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咢 おどろく🔗🔉

【咢】 9画 口部  区点=5088 16進=5278 シフトJIS=99F6 《音読み》 ガク〉 《訓読み》 おどろく 《意味》 {動}おどろく。ぎょっとおどろく。〈同義語〉→愕。「咢然ガクゼン」 ガクス{動}鼓をどんどんと打つ。「或歌或咢=或イハ歌ヒ或イハ咢ス」〔→詩経「咢咢ガクガク」とは、高く堂々とたちふさがるさま。また、「諤諤ガクガク」に当て、遠慮せずに、ありのままの意見を押し出すさま。「侃侃咢咢カンカンガクガク」 《解字》 会意。「口ふたつ+人がからだを曲げて、さかさになった姿(交差して逆方向に立ち向かう意を示す)」。口二つはやかましく話すことを示す。 《単語家族》 逆ギャク牙ガ(交差してかみあう)と同系。 《類義》 予期に逆らっておこった事にぎょっとおどろくのを愕ガクといい、他人に逆らって正論を押し出すのを諤という。→驚 《熟語》 →下付・中付語

嚇 おどす🔗🔉

【嚇】 17画 口部 [常用漢字] 区点=1937 16進=3345 シフトJIS=8A64 《常用音訓》カク 《音読み》 カク/キャク〈xi〉〈h〉 《訓読み》 いかる/おどす 《意味》 {動}いかる。かっとおこる。まっかになっておこる。「嚇怒カクド(激しくいかる)」 {動}おどす。はっと急に気合いをかけて相手をおどす。〈類義語〉→喝カツ。「威嚇イカク」 「嚇嚇カクカク」とは、はっはと大笑いするさま。 《解字》 会意兼形声。赫カクは、まっかな意を含む。嚇は「口+音符赫」で、赤くなって激怒することを示す。はっと相手にどなる声をあらわす擬声語とも考えられる。その場合は形声。 《類義》 →怒 《熟語》 →下付・中付語

威 おどし🔗🔉

【威】 9画 女部 [常用漢字] 区点=1650 16進=3052 シフトJIS=88D0 《常用音訓》イ 《音読み》 イ(〈wi〉 《訓読み》 おどし/おどす/たけし 《名付け》 あきら・おどし・たか・たけ・たけし・たける・つよ・つよし・とし・なり・のり 《意味》 {名}おどし。人をおどかす力やおごそかさ。「作威=威ヲ作ス」「畏天之威=天ノ威ヲ畏ル」〔→孟子イス{動}おどす。力ずくで、相手をへこませる。おそれさす。「威圧」「威天下不以兵革之利=天下ヲ威スルニ兵革ノ利ヲモッテセズ」〔→孟子イアリ{形}たけし。相手を屈伏させる力や品格があるさま。いたけだか。「君子不重則不威=君子ハ重カラザレバスナハチ威アラズ」〔→論語「威遅イチ」とは、うねうねと続くさま。 《解字》 会意。「女+戊(ほこ)」で、か弱い女性を武器でおどすさまを示す。力で上から押さえる意を含む。 《単語家族》 畏イ(こわさに押されおののく)熨イ(ひのしで押しつける)鬱ウツ(押さえこめる)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

怛 おどろく🔗🔉

【怛】 8画 部  区点=5569 16進=5765 シフトJIS=9C85 《音読み》 ダツ/タツ/タチ〈d〉 《訓読み》 いたむ/おどろく 《意味》 {動}いたむ。おどろく。強いショックを受けてはらはらする。「惻怛ソクダツ(同情してはらはらする)」 《解字》 形声。「心+音符旦タン」。 《単語家族》 憚タン(はばかる)と同系で、タンの語尾がtに転じた入声ニッショウ(つまり音)のことば。戦栗センリツの戦(ふるえる)とも縁が近い。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

恫 おどす🔗🔉

【恫】 9画 部  区点=5588 16進=5778 シフトJIS=9C98 《音読み》 ドウ/トウ/ズ(ヅ)/ズウ(ヅウ)〈dng〉/トウ/ツウ 《訓読み》 おどす/いたむ 《意味》 {動}おどす。大声で相手をぎょっとさせる。おどかす。「恫喝ドウカツ」 {動}いたむ。つらいと思う。心の底まで突き抜けるつらさを感じる。〈類義語〉→痛。「恫痛トウツウ」 《解字》 会意兼形声。同は、突き抜ける意を含む。恫は「心+音符同」で、心底に突き抜ける感じを意味する。痛(つきとおるいたみ)ときわめて近い。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

