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判 はん🔗🔉

【判】 7画 リ部 [五年] 区点=4029 16進=483D シフトJIS=94BB 《常用音訓》ハン/バン 《音読み》 ハン/バン〈pn〉 《訓読み》 わかつ/はん 《名付け》 さだ・ちか・なか・ゆき 《意味》 {動}わかつ。見わける。区別する。「判別」 ハンス{動}可否をきめる。答えを出す。「裁判」「判決」 {形}けじめがはっきりしているさま。「判然」 〔国〕はん。印形のこと。▽転じて「大判」とは、大型の金貨のこと。「小判」とは、小型の金貨のこと。紙・書物のサイズ。「A5判」 《解字》 会意兼形声。半は「牛+八印(わける)」の会意文字で、牛のからだを両方にきりわける意を示す。判は「刀+音符半」で、半の後出の字。もと、刀で両分することを示すが、のち可否や黒白を区別し見わける意に用いる。→半 《単語家族》 半(二つにわける)班ハン(わけた物)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

判押 ハンオウ🔗🔉

【判押】 ハンオウ かきはん。〈類義語〉花押カオウ。

半 はん🔗🔉

【半】 5画 十部 [二年] 区点=4030 16進=483E シフトJIS=94BC 《常用音訓》ハン/なか…ば 《音読み》 ハン〈bn〉 《訓読み》 なかば/なかばする(なかばす)/わかつ/はん 《名付け》 なか・なかば・なからい 《意味》 {名}なかば。二つに等分した片方。「夜半」「半入江風半入雲=半バハ江風ニ入リ、半バハ雲ニ入ル」〔→杜甫〕▽「〜有半」とは、二分の一はみ出ること。「長一身有半=長サ一身有半」〔→論語{動}なかばする(ナカバス)。半分に達する。「相半=相ヒ半バス」 {動}わかつ。半分にわける。〈同義語〉→判。「折半」 〔国〕はん。さいころの目で、奇数。〈対語〉→丁。 《解字》 会意。「牛+八印」で、牛は、物の代表、八印は、両方にわける意を示し、何かを二つにわけること。八(両分する)はその入声ニッショウ(つまり音)に当たるから、「牛+音符八」の会意兼形声文字と考えてもよい。 《単語家族》 班(わける)判(わける)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

