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オドアケル
Odoacer
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オドアケル
Odoacer
(434頃-493) ゲルマン出身の傭兵(ヨウヘイ)隊長。476年西ローマ皇帝を廃し王となり,東ローマ皇帝から帝国西半部の総督に補されたが,東ゴート王テオドリックに攻撃されて降伏。のち暗殺された。


おと-あわせ【音合(わ)せ】🔗⭐🔉
おと-あわせ ―アハセ [3] 【音合(わ)せ】 (名)スル
(1)合奏・重奏・合唱などで,各自の楽器や声の調子を合わせること。
(2)放送・演劇などで,音楽などを前もって本番通りにテストすること。
(3)地震・雷のとき,キジの鳴くこと。[俚言集覧]
おと-いれ【音入れ】🔗⭐🔉
おと-いれ [0] 【音入れ】 (名)スル
(1)テレビや映画の製作で,画面に応じて音声・音楽・音響などを組み合わせて録音すること。
(2)俗に,レコーディングのこと。
おとう-え【御頭会】🔗⭐🔉
おとう-え ―
[2] 【御頭会】
毎年正月一三日に日蓮宗総本山身延山久遠寺(クオンジ)で行われる年頭の法会。

お-どうか【男踏歌】🔗⭐🔉
お-どうか ヲダフカ 【男踏歌】
⇒おとことうか(男踏歌)
お-とうさま【御父様】🔗⭐🔉
お-とうさま [2] 【御父様】
父親を敬っていう語。「おとうさん」より丁寧な言い方。
おとうと-なおし【弟直し】🔗⭐🔉
おとうと-なおし ―ナホシ [5] 【弟直し】
夫を亡くした女性が,亡夫の弟と再婚すること。
オドエフスキー
Vladimir Fyodorovich Odoevskii
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オドエフスキー
Vladimir Fyodorovich Odoevskii
(1804-1869) ロシアの小説家。ドイツ-ロマン主義の影響を受け,哲学的小説を書いたほか音楽評論でも活躍し,ロシア音楽の独自の伝統を育てることに尽力した。主著は,独特の形式をもつ連作小説・評論集「ロシアの夜」。


お-とおし【御通し】🔗⭐🔉
お-とおし ―トホシ [0] 【御通し】
酒の肴(サカナ)として最初に出す簡単な料理。突き出し。通し物。先付け。
おど-おど🔗⭐🔉
おど-おど [1] (副)スル
〔「おづおづ」の転〕
恐れや不安で落ち着かないさま。おずおず。びくびく。「自信のない―(と)した目つき」
お-とおり【御通り】🔗⭐🔉
お-とおり ―トホリ [0] 【御通り】
(1)通ることの尊敬語。「御輿(ミコシ)の―」
(2)身分の高い人の前に召し出されること。おめどおり。「―にて物語などする人の/早雲寺殿廿一箇条」
(3)身分の高い人に召し出され,手ずからの杯をいただくこと。「―をくださるる/狂言・餅酒」
おどかし【脅かし】🔗⭐🔉
おどかし [0] 【脅かし】
おどかすこと。おどし。
おどか・す【脅かす・嚇かす】🔗⭐🔉
おどか・す [0][3] 【脅かす・嚇かす】 (動サ五[四])
(1)びっくりさせる。おどろかす。「うしろからわっと言って―・す」
(2)言葉や動作などで相手をこわがらせる。おどす。脅迫(キヨウハク)する。威嚇(イカク)する。「試験がむつかしいと―・された」
[可能] おどかせる
お-どく【汚毒】🔗⭐🔉
お-どく ヲ― [0] 【汚毒】 (名)スル
水や空気をけがしたり毒したりすること。また,けがれや毒となるもの。
おど・く🔗⭐🔉
おど・く (動カ下二)
「おおどく」に同じ。「何事にもあるに従ひて心を立つる方もなく,―・けたる人こそ/源氏(椎本)」
