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倭夷 ワイ🔗🔉

【倭夷】 ワイ 昔、中国人が日本人を卑しんでいったことば。▽「夷」は、昔の中国人が東方に住む異民族につけた呼び名。『倭奴ワド』

吾 わが🔗🔉

【吾】 7画 口部 [人名漢字] 区点=2467 16進=3863 シフトJIS=8CE1 《音読み》 ゴ/グ〈w〉 《訓読み》 われ/わが 《名付け》 あ・みち・わが・われ 《意味》 {代}われ。わが。一人称の代名詞。〈対語〉→汝ジョ→爾ジ。〈類義語〉→我。「吾日三省吾身=吾日ニ三タビ吾ガ身ヲ省ミル」〔→論語〕 《解字》 会意兼形声。「口+音符五(交差する)」。語の原字だが、我とともに一人称代名詞に当てる。▽古くは吾はおもに主格と所有格に用い、我はおもに目的格に用いた。ただし「不吾知=吾ヲ知ラズ」のような代名詞を含む否定文では吾を目的格に用いる。 《類義》 →我 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

和一 ワイツ🔗🔉

【和一】 ワイツ やわらいで一つになる。また、国の混乱がおさまって平和になる。『和壱ワイツ』

和易 ワイ🔗🔉

【和易】 ワイ 心持ちがおだやかである。やわらぐ。

和懌 ワエキ🔗🔉

【和悦】 ワエツ =和説。やわらぎ喜ぶ。うちとけて喜ぶこと。『和喜ワキ・和愉ワユ・和懌ワエキ』

和解 ワカイ🔗🔉

【和解】 ワカイ 仲直りする。ワゲ 外国語を日本語で解釈すること。また、その解釈。

和歌 ワカ🔗🔉

【和歌】 ワカ 調子をあわせて歌を歌う。〔国〕日本古来の定型詩。短歌・長歌・旋頭歌セドウカ・片歌カタウタなどがある。〔国〕特に、短歌のこと。

和諧 ワカイ🔗🔉

【和諧】 ワカイ 調和する。仲むつまじくする。

和韻 ワイン🔗🔉

【和韻】 ワイン 他人の漢詩と同じ韻を使って漢詩をつくること。

圜 わ🔗🔉

【圜】 16画 囗部  区点=5208 16進=5428 シフトJIS=9AA6 《音読み》 カン(クン)/ゲン〈hun〉/エン(ン)〈yun〉 《訓読み》 めぐる/わ 《意味》 {動}めぐる。ぐるぐるとまるく回る。〈同義語〉→還{名}わ。まるい、わ。リング。〈同義語〉→環{名・形}まる。まるい。〈同義語〉→円。「圜丘エンキュウ(=円丘)」 {名}大地をまるくとり巻く空。天空。▽昔は、天がまるく、地が方(四角い)と考えた。 《解字》 会意兼形声。圜の中は「目+音符袁エン」から成り、目玉のようにまるいことをあらわす。圜はそれを音符とし、囗(かこい)を加えた字で、まるい、回るなどの意を含む。 《単語家族》 環円などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

夭 わかい🔗🔉

【夭】 4画 大部  区点=5280 16進=5470 シフトJIS=9AEE 《音読み》 ヨウ(エウ)〈yo〉 《訓読み》 わかい(わかし)/わかじにする(わかじにす) 《意味》 {形}わかい(ワカシ)。しなやかでわかい。〈対語〉→老ヨウス{動}わかじにする(ワカジニス)。草木がまだしなやかな若芽のうちに枯れる。また、人が少年のうちに死ぬ。〈対語〉→寿。「夭折ヨウセツ」「不夭斤斧=斤斧ニ夭セラレズ」〔→荘子〕 《解字》 象形。人間のしなやかな姿を描いたもの。 《単語家族》 幼(細く小さい)妖ヨウ(しなやかな女性)優(しなやかな動作をする俳優)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

嫩 わかい🔗🔉

【嫩】 14画 女部  区点=5336 16進=5544 シフトJIS=9B63 《音読み》 ドン/ノン〈nn〉 《訓読み》 わかい(わかし) 《意味》 {形}わかい(ワカシ)。わかくて柔らかい。 《解字》 会意兼形声。右側はもとは「而(ひげ)+大」で、柔らかくたれたものをあらわす。それを音符とし、女を加えたのが嫩のもとの字。 《単語家族》 軟と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

