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広辞苑の検索結果 (92)
あか【赤】🔗⭐🔉
あか【赤】
(一説に、「くろ(暗)」の対で、原義は明の意という。→あお)
①七色の一つ。血のような色。また、緋色・紅色・朱色・茶色などの総称。「―毛」「―靴」
Munsell color system: 5R4/14
②赤色と関係の深いもの、たとえば「赤児あかご」「(花札の)赤短あかたん」「小豆あずき」「銅あかがね」「赤字」「(革命旗の赤色から)共産主義」などの略称・俗称。
③赤信号の略。
④名詞の上に付けて、「まったくの」「すっかり」「あきらかな」の意を表す語。「―はだか」「―恥」
あか‐あか【赤赤】🔗⭐🔉
あか‐あか【赤赤】
①まっかなさま。「―とした柿の実」
②(女房詞)アズキのこと。あか。
あか・い【赤い・紅い】🔗⭐🔉
○赤い糸で結ばれるあかいいとでむすばれる🔗⭐🔉
○赤い糸で結ばれるあかいいとでむすばれる
結婚する運命にある。結婚する男女は赤い糸でつながっているという俗信からいう。
⇒あか・い【赤い・紅い】
あか‐いえか【赤家蚊】‥イヘ‥
最も普通のカ。体は赤褐色。雌は夜間人血を吸う。日本脳炎・バンクロフト糸状虫を媒介。
あかいえか
あか‐いか【赤烏賊】
アカイカ科のイカ。スルメイカに似るが、胴長45センチメートルになり、赤みが強い。外套膜腹側の肉質内に網状の発光組織がある。夏から秋にかけて三陸沖に集まり、近年資源量が多い。肉は美味。バカイカ。ムラサキイカ。クロイカ。メダマ。
あか‐いか【赤烏賊】
アカイカ科のイカ。スルメイカに似るが、胴長45センチメートルになり、赤みが強い。外套膜腹側の肉質内に網状の発光組織がある。夏から秋にかけて三陸沖に集まり、近年資源量が多い。肉は美味。バカイカ。ムラサキイカ。クロイカ。メダマ。
あか‐いえか【赤家蚊】‥イヘ‥🔗⭐🔉
あか‐いえか【赤家蚊】‥イヘ‥
最も普通のカ。体は赤褐色。雌は夜間人血を吸う。日本脳炎・バンクロフト糸状虫を媒介。
あかいえか
あか‐いか【赤烏賊】🔗⭐🔉
あか‐いか【赤烏賊】
アカイカ科のイカ。スルメイカに似るが、胴長45センチメートルになり、赤みが強い。外套膜腹側の肉質内に網状の発光組織がある。夏から秋にかけて三陸沖に集まり、近年資源量が多い。肉は美味。バカイカ。ムラサキイカ。クロイカ。メダマ。
○赤い気炎あかいきえん
女性の盛んな意気。「―をあげる」
⇒あか・い【赤い・紅い】
○赤い気炎あかいきえん🔗⭐🔉
○赤い気炎あかいきえん
女性の盛んな意気。「―をあげる」
⇒あか・い【赤い・紅い】
あかいこ【赤猪子】‥ヰ‥
引田部ひけたべの赤猪子。古事記の所伝によると、雄略天皇の目にとまり、空しく召しを待つこと80年、天皇がこれをあわれみ、歌と禄とを賜ったという女性。
あかいし‐さんみゃく【赤石山脈】
中部地方の南部にある山脈。長野・山梨・静岡の3県にわたり、南アルプス国立公園をなす。最高峰は北岳(3193メートル)。
あかいし‐だけ【赤石岳】
赤石山脈の主要峰の一つ。日本で第7位の高峰。静岡県と長野県にまたがる。標高3120メートル。
赤石岳(1)
提供:オフィス史朗
赤石岳(2)
提供:オフィス史朗
赤石岳(2)
提供:オフィス史朗
○赤い信女あかいしんにょ🔗⭐🔉
○赤い信女あかいしんにょ
(亡夫の墓碑に生きている妻の戒名を刻む場合には、朱を入れるからいう)夫に死別した女性。未亡人。
⇒あか・い【赤い・紅い】
あかいと‐おどし【赤糸縅】‥ヲドシ
鎧よろいの縅の一種。茜あかね染めの組糸でおどす。源平盛衰記37「好む装束なれば、紺村濃こんむらごの直垂ひたたれに―の鎧着て」
あかいとり【赤い鳥】
鈴木三重吉編集の童話童謡雑誌。1918年(大正7)創刊、29年(昭和4)休刊。31年再刊、36年廃刊。日本の童話を巌谷小波いわやさざなみ時代のお伽噺の域から進め、文芸的に高めた。
あかいとり【赤い鳥】🔗⭐🔉
あかいとり【赤い鳥】
鈴木三重吉編集の童話童謡雑誌。1918年(大正7)創刊、29年(昭和4)休刊。31年再刊、36年廃刊。日本の童話を巌谷小波いわやさざなみ時代のお伽噺の域から進め、文芸的に高めた。
○赤い羽根あかいはね
「共同募金」参照。〈[季]秋〉
⇒あか・い【赤い・紅い】
○赤い羽根あかいはね🔗⭐🔉
○赤い羽根あかいはね
「共同募金」参照。〈[季]秋〉
⇒あか・い【赤い・紅い】
あか‐いろ【赤色】
①赤い色。また、緋色・紅色・朱色・茶色などの総称。
Munsell color system: 5R4/14
②茜あかねと櫨はじによって染色した色。赤白橡あかしらつるばみ。
③襲かさねの色目。「雁衣抄」によれば、表は蘇芳すおう、裏は縹はなだ。「あかばな」「あかしらつるばみ」とも。
④織色の名。経たては紫、緯よこは紅。(桃華蘂葉)
⇒あかいろ‐の‐ほう【赤色の袍】
あかいろ‐の‐ほう【赤色の袍】‥ハウ
赤色に染めた綾の袍。上皇着用の袍の文様は窠か中に桐竹・菊唐草・八葉菊。時に天皇・摂政・関白も着用。
⇒あか‐いろ【赤色】
あかいわ【赤磐】‥イハ
岡山県南東部の市。果樹栽培が盛ん。岡山市に隣接し、住宅地化が進む。備前国分寺跡がある。人口4万4千。
あか‐いわし【赤鰯】
①糠ぬかをまぶして塩漬にし、または乾した錆色さびいろの鰯。追儺ついなのときにはヒイラギに添えて戸口に挿した。
②赤くさびた鈍刀をあざけっていう語。
あが・う【贖ふ・購ふ】アガフ
〔他四〕
(古くは清音。「あがなう」の古形)
①財物を代償として出して罪をつぐなう。万葉集17「中臣の太祝詞ふとのりとごと言ひ祓へ―・ふ命も」
②買い求める。買い入れる。また、懸賞をかけて求める。日本霊異記上「亀の命を―・ひて放生し」
あか‐うお【赤魚】‥ウヲ
①ハゼ科の全身紅色の魚。全長15センチメートル。内湾や河口の軟泥地にすむ。
②アコウダイの別称。また、体色の赤い食用海魚の総称。
③(産卵期に体色が赤くなることから)ウグイの別称。
あか‐うきくさ【赤浮草】
水生シダ類アカウキクサ科の水草。葉は小鱗状で2列に互生。紅色を帯び柔らかく、長さ数センチメートル。池沼・水田に浮生し、水面を赤変させる。満江紅。
あか‐うそ【赤嘘】
全くのうそ。まっかなうそ。浄瑠璃、嫗山姥こもちやまうば「親の敵を狙ふとは、跡方もない―」
あか‐うま【赤馬】
①赤毛の馬。
②火災の隠語。
③月経の隠語。
あか‐うみがめ【赤海亀】
海産のカメ。大形で、甲長1メートル。体は赤褐色。大西洋・太平洋・地中海・インド洋に分布、日本でも太平洋岸の各地に上陸し、産卵。肉は臭気のため食用には不適。→青海亀
アカウンタビリティー【accountability】
①財産管理の受託者がその委託者に対して負う会計上の責任。株式会社の場合、取締役が株主に対して負う。会計責任。
②企業・行政などが自らの諸活動について利害関係者に説明する責務。説明責任。
アカウント【account】
①勘定書。勘定口座。
②取引先。得意先。広告主。
③コンピューターやネットワーク上のリソースを利用するための権利、または利用に必要なID番号。
あか‐え【赤絵】‥ヱ
①陶磁器の赤を主調とした上絵付け。また、その陶磁器。色絵。錦手にしきで。五彩。
②幕末・明治の頃、色摺いろずりの濃い、赤色の目立った錦絵。なお、疱瘡絵ほうそうえは全部赤1色刷。
③古代ギリシアにおいて前6世紀頃から流行した陶器の装飾法。図像を赤褐色の地肌のままに残して背景を黒く塗りつぶし、図像の細部を黒線で描き加えて人物の表情などを表現した。赤絵式。赤像せきぞう式。
あか‐えい【赤鱝】‥エヒ
アカエイ科の海産の軟骨魚。全長1メートルに達する。体は菱形で、尾部は鞭状、尾びれはない。背面は緑褐色、腹面は黄色。尾部の背面に両縁鋸歯の毒腺をもつとげがあり、これに刺されると激痛を感じ、腫れることもある。胎生。関東以南の沿岸に産し、夏季美味。かすべ。〈[季]夏〉
アカエイ
提供:東京動物園協会
あか‐えそ【赤狗魚】
エソ科の海産の硬骨魚。マエソに似ているが体は赤みを帯びる。かまぼこの原料。
あかえぞふうせつこう【赤蝦夷風説考】‥カウ
ロシア人の南下をみて、ロシアと貿易を開き蝦夷地を開拓して国家の富を増すべきことを説いた書。工藤平助著。2巻。1781〜83年(天明1〜3)成る。老中田沼意次に献上され、蝦夷地政策に影響を与えた。最上徳内にも同名の著がある。
あか‐えび【赤蝦・赤海老】
