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から【空】🔗🔉

から【空】 中に何もないこと。からっぽ。 「━の財布」 「一升びんを━にする」 (造) 何も持っていない、何も伴っていない意を表す。 「━手・━馬」 見せかけだけで実質が伴わない意を表す。 「━手形・━元気・━威張り・━出張」 ◆「殻」と同語源。 関連語 大分類‖無い‖ない 中分類‖‖む

から【唐】🔗🔉

から【唐】 中国の旧称。 「━から渡ってきた文物」 (造)中国の。また、舶来の。 「━綾からあや・━獅子からじし・━様・━文字」

から【殻】🔗🔉

から【殻】 動物の体や植物の実・種などをおおって保護している堅いもの。 「貝[卵]の━」 「もみがら自分だけの世界を外界から隔離して守るもののたとえにも使う。「自分の━に閉じこもる」「古い━を打ち破る」 昆虫などが脱皮したあとの外皮。 「セミ[もぬけ]の━」 中身などがなくなって、用済みになったもの。 「弁当の━」 「たばこの吸い━がら」 「茶━がら

から🔗🔉

から 《否定的表現を伴って》まったく。からきし。 「━役に立たない」

から🔗🔉

から 用例引き A 名詞や代名詞に付く 成田から出発する(起点の場所)・三時から始まる(起点の時間)・三歳から五歳まで(範囲)・顔色から判断する(根拠)・果物から造る(原料)・子供から診る(順序)・父から聞く(相手) B 活用語に付く 疲れたから休もう・高くていいから売ってくれ・私もう帰るから 格助 起点通過点となる場所を表す。 「成田から出発する」 「出先から戻る」 「玄関から入る」 「すきまから光が漏れる」 出発や通過の場所を表すときは「を」に言い換えられる。「成田を出発する」 起点となる時間を表す。 「三時から始まる」 「九月から再開する」 変化する前のもとの状態や事態を表す。 「ひなから育てる」 「少女から大人になる」 《多く「…から…まで」の形で》範囲を定める基準点を表す。 「駅前から商店街までをパレードする」 「三歳から五歳までの子供」 「この川から南を規制区域とする」 原因根拠を表す。 「不注意からけがをする」 「顔色から健康状態を判断する」 原料成分を表す。 「果物から酒を造る」 「台座は青銅から作る」 「この本は三章からなる」 「で」に言い換えられることもある。「果物で酒を造る」 順序を表す。 「好きなものから食べる」 「子供から診察する」 受身ややり取りの表現の相手を表す。 「友だちから頼まれた」 「父から受け継ぐ」 「人から聞いた」 「に」に言い換えられることもある。「人に聞いた」 《方向性のある表現を伴って》動作を起こす主体を表す。 「君から渡しなさい」 「僕から電話しようか?」 「が」に言い換えられることもある。「君が渡しなさい」 《「…てから」の形で、動詞連用形を受けて》一つの動作の成立時点を次の事態の起点として表す。 「食事を済ませてから出かける」 「あのとき別れてから会っていない」 《「から見て」「から言って」「からして」の形で》後に続く判断の根拠を表す。 「状況から見て、殺人事件だ」 「あの様子からして結婚は間近だ」 《しばしば「して」を伴って》最も基本的なものを挙げ、他はまして、と強める。 「先生から(して)そんな服装では困ります」 →からして 《数量を表す語に付いて》それ以上であることを表す。程度が多いという含みがある。 「金は百万からかかる」 「重さは一〇キログラムからある」 「五万人からの署名を集めた」 一般に「も」に言い換えられる。「金は百万もかかる」 接助《活用語の終止形を受けて》 次に続くことの原因理由根拠を表す。 「時間がないから急ごう」 「連絡がないから心配した」 「疲れたから一休みしよう」 ので 《「…で(も)いい━」「…て(も)いい━」の形で、下に希望・意志・依頼・命令などの表現を伴って》後に続く事柄が成立するための、許容できる(最低限の)根拠を表す。 「死球でいい━塁に出たい」 「高くてもいい━売ってください」 自然のなりゆきで成立する、希望・命令などの根拠を表す「から」を使うのが標準的。説得・説明する気持ちで理由を述べる「ので」を用いるのは標準的でない。「×誰でもいいので連れて来い」「一日でいいので、つきあってください」 《「からだ」の形で》先に述べたことの原因理由根拠を表す。 「遅れたのは渋滞に巻き込まれたからだ」 「やっぱりしかられたな。悪ふざけするからだよ」 《「…からといって」「…からって」「…からとて」の形で、多く下に打ち消しの語を伴って》…という理由で。また、ただそれだけの理由で。 「疲れたからといって休むわけにはいかない」 「長男だからっていばるなよ」 「からって」は口語的、「からとて」は文語的。→からとて 《「…から(に)は」の形で》…する以上は。→からには 《文末に用いて》注意・警告・慰めなどの気持ちを表す。 「先生に言いつけてやるから」 「私もう帰るから」 「心配しなくていいから 《「…んだ━」「…のだ━」の形で、言いさして》相手に反論する気持ちで、言外に示す意見のよってきたる理由を説得的に示す。 「(だって)ことばが通じないんだ━」 「(気持ちはわかるが)こんな時代なのだ━」