少 わかい🔗🔉

【少】 4画 小部 [二年] 区点=3015 16進=3E2F シフトJIS=8FAD 《常用音訓》ショウ/すく…ない/すこ…し 《音読み》 ショウ(セウ)〈sho・sho〉 《訓読み》 すくない(すくなし)/かく/すこし/すこしく/しばらく/わかい(わかし) 《名付け》 お・すく・すくな・つぎ・まさ・まれ 《意味》 {形}すくない(スクナシ)。たくさんない。わずかな。▽後に名詞を伴うときは、前に返って訓読する。〈対語〉→多→衆。〈類義語〉→寡→稀。「兵少食尽=兵少ナク食尽ク」〔→史記〕「峨嵋山下少人行=峨嵋山下人行少ナシ」〔→白居易{名}少数。また、少数の人。〈対語〉→衆。「与少楽楽=少ト楽ヲ楽シム」〔→孟子{動}かく。足りない。「欠少」 {副}すこし。すこしく。程度・数量がすくないこと。わずかに。「少光王室=少シク王室ヲ光カス」〔→国語{副}しばらく。すこしの間たって。しばし。「少則洋洋焉=シバラクスレバスナハチ洋洋タリ」〔→孟子{形・名}わかい(ワカシ)。年がわかい。わかい者。▽去声に読む。〈対語〉→長→老。「少年」「少時(わかい時)」「人少則慕父母=人少ケレバスナハチ父母ヲ慕フ」〔→孟子〕「比少已憔悴=少ニクラブレバスデニ憔悴ス」〔→袁宏道{名}添え役。▽「太師」「太傅タイフ」に対して、そのわき役を「少師」「少傅」という。去声に読む。 《解字》 会意。「小(ちいさくけずる)+ノ印(そぎとる)」で、削って減らすこと。のち、分量や数が満ち足りない意に用い、年齢の満ち足りないのを少年という。 《単語家族》 抄ショウ(さっとかすめる)と同系。 《類義》 →寡 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要人名

弱 わかい🔗🔉

【弱】 10画 弓部 [二年] 区点=2869 16進=3C65 シフトJIS=8EE3 《常用音訓》ジャク/よわ…い/よわ…まる/よわ…める/よわ…る 《音読み》 ジャク/ニャク〈ru〉 《訓読み》 よわる/よわい(よわし)/よわめる(よわむ)/よわくする(よわくす)/よわまる/わかい(わかし) 《意味》 {形}よわい(ヨワシ)。なよなよと柔らかい。〈対語〉→強。〈類義語〉→柔。「体弱力微=体弱クシテ力微ナリ」〔陳鴻〕 {名}柔らかくよわいもの。〈対語〉→強。「弱固不可以敵彊=弱ハ固ヨリモッテ彊ニ敵スベカラズ」〔→孟子{動}よわめる(ヨワム)。よわくする(ヨワクス)。よわまる。体力・精神力などの堅さをとって柔らかくする。力がよわくなる。「弱其志=ソノ志ヲ弱クス」〔→老子{形}わかい(ワカシ)。からだつきがまだ柔らかくわかい。「弱年」「年弱=年弱シ」 {数}端数を切り上げた場合に用いることば。〈対語〉→強。「三メートル弱」 《解字》 会意。彡印は模様を示す。弱は「弓二つ+二つの彡印」で、模様や飾りのついた柔らかい弓。 《単語家族》 蒻ニャク(柔らかい草)若ジャク(柔らかいくわの木)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