クルマエビ科のエビ。体は淡紅色に浅葱あさぎ色を交え、赤褐色の小点が散在。体長約10センチメートル。殻は薄く全面細毛で覆われる。瀬戸内海の浅海底に多く、打瀬うたせ網で漁獲する。乾蝦ほしえびや剥蝦むきえびとして利用する。
あか‐えぼし【赤烏帽子】
赤塗りの烏帽子。烏帽子は普通黒塗りであるから、変わったもののたとえとされる。「亭主の好きな―」
あか‐えり【赤襟】
①赤い襟。特に、赤い半襟。
②(赤い襟をかけたところから)少女。特に、年若い芸者。半玉はんぎょく。尾崎紅葉、三人妻「―の欲気少なき子達でも」
あか‐えんば【赤卒】‥ヱンバ
アカトンボの古名。〈倭名類聚鈔19〉
あか‐おおくち【赤大口】‥オホ‥
赤い色の大口の袴。束帯のとき表袴うえのはかまの下に用いる。〈倭名類聚鈔19〉
あか‐おけ【閼伽桶】‥ヲケ
仏に供える水を汲み入れる桶。
あか‐おどし【赤縅】‥ヲドシ
鎧よろいの縅の一種。茜あかね染めの糸または革でおどしたもの。
あか‐おび【赤帯】
①赤色の帯。
②柔道で、九段・十段の者が締めることのできる赤色の帯。柔道への貢献度、年齢なども考慮して与えられる。
あか‐おまな【赤御魚】
(女房詞)鮭さけ。〈日葡辞書〉
あ‐が‐おもと【吾が御許】
宮仕えをしている女性を親しんで呼ぶ語。源氏物語玉鬘「―にこそおはしけれ」
あか‐がい【赤貝】‥ガヒ
フネガイ科の二枚貝。貝殻は長さ約10センチメートルで箱形、暗褐色のけばだった皮をかぶる。放射肋は42〜43条。体液にヘモグロビンを含み、肉は赤みを帯びるのでこの名がある。肉は食用で美味。北海道南部から九州までの内湾・内海に分布し、水深10メートルくらいの砂泥底に生息する。魁蛤。蚶。
あか‐がえる【赤蛙】‥ガヘル
①カエルのうち、背が赤褐色で中形の一群の総称。ニホンアカガエル・ヤマアカガエルなど。平地や山間の湿地にすみ、背は暗褐色の斑点があるが、種や生息地によって色を異にする。疳かんの薬とされる。山蛙。
ヤマアカガエル
提供:東京動物園協会
②アカガエル科の両生類の総称。世界に広く分布、種類も多い。多くは水辺にすむが、樹上または地上にも見出される。害虫駆除に重要。また、食用ともなる。1のほか、トノサマガエル・ツチガエル・ウシガエルなど。
あか‐かがち【赤酸漿】
ホオズキの古名。古事記上「その目は―のごとく」
あか‐かき【垢掻】
江戸時代、浴場で浴客の垢をおとすのを業とし、遊女も兼ねた女。湯女ゆな。
あかがき【赤垣】
姓氏の一つ。
⇒あかがき‐げんぞう【赤垣源蔵】
あかがき‐げんぞう【赤垣源蔵】‥ザウ
忠臣蔵狂言・講談・浪曲などの人物。赤穂浪士の一人赤埴あかはに源蔵(1669〜1703)に擬す。講談の義士銘々伝「赤垣源蔵徳利の別れ」で有名。
⇒あかがき【赤垣】
あか‐かげ【赤鹿毛】
馬の毛色の名。赤みのある鹿毛。
あか‐がさ【赤瘡】
麻疹はしかの古称。栄華物語楚王夢「―の後なごり病みて」
あか‐がし【赤樫】
ブナ科の常緑高木。中部以南の山地に多い。高さ10メートルに達し、5月頃褐色の花を開く。葉は長楕円形。雌雄同株。実はシイに似て大。材は堅く赤みを帯び、用途が広い。オオガシ。オオバガシ。堅木かたぎ。
あか‐がしら【赤頭】
①赤茶けた頭髪。また、そのような頭髪の人。
②手入れしていない、乱れた頭髪。
③能の仮髪の一つ。→かしら➋2。
④ヒドリガモの別称。稀に、アカツクシガモの別称。
あか‐がしわ【赤柏】‥ガシハ
①アカメガシワの別称。
②(陰暦11月1日、赤飯せきはんを柏の葉に盛って祝ったことから)赤飯。
あか‐かすげ【赤糟毛】
馬の毛色で、赤みがかった灰色に、白いさし毛のあるもの。
あか‐ガッパ【赤合羽】
赤い桐油紙で作ったカッパ。江戸時代に武家の下部しもべなどが用いた。
あか‐がに【赤蟹】
アオガニ科のカニ。甲幅約10センチメートルで、橙赤色。インド洋東部のクリスマス島にのみ生息する。森林床に穴居するが、秋になると幼生を海に放つために大群をなして海岸に集まる。
あか‐えそ【赤狗魚】
エソ科の海産の硬骨魚。マエソに似ているが体は赤みを帯びる。かまぼこの原料。
あかえぞふうせつこう【赤蝦夷風説考】‥カウ
ロシア人の南下をみて、ロシアと貿易を開き蝦夷地を開拓して国家の富を増すべきことを説いた書。工藤平助著。2巻。1781〜83年(天明1〜3)成る。老中田沼意次に献上され、蝦夷地政策に影響を与えた。最上徳内にも同名の著がある。
あか‐えび【赤蝦・赤海老】
クルマエビ科のエビ。体は淡紅色に浅葱あさぎ色を交え、赤褐色の小点が散在。体長約10センチメートル。殻は薄く全面細毛で覆われる。瀬戸内海の浅海底に多く、打瀬うたせ網で漁獲する。乾蝦ほしえびや剥蝦むきえびとして利用する。
あか‐えぼし【赤烏帽子】
赤塗りの烏帽子。烏帽子は普通黒塗りであるから、変わったもののたとえとされる。「亭主の好きな―」
あか‐えり【赤襟】
①赤い襟。特に、赤い半襟。
②(赤い襟をかけたところから)少女。特に、年若い芸者。半玉はんぎょく。尾崎紅葉、三人妻「―の欲気少なき子達でも」
あか‐えんば【赤卒】‥ヱンバ
アカトンボの古名。〈倭名類聚鈔19〉
あか‐おおくち【赤大口】‥オホ‥
赤い色の大口の袴。束帯のとき表袴うえのはかまの下に用いる。〈倭名類聚鈔19〉
あか‐おけ【閼伽桶】‥ヲケ
仏に供える水を汲み入れる桶。
あか‐おどし【赤縅】‥ヲドシ
鎧よろいの縅の一種。茜あかね染めの糸または革でおどしたもの。
あか‐おび【赤帯】
①赤色の帯。
②柔道で、九段・十段の者が締めることのできる赤色の帯。柔道への貢献度、年齢なども考慮して与えられる。
あか‐おまな【赤御魚】
(女房詞)鮭さけ。〈日葡辞書〉
あ‐が‐おもと【吾が御許】
宮仕えをしている女性を親しんで呼ぶ語。源氏物語玉鬘「―にこそおはしけれ」
あか‐がい【赤貝】‥ガヒ
フネガイ科の二枚貝。貝殻は長さ約10センチメートルで箱形、暗褐色のけばだった皮をかぶる。放射肋は42〜43条。体液にヘモグロビンを含み、肉は赤みを帯びるのでこの名がある。肉は食用で美味。北海道南部から九州までの内湾・内海に分布し、水深10メートルくらいの砂泥底に生息する。魁蛤。蚶。
あか‐がえる【赤蛙】‥ガヘル
①カエルのうち、背が赤褐色で中形の一群の総称。ニホンアカガエル・ヤマアカガエルなど。平地や山間の湿地にすみ、背は暗褐色の斑点があるが、種や生息地によって色を異にする。疳かんの薬とされる。山蛙。
ヤマアカガエル
提供:東京動物園協会
②アカガエル科の両生類の総称。世界に広く分布、種類も多い。多くは水辺にすむが、樹上または地上にも見出される。害虫駆除に重要。また、食用ともなる。1のほか、トノサマガエル・ツチガエル・ウシガエルなど。
あか‐かがち【赤酸漿】
ホオズキの古名。古事記上「その目は―のごとく」
あか‐かき【垢掻】
江戸時代、浴場で浴客の垢をおとすのを業とし、遊女も兼ねた女。湯女ゆな。
あかがき【赤垣】
姓氏の一つ。
⇒あかがき‐げんぞう【赤垣源蔵】
あかがき‐げんぞう【赤垣源蔵】‥ザウ
忠臣蔵狂言・講談・浪曲などの人物。赤穂浪士の一人赤埴あかはに源蔵(1669〜1703)に擬す。講談の義士銘々伝「赤垣源蔵徳利の別れ」で有名。
⇒あかがき【赤垣】
あか‐かげ【赤鹿毛】
馬の毛色の名。赤みのある鹿毛。
あか‐がさ【赤瘡】
麻疹はしかの古称。栄華物語楚王夢「―の後なごり病みて」
あか‐がし【赤樫】
ブナ科の常緑高木。中部以南の山地に多い。高さ10メートルに達し、5月頃褐色の花を開く。葉は長楕円形。雌雄同株。実はシイに似て大。材は堅く赤みを帯び、用途が広い。オオガシ。オオバガシ。堅木かたぎ。
あか‐がしら【赤頭】
①赤茶けた頭髪。また、そのような頭髪の人。
②手入れしていない、乱れた頭髪。
③能の仮髪の一つ。→かしら➋2。
④ヒドリガモの別称。稀に、アカツクシガモの別称。
あか‐がしわ【赤柏】‥ガシハ
①アカメガシワの別称。
②(陰暦11月1日、赤飯せきはんを柏の葉に盛って祝ったことから)赤飯。
あか‐かすげ【赤糟毛】
馬の毛色で、赤みがかった灰色に、白いさし毛のあるもの。
あか‐ガッパ【赤合羽】
赤い桐油紙で作ったカッパ。江戸時代に武家の下部しもべなどが用いた。
あか‐がに【赤蟹】
アオガニ科のカニ。甲幅約10センチメートルで、橙赤色。インド洋東部のクリスマス島にのみ生息する。森林床に穴居するが、秋になると幼生を海に放つために大群をなして海岸に集まる。
あか‐いわし【赤鰯】🔗⭐🔉
