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から【空・虚】🔗🔉

から空・虚】 (殻からの意から) ➊着目する範囲に何もないこと。 ①内部にものがないこと。「家を―にする」「―箱」 ②何も持たないこと。「―手」「―身」 ➋真実のないこと。実質のないこと。空疎。「―元気」「―約束」

から【故】🔗🔉

から】 ①理由を示す。ゆえ。ため。万葉集20「我が母の袖持ち撫でて我が―に泣きし心を忘らえぬかも」 ②あいだ。うち。万葉集6「故郷は遠くもあらず一重山越ゆるが―に思ひそ吾がせし」

から【枯】🔗🔉

から(→)「かれ(枯)」に同じ。複合語に用いられる。「―野」「―山」

から【殻・骸】🔗🔉

から殻・骸】 ①外部をおおっている固いもの。外皮。比喩的に、自分を外界からへだてるもの。また、その内的世界。徒然草「豆の―を焚きて」。「卵の―」「自分の―に閉じこもる」 ②内部の空虚となった外皮。あきがら。もぬけのから。ぬけがら。古今和歌集物名「空蝉うつせみの―は木ごとにとどむれど」。「弁当の―」 ③魂の去った身。なきがら。むくろ。死骸。源氏物語夕顔「ただ今の―を見では、またいつの世にかありし形をも見む」 ④豆腐の滓かす。おから。 ⇒殻を破る

から【涸・乾】🔗🔉

から涸・乾(→)「かれ(涸)」に同じ。複合語に用いられる。「―井」「―咳」

から【幹・柄】🔗🔉

から幹・柄】 (「殻から」と同源) ①木のみき。草の茎。万葉集11「わが屋戸の穂蓼ほたで古―つみ生おおし」 ②矢の箆。 ③器物の柄。〈倭名類聚鈔16〉 ④柄のある器物を数える語。狂言、宝の槌「それならば鉄砲を百―」

から【韓・唐・漢】🔗🔉

から韓・唐・漢】 ①(朝鮮南部の古国の名に基づく)朝鮮の古称。万葉集16「―国の虎とふ神を生取いけどりに」 ②中国の古称。また中国から渡来の物事に添えていう語。源氏物語「あはれなるふる事ども、―のも大和のも書きけがしつつ」。「―物」「―歌」 ③転じて、ひろく外国の称。また、外国から渡来の物事に添えていう語。徒然草「―の大和の、珍しくえならぬ調度ども」。「―犬」 ④唐織の略。源氏物語花宴「桜の―の綺の御直衣」 ⇒唐へ投銀

から【加羅】🔗🔉

から加羅(→)伽耶かやに同じ。

か‐ら【果蓏】クワ‥🔗🔉

か‐ら果蓏クワ‥ 木の実と草の実。「―にも理あり」

か‐ら【掛絡・掛落・掛羅】クワ‥🔗🔉

か‐ら掛絡・掛落・掛羅クワ‥ ①〔仏〕(掛けて身に絡まとうの意)禅僧が平素用いる、首に掛けて胸間に垂れる小さい方形の五条の袈裟けさ。また、その左側の紐に付けた鐶。太平記29「袴ばかりに―懸けて」→威儀細いぎぼそ。 ②根付。また、根付のある印籠・巾着・煙草入れなどの称。好色一代男5「一人は象牙の―より艾もぐさを取り出し」

