複数辞典一括検索+![]()
![]()
広辞苑の検索結果 (44)
う【宇】🔗⭐🔉
う【宇】
①ひさし。のき。屋根。また、家。
②建物を数える語。「仏堂1―」
うい【宇井】‥ヰ🔗⭐🔉
うい【宇井】‥ヰ
姓氏の一つ。
⇒うい‐はくじゅ【宇井伯寿】
うい‐はくじゅ【宇井伯寿】‥ヰ‥🔗⭐🔉
うい‐はくじゅ【宇井伯寿】‥ヰ‥
仏教学者。愛知県生れ。東大卒。東北大・東大・駒沢大教授。実証的な文献研究を推し進めた。著「印度哲学研究」「仏教汎論」など。文化勲章。(1882〜1963)
宇井伯寿
撮影:田沼武能
⇒うい【宇井】
⇒うい【宇井】
うがき【宇垣】🔗⭐🔉
うがき【宇垣】
姓氏の一つ。
⇒うがき‐かずしげ【宇垣一成】
うがき‐かずしげ【宇垣一成】🔗⭐🔉
うがき‐かずしげ【宇垣一成】
軍人・政治家。備前出身。陸軍大将。大正末から昭和初めに4度陸相。軍縮と軍の近代化を断行。1931年の三月事件に関わる。同年朝鮮総督。37年軍部の反対で組閣に失敗。第二次大戦後、参議院議員。(1868〜1956)
宇垣一成
撮影:石井幸之助
⇒うがき【宇垣】
⇒うがき【宇垣】
うか‐じん【宇賀神】🔗⭐🔉
うか‐じん【宇賀神】
(→)「うかのかみ」に同じ。
うか‐たま【宇迦魂・倉稲魂】🔗⭐🔉
うか‐たま【宇迦魂・倉稲魂】
(→)「うかのみたま」に同じ。
うか‐の‐かみ【宇賀の神】🔗⭐🔉
うか‐の‐かみ【宇賀の神】
穀物の神。転じて福の神とされ、弁才天と同一視され、天女形の像が多い。また、白蛇を神として祀ったもの、狐の神とする説もある。宇賀神うかじん。→うかのみたま
うかのひとごと【宇下の人言】🔗⭐🔉
うかのひとごと【宇下の人言】
(ウゲノヒトゴトとも)松平定信著。誕生から1793年(寛政5)老中職を辞するまでの自伝。書名は「定信」を分解したもの。寛政の改革研究に不可欠の史料。
→文献資料[宇下人言]
うか‐の‐みたま【宇迦御魂・倉稲魂・稲魂】🔗⭐🔉
うか‐の‐みたま【宇迦御魂・倉稲魂・稲魂】
食物、殊に稲をつかさどる神。「うかたま」「うけのみたま」とも。〈神代紀上訓注〉
うき‐うた【宇岐歌・盞歌】🔗⭐🔉
うき‐うた【宇岐歌・盞歌】
(「うき」は調子の浮いた意ともいう)古代歌謡の一種。杯をささげる時の祝歌。元日の節会せちえにうたわれ、片歌かたうた形式に短歌形式の結合したもの。歌詞は古事記・琴歌譜に見える。
うきた【浮田・宇喜多】(姓氏)🔗⭐🔉
うきた【浮田・宇喜多】
姓氏の一つ。
⇒うきた‐いっけい【浮田一蕙】
⇒うきた‐ひでいえ【宇喜多秀家】
うきた‐ひでいえ【宇喜多秀家】‥イヘ🔗⭐🔉
うきた‐ひでいえ【宇喜多秀家】‥イヘ
(「浮田」とも書く)安土桃山時代の武将。直家の子。岡山の領主。豊臣秀吉の五大老の一人。関ヶ原の戦に敗れて八丈島に流された。(1572〜1655)
⇒うきた【浮田・宇喜多】
うけ‐ぶね【宇気槽】🔗⭐🔉
うけ‐ぶね【宇気槽】
(→)「うけ(槽)」に同じ。貞観儀式「御巫みかんなぎ―をおほひてその上に立ち」
うこう‐れんらくせん【宇高連絡船】‥カウ‥🔗⭐🔉