我 わ🔗🔉

【我】 7画 戈部 [六年] 区点=1870 16進=3266 シフトJIS=89E4 《常用音訓》ガ/わ/われ 《音読み》 ガ〈w〉 《訓読み》 わ/われ/わが 《意味》 {代}われ。わが。一人称代名詞。古くはおもに所有格と目的格に用いた。〈対語〉→汝ジョ。〈類義語〉→吾ゴ。「問孝於我=孝ヲ我ニ問フ」〔→論語〕「三人行、必有我師焉=三人行ヘバ、必ズ我ガ師アリ」〔→論語{名}自分の考えに凝り固まること。かた意地。「我執」「毋固、毋我=固ヲナクシ、我ヲナクス」〔→論語{代}わが。自分の。親しみの意をこめた呼び方。「我兄ガケイ・ワガケイ(あなた)」「窃比於我老彭=ヒソカニ我ガ老彭ニ比ス」〔→論語{名}〔仏〕自分への執着。▽元来は自己の心・身体をいい、迷いに執着する自分の心を指す。これを脱することが仏教の根本の一つとされる。「我執」 《解字》 象形。刃がぎざぎざになった戈(ほこ)を描いたもので、峨ガ(ぎざぎざと切りたった山)と同系。「われ」の意味に用いるのは、我ガの音を借りて代名詞をあらわした仮借。 《類義》 吾ゴは、おもに主格・所有格に用いたが、のち我と吾を混同した。私は、公に対する語で、ひそかに、自分だけの、の意。余ヨ(予)は、古めかしい一人称。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

我意 ワガイ🔗🔉

【我意】 ガイ 自分中心の気持ち。わがまま。ワガイ〔国〕自分の気持ち。

朕 わが🔗🔉

【朕】 10画 月部 [常用漢字] 区点=3631 16進=443F シフトJIS=92BD 《常用音訓》チン 《音読み》 チン(チム)/ジン(ヂム)〈zhn〉 《訓読み》 われ/わが 《意味》 {代}われ。わが。自分を持ちあげた気持ちで、自分自身をさす場合に用いた古代の一人称代名詞。〈類義語〉→我→余(予)。「干戈朕=干戈ハ朕ガモノナリ」〔→孟子〕「悉聴朕言=悉ク朕ガ言ヲ聴ケ」〔→書経{代}天子だけが用いた一人称代名詞。▽秦シンの始皇帝からのち、皇帝が朕チンと自称することときめ、その習慣が後世に及んで天子に限って、用いるようになった。 {名}表面にあらわれたきざし。〈類義語〉→徴→兆。「朕兆」 《解字》 会意。もと「舟+両手で物を持ちあげる姿」で、舟を上に持ちあげる浮力のこと。上にあらわれ出る意を含む。転じて、尊大な気持ちで自分を持ちあげて称する自称詞となった。 《単語家族》 徴(持ち上げる)騰(あがる)称(持ちあげる、ほめる)などと同系。 《熟語》 →熟語

淮南 ワイナン🔗🔉

【淮南】 ワイナン 淮水ワイスイ以南の地。

淮陰 ワイイン🔗🔉

【淮陰】 ワイイン 地名。今の江蘇コウソ省淮陰市。漢代に、韓信カンシンが領地として封ぜられた地。

淮陰侯 ワイインコウ🔗🔉

【淮陰侯】 ワイインコウ〈人名〉→「韓信カンシン」

猥多 ワイタ🔗🔉

【猥多】 ワイタ ごたごたと多い。

猥雑 ワイザツ🔗🔉

【猥雑】 ワイザツ ごたごたと入りまじっていて乱雑であること。

猥談 ワイダン🔗🔉

【猥談】 ワイダン〔国〕男女の性に関するみだらな話。

猥褻 ワイセツ🔗🔉

【猥褻】 ワイセツ 男女の性に関するみだりがわしいこと。

環 わ🔗🔉

【環】 17画 玉部 [常用漢字] 区点=2036 16進=3444 シフトJIS=8AC2 《常用音訓》カン 《音読み》 カン(クン)/ゲン〈hun〉 《訓読み》 たまき/わ/めぐる/めぐらす/まわる(まはる) 《名付け》 たま・たまき・わ 《意味》 {名}たまき。わ。◎型の輪の形をした玉。腕輪や指輪などに用いる。転じて広く、輪の形をした物。「耳環」「環球」 {動}めぐる。めぐらす。まわる(マハル)。ぐるりとまわる。また○型にとりまく。かこむ。〈同義語〉→還。〈類義語〉→旋→回。「循環」「環而攻之=環リテコレヲ攻ム」〔→孟子{動}もどる。もとの地に帰る。▽還に当てた用法。 《解字》 会意兼形声。袁エンは、からだをまるくとりまく寛衣。環の右側の字(音カン)は「目+音符袁」からなり、目をぐるりとまわす、目をまるくすること。環はそれを音符とし、玉を加えた字で、まるくとりまいた形の玉。 《単語家族》 円エン圏ケン(とりまく)などと同系。 《類義》 旋は、尾を引いてぐるぐる円を描く。回・廻は、中心点をぐるぐる回転すること。転じて、円を描いてもとにもどること。運・巡も、やはりぐるぐるまわること。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