愕 おどろく🔗🔉

【愕】 12画 部  区点=5619 16進=5833 シフトJIS=9CB1 《音読み》 ガク 《訓読み》 おどろく 《意味》 {動}おどろく。がくんとおどろいて、あわてる。「驚愕キョウガク」「群臣皆愕=群臣ミナ愕ク」〔→史記{動}がみがみいう。 《解字》 会意兼形声。咢ガクは、四つの口が交差したさま。また「口二つ+人がからだを曲げてさかさになった姿」。いずれにせよ、何かが逆につかえて口々に騒ぐさまを示す。愕は「心+音符咢」で、予期しない逆の事態にがくんとおどろく気持ちを示す。→咢 《単語家族》 逆(さからう)忤ゴ(さからう)顎ガク(上下逆の方向にかみ合うあご)などと同系。 《類義》 →驚 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

縅 おどし🔗🔉

【縅】 15画 糸部  〔国〕 区点=6947 16進=654F シフトJIS=E36E 《訓読み》 おどす(をどす)/おどし(をどし) 《意味》 おどす(ヲドス)。よろいのさねを糸・細皮でつづりあわせる。おどし(ヲドシ)。よろいのさねを糸・細皮でつづりあわせること。また、そのつづりあわせたもの。 《解字》 会意。「糸+威」。をどしは、もと「緒通し」の意。音がおどし(威)に近く、また武具の部品であるので、「緒通し」を「威し」と考えてつくった字。威の訓を音符とした日本製の漢字。 《熟語》 →下付・中付語

脅 おどかす🔗🔉

【脅】 10画 肉部 [常用漢字] 区点=2228 16進=363C シフトJIS=8BBA 《常用音訓》キョウ/おど…かす/おど…す/おびや…かす 《音読み》 キョウ(ケフ)/コウ(コフ)〈xi〉 《訓読み》 おどす/おどかす/おびやかす/おびえる(おびゆ)/そびやかす/わき 《意味》 {動}おびやかす。おびえる(オビユ)。両わきからはさんでおどす。逃げられないようにおしこめて、人にせまる。おどされてこわがる。〈類義語〉→劫キョウ。「脅迫」「裹脅カキョウ(つつみこんでおどす)」 {動}そびやかす。両側を高くして間にはさむ。「脅肩=肩ヲ脅ス」 {名}わき。わきばら。わき骨。〈同義語〉→脇キョウ。 《解字》 会意兼形声。上部の字(音キョウ)は、りきんだ手(力)を両わきから力ではさむさま。脅はそれを音符とし、肉を加えた字で、もと両わきからからだをはさむわき(脇)のこと。▽のち、日本でははさむ動作を脅と書き、わきという名詞を脇と書く。 《単語家族》 協(はさんで力をあわす)挾キョウ(=挟。はさむ)鋏キョウ(はさみ)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

跳 おどる🔗🔉

【跳】 13画 足部 [常用漢字] 区点=3623 16進=4437 シフトJIS=92B5 《常用音訓》チョウ/と…ぶ/は…ねる 《音読み》 チョウ(テウ)/ジョウ(デウ)〈tio〉 《訓読み》 とぶ/はねる(はぬ)/おどる(をどる) 《意味》 {動}はねる(ハヌ)。ぱっととびはねて、足が地からはなれる。「跳躍」 {動}おどる(ヲドル)。はねあがっておどる。〈類義語〉→踏。「跳舞」 {動}はねとばす。「跳丸」 《解字》 会意兼形声。兆は、亀カメの甲を焼いて占うときに生ずるひびを描いた象形文字。左右二つにわかれる、ぱっと離れるの意味をふくむ。跳は「足+音符兆」で、足ではねて体が地面からはなれること。 《単語家族》 桃(割れるもも)挑(ひっかけてはなす)眺(視線を左右にひらく)逃(ぱっと離れてさる)と同系。 《類義》 →踊 《異字同訓》 とぶ。 →飛 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

