複数辞典一括検索+

に【丹】🔗🔉

に【丹】 赤色の顔料に用いられる土。赤土。 赤い色。丹色。 「━塗りの鳥居」

に【荷】🔗🔉

に【荷】 運搬・輸送するためにひとまとめにした物品。にもつ。 責任・負担となるもの。また、やっかいなもの。 「肩の━が下りた」

荷が重・い🔗🔉

荷が重・い 責任や負担が大きすぎる。荷が勝つ。

に【二】🔗🔉

に【二】 一の次、三の前の数。一の二倍の数。ふた。ふたつ。 証書などで金額を記す場合は間違いを防ぐために「弐」とも書く。 二番目。第二。 「━の句が継げない」 三味線で、一の糸より細く、三の糸より太い糸。二の糸。

に【尼】🔗🔉

に【尼】 仏門に入った女性。あま。 「━僧」 「禅━」 ◇「比丘尼びくに」の略。 尼僧の名の下にも添える。「阿仏━・蓮月れんげつ━」

🔗🔉

格助 動作・作用や状態の成立にかかわる物事を補う。物事の内容は、述部の意味により、()()のような種類に分かれる。 ()動作・作用の成立に深く関わる場所を表す。 存在の場所や所有する者を表す。 「机の上本がある」 「母は部屋いる」 「この公園砂場がない」 「彼は子供が三人いる」 「彼女は責任感が欠けている」 「道ばたに犬が死ぬ」「ベッドに男が眠ねむる」などは標準的な言い方ではなく、動詞だけでは「に」をとれないものだが、「ている」が付いたり連体修飾語になったりすると、「道ばたに犬が死んでいる」「ベッドに眠る男」のように、「そこにそういう状態である/いる」という意味を表す。 物事が生じる発生・出現・新設などの場所を表す。 「枝先芽が出る」 「スカートしわができる」 「庭小屋を建てる」 《移動や設置などを表す動詞とともに使って》移動先や設置の場所や方向を表す。 「成田着く」 「東京向かう」 「プール飛び込む」 「銃口を市民向ける」 「リボンは胸付けなさい」 「服泥が付く」 「南向いた窓」 ものの設置よりも、動きの方向性を重視するときは「へ」に言い換えられる。→へ(格助) ()動作・作用の向けられる先を表す。 動作の向けられる相手を表す。 「友達話す」 「家電話する」 「弟教えてやる」 「人飛びかかる」 精神作用の向けられる目標を表す。 「母甘える」 「スターあこがれる」 「幼馴染み恋する」 「スポーツ熱中する」 「勉強打ち込む」 ()動作・作用の結果、状態や目的などを表す。 《変化を表す表現とともに使って》変化の結果としてもたらされる、物事・立場・状態などを表す。 「新しい車変える」 「友達なる」 「王様ふんする」 「朱染まる」 「壁をブルー塗る」 変化の結果がモノからサマに傾くと、形容動詞や形容詞の連用形による表現と極めて近くなる。「美人になる(格助詞の例)」「きれいに/美しくなる」 資格や見立て、名目などを表す。…として。 「この作品をグランプリ選出する」 「有力者を候補者立てる」 「鈴木君を助手採用する」 「本を枕まくらする」 「おみやげ菓子をもらう」 「お礼ひとこと」 《下に移動を表す動詞を伴い、動詞連用形や動作性名詞に付いて》移動の目的を表す。 「映画を見行く」 「家まで忘れ物を取り帰る」 「町に買い物出る」 動作・作用のあり方や付帯的な状況を表す。 「一気飲み干す」 「振り向きざま矢を放つ」 「手を左右振る」 「言われた通り作る」 「何も考えず行動する」 「仕方なし元に戻す」 ()動作や作用、状態の基準を表す。 一方の状態を表すために、他方を基準として示す。 「このマンションは駅近い」 「無関心は賛成したの等しい」 「長女は母似ている」 「長女と母とは似ている」は両者を対等に表すのに対し、「長女は母と似ている」や「長女は母に似ている」は、一方を基準とした表現。「〜に」のほうが「〜と」よりも固定的な基準になる。 その状態が適切かどうかを判断するための、個別の基準を表す。 「私は大きい」 「子供は無理だ」 優劣の判定や評価の対象となる側面や部門を表す。…の面[点]で。 「試合負ける」 「勝負勝つ」 「知力まさる」 「技術優れた企業」 「総合力劣る」 存在のあり方が問題にされる内容物や付帯物を表す。 