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【張】 11画 弓部 [五年] 区点=3605 16進=4425 シフトJIS=92A3 《常用音訓》チョウ/は…る 《音読み》 チョウ(チャウ)〈zhng〉 《訓読み》 はる/はり 《名付け》 つよ・とも・はり・ばり・はる 《意味》 {動}はる。弦を長く伸ばして弓・弦楽器にはりわたす。「弓矢斯張=弓矢ココニ張ル」〔→孟子{動}はる。ぴんと伸びる。また、ぴんと伸ばす。「伸張」 {動}はる。大きく開く。ふくれて大きくなる。「誇張」「張目開口=目ヲ張リ口ヲ開ク」〔→捜神記{動}はる。盛大に開く。「張宴=宴ヲ張ル」「張飲チョウイン(大いに酒を飲む)」「是夜張錦繍=コノ夜錦繍ヲ張ル」〔陳鴻〕 {動}はる。意見を展開させる。「主張」 {動}はる。鳥獣を捕らえるために、網をはる。「張網四面=網ヲ四面ニ張ル」〔→史記{単位}はり。紙など平らにはり伸ばす物や、琴など弦をはった物を数えることば。 {名}二十八宿の一つ。規準星は今のうみへび座にふくまれる。ちりこ。 {名}長いとばり。▽帳に当てた用法。去声に読む。 〔国〕はり。物事のしがい。「張りがない」「張り合い」 《解字》 会意兼形声。長は、長く頭髪をなびかせた老人の姿。張は「弓+音符長」で、弓に弦を長く伸ばしてはること。ぴんと長く平らに伸びる意を含む。→長 《単語家族》 暢チョウ(長く伸びる)腸(長く伸びたはらわた)杖ジョウ(長いつえ)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要人名

張三李四 チョウサンリシ🔗🔉

【張三李四】 チョウサンリシ〈故事〉ありふれた人々。張家の三男と、李家の四男の意。▽張・李はいずれも中国ではありふれた姓。

張本 チョウホン🔗🔉

【張本】 チョウホン 文章の伏線。物事の原因。〔国〕事件を中心になっておこした人。「張本人」

張目 チョウモク🔗🔉

【張目】 チョウモク・メヲハル 驚いたりして目を見張る。目をむく。〔→史記

張皇 チョウコウ🔗🔉

【張皇】 チョウコウ 広げて大きくする。▽「皇」は、大きくひろがる。『張大チョウダイ』=張惶。あわてる。

張飲 チョウイン🔗🔉

【張飲】 チョウイン 盛大に酒盛りする。

張華 チョウカ🔗🔉

【張華】 チョウカ〈人名〉232〜300 晋シン代の武将。方城(河北省固安県西南)の人。字アザナは茂先。学者・文人でもあり、著に『博物志』などがある。

張角 チョウカク🔗🔉

【張角】 チョウカク〈人名〉?〜184 黄巾コウキンの乱の首領。大賢良師と称し、呪術ジュジュツで数十万の信徒を得、軍隊組織をつくり黄巾の乱をおこしたが、途中病死した。

張儀 チョウギ🔗🔉

【張儀】 チョウギ〈人名〉?〜前309 戦国時代の政治家。蘇秦ソシンとともに鬼谷先生に学んだ。蘇秦は合従ガッショウ策を説き、張儀は連衡策を説いた。秦の大臣となったが、のち、魏ギにもどって一生を終わった。

張九齢 チョウキュウレイ🔗🔉

【張九齢】 チョウキュウレイ〈人名〉673〜740 初唐の詩人。字アザナは子寿。曲江(広東カントン省韶関ショウカン市)の人。玄宗に仕えたが、李林甫リリンポと意見があわず官を辞した。著に『曲江集』がある。

張旭 チョウキョク🔗🔉

【張旭】 チョウキョク〈人名〉唐代、蘇州ソシュウ(江蘇コウソ省)の人。字アザナは伯高。草書にすぐれ、書聖といわれた。飲中八仙インチュウハッセンのひとり。→「飲中八仙歌インチュウハッセンカ」

張玉穀 チョウギョクコク🔗🔉

【張玉穀】 チョウギョクコク〈人名〉清シン代の文人。江蘇コウソ省呉ゴ県の人。字アザナは蔭嘉インカ。詩・楽府ガフにすぐれ、上古から隋ズイまでの詩・楽府を時代別に評釈して『古詩賞析』を編集。

張継 チョウケイ🔗🔉

【張継】 チョウケイ〈人名〉盛唐の詩人。字アザナは懿孫イソン。『楓橋フウキョウ夜泊』の詩の作者。

張献忠 チョウケンチュウ🔗🔉

【張献忠】 チョウケンチュウ〈人名〉1606〜46 明ミン代末、延安(陝西センセイ省)の人。李自成リジセイと呼応して乱をおこし、成都を都としてみずから大西国王と称したが、明が滅ぶと、清シン軍に滅ぼされて死んだ。

張騫 チョウケン🔗🔉

【張騫】 チョウケン〈人名〉?〜前114 漢代の旅行家。武帝の命令で中央アジアの大月氏に使いをし、十数年にわたる大旅行ののち、西域に関する知識を中国にもたらして、東西貿易の道を開いた。

張彦遠 チョウゲンエン🔗🔉

【張彦遠】 チョウゲンエン〈人名〉唐代の文人。猗氏イシ(山西省臨猗リンイ県)の人。字アザナは愛賓。書画に明るく、画史・画論を体系だてた。著に『法書要録』『歴代名画記』などがある。