あか‐いわし【赤鰯】
①糠ぬかをまぶして塩漬にし、または乾した錆色さびいろの鰯。追儺ついなのときにはヒイラギに添えて戸口に挿した。
②赤くさびた鈍刀をあざけっていう語。
あか‐うそ【赤嘘】🔗⭐🔉
あか‐うそ【赤嘘】
全くのうそ。まっかなうそ。浄瑠璃、嫗山姥こもちやまうば「親の敵を狙ふとは、跡方もない―」
あか‐うみがめ【赤海亀】🔗⭐🔉
あか‐うみがめ【赤海亀】
海産のカメ。大形で、甲長1メートル。体は赤褐色。大西洋・太平洋・地中海・インド洋に分布、日本でも太平洋岸の各地に上陸し、産卵。肉は臭気のため食用には不適。→青海亀
あか‐え【赤絵】‥ヱ🔗⭐🔉
あか‐え【赤絵】‥ヱ
①陶磁器の赤を主調とした上絵付け。また、その陶磁器。色絵。錦手にしきで。五彩。
②幕末・明治の頃、色摺いろずりの濃い、赤色の目立った錦絵。なお、疱瘡絵ほうそうえは全部赤1色刷。
③古代ギリシアにおいて前6世紀頃から流行した陶器の装飾法。図像を赤褐色の地肌のままに残して背景を黒く塗りつぶし、図像の細部を黒線で描き加えて人物の表情などを表現した。赤絵式。赤像せきぞう式。
あかえぞふうせつこう【赤蝦夷風説考】‥カウ🔗⭐🔉
あかえぞふうせつこう【赤蝦夷風説考】‥カウ
ロシア人の南下をみて、ロシアと貿易を開き蝦夷地を開拓して国家の富を増すべきことを説いた書。工藤平助著。2巻。1781〜83年(天明1〜3)成る。老中田沼意次に献上され、蝦夷地政策に影響を与えた。最上徳内にも同名の著がある。
あか‐えび【赤蝦・赤海老】🔗⭐🔉
あか‐えび【赤蝦・赤海老】
クルマエビ科のエビ。体は淡紅色に浅葱あさぎ色を交え、赤褐色の小点が散在。体長約10センチメートル。殻は薄く全面細毛で覆われる。瀬戸内海の浅海底に多く、打瀬うたせ網で漁獲する。乾蝦ほしえびや剥蝦むきえびとして利用する。
あか‐えぼし【赤烏帽子】🔗⭐🔉
あか‐えぼし【赤烏帽子】
赤塗りの烏帽子。烏帽子は普通黒塗りであるから、変わったもののたとえとされる。「亭主の好きな―」
あか‐がい【赤貝】‥ガヒ🔗⭐🔉
あか‐がい【赤貝】‥ガヒ
フネガイ科の二枚貝。貝殻は長さ約10センチメートルで箱形、暗褐色のけばだった皮をかぶる。放射肋は42〜43条。体液にヘモグロビンを含み、肉は赤みを帯びるのでこの名がある。肉は食用で美味。北海道南部から九州までの内湾・内海に分布し、水深10メートルくらいの砂泥底に生息する。魁蛤。蚶。
あか‐がえる【赤蛙】‥ガヘル🔗⭐🔉
あか‐がえる【赤蛙】‥ガヘル
①カエルのうち、背が赤褐色で中形の一群の総称。ニホンアカガエル・ヤマアカガエルなど。平地や山間の湿地にすみ、背は暗褐色の斑点があるが、種や生息地によって色を異にする。疳かんの薬とされる。山蛙。
ヤマアカガエル
提供:東京動物園協会
②アカガエル科の両生類の総称。世界に広く分布、種類も多い。多くは水辺にすむが、樹上または地上にも見出される。害虫駆除に重要。また、食用ともなる。1のほか、トノサマガエル・ツチガエル・ウシガエルなど。
②アカガエル科の両生類の総称。世界に広く分布、種類も多い。多くは水辺にすむが、樹上または地上にも見出される。害虫駆除に重要。また、食用ともなる。1のほか、トノサマガエル・ツチガエル・ウシガエルなど。
あかがき【赤垣】🔗⭐🔉
あかがき【赤垣】
姓氏の一つ。
⇒あかがき‐げんぞう【赤垣源蔵】
あかがき‐げんぞう【赤垣源蔵】‥ザウ🔗⭐🔉
あかがき‐げんぞう【赤垣源蔵】‥ザウ
忠臣蔵狂言・講談・浪曲などの人物。赤穂浪士の一人赤埴あかはに源蔵(1669〜1703)に擬す。講談の義士銘々伝「赤垣源蔵徳利の別れ」で有名。
⇒あかがき【赤垣】
あか‐がに【赤蟹】🔗⭐🔉
あか‐がに【赤蟹】
アオガニ科のカニ。甲幅約10センチメートルで、橙赤色。インド洋東部のクリスマス島にのみ生息する。森林床に穴居するが、秋になると幼生を海に放つために大群をなして海岸に集まる。
○垢が抜けるあかがぬける
①(→)「あかぬける」に同じ。
②汚名がすすがれる。歌舞伎、幼稚子敵討おさなごのかたきうち「何とぞその儀をお願ひ申せば、此方の垢は抜けまする」
⇒あか【垢】
あか‐がわ【赤革】‥ガハ🔗⭐🔉
あか‐がわ【赤革】‥ガハ
赤く染めたなめしがわ。
⇒あかがわ‐おどし【赤革縅】
あかがわ‐おどし【赤革縅】‥ガハヲドシ🔗⭐🔉
あかがわ‐おどし【赤革縅】‥ガハヲドシ
茜あかね染めの革を用いた鎧よろいの縅。
⇒あか‐がわ【赤革】
あか‐ぎぬ【赤衣】🔗⭐🔉
あか‐ぎぬ【赤衣】
①赤色の衣。
②緋色の袍ほう。五位の官人の朝服。
③(→)「あかかりぎぬ」に同じ。栄華物語浦々別「検非違使どもの具の―など着たる者ども」
○赤きは酒のとがあかきはさけのとが
顔の赤いのは酒のせいで自分の罪ではないという意から、過失を他人のせいにすること。
⇒あか・い【赤い・紅い】
○赤きは酒のとがあかきはさけのとが🔗⭐🔉
○赤きは酒のとがあかきはさけのとが
顔の赤いのは酒のせいで自分の罪ではないという意から、過失を他人のせいにすること。
⇒あか・い【赤い・紅い】
あ‐が‐きみ【吾が君】
相手の人を親しんで呼ぶ語。源氏物語夕顔「―、生き出で給へ」
あかぎ‐やま【赤城山】
群馬県前橋市北方の複式火山。最高峰の黒桧くろび山は標高1828メートル。榛名・妙義とともに上毛三山の一つ。南東麓に国定忠次ゆかりの忠次温泉がある。あかぎさん。
赤城山
提供:オフィス史朗
⇒あかぎ【赤城】
あか‐ぎれ【皹】
寒さに冒されて手足の皮膚が荒れ、裂けて痛むもの。あかがり。皹裂きれつ。皴しゅん。〈[季]冬〉。「―が切れる」
あか‐きん【赤金】
赤色を帯びた金と銅の合金の俗称。金にシアン化銅カリウムを加え、銅成分25〜50パーセントにした硬い合金。装飾物・鍍金用。
あ‐がく【蛙楽】
蛙の鳴き声。筑波問答「旧池の乱草をはらひて―を愛することありき」
あ‐が・く【足掻く・踠く】
〔自五〕
①馬などが前足で地面を掻く。また、そのようにして進む。万葉集7「赤駒の―・く激たぎちに」
②手足を動かしていらだつ。もがく。宇治拾遺物語12「虎、さかさまに伏して倒れて―・くを」。「縄を外そうと―・く」
③悪い状態から脱け出そうとして、どうにもならないのにいろいろやってみる。また、あくせくする。浄瑠璃、女殺油地獄「倉の一軒も建てるやうにと―・いても」。「今更―・いても手おくれだ」
④(子どもが)あばれる。ふざける。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「ヤイヤイヤイ。よつぽどに―・けよ、其所なぬくめ」
あか‐ぐされ【赤腐れ】
①芋やサボテンなどが赤く腐ること。
②ノリの葉状体に病原藻菌類が寄生し、軟弱化・赤錆状となる現象。
あか‐ぐすり【赤薬】
人参と辰砂しんしゃをまぜて作った赤色の丸薬。江戸時代、急病に用いた。(塩尻)
あか‐ぐそく【赤具足】
金具廻かなぐまわりや小札こざねを朱漆で塗り、赤糸でおどした具足。
あか‐くちば【赤朽葉】
襲かさねの色目。表は経たて紅、緯ぬき黄の織色で、裏は黄。(装束雑事抄)
あか‐ぐま【赤熊】
ヒグマの異称。特に樺太産の赤みの強いものをいう。
エゾヒグマ(アカグマ)
提供:東京動物園協会
あか‐くみ【淦汲み】
船底にたまった水を汲み取るひしゃくや手桶。あかとり。
あかくら‐おんせん【赤倉温泉】‥ヲン‥
①新潟県南西部、妙高山の東側中腹にある温泉。泉質は硫酸塩泉・炭酸水素塩泉。冬期はスキー場。
②山形県北東部、最上町にある温泉。泉質は硫酸塩泉。
あか‐くりげ【赤栗毛】
馬の毛色の名。赤みのある栗毛。
あか‐クローバー【赤クローバー】
アカツメクサの別称。
あか‐げ【赤毛】
①赤みをおびた髪の毛。
②転じて、欧米人。紅毛。
③馬の毛色で、赤色に褐色をおびたもの。
⇒あかげ‐ざる【赤毛猿】
⇒あかげ‐わしゅ【褐毛和種】
あかげ‐ざる【赤毛猿】
オナガザル科のサル。東南アジアの各地に分布。頭胴長約50センチメートル、尾長約20センチメートルで、体は褐色。医学実験用に使われ、血液型のRh型は本種の旧学名Rhesus(リーサス)に基づく。
アカゲザル
提供:東京動物園協会
⇒あか‐げ【赤毛】
あか‐ゲット【赤ゲット】
(ケットはブランケットの略)
①赤い毛布。末広鉄腸、雪中梅「一枚の赤洋氈あかケットを四つ折りにして敷物となしたるは」
②(明治・大正期、地方から都会へ旅行する人が多く赤い毛布を外套がわりとしたことから)
㋐都会見物の田舎者。おのぼりさん。
