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広辞苑の検索結果 (1)

○群を抜くぐんをぬく🔗🔉

○群を抜くぐんをぬく 多くの者にぬきんでている。非常にすぐれている。抜群。「この作品は群を抜いている」 ⇒ぐん【群】 ①後舌面を軟口蓋に接し破裂させて発する無声子音〔k〕と母音〔e〕との結合した音節。〔ke〕 上代特殊仮名遣では奈良時代に甲〔ke〕、乙〔kë〕2類の別があった。なお、平安時代には漢字音にクヱンジャウ(勧賞)のように〔kwe〕の音があったが、のち、〔ke〕の音に転じた。 ②平仮名「け」は「計」の草体。片仮名「ケ」は「介」の略体。 】 (上代語。カ(日)の転) ①2日以上の日をいうのに用いる語。日日ひび。万葉集4「長き―をかくのみ待たば」 ②(朝に対して)昼間。万葉集8「朝に―に出で見る毎に」 】 (キの転)樹木。万葉集20「松の―の並みたる見れば」 】 ①哺乳類の皮膚に生える糸状角質形成物。皮膚の毛嚢もうのうにおさまる部分を毛根、外にあらわれた部分を毛幹、先端を毛先という。 ㋐髪。毛髪。ごくわずかな物事のたとえにもいう。「―ほどのすきもない」 ㋑羊毛。毛糸。「―のシャツ」 ②鳥のはね。羽毛。「鳥の―をむしる」 ③物の表面に生ずる細い糸状の物。 ④表皮細胞が細い糸状をなしたもの。高等植物に普遍的に見られ、形態・機能ともにさまざま。「タンポポの―」 ⑤稲の穂のみのり。また、ひろく畑作物の称。「作毛さくげ」 ⑥(札さねを綴じた糸・革・綾などが隙間なく、毛の並んだようであるからいう)鎧よろいのおどしげ。 ⑦鯉の鱗うろこ。狂言、惣八「此の鯉に限つてうろこをふくとは申さぬ。―をふくと申す」 ⇒毛のはえた物 ⇒毛を吹いて疵を求む ⇒毛を以て馬を相す 】 ゆえ。ため。竹取物語「千たびばかり申し給ふ―にやあらむ、やうやう雷かみ鳴りやみぬ」 】 (「け(笥)」から転じて)食物。食事。万葉集1「大御―に仕へまつると」 】 食物を盛るうつわ。また、物を入れるうつわ。万葉集2「―に盛る飯を」。枕草子201「碁石の―に入るる音」 】 ①普通とは異なるさま。いつもと変わっているさま。万葉集13「葦毛の馬のいばえ声情こころあれかも常ゆ―に鳴く」 ②まさるさま。特出するさま。平治物語(金刀比羅本)「家俊には似ず、きやつは―のやつかな」→けに 】 おおやけでないこと。よそゆきでないこと。ふだん。日常。わたくし。今昔物語集26「―・納おさめの装束」↔晴 ⇒褻にも晴にも 】 (呉音)〔仏〕一切存在は実体性をもたず、現象としてのみ存在していること。仮有けう→仮諦けたい 】 (「気」の呉音ケに由来するか。一説に訓とも。→気) [一]〔名〕 ①実体を手にとることはできないが、その存在が感じられるもの。蜻蛉日記「東面の朝日の―」。「火の―」「全くその―は見られない」 ②様子。けはい。宇津保物語楼上上「さがなう心こはく、なまめかしき―もはべらず」 ③心もち。ここち。源氏物語夕顔「おそろしき―もおぼえず」 ④気力。心身の力。蜻蛉日記「―やあがりぬらん、心地いとあしうおぼえて」 ⑤病気。枕草子188「病は…脚の―」。倭名類聚鈔3「疫、衣夜美、一云度岐乃介」 ⑥その味わい・匂いなどのあること。その成分を含むこと。今昔物語集1「米の―なれば吉き物なり」 ⑦生れつき持っているもの。持ちまえ。筑波問答「其の人の―に対して教へかけられ侍るにや」 [二]〔接頭〕 動詞・形容詞に冠して「様子が…である」の意とし、または「何となく」の意を添える。「―おされる」「―ぢかし」「―おそろし」「―だるい」 [三]〔接尾〕 そのような様子、傾向が感じられること。「寒―さむけ」「人―ひとけ」「女っ―」 ⇒気も無い 】 易えきで算木さんぎに現れる形象。