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下落 カラク🔗🔉

【下落】 ゲラク 物価が下がる。品質が悪くなる。カラク〔俗〕ゆくえ。所在。物事にきまりがついて終わること。

体 からだ🔗🔉

【体】 7画 人部 [二年] 区点=3446 16進=424E シフトJIS=91CC 【體】旧字旧字 23画 骨部 区点=8183 16進=7173 シフトJIS=E993 【躰】異体字(A)異体字(A) 12画 身部 区点=7728 16進=6D3C シフトJIS=E75B 【軆】異体字(B)異体字(B) 20画 身部 区点=7729 16進=6D3D シフトJIS=E75C 《常用音訓》タイ/テイ/からだ 《音読み》 タイ/テイ〈t〉 《訓読み》 からだ 《名付け》 なり・み・みる・もと 《意味》 {名}からだ。身体。「体弱力微=体弱ク力微ナリ」〔陳鴻〕 {名}からだの各部分。「四体(四本の手足)」 {名}各部分の一定の組みたて方。スタイル。「字体」「文体」 {名}働きのもととなる実体。〈対語〉→用。「中体西用(実体は中国式で働きは西洋式)」 {名}表面の姿。「体裁」 タイス{動}身につける。「体意=意ヲ体ス」 {副}身につけて。みずから。「体得」 《解字》 〔→體〕会意。〔→体〕形声。本字の體タイは「豊レイ(きちんと並べるの意)+骨」。体は「人+音符本ホン」で、もと笨ホン(太い)と同じくホンと読むが、中国でも古くから體の俗字として用いられた。尸シ(人の横に寝た姿)と同系で、各部分が連なってまとまりをなした人体を意味する。のち広く、からだや姿の意。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

唐 から🔗🔉

【唐】 10画 口部 [常用漢字] 区点=3766 16進=4562 シフトJIS=9382 《常用音訓》トウ/から 《音読み》 トウ(タウ)/ドウ(ダウ)〈tng〉 《訓読み》 から 《名付け》 から 《意味》 {名}王朝名。李淵リエンが隋ズイを滅ぼしてたてた。二十代二百九十年間(六一八〜九〇七)続き、後梁コウリョウに滅ぼされた。都は長安。李唐。 {名}王朝名。五代の一つ。李存勗リソンキョクが後梁コウリョウについでたてた。四代十四年で、後晋コウシンに滅ぼされた。「後唐コウトウ」ともいう。 {名}五代十国の一つ。李[ベン]リベンが五代の末にたてた国。三代三十九年で、宋ソウに滅ぼされた。「南唐」ともいう。 {名}上古の帝ギョウのこと。▽の姓を「陶唐氏」といったことから。「唐虞トウグ之際」〔→論語{動・形}口を大きく開いていう。大言する。大きく、なかみのないさま。「荒唐無稽コウトウムケイ」 {名}から。中国のこと。▽唐代は国威の輝いた時代なので、唐の滅亡後も外国では中国を唐といい、中世以降の中国人もまた唐人と自称することがある。▽「から」という訓は、韓カンのなまりという。「唐餐トウサン(中国料理)」「唐話トウワ(中国語)」「唐衣カラコロモ」 {名}つつみの上の道。▽塘に当てた用法。 {動・形}ぶらつく。とりとめのないさま。▽蕩に当てた用法。「唐子(=蕩子)」 《解字》 会意。「口+庚(ぴんとはる)」で、もと、口を張って大言すること。その原意は「荒唐」という熟語に保存されたが、単独ではもっぱら国名に用いられる。「大きな国」の意を含めた国名である。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要書物 →主要人名

唐子 カラコ🔗🔉

【唐子】 トウシ あたりをぶらつく男。ごろつき。〈同義語〉蕩子。〔→荘子山名。河南省泌陽ヒツヨウ県西南にある。カラコ〔国〕中国ふうの姿・服装をした子ども。「唐子人形」の略。唐子カラコの姿につくった人形。

