう【田翁】‥ヲウ
年とった農夫。
でんおう‐せき【田黄石】‥ワウ‥🔗⭐🔉
でんおう‐せき【田黄石】‥ワウ‥
中国福建省産の黄色半透明の蝋ろう石。印材として珍重。
でん‐か【田家】🔗⭐🔉
でん‐か【田家】
いなかの家。また、いなか。「―の雪」
でん‐か【田仮】🔗⭐🔉
でん‐か【田仮】
(「仮(假)」は「暇」)律令制で、中央政府の官人に、毎年田植時の5月頃と収穫期の8月頃に15日ずつ支給された休暇。8世紀頃まで官人が自ら農業を経営していたため設けられた規定。田給。でんけ。
でん‐がく【田楽】🔗⭐🔉
でん‐がく【田楽】
①日本芸能の一つ。平安時代から行われた。もと、田植などの農耕儀礼に笛・鼓を鳴らして歌い舞ったものに始まるというが、やがて専門の田楽法師が生まれた。笛吹きを伴い腰鼓・銅鈸子どびょうし・簓ささらなどを鳴らしながら踊る田楽躍おどりと、高足こうそくに乗り品玉しなだまをつかい刀剣を投げなどする曲技とを本芸としたが、鎌倉時代から南北朝時代にかけて、猿楽と同様に歌舞劇である能をも演ずるようになった。後に衰え、寺社の行事だけに伝えられて今にいたる。栄華物語御裳着「―といひて、あやしきやうなる鼓、腰に結ひつけて、笛吹き、ささらといふ物突き…」
田楽
②「田楽返し」の略。
③田楽豆腐の略。〈[季]春〉
④田楽焼の略。〈[季]春〉
⇒でんがく‐がえし【田楽返し】
⇒でんがく‐ぐし【田楽串】
⇒でんがく‐ざし【田楽刺し】
⇒でんがく‐どうふ【田楽豆腐】
⇒でんがく‐ほうし【田楽法師】
⇒でんがく‐やき【田楽焼】
②「田楽返し」の略。
③田楽豆腐の略。〈[季]春〉
④田楽焼の略。〈[季]春〉
⇒でんがく‐がえし【田楽返し】
⇒でんがく‐ぐし【田楽串】
⇒でんがく‐ざし【田楽刺し】
⇒でんがく‐どうふ【田楽豆腐】
⇒でんがく‐ほうし【田楽法師】
⇒でんがく‐やき【田楽焼】
でんがく‐がえし【田楽返し】‥ガヘシ🔗⭐🔉
でんがく‐がえし【田楽返し】‥ガヘシ
①田楽豆腐の両面をあぶる動作のように左右にはね返すこと。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「―にばたばたばたと打据ゑられ」
②劇場大道具の仕掛物の名称。舞台背景の襖ふすまなどの中央に田楽豆腐の串のような棒を貫き、これを回転して背景を変化させるもの。
⇒でん‐がく【田楽】
でんがく‐ぐし【田楽串】🔗⭐🔉
でんがく‐ぐし【田楽串】
田楽豆腐の串。
⇒でん‐がく【田楽】
でんがく‐ざし【田楽刺し】🔗⭐🔉
でんがく‐ざし【田楽刺し】
田楽豆腐のように、中央をさし貫くこと。いもざし。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「大身鑓やりの―」
⇒でん‐がく【田楽】
でんがく‐どうふ【田楽豆腐】🔗⭐🔉
でんがく‐どうふ【田楽豆腐】
(形が、田楽法師の高足こうそくに乗って踊るさまに似るからいう)豆腐を長方形に切って串にさし、味噌を塗って火にあぶった料理。→木の芽田楽。
⇒でん‐がく【田楽】
でんがく‐ほうし【田楽法師】‥ホフ‥🔗⭐🔉
でんがく‐ほうし【田楽法師】‥ホフ‥
田楽を演ずる芸能者。多く僧形であった。
⇒でん‐がく【田楽】
でんがく‐やき【田楽焼】🔗⭐🔉
でんがく‐やき【田楽焼】
魚・野菜などを串にさし、味噌を塗って焼いた料理。→魚田ぎょでん
⇒でん‐がく【田楽】
でん‐かん【田間】🔗⭐🔉
でん‐かん【田間】
①田と田とのあいだ。
②田舎いなか。
でん‐かん【田漢】🔗⭐🔉
でん‐かん【田漢】
田舎の男。いなかもの。
でん‐かん【田漢】(人名)🔗⭐🔉
でん‐かん【田漢】
(Tian Han)中国の劇作家・映画脚本家。湖南の人。日本の東京高師に学ぶ。新劇運動の開拓者。日中戦争時、抗日の演劇工作を指導。文化大革命中に獄死。1979年名誉回復。人民共和国国歌の作詞者として知られる。作「蘇州夜話」「関漢卿」など。(1898〜1968)
でん‐き【田器】🔗⭐🔉
でん‐き【田器】
田の耕作に用いる農具。
でん‐きゅう【田給】‥キフ🔗⭐🔉
でん‐きゅう【田給】‥キフ
〔史〕(→)田仮でんかに同じ。
でん‐ぎょ【畋漁・田漁】🔗⭐🔉
でん‐ぎょ【畋漁・田漁】
狩猟と漁労。
でんじ‐そう【田字草】‥サウ🔗⭐🔉
でんじ‐そう【田字草】‥サウ
デンジソウ科の多年生水生シダ。根茎は細く、泥中を走り、これから葉を水面の上に出す。葉は4小葉で、田の字に見える。秋、葉柄の基部に嚢果をつけ内に大小胞子嚢を生ずる。タノジモ。カタバミモ。
でんじそう
でん‐でん【田田】🔗⭐🔉
でん‐でん【田田】
①この田あの田。転じて、物の連なるさま。
②蓮の葉が水面にならび浮かぶさま。
[漢]田🔗⭐🔉
田 字形
筆順
〔田部0画/5画/教育/3736・4544〕
〔音〕デン(呉)
〔訓〕た
[意味]
①た。たんぼ。「田地・田園・水田・美田」▶もと、平たい耕地一般を意味したが、日本では稲田をさし、「畑」「畠」と区別する。
②比ゆ的に、何かを生み出す地域。「塩田・油田・票田」
③いなか。「田家・田紳」
[解字]
象形。区画された耕地の形にかたどる。
[下ツキ
位田・塩田・隠田・火田・瓜田・我田引水・乾田・魚田・口分田・下田・墾田・職田・職分田・湿田・熟田・上田・新田・神田・水田・臍下丹田・井田・藉田・桑田・炭田・屯田・班田収授・美田・票田・本田・名田・油田・陸田
[難読]
田螺たにし・田圃たんぼ
筆順
〔田部0画/5画/教育/3736・4544〕
〔音〕デン(呉)
〔訓〕た
[意味]
①た。たんぼ。「田地・田園・水田・美田」▶もと、平たい耕地一般を意味したが、日本では稲田をさし、「畑」「畠」と区別する。
②比ゆ的に、何かを生み出す地域。「塩田・油田・票田」
③いなか。「田家・田紳」
[解字]
象形。区画された耕地の形にかたどる。
[下ツキ
位田・塩田・隠田・火田・瓜田・我田引水・乾田・魚田・口分田・下田・墾田・職田・職分田・湿田・熟田・上田・新田・神田・水田・臍下丹田・井田・藉田・桑田・炭田・屯田・班田収授・美田・票田・本田・名田・油田・陸田
[難読]
田螺たにし・田圃たんぼ
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