半価 ハンカ🔗🔉

【半直】 ハンチ =半値。半分のねだん。『半額ハンガク・半価ハンカ』▽「直」は、値。

半円 ハンエン🔗🔉

【半規】 ハンキ 円の半分。『半円ハンエン』。▽「規」は、コンパス。

半解 ハンカイ🔗🔉

【半解】 ハンカイ 半分だけ理解する。物事の一部分しか知らないこと。「一知半解」

反意 ハンイ🔗🔉

【反心】 ハンシン =叛心。国や支配者に対し、むほんを企てる心。『反意ハンイ・反志ハンシ』〈類義語〉二心。〔→韓非

反外 ハンガイ🔗🔉

【反外】 ハンガイ そむく。二心を持つ。〔→史記

反映 ハンエイ🔗🔉

【反映】 ハンエイ 光や色が反射して映る。また、水面などに映る。影響が他に及んであらわれる。また、影響を及ぼしてあらわす。

反意 ハンイ🔗🔉

【反意】 ハンイ =叛意。「反心」と同じ。〔→漢書イニハンス意志に反する。意味が反対であること。反義。「反意語」

反歌 ハンカ🔗🔉

【反歌】 ハンカ〔国〕長歌のあとに添える短歌。長歌の意味を要約したり補足したりする。かえしうた。

反影 ハンエイ🔗🔉

【反影】 ハンエイ =反景。光が反射して映る。また、反射した光。照りかえし。

帆影 ハンエイ🔗🔉

【帆影】 ハンエイ 帆の姿。遠く見える舟。

攀援 ハンエン🔗🔉

【攀援】 ハンエン 物にすがってよじのぼる。『攀縁ハンエン』引っぱる。また、引きもどす。引っぱりあげる。互いに助けあう。また、たよりにする。〔→漢書

攀縁 ハンエン🔗🔉

【攀縁】 ハンエン 「攀援」と同じ。俗事に心がひかれる。

搬運 ハンウン🔗🔉

【搬運】 ハンウン 荷物を運ぶ。運搬。

板屋 ハンオク🔗🔉

【板屋】 ハンオク 板ぶき屋根。また、その家。いたや。「在其板屋、乱我心曲=其ノ板屋ニ在ルハ、我ガ心ノ曲ヲ乱ル」〔→詩経

樊於期 ハンオキ🔗🔉

【樊於期】 ハンオキ〈人名〉戦国時代、秦シンの将軍。とがめを受けて燕エンに逃亡。燕の太子丹タンが秦王暗殺を企てたとき、その成就を願い自らの首を献上。

汎愛 ハンアイ🔗🔉

【汎愛】 ハンアイ 広くすべてのものを公平に愛する。〈同義語〉氾愛・泛愛。〈類義語〉博愛。「汎愛衆而親仁=汎ク衆ヲ愛シテ仁ニ親ヅク」〔→論語

泛艶 ハンエン🔗🔉

【泛艶】 ハンエン ゆたかで美しい。水面にきらきら反射する光。 〈注〉その他の熟語は→【氾】→【汎】を見よ。

煩紆 ハンウ🔗🔉

【煩紆】 ハンウ うれいが心の中にわだかまる。

煩苛 ハンカ🔗🔉

【煩苛】 ハンカ わずらわしくてやかましい。法律や注意などがこまかすぎてわずらわしいこと。

煩冤 ハンエン🔗🔉

【煩冤】 ハンエン うるさくてめんどうである。いらいらともだえる。「新鬼煩冤旧鬼哭=新鬼ハ煩冤シ旧鬼ハ哭ス」〔→杜甫

版画 ハンガ🔗🔉

【版画】 ハンガ 木版・銅版・石版などで刷った絵。

犯科 ハンカ🔗🔉

【犯科】 ハンカ・カヲオカス 法律をおかす。罪にふれる。「作奸犯科=奸ヲ作シ科ヲ犯ス」〔→諸葛亮

犯意 ハンイ🔗🔉

【犯意】 ハンイ 罪をおかす意志。

班位 ハンイ🔗🔉

【班位】 ハンイ 位。席次。列位。同列の地位。

瘢痍 ハンイ🔗🔉

【瘢痍】 ハンイ 傷あと。『瘢痕ハンコン・瘢創ハンソウ』

範囲 ハンイ🔗🔉

【範囲】 ハンイ =笵囲。とかした金属を鋳型に入れてかこみ、形を正すこと。「範囲天地之化而不過=天地ノ化ヲ範囲シテ過サズ」〔→易経転じて、ある限られた部分・区域。

繁育 ハンイク🔗🔉

【繁育】 ハンイク しげりそだつ。人や家畜などがよく成長すること。〈同義語〉蕃育。

繁栄 ハンエイ🔗🔉

【繁栄】 ハンエイ 勢力が盛んになって栄える。

繁衍 ハンエン🔗🔉

【繁衍】 ハンエン 草木が盛んにのびて広がる。子孫や親戚などが栄える。

繁苛 ハンカ🔗🔉

【繁苛】 ハンカ 法律・規則がこまごまとしていて煩わしくてきびしい。

繁華 ハンカ🔗🔉

【繁華】 ハンカ 草木がよくしげり、花がよく咲くこと。「繁華将茂、秋霜悴之=繁華マサニ茂ラントス、秋霜コレヲ悴ラス」〔→曹植町や通りなどの人通りが多くてにぎやかなこと。若く元気な年ごろ。「念往昔繁華競逐=往昔ノ繁華競ヒ逐ヒシヲ念フ」〔→王安石