唐物 カラモノ🔗🔉

【唐物】 カラモノ〔国〕中国、および、その他の外国から渡来した品物。▽トウブツとも読む。古道具。

唐草模様 カラクサモヨウ🔗🔉

【唐草模様】 カラクサモヨウ〔国〕つる草がはいからまっているさまを描いた模様。

唐紙 カラカミ🔗🔉

【唐紙】 カラカミ〔国〕中国から輸入された紙の一つ。淡黄色で、墨で字や絵をかくのに用いられた。▽トウシとも読む。「唐紙障子」の略。唐紙を張った障子。ふすま。

嘉楽 カラク🔗🔉

【嘉楽】 カラク 喜び楽しむ。〔→中庸カガク りっぱな音楽。

嘉頼 カライ🔗🔉

【嘉頼】 カライ 気に入って頼りにする。〔→左伝

奈 からなし🔗🔉

【奈】 8画 大部 [人名漢字] 区点=3864 16進=4660 シフトJIS=93DE 《音読み》 ナイ/ダイ/ナ/ダ〈ni〉〈n〉 《訓読み》 からなし/いかん/いかんぞ/いかんせば 《名付け》 なに 《意味》 {名}からなし。果樹の名。野生のりんご。あかなし。 「奈花ナイカ」とは、茉莉マツリ(ジャスミン)の花のこと。 {疑}いかん。いかんぞ。いかんせば。どうして。どうすれば。▽その音を借りて疑問をあらわし、「如何」を「奈何」ともいう。つづまって後世には「那」と書く。〈類義語〉→乃→如。「奈何君、去魯国之社稷=イカンゾ君、魯国ノ社稷ヲ去ルヤ」〔→公羊〕 《解字》 会意。「木+示(祭礼)」が本字で、祭りの供物として供える、からなしの木をあらわす。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

揶 からかう🔗🔉

【揶】 12画 部  区点=5772 16進=5968 シフトJIS=9D88 《音読み》 ヤ〈y〉 《訓読み》 からかう(からかふ) 《意味》 {動}からかう(カラカフ)。わざと横道からはぐらかす。「揶揄ヤユ(からかう)」 《解字》 形声。「手+音符耶ヤ」。右側はもと邪ヤと書き、その場合は「手+音符邪(くいちがう、横道にそれる)」の会意兼形声文字。横道から、相手にちょっかいをかけて、はぐらかすこと。

搦 からむ🔗🔉

【搦】 13画 部  区点=5778 16進=596E シフトJIS=9D8E 《音読み》 ニャク/ダク〈nu〉 《訓読み》 からめる(からむ)/とる/からむ 《意味》 {動}からめる(カラム)。遠回しにそっと相手を押さえる。 {動}とる。そっと手にとる。「搦管ニャクカン(筆を静かに持つ)」 〔国〕からむ。からめる(カラム)。なわや糸をじわじわとまといつかせてしばる。「搦めとる」「搦手カラメテ」とは、大手オオテに対して、攻撃する立場からみた城の裏門のこと。転じて、相手の弱点。 《解字》 会意兼形声。弱は、弓が柔らかく曲がったさま。搦は「手+音符弱」で、柔らかに押さえること。 《単語家族》 若ジャク・ニャク(柔らかい)蒻ニャク(柔らかい草)と同系。

撩 からげる🔗🔉

【撩】 15画 部  区点=5792 16進=597C シフトJIS=9D9C 《音読み》 リョウ(レウ)〈lio・lio〉 《訓読み》 からげる(からぐ)/いどむ/みだれる(みだる)/もとる/おさめる(をさむ) 《意味》 {動}からげる(カラグ)。ひっかけて、ずるずると引きよせる。からめとる。「撩取リョウシュ(からめとる)」 {動}いどむ。相手をひっかけて引き出す。さそい出す。「撩撥リョウハツ(いどむ)」「撩戦=戦ヒヲ撩ム」 {動}みだれる(ミダル)。もとる。ずるずるとからむ。また、からみあってみだれる。〈同義語〉→繚リョウ(からむ)。「百花撩乱ヒャッカリョウラン(花が咲きみだれる)」 {動}おさめる(ヲサム)。ずるずると長いものをからげて、けりをつける。〈類義語〉→了リョウ。「撩簾リョウレン(すだれをからげておさめる)」 《解字》 会意兼形声。右側の字(音リョウ)は、ずるずると火の延焼するさまで、燎リョウ(かがり火)の原字。撩はそれを音符とし、手を加えた字で、ずるずると長くからむこと。また、長いものをからげて、結末をつけること。 《単語家族》 遼リョウ(長く続く)了(けりをつける)と同系。 《熟語》 →熟語

