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広辞苑の検索結果 (20)

つき【付き・附き】🔗🔉

つき付き・附き】 [一]〔名〕 ①くっつくこと。付着。「この白粉は―がよい」 ②つき従うこと。つき添うこと。また、その人。おつき。 ③とりつくところ。てがかり。古今和歌集雑体「人にあはむ―のなきには」 ④よいめぐり合せ。好運。「―が落ちる」 ⑤「つきあい(付合)」の略。「―がいい」 ⑥「火付き」の略。「―の悪いマッチ」 [二]〔接尾〕 ①名詞の下に添えて、様子・状態を表す。「顔―」「手―」 ②上の語の表すものが付属している意を示す。「ガス・水道―」「条件―」 ③⇒づき(付) ⇒付きが回る ⇒付きも無い

つき‐あ・う【付き合う】‥アフ🔗🔉

つき‐あ・う付き合う‥アフ 〔自五〕 ①双方からつく。 ②まじわる。交際する。「悪友と―・う」 ③義理や交際上の必要から相手をする。「一杯―・う」「買物に―・う」

つき‐あが・る【付き上がる】🔗🔉

つき‐あが・る付き上がる】 〔自四〕 (→)「つけあがる」に同じ。

つき‐うま【付き馬】🔗🔉

つき‐うま付き馬】 不足または不払いの遊興費などを受け取るために遊客に付いてゆく人。つけうま。うま。東海道中膝栗毛3「―をつれてかへりさへすりやア、いくらでも貸してよこしやす」

○付きが回るつきがまわる🔗🔉

○付きが回るつきがまわる よいめぐりあわせとなる。「やっとつきが回ってきた」 ⇒つき【付き・附き】 つぎ‐がみ継紙】 ①巻子本かんすぼんや折本おりほんなどのように、糊で継ぎ合わせた紙。 ②料紙に色彩の変化や立体感を与えるために、色や質を異にした2種以上の紙をちぎって糊で継ぎ合わせ、1枚の料紙としたもの。歌・物語などの書写用とした。→継色紙つぎしきし つぎ‐がみしも継上下】 上は肩衣かたぎぬ、下は半袴はんばかまで、地質や色合の異なったもの。小紋・縞類など。初め夏の略服だったが、のちには貴賤ともに冬も用いるようになり、江戸時代、役人の平服とした。→上下かみしも4

つき‐きり【付き切り】🔗🔉

つき‐きり付き切り】 しばらくもそばを離れずつき添うこと。つきっきり。「―の看護」「―で世話する」

つき‐したが・う【付き従う・付き随う】‥シタガフ🔗🔉

つき‐したが・う付き従う・付き随う‥シタガフ 〔自五〕 ①あとについて行く。ともをする。 ②部下になる。太平記8「敵近国より起つて、―・ひたる勢さまで多しとも聞えねば」 ③おもねる。追従ついしょうする。

つき‐し・む【付き染む】🔗🔉

つき‐し・む付き染む】 〔自四〕 ①執念ぶかくつきまとう。物怪もののけがつく。憑き染む。源氏物語手習「―・み領じたるものの」 ②しみつく。つきそまる。

つき‐そ・う【付き添う】‥ソフ🔗🔉

つき‐そ・う付き添う‥ソフ 〔自五〕 ①㋐貴人のそばにつき従う。かしずく。 ㋑病人・子供などのそばに付いていて、世話をする。「―・って行く」 ②付随する。付属する。狂言、宝の笠「これに―・うた隠れ蓑、打出の小槌は方々の大名衆へ買ひ取らせられた」

つき‐づき【付き付き】🔗🔉

つき‐づき付き付き】 つきそい。そば仕え。好色五人女1「そのままに―の女もおのづから友乱れて」

つき‐づき・し【付き付きし】🔗🔉

つき‐づき・し付き付きし】 〔形シク〕 似つかわしい。ふさわしい。調和している。枕草子1「いと寒きに、火など急ぎおこして炭もて渡るも、いと―・し」

つきっ‐きり【付きっ切り】🔗🔉

つきっ‐きり付きっ切り】 ツキキリの促音化。

つき‐とも‐ない【付きとも無い】🔗🔉

つき‐とも‐ない付きとも無い】 「つきもない」に同じ。→付き(成句)

