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から🔗⭐🔉
から
[一](格助)
(一)動作・作用の起点・出発点や、それが もたらされる そもそもの原点を表わす。
「午後一時―会議を行う/学校―まだ帰らない/危険―遠ざかる/忙しさ―解放される/父―手紙が来た」
(二)物事の順序・範囲を示す場合の始まりを表わす。
「あなた―どうぞお先に/そのへんにある本を片っぱし―読んでしまう/小学校―高校まで郷里の学校で過ごした/あと―〔=あとになって〕言ったって始まらない」
(三)経由点を表わす。
「玄関―お入りください/窓―ごみを捨ててはいけない/戸のすきま―朝日がさし込む」
(四)原因・理由・根拠を表わす。
「風邪―肺炎をひきおこした/運転手の不注意―大惨事になる/彼の日ごろの言動―考えれば、それは有りうることだ」
(五)材料・構成要素を表わす。
「酒は米―つくる/水は水素と酸素―成る化合物である/石油―作られる化学製品はかぞえきれない」
(六)予測・予想される基準に達するほどであることを表わす。
「百人―〔=以上〕の人が集まった/一千万円―の借金が有る」
[二](接助)
(一)前件の事柄が後件の事柄の原因・理由となることを表わす。〔命令・依頼・推量・意志・主張など、話し手の主体的な立場で述べる場合に多く用いられる〕
「寒い―窓をしめてくれ/星が出ている―あすもいい天気でしょう/おもしろそうだ―ぼくにも見せてほしいな/よく分からない―聞いてみよう/つまらない―やめた方がいいよ」
(二)その事項が前件の事柄の原因・理由であることを表わす。
「ことしの米の作柄が悪かったのは、盛夏に気温の低い日が続いた―だ」
ので
(三)〔終助詞的に〕 相手に向かって強い決意を表わす。
「そんな事をしたら承知しない―/もうどうなっても知らない―/だれが何と言おうと私は やめない―ね/だれが何と言ったっておれは行く―な」

から【空】
[2]🔗⭐🔉
から【空】
[2]
(一)△入っている(乗せている・備えておくべき)物が何も無い状態にあること。
「ウイスキーの瓶を一本またたくうちに―にした/―車グルマ [3]」
(二)△ただ(形式上)そうするだけで、それに伴う実質が無い状態にあること。
「エンジンの―ぶかし/―回り・―念仏・―出張」

から【唐】【韓】[1]🔗⭐🔉
から【唐】【韓】[1]
「中国」の意の雅語的表現。
「―歌ウタ [0][2]・―絵[0][2]」
「朝鮮」 の意の雅語的表現。〔共に、昔は外国の代表とされた。 [一] は、舶来の事物につけてよく使う〕
から【殻】【幹】
[2]🔗⭐🔉
から【殻】【幹】
[2]
中身を包む、堅い皮。
「卵の―/堅い―を破って出るダチョウのヒナ/△エビ(カニ)の―/セミの脱け―ガラ/リスは―の堅いクルミを割って食べる/―(の中)に閉じこもる〔=△性格的(かたくな)に自分だけの世界を守り、外部との交渉を避ける態度をとる〕/―を脱ぐ〔=(a)セミなどが脱皮する。 (b)従来の様式から脱却する〕/旧フルい―を破る〔=今までの古い生活態度や方針を打破して新風を呼び入れる〕/貝―ガラ」
中身や大事な所を取った外側。〔多くの場合は、役に立たない部分を指す〕
「枝豆の―」

からあげ【空揚げ】【空揚】[0][4]🔗⭐🔉
からあげ【空揚げ】【空揚】[0][4]
△ほとんど衣をつけないで(かたくり粉を薄くつけて)揚げること。また、そうした食品。
からあや【唐綾】[0]🔗⭐🔉
からあや【唐綾】[0]
浮き織りに織った綾。
からい【辛い】【鹹い】
[2]:[2]🔗⭐🔉
からい【辛い】【鹹い】
[2]:[2]
(形)
甘い
(一)トウガラシ・ワサビなどの味が舌を強く刺激し、思わず涙が出るような感じだ。
「―酒だ」
(二)よしあしの決め方が、きびしい。きつい。
「点が―」
塩けが強く感じられる状態だ。しょっぱい。しおからい。
――さ[1]