「養分富む」 「責任感欠ける」 「想像力乏しい」 「やる気満ちあふれた態度」 「彼が責任感に欠ける」を、「彼に責任感が欠ける」のように言い換えると、()の意となる。 配分の基準となる単位を表す。…につき。 「一日三回食べる」 「お一人様一本ずつ、生ビールをサービスします」 ()動作や作用・状態のきっかけとなる物事を表す。 主体に働きかけて、ある状態をもたらす物事を表す。 「病やまい倒れる」 「日焼ける」 「風そよぐ」 「弟負ける」 対応や処置の動作・作用を起こすきっかけとなる物事を表す。…に対して。 「騒音抗議する」 「提案賛成する」 「議長案反論する」 「台風備える」 「呼びかけ応じる」 「音反応するセンサー」 感覚や感情が生じるきっかけとなる物事を表す。 「無責任な態度憤る」 「美しい音楽うっとりする」 「事故の善後策悩む」 「突然の訪問とまどう」 《使役や受身、やりもらいなどの表現とともに使って》もとの動作・作用の主体を表す。 《受身や授受の表現とともに使って》動作をしかけてくる側の物事を表す。 「友達(=から)もらう」 「先生(=から)教わる」 「警官(=から)助けてもらう」 「時間追われる」 「波飲まれる」 ものや精神作用などが向けられるときは「から」とも。→から(格助) 使役の動作を仕向けられる側の人を表す。 「太郎書かせる」 「息子習い事をさせる」 「子供を立たせる」など、もとの動詞が自動詞の場合は「を」とも。「赤ん坊×立たせる」など、仕向けられる側の自主性が弱い場合は「に」にならない。→を(格助) 時を表す。 《時点を表す名詞に付いて》出来事が起こる時点を表す。 「三時起きる」 「九時始める」 「月曜来る」 「今日」「翌日」「去年」「翌年」「来月」など、「に」の付かないものもある。 《「…までに」「…のうちに」「…の間に」「…以内に」などの形で、期間を表す語に付いて》期限を表す。 「あすまでやる」 「おれがいる間仕上げろ」 「一週間以内読んでおくこと」 〔文語的な言い方で〕動作・作用が行われる場や手段などを表す。…で。…にて。 動作・作用が行われる場を表す。 「駅前待つ」 「母校会す」 「会館昼食する」 手段を表す。…で。 「寒風を襟防ぐ」 原因を表す。…で。 「暴風雨落ちた果実」 《「には」「にも」などの形で》尊敬する人が主語であることを表す。 「先生はお元気でお過ごしの由よし」 「あなた様もお変わりないご様子」 取り合わせを表す。また、同類のものを並べ挙げるのに使う。 「梅ウグイス」 「割れ鍋なべじ蓋ぶた」 「東男京女」 「おせんキャラメル」 「国語算数理科社会」 《動詞連用形に付き、同じ動詞を続けて》意味を強める。 「泣き泣いた」 「飲み飲んだ」 「待ち待ったこの日」 《「AするにはAするが」の形で、同じ動詞を繰り返して》譲歩の気持ちを表す。 「読むは読んだが、よく理解できない」 「話すは話してみるが、いい返事は期待しないでくれ」 接助 《「…ようにも」「…まいに」などの形で》逆接を表す。 「進もうも風が強くて歩けない」 「そんなことはあるまい 《動詞連体形に付き、同じ動詞の可能打消の形を続けて》…したくてもできない意を表す。 「泣きたくも泣く泣けない」 「風雨が強く、行く行けない」 「越す越されぬ大井川」 「押す押されぬ名代の役者」 《「思うに」「考えるに」「要するに」などの形で》発言の前触れとして使う。 「思う、あなたは誤解している」 「私が考える、この案には問題がある」

に【似】🔗🔉

に【似】 (造)《名詞に付いて》そのものに似ている。 「父親━・おかあさん━」

に【煮】🔗🔉

に【煮】 (造)ある調理法で煮ること。また、煮たもの。 「水━・角かく━・甘露━・クリーム━」

に【弐】🔗🔉

に【弐】 (造)「二」の大字。 「一金━万円也」

に‐あ・う【似合う】━アフ🔗🔉

に‐あ・う【似合う】━アフ 自五ほどよくつりあう。調和する。 「和服の━人」 「帽子は私に━・わない」 「年に━・わず落ち着いた人」 似合い 関連語 大分類‖合う‖あう 中分類‖相応しい‖ふさわしい