から(副詞)🔗🔉

から 〔副〕 からきし。まるで。仮名文章娘節用「―手に負へねえから、親父おやじはおほおこりで」

から(助詞)🔗🔉

から 〔助詞〕 (万葉集に助詞「が」「の」に付いた例があり、語源は体言と推定でき、「うから」「やから」「はらから」などの「から」と同源とも、「国柄」「人柄」の「柄から」と同源とも) ➊(格助詞) ①㋐(場所を示す語に付いて)動作の経由点を示す。万葉集17「ほととぎす鳴きて過ぎにし岡び―秋風吹きぬよしもあらなくに」。「窓―捨てる」「裏通り―行く」 ㋑(平安時代以降の用法)起点となる場所・時を示す。古今和歌集物名「浪の花沖―咲きて散り来めり水の春とは風やなるらむ」。蜻蛉日記「こぞ―山ごもりして侍るなり」。土佐日記「明けぬ―船を引きつつのぼれども」。日葡辞書「コレカラアレマデ」。浄瑠璃、卯月潤色「谷―水を汲んで来て」。「端―端まで人で埋まる」「明日―始める」「家―駅まで五分」「出来て―が心配だ」 ㋒(動詞連体形に付いて)後の事態が、前に引き続いて直ちに起こることをいう。…するとすぐ。…するや否や。…だけでもう。古今和歌集「惜しむ―恋しきものを白雲の立ちなむ後は何心地せむ」 ㋓動作の発する人物を示す。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「お乳の人はどこにぞ。御前―召します」。「私―言って聞かせましょう」「君―得た情報」「父―叱られた」 ㋔一連の動作の始まりを示す。歌舞伎、傾城江戸桜「そち―鉄火を取らすぞ」。浄瑠璃、心中天の網島「先づ礼―いひましよ」 ㋕起算のはじめを示す。多く、下限をいう。「十二三―八つ九つの娘」「千人―の人が死んだ」 ㋖最初だけを示し、後も同様であることを推量させ、強調する。「長―してこの体たらく」「うまい料理は材料―違う」 ②㋐原因・理由を表す。…によって。…のせいで。…ゆえ。…なので。万葉集9「己が心―鈍おそやこの君」。源氏物語帚木「ただ見る人―艶にもすごくも見ゆるなりけり」。浄瑠璃、心中天の網島「やいやい、そのたわけ―事起る」。「些細なこと―喧嘩になる」「必要―発明が生まれる」「寒さの折―お気をつけて」 ㋑手段を表す。…で。…によって。落窪物語1「かち―参りて」。歌舞伎、水木辰之助餞振舞「おれが手―やつてもだんないか」 ㋒資料・素材・原料を示す。…を使って。…で。史記抄「漢書と云も、史記―できたほどにぞ」。「日本酒は米―作る」 ▷類義の格助詞に「より」があるが、現代語では「より」は比較の基準を表す言い方に偏り、他の言い方は文語的用法に多くみられる。→より。 ➋(接続助詞) ①原因・理由を示す。…のために。…ので。毎月抄「古風の見え侍る―、か様に申せば、又御退屈や候はんずらめなれども」。山谷詩抄「民をあなどる―けがをするぞ」。「うまい―食べすぎた」「よい子だ―おとなしくしなさい」「疲れた―って、休めない」 ②(「…―は」「…―には」の形で)決意・判断の根拠を示す。…する以上は。…する上は。狂言、宗論「かう参る―は…都までは、とくと御供致さう」。「やる―には立派にやれ」 ③(「…て―」の形で)順接の仮定条件を表す。…するとしたら。…ならば。浄瑠璃、博多小女郎波枕「聞入れじ、聞入れて―小女郎が恥」。浄瑠璃、心中重井筒「いや、もはや来られませぬ。来て―、今度は出されませぬ」 ▷格助詞から転じた用法で、中世以降の用法。原因・理由を表す類義の接続助詞に「ので」があるが、「ので」には主観的根拠に基づく用法はない。

カラー【calla】🔗🔉

カラーcalla】 サトイモ科の多年草。南アフリカ原産で観賞用。水湿地を好む。高さ1メートル内外。葉は大きく光沢がある。夏、長い花茎の頂部に、大きな白色の苞に包まれた肉穂花序がつく。温室で冬・春に開花させ、切花とする。オランダカイウ。 カラー(オランダカイウ) 提供:OPO

カラー【Paul Karrer】🔗🔉

カラーPaul Karrer】 スイスの有機化学者。チューリヒ大学教授。カロテン・ビタミンA・ビタミンBなどの構造を明らかにした。ノーベル賞。(1889〜1971)