枷 からさお🔗🔉

【枷】 9画 木部  区点=5940 16進=5B48 シフトJIS=9E67 《音読み》 カ/ケ〈ji〉 《訓読み》 からさお(からさを)/かせ 《意味》 {名}からさお(カラサヲ)。柄の先に動くように棒をとりつけ、穀物の穂をたたいて脱穀する道具。「連枷レンカ」 {名}かせ。罪人の首にはめて自由をうばう木製の刑具。くびかせ。転じて、手かせ・足かせなどの総称。 カス{動}首かせをはめる。 {名}横木をわたしたたな。▽架に当てた用法。 《解字》 会意兼形声。「木+音符加」で、柄の先に棒がのった形のさお。また首にのせるかせをあらわす。 《単語家族》 加(上にのせる)駕ガ(馬にくびきをのせる)架(上にかけわたす)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

枳 からたち🔗🔉

【枳】 9画 木部  区点=5944 16進=5B4C シフトJIS=9E6B 《音読み》 シ/キ〈zh〉 《訓読み》 からたち 《意味》 {名}からたち。木の名。みかん科の落葉低木の一種。たちばなに似て、とげが多く、秋に実をつける。未熟の実は薬用にする。 《解字》 会意兼形声。「木+音符只シ(小さい)」。小さい実のなる木。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

枯 からす🔗🔉

【枯】 9画 木部 [常用漢字] 区点=2447 16進=384F シフトJIS=8CCD 《常用音訓》コ/か…らす/か…れる 《音読み》 コ/ク〈k〉 《訓読み》 からす/かれる(かる) 《意味》 {動・形}かれる(カル)。ひからびる。また、そのさま。〈対語〉→潤(うるおう)。〈類義語〉→涸コ(ひからびる)。「枯渇」「枯魚」 {動・形}かれる(カル)。植物がひからびるように衰える。また、そのさま。〈対語〉→栄(さかえる)。「栄枯盛衰」「枯痩コソウ」 {動・形}かれる(カル)。色や欲がなくなる。また、長い間にあくがとれて、上品になる。また、そのさま。「枯淡」「枯寂コジャク・コセキ(さびれる)」 {名}かれ木。 {形}ひからびて動きがとれないさま。「偏枯」 《解字》 会意兼形声。古は、人間のかたい頭骨を描いた象形文字。枯は「木+音符古」で、ひからびてかたくなった木。 《単語家族》 固(かたい)個(かたい個体)姑(ひからびた老女)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

歌楽 カラク🔗🔉

【歌楽】 カガク 歌謡と音楽。カラク 歌をうたって楽しむこと。詩歌をつくって吟じ、人を楽しませること。

殻 から🔗🔉

【殻】 11画 殳部 [常用漢字] 区点=1944 16進=334C シフトJIS=8A6B 【殼】旧字旧字 12画 殳部 区点=6155 16進=5D57 シフトJIS=9F76 《常用音訓》カク/から 《音読み》 カク/コク〈k〉〈qio〉 《訓読み》 から 《名付け》 から 《意味》 {名}から。貝や卵などのかたいから。また、物の表面をおおうかたい外皮のこと。「地殻」 {動}かたい物をこつこつとたたく。 《解字》 会意兼形声。殼の左側の字(音カク)は、貝がらをひもでぶらさげたさま。かたい意を含む。殼はそれを音符とし、殳(動詞の記号)をそえた字で、かたいからを、こつこつたたくこと。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