に‐あがり【二上がり】🔗🔉

に‐あがり【二上がり】 三味線の調弦法の一つ。第二弦を本調子より一全音だけ高くしたもの。

に‐あげ【荷揚げ】🔗🔉

に‐あげ【荷揚げ】 名・自サ変船の積み荷を陸にあげること。 「貨物を港に━する」

に‐あたっ‐て【に当たって】🔗🔉

に‐あたっ‐て【に当たって】 連語《名詞・動詞連体形・サ変動詞語幹に付いて》重要な節目に当たる事柄に際してという意を表す。…にあたり。 「開会━ひとことご挨拶を申し上げます」 「この施設を利用する━注意すべきこと」 かな書きも多い。

に‐あつかい【荷扱い】━アツカヒ🔗🔉

に‐あつかい【荷扱い】━アツカヒ 荷物を取り扱うこと。運ばれてきた貨物の受け取り・保管・発送などをすること。

ニアピン‐しょう【ニアピン賞】━シャウ🔗🔉

ニアピン‐しょう【ニアピン賞】━シャウ ゴルフで、指定されたホールでの第一打をグリーン上のピンに最も近づけたプレーヤーに与えられる賞。

ニア‐ミス[near miss]🔗🔉

ニア‐ミス[near miss] 飛行中の航空機どうしが接触しそうになるほど接近すること。異常接近。

に‐あわし・い【似合わしい】━アハシイ🔗🔉

に‐あわし・い【似合わしい】━アハシイ よく似合っているさま。似つかわしい。 「大統領に━人物」 「学生には━・くない言動」 ‐げ/‐さ

にい【新】ニヒ🔗🔉

にい【新】ニヒ (造)新しい。初めての。 「━盆」

にい‐さん【《兄さん》】🔗🔉

にい‐さん【《兄さん》】 「お兄さん」のややくだけた言い方。 「ぼくの━は大学生です」 ⇔ねえさん 若い男性を軽く親しんで呼ぶ語。 「ちょっと、そこの(お)━」 ◆さらにくだけた形は「にいちゃん」。

ニーズ[needs]🔗🔉

ニーズ[needs] 必要。要求。 「地域住民の━に応える」

にい‐づま【新妻】ニヒ━🔗🔉

にい‐づま【新妻】ニヒ━ 結婚して間のない妻。 関連語 大分類‖親族‖しんぞく 中分類‖‖つま

ニート[NEET]🔗🔉

ニート[NEET] 職に就かず、教育も職業訓練も受けていない若年層。 ◇一九九九年イギリスで生まれた語で、二〇〇四年ごろから日本でも問題化。not in employment, education or trainingの頭文字から。

にいなめ‐さい【新嘗祭】ニヒナメ━🔗🔉

にいなめ‐さい【新嘗祭】ニヒナメ━ 宮中の行事の一つ。十一月二十三日に天皇が新穀を神々に供え、自らも食して収穫を感謝する祭事。しんじょうさい。 ◇現在は、「勤労感謝の日」として、国民の祝日。