㋑不慣れな洋行者。
あか‐げら【赤啄木鳥】
キツツキの一種。ほぼツグミ大。背面に白と黒との斑があって、下腹赤く、雄は後頭に赤斑がある。樹の幹に孔をあけて中の昆虫を食う。日本で最も普通のキツツキ。本州・北海道などに分布。
アカゲラ
撮影:小宮輝之
エゾアカゲラ
撮影:小宮輝之
あかげ‐わしゅ【褐毛和種】
褐色の毛色をした日本の肉牛。朝鮮牛をデボン種・シンメンタール種により改良したもの。
褐毛和種
撮影:小宮輝之
⇒あか‐げ【赤毛】
あか‐ご【赤子・赤児】
(体色が赤みを帯びているからいう)
①生まれて間のない子供。あかんぼう。
②イトミミズの別称。
⇒あかご‐づか【赤子塚】
⇒あかご‐よういく‐しほう【赤子養育仕法】
⇒赤子の手をねじる
⇒赤子を裸にする
あか‐こうのう【赤行嚢】‥カウナウ
赤郵袋あかゆうたいの旧称。
あか‐ごうやく【赤膏薬】‥ガウ‥
麒麟血きりんけつ(竜血樹の樹脂)を加えて造った、赤色の血止め膏薬。万能膏。江戸時代以来有名だった赤万などもこの類で、裂傷などをなおすのに用いた。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「―もいらぬ年配」
あ‐が‐こころ【吾が心】
〔枕〕
「きよし」「つくす」「あかし」の意で、地名「清澄きよすみ」「筑紫つくし」「明石あかし」にかかる。
あかご‐づか【赤子塚】
赤子を埋めたとかその泣声が聞こえてくるとかいう伝説をともなう塚。村境に多く、幼くして死んだ子の霊は道祖神が管理するとの信仰に基づく。
⇒あか‐ご【赤子・赤児】
あか‐こっこ
スズメ目ツグミ科の鳥。全長約23センチメートル。雄は頭部は黒く、胸・脇は茶色。雌は羽色が雄より淡い。伊豆諸島・吐噶喇とから列島などに分布。天然記念物。
⇒あかぎ【赤城】
あか‐ぎれ【皹】
寒さに冒されて手足の皮膚が荒れ、裂けて痛むもの。あかがり。皹裂きれつ。皴しゅん。〈[季]冬〉。「―が切れる」
あか‐きん【赤金】
赤色を帯びた金と銅の合金の俗称。金にシアン化銅カリウムを加え、銅成分25〜50パーセントにした硬い合金。装飾物・鍍金用。
あ‐がく【蛙楽】
蛙の鳴き声。筑波問答「旧池の乱草をはらひて―を愛することありき」
あ‐が・く【足掻く・踠く】
〔自五〕
①馬などが前足で地面を掻く。また、そのようにして進む。万葉集7「赤駒の―・く激たぎちに」
②手足を動かしていらだつ。もがく。宇治拾遺物語12「虎、さかさまに伏して倒れて―・くを」。「縄を外そうと―・く」
③悪い状態から脱け出そうとして、どうにもならないのにいろいろやってみる。また、あくせくする。浄瑠璃、女殺油地獄「倉の一軒も建てるやうにと―・いても」。「今更―・いても手おくれだ」
④(子どもが)あばれる。ふざける。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「ヤイヤイヤイ。よつぽどに―・けよ、其所なぬくめ」
あか‐ぐされ【赤腐れ】
①芋やサボテンなどが赤く腐ること。
②ノリの葉状体に病原藻菌類が寄生し、軟弱化・赤錆状となる現象。
あか‐ぐすり【赤薬】
人参と辰砂しんしゃをまぜて作った赤色の丸薬。江戸時代、急病に用いた。(塩尻)
あか‐ぐそく【赤具足】
金具廻かなぐまわりや小札こざねを朱漆で塗り、赤糸でおどした具足。
あか‐くちば【赤朽葉】
襲かさねの色目。表は経たて紅、緯ぬき黄の織色で、裏は黄。(装束雑事抄)
あか‐ぐま【赤熊】
ヒグマの異称。特に樺太産の赤みの強いものをいう。
エゾヒグマ(アカグマ)
提供:東京動物園協会
あか‐くみ【淦汲み】
船底にたまった水を汲み取るひしゃくや手桶。あかとり。
あかくら‐おんせん【赤倉温泉】‥ヲン‥
①新潟県南西部、妙高山の東側中腹にある温泉。泉質は硫酸塩泉・炭酸水素塩泉。冬期はスキー場。
②山形県北東部、最上町にある温泉。泉質は硫酸塩泉。
あか‐くりげ【赤栗毛】
馬の毛色の名。赤みのある栗毛。
あか‐クローバー【赤クローバー】
アカツメクサの別称。
あか‐げ【赤毛】
①赤みをおびた髪の毛。
②転じて、欧米人。紅毛。
③馬の毛色で、赤色に褐色をおびたもの。
⇒あかげ‐ざる【赤毛猿】
⇒あかげ‐わしゅ【褐毛和種】
あかげ‐ざる【赤毛猿】
オナガザル科のサル。東南アジアの各地に分布。頭胴長約50センチメートル、尾長約20センチメートルで、体は褐色。医学実験用に使われ、血液型のRh型は本種の旧学名Rhesus(リーサス)に基づく。
アカゲザル
提供:東京動物園協会
⇒あか‐げ【赤毛】
あか‐ゲット【赤ゲット】
(ケットはブランケットの略)
①赤い毛布。末広鉄腸、雪中梅「一枚の赤洋氈あかケットを四つ折りにして敷物となしたるは」
②(明治・大正期、地方から都会へ旅行する人が多く赤い毛布を外套がわりとしたことから)
㋐都会見物の田舎者。おのぼりさん。
㋑不慣れな洋行者。
あか‐げら【赤啄木鳥】
キツツキの一種。ほぼツグミ大。背面に白と黒との斑があって、下腹赤く、雄は後頭に赤斑がある。樹の幹に孔をあけて中の昆虫を食う。日本で最も普通のキツツキ。本州・北海道などに分布。
アカゲラ
撮影:小宮輝之
エゾアカゲラ
撮影:小宮輝之
あかげ‐わしゅ【褐毛和種】
褐色の毛色をした日本の肉牛。朝鮮牛をデボン種・シンメンタール種により改良したもの。
褐毛和種
撮影:小宮輝之
⇒あか‐げ【赤毛】
あか‐ご【赤子・赤児】
(体色が赤みを帯びているからいう)
①生まれて間のない子供。あかんぼう。
②イトミミズの別称。
⇒あかご‐づか【赤子塚】
⇒あかご‐よういく‐しほう【赤子養育仕法】
⇒赤子の手をねじる
⇒赤子を裸にする
あか‐こうのう【赤行嚢】‥カウナウ
赤郵袋あかゆうたいの旧称。
あか‐ごうやく【赤膏薬】‥ガウ‥
麒麟血きりんけつ(竜血樹の樹脂)を加えて造った、赤色の血止め膏薬。万能膏。江戸時代以来有名だった赤万などもこの類で、裂傷などをなおすのに用いた。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「―もいらぬ年配」
あ‐が‐こころ【吾が心】
〔枕〕
「きよし」「つくす」「あかし」の意で、地名「清澄きよすみ」「筑紫つくし」「明石あかし」にかかる。
あかご‐づか【赤子塚】
赤子を埋めたとかその泣声が聞こえてくるとかいう伝説をともなう塚。村境に多く、幼くして死んだ子の霊は道祖神が管理するとの信仰に基づく。
⇒あか‐ご【赤子・赤児】
あか‐こっこ
スズメ目ツグミ科の鳥。全長約23センチメートル。雄は頭部は黒く、胸・脇は茶色。雌は羽色が雄より淡い。伊豆諸島・吐噶喇とから列島などに分布。天然記念物。
あか‐クローバー【赤クローバー】🔗⭐🔉
あか‐クローバー【赤クローバー】
アカツメクサの別称。
あか‐ゲット【赤ゲット】🔗⭐🔉
あか‐ゲット【赤ゲット】
(ケットはブランケットの略)
①赤い毛布。末広鉄腸、雪中梅「一枚の赤洋氈あかケットを四つ折りにして敷物となしたるは」
②(明治・大正期、地方から都会へ旅行する人が多く赤い毛布を外套がわりとしたことから)
㋐都会見物の田舎者。おのぼりさん。
㋑不慣れな洋行者。
あか・し【赤し・紅し】🔗⭐🔉
あか・し【赤し・紅し】
〔形ク〕
⇒あかい
あか‐そぶ【赤そぶ】🔗⭐🔉
あか‐そぶ【赤そぶ】
水の赤いさび。赤渋。猿蓑「人も忘れし―の水」(凡兆)
あか‐ちゃん【赤ちゃん】🔗⭐🔉
あか‐ちゃん【赤ちゃん】
「赤ん坊」を親しみをこめていう語。
あか‐チン【赤チン】🔗⭐🔉
あか‐チン【赤チン】
マーキュロクロムの俗称。赤いヨードチンキの意であるが、化学的組成は全く別。
あか‐テント【赤テント・紅テント】🔗⭐🔉
あか‐テント【赤テント・紅テント】
唐十郎主宰の状況劇場の通称。1967年に東京新宿の花園神社に赤いテントを立てて公演したことから。
あかとくろ【赤と黒】🔗⭐🔉
あかとくろ【赤と黒】
(Le Rouge et le Noir フランス)スタンダールの小説。副題「1830年年代記」。地位も財力もない野心家の青年ジュリアン=ソレルの恋愛を通じてルイ=フィリップ王治世時代のフランス社会を描く。
あか‐なす【赤茄子】🔗⭐🔉
あか‐なす【赤茄子】
トマトの異称。「―のうすく切られし白き皿秋の朝あしたの牛乳ちちのつめたさ」(前田夕暮)
あか‐の‐ごはん【赤の御飯】🔗⭐🔉
あか‐の‐ごはん【赤の御飯】
赤飯せきはん。
あか‐の‐たにん【赤の他人】🔗⭐🔉