お-とくい【御得意】🔗⭐🔉
お-とくい [0] 【御得意】
「得意」の丁寧語。「―の料理」「―を回る」
おとくに【乙州】🔗⭐🔉
おとくに 【乙州】
⇒河合(カワイ)乙州
おどけ【戯け】🔗⭐🔉
おどけ [0] 【戯け】
おどけること。たわむれ。滑稽。道化。「―役」「―顔」
おどけ-うた【戯け歌】🔗⭐🔉
おどけ-うた [3] 【戯け歌】
(歌詞が)おどけた歌。ざれ歌。俳諧歌。
おどけ-え【戯け絵】🔗⭐🔉
おどけ-え ―
[3] 【戯け絵】
たわむれに面白おかしく描いた絵。ざれ絵。

おどけ-ぐち【戯け口】🔗⭐🔉
おどけ-ぐち [3] 【戯け口】
おどけた口のききかた。冗談。ざれごと。
おどけ-しばい【戯け芝居】🔗⭐🔉
おどけ-しばい ―
[4] 【戯け芝居】
おどけた所作(シヨサ)で笑わせる芝居。笑劇。

おどけ-ばなし【戯け話】🔗⭐🔉
おどけ-ばなし [4] 【戯け話】
滑稽な話。ふざけた物語。
おどけ-もの【戯け者】🔗⭐🔉
おどけ-もの [0] 【戯け者】
(1)わざと滑稽なことをしたり言ったりする人。「クラスの―」
(2)大馬鹿者。愚か者。[日葡]
おど・ける【戯ける】🔗⭐🔉
おど・ける [0] 【戯ける】 (動カ下一)
滑稽なことを言ったり,したりする。ふざける。たわむれる。「―・けたしぐさで笑わせる」
おとこ-うん【男運】🔗⭐🔉
おとこ-うん ヲト― [3][0] 【男運】
女にとって,男に関するめぐり合わせ。
⇔女運
おとこ-え【男絵】🔗⭐🔉
おとこ-え ヲト―
[3] 【男絵】
平安時代の用語で,専門の絵師が描いた絵をいうか。女絵に対して,唐画の筆法を生かして,墨の描線を骨格とした力強い表現の彩色画をさすものといわれている。一説に,男の姿を描いた絵とも。「この題の心ばえを,―・女絵と書きたるに/栄花(根合)」
→女絵

おとこ-えし【男郎花】🔗⭐🔉
おとこ-えし ヲト―ヘシ [3] 【男郎花】
オミナエシ科の多年草。山野に自生し,高さ1メートル内外。葉は羽状に分裂して毛が多い。初秋,白色の細花を茎頂に多数開く。果実にうちわ形の翼がある。敗醤(ハイシヨウ)。オトコメシ。オトコベシ。[季]秋。
おとこ-おや【男親】🔗⭐🔉
おとこ-おや ヲト― [0] 【男親】
父親。父。
⇔女親
おとこ-おんな【男女】🔗⭐🔉
おとこ-おんな ヲト―ヲンナ [4] 【男女】
男でありながら女のような,また女でありながら男のような性徴・性質をもつ者。半陰陽の人間。
おとこ-けいせい【男傾城】🔗⭐🔉
おとこ-けいせい ヲト― 【男傾城】
(1)女にもてあそばれる男。男めかけ。「かはつた物は―/浮世草子・一代男 4」
(2)男色を売る者。「殿を酔はせし―/浄瑠璃・反魂香」
おとこ-とうか【男踏歌】🔗⭐🔉
おとこ-な【男名】🔗⭐🔉
おとこ-な ヲト― [3] 【男名】
(1)男の名。「―の手紙」
(2)男が元服したときに付ける名。えぼしな。「此松千代に何とぞ―をつけてたび候へ/咄本・醒睡笑」
おとこ-なき【男泣き】🔗⭐🔉
おとこ-なき ヲト― [0] 【男泣き】 (名)スル
男が抑え切れずに泣くこと。「友人の急逝に―する」「―に泣く」
おとこ-のう【男能】🔗⭐🔉
おとこ-のう ヲト― [3] 【男能】
シテ(主役)が実在した男性人物である能楽。男物。
おとこ-の-こ【男の子】🔗⭐🔉
おとこ-の-こ ヲト― [3] 【男の子】
(1)男である子ども。男児。
(2)若い男性。
おとこ-の-たましい【男の魂】🔗⭐🔉
おとこ-の-たましい ヲト―タマシヒ [5] 【男の魂】
刀剣を,男子の魂が宿るものとしていった語。
→女の魂
おとこ-まい【男舞】🔗⭐🔉
おとこ-まい ヲト―マヒ [0][3] 【男舞】
