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冲 むなしい🔗🔉

【冲】 6画 冫部  区点=4953 16進=5155 シフトJIS=9974 《音読み》 チュウ〈chng〉 《訓読み》 むなしい(むなし)/おき 《意味》 {動・形}氷をとんと突き割る。また、その音の形容。「二之日鑿氷冲冲=二ノ日ニハ氷ヲ鑿ツコト冲冲タリ」〔→詩経チュウス{動}突きあたる。〈同義語〉→沖。〈類義語〉→衝{形}柔らかく、手ごたえがないさま。〈同義語〉→沖{形}むなしい(ムナシ)。手ごたえがないさま。うつろであるさま。〈同義語〉→沖。「冲虚チュウキョ」「道冲而用之或不盈=道ハ冲シケレドモコレヲ用テ或ニ盈タズ」〔→老子「冲子チュウシ」とは、幼少で位についている若者をいう。▽からだがまだ柔らかい意。 〔国〕おき。海や湖の陸から遠く離れた水面。〈同義語〉→沖。 《解字》 形声。「冫(こおり)+音符中」で、氷をとんとんと突き割る音をあらわす。また、中和の中(かどがない、柔らかい)の意にも用いる。 《単語家族》 衝突の衝(突き抜く)と同系。 《熟語》 →下付・中付語

壙 むなしい🔗🔉

【壙】 18画 土部  区点=5261 16進=545D シフトJIS=9ADB 《音読み》 コウ(クウ)〈kung〉 《訓読み》 あな/はかあな/ひろの/むなしい(むなし)/むなしくする(むなしくす) 《意味》 {名}あな。はかあな。がらんとしたあな。また、墓のあな。「壙穴コウケツ」 {名}ひろの。何もないがらんとした野原。〈類義語〉→曠コウ。「壙野コウヤ」「猶水之就下獣之走壙也=ナホ水ノ下キニ就キ、獣ノ壙ニ走ルガゴトシ」〔→孟子{形}むなしい(ムナシ)。がらんとして何もないさま。〈同義語〉→曠{動}むなしくする(ムナシクス)。からっぽにする。おろそかにする。〈同義語〉→曠。 《解字》 会意兼形声。廣コウ(=広)は「广(いえ)+音符黄(四方にひろがる)」の会意兼形声文字で、がらんとして中に何もない大べや。壙は「土+音符廣」で、中空の土穴のこと。 《単語家族》 曠コウ(からっぽ)幌コウ(中が、からになるように外側に張るほろ)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

徒 むなしい🔗🔉

【徒】 10画 彳部 [四年] 区点=3744 16進=454C シフトJIS=936B 《常用音訓》ト 《音読み》 ト/ズ(ヅ)/ド〈t〉 《訓読み》 かちありきする(かちありきす)/かち/ともがら/むなしい(むなし)/いたずらに(いたづらに)/ただ 《名付け》 かち・ただ・とも 《意味》 {動}かちありきする(カチアリキス)。一歩一歩と歩く。「徒歩」「徒渉トショウ(歩いて川を渡る)」「舎車而徒=車ヲ舎テテ徒ス」〔→易経{名}かち。歩いて行く兵隊。歩兵。足軽。〈対語〉→騎(馬に乗った兵)。「公徒三万(歩兵三万)」〔→詩経{名}ともがら。下級の仲間。▽数多い歩兵の意から。「衆徒」「徒党」 {名}門下のでし。「徒弟」「非吾徒也=吾ガ徒ニアラザルナリ」〔→論語{形}むなしい(ムナシ)。何も物を持たないさま。▽車も馬もない意から。「徒搏トハク(素手でうちかかる、すもう)」 {副}いたずらに(イタヅラニ)。何も得ることなしに。むだに。「徒労」「徒自苦耳=イタヅラニミヅカラ苦シムノミ」 {副}ただ。…だけ。「徒善不足以為政=タダ善ナルノミナラバ、モッテ政ヲ為スニ足ラズ」〔→孟子「不徒…タダニ…ノミナラズ」「非徒…タダニ…ノミニアラズ」とは、単にAだけでなく(またBである)との意に用いることば。「非徒無益=タダニ益ナキノミニアラズ」〔→孟子〕 《解字》 形声。「止(あし)+彳(いく)+音符土」で、陸地を一歩一歩とあゆむことで、ポーズをおいて、一つ一つ進む意を含む。 《単語家族》 渡ト(水を一歩一歩わたる)度ド(手尺で一さし一さしとわたってはかる)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

曠 むなしい🔗🔉

【曠】 19画 日部  区点=5905 16進=5B25 シフトJIS=9E44 【昿】異体字異体字 9画 日部 区点=5906 16進=5B26 シフトJIS=9E45 《音読み》 コウ(クウ)〈kung〉 《訓読み》 あかるい(あかるし)/あきらか(あきらかなり)/むなしい(むなし)/むなしくする(むなしくす) 《意味》 {形}あかるい(アカルシ)。あきらか(アキラカナリ)。広く開けてあかるい。〈同義語〉→晃コウ。「昭曠ショウコウ(あかるい)」 {形}むなしい(ムナシ)。広々として何もない。「開曠」「曠闊コウカツ(広くがらんと開けている)」 {動}むなしくする(ムナシクス)。からにする。何もせずにあけておく。「曠日コウジツ(何もせずに、むなしく日を過ごす)」「曠職=職ヲ曠シクス」「曠安宅而弗居=安宅ヲ曠シクシテ居ラズ」〔→孟子〕 《解字》 会意兼形声。廣(=広)は「广(へや)+音符黄」の形声文字で、広々して何もない広間。曠は「日+音符廣」で、もと、黄(輝く光)・晃(あかるい光)と同じ。廣(=広)や幌コウ(外わくが広く中に何もない)と同系のことばとして用い、何もなくて、広くあいている意。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