あか‐の‐たにん【赤の他人】
まったくの他人。全然縁のない人。
あか‐のっぽ【赤のっぽ】🔗⭐🔉
あか‐のっぽ【赤のっぽ】
火山灰土壌の一種。腐植にとぼしく、黄褐色。茨城県を中心に栃木・埼玉などに見られる。腐植の多いものは黒のっぽ。
あか‐の‐ひろば【赤の広場】🔗⭐🔉
あか‐の‐ひろば【赤の広場】
モスクワのクレムリン宮殿の北東側にある広場。レーニン廟がある。宮殿とともに世界遺産。
赤の広場
提供:JTBフォト
あか‐の‐まんま【赤の飯】🔗⭐🔉
あか‐の‐まんま【赤の飯】
①赤飯せきはん。
②(花・つぼみの形が赤飯に似ているから)イヌタデの別称。あかまんま。〈[季]秋〉
あか‐バット【赤バット】🔗⭐🔉
あか‐バット【赤バット】
「青バット」参照。
あか‐ばな【赤花】🔗⭐🔉
あか‐ばな【赤花】
①アカバナ科の多年草。山野の湿地に自生。高さ20〜50センチメートル。夏、紫紅色の小四弁花をつけ果実は細長く長さ3〜5センチメートル。種子は微細で長白毛をもち飛散。柳葉菜。
あかばな
②染色の名。1の花弁の色。帯紫淡紅色。
③襲かさねの色目。(→)赤色あかいろ3に同じ。
④沖縄で、仏桑華ぶっそうげのこと。
⇒あかばな‐か【赤花科】
②染色の名。1の花弁の色。帯紫淡紅色。
③襲かさねの色目。(→)赤色あかいろ3に同じ。
④沖縄で、仏桑華ぶっそうげのこと。
⇒あかばな‐か【赤花科】
あかばな‐か【赤花科】‥クワ🔗⭐🔉
あかばな‐か【赤花科】‥クワ
双子葉植物の一科。萼片・花弁おのおの2〜4枚。花の基部は管状にのびる。温帯・熱帯に約30属650種あり、主に草本。アカバナ・マツヨイグサ・ヤナギランなど。
⇒あか‐ばな【赤花】
あかばね【赤羽】🔗⭐🔉
あかばね【赤羽】
東京都北区の地名。荒川の右岸に位置し、もと岩槻街道の宿場町。戦時中は陸軍の被服廠しょうがあり、現在は工業地・住宅地。
あか‐ば・む【赤ばむ】🔗⭐🔉
あか‐ば・む【赤ばむ】
〔自五〕
赤く色づく。赤らむ。
あか‐パン‐かび【赤パン黴】🔗⭐🔉
あか‐パン‐かび【赤パン黴】
子嚢菌類のかび。生育が速く、温湿の場所に好んで生育。モニリア。
あか‐ピーマン【赤ピーマン】🔗⭐🔉
あか‐ピーマン【赤ピーマン】
赤色のピーマン。普通の緑色のものに対していう。
あかひき‐の‐いと【赤引の糸】🔗⭐🔉
あかひき‐の‐いと【赤引の糸】
(「あか」は明の意)光って美しく清浄な糸。伊勢内宮の神御衣かむみその祭にその糸で神衣を織って供える。あからひきのいと。
あか‐ひとで【赤海星・赤人手】🔗⭐🔉
あか‐ひとで【赤海星・赤人手】
アカヒトデ目のヒトデ。朱紅色。腕は5本、ほぼ円筒形で長さ約10センチメートル。本州以南の浅海の岩礁にすむ。朱海盤車。
あか‐べこ【赤べこ】🔗⭐🔉
あか‐べこ【赤べこ】
(「べこ」は東北地方で牛の意)会津若松の郷土玩具。赤く塗った張子はりこの首振り牛。赤牛。
赤べこ
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
あか‐へた【赤下手】🔗⭐🔉
あか‐へた【赤下手】
きわめてへたなこと。あかっぺた。浄瑠璃、大塔宮曦鎧「踊も音頭も見るが上手、口で申すは―」
あか‐ほや【赤ほや】🔗⭐🔉
あか‐ほや【赤ほや】
火山灰土壌の一種。黄橙色でおがくず状軽鬆けいそうのガラス質。南九州に分布。いもご。あかおんじ。
あかまた‐くろまた【赤また黒また】🔗⭐🔉
あかまた‐くろまた【赤また黒また】
沖縄の八重山諸島に残る民俗行事。旧暦6月の豊年祭に、海上の楽土「にらいかない」から訪れる仮面姿の二神を迎える行事。
あか‐み【赤み】🔗⭐🔉
あか‐み【赤み】
赤い程度。赤さ。「頬に―がさす」
⇒あかみ‐じょうご【赤み上戸】
⇒あかみ‐ばし・る【赤み走る】
あかみ‐じょうご【赤み上戸】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
あかみ‐じょうご【赤み上戸】‥ジヤウ‥
飲めば、すぐに顔の赤くなる酒飲み。色上戸。色み上戸。狂言、酒講式「かくしても、かくしかひなき、―は笑止の者なり」↔青み上戸。
⇒あか‐み【赤み】
あかみ‐ばし・る【赤み走る】🔗⭐🔉
あかみ‐ばし・る【赤み走る】
〔自四〕
赤みがさす。赤くなる。好色一代女6「上髭うわひげありて―・り、天窓あたまはきんかなる人」
⇒あか‐み【赤み】
あか‐め【赤芽】🔗⭐🔉
あか‐め【赤芽】
植物の赤みを帯びた新芽。また、新芽の美しいアカメガシワ・カナメモチなどの園芸上の通称。
⇒あかめ‐がしわ【赤芽柏】
⇒あかめ‐もち【赤芽黐】
あかめ‐がしわ【赤芽柏】‥ガシハ🔗⭐🔉
あかめ‐がしわ【赤芽柏】‥ガシハ
(若葉が鮮紅色だからいう)トウダイグサ科の落葉高木。日本・中国大陸に自生、日本では二次林に多い。高さ10メートルに達する。雌雄異株。夏、白色の花を穂状につける。材は軟らかく、床柱・下駄・薪炭などに用いる。果実の毛を集めて駆虫剤(主にサナダムシ)とする。
あかめがしわ
⇒あか‐め【赤芽】
⇒あか‐め【赤芽】
あかめ‐もち【赤芽黐】🔗⭐🔉
あかめ‐もち【赤芽黐】
〔植〕カナメモチの別称。アカメ。
⇒あか‐め【赤芽】
あか・める【赤める】🔗⭐🔉
あか・める【赤める】
〔他下一〕[文]あか・む(下二)
赤くする。赤らめる。源氏物語帚木「顔うち―・めてゐたり」
あか‐ら【赤ら】🔗⭐🔉
あか‐ら【赤ら】
①赤みを帯びているさま。
②(飲めば顔が赤くなるからいう)酒の異称。本朝二十不孝「先祖より酒の家に生れ、―呑めといはれて此の方」
⇒あから‐おぶね【赤ら小舟】
⇒あから‐か【赤らか】
⇒あから‐がお【赤ら顔】
⇒あから‐がしわ【赤ら柏】
あから‐おぶね【赤ら小舟】‥ヲ‥🔗⭐🔉
あから‐おぶね【赤ら小舟】‥ヲ‥
赤く塗った舟。特に、官船。(古代、官船は赤く塗ったから)万葉集16「沖行くや―に裹つとやらば」
⇒あか‐ら【赤ら】
あから‐か【赤らか】🔗⭐🔉
あから‐か【赤らか】
赤みを帯びて美しいさま。源氏物語常夏「紅といふものいと―にかいつけて」
⇒あか‐ら【赤ら】
あから‐がお【赤ら顔】‥ガホ🔗⭐🔉
あから‐がお【赤ら顔】‥ガホ
赤みをおびた顔。
⇒あか‐ら【赤ら】
あから‐がしわ【赤ら柏】‥ガシハ🔗⭐🔉
あから‐がしわ【赤ら柏】‥ガシハ
①葉に赤みのある柏。供物を盛る具とした。万葉集20「印南野の―は時はあれど」
②京都北野天満宮の11月1日の祭。供物を赤ら柏に盛るからいう。6月の青柏祭に対する。
⇒あか‐ら【赤ら】
あからひき‐の‐いと【赤ら引の糸】🔗⭐🔉
あからひき‐の‐いと【赤ら引の糸】
(→)「あかひきのいと」に同じ。持統紀「―参拾伍斤」
あから‐ひく【赤ら引く】🔗⭐🔉
あから‐ひく【赤ら引く】
〔枕〕
(明るく光る、あるいは、赤みを帯びる意)「日」「月」「子」「君」「朝」「膚」「敷妙」にかかる。
あから・ぶ【赤らぶ】🔗⭐🔉
あから・ぶ【赤らぶ】
〔自上二〕
赤みがさす。赤くなる。赤らむ。祝詞、神賀詞「赤玉のみ―・びまし」
あから・む【赤らむ】🔗⭐🔉
あから・む【赤らむ】
[一]〔自五〕
赤くなる。赤みがさす。「―・んだ顔」
[二]〔他下二〕
⇒あからめる(下一)
あから・める【赤らめる】🔗⭐🔉
あから・める【赤らめる】
〔他下一〕[文]あから・む(下二)
赤くする。赤める。「顔を―・める」
あか‐ランプ【赤ランプ】🔗⭐🔉
あか‐ランプ【赤ランプ】
赤い灯火。危険を知らせる信号。「計画の実行に―がつく」
あか・る【赤る】🔗⭐🔉
あか・る【赤る】
〔自四〕
①赤くなる。赤らむ。応神紀「ふほごもり―・れる少女」
②(果実が)熟して赤くなる。万葉集19「島山に―・る橘」
③酒に酔って赤くなる。祝詞、大嘗祭「豊明とよのあかりに―・りまさむ」
あか‐ワイン【赤ワイン】🔗⭐🔉
あか‐ワイン【赤ワイン】
(→)赤葡萄酒ぶどうしゅに同じ。
あかん‐ぼう【赤ん坊】‥バウ🔗⭐🔉
あかん‐ぼう【赤ん坊】‥バウ
生まれて間もない子供。体が赤みがかっているからいう。赤子。あかんぼ。比喩的に、幼稚・世間知らずの人にもいう。
あけ‐の‐そほぶね【赤のそほ船】🔗⭐🔉
あけ‐の‐そほぶね【赤のそほ船】
(「そほ」は塗料の赤土)赤く塗った船。万葉集3「山下の―沖へ漕ぐ見ゆ」
しゃく【赤】🔗⭐🔉
しゃく【赤】
(呉音。漢音はセキ)赤舌日しゃくぜつにちの略。
Munsell color system: 5R4/14
しゃく‐の‐ひ【赤の日】🔗⭐🔉
しゃく‐の‐ひ【赤の日】