がら🔗🔉

がら 肉を取り去ったあとの鶏などの骨。だしをとるのに用いる。 品質の劣ったコークス。また、石炭の燃えたあとに残ったコークス状のもの。 ◆「殻から」が濁音化した語。

がら【柄】🔗🔉

がら【柄】 布・織物などの模様。 「派手な━の服」 からだつき。体格。 「━が大きい」 その人生来の性質・品格。また、身分・分際。 「━の悪い学生」 「━にもなく照れる」 「偉そうなことを言えた━か」 接尾《名詞に付いて》そのものに本来そなわっている性質・状態、また、そのものにふさわしい性質・状態の意を表す。 「土地━」 「商売━朝が早い」 「時節━ご自愛下さい」

がら【瓦落】🔗🔉

がら【瓦落】 相場が急に暴落すること。がら落ち。 ◇がらがらと崩れる意。 「瓦落」は当て字。

カラー[collar]🔗🔉

カラー[collar] 洋服やワイシャツのえり。

カラー[color]🔗🔉

カラー[color] 色。色彩。 色彩が多色の写真や映画。 「━フィルム」 ⇔モノクロモノクローム 全体的な雰囲気・特色。 「学校の━」 「チーム━」

がら‐あき【がら空き(がら明き)】🔗🔉

がら‐あき【がら空き(がら明き)】 名・形動中がほとんど空であること。 「━の映画館」 「始発電車は━だ」 関連語 大分類‖無い‖ない 中分類‖‖む

から‐あげ【唐揚げ(空揚げ)】🔗🔉

から‐あげ【唐揚げ(空揚げ)】 肉や魚に小麦粉か片栗粉を薄くまぶして揚げること。また、その料理。 「鶏の━」

から‐あや【唐綾】🔗🔉

から‐あや【唐綾】 昔、中国から渡来した、綾を浮き織りにした紋織物。綸子りんずの類。

カラーリング[coloring]🔗🔉

カラーリング[coloring] 色をつけること。着色。彩色。 「ヘアー━」

から・い【辛い】🔗🔉

から・い【辛い】 味わうと舌が強い刺激を受けてぴりぴりと感じる。 「唐辛子を入れすぎて━・くて食べられない」 「山椒は小粒でぴりりと━」 塩味を感じる。塩辛い。しょっぱい。 「みそ汁が━」 鹹い」とも。 酒などの味が、甘みが少なくてきりっとしているさま。辛口である。 「━酒」 評価や採点基準が厳しいさま。 「点数が━」 ◆⇔甘い ‐さ/‐み 関連語 大分類‖飲食‖いんしょく 中分類‖から‖からい

から‐いばり【空威張り】━ヰバリ🔗🔉

から‐いばり【空威張り】━ヰバリ 名・自サ変実力もないのに、うわべだけ偉そうにいばること。 「弱いくせにすぐ━する」

から‐いり【り】🔗🔉

から‐いり【り】 名・他サ変なべに油を引かないで、材料を水気がなくなるまでいること。また、そのようにして作った料理。 「こんにゃくの━」

から‐うす【唐臼・碓】🔗🔉

から‐うす【唐臼・碓】 うすを地面に固定し、支柱にのせたきねの柄を足で踏んで穀物をつく仕掛けのもの。踏みうす。

から‐うた【唐歌】🔗🔉

から‐うた【唐歌】 漢詩。からのうた。 ⇔大和歌やまとうた

から‐うり【空売り】🔗🔉

から‐うり【空売り】 株式の信用取引や商品の先物取引で、一定の証拠金を預託し、株・商品などを借りて売ること。 ◇相場が値下がりしたときに買い戻し、その差益を得る。