沖 むなしい🔗🔉

【沖】 7画 水部 [常用漢字] 区点=1813 16進=322D シフトJIS=89AB 《常用音訓》チュウ/おき 《音読み》 チュウ/ジュウ(ヂュウ)〈chng〉 《訓読み》 むなしくする(むなしくす)/むなしい(むなし)/いとけない(いとけなし)/おき 《名付け》 おき・とおる・なか・ふかし 《意味》 {動・形}むなしくする(ムナシクス)。むなしい(ムナシ)。心をむなしくする。また、中がむなしい。「沖譲チュウジョウ」 チュウタリ{形}性格や態度がおだやかである。片よらない。〈同義語〉→中。「沖和チュウワ」 {形}いとけない(イトケナシ)。からだがまだ柔らかい。幼い。〈類義語〉→僮ドウ。「沖齢チュウレイ」「沖人チュウジン」 チュウス{動}すっとまっすぐに高くあがる。つきあたる。〈類義語〉→衝。「一飛沖天=一タビ飛ビテ天ニ沖ス」〔→史記〕 〔国〕おき。海や湖の陸から遠く離れた水面。 《解字》 会意兼形声。「水+音符中(なか、片よらない、中和)」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

空 むなしい🔗🔉

【空】 8画 穴部 [一年] 区点=2285 16進=3675 シフトJIS=8BF3 《常用音訓》クウ/あ…く/あ…ける/から/そら 《音読み》 クウ/コウ〈kng・kng〉 《訓読み》 あく/あける/から/むなしい(むなし)/むなしく/そら 《名付け》 たか 《意味》 クウナリ{形}むなしい(ムナシ)。穴があいている。中に何もなくつきぬけている。「中空」「空隙クウゲキ」 クウナリ{形・動}むなしい(ムナシ)。あいている。何もない。からっぽ。からにする。〈対語〉→実。〈類義語〉→虚。「空虚」「箪瓢屡空=箪瓢シバシバ空ナリ」〔→陶潜クウナリ{形・名}むなしい(ムナシ)。中身がないさま。実がない。からっぽなさま。うそ。うつけ。〈対語〉→実。「空言」 {副}むなしく。なんの得るところもなく。いたずらに。〈類義語〉→徒。「空自苦亡人之地=空シクミヅカラ人亡キノ地ニ苦シム」〔→漢書{名}うつろ。空虚な状態。何のあとかたもないゼロの状態。あな。▽去声に読む。〈類義語〉→無。「空白」「当年遺事久成空=当年ノ遺事久シク空ト成ル」〔→曾鞏{名}〔仏〕意識(色相)をこえてすべてをゼロとみなす悟りの境地。いっさいのものは、因縁によって生ずるもので、不変の実体はないという仏教の根本原理の一つ。▽自我の否定を説く我空と、万物に実体のないことを説く法空とが主なるものである。「空見」「空門(仏道)」 {名}そら。おおぞら。また、地上のなにもない空間。「航空」「旌旗蔽空=旌旗空ヲ蔽フ」〔→蘇軾〕 《解字》 会意兼形声。工は、つきぬく意を含む。「穴(あな)+音符工コウ・クウ」で、つきぬけてあながあき、中に何もないことを示す。 《単語家族》 孔コウ(つきぬけたあな)腔コウ(のどのつきぬけたあな)肛コウ(しりのあな)攻(つきぬく)などと同系。 《異字同訓》 あく/あける。 →明 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要書物 →主要人名

虚 むなしい🔗🔉

【虚】 人名に使える旧字 11画 虍部 [常用漢字] 区点=2185 16進=3575 シフトJIS=8B95 《常用音訓》キョ/コ 《音読み》 キョ/コ〈x〉 《訓読み》 むなしい(むなし)/むなしくする(むなしくす)/いつわり(いつはり) 《意味》 {形・名}むなしい(ムナシ)。くぼんで、中があいているさま。転じて、中身がなくうつろであるさま。から。〈対語〉→実。〈類義語〉→空。「空虚」 キョニス{動}むなしくする(ムナシクス)。うつろにする。からにする。「虚己=己ヲ虚シクス」 {形・名}漢方医学では、精気や血液がなくなって、うつろになったさま。また、その症状。〈対語〉→実。「虚弱」 {形・名}いつわり(イツハリ)。中身がうつろな。実質がともなわないさま。うわべだけ。うそ。むだ。「虚言」 {名}二十八宿の一つ。規準星は今のみずがめ座に含まれる。とみて。 《解字》 形声。丘キュウは、両側におかがあり、中央にくぼんだ空地のあるさま。虚キョは「丘の原字(くぼみ)+音符虍コ」。虍(とら)とは直接の関係はない。▽呉音コは虚空コクウ・虚無僧コムソウのような場合にしか用いない。 《単語家族》 去(くぼんで退く)渠キョ(くぼんだみぞ)などと同系。 《類義》 空は、つきぬけてからっぽであること。 《参考》 人名に旧字使用可。旧字の総画数は12画。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

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