瓦剌 ワアラア🔗🔉

【瓦剌】 ワアラア 種族の名。モンゴル族の一種。十五世紀はじめ、トゴンが出て漠北バクホクを統一し、エセンのとき全盛をきわめたが、清シンの高宗に征服された。オイラート。▽ワアラアは蒙古音オイラートの中国語の音訳。「衛拉特」「額魯」とも書く。ヨーロッパではカルムック族とよぶ。

矮子看戯 ワイシカンギ🔗🔉

【矮子看戯】 ワイシカンギ〈故事〉背たけの低い人が、しばいを見るとき、自分の前にいる人にさえぎられてよく見えないのに、前の人のいうことをそのまま受け入れて批評する。自分の見識や判断力がなく、付和雷同することのたとえ。『矮人看場ワイジンカンジョウ』

矮屋 ワイオク🔗🔉

【矮屋】 ワイオク 高さの低い小さな家。〈類義語〉陋屋ロウオク。

矮陋 ワイロウ🔗🔉

【矮陋】 ワイロウ 背たけが低く、みにくい。家などが小さくて、むさくるしい。

矮躯 ワイク🔗🔉

【矮躯】 ワイク 背たけの低いからだつき。〈類義語〉短躯タンク。

稚 わかい🔗🔉

【稚】 13画 禾部 [常用漢字] 区点=3553 16進=4355 シフトJIS=9274 【穉】異体字異体字 17画 禾部 区点=6748 16進=6350 シフトJIS=E26F 《常用音訓》チ 《音読み》 チ/ジ(ヂ)〈zh〉 《訓読み》 いとけない(いとけなし)/おさない(をさなし)/わかい(わかし) 《名付け》 のり・わか・わく 《意味》 {形}いとけない(イトケナシ)。おさない(ヲサナシ)。わかい(ワカシ)。まだのびきらないで、たけが小さい。年が少ない。〈対語〉→壮→老。「幼稚」 {名}おさない子ども。〈類義語〉→幼→児。 《解字》 会意。もと「禾(作物)+遲チ(成長がおそい)」で、稚はその俗字。生長がおくれて小さい作物。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