河洛 カラク🔗🔉

【河洛】 カラク 河図と洛書ラクショのこと。→「洛書」黄河と洛水ラクスイ。また、黄河と洛水の流域地方。

涸 からす🔗🔉

【涸】 11画 水部  区点=6233 16進=5E41 シフトJIS=9FBF 《音読み》 コ/ガク/カク〈h〉 《訓読み》 かれる(かる)/からす 《意味》 {動}かれる(カル)。からす。水がなくなって、かたくなる。ひあがる。水分をなくする。「其涸也、可立而待也=ソノ涸ルル也、立ツテ待ツベキナリ」〔→孟子〕 《解字》 会意兼形声。古は、頭蓋骨ズガイコツを描いた象形文字で、かたくかわいた意を含む。固は「囗(四方をかこんだ形)+音符古」の会意兼形声文字で、周囲からかっちり囲まれて動きのとれないこと。涸は「水+音符固」で、水がなくなってかたくなること。 《単語家族》 故(かたくなった死人)枯(草木がかれる)固(かたい)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

漢 から🔗🔉

【漢】 人名に使える旧字 13画 水部 [三年] 区点=2033 16進=3441 シフトJIS=8ABF 《常用音訓》カン 《音読み》 カン〈hn〉 《訓読み》 から/あや 《名付け》 あや・かみ・から・くに・なら 《意味》 {名}川名。漢水。陝西センセイ省西部に源を発し、東流して漢口で長江に注ぐ。東漢水。 {名}天の川。「河漢」「雲漢」「銀漢」 {名}王朝名。(イ)劉邦リュウホウ(漢の高祖)が、秦シンを滅ぼしてたてた。のち、これを「前漢」または「西漢」という。(前二〇六〜八)(ロ)劉秀リュウシュウが王莽オウモウの新を滅ぼしてたてた。のち、これを「後漢」または「東漢」という。(二五〜二二〇)(ハ)三国時代、劉備リュウビが蜀ショクにたてた。これを「蜀漢」という。(二二一〜二六三)▽その他、五胡ゴコ十六国のうちの成漢・漢(前趙ゼンチョウ)、五代の後漢コウカン、五代十国のうちの南漢・北漢などがある。 {名}外国人の中国に対する呼び名。「漢人」 {名}民族の名。中国人を構成する主な民族。中国領土内の人口の九五パーセントを占める。 {名}もと、遊牧民の匈奴キョウドが、漢の兵士をさしていったことば。唐代以後の中国人が、中国または、中国人を呼ぶときの自称。「漢児言語(中国語)」 {名}男。男に対する呼び名。「門外漢」 〔国〕から。あや。中国のこと。 《解字》 会意兼形声。右側の字(音カン)、動物のあぶらを火でもやすさま。かわくことを示す。漢はそれを音符とし、水を加えた字で、元来、水のない銀河をいったが、古くから、湖北省漢水の名となった。 《参考》 人名に旧字使用可。旧字の総画数は14画。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要書物 →主要人名

烏 からす🔗🔉

【烏】 10画 火部  区点=1708 16進=3128 シフトJIS=8947 《音読み》 ウ/オ(ヲ)/ウ〈w〉 《訓読み》 からす/いずくんぞ(いづくんぞ) 《意味》 {名}からす。ああとなくからす。▽からすの子は、大きくなると、親にえさを与えて恩を返すので、孝鳥ともいう。「烏鴉ウア(からす)」「烏鵲ウジャク」「誰知烏之雌雄=誰カ烏ノ雌雄ヲ知ランヤ」〔→詩経{形}黒い。▽からすが黒いことから。「烏帽ウボウ(黒いぼうし)」 「烏乎アア」とは、アハーという感嘆の声をあらわす。古代漢語では・a haと発音した。〈同義語〉烏呼・嗚呼。 {名}太陽。▽中国では、太陽の中に三本足のからすがいるという伝説があったことから。「烏兔ウト(からすのいる太陽と、うさぎのいる月)」 {副}いずくんぞ(イヅクンゾ)。安…・悪…などと同じで「どうして」「なぜ」などの意の疑問や反問をあらわす。「烏有=烏クンゾ有ランヤ」「遅速有命、烏識其時=遅速命有リ、烏クンゾソノ時ヲ識ラン」〔→漢書〕 《解字》 象形。からすを描いたもの。アと鳴く声をまねた擬声語。 《単語家族》 鴉もまた鳴き声をとった語で、烏と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要人名