うこう‐れんらくせん【宇高連絡船】‥カウ‥
岡山県の宇野と香川県の高松とを結ぶ鉄道連絡船。1910年(明治43)開設、88年(昭和63)瀬戸大橋完成により廃止。
うさ【宇佐】🔗⭐🔉
うさ【宇佐】
(もと
狭・宇沙とも書いた)大分県北部の市。周防灘に面する。中心地区宇佐は、宇佐神宮の鳥居前町。人口6万1千。
狭・宇沙とも書いた)大分県北部の市。周防灘に面する。中心地区宇佐は、宇佐神宮の鳥居前町。人口6万1千。
うさ‐じんぐう【宇佐神宮】🔗⭐🔉
うさ‐じんぐう【宇佐神宮】
大分県宇佐市南宇佐にある元官幣大社。祭神は、応神天皇・比売神ひめがみ・神功皇后。全国八幡宮の総本社で、古来尊崇された。社殿は八幡造の代表。豊前国一の宮。宇佐八幡。
うさ‐づかい【宇佐使】‥ヅカヒ🔗⭐🔉
うさ‐づかい【宇佐使】‥ヅカヒ
古代から近世にかけて、天皇の即位や国家の大事に際し、宇佐神宮に奉告し幣帛を奉った勅使。769年(神護景雲3)和気清麻呂が神託を授かった話は有名。うさのつかい。
うさ‐とりい【宇佐鳥居】‥ヰ🔗⭐🔉
うさ‐とりい【宇佐鳥居】‥ヰ
(→)八幡はちまん鳥居に同じ。
うさ‐はちまん【宇佐八幡】🔗⭐🔉
うさ‐はちまん【宇佐八幡】
宇佐神宮の別称。
うさみ【宇佐美】🔗⭐🔉
うさみ【宇佐美】
姓氏の一つ。
⇒うさみ‐しんすい【宇佐美灊水】
うさみ‐しんすい【宇佐美灊水】🔗⭐🔉
うさみ‐しんすい【宇佐美灊水】
江戸中期の儒学者。上総生れ。荻生徂徠に学ぶ。松江藩儒。徂徠に傾倒し、徂徠没後、その著述の刊行に尽力。(1710〜1776)
⇒うさみ【宇佐美】
うじ【宇治】ウヂ(地名)🔗⭐🔉
うじ【宇治】ウヂ
京都府南部の市。宇治川の谷口に位置し、茶の名産地。平安時代、貴人の別荘地・遊楽地。平等院・黄檗おうばく宗本山万福寺がある。人口19万。(歌枕)
うじ【宇治】ウヂ(姓氏)🔗⭐🔉
うじ【宇治】ウヂ
姓氏の一つ。
⇒うじ‐かがのじょう【宇治加賀掾】
⇒うじ‐かだゆう【宇治嘉太夫】
うじ‐かがのじょう【宇治加賀掾】ウヂ‥🔗⭐🔉
うじ‐かがのじょう【宇治加賀掾】ウヂ‥
江戸前期の京都の浄瑠璃太夫。前名、宇治嘉太夫(賀太夫とも)。和歌山の人。嘉太夫節の祖。古浄瑠璃界最後の大立者。1677年(延宝5)受領して加賀掾宇治好澄を名乗る。井上播磨掾の曲風に謡曲などの長所を取り入れ、繊細優美な語り口で近松門左衛門の作品を上演して好評を博した。(1635〜1711)
⇒うじ【宇治】
うじ‐かだゆう【宇治嘉太夫】ウヂ‥イフ🔗⭐🔉
うじ‐かだゆう【宇治嘉太夫】ウヂ‥イフ
宇治加賀掾かがのじょうの前名。
⇒うじ【宇治】
うじ‐がわ【宇治川】ウヂガハ🔗⭐🔉
うじ‐がわ【宇治川】ウヂガハ
京都府宇治市域を流れる川。琵琶湖に発し、上流を瀬田川、宇治に入って宇治川、京都市伏見区淀付近に至って木津川・桂川と合流し、淀川と称する。網代あじろで氷魚・鮎を捕った「宇治の網代」や宇治川の合戦で名高い。
⇒うじがわ‐の‐せんじん【宇治川の先陣】