これによって天地間の変化を表し吉凶の判断をする。八卦を基本とし、さらに六十四卦の変化を生ずる。→八卦 怪・恠】 (呉音)あやしいこと。不思議なこと。あやしいもの。太平記20「かやうの―ども未然に凶を示しけれども」。「物の―」→かい(怪) ⇒か(家) 】 (古くは「假」)令制で、官吏の休暇。か。 ⇒けい(罫)。源氏物語鈴虫「―かけたる金かねのすぢよりも」 】 (上代東国方言)動詞「き(来)」(連用形)に同じ。万葉集20「父母に物言ものわず―にて今ぞくやしき」 】 (動詞「く(消)」の未然・連用形) ⇒く(消) 〔助詞〕 (文語助動詞ケリの転。助動詞「た」「だ」に付いて「たっけ」「だっけ」の形で)思い出したり、相手の考えを確かめたりする意を表す。「小さい時来たっ―なあ」「そんなこともあったっ―」「出発は明日だっ―」 】 (「ケ」を片仮名と見ての読み) ⇒か(箇・个・ケ) 「け」の濁音。後舌面を軟口蓋に接し破裂させて発する有声子音〔g〕と母音〔e〕との結合した音節。〔ge〕 ただし、語頭以外では鼻音〔ŋe〕となることが多い。上代特殊仮名遣では奈良時代に甲〔ge〕、乙〔gë〕2類の別があった。なお、平安時代には漢字音にヘングヱ(変化)のように〔gwe〕の音があったが、のち〔ge〕の音に転じた。 ⇒か(下) ⇒がい(外) 】 (呉音)僧侶の安居あんごする期間で、陰暦4月16日から7月15日に至る90日間。「―安居」 】 〔仏〕(梵語gāthāの音写。伽陀・偈陀とも音写。頌と訳す)経・論などの中に、韻文の形で、仏徳を賛嘆し教理を述べたもの。また、それに準じて、仏教の真理を詩の形で述べたもの。偈頌げじゅ】 (呉音) ①解釈すること。解釈。「令集―りょうのしゅうげ」 ②下より上に達する文書。律令制で、八省以下内外の諸官、すなわち京官・地方官が太政官および所管に上申する公文書。解状。解文げもん・げぶみ→符→移。 ③中世では訴状の別称。 】 〔接尾〕 (ケ(気)の濁音化したもの)体言、形容詞の語幹、動詞の連用形などに付いて、外から見て推測されるけはい・様子・感じ・傾向などの意を表す。…の様子。…そう。いかにも…の感じ。 ㋐(体言に付く)源氏物語夕顔「いとあはれ―なる人と見給ふに」。天草本平家物語「いかにも大様―でそこへ出でられたれば」。「得意―な顔」「おとな―がない」 ㋑(形容詞の語幹に付く)源氏物語若紫「いたうなげかし―にもいひなさず」。天草本平家物語「清盛も面白―に思はれて」。「かわい―がない」 ㋒(動詞の連用形に付く)源氏物語夕顔「何の心ばせあり―もなく」。「意味あり―に笑う」 ㋓(動詞型助動詞の連用形に付く)源氏物語若紫「しろしめしたり―なるを」 ㋔(形容詞型助動詞の語幹に付く)源氏物語浮舟「ことごとしきほどにはあるまじ―なりしを」。「何か話した―な様子」 ㋕(活用語の連体形に付く)天草本平家物語「この人もふた心がある―なとあつて」 ケアcare】 ①介護。世話。「―‐ワーカー」「高齢者を―する」 ②手入れ。「ヘア‐―」 け‐あい蹴合い‥アヒ ①蹴合うこと。互いに蹴ること。 ②鶏を闘わせること。とりあわせ。 け‐あ・う蹴合う‥アフ 〔他五〕 互いに蹴る。 け‐あがり蹴上がり】 鉄棒などにぶらさがって両足で宙を蹴るようにし、その反動で体を上げること。 け‐あが・る気上がる】 〔自四〕 上気する。のぼせる。源氏物語賢木「御―・りてなほ悩ましうせさせ給ふ」 げ‐あき夏解】 夏安居げあんごの終わること。また、その最終の日で、陰暦7月15日。解夏げげ。〈[季]秋〉 け‐あげ蹴上げ】 ①けあげること。また、けあげたもの。 ②足がかりとして踏んであがる所。 ③階段の一段の高さ。 けあげ蹴上】 京都市東山区北端の一地区。旧東海道が峠を越えて京都市内に入る地。