烏有反哺之孝 カラスニハンポノコウアリ🔗🔉

【烏有反哺之孝】 カラスニハンポノコウアリ〈故事〉からすでさえも、ひなのとき養われた恩返しに、口の中に含んだ食物を口づたえに親鳥に食べさせる孝行心がある。転じて、人は、なおさら孝行心をもたねばならないということ。〔梁武帝〕

犂 からすき🔗🔉

【犂】 12画 牛部  区点=6420 16進=6034 シフトJIS=E0B2 【犁】異体字異体字 11画 牛部 区点=6421 16進=6035 シフトJIS=E0B3 《音読み》 レイ/ライ〈l〉 《訓読み》 からすき/すき/すく/まだらうし 《意味》 {名}からすき。すき。土をおこす農具。▽牛に引かせたり、人が押したりして使う。 {動}すく。すきで耕す。「古墓犂為田=古墓犂カレテ田ト為ル」〔→古詩十九首{名}まだらうし。耕作に使うまだらうし。「犂牛リギュウ」 {形}黒いさま。薄暗いさま。▽黎レイに当てた用法。 {動}へだてる。間隔があく。〈類義語〉→離。「犂二十五年吾冢上柏大矣=二十五年ヲ犂テ吾ガ冢上ノ柏大ナラン」〔→史記〕 《解字》 会意兼形声。「牛+音符利リ(よくきれる)」。牛に引かせ、土をきり開くすき。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

空 から🔗🔉

【空】 8画 穴部 [一年] 区点=2285 16進=3675 シフトJIS=8BF3 《常用音訓》クウ/あ…く/あ…ける/から/そら 《音読み》 クウ/コウ〈kng・kng〉 《訓読み》 あく/あける/から/むなしい(むなし)/むなしく/そら 《名付け》 たか 《意味》 クウナリ{形}むなしい(ムナシ)。穴があいている。中に何もなくつきぬけている。「中空」「空隙クウゲキ」 クウナリ{形・動}むなしい(ムナシ)。あいている。何もない。からっぽ。からにする。〈対語〉→実。〈類義語〉→虚。「空虚」「箪瓢屡空=箪瓢シバシバ空ナリ」〔→陶潜クウナリ{形・名}むなしい(ムナシ)。中身がないさま。実がない。からっぽなさま。うそ。うつけ。〈対語〉→実。「空言」 {副}むなしく。なんの得るところもなく。いたずらに。〈類義語〉→徒。「空自苦亡人之地=空シクミヅカラ人亡キノ地ニ苦シム」〔→漢書{名}うつろ。空虚な状態。何のあとかたもないゼロの状態。あな。▽去声に読む。〈類義語〉→無。「空白」「当年遺事久成空=当年ノ遺事久シク空ト成ル」〔→曾鞏{名}〔仏〕意識(色相)をこえてすべてをゼロとみなす悟りの境地。いっさいのものは、因縁によって生ずるもので、不変の実体はないという仏教の根本原理の一つ。▽自我の否定を説く我空と、万物に実体のないことを説く法空とが主なるものである。「空見」「空門(仏道)」 {名}そら。おおぞら。また、地上のなにもない空間。「航空」「旌旗蔽空=旌旗空ヲ蔽フ」〔→蘇軾〕 《解字》 会意兼形声。工は、つきぬく意を含む。「穴(あな)+音符工コウ・クウ」で、つきぬけてあながあき、中に何もないことを示す。 《単語家族》 孔コウ(つきぬけたあな)腔コウ(のどのつきぬけたあな)肛コウ(しりのあな)攻(つきぬく)などと同系。 《異字同訓》 あく/あける。 →明 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要書物 →主要人名