うじがわ‐の‐せんじん【宇治川の先陣】ウヂガハ‥ヂン🔗⭐🔉
うじがわ‐の‐せんじん【宇治川の先陣】ウヂガハ‥ヂン
1184年(寿永3)木曾義仲が源義経を防いだ宇治川の合戦で、義経勢の佐々木高綱・梶原景季がそれぞれ源頼朝から与えられた名馬生唼いけずき・磨墨するすみに乗って先陣を争ったこと。「平家物語」などに描かれる。
⇒うじ‐がわ【宇治川】
うじしゅういものがたり【宇治拾遺物語】ウヂシフヰ‥🔗⭐🔉
うじしゅういものがたり【宇治拾遺物語】ウヂシフヰ‥
(宇治大納言物語の拾遺の意)説話集。2冊。編者未詳。成立は13世紀初めか。天竺・震旦・本朝にわたる説話197話。滑稽的要素も少なくないが、仏教的色彩が濃い。今昔物語などを承け、鎌倉時代説話文学を代表する。
→文献資料[宇治拾遺物語]
うじ‐じゅうじょう【宇治十帖】ウヂジフデフ🔗⭐🔉
うじ‐じゅうじょう【宇治十帖】ウヂジフデフ
源氏物語五十四帖のうちの最後の十帖で、八の宮が山城国宇治に住んでいたことから書き始めた橋姫・椎本しいがもと・総角あげまき・早蕨さわらび・宿木やどりぎ・東屋あずまや・浮舟うきふね・蜻蛉かげろう・手習・夢浮橋の巻をいう。
うじだいなごんものがたり【宇治大納言物語】ウヂ‥🔗⭐🔉
うじだいなごんものがたり【宇治大納言物語】ウヂ‥
①「今昔こんじゃく物語集」の異名。または「宇治拾遺物語」のもととなったとされる散佚説話集。宇治大納言は源隆国。
②「苔の衣」の巻3(零本)の別名。
うじ‐ちゃ【宇治茶】ウヂ‥🔗⭐🔉
うじ‐ちゃ【宇治茶】ウヂ‥
京都府宇治地方から産出する茶。室町時代から茶道で賞美。
うじ‐にんぎょう【宇治人形】ウヂ‥ギヤウ🔗⭐🔉
うじ‐にんぎょう【宇治人形】ウヂ‥ギヤウ
江戸時代より宇治で作られる人形。茶の木を材料とし、刀法・彩色共に奈良人形に似、主に茶摘み女の形に作る。茶の木人形。
うじ‐の‐おおいぎみ【宇治の大君】ウヂ‥オホイ‥🔗⭐🔉
うじ‐の‐おおいぎみ【宇治の大君】ウヂ‥オホイ‥
源氏物語宇治十帖の中の女性。宇治八の宮の長女で、薫大将に愛されたが従わないままに病没。総角あげまきの大君。
うじ‐の‐かんぱく【宇治関白】ウヂ‥クワン‥🔗⭐🔉
うじ‐の‐かんぱく【宇治関白】ウヂ‥クワン‥
藤原頼通の通称。宇治左大臣源融とおるの旧宅に居住したことによる。
うじ‐の‐はしひめ【宇治の橋姫】ウヂ‥🔗⭐🔉
うじ‐の‐はしひめ【宇治の橋姫】ウヂ‥
①嵯峨天皇の代、嫉妬のために宇治川に身を沈めて鬼となり、京中の男女を食い殺したという女。
②橋を守るという女神。京都府宇治市宇治橋の橋姫神社の女神とされ、男神との恋愛説話がある。
うじ‐ばし【宇治橋】ウヂ‥🔗⭐🔉
うじ‐ばし【宇治橋】ウヂ‥
①三重県伊勢市宇治今在家町から皇大神宮の境内に架けた五十鈴川上の橋。
②京都府宇治市にある宇治川に架かる橋。
⇒うじばし‐の‐だんぴ【宇治橋断碑】
うじばし‐の‐だんぴ【宇治橋断碑】ウヂ‥🔗⭐🔉
うじばし‐の‐だんぴ【宇治橋断碑】ウヂ‥