にいにい‐ぜみ【にいにい🔗🔉

にいにい‐ぜみ【にいにい 日本全土に分布するセミ科の昆虫。前ばねは褐色で、先端部が透明。小形のセミで、成虫は七月ごろジージーと単調に鳴く。

ニーハオ[ 中国]🔗🔉

ニーハオ[ 中国] こんにちは。

にい‐ぼん【新盆】ニヒ━🔗🔉

にい‐ぼん【新盆】ニヒ━ その人の死後、初めて迎える盂蘭盆うらぼん。初盆はつぼん。あらぼん。

に‐いん【二院】━ヰン🔗🔉

に‐いん【二院】━ヰン 二院制で、上院と下院。日本では衆議院と参議院。両院。

にいん‐せい【二院制】ニヰン━🔗🔉

にいん‐せい【二院制】ニヰン━ 議会が二つの独立した合議機関によって構成され、両者の決議の一致をもって議会の意思とする制度。

に‐うけ【荷受け】🔗🔉

に‐うけ【荷受け】 送ってきた荷物を受け取ること。 ⇔荷送り

に‐うごき【荷動き】🔗🔉

に‐うごき【荷動き】 商取引による荷物や商品の変動。

に‐うま【荷馬】🔗🔉

に‐うま【荷馬】 荷物を運ぶ馬。荷負い馬。駄馬。

にえ【錵・沸】🔗🔉

にえ【錵・沸】 焼きによって日本刀の刃と地肌との境目に現れる粟粒のような文様。

にえ【贄・牲】ニヘ🔗🔉

にえ【贄・牲】ニヘ 〔古〕神仏に供える食べ物。また、朝廷に献上する食べ物や特産物。

にえ‐かえ・る【煮え返る】━カヘル🔗🔉

にえ‐かえ・る【煮え返る】━カヘル 自五 煮えて沸き返る。沸騰する。 「釜かまの湯が━」 感情が激しく高ぶる。ひどく腹が立つ。 「はらわたが━」

にえきら‐な・い【煮え切らない】🔗🔉

にえきら‐な・い【煮え切らない】 連語考えや態度がはっきりしない。 「ぐずぐずと━人だ」 「━返事」

にえくり‐かえ・る【煮え繰り返る】━カヘル🔗🔉

にえくり‐かえ・る【煮え繰り返る】━カヘル 自五「煮え返る」を強めていう語。 「はらわたが━(=ひどく腹が立つ)」

にえ‐たぎ・る【煮え滾る】🔗🔉

にえ‐たぎ・る【煮え滾る】 自五煮えて盛んに沸き返る。

にえ‐た・つ【煮え立つ】🔗🔉

にえ‐た・つ【煮え立つ】 自五煮えて沸き立つ。沸騰する。煮立つ。 「━・った湯」

にえ‐ゆ【煮え湯】🔗🔉

にえ‐ゆ【煮え湯】 沸騰した湯。熱湯。

煮え湯を飲まさ・れる🔗🔉

煮え湯を飲まさ・れる 信頼していた者に裏切られてひどい目にあう。

に・える【煮える】🔗🔉

に・える【煮える】 自下一 汁の中で加熱された食物に熱が通って食べられるようになる。また、そのような料理ができる。 「豆[芋]が━」 「煮物[煮魚]が━」 液体(特に、水)が加熱されて湯になる。沸く。 「よく━・えた湯に青菜をさっとくぐらせる」 「━・えたぎる」「━・え立つ」など、複合語中で使うことが多い。 《「腹が━」などの形で》ひどく腹が立つ。 「腹[はらわた・肝・業ごう]が━」 ◇やや古い言い方。 に・ゆ(下二)

にお【鳰】ニホ🔗🔉

にお【鳰】ニホ 〔古〕カイツブリ。

におい【匂い・臭い】ニホヒ🔗🔉

におい【匂い・臭い】ニホヒ 匂・臭そのものから発散されて嗅覚を刺激するもの。 「薬品の━をかぐ」 「香水の匂い」 「すき焼きの匂い」 「腐った魚の臭いよい香りには「匂」を使う。不快なくさみには「臭」を使うが、慣用的には「匂」も使う。 匂・臭そのものがかもし出す雰囲気。いかにもそれらしい気配や趣。 「下町の━がする路地」 臭・匂うさんくさい感じ。疑わしい気配。 「犯罪の━がする」 日本刀の地肌と刃の境に現れた、霧のようにかすかな模様。 関連語 大分類‖匂い‖におい 中分類‖香り‖かおり 大分類‖匂い‖におい 中分類‖臭い‖くさい

におい‐ぶくろ【匂い袋】ニホヒ━🔗🔉

におい‐ぶくろ【匂い袋】ニホヒ━ 白檀びゃくだん・麝香じゃこう・丁子ちょうじなどの香料を入れた小さな袋。身につけたり部屋に置いたりする。

に‐おう【仁王(二王)】━ワウ🔗🔉

に‐おう【仁王(二王)】━ワウ 仏法の守護神として寺門または須弥壇しゅみだん前面の両側に安置した一対の神像。怒りの形相をした像としてあらわされ、一体は口を開いた阿の相をなし、一体は口を閉じた吽うんの相をなす。金剛力士。 関連語 大分類‖神仏‖しんぶつ 中分類‖ほとけ‖ほとけ

にお・う【匂う・臭う】ニホフ🔗🔉

にお・う【匂う・臭う】ニホフ 自五 匂・臭においがする。よい香りがする。また、不快なくさみがする。 「梅の花が匂う」 「汗[ガス]が臭うよい香りには「匂」を使う。不快な香りには「臭」を使うが、慣用的には「匂」も使う。 〔雅〕色が美しく照り映える。美しく輝く。 「紅萌ゆる岡の花早緑さみどり━岸の色三高寮歌」 「━がごとき美しさ」 〔好ましいことに言って〕隠されていることなどがそれとなく察せられる。 「婚約したこと、隠しても━わ」 臭・匂何かうさんくさいことが行われた感じがする。〜のにおいがする。 「不正が━」 他五〔俗〕物のにおいをかぐ。 「溶液を━と塩素臭がした」 ◇西日本の方言が放送やネットを通して広がったもの。 ◆「丹秀にほふ(=赤く際立つ)」から出た。 におい