から‐オケ【空オケ】🔗🔉

から‐オケ【空オケ】 歌の伴奏だけを録音したもの、または、それを再生する装置。また、それに合わせて歌うこと。 「━ボックス」 ◇「オケ」は「オーケストラ」の略。 多く「カラオケ」と書く。

から‐おし【空押し】🔗🔉

から‐おし【空押し】 名・他サ変革・厚紙・布などに彫刻を施した金版を強く押しつけ、模様や文字をうきださせること。また、その模様や文字。

から‐おり【唐織り】🔗🔉

から‐おり【唐織り】 中国から渡来した織物。また、それをまねて織った国産の織物。金襴きんらん・緞子どんす・繻子しゅす・錦など。 公用文では「唐織」。

からか・うカラカフ🔗🔉

からか・うカラカフ 他五冷やかしたり心ないことをいったりしたりして、相手を困らせて面白がる。 「弟を━・って遊ぶ」 「意気地なしと━・ったので、向こうずねをけとばしてやった」 古く、「〜にからかう」(自動詞)とも。「わざと英語を使って人に━のだから漱石からかえる からかい 関連語 大分類‖良くない行い‖よくないおこない 中分類‖あざける‖あざける

から‐かさ【唐傘(傘)】🔗🔉

から‐かさ【唐傘(傘)】 割り竹の骨に油紙をはり、柄をつけて開閉できるようにした雨がさ。番がさ・蛇の目がさなど。 ◇唐風のかさの意。

から‐かぶ【空株】🔗🔉

から‐かぶ【空株】 株式取引で、実際の受け渡しをせずに相場の上がり下がりで損益を計算する株。くうかぶ。 ⇔実株

から‐かみ【唐紙】🔗🔉

から‐かみ【唐紙】 色模様・金泥きんでい・銀泥などのついた厚手の紙。多く、ふすまを張るのに用いる。 ◇昔、中国から渡来したことから。 ふすま。 ◇「唐紙障子しょうじ」の略。

から‐から🔗🔉

から‐から 堅い物・乾いた物などが触れ合ってたてる音を表す語。 「━(と)高下駄を響かせて歩く」 車などが軽快に回る音を表す語。 「車井戸が━(と)鳴る」 高らかに笑う声を表す語。 「大きな口を開けて━(と)笑う」 すっかり乾いて水分がなくなっているさま。 「のどが━だ」 「田が━に干上がる」 中がからっぽで、何もないさま。 「財布が━だ」

から‐がら【辛辛】🔗🔉

から‐がら【辛辛】 やっとのことで。かろうじて。 ◇多く「命からがら」の形で使う。→命からがら

がら‐がら🔗🔉

がら‐がら かたい物などが一度に崩れ落ちる音を表す語。また、そのさま。 「ブロック塀が━(と)崩れる」 引き戸を開閉する音や、かたい車輪などが回転する音を表す語。また、そのさま。 「━(と)雨戸を開ける」 うがいをする音を表す語。 「━(と)のどをすすぐ」 性格や言動があけっぴろげで、がさつなさま。 「━しているが気のいいやつ」 声がかすれているさま。 「低くて━の声で話す」 形動内部がほとんどからであるさま。 「客席が━だ」 振るとがらがら音のするおもちゃ。

がらがら‐へび【がらがら蛇】🔗🔉

がらがら‐へび【がらがら蛇】 クサリヘビ科マムシ亜科に属するヘビの総称。アメリカ大陸の砂漠や森林に分布し、ほとんどが猛毒。攻撃するときは尾を振り、尾端に連なった角質の輪から「ガラガラ」「シューシュー」などと独特の音を発する。