から‐あい【韓藍】‥アヰ🔗🔉

から‐あい韓藍‥アヰ ①〔植〕ケイトウ(鶏頭)の別名。万葉集7「―の花を誰か採みけむ」 ②美しい藍色。続古今和歌集「大和にはあらぬ―の」

カラー‐えいが【カラー映画】‥グワ🔗🔉

カラー‐えいがカラー映画‥グワ 映像に色彩のある映画。色彩映画。天然色映画。 ⇒カラー【colo(u)r】

から‐あおい【唐葵・蜀葵】‥アフヒ🔗🔉

から‐あおい唐葵・蜀葵‥アフヒ タチアオイの古名。枕草子66「―日の影にしたがひてかたぶくこそ」

から‐あげ【空揚げ】🔗🔉

から‐あげ空揚げ】 (「唐揚げ」とも書く)小魚・鶏肉などを、衣をつけずに、あるいは小麦粉・片栗粉などを軽くまぶして油で揚げること。また、その揚げたもの。

カラー‐コーン🔗🔉

カラー‐コーン (和製語colo(u)r cone)交通制限などを示す円錐形の標識。商標名。パイロン。 ⇒カラー【colo(u)r】

カラー‐コンディショニング【colo(u)r conditioning】🔗🔉

カラー‐コンディショニングcolo(u)r conditioning(→)色彩調節に同じ。 ⇒カラー【colo(u)r】

カラ‐アザール【kālā-āzār ヒンディー】🔗🔉

カラ‐アザールkālā-āzār ヒンディー】 インド・中国・中央アジア・地中海沿岸・中央アフリカ・南アメリカなどの地方病。リーシュマニアという鞭毛虫類が病原体でサシチョウバエの媒介により感染し、間欠性の高熱に続き、貧血・肝脾腫・腹水などを呈し、皮膚に黒褐色の色素沈着を来す。黒熱病。

から‐あし【空足】🔗🔉

から‐あし空足】 ①むだ足。 ②はだし。すあし。 ⇒空足を踏む

カラー‐しゃしん【カラー写真】🔗🔉

カラー‐しゃしんカラー写真】 被写体の色と明暗の調子を再現した写真。色彩写真。天然色写真。 ⇒カラー【colo(u)r】

カラー‐じゅぞうかん【カラー受像管】‥ザウクワン🔗🔉

カラー‐じゅぞうかんカラー受像管‥ザウクワン カラー‐テレビ用の受像管。赤・緑・青3色の点状蛍光体を塗り分けた3色ブラウン管、その他種々の方式のものがある。 ⇒カラー【colo(u)r】 ○空足を踏むからあしをふむ 階段の上り下りなどで、高さを誤って足が空くうを踏むこと。 ⇒から‐あし【空足】

