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与 と🔗🔉

【与】 3画 一部 [常用漢字] 区点=4531 16進=4D3F シフトJIS=975E 【與】旧字人名に使える旧字 14画 臼部 区点=7148 16進=6750 シフトJIS=E46F 《常用音訓》ヨ/あた…える 《音読み》 ヨ〈y・y・y〉 《訓読み》 くみする(くみす)/あずかる(あづかる)/ともに/と/…と…と/より/あたえる(あたふ)/か 《名付け》 あたう・あたえ・あと・あとう・くみ・すえ・ため・とも・のぶ・ひとし・もと・もろ・よし 《意味》 {動}くみする(クミス)。力をあわせる。広く、いっしょに物事をするために仲間になる。「易与=与シ易シ」 {名}組。仲間。「与党」「与国」 {動}あずかる(アヅカル)。参加する。「参与」「而王天下、不与存焉=シカウシテ天下ニ王タルハ、与リ存セズ」〔→孟子{副}ともに。いっしょに。「不可与言=トモニ言フベカラズ」〔→論語{前}と。…と。「与朋友交=朋友ト交ハル」〔→論語{接続}…と…と。 AとBと。「貧与賤=貧ト賤ト」〔→論語{前}より。…とくらべて。▽「与其A寧B=其ノAナラン与リハ寧ロBナレ」という句型で用いる。「礼与其奢也寧倹=礼ハ其ノ奢ナラン与リハ寧ロ倹ナレ」〔→論語{動}あたえる(アタフ)。▽賜予の予に当てた用法。「供与」「可以与、可以無与=以テ与フ可ク、以テ与フル無カル可シ」〔→孟子{助}か。歟カと同じく、文末につけて疑問や自問の気持ちをあらわすことば。▽平声に読む。「帰与、帰与=帰ランカ、帰ランカ」〔→論語〕 《解字》 会意兼形声。与は牙ガの原字と同形で、かみあった姿を示す。與はさらに四本の手をそえて、二人が両手でいっしょに物を持ちあげるさまを示す。「二人の両手+音符与」で、かみあわす、力をあわせるなどの意を含む。 《単語家族》 舁ヨ(力をあわせてかつぎあげる)輿ヨ(力をあわせて持ちあげるみこし)擧キョ(=挙。力をあわせて持ちあげる)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

偸安 トウアン🔗🔉

【偸安】 トウアン・ヤスキヲヌスム 将来のことを考えずに目前の安楽を求めて一時のがれをすること。〔→史記

兔烏 トウ🔗🔉

【兔烏】 トウ〈故事〉月日。歳月。▽月にはうさぎがすみ、日(=太陽)には三本足のからすがすむという伝説から。〈類義語〉烏兔ウト。

党引 トウイン🔗🔉

【党引】 トウイン 仲間になって助けあう。「当其同利之時、暫相党引、以為朋者偽也=其ノ利ヲ同ジクスル時ニ当タリテ、暫ク相ヒ党引シ、モッテ朋ト為スハ偽リナリ」〔→欧陽脩

凍雨 トウウ🔗🔉

【凍雨】 トウウ 冬の冷たい雨。ひさめ。ひどく降る雨。

十 と🔗🔉

【十】 2画 十部 [一年] 区点=2929 16進=3D3D シフトJIS=8F5C 《常用音訓》ジッ/ジュウ/と/とお 《音読み》 ジュウ(ジフ)/ジッ/シュウ(シフ)〈sh〉 《訓読み》 とお(とを)/と/とたび/とたびする(とたびす) 《名付け》 かず・しげ・じつ・そ・ただ・と・とお・とみ・ひさし・みつ・みつる 《意味》 {数}とお(トヲ)。「聞一以知十=一ヲ聞イテモッテ十ヲ知ル」〔→論語{数}と。順番の十番め。「十月十日」 {副・動}とたび。とたびする(トタビス)。十回。十回する。「人十能之、己千之=人十タビシテコレヲ能クスレバ、己コレヲ千タビス」〔→中庸{形}すべて、まとまっているさま。十分なさま。「十全(完全)の備え」 《解字》 指事。全部を一本に集めて一単位とすることを|印で示すもの。その中央がまるくふくれ、のち十の字体となった。多くのものを寄せ集めてまとめる意を含む。▽促音の語尾pがtに転じた場合はジツまたはジュツと読み、mに転じた場合はシン(シム)と読む。証文や契約書では改竄カイザンや誤解をさけるため、拾と書くことがある。 《単語家族》 拾シュウ(あわせ集める)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要書物

