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広辞苑の検索結果 (8)
かざ【風】🔗⭐🔉
かざ【風】
「かぜ」の古形。他語に冠して複合語を作る。「―かみ」「―ぐるま」「―あな」
かぜ【風】🔗⭐🔉
かぜ【風】
①空気の流れ。気流。特に、肌で感じるもの。古事記中「畝火山木の葉騒ぎぬ―吹かむとす」。「―が出る」「―で流される」「世間の冷たい―に当たる」
②なりゆき。形勢。風向き。人情本、春色辰巳園「サアサアでへぶ―の悪わりい請うけだ。行かう行かう」
③ならわし。風習。しきたり。流儀。新勅撰和歌集雑「大和島根の―として」
④(接尾語的に)そのようなそぶり。様子。「先輩―を吹かす」
⑤㋐風の病やまい。
㋑(「風邪」と書く)感冒。〈[季]冬〉。「―をひく」
⇒風枝を鳴らさず
⇒風薫る
⇒風が吹けば桶屋が儲かる
⇒風冴ゆる
⇒風死す
⇒風に櫛り雨に沐う
⇒風に順いて呼ぶ
⇒風に付く
⇒風に靡く草
⇒風に柳
⇒風の吹きまわし
⇒風の前の塵
⇒風破窓を射る
⇒風は吹けども山は動かず
⇒風邪は万病の元
⇒風光る
⇒風を切る
⇒風を食らう
⇒風を吸い露を飲む
⇒風を掴む
⇒風を結ぶ
し【風】🔗⭐🔉
し【風】
(複合語として用いる)「かぜ」の古語。万葉集13「荒風あらしの吹けば」。山家集「風巻しまき横切る」
ふう【風】🔗⭐🔉
ふう【風】
①慣習。ならわし。また、物事のしかた。やり方。「昔の―を守る」
②おもむき。あじわい。いかにもそれらしい様子。また、それらしいふり。「君子の―がある」「何気ない―を装う」「フランス―」
③なりふり。すがた。日葡辞書「フウノヨイヒト」
④詩経の国風。一国の風化の有様を詠じた詩。その国その国の民謡。また、漢詩の六義りくぎの一つ。→六義。
⑤仏教で、四大しだいの一つ。
ふり【振り・風】🔗⭐🔉
ふり【振り・風】
[一]〔名〕
①振ること。振り動くこと。振りぐあい。「振子の―」「バットの―が大きい」
②外形。すがた。なり。浄瑠璃、凱陣八島「色よし、―よし」
③習慣。しきたり。ふう。甲陽軍鑑3「大方家の―になるなり」
④ふるまい。動作。挙動。「人の―見てわが―直せ」
⑤それらしくよそおうこと。ふう。「知らぬ―をする」
⑥舞踊の仕草しぐさ。また、歌詞の意味する所を形に現すこと。「富士の山」という歌詞に対して、両手で富士の山を描く類。また、舞台で、俳優の動作全部を指す。所作しょさ。科しぐさ。「―をつける」
⑦(通りすがりで)なじみでないこと。「―の客」
⑧褌ふんどしや腰巻を着けないこと。
⑨女物の和服で、袖付から袖下までのあいた部分。また、振袖の略。→和服(図)。
⑩ゆがみ。ずれ。浄瑠璃、一谷嫩軍記「ちつくり笠に―がある」
⑪やりくり。ふりまわし。日本永代蔵6「借銀かさみ、次第に―に詰まり」
⑫振袖新造の略。浄瑠璃、夕霧阿波鳴渡「片町の―を内へ呼び入れ」
⑬振り売りの略。冬の日「荻織る笠を市に―する」
[二]〔接尾〕
①刀剣を数えるのに用いる語。
②⇒ぶり(振り・風)
ぶり【振り・風】🔗⭐🔉
ぶり【振り・風】
〔接尾〕
①名詞や動詞連用形に付いて、形・姿・様子を表す。「身―」「人形―」「男―を上げる」「小―な体」
▷「っぷり」と変化する場合もある。「飲みっぷり」
②時間を表す語に付いて、時日の経過の程度を表す。「久し―」「1年―」
③数量を表す語に付いて、その量に相当する意を表す。「二人―の大盛」
④歌のふしを名づけるのに、歌詞の最初の語に付ける語。「みずぐき―」
[漢]風🔗⭐🔉
風 字形
筆順
〔風部0画/9画/教育/4187・4977〕
〔音〕フウ(漢) フ(呉)
〔訓〕かぜ・かざ=
[意味]
①かぜ。「風雨・風車・暴風・扇風機」
②かぜのようにそれとなく伝わる。「風聞・風評」