○空足を踏むからあしをふむ🔗🔉

○空足を踏むからあしをふむ 階段の上り下りなどで、高さを誤って足が空くうを踏むこと。 ⇒から‐あし【空足】 カラー‐スキャナーcolo(u)r scanner】 カラー原稿を走査して色分解し、電気信号として出力する装置。 ⇒カラー【colo(u)r】 カラー‐チャートcolo(u)r chart】 色見本帳。色見本を系統的に配列した表。特に、写真・印刷・テレビなどで色の再現性を調べるために用いるもの。 ⇒カラー【colo(u)r】 カラー‐テレビ (colo(u)r television)色彩をもつ画面を送るテレビジョン。また、その受信装置。 ⇒カラー【colo(u)r】 カラードcolo(u)red】 有色人種。特に、南アフリカで有色人種と白色人種との混血の人を指す。 カラー‐ネガ‐フィルムcolo(u)r negative film】 被写体の明暗が逆で、色彩が補色の画像を作るカラー‐フィルム。これをカラー印画紙に焼き付けて、正しい色のカラー‐プリントを作る。 ⇒カラー【colo(u)r】 カラー‐フィルムcolo(u)r film】 ①カラー写真用のフィルム。1枚のフィルム上に、青・緑・赤の光に感じ、それぞれ黄・マゼンタ・シアンに発色する3種の写真乳剤を塗布したもの。カラー‐ネガ‐フィルムとカラー‐リバーサル‐フィルムに大別。 ②カラー映画。 ⇒カラー【colo(u)r】 カラー‐プリントcolo(u)r print】 カラー写真印画。普通には、カラー‐ネガ‐フィルムをカラー印画紙に焼き付け、現像処理して得られる。 ⇒カラー【colo(u)r】 カラー‐ボール (和製語colo(u)r ball)防犯用品の一つ。逃げる犯人に投げつけて中の塗料を付着させ、追跡の目印とするボール。 ⇒カラー【colo(u)r】 カラー‐マッチングcolo(u)r matching】 (印刷用語)コンピューター製版で、色合せ。 ⇒カラー【colo(u)r】 カラー‐マネージメントcolo(u)r management】 どの機器を使っても同じ色が再現されるように色を管理すること。CMS ⇒カラー【colo(u)r】 から‐あや唐綾】 唐織の綾。中国から伝わった浮織の綾。綸子りんずの類。源氏物語若菜下「―の表うえの袴」 ⇒からあや‐おどし【唐綾縅】 からあや‐おどし唐綾縅‥ヲドシよろいの縅の一種。唐綾を細く裁ち、内に麻を入れて畳んでおどしたもの。白・黒・紺・朽葉色など種々ある。 ⇒から‐あや【唐綾】 カラー‐リバーサル‐フィルムcolo(u)r reversal film】 反転現像処理により、直接透明陽画を作る写真用カラー‐フィルム。スライド用・印刷用原稿に適する。 ⇒カラー【colo(u)r】 がら‐あわせ柄合せ‥アハセ 衣服を仕立てるとき、前後左右の柄がうまく合うように裁ち合わせること。 からい柄井‥ヰ 姓氏の一つ。 ⇒からい‐せんりゅう【柄井川柳】 から‐い涸井‥ヰ 水の涸れた井戸。 か‐らい渦雷クワ‥ 台風や低気圧の中心部で、渦に伴う上昇気流によって生じる雷。 から・い辛い】 〔形〕[文]から・し(ク) ①激しく舌を刺激するような味である。 ㋐唐がらし・わさび・しょうがなどの味にいう。ひりひりする。古今和歌集六帖6「みな月の河原に生ふる八穂蓼の―・しや人に逢はぬ心は」 ㋑(「鹹い」と書く)塩味が強い。しおからい。しょっぱい。万葉集17「焼く塩の―・き恋をも吾はするかも」 ㋒酸味が強い。すっぱい。〈新撰字鏡4〉 ㋓こくがあって甘味の少ない酒の味にいう。〈新撰字鏡4〉 ②心身に強い刺激を与える状態、または心身に強く感ずるさまである。 ㋐やり方や仕打ちがきびしくひどい。過酷である。容赦がない。武烈紀「酷刑からきのり」。源氏物語空蝉「さて今宵もやかへしてむとする。いとあさましう―・うこそあべけれ」。「点が―・い」「自分に―・い」 ㋑つらい。せつない。苦しい。悲痛である。万葉集15「昔よりいひけることの唐国の―・くもここにわかれするかも」。日葡辞書「カライメニワウ」。「―・い目をみる」 ㋒いやだ。気に染まない。堤中納言物語「―・くや。眉はしもかはむしだちためり」 ㋓あやうい。あぶない。平家物語4「わが身手負ひ、―・き命をいきつつ本宮へこそ逃げのぼりけれ」。「―・くも難を逃れた」 ㋔(連用形を副詞的に使って)必死に。懸命に。土佐日記「男女―・く神仏をいのりて、この水門を渡りぬ」 ㋕(連用形を副詞的に使って)大変ひどく。大鏡道長「けしうはあらぬ歌よみなれど、―・う劣りにしことぞかし」 から‐いけ空生け・空活け】 生花の一技法。水を用いずに若松などを生ける法。 から‐いしき唐居敷‥ヰ‥ 門柱の下に敷き、門扉の軸受とする石または木の厚板。古事談2「門の―に立たしめ」 からい‐せんりゅう柄井川柳‥ヰ‥リウ 江戸中期の前句付まえくづけ点者。江戸浅草の人。1757年(宝暦7)「川柳評万句合」を発行、他の点者を圧倒する名声を得た。その撰句を川柳点、のちには単に川柳と称した。(1718〜1790)→川柳 ⇒からい【柄井】 から‐いた空板】 講釈師の前座が、客寄せのために見台を張扇でむやみに叩くこと。 から‐いと唐糸】 ①中国から渡来した糸。 ②唐糸織の略。 ③(糸を引くからいう)納豆なっとう⇒からいと‐おり【唐糸織】 ⇒からいと‐そう【唐糸草】 から‐いと可良糸】 よりをかけた糸。よりいと。 ⇒からいと‐おり【可良糸織】 からいと‐おり唐糸織】 唐糸で織った織物。 ⇒から‐いと【唐糸】 からいと‐おり可良糸織】 甲府付近から製出する糸織。下等な繭まゆから手取りにした諸撚糸もろよりいとを用いて地厚・重めのものとしたもの。 ⇒から‐いと【可良糸】 からいと‐そう唐糸草‥サウ バラ科の多年草。本州中部の高山草地に生える。地下の根茎は太く、横に走る。根生葉は5〜6対の小葉を持つ羽状複葉で長柄がある。夏に茎頂に大きな花穂を出し、紅紫色の雄しべが目立つ小花を密集する。花穂は先端部の花から順次開花する。 ⇒から‐いと【唐糸】 から‐いぬ唐犬】 中国産の犬。また、外国産の犬。こまいぬ。 から‐いばり空威張り‥ヰ‥ 実力がないのに、表面ばかりえらそうに、また強そうにすること。虚勢を張ること。「酔うと―する」 から‐いも唐薯】 ①(もと中国から渡来したからいう)「さつまいも」の別称。 ②「きくいも」の別称。 から‐いり乾煎り】 食物を水を加えずに煎ること。また、そうした食物。 から‐いり殻煎り】 豆腐のからを煎って味をつけたもの。卯の花いり。 から・う 〔他五〕 (熊本県ほかで)背負う。 カラヴァッジオMichelangelo Merisi da Caravaggio】 イタリアの画家。宗教画に写実性とコントラストの強い明暗法を導入、バロック美術に大きな影響を与えた。作「聖マタイの召命」「キリストの埋葬」など。(1573〜1610) カラヴァッジオ 提供:Photos12/APL から‐うす唐臼・碓】 臼を地に埋め、横木にのせた杵きねの一端をふみ、放すと他の端が落ちて臼の中の穀類などをつく装置。ふみうす。万葉集16「―に舂き」→添水そうず。 唐臼 ⇒からうす‐びょうし【唐臼拍子】 から‐うず唐櫃‥ウヅ カラビツの音便。 からうす‐びょうし唐臼拍子‥ビヤウ‥ 両方同時にはうまく運ばないことのたとえ。 ⇒から‐うす【唐臼・碓】 から‐うそ空嘘】 全くのうそ。あかうそ。 から‐うた唐歌】 漢詩。土佐日記「―声あげていひけり」↔大和歌やまとうた から‐うち唐打】 糸をあやに組むこと。また、その糸。 から‐うど唐櫃⇒かろうど から‐うま空馬】 人や荷物をのせていない馬。 ⇒空馬に怪我なし から‐うま唐馬】 中国産の馬。また、外国産の馬。