646年(大化2)僧道登が宇治川に架橋したのを記念し、その由来を記して橋畔に建てた碑。日本現存最古の碑。上部3分の1が1791年(寛政3)頃発見された原碑の断片、下部は江戸時代に補刻したもの。今、宇治市放生院(橋寺)にある。
⇒うじ‐ばし【宇治橋】
○牛は願いから鼻を通すうしはねがいからはなをとおす
自分から望んでわざわいを求めるたとえ。
⇒うし【牛】
うじ‐まる【宇治丸】ウヂ‥🔗⭐🔉
うじ‐まる【宇治丸】ウヂ‥
山城宇治の特産であった鰻うなぎの異名。また、それで作った鮨すし。うじのまる。犬筑波「―のすしにするほど人見えて」
うじめぐり【宇治巡り】ウヂ‥🔗⭐🔉
うじめぐり【宇治巡り】ウヂ‥
地歌・箏曲。京風手事物。松浦検校作曲。八重崎検校箏手付。お茶の銘を綴って宇治周辺の季節の移り変りを歌う。
うじやまだ【宇治山田】ウヂ‥🔗⭐🔉
うじやまだ【宇治山田】ウヂ‥
三重県中部にあった市。伊勢神宮鳥居前町として古くから発展。1955年、伊勢市と改称。
のき【軒・簷・檐・宇】🔗⭐🔉
のき‐がわら【軒瓦・宇瓦】‥ガハラ🔗⭐🔉
のき‐がわら【軒瓦・宇瓦】‥ガハラ
(→)軒平瓦のきひらがわらに同じ。
[漢]宇🔗⭐🔉
宇 字形
筆順
〔宀部3画/6画/教育/1707・3127〕
〔音〕ウ(呉)(漢)
〔訓〕いえ
[意味]
①大きいやねのような天におおわれた世界。天地四方。無限の空間。「宇内うだい・宇宙・御宇・八紘はっこう一宇」
②のき。やね。やねにおおわれた家。大きな建物。「眉宇びう・堂宇・殿宇・一宇」
③人の度量。器量。「気宇・器宇」
[解字]
形声。「宀」(=やね)+音符「于」(=大きくまがる)。大きくてまるい屋根の意。古代中国人は、天をアーチ型の屋根と考えていた。[
][
]は異体字。
[下ツキ
一宇・檐宇・気宇・御宇・茶宇・殿宇・棟宇・堂宇・眉宇・廟宇・羅宇
筆順
〔宀部3画/6画/教育/1707・3127〕
〔音〕ウ(呉)(漢)
〔訓〕いえ
[意味]
①大きいやねのような天におおわれた世界。天地四方。無限の空間。「宇内うだい・宇宙・御宇・八紘はっこう一宇」
②のき。やね。やねにおおわれた家。大きな建物。「眉宇びう・堂宇・殿宇・一宇」
③人の度量。器量。「気宇・器宇」
[解字]
形声。「宀」(=やね)+音符「于」(=大きくまがる)。大きくてまるい屋根の意。古代中国人は、天をアーチ型の屋根と考えていた。[
][
]は異体字。
[下ツキ
一宇・檐宇・気宇・御宇・茶宇・殿宇・棟宇・堂宇・眉宇・廟宇・羅宇
大辞林の検索結果 (47)
う【宇】🔗⭐🔉
う 【宇】 (接尾)
助数詞。建物や屋根・天幕などを数えるのに用いる。「堂塔一―」
うい【宇井】🔗⭐🔉
うい ウ
【宇井】
姓氏の一。
【宇井】
姓氏の一。
うい-はくじゅ【宇井伯寿】🔗⭐🔉
うい-はくじゅ ウ
― 【宇井伯寿】
(1882-1963) インド哲学者・仏教学者。愛知県生まれ。東大教授。サンスクリット原典・漢訳仏典を通じインド思想を研究。著「印度哲学研究」「仏教汎論」「仏教思想研究」など。
― 【宇井伯寿】