から‐き【唐木】🔗🔉

から‐き【唐木】 紫檀したん・黒檀こくたん・白檀びゃくだんなど、熱帯産の上等な木材。とうぼく。 ◇もと、中国を経て輸入したことから。

から‐きし🔗🔉

から‐きし 《多く打ち消しを伴って》まったく。まるで。からっきし。 「━意気地がない」 「語学は━だめだ」

から‐ぎぬ【唐衣】🔗🔉

から‐ぎぬ【唐衣】 平安時代、女性が十二単じゅうにひとえの上に着た丈の短い表衣うわぎ。綾あや・錦にしきなどで仕立て、腰から下には裳をつける。

から‐くさ【唐草】🔗🔉

から‐くさ【唐草】 つる草がはったり、からんだりしている様子を図案化した模様。 ◇「唐草模様」の略。

から‐くじ【空籤】🔗🔉

から‐くじ【空籤】 何も当たらないくじ。 「━なし」

がら‐くた🔗🔉

がら‐くた 使い道のない雑多な古道具。また、値打ちのなくなった雑多な品物。 「━市」 「瓦楽多」「我楽多」などと当てる。

から‐くち【辛口】🔗🔉

から‐くち【辛口】 飲食物の塩気・辛みなどが強いこと。また、そのもの。 「━の酒[味みそ・カレー]」 甘みよりも辛みを好むこと。また、その人。辛党。 ◇酒を好む人の意でも使う。 手厳しいこと。辛辣しんらつなこと。 「━の批評」 ◆⇔甘口 関連語 大分類‖飲食‖いんしょく 中分類‖から‖からい

からく‐も【辛くも】🔗🔉

からく‐も【辛くも】 やっとのことで。かろうじて。 「━踏みとどまる」

から‐くり【絡繰り・機関🔗🔉

から‐くり【絡繰り・機関 糸・ぜんまい・水力などを応用し、人形や道具を動かす仕掛け。 「━人形」 「のぞき━」 機械などを動かす複雑な仕掛け。 計略。たくらみ。 「━を見破る」 ◆動詞「からくる(=糸を引いて仕掛けを動かす)」の連用形から。

から‐くれない【唐紅(韓紅)】━クレナヰ🔗🔉

から‐くれない【唐紅(韓紅)】━クレナヰ あざやかな濃い紅色。深紅色。 「━の紅葉もみじ」 ◇舶来の紅の意。

から‐げいき【空景気】🔗🔉

から‐げいき【空景気】 うわべだけは景気がよいように見えること。また、景気がよいように見せかけること。からけいき。 「━に終わる」

から・げる【絡げる・紮げる】🔗🔉

から・げる【絡げる・紮げる】 他下一 束ねてくくる。 「ひもで古新聞を━」 衣類の一部をまくりあげて、帯などにはさむ。 「着物の裾すそを━」 から・ぐ(下二)

から‐げんき【空元気】🔗🔉

から‐げんき【空元気】 うわべだけ元気があるように見せかけること。見せかけの元気。 「━を出す」 関連語 大分類‖心‖こころ 中分類‖‖き

から‐こ【唐子】🔗🔉

から‐こ【唐子】 中国風の身なりや髪型をした子供。 の姿をした人形。 ◇「唐子人形」の略。 元服前の子供の髪型。もとどりから先の髪を二つに分け、頭の上で二つの輪を作るもの。 ◇「唐子髷まげ」の略。

から‐ごころ【漢心(意)】🔗🔉

から‐ごころ【漢心(意)】 漢籍を学び、中国の文化や思想に心酔する心。 ⇔大和心 ◇近世、国学者が中国に感化された考え方を批判して使った語。

から‐ころも【唐衣】🔗🔉

から‐ころも【唐衣】 中国風の衣服。丈を長く、袖そでを大きく仕立て、上前・下前を深く合わせて着るもの。

カラザ[chalaza ラテン]🔗🔉

カラザ[chalaza ラテン] 鳥類の卵黄を卵殻膜につなぐ白いひも状のもの。卵黄の位置を安定させる働きをする。

から‐ざお【殻竿・━ザヲ🔗🔉

から‐ざお【殻竿・━ザヲ 豆類・穀類のさやや穂を打って、その実やもみをとる農具。さおの先に回転する打ち棒を取りつけたもの。れんか。

から‐さわぎ【空騒ぎ】🔗🔉

から‐さわぎ【空騒ぎ】 たいしたことではないのに、むやみに騒ぎたてること。また、その騒ぎ。 「一夜の━に過ぎない行事」 関連語 大分類‖声に出す行為‖こえにだすこうい 中分類‖騒ぐ‖さわぐ