吐握 トアク🔗🔉

【吐哺握髪】 トホアクハツ〈故事〉周公が客を迎えるのに、食事ちゅうのときは口の中の食べ物を吐き出して迎え、洗髪ちゅうのときには髪を握ったまま出迎えた故事から、賢人を迎えるのに熱心なことのたとえ。『吐哺捉髪トホソクハツ・吐握トアク』〔→韓詩外伝

唐 トウ🔗🔉

【唐】 トウ〈人名〉→「尭ギョウ」

問 とい🔗🔉

【問】 11画 口部 [三年] 区点=4468 16進=4C64 シフトJIS=96E2 《常用音訓》モン/と…い/と…う/とん 《音読み》 モン/ブン〈wn〉 《訓読み》 とん/とう(とふ)/とい(とひ) 《名付け》 ただ・よ 《意味》 {動}とう(トフ)。たずねる。といただす。「尋問」「問於子貢曰=子貢ニ問ヒテ曰ハク」〔→論語{名}とい(トヒ)。といただすこと。また、その内容。「質問」「問題」「大哉問=大ナルカナ問ヒヤ」〔→論語{動}とう(トフ)。人をたずねる。「訪問」「遺問(贈り物を送って相手の安否をたずねる)」「問人於他邦再拝而送之=人ヲ他邦ニ問ハシムレバ再拝シテコレヲ送ル」〔→論語{動}とう(トフ)。責任や罪をといただす。「責問(=問責)」「問罪=罪ヲ問フ」 {名}相手のようすをたずねる手紙。また、指示を書きよこすこと。「問信」 《解字》 会意兼形声。門は、二枚のとびらを閉じて中を隠す姿を描いた象形文字。隠してわからないの意や、わからない所を知るために出入りする入り口などの意を含む。問は「口+音符門」で、わからないことを口で探り出す意。→門 《単語家族》 聞(耳でわからないことを探る)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

図緯 トイ🔗🔉

【図緯】 トイ 河図と緯書。ともに予言や占いの術などを記した書物。

套印本 トウインボン🔗🔉

【套印本】 トウインボン 色刷りの書物。明ミン末から清シン初にかけて流行した俗本。▽「套印」は、色を重ねて印刷すること。

娉 とう🔗🔉

【娉】 10画 女部  区点=5318 16進=5532 シフトJIS=9B51 《音読み》 ヘイ/ヒョウ(ヒャウ)〈png〉 《訓読み》 とう(とふ) 《意味》 {動}とう(トフ)。女性の名をたずねる。転じて、嫁をもらいたいと申しこむ。〈同義語〉→聘ヘイ。「娉問ヘイモン(嫁をめとるさい、相手の姓名、生年月日、おいたちなどを尋ねること)」 {動}男女の仲だちをしてめあわす。「娉嫁ヒョウカ」 《解字》 会意兼形声。右側の字(音ヘイ)は、ぬき出してあたってみる、平らに並べるの意を含む。娉はそれを音符とし、女をそえたもの。 《単語家族》 招聘ショウヘイの聘と同系。併ヘイ(あわせる)とも同系。 《熟語》 →下付・中付語