(1882-1963) インド哲学者・仏教学者。愛知県生まれ。東大教授。サンスクリット原典・漢訳仏典を通じインド思想を研究。著「印度哲学研究」「仏教汎論」「仏教思想研究」など。
うがき【宇垣】🔗⭐🔉
うがき 【宇垣】
姓氏の一。
うがき-かずしげ【宇垣一成】🔗⭐🔉
うがき-かずしげ 【宇垣一成】
(1868-1956) 陸軍軍人・政治家。岡山県生まれ。大将。清浦内閣などの陸相を務め,軍縮と軍の近代化を行なった。1937年(昭和12)陸軍内部の反対で組閣に失敗。第二次大戦後,参議院議員。
うが-じん【宇賀神】🔗⭐🔉
うが-じん [2] 【宇賀神】
〔「うか」は食物の意。「うかじん」とも〕
仏教に説く穀物神。転じて福の神とされるため,弁財天と同一視され,密教にもとりいれられた。多く白蛇の形をとる。うかのかみ。
→倉稲魂(ウカノミタマ)
うがじん-の-ほう【宇賀神の法】🔗⭐🔉
うがじん-の-ほう ―ホフ [2] 【宇賀神の法】
宇賀神を本尊として行う密教の修法。もろもろの福徳を祈る。
うか-の-かみ【宇賀の神】🔗⭐🔉
うか-の-かみ 【宇賀の神】
⇒うがじん(宇賀神)
うか-の-みたま【倉稲魂・稲魂・宇迦の御魂】🔗⭐🔉
うか-の-みたま 【倉稲魂・稲魂・宇迦の御魂】
〔後世「うが」と濁音〕
稲の穀霊を神としてあがめたもの。のち,五穀をつかさどる神とされた。伊勢神宮外宮の祭神,豊宇気姫命の別名。また,稲荷(イナリ)信仰の祭神。うけのみたま。
うき-うた【宇岐歌】🔗⭐🔉
うき-うた 【宇岐歌】
〔盞(ウキ)(=さかずき)歌の意〕
古代歌謡の一種。酒杯をあげるときの祝歌。また,杯に酒をつぐときの歌とも。元旦の節会(セチエ)に歌われた。「こは―なり/古事記(下訓)」
うきた【浮田・宇喜多】🔗⭐🔉
うきた 【浮田・宇喜多】
姓氏の一。
うきた-なおいえ【宇喜多直家】🔗⭐🔉
うきた-なおいえ ―ナホイヘ 【宇喜多直家】
(1529-1581) 戦国時代の武将。主君浦上宗景を放逐して備前を制圧。のち羽柴秀吉に帰順し,毛利軍と交戦中に病没。
うきた-ひでいえ【宇喜多秀家】🔗⭐🔉
うきた-ひでいえ ―ヒデイヘ 【宇喜多秀家】
〔姓は「浮田」とも〕
(1573-1655) 安土桃山時代の武将。岡山領主。豊臣秀吉の五大老に列し,朝鮮出兵では軍監を務めた。関ヶ原の戦いで敗れ1606年八丈島に配流,在島49年ののち死去。
うげのひとごと【宇下人言】🔗⭐🔉
うげのひとごと 【宇下人言】
松平定信の自叙伝。一巻。1758年の誕生から93年の老中辞職直前までが記され,寛政の改革についての定信の政見・思想がうかがえる。題名は「定信」の二字を分解したもの。成立年未詳。
うこう-れんらくせん【宇高連絡船】🔗⭐🔉
うこう-れんらくせん ウカウ― 【宇高連絡船】
本州と四国を結んでいた旧国鉄の連絡航路。岡山県玉野市宇野と香川県高松間。1988年(昭和63)廃止。
うさ【宇佐】🔗⭐🔉
うさ 【宇佐】
大分県北部,周防灘(スオウナダ)に面する市。もと宇佐神宮の門前町,市場町。東・西両本願寺の別院がある。