におう‐だち【仁王立ち】ニワウ━🔗🔉

におう‐だち【仁王立ち】ニワウ━ 名・自サ変仁王の像のようにどっしりといかめしく立つこと。

に‐おくり【荷送り】🔗🔉

に‐おくり【荷送り】 荷物を先方へ送り出すこと。 ⇔荷受け

にお‐やか【匂やか】ニホ━🔗🔉

にお‐やか【匂やか】ニホ━ 形動 よい香りがするさま。においやか。 「━な梅の香」 気品があって美しいさま。においやか。 「━にほほえむ」 ‐さ

におわ・す【匂わす】ニホハス🔗🔉

におわ・す【匂わす】ニホハス 他五におわせる

におわ・せる【匂わせる】ニホハセル🔗🔉

におわ・せる【匂わせる】ニホハセル 他下一 よいにおいをさせる。 「ほのかに香を━」 それとなくわからせる。ほのめかす。 「辞任の意向を━」 にほは・す(下二) =におわす

に‐かい【二階】🔗🔉

に‐かい【二階】 家屋が上下二層になっていること。 「━建ての家」 多層の建物の、下から二層目の階。 「━から目薬(=思うようにならずもどかしいこと。また、回りくどくて効果のないこと)」

にが・い【苦い】🔗🔉

にが・い【苦い】 舌が刺激され、口をゆがめたくなるような味を感じる。 「このコーヒーは少し━ね」 「秋刀魚さんまは、腸はらわたの━ところが好きだ」 不愉快であるさま。また、つらくて苦しいさま。 「━顔をする」 「━経験」 ‐さ 関連語 大分類‖飲食‖いんしょく 中分類‖から‖からい

にが‐うり【苦瓜】🔗🔉

にが‐うり【苦瓜】 ツルレイシの別称。ゴーヤ。

に‐がお【似顔】━ガホ🔗🔉

に‐がお【似顔】━ガホ 「似顔絵」の略。→似顔絵

にがお‐え【似顔絵】ニガホヱ🔗🔉

にがお‐え【似顔絵】ニガホヱ ある人の顔に似せて描いた絵。 浮世絵で、顔や姿を似せて描いた役者絵・美人絵。

に‐がさ【荷嵩】🔗🔉

に‐がさ【荷嵩】 荷がかさばること。

にが・す【逃がす】🔗🔉

にが・す【逃がす】 他五 捕らえていたものを放して自由にする。また、逃げるのを手伝って逃げさせる。 「人質を━」 「かごから小鳥を━」 「釣った魚を━・してやる」 「脱走兵を裏口から━」 捕らえようとしたものをつかまえそこなう。のがす。 「惜しいところで獲物を━」 「みすみす絶好のチャンスを━」 「大口契約(の機会)を━・してしまう」 ◆「逃す」と書くと「のがす」と読まれる。 逃がせる

逃がした魚さかなは大きい🔗🔉

逃がした魚さかなは大きい 一度手に入れかけて失った物は、惜しさのために実際より大きく見えるものだ。釣り落とした魚は大きい。逃げた魚は大きい。 成句としては「逃のがした魚は大きい」は不適切。

に‐がつ【二月】━グヮツ🔗🔉

に‐がつ【二月】━グヮツ 一年の二番目の月。如月きさらぎ二月のことば 別称(本来は陰暦二月の称。今は新暦に転用する) 如月きさらぎ・令月(めでたい月の意)・梅見月・仲春(旧暦二月は春三か月のまんなかに当たることから)・盛春(旧暦二月は春の盛り) 旧正月(陰暦の正月。月遅れの正月を祝う地方もある)・節分(立春の前日の称。二月三日ごろ。年男が鬼打ちの豆をまいて邪気を払う風習がある)・立春(二十四節気の一つ。四日ごろ。暦の上ではこの日から春が始まる)・寒明け(立春を迎えて寒の時期が終わること)・針供養(八日。折れた針を供養し、針仕事を休む)・建国記念の日(一一日。国民の祝日)・バレンタインデー(一四日。三世紀ごろローマで殉死した聖バレンタインを記念する日)・涅槃会ねはんえ(釈が入滅したとされる一五日に行う法会)・雨水うすい(二十四節気の一つ。一九日ごろ。雪が消えて水になる日)・初午はつうま(二月最初の午の日。稲荷を祭る) 行事・風物・気象 余寒(立春のあとまで残る寒さ。残寒)・春雷(立春後に鳴る雷)・春一番(立春のころ、その年初めて吹く強い南風)・梅(花札で、鶯うぐいすとともに二月を表す) 誕生石 アメシスト(アメジスト・紫水晶) 手紙文のあいさつ 余寒[残寒/春寒/解氷/梅花/向春]の候[折/みぎり]・余寒[残寒/春寒]なお厳しき折から・余寒[残寒/春寒]なおしのぎがたき折 余寒[残寒]お見舞い申し上げます。 立春とは名ばかり、まだまだ寒い日[厳しい寒さ]が続きます。 日差しにふと春の気配を感じるころとなりました。 春一番も吹き抜けて、日増しに春の気配が濃くなってまいりました。