空手 カラテ🔗🔉

【空手】 クウシュ「空拳クウケン」と同じ。カラテ〔国〕ける、つくなどして素手で相手と戦う武術。唐手。ソラデ〔国〕老年になって何となく感ずる手の痛み。

絡 からます🔗🔉

【絡】 12画 糸部 [常用漢字] 区点=4577 16進=4D6D シフトJIS=978D 《常用音訓》ラク/から…まる/から…む 《音読み》 ラク〈lu・lo〉 《訓読み》 からまる/まとう(まとふ)/からむ/からます/つなぐ/つながる/すじ(すぢ) 《名付け》 つら・なり 《意味》 ラクス{動}まとう(マトフ)。からむ。からます。ひっかけてつなぐ。糸を糸車のわくにひっかける。「絡糸=糸ヲ絡ス」「籠絡ロウラク(からめこむ、まるめこむ)」 ラクス{動}つなぐ。つながる。横につなぐ。線と線または点と点の間をつなぐ。「連絡」「絡繹ラクエキ」 {名}糸をからませて編んだもの。「纓絡ヨウラク(編んだ首飾り)」「網絡(あみ)」 {名}馬の首にからませるひきづな。〈類義語〉→羈キ。「羈絡キラク」 {名}すじ(スヂ)。漢方医学で、たての大すじ(経脈)の間を横につなぐ細いすじ(血管や神経)のこと。〈類義語〉→経。「脈絡(細いつながり)」 {名}果実の中の繊維。 {名}天の体系(天維)に対して、地の体系のこと。「地絡」「坤絡コンラク(大地)」 《解字》 形声。絡は「糸+音符各ラク」で、両側の間をひもでつなぐこと。▽各は、カク・ラクの両音をあらわす。 《単語家族》 略(田の中の連絡みち)路(連絡してつなぐ道)と同系。梁リョウ(両側をつなぐかけはし)は、絡の語尾の音が鼻音に転じたことば。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

縢 からげる🔗🔉

【縢】 16画 糸部  区点=6956 16進=6558 シフトJIS=E377 《音読み》 トウ/ドウ〈tng〉 《訓読み》 なわ(なは)/ひも/おび/しばる/からげる(からぐ)/むかばき 《意味》 {名}なわ(ナハ)。ひも。おび。互い違いによじりあわせたひも。「朱英シュエイ緑縢リョクトウ(赤いふさ、緑のひも)」〔→詩経{動}しばる。からげる(カラグ)。開かなくするために、なわをまいてしばる。ぐるぐる巻きにする。 {名}むかばき。足にまきつけるきゃはん。「行縢コウトウ」 《解字》 形声。糸を除いた部分が音をあらわす。 《単語家族》 藤トウ(8型によじれてまきつくふじの木)と同系。 《熟語》 →下付・中付語

芥 からし🔗🔉

【芥】 7画 艸部  区点=1909 16進=3329 シフトJIS=8A48 《音読み》 カイ/ケ〈ji・gi〉 《訓読み》 からしな/からし/あくた 《意味》 {名}からしな。野菜の名。晩春に十字形の小さな黄花を開き、粟粒くらいの小さい実をつける。実から、からしをとる。葉は、から味があって塩づけにする。 {名}からし。からしなの実をひいてつくった黄色い粉末。香辛料に用いる。 {名}あくた。小さいごみ。ちり。「芥為之舟=芥ハコレガ舟ト為サン」〔→荘子{名}微細なもの。つまらぬもの。「草芥ソウカイ」「土芥ドカイ」 《解字》 会意兼形声。「艸+音符介カイ(小さくわける、小さい)」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

苛 からい🔗🔉

【苛】 8画 艸部  区点=1855 16進=3257 シフトJIS=89D5 《音読み》 カ/ガ〈k〉 《訓読み》 からい(からし) 《意味》 {形}からい(カラシ)。きつい。ごしごしとこするような。ひりひりするさま。〈類義語〉→刻。「苛刻カコク」「苛政カセイ(ひどい政治)」「苛慝不作=苛慝作ラズ」〔→左伝{動}きつくせめつけて、しかる。▽呵カに当てた用法。「苛責カシャク(=呵責)」 《解字》 会意兼形声。可は「印+口」からなり、型に曲折してきつい摩擦をおこす、のどをかすらせるなどの意。苛は「艸+音符可」で、のどをひりひりさせる植物。転じて、きつい摩擦や刺激を与える行為のこと。 《単語家族》 河(型に曲がる黄河)呵カ(のどをかすらせる)歌(のどをかすらせて屈曲した声を出す)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