(→)赤舌日しゃくぜつにちに同じ。
せき‐い【赤緯】‥ヰ🔗⭐🔉
せき‐い【赤緯】‥ヰ
天球上における星の位置を表す座標の一つ。天球上の赤道から北あるいは南に測った角距離。↔赤経。
⇒せきい‐けん【赤緯圏】
せきい‐けん【赤緯圏】‥ヰ‥🔗⭐🔉
せきい‐けん【赤緯圏】‥ヰ‥
天球上の赤緯の等しい点を連ねた円。緯圏。
⇒せき‐い【赤緯】
せき‐う【赤烏】🔗⭐🔉
せき‐う【赤烏】
(太陽の中に烏がいるという中国神話から)太陽の異称。赤鴉せきあ。
せきえい‐ぐん【赤衛軍】‥ヱイ‥🔗⭐🔉
せきえい‐ぐん【赤衛軍】‥ヱイ‥
1917年、十月革命の過程でボリシェヴィキの指導のもとに生まれた労働者の武装部隊。赤軍の前身。
せきがい‐せん【赤外線】‥グワイ‥🔗⭐🔉
せきがい‐せん【赤外線】‥グワイ‥
(infrared radiation)スペクトルが赤色の外側に現れる電磁波。波長は可視光線より長く、約800ナノメートル〜1ミリメートルくらいまで。空気中の透過力が大きいので赤外線写真・赤外線通信などに用い、熱作用が大きいので熱線ともいう。IRと略記。→電磁波(図)。
⇒せきがいせん‐しゃしん【赤外線写真】
⇒せきがいせん‐でんきゅう【赤外線電球】
⇒せきがいせん‐てんもんがく【赤外線天文学】
⇒せきがいせん‐りょうほう【赤外線療法】
せきがいせん‐しゃしん【赤外線写真】‥グワイ‥🔗⭐🔉
せきがいせん‐しゃしん【赤外線写真】‥グワイ‥
赤外線に感ずる感光材料を用いて、赤外線像を記録する写真。遠距離の物体の撮影、空中写真、暗黒中での撮影などに応用する。
⇒せきがい‐せん【赤外線】
せきがいせん‐でんきゅう【赤外線電球】‥グワイ‥キウ🔗⭐🔉
せきがいせん‐でんきゅう【赤外線電球】‥グワイ‥キウ
フィラメントの温度を低くして赤外線を多く放射するようにした白熱電球。医療・乾燥用。
⇒せきがい‐せん【赤外線】
せきがいせん‐てんもんがく【赤外線天文学】‥グワイ‥🔗⭐🔉
せきがいせん‐てんもんがく【赤外線天文学】‥グワイ‥
天体から放射される赤外線を観測し、研究する天文学の一分野。
⇒せきがい‐せん【赤外線】
せきがいせん‐りょうほう【赤外線療法】‥グワイ‥レウハフ🔗⭐🔉
せきがいせん‐りょうほう【赤外線療法】‥グワイ‥レウハフ
赤外線を利用して疾患を軽くする療法。赤外線は深部組織に吸収され、温度を上昇させ、血管の拡張・充血をもたらし、代謝の改善・鎮痛・消炎の効がある。
⇒せきがい‐せん【赤外線】
せっ‐か【赤化】セキクワ🔗⭐🔉
せっ‐か【赤化】セキクワ
(通例、赤旗を旗印とするから)社会主義化または共産主義化すること。左翼化。
せっ‐か【赤禍】セキクワ🔗⭐🔉
せっ‐か【赤禍】セキクワ
(資本主義の立場からみていう)赤化による禍害。
[漢]赤🔗⭐🔉
赤 字形
筆順
〔赤部0画/7画/教育/3254・4056〕
〔音〕セキ(漢) シャク(呉)
〔訓〕あか・あかい・あからむ・あからめる
[意味]
①火のような色。あか。あかい。あからめる。「赤褐色・赤十字・赤銅しゃくどう・赤面・発赤」
②ありのまま。むきだし。何も(持た)ない。「赤裸裸・赤手・赤貧」
③まこと。純粋。「赤心・赤誠」
④俗に、社会主義・共産主義。「赤化・赤軍」▶あかい色の旗をシンボルとするから。
[解字]
解字
会意。「大」+「火」。大いに燃える火の色を表す。これに対して、「紅」は、もも色すなわち深く重い感じのあか色を表す。
[難読]
赤魚あこう・赤穂あこう・赤熊しゃぐま・赤目魚めなだ・赤楝蛇やまかがし
筆順
〔赤部0画/7画/教育/3254・4056〕
〔音〕セキ(漢) シャク(呉)
〔訓〕あか・あかい・あからむ・あからめる
[意味]
①火のような色。あか。あかい。あからめる。「赤褐色・赤十字・赤銅しゃくどう・赤面・発赤」
②ありのまま。むきだし。何も(持た)ない。「赤裸裸・赤手・赤貧」
③まこと。純粋。「赤心・赤誠」
④俗に、社会主義・共産主義。「赤化・赤軍」▶あかい色の旗をシンボルとするから。
[解字]
解字
会意。「大」+「火」。大いに燃える火の色を表す。これに対して、「紅」は、もも色すなわち深く重い感じのあか色を表す。
[難読]
赤魚あこう・赤穂あこう・赤熊しゃぐま・赤目魚めなだ・赤楝蛇やまかがし
大辞林の検索結果 (99)
あか【赤】🔗⭐🔉
あか [1] 【赤】
■一■ (名)
(1)色の名。(ア)三原色の一。血のような色。(イ)桃色・橙(ダイダイ)色・あずき色・茶色など,赤系統の色の総称。
(2)赤信号。
⇔青
「―で停止する」
(3)〔旗の色が赤色であるところから〕
共産主義・共産主義者の俗称。
(4)(「赤の」の形で)明白であること。疑う余地のないこと。「―の素人(シロウト)」「―の嘘(ウソ)」
(5)「赤字」の略。「決算は―だ」
(6)〔もと女房詞〕
あずき。「―の御飯」
(7)「赤短(アカタン)」の略。
(8)紅白に分けた組で,赤組の方。「―勝て白勝て」
(9)「赤米(アカゴメ)」の略。「食は―まじりの古臭いをすつくりと炊かせ/浄瑠璃・宵庚申(上)」
■二■ (接頭)
名詞に付いて,全くの,明らかな,などの意を表す。「―裸」「―恥」
あか=の他人🔗⭐🔉
――の他人
全く縁もゆかりもない人。
あか・い【赤い・紅い】🔗⭐🔉
あか・い [0] 【赤い・紅い】 (形)[文]ク あか・し
〔「明(アカ)し」と同源〕
(1)赤の色をしているさま。いわゆる赤のほか,桃色・橙(ダイダイ)色・あずき色・茶色などにも通じて用いられる。「―・い血」「―・い夕日」「―・い髪」「ほっぺたが―・い」
(2)〔革命旗が赤色であるところから〕
共産主義思想をもっているさま。
→あか
[派生] ――さ(名)
赤い信女(シンニヨ)🔗⭐🔉
赤い信女(シンニヨ)
〔「信女」は女性の戒名の下につける称号。墓石に夫婦の戒名を並べて彫るとき,存命中は朱を入れておくことから〕
未亡人。後家(ゴケ)。
赤きは酒のとが🔗⭐🔉
赤きは酒のとが
顔が赤いのは酒のせいであって自分の罪ではないの意で,責任のがれをすることにいう。
赤くな・る🔗⭐🔉
赤くな・る
(1)赤色になる。
(2)恥ずかしさで,顔色が赤みを帯びる。
あか-いえか【赤家蚊】🔗⭐🔉
あか-いえか ―イヘカ [4] 【赤家蚊】
蚊の一種。日本全国に見られる最も普通の蚊。体長約5.5ミリメートル。体は赤褐色。人の血を吸う。コガタアカイエカは日本脳炎を媒介する。
あかいとり【赤い鳥】🔗⭐🔉
あかいとり 【赤い鳥】
児童雑誌。1918年(大正7)創刊。36年(昭和11)終刊。鈴木三重吉主宰。赤い鳥社発行。芥川竜之介・北原白秋などが寄稿し,児童文学の芸術性を高めた。
あかいはな【赤い花】🔗⭐🔉
あかいはな 【赤い花】
〔原題 (ロシア) Krasnyi tsvetok〕
ロシアの作家ガルシンの小説。1883年刊。自らの精神病院入院の体験に基づいて書かれた。主人公の患者は悪の象徴である「赤い花(ケシ)」との闘いに命をかける。
あかいろうそくとにんぎょ【赤い蝋燭と人魚】🔗⭐🔉
あかいろうそくとにんぎょ アカイラフソクトニンギヨ 【赤い蝋燭と人魚】
童話。小川未明作。1921年(大正10)「東京朝日新聞」に発表。人間に育てられた人魚の娘を介して,善意に対し裏切りを返した人間を批判的に描く。
あか-いわし【赤鰯】🔗⭐🔉
あか-いわし [3] 【赤鰯】
(1)ぬか漬けにした鰯。また,それを干した赤錆(アカサビ)色の干物。
(2)赤くさびた刀をあざけっていう語。「―でなにきれるものか/滑稽本・膝栗毛 4」
あか-うに【赤海胆】🔗⭐🔉
あか-うに [0] 【赤海胆】
ウニ綱の棘皮(キヨクヒ)動物。直径7センチメートル前後の饅頭(マンジユウ)形。全体が赤褐色で殻はやや平たく,とげは短い。卵巣は食用。房総以南の外洋に面した岩礁地にすむ。ヒラタウニ。
あか-うみがめ【赤海亀】🔗⭐🔉
あか-うみがめ [4][3] 【赤海亀】
海産のカメ。甲は淡赤褐色で甲長1メートルほど。雑食性。熱帯・亜熱帯海域に広く分布。日本南部でも産卵する。近年激減し,保護されている。
あか-え【赤絵】🔗⭐🔉
あか-え ―
[0] 【赤絵】
(1)赤を主調とし,緑・紫・青などの顔料で上絵付けをした陶磁器。中国では宋代から見られ,日本では正保年間(1644-1648)に柿右衛門が取り入れ,同時期に九谷でも行われるようになった。
(2)幕末から明治にかけて赤色を多く用いた錦絵(ニシキエ)。
(3)疱瘡絵(ホウソウエ)の別名。