からし【芥子・芥・辛子】🔗🔉

からし【芥子・芥・辛子】 カラシナの種子をひいて粉にしたもの。黄色くて辛い。水や湯で練って香辛料にする。 「━和え・━じょうゆ

からし‐いろ【芥子色】🔗🔉

からし‐いろ【芥子色】 練りがらしのようなくすんだ黄色。 「━のセーター」

から‐しし【唐獅子】🔗🔉

から‐しし【唐獅子】 ライオン。獅子。 ◇外国産の「しし(=獣)」の意。獅子をいのしし(猪)・かのしし(鹿)の「しし」と区別していった語。 獅子を装飾化・図案化したもの。 「牡丹ぼたんに━の図」 ◇桃山時代に特に好まれた。 ◆「からじし」ともいう。

から‐し‐て🔗🔉

から‐し‐て 連語 起点の意味を強める。 「子供の時分━頑固だった」 やや古風な言い方。さらに古い言い方に「よりして」がある。「入口よりして長蛇の如き列をつくり太宰治 後に続く判断の根拠を表す。…からみて。…からいって。 「今の状況━成功は望めない」 「彼の口ぶり━転職する気はなさそうだ」 最も基本的なものを挙げ、他はましてと強める。…さえ(も)。…も。 「着るもの━人とは違う」 「こんな初歩的なこと━理解できない」 ◆格助詞「から」+動詞「する」の連用形「し」+接続助詞「て」。

からし‐な【芥子菜・芥菜】🔗🔉

からし‐な【芥子菜・芥菜】 野菜として栽培されるアブラナ科の越年草。辛みのある葉は漬物などに、種子は粉にして香辛料に用いる。

からす【烏・🔗🔉

からす【烏・ カラス科カラス属の鳥の総称。大形でくちばしが大きく、全身黒色のものが多い。羽には光沢がある。林や人家の近くにすみ、雑食性。日本にはハシブトガラスとハシボソガラスが全国に分布する。その色や不気味に「かあ、かあ」と鳴く声の印象などから不吉な鳥とされるが、知能は高く、神の使いとする信仰もある。

烏の足跡あしあと🔗🔉

烏の足跡あしあと 目尻めじりにできる小じわ。

烏の行水ぎょうずい🔗🔉

烏の行水ぎょうずい カラスが水浴びをするように、ろくに洗いもしないで、さっと入浴をすますこと。

烏の濡れ羽いろ🔗🔉

烏の濡れ羽いろ 水に濡れた烏の羽のように、つやつやした黒い色。

から・す【枯らす】🔗🔉

から・す【枯らす】 他五草木が枯れるようにする。枯れさせる。〔意図的な行為にも非意図的な行為にもいう〕 「雑草を━ために除草剤を使う」 「苗を━・してしまう」 ◇「涸らす」「嗄らす」と同語源。 草木が枯れることを引き起こす意で、を主語にしていうこともできる。「秋の霜が草木を━」「酸性雨が森林を━」 関連語 大分類‖植物‖しょくぶつ 中分類‖枯れる‖かれる

から・す【涸らす】🔗🔉

から・す【涸らす】 他五 使い尽くしたり自然のなりゆきに任せたりして、水や資源が涸れるようにする。涸れさせる。 「池を━」 「井戸を━・してしまった」 有効に使わなかったり使い尽くしたりして、活動の源となるものをなくしてしまう。 「乱作で才能を━・してしまう」 「年とともに活動力を━・してしまう」 「財源を━」 ◆「枯らす」とも。 関連語 大分類‖自然の現象‖しぜんのげんしょう 中分類‖乾く‖かわく

から・す【嗄らす】🔗🔉

から・す【嗄らす】 他五声をかすれさせる。 「演説で声を━」 「声を━・して走り回る」

ガラス[glas オランダ]🔗🔉

ガラス[glas オランダ] 石英せきえい・ソーダ・石灰などをまぜて高温でとかし、冷やして作る物質。透明で固いが、割れやすい。窓・器・工芸品などに広く用いる。 「━窓」 「耐熱━」 硝子」と当てる。

からす‐うり【瓜】🔗🔉

からす‐うり【瓜】 山野に自生するウリ科の多年生つる草。夏の夕方、白い花を開き、晩秋に楕円だえん形の赤い実をつける。 ◇近縁種のキカラスウリの塊根からとったでんぷんを「天瓜粉てんかふん」という。