③かぜになびかせる。教化する。「風教」
④かぜになびくように自然に形成されたしきたり。ならわし。「土地の風に染まる」「風俗・風習・家風」。特に、『詩経』の六義りくぎの一つで、諸国のおくにぶりを歌った民謡。「国風」
⑤それとなく現れた様子。
㋐すがた。様式。「風采ふうさい・風格・洋風・現代風」
㋑自然のけしき。おもむき。「風景・風情ふぜい・風流」
⑥寒気・邪気・ウイルスによる病気。「風邪・中風ちゅうぶう」
⑦遠まわしに言う。ほのめかす。(同)諷。「風刺・風喩ふうゆ」
[解字]
もと、「鳳ほう」の字をおおとりがはばたいて起こすかぜの意味に用いた。「風」は、「鳳」の「鳥」を「虫」に変えた文字。「
」が音符で、風の音を表すとも、風を受ける舟の帆を表すとも説かれる。[
][
]は異体字。
[下ツキ
悪風・一風・威風・遺風・異風・陰風・淫風・横風・欧風・海風・凱風・学風・下風・家風・画風・棋風・気風・逆風・強風・狂風・矯風・驚風・金風・颶風・薫風・芸風・黄雀風・校風・光風・高風・業風・国風・古風・五風十雨・作風・朔風・疾風・櫛風沐雨・士風・秋風・春風・順風・嘯風・蕉風・書風・新風・腥風・清風・整風・旋風・扇風機・送風・台風・颱風・大風・中風・通風・痛風・唐風・東風・突風・南風・軟風・熱風・俳風・爆風・破傷風・破風・蛮風・半風子・微風・美風・屛風・弊風・偏西風・辺風・貿易風・防風・暴風・無風・洋風・陸風・涼風・良風・緑風・厲風・烈風・和風
[難読]
風邪かぜ・風信子ヒヤシンス
筆順
〔風部0画/9画/教育/4187・4977〕
〔音〕フウ(漢) フ(呉)
〔訓〕かぜ・かざ=
[意味]
①かぜ。「風雨・風車・暴風・扇風機」
②かぜのようにそれとなく伝わる。「風聞・風評」
③かぜになびかせる。教化する。「風教」
④かぜになびくように自然に形成されたしきたり。ならわし。「土地の風に染まる」「風俗・風習・家風」。特に、『詩経』の六義りくぎの一つで、諸国のおくにぶりを歌った民謡。「国風」
⑤それとなく現れた様子。
㋐すがた。様式。「風采ふうさい・風格・洋風・現代風」
㋑自然のけしき。おもむき。「風景・風情ふぜい・風流」
⑥寒気・邪気・ウイルスによる病気。「風邪・中風ちゅうぶう」
⑦遠まわしに言う。ほのめかす。(同)諷。「風刺・風喩ふうゆ」
[解字]
もと、「鳳ほう」の字をおおとりがはばたいて起こすかぜの意味に用いた。「風」は、「鳳」の「鳥」を「虫」に変えた文字。「
」が音符で、風の音を表すとも、風を受ける舟の帆を表すとも説かれる。[
][
]は異体字。
[下ツキ
悪風・一風・威風・遺風・異風・陰風・淫風・横風・欧風・海風・凱風・学風・下風・家風・画風・棋風・気風・逆風・強風・狂風・矯風・驚風・金風・颶風・薫風・芸風・黄雀風・校風・光風・高風・業風・国風・古風・五風十雨・作風・朔風・疾風・櫛風沐雨・士風・秋風・春風・順風・嘯風・蕉風・書風・新風・腥風・清風・整風・旋風・扇風機・送風・台風・颱風・大風・中風・通風・痛風・唐風・東風・突風・南風・軟風・熱風・俳風・爆風・破傷風・破風・蛮風・半風子・微風・美風・屛風・弊風・偏西風・辺風・貿易風・防風・暴風・無風・洋風・陸風・涼風・良風・緑風・厲風・烈風・和風
[難読]
風邪かぜ・風信子ヒヤシンス
大辞林の検索結果 (7)
かぜ【風】🔗⭐🔉
かぜ [0] 【風】 (名)
(1)空気の動き。一般に,気圧の高い方から低い方に向かう水平方向の空気の流れをいう。「―が吹く」
(2)人に対する社会全体の態度。「世間の―は冷たい」
(3)ならわし。しきたり。風習。「芦原や正しき国の―として/新千載(慶賀)」
(4)名詞の下について,接尾語的に用いる。(ア)様子・態度・素振りなどの意を表す。「先輩―」「役人―」(イ)人をある気分にさせることを表す。「臆病―に吹かれる」