将 と🔗🔉

【将】 10画 寸部 [六年] 区点=3013 16進=3E2D シフトJIS=8FAB 【將】旧字人名に使える旧字 11画 寸部 区点=5382 16進=5572 シフトJIS=9B92 《常用音訓》ショウ 《音読み》 ショウ(シャウ)/ソウ(サウ)〈jing〉/ソウ(サウ)/ショウ(シャウ)〈jing〉 《訓読み》 ひきいる(ひきゐる)/もちいる(もちゐる・もちふ)/おこなう(おこなふ)/もって/もちいて(もちゐて)/もつ/ゆく/まさに…せんとす/まさに…ならんとす/はた/と 《名付け》 すけ・すすむ・たすく・ただし・たもつ・のぶ・はた・ひとし・まさ・もち・ゆき 《意味》 {名}軍をひきいる長。〈対語〉→兵→卒。「上将(最高の司令官)」「遣将守関=将ヲ遣ハシテ関ヲ守ラシム」〔→史記ショウタリ{動}将軍となる。また、将軍である。「出将入相=出デテハ将タリ、入リテハ相タリ」〔→枕中記{動}ひきいる(ヒキル)。引き連れていく。「将荊州之軍、以向宛洛=荊州ノ軍ヲ将テ、モッテ宛洛ニ向カフ」〔→蜀志{動}もちいる(モチル・モチフ)。おこなう(オコナフ)。自分で処置する。「童子将命=童子、命ヲ将フ」〔→論語{前}もって。もちいて(モチテ)。…を手にとって。…で。…の身でもって。〈類義語〉→以。「唯将旧物表深情=タダ旧物ヲモッテ深情ヲ表サン」〔→白居易〕「肯将衰朽惜残年=アヘテ衰朽ヲモッテ残年ヲ惜シマンヤ」〔→韓愈{動}もつ。手にもつ。「呼児将出換美酒=児ヲ呼ビ将チ出ダシテ美酒ニ換ヘン」〔→李白{動}ゆく。送っていく。もっていく。つれていく。「将迎」「之子于帰、遠于将之=コノ子ユキ帰グ、遠クユキテコレヲ将ク」〔→詩経{助}動詞のあとにつけて、動作・過程が一定の方向に進行することを示すことば。▽「ゆきて」「もちて」と訓じてもよいし、読まないでもよい。「宮使駆将惜不得=宮使駆リ将キテ惜シメドモ得ズ」〔→白居易{前}〔俗〕行為の対象や手段を示す前置詞。▽近世には把が、これにかわる。「将酒飲(酒を飲む)」 {助動}まさに…せんとす。これから…しようとする。また、…しそうだ。▽「さあ、これからそうなされよ」と、相手にすすめるときに用いることもある。〈類義語〉→且→欲。「天将以夫子為木鐸=天、マサニ夫子ヲモッテ木鐸ト為サントス」〔→論語〕「将其来食=マサニソレ来タリテ食セヨ」〔→詩経{助動}まさに…ならんとす。ほぼ…に近い。「将五十里也=マサニ五十里ナラントス」〔→孟子{接続}はた。AかそれともBかをあらわすことば。それとも。 {接続}…と…。AとBとをあらわすことば。「暫伴月将影=暫ク月ト影トヲ伴フ」〔→李白〕 《解字》 会意兼形声。爿ショウは、長い台をたてに描いた字で、長い意を含む。將は「肉+寸(て)+音符爿」。もといちばん長い指(中指)を将指といった。転じて、手で物をもつ、長となってひきいるなどの意味を派生する。また、もつ意から、何かでもって処置すること、これから何かの動作をしようとする意などをあらわす助動詞となった。将と同じく「まさに…せんとす」と訓読することばには、且ショがある。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

当為 トウイ🔗🔉

【当為】 トウイ 当然なすべき事がら。当然のつとめ。当然なすべきこと、当然存在すべきこととして、その実現・充足が絶対に要求されること。▽ドイツ語Sollenの訳語。