カラー‐スキャナー【colo(u)r scanner】🔗🔉

カラー‐スキャナーcolo(u)r scanner】 カラー原稿を走査して色分解し、電気信号として出力する装置。 ⇒カラー【colo(u)r】

カラー‐チャート【colo(u)r chart】🔗🔉

カラー‐チャートcolo(u)r chart】 色見本帳。色見本を系統的に配列した表。特に、写真・印刷・テレビなどで色の再現性を調べるために用いるもの。 ⇒カラー【colo(u)r】

カラー‐テレビ🔗🔉

カラー‐テレビ (colo(u)r television)色彩をもつ画面を送るテレビジョン。また、その受信装置。 ⇒カラー【colo(u)r】

カラード【colo(u)red】🔗🔉

カラードcolo(u)red】 有色人種。特に、南アフリカで有色人種と白色人種との混血の人を指す。

カラー‐ネガ‐フィルム【colo(u)r negative film】🔗🔉

カラー‐ネガ‐フィルムcolo(u)r negative film】 被写体の明暗が逆で、色彩が補色の画像を作るカラー‐フィルム。これをカラー印画紙に焼き付けて、正しい色のカラー‐プリントを作る。 ⇒カラー【colo(u)r】

カラー‐フィルム【colo(u)r film】🔗🔉

カラー‐フィルムcolo(u)r film】 ①カラー写真用のフィルム。1枚のフィルム上に、青・緑・赤の光に感じ、それぞれ黄・マゼンタ・シアンに発色する3種の写真乳剤を塗布したもの。カラー‐ネガ‐フィルムとカラー‐リバーサル‐フィルムに大別。 ②カラー映画。 ⇒カラー【colo(u)r】