からくも【辛くも】[1]🔗⭐🔉
からくも【辛くも】[1]
(副)
どうにかこうにか、不結果にならないで済むことを表わす。
「―〔=やっとの事で〕零敗をまぬかれた」
からいばり【空威張り】【空威張】カラヰバリ[3]🔗⭐🔉
からいばり【空威張り】【空威張】カラヰバリ[3]
―する 〔人に対して誇るだけの内容が無いのに〕うわべだけ威張ること。
からいり【乾煎り】【乾煎】[0]🔗⭐🔉
からいり【乾煎り】【乾煎】[0]
―する 味を加えずに「煎る(二)」こと。
からうす【碓】【磑】[0][3]🔗⭐🔉
からうす【碓】【磑】[0][3]
〔「唐臼カラウス」の意〕 うすを地面に埋め、杵(キネ)についている長い棒の端を足で踏んで中の穀物をつく仕掛けの うす。踏みうす。
〔「殻臼カラウス」の意〕 ひきうす。
[かぞえ方][一][二] とも一基
からうつし【空写し】【空写】[3]🔗⭐🔉
からうつし【空写し】【空写】[3]
(一)〔写真機へのフィルムの入れ方が不完全なために〕シャッターを押しても写っていないこと。
(二)〔フィルムを送るために〕写す対象を決めないでシャッターを押すこと。
からうり【空売り】【空売】[0]🔗⭐🔉
からうり【空売り】【空売】[0]
〔取引所で〕持合せの無い株や商品を売って、その差額をもうけること。
からえずき【空嘔】カラヱヅキ[3]🔗⭐🔉
からえずき【空嘔】カラヱヅキ[3]
吐きけが有りながら吐けないこと。
からおくり【空送り】[3]🔗⭐🔉
からおくり【空送り】[3]
〔テープ レコーダーなどで〕必要な録音箇所を出すために、再生をしないでテープを回して先へ進めること。早送り。
からオケ【空オケ】[0]🔗⭐🔉
からオケ【空オケ】[0]
〔オケは、オーケストラの圧縮表現〕〔娯楽として〕テープやディスクを用いて伴奏だけで流した音楽に合わせて、素人(シロウト)が歌うこと。また、その設備。〔営業形態としては設備だけを客に供する店と、喫茶店・飲食店などで客の求めに応じられるようにしてあるものとがある〕
からおし【空押し】[0]🔗⭐🔉
からおし【空押し】[0]
―する 何かの模様を、墨・インクなどを付けないで紙面などに浮き出させたもの。
からおり【唐織り】【唐織】[0]🔗⭐🔉
からおり【唐織り】【唐織】[0]
〔中国とだけ交通していた時分の〕舶来の織物。
からかう カラカフ[3]:[3]🔗⭐🔉
からかう カラカフ[3]:[3]
(他五)
〔相手が むきになったり 恥ずかしがったり などする反応を期待して〕心理的動揺を誘うようなことを軽い気持で言ったり したり する。
[名]からかい[0][3]
からかさ【傘】[3]🔗⭐🔉
からかさ【傘】[3]
〔「唐笠カラカサ」の意。頭に直接かぶる笠と違って、柄エの有る差しがさの称〕 竹の骨に紙を張り油を塗った雨がさ。
[かぞえ方]一本
からかぜ【空風】[0][4][2]🔗⭐🔉
からかぜ【空風】[0][4][2]
湿気を含まない、かわいた強い風。〔口頭語形は、「からっかぜ」〕
[表記]「《乾風」とも書く。
からかね【唐金】[0][2]🔗⭐🔉
からかね【唐金】[0][2]
「青銅」の意の和語的表現。
からかぶ【空株】[0]🔗⭐🔉
からかぶ【空株】[0]
実際には所有していない株。
実株