[0] 【赤絵】
(1)赤を主調とし,緑・紫・青などの顔料で上絵付けをした陶磁器。中国では宋代から見られ,日本では正保年間(1644-1648)に柿右衛門が取り入れ,同時期に九谷でも行われるようになった。
(2)幕末から明治にかけて赤色を多く用いた錦絵(ニシキエ)。
(3)疱瘡絵(ホウソウエ)の別名。
あか-えぞ【赤蝦夷】🔗⭐🔉
あか-えぞ 【赤蝦夷】
「赤人(アカヒト)」に同じ。
あかえぞふうせつこう【赤蝦夷風説考】🔗⭐🔉
あかえぞふうせつこう ―フウセツカウ 【赤蝦夷風説考】
ロシアの南下を知り,北方開発の緊急性を説いた書。二巻。工藤平助著。1781〜83年成立。本書によって幕府も巡見使を派遣するなど蝦夷地に具体的対策を示すようになった。
あか-えぞまつ【赤蝦夷松】🔗⭐🔉
あか-えぞまつ [4] 【赤蝦夷松】
マツ科の常緑高木。樹皮は赤褐色で,鱗(ウロコ)状に割れて落ちる。北海道・南千島・サハリンに産し,建材・パルプ・楽器に用いる。シンコマツ。
あか-えび【赤海老】🔗⭐🔉
あか-えび [2][0] 【赤海老】
海産のエビ。体長約10センチメートル。体色は淡赤色で細い紫赤色の斑紋がある。全体は細毛でおおわれ,頭胸甲の後側部に発音器官をもつ。むきえび・干しえびなどに加工。瀬戸内海・有明海などに多い。
あか-えぼし【赤烏帽子】🔗⭐🔉
あか-えぼし [3] 【赤烏帽子】
赤く塗った烏帽子。烏帽子は黒塗りが普通であることから,変わった物,また変わったものを好むことにいう。
→亭主の好きな赤烏帽子
あか-がい【赤貝】🔗⭐🔉
あか-がい ―ガヒ [2] 【赤貝】
(1)海産の二枚貝。殻長12センチメートル内外。殻は四角ばって,厚くふくらむ。殻表は黒褐色の毛状の皮をかぶり,四〇〜四二本の放射肋(ホウシヤロク)をもつ。両殻の合わせ目には細かい歯が一直線に並ぶ。血液が赤いので肉は赤みを帯び,美味。北海道南部以南に分布。
(2)女陰をいう隠語。
あか-がえる【赤蛙】🔗⭐🔉
あか-がえる ―ガヘル [3] 【赤蛙】
(1)アカガエル科のカエルの中で,背面が暗褐色か赤褐色のものの総称。ニホンアカガエル・ヤマアカガエル・エゾアカガエルなど。
(2)特に,ニホンアカガエルのこと。体長5〜8センチメートル。口先がとがり,後ろ足にのみ水かきがある。森林・草原にすみ,二月ごろ水田や湿地に産卵。焼いた肉を小児の疳(カン)の虫の薬とする俗信があった。本州・四国・九州に分布。
あかがき【赤垣】🔗⭐🔉
あかがき 【赤垣】
姓氏の一。
あかがき-げんぞう【赤垣源蔵】🔗⭐🔉
あかがき-げんぞう ―ゲンザウ 【赤垣源蔵】
忠臣蔵狂言・講談などの人物。赤穂浪士赤埴(アカバネ)源蔵重賢に擬す。「赤垣源蔵徳利(トツクリ)の別れ」の話が名高い。これを脚色したものに河竹黙阿弥作「仮名手本硯高島(スズリノタカシマ)」(通称,赤垣源蔵)がある。
あか-がわ【赤革】🔗⭐🔉
あか-がわ ―ガハ [0] 【赤革】
赤く染めたなめし革。また,赤茶系統の色の革。
あかがわ-おどし【赤革縅】🔗⭐🔉
あかがわ-おどし ―ガハヲドシ [5] 【赤革縅】
鎧(ヨロイ)の縅の一。茜(アカネ)で染めた赤色の革で縅したもの。
あか-ぎぬ【赤衣】🔗⭐🔉
あか-ぎぬ [0] 【赤衣】
〔「あかきぬ」とも〕
(1)赤い衣。
(2)緋(ヒ)色の袍(ホウ)。五位の官人の朝服。
(3)「赤狩衣(アカカリギヌ)」に同じ。
あか-キャベツ【赤―】🔗⭐🔉
あか-キャベツ [3] 【赤―】
⇒紫(ムラサキ)キャベツ
あか-ゲット【赤―】🔗⭐🔉
あか-ゲット [3] 【赤―】
〔ゲットはブランケットから〕
(1)赤色の毛布。
(2)〔明治時代,外套(ガイトウ)代わりに赤い毛布を羽織って都会見物に来たことから〕
都会に出てきたいなか者。おのぼりさん。
(3)西洋の習俗に慣れていない洋行者。
あか-ちゃん【赤ちゃん】🔗⭐🔉
あか-ちゃん [1] 【赤ちゃん】
あかんぼう。あかご。
あか-チン【赤―】🔗⭐🔉
あか-チン [0] 【赤―】
マーキュロクロムの水溶液の俗称。赤色のヨードチンキの意であるが,成分は異なる。
あかっ-ぱじ【赤っ恥】🔗⭐🔉
あかっ-ぱじ ―パヂ [0] 【赤っ恥】
「あかはじ(赤恥)」の転。「―をかく」
あかとくろ【赤と黒】🔗⭐🔉
あかとくろ 【赤と黒】
〔原題 (フランス) Le Rouge et le Noir〕
スタンダールの小説。1830年刊。貧しい青年ジュリアン=ソレルの野望と挫折(ザセツ)を,王政復古期の社会と政治を背景に描く。最初の近代小説とされる。
あかとんぼ【赤とんぼ】🔗⭐🔉
あかとんぼ 【赤とんぼ】
日本歌曲。三木露風の詩に山田耕筰が1927年(昭和2)に作曲。「童謡百曲集(第四集)」で発表された。「夕焼小焼の赤とんぼ…」
あか-なす【赤茄子】🔗⭐🔉
あか-なす [0] 【赤茄子】
トマトの異名。[季]夏。
あかに-しょうけん【赤荷証券】🔗⭐🔉
あかに-しょうけん [4] 【赤荷証券】
船荷証券で,積み荷に保険がついているもの。初め赤色で印刷したところからこの名がある。赤船荷証券。
あか-の-かゆ【赤の粥】🔗⭐🔉
あか-の-かゆ 【赤の粥】
小豆(アズキ)がゆ。「なかはしよりあかの御かゆまゐる/御湯殿上(天正一四)」
あか-の-ごはん【赤の御飯】🔗⭐🔉
あか-の-ごはん [4] 【赤の御飯】
赤飯(セキハン)。
あか-の-ひろば【赤の広場】🔗⭐🔉
あか-の-ひろば 【赤の広場】
モスクワ市のクレムリン宮殿の東側にある広場。レーニン廟(ビヨウ)がある。赤い広場。
あか-の-まんま【赤の飯】🔗⭐🔉
あか-の-まんま [4] 【赤の飯】
(1)赤飯(セキハン)のこと。
(2)イヌタデの異名。赤い,米粒に似た小花を多数つけるのでいう。あかまんま。あかのまま。[季]秋。
あか-はた【赤羽太】🔗⭐🔉
あか-はた [0] 【赤羽太】
スズキ目の海魚。全長約35センチメートル。ハタの一種で,体は長楕円形,目と口が大きい。体色は朱赤色で,体側に数条の横縞がある。磯釣りの対象魚。食用。南日本以南の沿岸に広く分布。
あか-ばな【赤花】🔗⭐🔉
あか-ばな [0] 【赤花】
(1)アカバナ科の多年草。山野の湿地に自生。高さ約50センチメートル。披針形の葉が対生。夏,上方の葉腋に淡紫紅色の四弁花をつける。種子は冠毛があり風に飛ぶ。秋,葉が紅紫色になる。
(2)染め色の名。紫がかった淡紅色。紅花(ベニバナ)の色。
(3)襲(カサネ)の色目の名。「赤色{(3)}」に同じ。
あかばね【赤羽】🔗⭐🔉
あかばね 【赤羽】
東京都北区の北部の地域。低地は工業地区。赤羽駅周辺は商業地区。台地は住宅団地として発展。
あかばね-せん【赤羽線】🔗⭐🔉
あかばね-せん 【赤羽線】
JR 東日本の鉄道線。東京都池袋・赤羽間,5.5キロメートル。埼京線の電車が直通運転。
あか-ば・む【赤ばむ】🔗⭐🔉
あか-ば・む [3] 【赤ばむ】 (動マ五[四])
赤みを帯びる。「腫(ハ)れて―・む」
あか-パンかび【赤―黴】🔗⭐🔉
あか-パンかび [3] 【赤―黴】
子嚢菌(シノウキン)類タマカビ目のかび。トウモロコシの芯(シン)やパンなどに好んで生え,菌糸の先端に多数の橙黄色の分生子を作る。有性生殖による胞子は黒色。遺伝学の実験材料として知られる。
あか-ピーマン【赤―】🔗⭐🔉
あか-ピーマン [3] 【赤―】
完熟させた赤色のピーマン。
あか-ひとで【赤海星】🔗⭐🔉
あか-ひとで [3] 【赤海星】
ヒトデの一種。腕は五本で美しい朱色。腕の長さは5センチメートル内外。本州以南に広く分布し,外洋に面した砂地にすむ。
あか-べこ【赤べこ】🔗⭐🔉
あか-べこ 【赤べこ】
〔「べこ」は牛の意の東北方言〕
会津若松の郷土玩具。赤く塗った,張り子の首振り牛。
あか-み【赤み】🔗⭐🔉
あか-み [0] 【赤み】
赤いこと。赤い程度。赤さ。「ほおに―がさす」「―をおびる」
あか-め【赤芽】🔗⭐🔉
あか-め [0] 【赤芽】
(1)赤みを帯びた草木の新芽。
(2)カナメモチの別名。あかめもち。
あかめ-いも【赤芽芋】🔗⭐🔉
あかめ-いも [0] 【赤芽芋】
里芋の一品種。草丈高く2メートルにも及ぶ。芋は大きく,芽が赤い。
あかめ-がしわ【赤芽柏】🔗⭐🔉
あかめ-がしわ ―ガシハ [4] 【赤芽柏】
〔新芽が紅色なのでいう〕