つき‐は・る【付き張る】🔗🔉

つき‐は・る付き張る】 〔自四〕 つきっきりで見張っている。常に付き添っている。浄瑠璃、心中重井筒「不義せう者と見据ゑたら、なぜ―・つてもゐもせいで」

つき‐まつわ・る【付き纏わる】‥マツハル🔗🔉

つき‐まつわ・る付き纏わる‥マツハル 〔自五〕 離れないようにからみつく。まつわりつく。浄瑠璃、心中天の網島「二人の魂―・り、地獄へも極楽へも連立つて下さんせ」

つき‐まと・う【付き纏う】‥マトフ🔗🔉

つき‐まと・う付き纏う‥マトフ 〔自五〕 常につき従って離れない。うるさくついてまわる。「不良に―・われる」「学歴が―・う社会」

○付きも無いつきもない🔗🔉

○付きも無いつきもない (「つきなし」を強めていう語) ①不似合である。不都合である。「つきともない」とも。醒睡笑「―ことを言はるなと、散々悪口して出けり」 ②ぶっきらぼうである。そっけない態度である。浄瑠璃、東山殿子日遊「つかつかと入りつきもなくぞ言ひたりける」 ⇒つき【付き・附き】 つき‐も‐ない付きも無い⇒つき(付)(成句) つき‐もの付き物】 ①ある物に当然付属してあるべき物。硯すずりに墨の類。また、ある事にいつも付随して生じるもの。島崎藤村、夜明け前「物を極端に持つて行くことは維新の―であるのか」 ②(「憑物」と書く)人にのりうつったものの霊。もののけ。風姿花伝「仮令けりょう―の品々、神・仏・生霊・死霊の咎めなどは」。「―が落ちる」 つき‐もの付き者】 つきそう人。つきそい。また、つきまとう人。色道大鏡「―に言ひつけて封じさすれば」 つぎ‐もの継ぎ物】 ①つぎ合わせるもの。また、つぎ合わせたもの。 ②特に、衣服のやぶれにつぎをあてること。また、つぎをあてるべきもの。 つき‐や突矢】 手で投射する矢。〈日葡辞書〉 つき‐や舂屋・搗屋】 ①米つきを業とする家・人。精米屋。 ②穀物を精製する場所または小舎。 つき‐やく月役】 ①つきのさわり。月経。 ②(月経時に別居する他家たやで女の手仕事で作ったからいう)板葺屋根に用いる長さ1間、幅1寸4、5分の割木。 つき‐やど月宿】 月待つきまちの宿。人情本、春色辰巳園「今日は私も志呂喜しろきの―でまことに忙しいけれど」 つき‐やとい月雇い‥ヤトヒ ①1カ月限りの契約で雇うこと。また、その雇われた人。 ②月々の給金を定めて雇うこと。また、その雇われた人。 つき‐やぶ・る突き破る】 〔他五〕 ①突いて破る。「障子を―・る」 ②突進して打ち破る。突破する。「敵の守りを―・る」 つき‐やま築山】 庭園などに、山に見立てて土砂または石などを用いてきずいたもの。 つきやま‐どの築山殿】 徳川家康の正室。駿河御前と称。今川氏の一族関口氏の出身。家康が今川氏の人質の時嫁いで信康を生む。武田勝頼に内通した疑いで家康の命を受けた家臣に殺された。(1542〜1579) つき‐やり突槍】 ①槍で突くこと。 ②突くための槍。 つき‐や・る突き遣る】 〔他五〕 突いてあちらへ押しやる。つきのける。 つき‐ゆき‐はな月雪花⇒せつげつか(雪月花) つき‐ゆび突き指】 外力によって指先を突かれたために起こる症状。指先と付近の関節の腫脹しゅちょう・疼痛とうつう・運動障害を伴う。 つき‐ゆみ槻弓】 槻つきの木で作った丸木の弓。伊勢物語「梓弓まゆみ―年を経て」 つき‐よ月夜】 (古くはツクヨ)月の照らす夜。月の明らかな夜。また、月あるいは月の光。「つくよ」とも。〈[季]秋〉。古今和歌集「―よし夜よしと人につげやらば」 ⇒つきよ‐がらす【月夜烏】 ⇒つきよ‐たけ【月夜茸】 ⇒月夜に釜を抜かれる ⇒月夜に提灯 つきよ‐がらす月夜烏】 月のよい夜に、うかれて鳴くからす。うかれがらす。新撰六帖6「―の声も寒けし」 ⇒つき‐よ【月夜】 つき‐よ・せる突き寄せる】 〔他下一〕[文]つきよ・す(下二) 突き立てて近くまで迫る。また、突いて近くにひき寄せる。 つきよ‐たけ月夜茸】 担子菌類のきのこ。猛毒。半月状扁平、厚い肉質で短茎をもち、ヒラタケによく似る。上面は平滑で暗紫色。ひだは白色で一種の臭気があり、暗所では青白く発光する。秋、ブナなどの枯木に生ずる。 ⇒つき‐よ【月夜】 つき‐よどみ月澱】 おろしぐすり。堕胎薬だたいやく