うさ-じんぐう【宇佐神宮】🔗⭐🔉
うさ-じんぐう 【宇佐神宮】
大分県宇佐市にある神社。豊前国一の宮。祭神は誉田別命(ホンダワケノミコト)(応神天皇)・大帯姫命(オオタラシヒメノミコト)(神功皇后)および比売神(ヒメカミ)。奈良時代から朝廷の崇敬があつく中世以降は武家の信仰をも受けた。全国八幡宮の総本社。宇佐八幡宮。
うさ-とりい【宇佐鳥居】🔗⭐🔉
うさ-とりい ―トリ
[3] 【宇佐鳥居】
鳥居の形式の一。笠木と島木が両端で強く反り返り,檜皮(ヒワダ)の屋根を葺(フ)いたもの。額束はなく台輪がある。宇佐神宮の鳥居の様式。
[3] 【宇佐鳥居】
鳥居の形式の一。笠木と島木が両端で強く反り返り,檜皮(ヒワダ)の屋根を葺(フ)いたもの。額束はなく台輪がある。宇佐神宮の鳥居の様式。
うさ-の-つかい【宇佐の使】🔗⭐🔉
うさ-の-つかい ―ツカヒ 【宇佐の使】
国家の大事,天皇即位などの際,宇佐神宮に遣わされ奉告し幣帛を奉った勅使。奈良時代から行われた。即位の報告には平安初期から和気(ワケ)氏があてられた。うさづかい。
うさ-はちまんぐう【宇佐八幡宮】🔗⭐🔉
うさ-はちまんぐう 【宇佐八幡宮】
⇒宇佐神宮(ウサジングウ)
うじ【宇治】🔗⭐🔉
うじ-いし【宇治石】🔗⭐🔉
うじ-いし ウヂ― [2] 【宇治石】
京都府宇治市に産する濃緑色のかたい岩。茶臼(チヤウス)などを作る。
うじ-かがのじょう【宇治加賀掾】🔗⭐🔉
うじ-かがのじょう ウヂ― 【宇治加賀掾】
(1635-1711) 上方(カミガタ)古浄瑠璃最後の太夫。嘉太夫(カダユウ)節の流祖。紀伊国の人。前名は宇治嘉太夫。謡曲・平曲などから曲節や題材を摂取して一派を開いた。近松門左衛門の作品を脚色して上演。のち,初世竹本義太夫と競演して敗れたが,義太夫節に対する影響は大きい。
うじ-がわ【宇治川】🔗⭐🔉
うじ-がわ ウヂガハ 【宇治川】
京都府南部を流れる川。水源は琵琶湖。上流は瀬田川,宇治市で宇治川となり木津川・桂川と合流して淀川となる。古来,網代(アジロ)・川霧・柴舟などとともに歌によまれた。((歌枕))
うじがわ-の-せんじん【宇治川の先陣】🔗⭐🔉
うじがわ-の-せんじん ウヂガハ―センヂン 【宇治川の先陣】
1184年の宇治川の戦いで,源義経側の佐々木高綱と梶原景季が源頼朝から与えられた名馬生
(イケズキ)・磨墨(スルスミ)に乗って,宇治川を渡る先陣争いをしたこと。「平家物語」や「源平盛衰記」にみえる。
(イケズキ)・磨墨(スルスミ)に乗って,宇治川を渡る先陣争いをしたこと。「平家物語」や「源平盛衰記」にみえる。
うじがわ-の-たたかい【宇治川の戦い】🔗⭐🔉
うじがわ-の-たたかい ウヂガハ―タタカヒ 【宇治川の戦い】
(1)1184年1月,源義経と木曾義仲の軍勢による宇治川をはさんでの戦い。佐々木高綱と梶原景季の先陣争いで有名。
(2)1221年6月,承久の乱のとき,朝廷軍が北条泰時の率いる幕府軍に大敗した戦い。
うじ-しちえん【宇治七園】🔗⭐🔉