カラー‐プリント【colo(u)r print】🔗🔉

カラー‐プリントcolo(u)r print】 カラー写真印画。普通には、カラー‐ネガ‐フィルムをカラー印画紙に焼き付け、現像処理して得られる。 ⇒カラー【colo(u)r】

カラー‐ボール🔗🔉

カラー‐ボール (和製語colo(u)r ball)防犯用品の一つ。逃げる犯人に投げつけて中の塗料を付着させ、追跡の目印とするボール。 ⇒カラー【colo(u)r】

カラー‐マッチング【colo(u)r matching】🔗🔉

カラー‐マッチングcolo(u)r matching】 (印刷用語)コンピューター製版で、色合せ。 ⇒カラー【colo(u)r】

カラー‐マネージメント【colo(u)r management】🔗🔉

カラー‐マネージメントcolo(u)r management】 どの機器を使っても同じ色が再現されるように色を管理すること。CMS ⇒カラー【colo(u)r】

から‐あや【唐綾】🔗🔉

から‐あや唐綾】 唐織の綾。中国から伝わった浮織の綾。綸子りんずの類。源氏物語若菜下「―の表うえの袴」 ⇒からあや‐おどし【唐綾縅】

からあや‐おどし【唐綾縅】‥ヲドシ🔗🔉

からあや‐おどし唐綾縅‥ヲドシよろいの縅の一種。唐綾を細く裁ち、内に麻を入れて畳んでおどしたもの。白・黒・紺・朽葉色など種々ある。 ⇒から‐あや【唐綾】

カラー‐リバーサル‐フィルム【colo(u)r reversal film】🔗🔉

カラー‐リバーサル‐フィルムcolo(u)r reversal film】 反転現像処理により、直接透明陽画を作る写真用カラー‐フィルム。スライド用・印刷用原稿に適する。 ⇒カラー【colo(u)r】

からい【柄井】‥ヰ🔗🔉

からい柄井‥ヰ 姓氏の一つ。 ⇒からい‐せんりゅう【柄井川柳】

から‐い【涸井】‥ヰ🔗🔉

から‐い涸井‥ヰ 水の涸れた井戸。

か‐らい【渦雷】クワ‥🔗🔉

か‐らい渦雷クワ‥ 台風や低気圧の中心部で、渦に伴う上昇気流によって生じる雷。

から・い【辛い】🔗🔉

から・い辛い】 〔形〕[文]から・し(ク) ①激しく舌を刺激するような味である。 ㋐唐がらし・わさび・しょうがなどの味にいう。ひりひりする。古今和歌集六帖6「みな月の河原に生ふる八穂蓼の―・しや人に逢はぬ心は」 ㋑(「鹹い」と書く)塩味が強い。しおからい。しょっぱい。万葉集17「焼く塩の―・き恋をも吾はするかも」 ㋒酸味が強い。すっぱい。〈新撰字鏡4〉 ㋓こくがあって甘味の少ない酒の味にいう。〈新撰字鏡4〉 ②心身に強い刺激を与える状態、または心身に強く感ずるさまである。 ㋐やり方や仕打ちがきびしくひどい。過酷である。容赦がない。武烈紀「酷刑からきのり」。源氏物語空蝉「さて今宵もやかへしてむとする。いとあさましう―・うこそあべけれ」。「点が―・い」「自分に―・い」 ㋑つらい。せつない。苦しい。悲痛である。万葉集15「昔よりいひけることの唐国の―・くもここにわかれするかも」。日葡辞書「カライメニワウ」。「―・い目をみる」 ㋒いやだ。気に染まない。堤中納言物語「―・くや。眉はしもかはむしだちためり」 ㋓あやうい。あぶない。平家物語4「わが身手負ひ、―・き命をいきつつ本宮へこそ逃げのぼりけれ」。「―・くも難を逃れた」 ㋔(連用形を副詞的に使って)必死に。懸命に。土佐日記「男女―・く神仏をいのりて、この水門を渡りぬ」 ㋕(連用形を副詞的に使って)大変ひどく。大鏡道長「けしうはあらぬ歌よみなれど、―・う劣りにしことぞかし」

から‐いけ【空生け・空活け】🔗🔉

から‐いけ空生け・空活け】 生花の一技法。水を用いずに若松などを生ける法。

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