明治中期、インクラインや日本初の水力発電所が設けられた。 蹴上 水力発電所 撮影:的場 啓 蹴上 インクライン 撮影:的場 啓 け‐あ・げる蹴上げる】 〔他下一〕[文]けあ・ぐ(下二) 蹴って物を上へあげる。上に向かって蹴る。けりあげる。「まりを―・げる」「泥を―・げて走る」 け‐あし毛脚・毛足】 ①毛の伸びてゆくさま。「―が早い」 ②毛の多くはえている足。けずね。 ③毛布や絨毯じゅうたんなどの表面の毛。「―が長い」 け‐あ・し気悪し】 〔形シク〕 気持がわるくなるほどすさまじい。今昔物語集20「泉川原の風極めて―・しく吹きて、寒きこと限りなし」 け‐あな毛穴・毛孔】 毛の生える皮膚の小さい孔。 ケア‐ハウス (和製語care house)軽費老人ホームの一つ。60歳以上で身体機能が低下し、自炊できず、かつ家族の援助が難しい者が入所。必要な便宜がはかられ、訪問看護・訪問介護も利用できる。1989年創設。正式には介護利用型軽費老人ホーム。 ケア‐プランcare plan】 介護対象者に必要なサービスを、日・週・月の単位で効果的に組み合わせた計画。介護保険法では、介護サービス計画という。 ケア‐マネージメントcare management】 障害者や常時介護を必要とする高齢者などに対する援助方法。地域の援助者と利用者とが協力して、援助の計画・実施・評価を一貫して行う。介護保険でのケア‐プラン作成はその一例。ケース‐マネージメント。 ケア‐マネージャーcare manager】 介護対象者のために、ケアの方針を定めてケア‐プランを立案し、関係機関との調整を図る専門職。特に介護保険の介護支援専門員をいう。 ケアリーJoyce Cary】 イギリスの小説家。アフリカ体験を生かした作品で注目された。代表作「馬の口」。(1888〜1957) ケアリーPeter Carey】 オーストラリアの小説家。同国とイギリスとの歴史的関係を扱う。小説「ジャック=マッグズ」など。(1943〜) ケアレス‐ミス (careless mistake)不注意による間違い。 げ‐あんご夏安居】 〔仏〕「安居」参照。↔冬安居とうあんご ケアンズCairns】 オーストラリア北東部、クインズランド州の港湾都市。観光の中心地。人口11万8千(2003)。 け‐い褻居‥ヰ 主人の常にいる室。ふだんいるところ。居間。小座敷。常居。 けい】 (呉音はキョウ) ①あに。 ②先輩または同輩に対する敬称。「―等の精進を期待する」 ⇒兄たり難く弟たり難し けい】 ①法律。おきて。 ②犯罪者に科する罰。しおき。 ⇒刑の疑わしきは軽くせよ けい】 ①上部がとがって下方が四角の玉。中国古代、天子から封侯のしるしとして諸侯に賜ったもの。 ②量の名。勺しゃくの1000分の1。 ③和算で二等辺三角形のこと。圭形。 けい】 ①一つづきにつながったもの。いとすじ。ちすじ。「イタリア―移民」 ②組織だった分類。また、その部門。「文科―」 ③〔数〕(corollary)ある定理からたやすく推定し得る命題。 ④〔地〕(system)地層の大区分の一つ。地質年代の時代区分の紀に対応する。カンブリア系・三畳系の類。 ⑤〔理〕〔化〕(system)一定の相互作用または相互連関を持つ物体の集合。反応系・晶系の類。 けい】 ①みやこ。京都・東京の略。 ②数の単位。 ㋐億の1億倍。兆㋐の1万倍。すなわち10の16乗。 ㋑古くは、兆㋑の10倍。すなわち10の7乗。 →きょう(京) けい】 まっすぐ結ぶ道。さしわたし。「―5センチ」 けい】 ①草のみき。くき。 ②草のくきなど、細長いものを数える語。 けい】 土で作った鋳がた。転じて、物の形をかたどったもの。また、同類から抽象される形式。かた。 けい】 〔天〕二十八宿の一つ。