張弘範 チョウコウハン🔗🔉

【張弘範】 チョウコウハン〈人名〉1238〜80 元ゲン代の武将。字アザナは仲疇チュウチュウ。元の世祖に仕え宋ソウを滅ぼした。

張衡 チョウコウ🔗🔉

【張衡】 チョウコウ〈人名〉78〜139 後漢の文人・科学者。西鄂セイガク(河南省南陽市北)の人。字アザナは平子。『二京賦』の作者。天文・暦算にくわしく、渾天儀コンテンギや候風地動儀(地震計)をつくった。

張載 チョウサイ🔗🔉

【張載】 チョウサイ〈人名〉1020〜77 宋ソウ代の学者。字アザナは子厚、横渠オウキョ先生とも。宋学の先駆者のひとり。『易』と『中庸』を研究し、著に『東銘』『西銘』『正蒙セイモウ』『易説』などがある。→「皐比コウヒ」

張文成 チョウブンセイ🔗🔉

【張文成】 チョウブンセイ・チョウサク〈人名〉[サク]は本名。唐の文人。陸沢リクタク(河北省深県)の人。文成は字アザナ、号は浮休子。日本でのみ伝わっていた小説『遊仙窟ユウセンクツ』の著者。

張之洞 チョウシドウ🔗🔉

【張之洞】 チョウシドウ〈人名〉1837〜1909 清シン末の政治家。直隷省南皮県(河北省)の人。字アザナは孝達。号は香濤コウトウ。西広・湖広総督を歴任、積極的な殖産興業政策をとり、洋務運動をすすめた。宋学ソウガクの教養も深く、『張文襄公ブンジョウコウ全集』がある。

張耳 チョウジ🔗🔉

【張耳】 チョウジ〈人名〉?〜前202 漢初の群雄のひとり。漢の高祖のもとに走り、刎頸フンケイの友陳余を斬り趙チョウ王に封ぜらる。

張若虚 チョウジャクキョ🔗🔉

【張若虚】 チョウジャクキョ〈人名〉初唐の詩人。揚州(江蘇コウソ省)の人。『春江花月夜』の詩は有名。

張俊 チョウシュン🔗🔉

【張俊】 チョウシュン〈人名〉?〜1154 南宋ナンソウの武将。字アザナは伯英。岳飛とともに高宗に仕え、金キン軍と戦って功をたてた。しかし、のち、和平派の秦檜シンカイにくみして主戦派の岳飛を罪におとしいれ獄死させた。

張巡 チョウジュン🔗🔉

【張巡】 チョウジュン〈人名〉唐代、玄宗の忠臣。南陽(河南省)の人。安禄山アンロクザンの乱で殺された。

張昭 チョウショウ🔗🔉

【張昭】 チョウショウ〈人名〉156〜236 三国時代、呉ゴの彭城ホウジョウ(江蘇コウソ省徐州市)の人。字アザナは子布。孫権に仕えた功臣。著に『春秋左氏伝解』『論語注』などがある。

張敬夫 チョウケイフ🔗🔉

【張敬夫】 チョウケイフ・チョウショク〈人名〉[ショク]は本名。1133〜80 南宋ナンソウの学者。敬夫は字アザナ、南軒先生と呼ばれた。朱熹シュキと交友があった。著に『南軒易説』『癸巳キシ論語解』『癸巳孟子モウシ説』など。

張世傑 チョウセイケツ🔗🔉

【張世傑】 チョウセイケツ〈人名〉?〜1279 南宋ナンソウの武将。元ゲン軍の侵入にしばしば功をたて節度使となった。衛王を奉じて南方に逃げたが、たまたま台風にあい船が沈没し、溺死デキシした。

張籍 チョウセキ🔗🔉

【張籍】 チョウセキ〈人名〉中唐の文人。呉郡(江蘇コウソ省蘇州市)の人。字アザナは文昌ブンショウ。韓愈カンユの高弟。官は国子司業。楽府ガフの名手だったという。

張説 チョウセツ🔗🔉

【張説】 チョウセツ・チョウエツ〈人名〉667〜730 盛唐の詩人。字アザナは道済。玄宗のとき中書令となり燕エン国公に封ぜられた。『張燕公集』がある。

張湯 チョウトウ🔗🔉

【張湯】 チョウトウ〈人名〉?〜前115 漢代の政治家。幼少のころ、ねずみに肉を盗まれて父に鞭ムチうたれたので、さっそくねずみと肉を見つけ出して、ねずみを被告に見たてて罪状文をつくりあげた。その文は、老練な裁判官のようなできばえであったという。武帝の時代は酷吏として金持ちや商人から恐れられた。

張飛 チョウヒ🔗🔉

【張飛】 チョウヒ〈人名〉?〜221 三国時代、蜀ショクの武将。字アザナは益徳、または翼徳。関羽とともに劉備リュウビに仕えて武功をたて、車騎将軍となった。

張良 チョウリョウ🔗🔉

【張良】 チョウリョウ〈人名〉?〜前189 漢代、高祖の忠臣。字アザナは子房シボウ。先祖が韓カンの宰相であったので、韓を滅ぼした秦シンに報復するため始皇帝を博浪沙ハクロウサで討とうとしたが失敗した。のち、蕭何ショウカ・韓信カンシンとともに高祖をたすけて天下を統一させた。

張陵 チョウリョウ🔗🔉

【張陵】 チョウリョウ〈人名〉後漢末の人。通称は道陵、また天師とも呼ばれた。道教の源流とされる五斗米道ゴトベイドウの創始者。

張魯 チョウロ🔗🔉

【張魯】 チョウロ〈人名〉三国時代、魏ギの人。張陵の孫。後漢末の戦乱に乗じ、四川シセン省を中心とする五斗米道ゴトベイドウの宗教王国を建設した。

張門戸 モンコヲハル🔗🔉

【張門戸】 モンコヲハル〔国〕住居をりっぱにして見栄をはる。転じて、学芸などで、自分の流儀をつくって権威のある流派となること。

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