つき‐も‐ない【付きも無い】🔗🔉

つき‐も‐ない付きも無い⇒つき(付)(成句)

つき‐もの【付き物】🔗🔉

つき‐もの付き物】 ①ある物に当然付属してあるべき物。硯すずりに墨の類。また、ある事にいつも付随して生じるもの。島崎藤村、夜明け前「物を極端に持つて行くことは維新の―であるのか」 ②(「憑物」と書く)人にのりうつったものの霊。もののけ。風姿花伝「仮令けりょう―の品々、神・仏・生霊・死霊の咎めなどは」。「―が落ちる」

つき‐もの【付き者】🔗🔉

つき‐もの付き者】 つきそう人。つきそい。また、つきまとう人。色道大鏡「―に言ひつけて封じさすれば」

大辞林の検索結果 (30)

つき【付き・附き】🔗🔉

つき [2] 【付き・附き】 (1)付くこと。付着すること。「―がよい接着剤」 (2)火の移りつくこと。火のつき具合。「薪が湿っていて―が悪い」 (3)勝負事などで調子がよいこと。好運。「―がまわってくる」「―に見放される」 (4)つきそい。従者。「お―の者」 (5)てがかりとなるもの。「人にあはむ―のなきには/古今(雑体)」 (6)人に応対する態度。人づき。「ぜんたい,―のわるい内だ/洒落本・遊子方言」 (7)名詞の下に付いて複合語をつくる。連濁により「づき」となることがある。(ア)上の語の表すものが示しているようすを表す。「顔―」「言葉―」「あぶなっかしい手―」(イ)上の語の表すものにつきそっていること,または付属していることを表す。「社長―秘書」「大使館―になる」(ウ)上の語の表すものが備わっていることを表す。「一泊二食―」「一〇か月の保証―」「瘤(コブ)―」 →について(連語) →につき(連語)

つき=もな・い🔗🔉

――もな・い (1)ふさわしくない。不都合である。「苦行は申すに―・い事ぢや/狂言・腰祈」 (2)ぶっきらぼうである。そっけない。「童内へつかつかと入り,―・くぞ言ひたりける/浄瑠璃・東山殿」

づき【付き】🔗🔉

づき 【付き】 ⇒つき(付)(7)

つき-あい【付(き)合い】🔗🔉

つき-あい ―アヒ [3][0] 【付(き)合い】 (名)スル (1)人とまじわること。交際。「―が広い」「高校以来の―」 (2)義理や社交上の必要からする交わり。「―のいい人」「―で飲む」

つき-あ・う【付(き)合う】🔗🔉

つき-あ・う ―アフ [3] 【付(き)合う】 (動ワ五[ハ四]) (1)人と交際する。まじわる。「長年―・った仲」 (2)義理や社交上の必要から,相手に合わせて行動する。「食事に―・う」「買物に―・う」 [可能] つきあえる

つき-あが・る【付き上がる】🔗🔉

つき-あが・る 【付き上がる】 (動ラ四) 「つけあがる」に同じ。「わびる程なほ―・り/浄瑠璃・丹波与作(中)」

つき-うま【付き馬】🔗🔉

つき-うま [0] 【付き馬】 「つけうま」に同じ。

つき-きり【付(き)切り】🔗🔉

つき-きり [0] 【付(き)切り】 少しの間もそばを離れずつき添うこと。つきっきり。「―で看病する」

つき-したが・う【付(き)従う】🔗🔉

つき-したが・う ―シタガフ [5][0] 【付(き)従う】 (動ワ五[ハ四]) (1)人のあとについて行く。お供をする。「大臣に―・って渡米する」 (2)人の勢力下に入る。服従して部下となる。「―・ひたる勢(セイ)さまで多しとも聞えねば/太平記 8」