西方の宿で、文運をつかさどり、この星が明らかであれば天下は太平という。奎宿。とかきぼし。 けい】 ①わりふ。てがた。 ②朝鮮の伝統的な相互扶助組織。冠婚葬祭・農地購入・金融・親睦・公共活動などのために組織する。構成員・運営方法・期間などの点で多様な形態がある。参加者は互いに平等で、資金を積み立てて運用することもある。日本の頼母子講たのもしこうに似る。 けい】 ①見積りをたてること。はかりごと。「一年の―は元旦にあり」 ②合計・総計の意。「―千円」 ③数量をはかる装置。 けい】 ①クスノキ科の常緑高木。原産はインドシナ。華南で多く栽培。高さ約10メートル。全体に芳香がある。葉は革質。花は小さく白色。樹皮・枝は、桂皮・桂枝と称し、芳香性健胃薬・鎮痛剤とし、また、桂皮油を採り芳香料とする。ケイノキ。トンキンニッケイ。 ②カツラ・肉桂・モクセイ・クス・月桂樹などの称。 ③(もと省都が桂林にあったからいう)中国、広西チワン族自治区の別称。 ④将棋の駒、桂馬けいまの略。 ⑤桂皮けいひの略。 けい】 ①中国古代、天子が諸侯を封ずる印に与えた玉。 ②珪素の略。シリコン。 けい】 ①申しあげること。 ②㋐皇太子・三后に上申する文書。 ㋑上官に進める文書。解。また、個人間の私的往復文書にもいった。 ③漢文の一体。もと臣下から君主に上たてまつる意見書。のち、対等に送る書状にも用いた。 けい】 (「谿」の別字体)たに。谷川。「耶馬―」 けい】 ①織物のたていと。たて。↔緯。 ②南北の方向。↔緯。 ③物事のすじ道。道理。のり。それらを述作した聖賢の書。→経史子集 →きょう(経) けい】 中国の地積の単位。1頃は100畝けい】 ①参議および三位以上の人。公卿くぎょう→卿大夫士けいたいふし。 ②君主が臣下を呼ぶのに用いる語。また、相手を敬って呼ぶ語。 →きょう(卿) けい】 ①けしき。ふぜい。おもむき。狂言、舟ふな「西の宮といふ所は…殊の外―の多い所でございます」。「近江八―」 ②演劇での一まとまりの場面。「第1幕第2―」 けい】 ①自分の妻の謙称に用いる語。「―妻」 ②中国の楚の別名。 けい】 質量・程度などがかるいこと。かるくすること。手がるなこと。「―音楽」↔重 けい】 生父母に代わる親子関係、最初の婚姻に代わる夫婦関係を表す語。 けい】 (罫の通音) ①目。碁盤の縦横の線。 ②枠わく。格子形に書いた線。 ③文字の行間などに引く線。文字をまっすぐに書くために施した線。「便箋の―」 ④活字とともに組み合わせる線。「飾り―」 けい】 めでたいこと。よろこび。いわい。吉事。「新年の御―」 けい⇒え(恵・慧) けい】 吊り下げ、撞木しゅもくで打ち鳴らす楽器。中国、秦・漢時代には「へ」の字形の板石を用いた。仏具として用いるものは青銅製で、鉄製のものもある。法会ほうえの際、礼盤らいばん右側の磬架にかけ、導師が打ち鳴らす。 磬 磬(けい) 撮影:関戸 勇 けい】 中国海南省の別称。 けい】 警察・警察官の略。 け‐い怪異】 あやしいものごと。ふしぎなこと。わざわい。徒然草「重き―なりとて」 ケイJohn Kay】 イギリスの紡績技師。飛び梭を発明。織布の速さは2倍以上になった。(1704〜1764) げい】 (「藝」の略字。本の虫除けに用いた香草の名「芸うん」とは別) ①修練によって得た技能。学問。わざ。徒然草「己が―の勝りたることを喜ぶ」 ②技能をともなうあそびごと。あそびごとのわざ。また、機知や工夫。「―のない話」 ③安芸国あきのくにの略。 ⇒芸が細かい ⇒芸がない ⇒芸が身を助けるほどの不仕合せ ⇒芸立つ ⇒芸は道によって賢し ⇒芸は身の仇 ⇒芸は身を助ける げい羿】 中国古伝説上の人物。弓の名人。