当意即妙 トウイソクミョウ🔗🔉

【当意即妙】 トウイソクミョウ その場にあてはまった即座の機転をきかすこと。また、その場に応じた気のきいた言動。

島夷 トウイ🔗🔉

【島夷】 トウイ 島に住む未開人。「海中諸島古不毛、島夷為生今独労=海中ノ諸島古ハ不毛、島夷生ヲ為シ今独リ労ス」〔→王安石中国の南北朝時代、北朝の人が南朝の人を卑しんでいったことば。

戸 と🔗🔉

【戸】 4画 戸部 [二年] 区点=2445 16進=384D シフトJIS=8CCB 《常用音訓》コ/と 《音読み》 コ/グ/ゴ〈h〉 《訓読み》 と 《名付け》 いえ・かど・と・ど・ひろ・へ・べ・もり 《意味》 {名}と。家やへやの出入り口。また、出入り口にある片開きの一枚とびら。〈類義語〉→門→扉ヒ。「門戸(入り口)」「外戸而不閉=外ニ戸アレドモ閉ヂズ」〔→礼記{名・単位}人民の住む家。また、民家を数えることば。「戸口」「購我頭千金、邑万戸=我ガ頭ヲ、千金ト邑万戸トニ購フ」〔→史記{名}家の意から転じて、大人の男の人。「大戸」「上戸」 《解字》 象形。門は二枚とびらのもんを描いた象形文字。戸は、その左半部をとり、一枚とびらの入り口を描いたもので、かってに出入りしないようにふせぐとびら。 《単語家族》 護(中にはいらぬようふせぐ)禦ギョ(ふせぐ)などと同系。 《類義》 →門 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

擣衣 トウイ🔗🔉

【擣衣】 トウイ・コロモヲウツ 洗った着物をきぬたに載せて棒でたたくこと。布切れをしなやかにするため、またつやを出すために行う。「長安一片月、万戸擣衣声=長安一片ノ月、万戸衣ヲ擣ツノ声」〔→李白

東夷 トウイ🔗🔉

【東夷】 トウイ 東方の異民族。殷イン代、山東・江蘇コウソなどにいた原住民。アズマエビス〔国〕昔、京都の人が、関東の人をばかにしていったことば。

東庵 トウアン🔗🔉

【東堂】 トウドウ 東側にある表座敷。「東堂坐見山=東堂ハ坐シテ山ヲ見ル」〔→韓愈試験場。〔仏〕禅宗で、その寺の前任の住職。『東庵トウアン』

棟宇 トウウ🔗🔉

【棟宇】 トウウ 家のむねと、のき。「棟宇相連延=棟宇アヒ連延ス」〔→白居易家。建物。

湯熨 トウイ🔗🔉

【湯熨】 トウイ 湯と火のしを使って、患部を暖めて治療する方法。温罨法オンアンポウ。〔→史記〕「湯熨取快術誠短=湯熨快ヲ取ル術ハ誠ニ短ナリ」〔→黄庭堅

疼愛 トウアイ🔗🔉

【疼愛】 トウアイ〔俗〕ひどくかわいがる。〈類義語〉痛愛。

盪夷 トウイ🔗🔉

【盪夷】 トウイ 賊を、水をあらい流すように平らげる。

砥 と🔗🔉

【砥】 10画 石部  区点=3754 16進=4556 シフトJIS=9375 《音読み》 シ〈zh・d〉 《訓読み》 と/といし/とぐ 《意味》 {名}と。といし。刃物をとぐための、きめのこまかな平らな石。あおと。〈類義語〉→礪レイ。「砥石シセキ」「剣待砥而後能利=剣ハ砥ヲ待チテノチヨク利ナリ」〔→淮南子〕「周道如砥、其直如矢=周道ハ砥ノゴトク、ソノ直ナルコト矢ノゴトシ」〔→詩経{動・形}平らにする。平らにならす。また、平らで高低がない。「砥平シヘイ」 {動}とぐ。刃物をとぐ。刃物をみがく。「砥礪シレイ」 《解字》 会意兼形声。右側の字(音テイ)は、ひくい、平らの意を含む。砥はそれを音符とし、石を加えた字。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