からす‐がい【烏貝】━ガヒ🔗🔉

からす‐がい【烏貝】━ガヒ 湖沼にすむイシガイ科の二枚貝。殻長約二〇センチメートルに達し、日本の淡水産の貝では最も大きい。食用には適さないが、内面に真珠光沢のある殻はボタンや貝細工の材料にする。

からす‐がね【烏金】🔗🔉

からす‐がね【烏金】 翌日返す約束で借りる高利の金。 ◇翌朝、カラスが鳴くまでに返す金の意。

から‐すき【唐鋤・犂】🔗🔉

から‐すき【唐鋤・犂】 曲がった柄をつけた、刃の広いすき。牛馬にひかせて田畑を耕すのに用いる。

がら‐すき【がら空き】🔗🔉

がら‐すき【がら空き】 名・形動がらがらにすいていること。がらあき。 「━の電車」

からす‐ぐち【烏口】🔗🔉

からす‐ぐち【烏口】 墨汁で線を引くときに使う、先端がカラスのくちばしのような形をした製図用具。

ガラス‐せんい【ガラス繊維】━センヰ🔗🔉

ガラス‐せんい【ガラス繊維】━センヰ グラスファイバー。

からす‐てんぐ【烏天狗】🔗🔉

からす‐てんぐ【烏天狗】 色が黒く、口がカラスのくちばしのようにとがっているという小天狗。

ガラス‐ど【ガラス戸】🔗🔉

ガラス‐ど【ガラス戸】 板ガラスをはめ込んだ戸。

ガラス‐ばり【ガラス張り】🔗🔉

ガラス‐ばり【ガラス張り】 板ガラスを張ってあること。また、そのもの。 「━のスタジオ」 内部がよく見えて、秘密がないこと。 「━の審議会」

から‐すみ【烏魚子🔗🔉

から‐すみ【烏魚子 ボラの卵巣を塩漬けにし、形を整えてからよく天日乾燥させた食品。小口から薄く切って酒肴しゅこうにする。長崎の名産。 ◇形が唐墨(=中国製の墨)に似ていることから。

からす‐むぎ【烏麦】🔗🔉

からす‐むぎ【烏麦】 道ばたなどに群生するイネ科の二年草。葉は細長く、初夏、薄緑色の穂を円錐えんすい状につける。チャヒキグサ。 ◇「エンバク(燕麦)」の原種とされる。 エンバクの別称。

から‐せき【咳・空咳】🔗🔉

から‐せき【咳・空咳】 たんのからまないせき。また、痰の切れない咳。 わざとするせき。せきばらい。 ◆「からぜき」ともいう。 関連語 大分類‖体の状態‖からだのじょうたい 中分類‖‖せき

からだ【体(躰・身体)】🔗🔉

からだ【体(躰・身体)】 人間・動物の頭から足の先までの全体。身体しんたい。 「━は小さいが力が強い」 ◇「体にぴったりと合う服」のように、特に胴の部分を指してもいう。 肉体的な健康。また、体力。 「━を鍛える」 「━をこわす」 「お━を大切に」 「体」の敬語表現 〔尊敬語〕 お加減「もうお加減はおよろしいのでしょうか」 お体「お体をどうぞ大切になさってください」「その後お体の調子はいかがでしょうか」 御身おんみ「寒さ厳しい折から、どうぞ御身をおいといくださいますよう、お祈り申しあげます」 御体調「御体調には十分にお気をつけください」

体が空・く🔗🔉

体が空・く 暇ができる。

体を張・る🔗🔉

体を張・る 自分の身を犠牲にするつもりで、懸命に事に当たる。

から‐だき【空焚き】🔗🔉

から‐だき【空焚き】 名・他サ変ふろおけ・なべ・やかんなどに、水を入れるのを忘れて火をたきつけること。

から‐たけ【乾竹・幹竹】🔗🔉

から‐たけ【乾竹・幹竹】 マダケまたはハチクの別称。 「━割り(=からたけを割るように、勢いよくまっすぐに切りさくこと)」

から‐たち【枳殻🔗🔉

から‐たち【枳殻 枝にとげのあるミカン科の落葉低木。春、新葉にさきがけて白い五弁花を開き、秋に丸くて黄色い実をつける。漢方では乾燥させた未熟な実を「きこく」といい、健胃剤にする。