尭ぎょうのとき、一度に10の太陽が出て人民が熱さに苦しんだので、尭の命を受けてその9を射落し、さらに民に害をなす物を駆除したという。 げい】 (慣用音)いれずみ。いれずみの刑。墨刑。 げ‐い外位‥ヰ 律令制で、郡司や地方出身者に授けた位。のち一般に低い家柄の者に授けた。外正五位上から外少初位下まで二十階。外階げかいとも。これに対し、普通の位階を内位または内階という。古今著聞集6「多おおは朝臣なるによりて内位に叙す、狛こまは下姓によりて―に叙す」→位階(表) ゲイgay】 (男の)同性愛者。「―‐バー」「―‐ボーイ」 ゲイJohn Gay】 イギリスの詩人・劇作家。下層社会を活写して、ウォルポール時代の政界の腐敗を諷刺した「乞食オペラ」はイギリス音楽劇の嚆矢こうし。(1685〜1732)→三文オペラ けい‐あい恵愛】 めぐみ愛すること。 けい‐あい敬愛】 うやまい、親しみの心を持つこと。「―する先輩」「―の念を抱く」 ⇒けいあい‐ほう【敬愛法】 けいあい‐ほう敬愛法‥ホフ 〔仏〕密教で、和合・親睦・愛顧を祈る修法しゅほう。四種法の一つ。 ⇒けい‐あい【敬愛】 げいあみ芸阿弥】 室町後期の画家。真芸とも称した。号は学叟。能阿弥の子。相阿弥の父。足利義政の同朋衆の一人として、中国舶載の書画や道具類の鑑識・管理を職とした。水墨画が巧みで連歌にも長じた。(1431〜1485) けい‐あん桂庵・慶庵・慶安】 ①(承応1652〜1655の頃、江戸京橋の大和慶庵という医者が、よく縁談の紹介をしたからいう)縁談・奉公などの紹介者。口入れ屋。また、雇人の請宿うけやど。三遊亭円朝、塩原多助一代記「江戸と云ふ所は―と云ふものがあつて奉公人の世話をするそうだが」 ②世辞。追従ついしょう。また、それを言う人。浄瑠璃、傾城酒呑童子「―とりどり御機嫌伺ふをりふし」 ⇒けいあん‐ぐち【桂庵口】 ⇒けいあん‐ざむらい【桂庵侍】 けいあん桂庵】 室町後期の臨済宗聖一派の僧。薩摩桂樹院の開山。諱いみなは玄樹、別号は島陰。周防の人。初め南禅寺に学び、1467年(応仁1)入明。受法のかたわら朱子学を学び、帰朝後は島津氏の殊遇を受けて朱子学者として活動。薩南学派を起こし、「大学章句」など四書の新注を日本で初めて刊行。句読法でも「家法倭点」(桂庵点)を創始。詩文集「島陰漁唱」など。(1427〜1508) けいあん慶安】 (キョウアンとも)[易経坤卦彖伝]江戸前期、後光明天皇朝の年号。正保5年2月15日(1648年4月7日)改元、慶安5年9月18日(1652年10月20日)承応に改元。 ⇒けいあん‐じけん【慶安事件】 ⇒けいあん‐たいへいき【慶安太平記】 ⇒けいあん‐の‐おふれがき【慶安御触書】 げい‐あん芸案】 芸道上の工夫公案。花鏡「重代相伝の―とす」 けいあん‐ぐち桂庵口】 双方の間をうまく言いつくろうこと。周旋を業とする者の言葉が信用するに足りないこと。仲人口なこうどぐち⇒けい‐あん【桂庵・慶庵・慶安】 けいあん‐ざむらい桂庵侍‥ザムラヒ 追従言葉をつかう侍。 ⇒けい‐あん【桂庵・慶庵・慶安】 けいあん‐じけん慶安事件】 慶安4年(1651)、由井正雪・丸橋忠弥らが企てた倒幕の陰謀事件。江戸・駿府・京都・大坂に兵を挙げようとしたが発覚し、忠弥は捕らえられ、正雪は自刃。慶安の変。 ⇒けいあん【慶安】 けいあん‐たいへいき慶安太平記】 由井正雪・丸橋忠弥らの企てた倒幕陰謀事件を材料とした講談・実録体小説・劇などの題名。 ⇒けいあん【慶安】 けいあん‐の‐おふれがき慶安御触書】 慶安2年(1649)、幕府が農民に対して出したと伝える御触書。32条と奥書とより成り、年貢を納めるために守るべき心構えを説き、幕府の農民観を示す。同年には出ていないとする説が有力。 →文献資料[慶安御触書] ⇒けいあん【慶安】 けい‐い経緯‥ヰ ①たて糸とよこ糸。