にが‐て【苦手】🔗🔉

にが‐て【苦手】 名・形動 性分が合わなくて、また、対処しにくくて、いやな感じをもつこと。また、そのような相手。 「━なチームと対戦する」 得意でないこと。不得手。 「英語の━な生徒」

にがにが‐し・い【苦苦しい】🔗🔉

にがにが‐し・い【苦苦しい】 きわめて不愉快である。 「風紀の乱れを━・く思う」 ‐げ/‐さ

にが‐み【苦み(苦味)】🔗🔉

にが‐み【苦み(苦味)】 苦い味。また、苦い度合い。 「━のある山菜」 ◇「味」は当て字。 関連語 大分類‖飲食‖いんしょく 中分類‖から‖からい

にがみ‐ばし・る【苦み走る】🔗🔉

にがみ‐ばし・る【苦み走る】 自五顔つきに渋みがあり、きりっと引き締まっている。 「━・ったいい男」

にが‐むし【苦虫】🔗🔉

にが‐むし【苦虫】 かんだら苦いだろうと思われる虫。 「━をみつぶしたよう(=きわめて不愉快そうな顔をするさま)」 「苦虫をみつぶしたよう」を「苦虫をんだよう」とするのは不適切。

に‐かよ・う【似通う】━カヨフ🔗🔉

に‐かよ・う【似通う】━カヨフ 自五互いによく似ている。多くの共通点がある。 「━・った考え方」

にがり【苦汁苦塩🔗🔉

にがり【苦汁苦塩 海水から食塩を結晶させた後に残る苦い溶液。主成分は塩化マグネシウム。豆腐を固める材料にする。にがしお。くじゅう。

にがり‐き・る【苦り切る】🔗🔉

にがり‐き・る【苦り切る】 自五きわめて不愉快そうな顔つきや態度をみせる。 「━・った表情」 関連語 大分類‖不快な心の状態‖ふかいなこころのじょうたい 中分類‖困る‖こまる

にが・る【苦る】🔗🔉

にが・る【苦る】 自五不愉快そうな顔をする。

に‐かわ【膠】━カハ🔗🔉

に‐かわ【膠】━カハ 動物の骨・皮・腸などを煮出した溶液を濃縮・乾燥して作る不純なゼラチン。接着剤などに用いる。 ◇「煮皮」の意。

にが‐わらい【苦笑い】━ワラヒ🔗🔉

にが‐わらい【苦笑い】━ワラヒ 名・自サ変内心は苦々しく思いながら、それを紛らすためにむりに笑うこと。また、その笑い。苦笑くしょう。 「男は━した」 関連語 大分類‖声に出す行為‖こえにだすこうい 中分類‖笑う‖わらう

にがん‐レフ【二眼レフ】🔗🔉

にがん‐レフ【二眼レフ】 撮影用レンズのほかに、それと同規格のファインダー用レンズを備えた長方形の箱形カメラ。二眼レフカメラ。 ◇「レフ」はreflex cameraから。

に‐き【二季】🔗🔉

に‐き【二季】 四季の中の二つの季節。春と秋、夏と冬など。 盆と暮れ。 「━払い」

にき‐さく【二期作】🔗🔉

にき‐さく【二期作】 同じ耕地で同じ作物を年に二回栽培・収穫すること。特に稲作にいう。

にぎ‐てき【二義的】🔗🔉

にぎ‐てき【二義的】 形動根本的でないさま。さほど重要でないさま。二次的。 「━な問題」

にぎにぎ‐し・い【賑しい】🔗🔉

にぎにぎ‐し・い【賑しい】 たいそうにぎやかであるさま。 「客の出入りが━」 ‐さ

にきび【🔗🔉

にきび【 多く思春期に顔などにできる小さな吹き出物。皮脂の分泌が活発になって毛孔が詰まり、炎症を起こしたもの。

にぎ‐やか【賑やか】🔗🔉

にぎ‐やか【賑やか】 形動 人の声や物音などがしきりにするさま。よくしゃべったり笑ったりするさま。 「隣の部屋が━だ」 「━な人[宴会]」 人などがたくさん集まって活気のあるさま。 「━な通り」 いろいろなものを並べたり飾ったりするさま。 「━な食卓」 「━に店頭を飾る」 ‐さ