からかみ【唐紙】[2][3]🔗⭐🔉
からかみ【唐紙】[2][3]
(一)いろいろの模様や金泥(キンデイ)・銀泥(ギンデイ)などがついている紙。
(二)「唐紙(一)」をはった襖(フスマ)。〔広義では、無地のものをも指す〕
[かぞえ方](一)(二)とも一枚
からから🔗⭐🔉
からから
[一][0] ―な/―に そこに有ることが期待されるうるおいが全く欠けている様子。
「のどが―だ/空気が―に乾いている/財布が―〔=からっぽ〕だ」
[二][1](副)
―と 屈託無く声高く笑う形容。 〔[一] [二] とも強調形は「かんらから[1]・かんらかんら[1]、[1]‐[1]」〕
からき【唐木】[0]🔗⭐🔉
からき【唐木】[0]
〔中国から渡来した材木の意〕 紫檀(シタン)・黒檀(コクタン)など、材質が堅く色・つやの美しい熱帯産の木の総称。建築・器具用として貴ばれる。
からぎぬ【唐衣】[0][3]🔗⭐🔉
からぎぬ【唐衣】[0][3]
〔奈良・平安時代以降の〕貴婦人の礼服の上着。
からくさ【唐草】[2][0]🔗⭐🔉
からくさ【唐草】[2][0]
〔織物などで〕つる草のはいまわる様子を文様化したもの。
「―模様[5]」
からくじ【空籤】[0][3]🔗⭐🔉
からくじ【空籤】[0][3]
くじの中で、何も当たらないもの。
からくち【辛口】[0]🔗⭐🔉
からくち【辛口】[0]
甘口
(一)〔みそ・酒などの〕塩けや辛みが強い方。
「―の酒/―〔=情実を入れない、厳しい〕の書評」
(二)辛いもの、特に酒類が好きな△こと(人)。辛党。

からくれない【唐紅】カラクレナヰ[0][4]🔗⭐🔉
からくれない【唐紅】カラクレナヰ[0][4]
濃くて美しい紅色。深紅色。
[表記]「〈韓紅」とも書く。
からげいき【空景気】[3]🔗⭐🔉
からげいき【空景気】[3]
本当は そんなに景気がよくないのに、表面だけ景気よさそうに△見える(見せる)こと。
「―をつける」
からげる【絡げる】[3]:[3]🔗⭐🔉
からげる【絡げる】[3]:[3]
(他下一)
(一)縛(って束ね)る。
「荷物を―」
(二)まくりあげて、元の位置に戻らないようにする。
「すそを―」
[表記]「〈紮げる」とも書く。
からげんき【空元気】[3]🔗⭐🔉
からげんき【空元気】[3]
うわべだけ元気があるように見せかけること。虚勢。
「―を出す」
からこ【唐子】[0]🔗⭐🔉
からこ【唐子】[0]
江戸時代、中国人の子供のような髪型をし、また、中国風の着物を着ている子供。
からこまげ【唐子髷】[0][3]🔗⭐🔉
からこまげ【唐子髷】[0][3]
昔、元服以前の子供が結った髪の形。頭の上に輪を二つ作る。
からごころ【漢心】[3]🔗⭐🔉
からごころ【漢心】[3]
中国の文化・文物に心酔して、何事も中国風でなければ済ませることが出来ない心的傾向。
やまとごころ
[表記]「《漢《意・唐心」とも書く。

からころも【唐衣】[3]🔗⭐🔉
からころも【唐衣】[3]
〔雅〕中国風の、上等な衣服。からごろも。
からざお【殻竿】カラザヲ[0]🔗⭐🔉
からざお【殻竿】カラザヲ[0]
イネ・ムギの穂やマメなどを打って、穀粒を取る農具。長い柄の先に回転する棒を付けたもの。
[表記]古来の用字は「{連〈枷}」。
[かぞえ方]一本
からざけ【乾鮭】[0][3]🔗⭐🔉
からざけ【乾鮭】[0][3]
腸を除き、塩をふらずに陰干しにしたサケ。
からさわぎ【空騒ぎ】【空騒】[3]🔗⭐🔉
からさわぎ【空騒ぎ】【空騒】[3]
―する 騒ぐべき内容も無いのに騒ぎたてること。
からし【芥子】[0]🔗⭐🔉
からし【芥子】[0]
カラシナの種を粉にした、黄色の香辛料。
[表記]「辛子」とも書く。
からしでい【芥子泥】[3]🔗⭐🔉
からしでい【芥子泥】[3]
からしの粉末を水でのばした、どろどろのもの。皮膚の炎症を除いたりするのに使う。
からしな【芥子菜】[0]🔗⭐🔉
からしな【芥子菜】[0]
畑に作る越年草。四月ごろ、黄色の花を開く。辛みが有り、種はからしに、葉は漬物にする。〔アブラナ科〕
[かぞえ方]一本
からして🔗⭐🔉
からして
(一)「から」の強調表現。
「それである―」
(二)普通は△そのようなことが問題にならない(そうであっては困る)事柄を取り上げて、全体にわたってそう言えると強調することを表わす。
「名前―おもしろい/面ツラ―気にくわない/親―信号を無視するようでは、子供に示しのつくわけがない」
からじゅよう【空需要】カラジュエウ[3]🔗⭐🔉
からじゅよう【空需要】カラジュエウ[3]
商品・株などの先行き値上がりを見越して、買い注文がふえること。
実需