(1)平安末期から鎌倉初期に流行した,舞女が男装して舞った舞。鳥羽天皇のときに白拍子(シラビヨウシ)が始めたという。烏帽子(エボシ)・水干に太刀を帯びて舞う。
(2)能で,直面(ヒタメン)の男が舞う舞。笛と大・小鼓によるテンポの速い壮快な舞。
(3)中世の白拍子が男装して舞った姿を,歌舞伎の所作事に取り入れたもの。
おとこ-まえ【男前】🔗⭐🔉
おとこ-まえ ヲト―マヘ [0] 【男前】
(1)男としての容貌や姿。「―が上がる」
(2)男らしい顔つきや態度。男振りのよいこと。
おとこ-まつ【男松】🔗⭐🔉
おとこ-まつ ヲト― [3] 【男松】
クロマツの異名。「年はふりても恋しらずの―/浮世草子・一代男 1」
おとこ-みこ【男御子】🔗⭐🔉
おとこ-みこ ヲト― 【男御子】
皇子。
⇔女御子
「―生れ給ひぬれば/源氏(紅葉賀)」
おとこ-みや【男宮】🔗⭐🔉
おとこ-みや ヲト― 【男宮】
皇族の男子。皇子。親王。
⇔女宮
「―生(ム)まれ給へるよしをなむ/源氏(若菜上)」
おとこ-むき【男向き】🔗⭐🔉
おとこ-むき ヲト― [0] 【男向き】
男性に適していること。また,そういうもの。
⇔女向き
「―の柄(ガラ)」
おとこ-めし【男郎花】🔗⭐🔉
おとこ-めし ヲト― 【男郎花】
オトコエシの別名。[書言字考節用集]
おとこ-めん【男面】🔗⭐🔉
おとこ-めん ヲト― [3] 【男面】
老人以外の男性に扮する際に用いる能面の総称。童子・慈童・喝食(カツシキ)・今若・十六・若男・平太・邯鄲(カンタン)男・中将・痩男(ヤセオトコ)・怪士(アヤカシ)など。
⇔女面
おとこ-もち【男持(ち)】🔗⭐🔉
おとこ-もち ヲト― [0] 【男持(ち)】
男性が持つ物として作ったもの。
⇔女持ち
「―の傘」
おとこ-くさ・い【男臭い】🔗⭐🔉
おとこ-くさ・い ヲトコ― [5] 【男臭い】 (形)[文]ク をとこくさ・し
(1)男の体臭がしみついている。男性特有のにおいがする。「―・い柔道着」
(2)容貌(ヨウボウ)・態度・考え方などが,いかにも男らしい。男性的だ。「―・い風貌」
[派生] ――さ(名)
おとこ・す【男す】🔗⭐🔉
おとこ・す ヲトコ― 【男す】 (動サ変)
(1)男と情を通ずる。夫をもつ。「この筑紫のめ忍びて―・したりけり/大和 141」
(2)男らしく振る舞う。「侍が何方にて,―・せんや/甲陽軍鑑(品四七)」
おとこ-らし・い【男らしい】🔗⭐🔉
おとこ-らし・い ヲトコ― [5] 【男らしい】 (形)[文]シク をとこら・し
(性質・態度・容姿などが)いかにも男であると感じさせる。
⇔女らしい
「―・い姿」
[派生] ――さ(名)
おとし-あみ【落(と)し網】🔗⭐🔉
おとし-あみ [3] 【落(と)し網】
定置網の一。岸から張り出した垣網で誘導した魚群を,上り傾斜のついた登り網でさらに袋網上部の入り口へと導き,落ち込むようにしたもの。小台網・ひさご網など。
おとし-いし【落(と)し石】🔗⭐🔉
おとし-いし [3] 【落(と)し石】
茶室の躙(ニジ)り口の前に置く役石の一。踏み石の次に位置する。
おとし-いも【落(と)し薯】🔗⭐🔉
おとし-いも [3] 【落(と)し薯】
吸い物に山芋をすって入れた料理。
おとし-まえ【落(と)し前】🔗⭐🔉
おとし-まえ ―マヘ [0] 【落(と)し前】
〔露店などで値を適当なところまで落として客と折り合いをつける香具師(ヤシ)仲間の隠語から〕
失敗・無礼の後始末。「―をつける」
おとし-まく【落(と)し幕】🔗⭐🔉
おとし-まく [3] 【落(と)し幕】
歌舞伎で,振り落としにする浅黄幕や道具幕。一瞬のうちに舞台面を変化させるために用いる。
→振り落とし
おとし-みそ【落(と)し味噌】🔗⭐🔉
おとし-みそ [4] 【落(と)し味噌】
粒味噌をすったりこしたりせず,そのまま入れて汁を作ること。