苧 からむし🔗🔉

【苧】 8画 艸部  区点=3587 16進=4377 シフトJIS=9297 《音読み》 チョ/ジョ(ヂョ)〈zh〉 《訓読み》 からむし/お 《意味》 {名}からむし。草の名。麻の一種。山野に自生。栽培もする。茎の皮の繊維で布を織る。〈同義語〉→茅。「苧麻チョマ」 〔国〕お(ヲ)。麻、またはからむしの皮からとった繊維でつくった糸。 《解字》 会意兼形声。「艸+音符竚チョ(じっとたつ)の略体」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

華洛 カラク🔗🔉

【華洛】 カラク 花の都。美しい都のこと。都をほめていうことば。〈同義語〉花洛。『華京カケイ』〔国〕京都のこと。〈同義語〉花洛。

誂 からかう🔗🔉

【誂】 13画 言部  区点=7548 16進=6B50 シフトJIS=E66F 《音読み》 チョウ(テウ)/ジョウ(デウ)〈dio〉 《訓読み》 いどむ/からかう(からかふ)/あつらえる(あつらふ)/あつらえ(あつらへ) 《意味》 {動}いどむ。ことばで相手をひっかけ、応じさせるようにしむける。さそいをかける。〈類義語〉→挑チヨウ{動}からかう(カラカフ)。相手をからかってひっかける。からかってなぶる。「誂弄チヨウロウ」 〔国〕あつらえる(アツラフ)。あつらえ(アツラヘ)。とりあわせてこしらえる。注文してつくらせる。また、注文してつくらせたもの。 《解字》 会意兼形声。兆チョウは、昔、亀カメの甲で占いをしたときに、その甲がさけてひびが入った形を描いた象形文字。二つのものにさける、二つのものが離れるという基本義をもつ。挑チョウは、木や針の先に物をひっかけて、ぴんとはねあげ、物を二つに離すこと。転じて、ひっかけるの意味。誂は「言+音符兆」で、ことばで相手をひっかけて、こちらに応じるようにしむけること。 《単語家族》 挑と同系。

躯 からだ🔗🔉

【躯】 11画 身部  区点=2277 16進=366D シフトJIS=8BEB 《音読み》 ク〈q〉 《訓読み》 み/からだ 《意味》 {名}み。からだ。人のからだ。〈類義語〉→体。 《解字》 会意兼形声。「身+音符區ク(こまごました、小さく曲がる)」で、人が背を曲げた姿。また、こまごました部分をふくむからだと考えてもよい。 《単語家族》 傴ウ(背中が曲がって小さいこと)驅ク(=駆。馬が背をかがめて疾走する)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

辛 からい🔗🔉

【辛】 7画 辛部 [常用漢字] 区点=3141 16進=3F49 シフトJIS=9068 《常用音訓》シン/から…い 《音読み》 シン〈xn〉 《訓読み》 からい(からし)/つらい(つらし)/かのと/からし 《名付け》 かのと・からし 《意味》 {名・形}からい(カラシ)。五味(酸・苦・甘・辛・鹹カン)の一つ。舌をさすようなぴりぴりする味。ぴりっとさす感じ。〈類義語〉→辣ラツ。「辛辣シンラツ」「五辛(葵キ・薤カイ・葱ソウ・韭キュウの五種のからい野菜)」 {名・形}つらい(ツラシ)。身にこたえるつらさ。はだ身をさすように心が痛い。「辛酸」「悲辛(痛いほどの悲しみ)」 {名}かのと。十干ジッカンの八番め。▽五行では、庚とともに金に当てる。「かのと」は、「金の弟」の意。順位の第八位も示す。「辛亥シンガイ」 〔国〕からし。からし菜の種からとったぴりぴりする粉。薬味などに用いる。また、からい野菜。「唐辛トウガラシ」からい(カラシ)。物事に対する態度がきつい。きびしい。〈対語〉→甘。「点が辛い」「辛うじて」とは、やっとの意。 《解字》 象形。鋭い刃物を描いたもので、刃物でぴりっと刺すことを示す。転じて、刺すような痛い感じの意。 《単語家族》 新(切りたて、なま)薪(切りたてのまき)と同系。 《類義》 鹹カンは、しおからい。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