からす【涸らす】【涸す】【枯らす】【嗄らす】【嗄す】[3][0]:[0]🔗⭐🔉
からす【涸らす】【涸す】【枯らす】【嗄らす】【嗄す】[3][0]:[0]
(他五)
水を△くみつくす(無くす)。
「井戸を―/資源を―〔=取り尽くす〕」
枯れるようにする。
「尾羽オハ打ち―」
声をしわがれるようにする。
「声を―」
からす【烏】[1]🔗⭐🔉
からす【烏】[1]
(一)人家近くの森などにすむ、りこうな鳥。羽が黒くて、くちばしは強大。〔その習性から、口やかましい人・物忘れをする人・食い意地の汚ない人の意にも用いられる〕〔カラス科〕
「―の足跡〔=中年を過ぎた婦人の目じりに出来るしわ、の称〕/―のお灸キユウ〔=口のまわりに出来る口角炎の俗称〕/―の行水ギヨウズイ〔=カラスの水浴びのように、入ったかと思うとすぐ出る入浴の仕方〕/鵜ウのまねをする―」
(二)〔「尾羽打ち枯らす」のもじりで〕 哀れむべき生活をしている男の称。
「宿無し―ガラス [5]」
[表記]「〈鴉」とも書く。
[かぞえ方](一)は一羽
からすうり【烏瓜】[3]🔗⭐🔉
からすうり【烏瓜】[3]
山野に生じる多年生つる草。小さな俵形の実は、熟すと赤くなる。根のでんぷんは薬用・化粧用。〔ウリ科〕
[かぞえ方]一本
からすおうぎ【烏扇】カラアフギ[4]🔗⭐🔉
からすおうぎ【烏扇】カラアフギ[4]
ヒオウギの異称。
からすがい【烏貝】カラスガヒ[3]🔗⭐🔉
からすがい【烏貝】カラスガヒ[3]
日本最大の淡水産の二枚貝。楕円(ダエン)形で外面は黒い。東洋の特産。〔イシガイ科〕
[かぞえ方]一枚
からすがね【烏金】[3]🔗⭐🔉
からすがね【烏金】[3]
〔一夜あけて、カラスが鳴く時に返す意〕 借りた翌日返す借金。
からすぐち【烏口】[0][3]🔗⭐🔉
からすぐち【烏口】[0][3]
線を引くのに使う製図用具。先がカラスのくちばしのように作ってある。
からすてんぐ【烏天狗】[4]🔗⭐🔉
からすてんぐ【烏天狗】[4]
カラスのようなくちばしや羽を持つという天狗。
からすなき【烏鳴き】【烏鳴】[0]🔗⭐🔉
からすなき【烏鳴き】【烏鳴】[0]
「―が悪い〔=気味悪い声でカラスが鳴き、凶兆のようだ〕」
からすむぎ【烏麦】[4][3]🔗⭐🔉
からすむぎ【烏麦】[4][3]
(一)エンバクの別称。
(二)野原に生える、エンバクに似た二年草。エンバクの原種。ちゃひきぐさ[3]。 〔イネ科〕
からすき【犂】[0][2]🔗⭐🔉
からすき【犂】[0][2]
〔「唐鋤カラスキ」の意〕 柄が曲がって刃の広い すき。牛馬に引かせて、田畑を耕すのに使う。
[かぞえ方]一枚・一挺
からすみ【
】[0]🔗⭐🔉
からすみ【
】[0]
〔唐墨の意〕 ボラ・メナダなどの卵巣を塩漬けにして干し固めた食品。酒のさかななどにして食べる。
[表記]「{〈
子}」とも書く。