答案 トウアン🔗🔉

【答案】 トウアン 試験などで、出された問題に対する答え。また、それを書いた紙。

等夷 トウイ🔗🔉

【等夷】 トウイ 仲間。「今、諸将皆陛下故等夷=今、諸将ハ皆陛下ノ故ノ等夷ナリ」〔→史記

統一 トウイツ🔗🔉

【統一】 トウイツ わかれている多くのものを一つにまとめる。また、そのまとまり。『統壱トウイツ』〔→漢書

聘 とう🔗🔉

【聘】 13画 耳部  区点=7059 16進=665B シフトJIS=E3D9 《音読み》 ヘイ/ヒョウ(ヒャウ)〈pn〉 《訓読み》 とう(とふ) 《意味》 {動}とう(トフ)。贈り物を持って、人をたずねて、ようすをあたってみる。「聘問ヘイモン」 ヘイス{動}贈り物をして、賢者を招く。「招聘ショウヘイ」「湯使人以幣聘之=湯ハ人ヲシテ幣ヲモッテコレヲ聘セシム」〔→孟子ヘイス{動・名}結納を差し出して、正式に妻をめとる。また、その作法。〈同義語〉→娉。「聘則為妻=聘スレバスナハチ妻トナル」〔→礼記〕 《解字》 会意兼形声。右側の字(音ヘイ)は投げ出す、あたってみるの意を含む。聘はそれを音符とし、耳をそえた字で、物を差し出して、相手の意向をあたること。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

蕩逸 トウイツ🔗🔉

【蕩佚】 トウイツ 物事に対して寛大でゆるやかなこと。しまりがなく、かってきままなこと。放佚ホウイツ。『蕩逸トウイツ』

薹 とう🔗🔉

【薹】 17画 艸部  区点=7323 16進=6937 シフトJIS=E556 《音読み》 ダイ/タイ〈ti〉 《訓読み》 とう(たう) 《意味》 {名}草の名。あぶらな。 {名}草の名。かさすげ。水田に生え、みのをつくるのに用いる。 {名}とう(タウ)。ふき・ちさなどの野菜類の、花のつく茎がのび出たもの。花のつく台座。 〔国〕「薹トウがたつ」とは、物事の盛りの時期が過ぎること。 《解字》 会意兼形声。「艸+音符臺タイ(たかい台座)」。

訊 とう🔗🔉

【訊】 10画 言部  区点=3154 16進=3F56 シフトJIS=9075 《音読み》 ジン/シン〈xn〉 《訓読み》 とう(とふ)/たより 《意味》 {動}とう(トフ)。逃げ口上を考えるひまを与えないように、口早にといただす。広く、罪をせめとう。罪をとがめたずねる。また、たずねる。質問をする。「訊問ジンモン」 {名}たより。てがみ。〈類義語〉→信。「音訊オンシン(=音信)」 《解字》 会意兼形声。右側の字(音シン)は、飛(とぶ)の字の一部であり、すいすいと飛ぶ鳥を示した指事文字。はやく進むの意。訊はそれを音符とし、言を加えた字で、すばやく次から次へととうこと。転じて、といただすこと。また、すみやかに伝達されることから、たよりの意となる。 《単語家族》 迅シン(はやく進む)信(すいすいのびる)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

訪 とう🔗🔉

【訪】 11画 言部 [六年] 区点=4312 16進=4B2C シフトJIS=964B 《常用音訓》ホウ/おとず…れる/たず…ねる 《音読み》 ホウ(ハウ)〈fng〉 《訓読み》 おとずれる(おとづる)/たずねる(たづぬ)/とう(とふ) 《名付け》 こと・み・みる 《意味》 {動}おとずれる(オトヅル)。たずねる(タヅヌ)。とう(トフ)。右に左にと、ありかをさがして面会する。さがしあててきく。人をたずねとう。「訪問」「王、訪于箕子=王、箕子ニ訪ヌ」〔→書経{動}たずねる(タヅヌ)。右に左にとさがし求める。出かけていってさがし求める。「探訪」「訪古=古ヲ訪ヌ」「採訪民俗=民俗ヲ採訪ス」 〔国〕おとずれる(オトヅル)。やってくる。「春が訪れる」 《解字》 会意兼形声。方は、両側に柄のはり出たすきを描いた象形文字。左と右にはり出すの意を含む。訪は「言+音符方」で、右に左にと歩いて、ことばでたずね回ること。→方 《単語家族》 彷ホウ(右に左にそれてさまよう)放(左右に広がる)膀ボウ(左右にあるわき)などと同系。 《類義》 →探 《異字同訓》 たずねる。 →尋 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