おとし-やき【落(と)し焼き】🔗⭐🔉
おとし-やき [0] 【落(と)し焼き】
熱したフライ-パンや鉄板に材料をスプーンなどで流し落として焼く調理法。また,その料理や菓子。
おどし【脅し・嚇し・威し】🔗⭐🔉
おどし [0] 【脅し・嚇し・威し】
(1)おどすこと。恐喝。脅迫。「―をきかす」「そんな―にはのらない」
(2)田畑を荒らす鳥獣をおどして追い払うもの。かかしなどの類。おどろかし。
おどし-じゅう【威し銃】🔗⭐🔉
おどし-じゅう [3] 【威し銃】
鳥獣をおどかして追い払うために打つ空砲。威し鉄砲。[季]秋。
おどし-もんく【脅し文句】🔗⭐🔉
おどし-もんく [4] 【脅し文句】
人をおどし,恐れさせる言葉。「―を並べたてる」
おどし【縅】🔗⭐🔉
おどし ヲドシ [0] 【縅】
〔動詞「縅す」の連用形から。「縅」は国字〕
鎧(ヨロイ)の札(サネ)を革や糸でつづり合わせること。また,そのもの。
おどし-ぎぬ【縅衣】🔗⭐🔉
おどし-ぎぬ ヲドシ― [4] 【縅衣】
鎧の袖・草摺(クサズリ)の裏に張る布または革。
おどし-げ【縅毛】🔗⭐🔉
おどし-げ ヲドシ― [3] 【縅毛】
鎧を縅した糸や革ひも。毛。
おとしき【弟磯城・弟師木】🔗⭐🔉
おとしき 【弟磯城・弟師木】
大和国磐余(イワレ)の豪族。兄磯城(エシキ)の弟。神武東征伝説で,東征のとき帰順し,のちに磯城県主(アガタヌシ)に任ぜられたといわれる。
おとし-つ・く【落とし着く】🔗⭐🔉
おとし-つ・く 【落とし着く】 (動カ下二)
(1)決着をつける。解決する。結論を出す。「箱の中なるは慥(タシカ)に銀(カネ)と―・けて走り行く/浄瑠璃・鬼一法眼」
(2)気持ちを安定させる。心を静める。気持ちを落ち着かせる。「万事―・けて居たる客には/浮世草子・一代女 1」
おどし-つ・ける【脅し付ける・嚇し付ける】🔗⭐🔉
おどし-つ・ける [5] 【脅し付ける・嚇し付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 おどしつ・く
ひどくおどかす。「鼻先に刀をつきつけて―・ける」
おどし-と・る【脅し取る】🔗⭐🔉
おどし-と・る [4] 【脅し取る】 (動ラ五[四])
脅迫して金品を奪い取る。「金品を―・る」
おとし・める【貶める】🔗⭐🔉
おとし・める [4] 【貶める】 (動マ下一)[文]マ下二 おとし・む
(1)自分より劣った者とみなす。みさげる。さげすむ。軽蔑する。「人を―・めた言い方」
(2)下落させる。「恋の奴(ヤツコ)に身を―・めて/当世書生気質(逍遥)」
お-どしゃ【御土砂】🔗⭐🔉
お-どしゃ [2] 【御土砂】
土砂加持(ドシヤカジ)に用いる砂。おどさ。
→土砂加持
おど・す【脅す・嚇す・威す】🔗⭐🔉
おど・す [0][2] 【脅す・嚇す・威す】 (動サ五[四])
(1)恐れさせて自分に従わせようとする。また,こわがらせる。「ナイフで―・す」
(2)おどろかす。びっくりさせる。「上にさぶらふ御猫は…ねぶりてゐたるを,―・すとて/枕草子 9」
〔「おじる」に対する他動詞〕
[可能] おどせる
おど・す【縅す】🔗⭐🔉
おど・す ヲドス [0] 【縅す】 (動サ五[四])
〔「緒(オ)を通す」の意。「縅」は国字〕
鎧(ヨロイ)の札(サネ)を革・糸でつづり合わせる。「牛千頭が膝の皮を取り,―・したりければ/保元(上・古活字本)」
おと・する【音する】🔗⭐🔉
おと・する [2] 【音する】 (動サ変)[文]サ変 おと・す
音を立てる。「庭の木の葉がさら
と―・する/魔風恋風(天外)」


おと-つ-い【一昨日】🔗⭐🔉
おと-つ-い ヲトツヒ [3] 【一昨日】
〔「遠(ヲト)つ日」の意。「つ」は格助詞〕