うじ-しちえん ウヂシチ
ン 【宇治七園】
足利義満が指定した宇治の茶園。森・川下・朝日・祝(井)・奥の山・宇文字・琵琶(または上林(カンバヤシ))の七か所。宇治茶発展の基礎となった。
ン 【宇治七園】
足利義満が指定した宇治の茶園。森・川下・朝日・祝(井)・奥の山・宇文字・琵琶(または上林(カンバヤシ))の七か所。宇治茶発展の基礎となった。
うじしゅういものがたり【宇治拾遺物語】🔗⭐🔉
うじしゅういものがたり ウヂシフ
― 【宇治拾遺物語】
説話集。二巻。流布本一五巻。編者未詳。1212〜21年頃成立(のちに増補されたか)。仏教説話・滑稽談・民話・説話など一九七話を収録。軽妙な和文脈で民衆の生活感情や人間性を語る。
― 【宇治拾遺物語】
説話集。二巻。流布本一五巻。編者未詳。1212〜21年頃成立(のちに増補されたか)。仏教説話・滑稽談・民話・説話など一九七話を収録。軽妙な和文脈で民衆の生活感情や人間性を語る。
うじ-じゅうじょう【宇治十帖】🔗⭐🔉
うじ-じゅうじょう ウヂジフデフ 【宇治十帖】
源氏物語五四帖のうちの最後の一〇帖。薫大将を主人公に山城国宇治を舞台とする。橋姫・椎本(シイガモト)・総角(アゲマキ)・早蕨(サワラビ)・宿木・東屋・浮舟・蜻蛉・手習・夢浮橋の一〇帖。
うじだいなごんものがたり【宇治大納言物語】🔗⭐🔉
うじだいなごんものがたり ウヂダイナゴン― 【宇治大納言物語】
散逸説話集。源隆国作と伝えられる。平安後期成立。多くの書にその書名が引用され,「今昔物語集」「宇治拾遺物語」をはじめ,後代への影響が非常に大きい。また,「今昔物語集」「宇治拾遺物語」「世継物語」などの別称としても呼ばれ,相互の混同を引き起こした。
うじ-ちゃ【宇治茶】🔗⭐🔉
うじ-ちゃ ウヂ― [2] 【宇治茶】
京都府宇治市周辺から産出される茶。古来良質の茶として賞美される。
うじ-にんぎょう【宇治人形】🔗⭐🔉
うじ-にんぎょう ウヂニンギヤウ [3] 【宇治人形】
宇治の名物人形。茶の木を材料にして主として茶摘み女などを作る。刀法・彩色とも奈良人形に似ている。茶の木人形。
うじのあじろ-の-しょうじ【宇治の網代の障子】🔗⭐🔉
うじのあじろ-の-しょうじ ウヂ―シヤウジ 【宇治の網代の障子】
清涼殿の東の広庇(ヒロビサシ)の北にあった衝立(ツイタテ)。裏面に墨絵で宇治川の網代が描いてあった。
→荒海の障子(ソウジ)
うじ-の-おおいぎみ【宇治の大君】🔗⭐🔉
うじ-の-おおいぎみ ウヂ―オホイギミ 【宇治の大君】
源氏物語の作中人物。宇治の八の宮の長女。薫を愛しながらその求愛を拒み,「総角(アゲマキ)」の巻で薫にみとられて死ぬ。宇治の姫君。八の宮の姫君。
うじ-の-かんぱく【宇治の関白】🔗⭐🔉
うじ-の-かんぱく ウヂ―クワンパク 【宇治の関白】
藤原頼通(ヨリミチ)の通称。
うじ-の-はしひめ【宇治の橋姫】🔗⭐🔉
うじ-の-はしひめ ウヂ― 【宇治の橋姫】
〔「うじのはしびめ」とも〕