詰 とう🔗🔉

【詰】 13画 言部 [常用漢字] 区点=2145 16進=354D シフトJIS=8B6C 《常用音訓》キツ/つ…まる/つ…む/つ…める 《音読み》 キツ/キチ〈ji・j〉 《訓読み》 つむ/なじる/とう(とふ)/つめる(つむ)/つまる/つめ/つまり 《意味》 {動・名}なじる。きびしいことばで相手を責めつける。責めなじること。「詰責」「面詰」 {動}とう(トフ)。といつめる。また、逃げる余地を与えず、といただす。きつくとりしまる。「詰問」「此三者不可致詰=此ノ三者ハ致詰スベカラズ」〔→老子{動}かがむ。かがまる。先がつかえてまがる。「詰屈」 {動}つめる(ツム)。つまる。ものをつめこむ。いっぱいに満たす。ぎりぎりにおしせまる。 〔国〕つめる(ツム)。間をせばめる。また、長さなどを縮める。追いこんで身動きがとれないようにする。つめる(ツム)。出勤して控えている。当直する。「江戸詰め」つめ。はて。どんづまり。「大詰め」つまり。とどのつまり。結局。 《解字》 会意兼形声。吉キツは、口印(容器のくち)の上にかたくふたをしたさまを描いた象形文字で、かたく締めるの意味を含む。結(ひもで口をかたくくびる)が吉の原義をあらわしている。詰は「言+音符吉」で、いいのがれする余地を与えないように締めつけながら、問いただすこと。また、中にものをいっぱいつめこんで入り口をとじること。→吉 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

詢 とう🔗🔉

【詢】 13画 言部 [人名漢字] 区点=7546 16進=6B4E シフトJIS=E66D 《音読み》 ジュン/シュン〈xn〉 《訓読み》 とう(とふ)/はかる 《名付け》 まこと 《意味》 {動}とう(トフ)。ひとわたりたずねる。一部始終を質問する。「詢問ジュンモン」 {動}はかる。みんなに相談する。 《解字》 会意兼形声。「言+音符旬シュン(ひとめぐり)」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

諏 とう🔗🔉

【諏】 15画 言部  区点=3159 16進=3F5B シフトJIS=907A 《音読み》 シュ/ス〈j・zu〉 《訓読み》 はかる/とう(とふ)/えらぶ 《意味》 {動}はかる。とう(トフ)。集まって相談する。意見を求める。「諏謀シュボウ」 {動}えらぶ。吉日をえらぶ。▽掫シュに当てた用法。 《解字》 会意兼形声。取は、つかんで一か所に引き寄せること。その基本義は聚シュウ(あつめる)によくあらわれている。諏は「言+音符取」で、意見を集めてその中からえらびとること。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