おととい。主に西日本での言い方。
おとな-なみ【大人並(み)】🔗⭐🔉
おとな-なみ [0] 【大人並(み)】
子供であるが,大人同様であること。「この子も背丈だけは―だ」
おと-ない🔗⭐🔉
おと-ない ―ナヒ
〔動詞「訪う」の連用形から〕
(1)音のたつこと。また,その音や響き。「衣の―はらはらとして/源氏(帚木)」
(2)(聴覚で感じとることのできる)けはい。様子。「梅壺の女御ののぼらせ給ふなる―いみじく心にくく/更級」
(3)おとずれ。訪問。「例ならぬほととぎすの―にも/蜻蛉(下)」
(4)評判。うわさ。「世の―きこしめす入道宮/増鏡(春の別れ)」
おと-な・う【訪う】🔗⭐🔉
おと-な・う ―ナフ [3] 【訪う】 (動ワ五[ハ四])
〔「なふ」は接尾語〕
(1)訪問する。おとずれる。「古刹(コサツ)を―・う」
(2)声を出したりして,訪問を告げる。「庭の裏木戸を―・ふけはひがして/刺青(潤一郎)」
(3)音をたてる。「懸樋の雫ならでは露―・ふものなし/徒然 11」
おとなおとな・し【大人大人し】🔗⭐🔉
おとなおとな・し 【大人大人し】 (形シク)
(1)いかにも大人らしい。大人びて落ち着いている。「かたちもいと―・しうきよげなり/宇津保(国譲下)」
(2)年輩である。「綾ゆるされぬは例の―・しきは,無紋の青色/紫式部日記」
おと-なし【音無し】🔗⭐🔉
おと-なし [0] 【音無し】
全く,音を立てないこと。また,活動を全くしないで,じっとしていること。「―の構え」
おとなし-の-たき【音無の滝】🔗⭐🔉
おとなし-の-たき 【音無の滝】
京都市左京区大原,来迎院東方の小野山の山腹にかかる滝。小野の滝。((歌枕))「朝夕に泣くねをたつる小野山は絶えぬ涙や―/源氏(夕霧)」
〔「音信がない」意をかけて詠まれた〕
おとなし-やか【大人しやか】🔗⭐🔉
おとなし-やか [4] 【大人しやか】 (形動)[文]ナリ
(1)落ち着いて穏やかなさま。「―な女性」
(2)年長者らしくしっかりしているさま。「あはれ―ならんものの,聖の行きあはん所まで六代を具せよといへかし/平家 12」
(3)(年齢の割に)大人びているさま。一人前の大人であるさま。「しるしに柳を植ゑて賜はり候へと,―に申し/謡曲・隅田川」
おと-ね【乙子】🔗⭐🔉
おと-ね 【乙子】
正月最後の子の日。「初子(ハツネ)」「中の子」に対していう。「二十五日に出でくる―は,大宮の御百日にあたりけり/宇津保(蔵開下)」
→子(ネ)の日の遊び
おと-ひと【弟】🔗⭐🔉
おと-ひと 【弟】
おとうと。「このかみ―闕けり/日本書紀(雄略訓)」
おと-ひめ【弟姫・乙姫】🔗⭐🔉
おとふけ【音更】🔗⭐🔉
おとふけ 【音更】
北海道東南部,河東郡の町。十勝平野の中部にあり,牧畜・畑作が盛ん。
おとま・し🔗⭐🔉
おとま・し (形シク)
〔「うとまし」の転〕
好ましくない。いやだ。「―・しや―・しや/おあむ物語」
おどみ【澱み】🔗⭐🔉
おどみ ヲドミ [0] 【澱み】
おどむこと。おどんだもの。よどみ。
おと-みや【弟宮】🔗⭐🔉
おと-みや 【弟宮】
弟または妹の宮。「あるが中の―は/栄花(玉のむら菊)」
おど・む【澱む】🔗⭐🔉
おど・む ヲドム [2] 【澱む】 (動マ五[四])
沈んで底の方にたまる。よどむ。「水槽の底に黒いものが―・んで見える」
おと-むすこ【弟息子・乙息子】🔗⭐🔉
おと-むすこ 【弟息子・乙息子】
(長男に対して)次男以下の子息。「それがしは故河津が―/浄瑠璃・五人兄弟」
おどかし[す]【威かし[す]】(和英)🔗⭐🔉
おどかし[す]【威かし[す]】
⇒威(おど)し[す].
おどし【威し】(和英)🔗⭐🔉
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