(1)宇治橋のたもとの橋姫神社にまつられているとされる伝説上の女性。橋を守る神といい,また巫子(ミコ)・遊女・愛人などの意味をこめて和歌に多く詠まれた。
(2)嵯峨天皇の代,嫉妬のために宇治川に身を投げ,鬼形(キギヨウ)と化して京中の人に害をなしたと伝えられる女性。「平家物語」「太平記」「橋姫物語」などにみえる。
うじ-ばし【宇治橋】🔗⭐🔉
うじ-ばし ウヂ― 【宇治橋】
(1)京都府宇治市にあって宇治川に架かる橋。橋姫の伝説がある。((歌枕))
(2)三重県伊勢市の五十鈴(イスズ)川に架かって,伊勢神宮内宮の表参道に通じる橋。
うじばし-だんぴ【宇治橋断碑】🔗⭐🔉
うじばし-だんぴ ウヂ― 【宇治橋断碑】
京都府宇治市放生院常光寺(橋寺)にある宇治橋碑の上部約三分の一の部分。646年に僧道登が宇治川に橋を架けたことを記す碑。早く失われたが,江戸時代に原碑の断片が発見され記録によって下部が復元された。
うじ-まる【宇治丸】🔗⭐🔉
うじ-まる ウヂ― [2] 【宇治丸】
京都府宇治市の特産である鰻鮨(ウナギズシ)の異名。また,かば焼きにもいう。うじのまる。
うじ-め【宇治目】🔗⭐🔉
うじ-め ウヂ― [2][3] 【宇治目】
江戸時代の量目の単位の一。二〇〇匁(約720グラム)を一斤(キン)としたもの。宇治で茶をはかるのに用いた。
うじ-やま【宇治山】🔗⭐🔉
うじ-やま ウヂ― 【宇治山】
喜撰岳の古名。喜撰法師の住処の跡があると伝えられて有名。((歌枕))「我がいほは宮このたつみしかぞすむ世を―と人はいふなり/古今(雑下)」
うじやまだ【宇治山田】🔗⭐🔉
うじやまだ ウヂヤマダ 【宇治山田】
三重県伊勢市の旧称。
うだ【宇多】🔗⭐🔉
うだ 【宇多】
京都市右京区北東部一帯の地名。同区宇多野の地は,平安時代以降,禁裏御料の狩猟地。
うだ【宇陀】🔗⭐🔉
うだ 【宇陀】
奈良県東部,宇陀郡一帯の地名。大宇陀町一帯の丘陵地帯は「宇陀の(大)野」と呼ばれ,奈良遷都以前,朝廷の狩猟地だった。((歌枕))「けころもを時かたまけて出でましし―の大野は思ほえむかも/万葉 191」
うだ-げんじ【宇多源氏】🔗⭐🔉
うだ-げんじ 【宇多源氏】
宇多天皇の第九皇子敦実(アツミ)親王を祖とする源氏。親王の子雅信・重信・寛信の三人が源姓を賜った。
うだ-てんのう【宇多天皇】🔗⭐🔉
うだ-てんのう ―テンワウ 【宇多天皇】
(867-931) 第五九代天皇(在位 887-897)。光孝天皇の皇子。名は定省(サダミ)。親政を行おうとしたが,関白藤原基経に阻まれた(阿衡(アコウ)事件)。基経の死後は菅原道真を起用して摂関政治の弊害を改めるのに努めた(寛平の治)。のち,出家して寛平法皇・亭子院(テイジノイン)と称した。子の醍醐天皇に与えた「寛平御遺誡」,日記「宇多天皇御記」がある。
のき【軒・簷・檐・宇】🔗⭐🔉
のき [0] 【軒・簷・檐・宇】
(1)屋根の下端で,建物の外壁から張り出した部分。風雨や日光をよける。
(2)「庇(ヒサシ)」に同じ。
広辞苑+大辞林に「宇」で始まるの検索結果。もっと読み込む