貞 とう🔗🔉

【貞】 9画 貝部 [常用漢字] 区点=3671 16進=4467 シフトJIS=92E5 《常用音訓》テイ 《音読み》 テイ/チョウ(チャウ)〈zhng・zhn〉 《訓読み》 ただしい(ただし)/とう(とふ)/きく 《名付け》 さだ・ただ・ただし・ただす・つら・みさお 《意味》 テイナリ{形}ただしい(タダシ)。まっすぐである。動揺しない。〈類義語〉→正。「中貞」「貞女(節をまげないただしい女)」「君子貞而不諒=君子ハ貞ニシテ諒セズ」〔→論語テイス{動}とう(トフ)。きく。占って神意をきく。▽殷イン代の卜辞ボクジでは聴テイ・チョウに当てた。「甲子王貞=甲子ニ王貞ク」〔→卜辞テイス{動}ただしく神意をききあてる。▽「周易」の語。卜辞の習慣をひいたことば。「貞吉=貞シテ吉ナリ」 《解字》 形声。もと鼎テイ(かなえ)の形を描いた象形文字で、貝ではない。のち、卜(うらなう)を加えて、「卜+音符鼎テイ」。 《単語家族》 聴テイ(まっすぐにききあてる)正(まっすぐ)定(まっすぐたって動かない)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要書物

逃隠 トウイン🔗🔉

【逃隠】 トウイン のがれかくれる。世間から離れて行方を知られないようにすること。「許由不受、恥之逃隠=許由受ケズ、コレヲ恥ジテ逃隠ス」〔→史記

都 と🔗🔉

【都】 人名に使える旧字 11画 邑部 [三年] 区点=3752 16進=4554 シフトJIS=9373 《常用音訓》ツ/ト/みやこ 《音読み》 ト/ツ〈d・du〉 《訓読み》 みやこ/みやこする(みやこす)/あつめる(あつむ)/あつまる/すべる(すぶ)/すべて/ああ/と 《名付け》 いち・くに・さと・ひろ・みやこ 《意味》 {名}みやこ。人びとのあつまる大きな町。国の中心ときめた大きな町。〈類義語〉→市。「都市」「建都」「都城不過百雉=都城モ百雉ヲ過ギズ」〔→礼記{動}みやこする(ミヤコス)。みやこをきめて国の中心の町とする。「都洛陽=洛陽ニ都ス」 トナリ{形}充実してりっぱなさま。「麗都(きれいでりっぱ)」「洵美且都=洵ニ美ニシテカツ都ナリ」〔→詩経{動・名}あつめる(アツム)。あつまる。すべる(スブ)。多くのものを一つにあつめる。また、多くのものを一つにあつめて統率する。また、その役目。「都統」「都会(人々があつまる→まち)」 {副}すべて。みんなという意をあらわすことば。▽あつまる意から。北京語ではduと発音する。「都凡」「都受天下委輸=都テ天下ノ委輸ヲ受ク」〔→史記{感}ああ。感嘆をあらわすことば。「驩兜曰都=驩兜曰ク、アアト」〔→書経〕 〔国〕と。東京都のこと。「都立」 《解字》 会意兼形声。者シャはこんろの上で柴シバをもやすさまで、火力を集中すること。煮シャの原字。都は「邑(まち)+音符者」で、人々の集中する大きいまち。 《単語家族》 睹ト(視線をあつめる)堵ト(土をあつめてふさいだへい)貯チョ(あつめる)などと同系。 《類義》 市は、いちばのあるまち。邑ユウは、地方の小さなまちで、もと、貴族の領地(采邑サイユウ)のこと。→皆 《参考》 人名に旧字使用可。旧字の総画数は12画。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

都尉 トイ🔗🔉

【都尉】 トイ 官名。郡の次官。軍事をつかさどった。▽秦シン代には郡尉といい、漢の景帝のとき、都尉と改めた。のち、武官の称号となった。

陶育 トウイク🔗🔉

【陶育】 トウイク 教化し育てる。

陶猗 トウイ🔗🔉

【陶猗】 トウイ 陶朱と猗頓イトンのこと。ともに昔の大金持ち。転じて、富豪。金持ち。

陶鬱 トウウツ🔗🔉

【陶鬱】 トウウツ 天気や心がはればれとせず、うっとうしいこと。〈類義語〉鬱陶ウットウ。

韜隠 トウイン🔗🔉

【韜晦】 トウカイ 自分の才知や学問などをつつみかくして、人に知らせない。『韜隠トウイン・韜蔵トウゾウ』うす暗いこと。

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