雅 からす🔗🔉

【雅】 13画 隹部 [常用漢字] 区点=1877 16進=326D シフトJIS=89EB 《常用音訓》ガ 《音読み》 /ゲ〈y〉//ア〈y〉 《訓読み》 みやびやか(みやびやかなり)/もとより/からす 《名付け》 ただ・ただし・つね・なり・のり・ひとし・まさ・まさし・まさり・まさる・みやび・もと 《意味》 {形}みやびやか(ミヤビヤカナリ)。かどがとれて上品なさま。正統の。都めいた。〈対語〉→俗→鄙ヒ(ひなびた)。「風雅」「雅語」 {名}都めいた上品な音楽や歌。「雅声」 {名}「詩経」の中の、都びとの歌。▽正雅と変雅、また、大雅と小雅にわける。 {形}相手を尊敬してその人の言行や詩文につけることば。「雅嘱ガショク(あなたのお言いつけ)」 {名}上品で由緒正しいことば。また、古典語を解説したことば集のこと。また、その一つである「爾雅」のこと。「広雅」 {形}平素から使いなれているさま。また、いいなれているさま。「雅素(平素)」「子所雅言=子ノ雅言スル所」〔→論語{副}もとより。平素から。もともと。「雅不欲属沛公=雅ヨリ沛公ニ属スルヲ欲セズ」〔→漢書{名}からす。アアとなくからす。〈同義語〉→鴉ア。 《解字》 形声。牙ガは、交互にかみあうさまで、交差してすれあうの意を含む。雅は「隹(とり)+音符牙」で、もと、ガアガア・アアと鳴くからすのこと。ただし、おもに牙の派生義である「かみあってかどがとれる」の意に用いられ、転じて、もまれてならされる意味となる。 《単語家族》 御(ならす)午ゴ(もちをつきならすきね)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

韓 から🔗🔉

【韓】 17画 韋部  区点=2058 16進=345A シフトJIS=8AD8 《音読み》 カン/ガン〈hn〉 《訓読み》 から 《意味》 {名}国名。戦国時代、七雄の一つ。晋シンの国が分裂したもの。今の山西省東南部から河南省中部にかけての地を領有した。前二三〇年、秦シンに滅ぼされた。 {名}から。朝鮮南部の呼び名。「三韓サンカン」「馬韓バカン」 {名}井戸をとりまく板のわく。いげた。〈類義語〉→幹。 《解字》 会意兼形声。「韋(なめしがわ)+音符乾カン(強い、大きい)の略体」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要書物 →主要人名

養体 カラダヲヤシナウ🔗🔉

【養体】 ヨウタイ・カラダヲヤシナウ 肉体をやしない育てる。健康に注意して、からだをじょうぶにすること。養身。〔→呂覧

鴉 からす🔗🔉

【鴉】 15画 鳥部  区点=8277 16進=726D シフトJIS=E9EB 《音読み》 ア/エ〈y〉 《訓読み》 からす 《意味》 {名}からす。鳥の名。ああと鳴くからすの総称。またはコクマルガラス。「烏ウ」とも。 {形}からすの羽のように黒い。まっくろの。「鴉鬢アビン」 《解字》 形声。「鳥+音符牙ガ」。ああと鳴く声をまねた擬声語。▽烏ウも古くはアと発音した。烏・鴉はすべて鳴き声をあらわす擬声語。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

鹹 からい🔗🔉

【鹹】 20画 鹵部  区点=8336 16進=7344 シフトJIS=EA63 《音読み》 カン(カム)/ゲン(ゲム)〈xin〉 《訓読み》 からい(からし) 《意味》 {形・名}からい(カラシ)。塩分がつよい。しおからい味。〈対語〉→淡。「潤下作鹹=潤下ハ鹹ヲ作ス」〔→書経{名}塩け。塩分。アルカリ分。〈類義語〉→鹸カン{名}土がアルカリ性のために、耕作に適さない土地。「鹹鹵カンロ」 《解字》 会意兼形声。「鹵(点々とアルカリのふき出たさま)+音符咸カン(口をふさぐ)」で、口に含んで味わう塩味。 《単語家族》 含(口をふさいでふくむ)と同系。 《熟語》 →熟語

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