にぎやかし【賑やかし】🔗🔉

にぎやかし【賑やかし】 にぎやかにすること。また、にぎやかにするもの。 「宴席の━に余興をする」 関連語 大分類‖栄える‖さかえる 中分類‖賑わう‖にぎわう 大分類‖声に出す行為‖こえにだすこうい 中分類‖騒ぐ‖さわぐ

にきょく‐か【二極化】━クヮ🔗🔉

にきょく‐か【二極化】━クヮ 名・自サ変物事が大きく二つに分かれること。二極分化。 「地価[子供の学力]が━する」 「富と貧困の━が進む」

にぎら・せる【握らせる】🔗🔉

にぎら・せる【握らせる】 他下一 握るようにさせる。 「ロープを━」 賄賂わいろの金銭などを渡す。 「口止め料を━」 にぎら・す(下二)

にぎり【握り】🔗🔉

にぎり【握り】 手で握ること。また、握り方。 「クラブの━を強くする」 道具などの手で握ってもつ部分。 「包丁[バット]の━」 小さく握った鮨飯すしめしに魚介などの種をのせた鮨。江戸前鮨。 ◇「握り鮨ずし」の略。 「握り飯」の略。→握り飯 「お━」 (造)手で握った長さ・太さ・量を表す。 「ひと━の米」 関連語 大分類‖体の動き‖からだのうごき 中分類‖つかむ‖つかむ

にぎり‐こぶし【握り拳】🔗🔉

にぎり‐こぶし【握り拳】 固く握りしめたこぶし。げんこつ。

にぎり‐し・める【握り締める】🔗🔉

にぎり‐し・める【握り締める】 他下一手に力を入れて強く握る。しっかり握る。 「友の手を━」 にぎりし・む(下二) 関連語 大分類‖体の動き‖からだのうごき 中分類‖つかむ‖つかむ

にぎり‐つぶ・す【握り潰す】🔗🔉

にぎり‐つぶ・す【握り潰す】 他五 強く握ってつぶす。 「空き缶を━」 提出された書類・提案などを故意に手もとにとどめ、処理をしないでうやむやにしてしまう。 「要求を━」

にぎり‐ばし【握り🔗🔉

にぎり‐ばし【握り を正しく持てない人が、棒を握るような手つきでを操ること。

にぎり‐めし【握り飯】🔗🔉

にぎり‐めし【握り飯】 飯を三角形や丸形に握り固めたもの。おにぎり。にぎり。むすび。

にぎり‐や【握り屋】🔗🔉

にぎり‐や【握り屋】 金銭をためこむばかりで出すのをしぶる人。しまり屋。けちんぼう。

に‐き・る【煮切る】🔗🔉

に‐き・る【煮切る】 他五料理で、酒や味醂みりんを煮立ててアルコール分を飛ばすこと。また、酒を加えたしょうゆを煮つめること。 煮切り 関連語 大分類‖料理‖りょうり 中分類‖煮る‖にる

にぎ・る【握る】🔗🔉

にぎ・る【握る】 他五 指を曲げて手のひらをしっかりと閉じる。また、そのようにしてこぶしを作る。 「赤ん坊が手を━・ったり開いたりしている」 「こぶしを━・って悔しがる」 しっかりと閉じた手の中に物を収める。 「つり革をしっかりと━」 「シャベルを━・って穴を掘る」 「手に汗を━・って応援する」 「暴力団と手を━(=力を合わせる)」 「つかむ」は対象物を手で捕らえる動作に、「にぎる」はしっかりと保つことに重点をおいて使う。 《〜ヲに道具を表す語をとって、慣用句的に》手に保持した道具類を操り、それを活かした独自の行為をする。執る。 「久しぶりでハンドルを━・った(=運転した)」 「忙しくて絵筆[ラケット]を━暇がない」 あるものを自分のものにする。手中に収める。特に、重大な影響を及ぼす権力や情報を自分のものにする。 「大金を━」 「実権を━」 「秘密[動かぬ証拠]を━」 「勝敗の鍵かぎを━」 「弱みを━・られる」 握りずしや握り飯をつくる。 「すしを━」 〜ヲに結果をとる言い方。「そのマグロをにぎってくれ」のように〜ヲに対象をとる言い方もある。握ることによってすしに変える意。 握れる 握り 関連語 大分類‖体の動き‖からだのうごき 中分類‖つかむ‖つかむ