つき-そい【付(き)添い】🔗🔉

つき-そい ―ソヒ [0] 【付(き)添い】 人のそばに付き添ってあれこれ世話をすること。また,その人。「―の父兄」「―人」

つき-そ・う【付(き)添う】🔗🔉

つき-そ・う ―ソフ [3][0] 【付(き)添う】 (動ワ五[ハ四]) 世話をするため,人のそばについている。 [可能] つきそえる

つき-づき【付き付き】🔗🔉

つき-づき 【付き付き】 付き添いの者たち。供の者。「―の女ども勇め申せば/浮世草子・禁短気」

つきづき・し【付き付きし】🔗🔉

つきづき・し 【付き付きし】 (形シク) (1)ふさわしい。似つかわしい。好ましい。「色色の襖の―・しき縫物/源氏(関屋)」「少し老いて物の例知りおもなきさまなるもいと―・しくめやすし/枕草子 47」 (2)いかにももっともらしい。「なべての世には年経にけるさまをさへ―・しく言ひなすも/狭衣 3」

つきっ-きり【付きっ切り】🔗🔉

つきっ-きり [0] 【付きっ切り】 「つききり」に同じ。「―で看病する」

つき-とも-な・い【付きとも無い】🔗🔉

つき-とも-な・い 【付きとも無い】 (形)[文]ク つきともな・し 〔近世語〕 ふさわしくない。似つかわしくない。「―・い今日にかぎり,此の様にせがむのは/浄瑠璃・二枚絵草紙(中)」

つき-な・し【付き無し】🔗🔉

つき-な・し 【付き無し】 (形ク) (1)とりつくすべがない。手掛かりがない。「夜深からでは―・かりけり/古今(雑体)」 (2)ふさわしくない。似つかわしくない。「―・くさし過ぎてまゐり寄らむほど/源氏(橋姫)」 (3)不都合である。穏当でない。「親君と申すともかく―・きことを仰せ給ふこと/竹取」

つき-は【付き端】🔗🔉

つき-は [0] 【付き端】 少し関連するところ。「―もないこと」

つき-ば【着き場・付き場】🔗🔉

つき-ば [0] 【着き場・付き場】 船などのつく所。船着き場。

つき-びと【付き人】🔗🔉

つき-びと [0] 【付き人】 ある人のそばにいて,身のまわりの世話をする人。つけびと。「スターの―」

つき-まつわ・る【付き纏わる】🔗🔉

つき-まつわ・る ―マツハル [5][0] 【付き纏わる】 (動ラ五[四]) まつわりつく。「また来て―・つてならなかつた/めぐりあひ(四迷)」

つき-まと・う【付き纏う】🔗🔉

つき-まと・う ―マトフ [4][0] 【付き纏う】 (動ワ五[ハ四]) (1)いつもそばについて離れないでいる。「変な男に―・われている」 (2)(好ましくない事が)いつも離れずについている。「…という不安が―・う」「あの失敗が―・う」

つき-もの【付き物】🔗🔉

つき-もの [2] 【付き物】 (1)ある物に当然付属しているはずのもの。また,ある物事の属性と考えられていて離しがたいもの。「冒険に危険は―だ」 (2)書籍や雑誌に綴じ込み,またははさみ込まれた付属の印刷物。

つき【付きが良い(悪い)】(和英)🔗🔉

つき【付きが良い(悪い)】 print well (badly) (印刷の);(do not) stick fast (付着);be quick (slow) to kindle (火の).

つきあい【付き合い】(和英)🔗🔉

つきあい【付き合い】 ⇒交際.〜で[に]to keepcompany;for company.〜上手(下手)な (un)sociable.→英和 〜にくい(やすい)hard (easy) to please.

つきあう【付き合う】(和英)🔗🔉

つきあう【付き合う】 associate[keep company];→英和 make friends;go[have dinner]with;join.→英和 良い(悪い)友と〜 keep good (bad) company.→英和 付き合わない avoid the company;keep to oneself.

つききり【付き切りで看病する】(和英)🔗🔉

つききり【付き切りで看病する】 never leavebedside.

つきそう【付き添う】(和英)🔗🔉

つきそう【付き添う】 attend[wait];→英和 accompany;→英和 escort (護衛).→英和

つきびと【付き人】(和英)🔗🔉

つきびと【付き人】 an attendant.→英和

つきまとう【付き纏う】(和英)🔗🔉

つきまとう【付き纏う】 followabout;[尾行]shadow;→英和 dog.→英和

つきもの【付き物である】(和英)🔗🔉

つきもの【付き物である】 be indispensable;always go with;be associated.

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