→かぜ(風邪)
て【風】🔗⭐🔉
て 【風】
〔「風(チ)」の転〕
かぜ。他の語と複合して用いられる。「疾(ハヤ)―」「追い―」
ふう【風】🔗⭐🔉
ふう [1] 【風】
■一■ (名)
(1)ある範囲の土地や社会にみられる生活様式。ならわし。「婚家の―になじめない」「都会の悪しき―に染まる」
(2)性格的・精神的な傾向。「彼には生活を楽しむという―がある」「小成に安んずる―がある」
(3)方式。やり方。「どんな―に説得するか悩む」「私の発言をそんな―にとらないで下さい」
(4)様子。状態。ふり。「あんな―では,また,失敗する」「何気ない―を装う」「誠に―の悪さうな人体で/金色夜叉(紅葉)」
(5)世間の評判。「隣家(トナリ)近所へ―の悪い思ひをする/疑惑(秋江)」
(6)名詞の下に付いて,それに類する,その趣(オモムキ)がある,などの意を添える。「中国―の料理」「西洋―の建物」「勤め人―の男」「職人―」
(7)よくない気にあたって起こるとされる病気。風病。「越後の乳母,―いたみける頃/今鏡(御子たち)」
(8)「詩経」の六義(リクギ)の一。各地方の民謡をいう。
■二■ (形動ナリ)
趣のあるさま。しゃれているさま。「必ず女郎に―なる仕出しして見せて/浮世草子・禁短気」
ふり【振り・風】🔗⭐🔉
ふり 【振り・風】
■一■ [0][2] (名)
(1)振ること。振り方。「バットの―が鈍い」
(2)動作の仕方。様子。また,姿・容姿。「知らない―をする」「腰附,肩附,歩く―/歌行灯(鏡花)」「天性―よく見事に生(ソダチ)たる松のごとし/耳塵集」
(3)踊りのしぐさ。また,歌舞伎などで,俳優の所作。「―を付ける」
(4)料理屋・遊女屋などで,紹介や予約のないこと。「―の客」
(5)女物の和服の袖の,袖付け止まりから袖下までの縫い合わせてない部分。
(6)方位や角度をずらすこと。また,ずれていること。振れ。「建ては建てたが,ちつくり笠に―がある/浄瑠璃・一谷嫩軍記」
(7)下帯・猿股などをつけてないこと。「帯ひろ前の―になつて居るやうな/志都能石屋」
(8)分担・負担させること。「そんならなほしてそつちが―だぞ/洒落本・三人酩酊」
(9)「振り売り」に同じ。「荻織る笠を市に―する(羽笠)/冬の日」
(10)「振袖」に同じ。「片町の―を内へ呼び入/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(中)」
(11)「振り回し」に同じ。「借銀かさみ,次第に―につまり/浮世草子・永代蔵 6」
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)振る動作の回数を表すのに用いる。「バットを一―二―してからバッター-ボックスに立つ」
(2)刀剣を数えるのに用いる。「太刀一―を贈る」
ぶり【振り・風】🔗⭐🔉
ぶり 【振り・風】
名詞またはそれに準ずる語の下に付いて複合語をつくる。
(1)状態・動作の仕方・あり方を表す。「枝―」「勉強―」
〔「歩きっぷり」「男っぷり」「飲みっぷり」のように「っぷり」となることがある〕
(2)数量を表す語に付いて,分量がそれだけに相当することを表す。「大―」「五軒―もある家/鹿狩(独歩)」
(3)時間を表す語に付いて,それだけの時間を経過して,再び同じ状態になることを表す。「五年―の帰郷」「三日―の晴天」
(4)歌・和歌の曲調・調子を表す。「万葉―」
(5)古代歌謡,特に雅楽寮に伝わる歌曲の曲名を表す。多く,歌詞の冒頭の語に付ける。「天田(アマダ)―/古事記(下訓)」
かぜ【風】(和英)🔗⭐🔉
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