からせき【空咳】[0]🔗⭐🔉
からせき【空咳】[0]
(一)たんの出ない咳。
(二)わざとする咳。からぜき。
[表記](一)は、「《乾〈咳・《虚〈咳」とも書く。
からせじ【空世辞】[0]🔗⭐🔉
からせじ【空世辞】[0]
本当は そう思っていないのに、口先だけで人をほめること。
からだ【体】
[0]🔗⭐🔉
からだ【体】
[0]
〔「から」は「なきがら」の「から」と同義。「だ」は接辞〕
(一)「肉体」の意の和語的表現。〔遺骸イガイ、ことに首の無い遺体を指すことが多い。雅語形は「むくろ」〕
(二)意識・思考・活動をする主体としての肉体。雅語形は「身ミ」、字音語的表現は「身体シンタイ」。〔広義では、動物のそれをも含める〕
「―を△鍛える(使う・張る)/―をこわす〔=健康をそこねる〕/いい―〔=体格〕/普通の―でない〔=(a)妊娠している。 (b)病身である〕」
[表記](一)は、「〈骸」とも書いた。「{身体}」は非常に新しい用字。

からだつき【体付き】【体付】[0][3]🔗⭐🔉
からだつき【体付き】【体付】[0][3]
からだの輪郭について受ける感じ。
「きゃしゃな―」
からだき【空焚き】【空焚】[0]🔗⭐🔉
からだき【空焚き】【空焚】[0]
―する 浴槽に水が無かったり 少な過ぎたり するのに、ふろをたくこと。やかん・炊飯器などにもいう。
からたけ【幹竹】[0][2]🔗⭐🔉
からたけ【幹竹】[0][2]
マダケの異称。
[表記]「唐竹」とも書く。
からたけわり【幹竹割り】【幹竹割】[0]🔗⭐🔉
からたけわり【幹竹割り】【幹竹割】[0]
縦にまっすぐに勢いよく割ること。
「真向マツコウ―」
からたち【枳】[0]🔗⭐🔉
からたち【枳】[0]
生け垣などにする落葉低木。とげが多く、春、白い花を開く。実は薬用。枳殻(キコウ)[0]。 〔ミカン科〕
[表記]「〈橙・〈棘・{〈枳殻}・{臭〈橘}」とも書く。
[かぞえ方]一株・一本
からたちばな【唐橘】[4]🔗⭐🔉
からたちばな【唐橘】[4]
盆栽などにする常緑小低木。夏、白色の小花をつける。〔ヤブコウジ科〕
[かぞえ方]一株・一本
からだのみ【空頼み】【空頼】[3]🔗⭐🔉
からだのみ【空頼み】【空頼】[3]
実現があてにできない頼みごと。
からちゃ【空茶】[0][2]🔗⭐🔉
からちゃ【空茶】[0][2]
お茶請(ウケ)が無くて、お茶だけを出すこと。また、その お茶。
からつ【唐津】[1]🔗⭐🔉
からつ【唐津】[1]
(一)「唐津焼」の略。
(二)〔←唐津物[0]〕〔石川・富山、中国・四国・東九州方言〕陶器の総称。
からつやき【唐津焼き】【唐津焼】[0]🔗⭐🔉
からつやき【唐津焼き】【唐津焼】[0]
佐賀県唐津地方を中心に産する陶器。薄い青色の物が多い。
からっかぜ【空っ風】[0][2][5]🔗⭐🔉
からっかぜ【空っ風】[0][2][5]
雨や雪を伴わずに吹く、乾燥した冷たい強風。冬期、関東地方などで吹くことが多い。
からっけつ カラケツ[0]🔗⭐🔉
からっけつ カラケツ[0]
〔「空穴 [0]」の口頭語形〕 有ってほしいお金が一銭も無いこと。
からつゆ【空梅雨】[0]🔗⭐🔉
からつゆ【空梅雨】[0]
つゆどきに雨が降らないこと。
からづり【空釣り】【空釣】[0]🔗⭐🔉
からづり【空釣り】【空釣】[0]
釣針にえさを付けずに、魚を釣ること。
からて【空手】[0]🔗⭐🔉
からて【空手】[0]
(一)持っているべき物を何も持っていない状態。素手(二)
(三)。
(二)沖縄に伝わる、伝統的な△武術(護身術)。素手で、突き・受け・蹴(ケ)りの三方法を基本とする。
[表記](二)は、「唐手」とも書く。
からてちょっぷ【空手チョップ】[4]🔗⭐🔉
からてちょっぷ【空手チョップ】[4]
〔プロレスで〕小指の側の手の横で、鋭く打つ△こと(わざ)。
からてがた【空手形】[3]🔗⭐🔉
からてがた【空手形】[3]
(一)融通手形(のうち、支払い資金が十分でない悪質のもの)。
(二)△守らない(実行されない)約束。
「約束が―に終わる/―をつかまされる」
からとう【辛党】カラタウ[0]🔗⭐🔉
からとう【辛党】カラタウ[0]
酒を好んで飲む人。辛口。
甘党