繁陰 ハンイン🔗🔉

【繁陰】 ハンイン よくしげった木のかげ。

繙閲 ハンエツ🔗🔉

【繙閲】 ハンエツ 書物を読んでしらべる。

繙繹 ハンエキ🔗🔉

【繙繹】 ハンエキ 書物を読み、その内容をたどって理解する。

般逸 ハンイツ🔗🔉

【般楽】 ハンラク 遊びまわって楽しむ。『般逸ハンイツ・般遊ハンユウ』「及是時、般楽怠敖、是自求禍也=是ノ時ニ及ンデ、般楽怠敖スルハ、コレミヅカラ禍ヲ求ムルナリ」〔→孟子〕 〈注〉その他の熟語は→【盤】を見よ。

范雲 ハンウン🔗🔉

【范雲】 ハンウン〈人名〉451〜503 南北朝時代、斉セイの詩人。南郷舞陰(河南省泌陽ヒツヨウ県北)の人。字アザナは彦竜ゲンリュウ。斉の竟陵王キョウリョウオウ(蕭子良ショウシリョウ)をめぐる、竟陵の八友のひとり。

蕃衍 ハンエン🔗🔉

【蕃衍】 ハンエン 草木がしげりひろがる。しげりふえる。〈同義語〉繁衍。「椒聊之実、蕃衍盈升=椒聊之実、蕃衍シテ升ニ盈ツ」〔→詩経子孫がふえて盛んである。

藩衛 ハンエイ🔗🔉

【蕃衛】 ハンエイ =藩衛。周囲をおおうかきねのように、王室を守ること。守り。特に、都の周囲にあって、天子を守る諸侯のこと。「外無諸侯以為蕃衛=外ニ諸侯ノモッテ蕃衛タル無シ」〔曹冏〕

藩 はん🔗🔉

【藩】 18画 艸部 [常用漢字] 区点=4045 16進=484D シフトJIS=94CB 《常用音訓》ハン 《音読み》 ハン/ホン〈fn〉 《訓読み》 まがき/はん 《名付け》 かき 《意味》 {名}まがき。枝を逆方向にぐっとそらせてからませたいけがき。広く、かきね。「藩籬ハンリ」「羝羊触藩=羝羊藩ニ触ル」〔→易経{名}王室を守るかきねの役をする諸侯。のち、地方を守る長官。「藩屏ハンペイ」 {名}諸侯の領土。地域。「藩国」「吾、願游於其藩=吾、願ハクハソノ藩ニ游バン」〔→荘子{動}かきねをつくって害敵から防衛する。「藩衛」 〔国〕はん。江戸時代、大名が領する土地・組織・人員の総称。「水戸藩」 《解字》 形声。「艸+音符潘ハン」。まがきをあらわす。攀は字の上部(林+爻)が本字であり、枝を逆方向にそらせてからませたいけがきのこと。藩はそれに当てた字。 《類義》 →垣 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

藩垣 ハンエン🔗🔉

【藩垣】 ハンエン かきね。外側の守り。国家の守りとなる諸侯にたとえることもある。▽「詩経」大雅・板の「价人維藩、大師維垣=价人ハ維藩、大師ハ維垣」から。

返景 ハンエイ🔗🔉

【返景】 ハンエイ・ヘンエイ・ヘンケイ 夕日のてりかえしの光。夕日の光。『返映ヘンエイ・返照ヘンショウ・ハンショウ』「返景入深林、復照青苔上=返景深林ニ入リ、マタ青苔ノ上ヲ照ラス」〔→王維〕「估客船随返照来=估客ノ船ハ返照ニ随ツテ来タル」〔→杜甫

飯盂 ハンウ🔗🔉

【飯盂】 ハンウ めしをもる容器。おはち。『飯鉢ハンハツ』

飯顆 ハンカ🔗🔉

【飯粒】 ハンリュウ めしつぶ。ごはんつぶ。『飯顆ハンカ』

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