穢史 ワイシ🔗🔉

【穢史】 ワイシ けがれた歴史。事実を歪曲した歴史。特に「魏書」のこと。▽撰者の魏収ギシュウが個人的な好悪によって記事・論説を書いたことから。

穢草 ワイソウ🔗🔉

【穢草】 ワイソウ 雑草。

穢徳 ワイトク🔗🔉

【穢徳】 ワイトク 悪徳。〔→書経

穢濁 ワイダク🔗🔉

【穢濁】 ワイダク ごたごたしてきたない。人と人とのつながりなどがけがれてにごる。〈類義語〉濁穢ダクワイ。

窪下 ワカ🔗🔉

【窪下】 ワカ くぼんで低い。また、そのような所。

若 わかい🔗🔉

【若】 8画 艸部 [六年] 区点=2867 16進=3C63 シフトJIS=8EE1 《常用音訓》ジャク/ニャク/も…しくは/わか…い 《音読み》 ジャク/ニャク/ジャ/ニャ〈ru〉〈r〉 《訓読み》 もしくわ/わかい(わかし)/なんじ(なんぢ)/したがう(したがふ)/かくのごとき/その/もしくは/もし/ごとし 《名付け》 なお・まさ・よし・より・わか・わく 《意味》 {形}わかい(ワカシ)。からだが柔らかい。しなやかでわかい。〈対語〉→老。「老若ロウジャク/ロウニャク」 {名}しなやかな桑の木。また、柔らかい菜や草。 {代}なんじ(ナンヂ)。二人称の代名詞。あなた。きみ。〈類義語〉→汝ジョ。「吾翁即若翁=吾ガ翁ハスナハチ若ノ翁ナリ」〔→史記{動}したがう(シタガフ)。なびいてしたがう。「下上不若=下モ上モ若ハズ」「有若ユウジャク(順調な、めでたい)」「不若フジャク(したがわない魔物)」 {指}かくのごとき。その。前文を受けて、その、そのような、などの意をあらわす指示のことば。〈類義語〉→而→然。「君子哉、若人=君子ナルカナ、カクノゴトキ人」〔→論語{接続}もしくは。A若B(AもしくはB)の形で用い、AかまたはBとの意。〈類義語〉→如。「四十若五十=四十若シクハ五十」 {接続}もし。仮定をあらわすことば。〈類義語〉→如。「若有疾風迅雷甚雨則必変=若シ疾風迅雷甚雨有レバスナハチ必ズ変ズ」〔→礼記{動}ごとし。判断をあらわすことば。…のようだ。〈類義語〉→如。「若是(=如此。かくのごとし)」「若火之始然、泉之始達=火ノ始メテ然エ、泉ノ始メテ達スルガゴトシ」〔→孟子{助}疑問詞を組みたてることば。▽如に当てた用法。「奚若(=何如)=イカン」「若何(=如何)=イカン」「若之何不弔=コレヲイカンゾ弔セザルヤ」〔→左伝{助}形容詞を組みたてることば。〈同義語〉→然→如。「自若」「瞠若ドウジャク」 {名・形}しなやかな干し草。草やひげのたれたさま。 「若干ジャッカン」「若箇ジャッコ」とは、数量がそれほど多くなく、はっきりしないこと。いくつか。いくらか。 「般若ハンニャ」とは、多くの迷いを去って悟りを開く最上の知恵。▽梵語ボンゴの音訳。 《解字》 象形。しなやかな髪の毛をとく、からだの柔らかい女性の姿を描いたもの。のち、草かんむりのように変形し、また口印を加えて若の字となった。しなやか、柔らかく従う、遠まわしに柔らかくゆびさす、などの意をあらわす。のち、汝ジョ・如ジョとともに、「なんじ」「それ」をさす中称の指示詞に当てて用い、助詞や接続詞にも転用された。 《単語家族》 女ジョ(しなやかな女性)茹ジョ(柔らかい菜)弱ジャク(柔らかい)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

薈蔚 ワイウツ🔗🔉

【薈蔚】 ワイウツ 草木がこんもりとしげるさま。『薈鬱ワイウツ』雲がもくもくとわきおこるさま。雲や霧などがたちこめてうるおいがあること。

賄賂 ワイロ🔗🔉

【賄賂】 ワイロ 自分の利益になるようにはかってもらうために、こっそりと人におくる金品。まいない。「公然白日受賄賂=公然トシテ白日ニ賄賂ヲ受ク」〔→韓愈

輪 わ🔗🔉

【輪】 15画 車部 [四年] 区点=4656 16進=4E58 シフトJIS=97D6 《常用音訓》リン/わ 《音読み》 リン〈ln〉 《訓読み》 わ 《名付け》 もと・わ 《意味》 {名}わ。放射状に車輻シャフクが順序よく並んだ車輪。 {名}車輪のように平らな円形をしたもの。「日輪」「火輪」 {動}順序よくめぐる。順番にする。「輪講」 {名}釣り糸。▽綸に当てた用法。 {名}広(東西のひろがり)に対して、南北のひろがりのこと。「広輪(ひろさ)」 〔国〕花をかぞえることば。「梅一輪」 《解字》 会意兼形声。侖は、順序よく並ぶ意を含む。輪は「車+音符侖リン」で、軸のまわりに整然と輻ヤが配列され、組みたてられたわのこと。 《単語家族》 論リン(言語を順序よく組みたてる)倫リン(人間関係について順序をつける)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

鐶 わ🔗🔉

【鐶】 21画 金部  区点=7934 16進=6F42 シフトJIS=E861 《音読み》 カン(クン)/ゲン〈hun〉 《訓読み》 わ 《意味》 {名}わ。かなわ。ゆびわ。また、みみわ。〈同義語〉→環。 《解字》 会意兼形声。右側の字(音カン)は、まるい意を含む。鐶はそれを音符とし、金を加えた字で、金属のわ。玉なら環と書き、金属なら鐶と書くが、ことばとしては同じ。

隈曲 ワイキョク🔗🔉

【隈曲】 ワイキョク 川などが、岸に曲がってはいりこんだところ。〈類義語〉阿曲アキヨク。

隈澳 ワイイク🔗🔉

【隈澳】 ワイイク 湾曲してはいりこんだ水ぎわ。

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