からとて🔗⭐🔉
からとて
「からといって」の圧縮表現。
「熱が下がった―安心は出来ない/金持だ―いばるな」
からなでしこ【唐撫子】[4]🔗⭐🔉
からなでしこ【唐撫子】[4]
セキチクの異称。
やまとなでしこ

からに🔗⭐🔉
からに
(接助)
(一)ただ単にそうしただけでも。
「見る―かわいらしい」
(二)「からには」の圧縮表現。
「おれたちゃ町には住めない―」
からに【辛煮】[0]🔗⭐🔉
からに【辛煮】[0]
普通の味付けよりも△しょうゆ(塩)をきかせて煮ること。また、その煮物。
甘煮

からにしき【唐錦】[3]🔗⭐🔉
からにしき【唐錦】[3]
中国渡来の錦。
からには🔗⭐🔉
からには
(接助)
「その事態が事実であるならば、当然…である」という気持で、その前件を表わす。以上(は)。
「やる―、りっぱにやれ/こうなった―、私がやるよりほかない」
からねんぶつ【空念仏】[3]🔗⭐🔉
からねんぶつ【空念仏】[3]
(一)口先だけで、心のこもっていない念仏。
(二)口先だけで、実行の伴わない主張。
「―に△終わる(等しい)」
からはふ【唐破風】[0]🔗⭐🔉
からはふ【唐破風】[0]
曲線状に作った破風。玄関・門・神社の屋根などに多い。
からびつ【唐櫃】[0]🔗⭐🔉
からびつ【唐櫃】[0]
衣装などを入れて保存するための、横長の櫃。足が六本付いている。
からびる【乾びる】[3]:[3]🔗⭐🔉
からびる【乾びる】[3]:[3]
(自上一)
かわいて、水分が無くなる。草木がしおれる。
からびん【空便】[0]🔗⭐🔉
からびん【空便】[0]
〔汽船・航空機などで〕客や荷物の無い便。あき便。
からぶき【乾拭き】【乾拭】[0]🔗⭐🔉
からぶき【乾拭き】【乾拭】[0]
―する 〔床板や家具などを〕つやを出すために、かわいた布・ぞうきんなどでふくこと。
からぶり【空振り】【空振】[0]🔗⭐🔉
からぶり【空振り】【空振】[0]
―する 〔野球で〕打者の振ったバットがボールに当たらないこと。〔広義では、ボクシングで たたくつもりで振った腕が相手に当たらなかったことをも指す。また、せっかくの意図が不成功に終わる意にも用いられる〕 からふり。
からへた【空下手】[0]🔗⭐🔉
からへた【空下手】[0]
―な/―に 〔「から」は、もと副詞〕 へたくそで、全くお話にならない様子。〔強調形は、「からっぺた[0]」〕
からぼり【空堀】[0]🔗⭐🔉
からぼり【空堀】[0]
〔城を守るために設けた〕水の無い堀。
[表記]「空〈濠」とも書く。
からまつ【落葉松】[2]🔗⭐🔉
からまつ【落葉松】[2]
〔唐松の意〕 高冷地に生える落葉高木。材は水に強く建築・土木用。〔マツ科〕
からまる【絡まる】[3]:[3]🔗⭐🔉
からまる【絡まる】[3]:[3]
(自五)
(一)(A)伸びて来た先端が、その表面に張りついて離れない状態にある。
「ツタの―校舎」
(B)巻きつく。
「釣糸が絡まり、足の肉が盛り上がったハト」
(二)密接にかかわる。
「被爆に―一女性の秘められた生と死/得点に―五安打」
からまわり【空回り】カラマハリ[3]🔗⭐🔉
からまわり【空回り】カラマハリ[3]
―する 車・原動機・機械などがむだに回転すること。〔しようとする事が当初の目的をそれて、むだに行われる意にも用いられる。例、「議論が―する」〕
からみ【
】[0]🔗⭐🔉
からみ【
】[0]
かなくそ(二)。

からみ【辛味】[3][0]🔗⭐🔉
からみ【辛味】[3][0]
(一)辛い△程度(あじ)。
甘味
(二)辛いあじのする食品。
[表記](一)の正字は「辛み」。

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