にぎ‐わい【賑わい】━ハヒ🔗🔉

にぎ‐わい【賑わい】━ハヒ にぎわうこと。 「祭りの━」 「枯れ木も山の━」 関連語 大分類‖栄える‖さかえる 中分類‖賑わう‖にぎわう 大分類‖混ざる‖まざる 中分類‖混雑‖こんざつ 大分類‖声に出す行為‖こえにだすこうい 中分類‖騒ぐ‖さわぐ

にぎ‐わ・う【賑わう】━ハフ🔗🔉

にぎ‐わ・う【賑わう】━ハフ 自五 多くの人や物が出てにぎやかになる。 「駅前は行楽客で━・っている」 「思い出話で一座が━」 「山海の珍味に/で食卓が━」 〔古風な言い方で〕繁盛する。富み栄える。 「一家が━」 ◆「わう」は「幸さきわう」「味わう」などの「わう」と同じ。「にぎあう」「にぎあわない」とするのは誤り。 にぎわい 関連語 大分類‖栄える‖さかえる 中分類‖賑わう‖にぎわう 大分類‖混ざる‖まざる 中分類‖混雑‖こんざつ 大分類‖声に出す行為‖こえにだすこうい 中分類‖騒ぐ‖さわぐ

にぎわし・い【賑わしい】ニギハシイ🔗🔉

にぎわし・い【賑わしい】ニギハシイ にぎわっているさま。にぎやかだ。 「縁日で境内が━」 ‐さ

にぎわ・す【賑わす】ニギハス🔗🔉

にぎわ・す【賑わす】ニギハス 他五にぎやかにする。活気づける。 「山海の珍味が食膳を━」 「環境問題が新聞紙上を━」 =にぎわせる 関連語 大分類‖栄える‖さかえる 中分類‖賑わう‖にぎわう 大分類‖混ざる‖まざる 中分類‖混雑‖こんざつ 大分類‖声に出す行為‖こえにだすこうい 中分類‖騒ぐ‖さわぐ

にぎわ・せる【賑わせる】ニギハセル🔗🔉

にぎわ・せる【賑わせる】ニギハセル 他下一にぎわす にぎは・す(下二)

にく【肉】🔗🔉

にく【肉】 動物のからだで、皮膚の下にあり骨をつつむやわらかな物質。 「筋━・贅━ぜいにく 食べ物としての、動物の肉。 「牛の━」 「━料理」 ◇単に「肉」というと普通は魚のそれを含めない(「肉より魚を好む」)。「魚肉」「魚の肉」などの表現では魚の身をさす。 果物の皮と種との間のやわらかな部分。 「桃の━」 「果━」 (精神に対して)肉体。からだ。 「霊━一致」 「━欲」 肉のつき具合。また、物の厚み。 「中━中背ちゅうにくちゅうぜい」 「━太ぶと 骨組みに付け加えるもの。 「当初の案をもとに━を付ける」 印肉。 「朱━」 (造)じかであること。なまのもの。 「━眼・━声」

にく‐あつ【肉厚】🔗🔉

にく‐あつ【肉厚】 名・形動肉が厚いこと。 「━な葉っぱ」 「━の手」

にく・い【憎い】🔗🔉

にく・い【憎い】 対象に敵意や反感をもち、その存在を許せないと思うほどに忌み嫌うさま。 「犯人[戦争]が━」 〔反語的に〕ちょっと引け目に思うほど、好ましいさま。感心させられるさま。 「何とも━選曲だ」 「━言い回しをするね」 「お二人連れとは━ね」 ◆悪い」とも書くが、まれ。は「ニクい」も多い。 ‐げ/‐さ「かわいさ余って━百倍」/‐が・る 関連語 大分類‖不快な感情‖ふかいなかんじょう 中分類‖憎い‖にくい

にく・い【難い】🔗🔉

にく・い【難い】 《動詞の連用形に付いて複合語を作る》 することが難しい。…(し)づらい。 「このまま終わるとは考え━」 「あの人には相談し━」 「食べ━・読み━・働き━」 そうならない傾向がある意を表す。なかなか…(し)ない。 「冷え━・さび━」 「住民の声が反映され━」 ◆⇔やす 「〜づらい」は非意図的動作には使いにくいが、「〜にくい」は意図的・非意図的のいずれの動きにも使う。「×壊れづらい/壊れにくい」 「〜づらい」は主観的な困難さを表す傾向があるが、「〜にくい」は客観的な理由による困難さも表す。「(個人的な事情や気持ちから)入りづらい大学」「(個人的事情で、また、倍率が高くて)入りにくい大学」 ‐げ/‐さ

にく‐いろ【肉色】🔗🔉

にく‐いろ【肉色】 人の肌のような色。黄色がかった淡紅色。肌色。

明鏡国語辞典で始まるの検索結果 1-100もっと読み込む