から‐たちばな【唐橘】🔗🔉

から‐たちばな【唐橘】 夏、白い小花を開くヤブコウジ科の常緑低木。球形の果実は赤く熟したまま年を越す。観賞用に栽培。コウジ。タチバナ。

からだ‐つき【体つき(体付き)】🔗🔉

からだ‐つき【体つき(体付き)】 体のかっこう。 「がっしりとした━」

から‐ちゃ【空茶】🔗🔉

から‐ちゃ【空茶】 茶菓子をそえないで茶だけ出すこと。また、その茶。 「ほんの━ですがどうぞ」

からっ‐かぜ【空っ風】🔗🔉

からっ‐かぜ【空っ風】 雨・雪などを伴わないで吹く強風。多く、冬、関東地方に吹く乾いた寒風をいう。からかぜ。 「上州名物━」 関連語 大分類‖風‖かぜ 中分類‖‖かぜ

から‐って🔗🔉

から‐って 連語「からとて」のくだけた言い方。→からとて

カラット[carat]🔗🔉

カラット[carat] 宝石の重さを表す単位。一カラットは二〇〇ミリグラム。記号carctK 合金中の金の割合を表す単位。純金は二四カラットで、一カラットはその二四分の一。記号Kkt ◇米語ではkaratと綴る。 ◆計量法の基準となるSI単位系外の単位。

がらっ‐と🔗🔉

がらっ‐と 引き戸などを勢いよく開けるさま。また、その音を表す語。 「雨戸を━あける」 様子が急にすっかり変わるさま。 「態度が━変わる」

がらっ‐ぱち🔗🔉

がらっ‐ぱち 名・形動〔俗〕言動が粗野で、落ち着きのないこと。また、そのような人。

からっ‐ぽ【空っぽ】🔗🔉

からっ‐ぽ【空っぽ】 名・形動中に何も入っていないこと。 「財布の中は━だ」 「━の/な部屋」 関連語 大分類‖無い‖ない 中分類‖‖む

から‐つゆ【空《梅雨》】🔗🔉

から‐つゆ【空《梅雨》】 梅雨の時期にほとんど雨が降らないこと。てりつゆ。

から‐て【空手】🔗🔉

から‐て【空手】 手に何も持たないこと。てぶら。素手すで。 「━で友人宅を訪問する」 「━で敵に立ち向かう」 中国の拳法が沖縄に伝来して発達した武術。突き・けり・受けを基本のわざとし、武器は使わない。 は「唐手」とも。

から‐てがた【空手形】🔗🔉

から‐てがた【空手形】 実際の商取引がないのに、資金の融通を受けるために発行する手形。融通手形。 「━を振り出す」 実行されない約束。 「公約はまた━に終わった」

から‐とう【辛党】━タウ🔗🔉

から‐とう【辛党】━タウ 酒類を好む人。左党。 ⇔甘党 ◇辛い食べ物を好む人の意で使うのは俗用。

から‐とて🔗🔉

から‐とて 連語理由や根拠を述べて、そこから予想されるものとは逆の結果を示す句に接続する。…だからといって。…としても。 「当選した━喜んではいられない」 「電車が運休した━休む理由にはならない」 「からって」よりも文語的。→から

から‐とりひき【空取引】🔗🔉

から‐とりひき【空取引】 現物の受け渡しをせずに、相場の上がり下がりによる差益金を得るために行われる取引。空相場。空売買。くうとりひき。

から‐にしき【唐錦】🔗🔉

から‐にしき【唐錦】 中国から渡来したにしき。唐織のにしき。

から‐に‐は🔗🔉

から‐に‐は 連語《下に意志・希望・勧誘・命令・当為など未然の出来事を表す表現を伴って》…する以上は。 「約束した━必ずやる」 「試合に出る━優勝したい」 「ここまで来た━最後までやるべきだ」 ◇文語的な言い方では「からは」とも。

から‐ねんぶつ【空念仏】🔗🔉

から‐ねんぶつ【空念仏】 口先だけでとなえる、心のこもらない念仏。 実行の伴わない、口先だけの主張。 「固い約束も結局は━に終わった」

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