トウダイグサ科の落葉高木。本州中部以西の山野に自生。高さ10メートルに達する。葉は卵円形で,浅く三裂し,夏,小形の黄花を円錐花序につける。材は軟らかく,箱・床柱・下駄などに用いる。昔,この葉に食物を載せたので御菜葉(ゴサイバ)・菜盛(サイモリ)花の別名がある。アカガシワ。
あか・める【赤める】🔗⭐🔉
あか・める [3][0] 【赤める】 (動マ下一)[文]マ下二 あか・む
顔などを赤くする。赤らめる。「顔を―・める」
あか-ら【赤ら】🔗⭐🔉
あか-ら 【赤ら】
〔「ら」は接尾語〕
(1)他の語の上に付いて複合語をつくる。(ア)赤みを帯びているさまを表す。「―顔」(イ)つやつやと赤みを帯びて,美しいさまを表す。「―おとめ」
(2)〔飲めば顔が赤くなるところから〕
酒の異名。「先祖より酒の家に生れ,―飲めと言はれてこのかた/浮世草子・二十不孝 5」
あから-おとめ【赤ら少女】🔗⭐🔉
あから-おとめ ―ヲト― 【赤ら少女】
赤みを帯びてつやつやした肌の美しい少女。「―をいざささばよらしな/古事記(中)」
あから-おぶね【赤ら小舟】🔗⭐🔉
あから-おぶね ―ヲ― 【赤ら小舟】
赤く色を塗った小舟。「沖行くや―につと遣(ヤ)らば/万葉 3868」
あから-がお【赤ら顔】🔗⭐🔉
あから-がお ―ガホ [0] 【赤ら顔】
日焼けや酒焼けで,赤みを帯びた顔。「―の男」
あか-らか【赤らか】🔗⭐🔉
あか-らか 【赤らか】 (形動ナリ)
〔「か」は接尾語〕
赤く鮮やかなさま。あかあか。「紅(ベニ)といふもの,いと―にかい付けて/源氏(常夏)」
あから-け・し【赤らけし】🔗⭐🔉
あから-け・し 【赤らけし】 (形ク)
赤みを帯びている。
〔用例は「あからけみ」の形しか見られない〕
→赤らけみ
あからけ-み【赤らけみ】🔗⭐🔉
あからけ-み 【赤らけみ】
〔「み」は接尾語〕
赤味をおびているので。「初土(ハツニ)は膚―/古事記(中)」
→赤らけし
あから-ひく【赤ら引く】🔗⭐🔉
あから-ひく 【赤ら引く】 (枕詞)
(1)赤く輝く意から,「日」「朝」にかかる。「―日も暮るるまで嘆けども/万葉 619」
(2)赤みを帯びて美しい意から,「肌」にかかる。「―肌も触れずて寝たれども/万葉 2399」
あから・ぶ【赤らぶ】🔗⭐🔉
あから・ぶ 【赤らぶ】 (動バ四)
赤みを帯びる。あからむ。「赤王の御―・び坐し/祝詞(出雲国造神賀詞)」
あから・む【赤らむ】🔗⭐🔉
あから・む [3] 【赤らむ】
■一■ (動マ五[四])
(1)ちょっと赤くなる。赤みを帯びる。「桜のつぼみが―・む」
(2)(興奮・恥ずかしさなどで)顔色が赤くなる。「恥ずかしさに顔も―・む思いをする」
■二■ (動マ下二)
⇒あからめる
あから・める【赤らめる】🔗⭐🔉
あから・める [4] 【赤らめる】 (動マ下一)[文]マ下二 あから・む
顔色をちょっと赤くする。赤める。「顔を―・める」
あか・る【赤る】🔗⭐🔉
あか・る 【赤る】 (動ラ四)
赤くなる。赤らむ。「―・る橘うづにさし/万葉 4266」
あか-ワイン【赤―】🔗⭐🔉
あか-ワイン [3] 【赤―】
赤葡萄酒(アカブドウシユ)。
あかん-ぼう【赤ん坊】🔗⭐🔉
あかん-ぼう ―バウ [0] 【赤ん坊】
〔体が赤みがかっているからいう〕
(1)生まれて間もない子。あかちゃん。あかご。あかんぼ。
(2)経験が少なく,子供っぽい人。
せき-い【赤衣】🔗⭐🔉
せき-い [1] 【赤衣】
(1)赤色の衣服。
(2)「あかぎぬ(赤衣)」に同じ。「少蔵人のゑもんのすけ,―の姿ことごとしきに/中務内侍日記」
せき-い【赤緯】🔗⭐🔉
せき-い ―
[1] 【赤緯】
天球上の任意の点から,天球の赤道に至る角距離。赤道より北へプラス,南へマイナスに測る。赤経とともに天球の赤道座標を形成する。
[1] 【赤緯】
天球上の任意の点から,天球の赤道に至る角距離。赤道より北へプラス,南へマイナスに測る。赤経とともに天球の赤道座標を形成する。
せきい-けん【赤緯圏】🔗⭐🔉
せきい-けん ―
― [3] 【赤緯圏】
天球上の同じ赤緯の点を連ねた小円。
― [3] 【赤緯圏】
天球上の同じ赤緯の点を連ねた小円。
せき-う【赤烏】🔗⭐🔉
せき-う [1] 【赤烏】
〔太陽の中に烏(カラス)がいるとされたことから〕
太陽の異名。「既にして―西に飛ぶ/海道記」
せきえい-ぐん【赤衛軍】🔗⭐🔉
せきえい-ぐん セキ
イ― [3] 【赤衛軍】
1917年,ボルシェビキの指導のもとに編制された労働者の武装部隊。赤軍の前身。
⇔白衛軍
イ― [3] 【赤衛軍】
1917年,ボルシェビキの指導のもとに編制された労働者の武装部隊。赤軍の前身。
⇔白衛軍
せきがい-せん【赤外線】🔗⭐🔉
せきがい-せん セキグワイ― [0] 【赤外線】
波長が約0.72マイクロメートルから1ミリメートルまでの電磁波。可視光線より波長が長い。特に0.72マイクロメートルから1.3マイクロメートルのものを写真赤外部といい,熱効果が大きく空気中の透過力は可視光線より強いので,赤外線写真・赤外線通信に利用される。熱線。
せきがいせん-しゃしん【赤外線写真】🔗⭐🔉
せきがいせん-しゃしん セキグワイ― [7] 【赤外線写真】
赤外線のみを透過させる赤外線フィルターと赤外線フィルムを用いて写す写真。夜間撮影や特殊効果をねらう美術写真などのほか,森林・地質・土壌などの地勢調査に用いる。
せきがいせん-でんきゅう【赤外線電球】🔗⭐🔉
せきがいせん-でんきゅう セキグワイ―キウ [7] 【赤外線電球】
フィラメント電球を低温で点灯し,赤外線を放射するようにしたもの。乾燥用・解凍用・医療用加熱,照明などに用いられる。
せきがいせん-てんもんがく【赤外線天文学】🔗⭐🔉
せきがいせん-てんもんがく セキグワイ― [9] 【赤外線天文学】
天体の発する赤外線を観測することにより,天体の研究を行う学問。比較的低温の天体が研究の対象となる。
せきがいせん-フィルム【赤外線―】🔗⭐🔉
せきがいせん-フィルム セキグワイ― [7] 【赤外線―】
赤外線部まで感光するよう増感色素を加えたフィルム。
せきがい-ほうしゃ【赤外放射】🔗⭐🔉
せきがい-ほうしゃ セキグワイハウシヤ [5] 【赤外放射】
赤外線の波長をもつ放射。太陽放射エネルギーのうち約半分は近赤外域の放射であるが,一般には大気や地表面の放射を指す。
せきが-さいぼう【赤芽細胞】🔗⭐🔉
せきが-さいぼう ―サイバウ [4] 【赤芽細胞】
ヒトの赤血球形成過程の一段階の細胞。骨髄に見られる。活発に増殖し,ヘモグロビン合成を行い,赤血球となる。赤芽球。
せっ-か【赤化】🔗⭐🔉
せっ-か セキクワ [0] 【赤化】 (名)スル
〔赤旗を旗印とすることから〕
共産主義化すること。せきか。
せっか-ぼうしだん【赤化防止団】🔗⭐🔉
せっか-ぼうしだん セキクワバウシ― 【赤化防止団】
1922年(大正11)ロシア革命の影響阻止を目的に結成された右翼団体。
せっ-か【赤禍】🔗⭐🔉
せっ-か セキクワ [1][0] 【赤禍】
共産主義的な社会体制や思想のもたらす害。資本主義・自由主義の立場からいう。せきか。
あか【赤[紅]】(和英)🔗⭐🔉
あかい【赤い】(和英)🔗⭐🔉
あかい【赤い】
⇒赤(い).赤い羽根募金運動 a community chest campaign.
あかえい【赤
】(和英)🔗⭐🔉
あかえい【赤
】
《魚》a stingray.→英和
】
《魚》a stingray.→英和
あかがい【赤貝】(和英)🔗⭐🔉
あかがい【赤貝】
an ark shell.
あかチン【赤チン】(和英)🔗⭐🔉
あかチン【赤チン】
《薬》mercurochrome.→英和
あかブドウしゅ【赤ブドウ酒】(和英)🔗⭐🔉
あかブドウしゅ【赤ブドウ酒】
red wine.
あかみ【赤みがかった[を帯びた]】(和英)🔗⭐🔉
あかみ【赤みがかった[を帯びた]】
reddish.→英和
あからがお【赤ら顔】(和英)🔗⭐🔉
あからがお【赤ら顔】
a ruddy face.〜の ruddy-faced.
せきがいせん【赤外線】(和英)🔗⭐🔉
せきがいせん【赤外線】
infrared[ultrared]rays.‖赤外線写真 an infrared photograph.赤外線療法 infrared-ray therapy.
せっか【赤化する】(和英)🔗⭐🔉
せっか【赤化する】
turn red.
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