たてとよこ。 ②南北と東西。経線と緯線。経度と緯度。 ③秩序を立てて治めととのえること。 ④いきさつ。入りくんだ事情。物事がこれまで展開してきたすじ道。「事件の―を説明する」 ⇒けいい‐ぎ【経緯儀】 けい‐い敬畏‥ヰ うやまいおそれること。つつしみかしこむこと。 けい‐い敬意】 うやまう気持。「―を表する」 けい‐い軽衣】 ①羅うすものなどの軽い着物。 ②飾りのない略式の着物。 けい‐い軽易】 ①てがるなこと。平易なこと。「―な問題」 ②あなどり軽んずること。 けいい‐ぎ経緯儀‥ヰ‥ 望遠鏡を垂直軸と水平軸とのまわりに回転するように装置した器械。主に天体望遠鏡に装着。セオドライト。→トランシット ⇒けい‐い【経緯】 げい‐いき芸域‥ヰキ 芸の領域。習得している芸の範囲。「―が広い」 けい‐いん京尹‥ヰン 京兆尹けいちょうのいんの略。 けい‐いん契印】 ①数枚から成る同一書類の継ぎ目にまたがらせて捺し、その連接していることを証する印。→割印。 ②(→)印相いんぞうに同じ。 げい‐いん鯨飲】 (鯨が水を飲むように)多量に酒を飲むこと。 ⇒げいいん‐ばしょく【鯨飲馬食】 げいいん‐ばしょく鯨飲馬食】 鯨が飲み馬が食らうように、大いに飲み食いする様子。牛飲馬食。 ⇒げい‐いん【鯨飲】 けい‐う恵雨】 ①ひでりの続いた時などに作物をうるおす雨。慈雨。 ②君のめぐみ。 げい‐うら芸裏】 劇場で、舞台に向かって、花道の左側にある観客席。↔芸表げいおもて けい‐うん奎運】 (「奎」は文教をつかさどる星の名)学問の発達。文運。 けい‐うん景雲・卿雲・慶雲】 めでたいことの前兆の雲。瑞雲。 けいうん慶運】 南北朝時代の歌僧。法印。祇園目代3度に及ぶ。父の浄弁および頓阿・兼好とともに二条為世門の四天王。作「慶運法師百首」「慶運法印集」。1369年(応安2)70歳頃まで存命。きょううん。 けいうん慶雲】 (年号) ⇒きょううん げいうん迎雲】 私年号の一つ。→私年号(表) げい‐うんりん倪雲林】 (雲林は号) ⇒げいさん(倪瓚) けい‐えい形影】 もののかたちと、そのかげ。 ⇒形影相弔う ⇒形影相伴う けい‐えい勁鋭】 強くするどいこと。また、その兵士。精鋭。 けい‐えい経営】 ①力を尽くして物事を営むこと。工夫を凝らして建物などを造ること。太平記11「偏に後生菩提の―を」。平家物語7「多日の―をむなしうして片時の灰燼となりはてぬ」 ②あれこれと世話や準備をすること。忙しく奔走すること。今昔物語集26「房主ぼうずの僧、思ひ懸けずと云ひて―す」。滑稽本、医者談義「医学修行に諸国―して」 ③継続的・計画的に事業を遂行すること。特に、会社・商業など経済的活動を運営すること。また、そのための組織。「会社を―する」「―が行き詰まる」「多角―」 →けいめい⇒けいえい‐がく【経営学】 ⇒けいえい‐かんり【経営管理】 ⇒けいえい‐きょうぎかい【経営協議会】 ⇒けいえい‐けいざいがく【経営経済学】 ⇒けいえい‐けん【経営権】 ⇒けいえい‐こうがく【経営工学】 ⇒けいえい‐さんか【経営参加】 ⇒けいえい‐しゃ【経営者】 ⇒けいえい‐せんりゃく【経営戦略】 ⇒けいえい‐ビジョン【経営ビジョン】 ⇒けいえい‐ぶんせき【経営分析】 ⇒けいえい‐りねん【経営理念】 ⇒けいえい‐りんり【経営倫理】 けい‐えい継泳】 水泳のリレー競技。 けい‐えい警衛‥ヱイ 警戒し護衛すること。

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ぐん=を抜・く🔗🔉

――を抜・く 多くの中で特にすぐれている。ぬきんでている。抜群。「―・く成績」

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