踊 おどり🔗🔉

【踊】 14画 足部 [常用漢字] 区点=4557 16進=4D59 シフトJIS=9778 【踴】異体字異体字 16画 足部 区点=7693 16進=6C7D シフトJIS=E6FB 《常用音訓》ヨウ/おど…り/おど…る 《音読み》 ヨウ/ユ/ユウ〈yng〉 《訓読み》 おどる(をどる)/あがる/おどり(をどり) 《名付け》 おどり 《意味》 {動}おどる(ヲドル)。とんとふんばって上にとびあがる。転じて、勇みたつ。「踊躍(=勇躍・踴躍)」 ヨウス{動}中国で、喪式のとき、悲しみをあらわすために、足ぶみしておどりあがるようすをする。「三踊於幕庭=幕庭ニテ三タビ踊ス」〔→左伝{動}あがる。物の値段がずんと高くなる。「踊騰(物価がはねあがる)」「踊貴」 {名}はきものの、すねをおおう部分。長ぐつの筒の部分。〈類義語〉筒。「靴踊カヨウ」 〔国〕おどる(ヲドル)。おどり(ヲドリ)。歌や曲にあわせて、感情や場面をあらわすために一定のしぐさをする。また、その一定のしぐさ。▽神楽カグラ・念仏踊り、民間の行事、歌舞伎カブキなどに由来し、近年はバレエをも含む。 《解字》 会意兼形声。用は、つきぬけるの意を含む。踊は「足をふんばる人+音符用」で、人がとんと地面をつきぬくようにふんばり、その反動でとびあがること。 《単語家族》 涌ヨウ(水がとびあがる→わく)勇(とびあがっていさみたつ)と同系。また、動ドウ(上下にうごく)とも縁が近い。 《類義》 跳チョウは、はねてからだが地面を離れること。躍ヤクは、高くとびあがること。 《異字同訓》 おどる。 踊る「リズムに乗って踊る。踊らされて動く。盆踊り。踊り子」躍る「馬が躍り上がる。小躍りして喜ぶ。胸が躍る」 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

躍 おどらす🔗🔉

【躍】 21画 足部 [常用漢字] 区点=4486 16進=4C76 シフトJIS=96F4 《常用音訓》ヤク/おど…る 《音読み》 ヤク〈yu〉 《訓読み》 おどる(をどる)/おどらす(をどらす) 《意味》 {動}おどる(ヲドル)。高くとびあがる。〈類義語〉→跳チョウ。「勇躍」「欣喜雀躍キンキジャクヤク(喜んでこおどりする)」「或躍在淵=或イハ躍リテ淵ニ在リ」〔→易経{動}おどらす(ヲドラス)。高くはねあげる。ふりあげる。「躍馬=馬ヲ躍ラス」「躍戈衝野陣=戈ヲ躍ラセテ野陣ヲ衝ク」〔→高啓{形}ひときわ高く目だつさま。はっきりと目にとまるさま。「躍如ヤクジョ」 {動}とびあがって走る。 「躍躍ヤクヤク」とは、はりきってこおどりするさま。 《解字》 会意兼形声。右側の字(音テキ)は「羽+隹(とり)」から成り、きじなどが尾羽を高くかかげること。躍はそれを音符とし、足を加えた字で、足で高くとびあがること。 《単語家族》 擢テキ(高く抜きあげる)と同系。 《類義》 →踊 《異字同訓》 おどる。 →踊 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

駭 おどろかす🔗🔉

【駭】 16画 馬部  区点=8147 16進=714F シフトJIS=E96E 《音読み》 ガイ/カイ/ゲ〈xi・hi〉 《訓読み》 おどろく/おどろかす 《意味》 カイス{動}おどろく。おどろかす。馬がはっとして緊張する。転じて、おどろいて全身がすじばる。また、ぎくっとさせる。「震駭シンガイ」「汗出愧且駭=汗出デテ愧ヂテカツ駭ク」〔→韓愈〕 《解字》 会意兼形声。亥ガイは、動物の骨格を描いた象形文字。全体に緊張する意を含む。駭は「馬+音符亥」で、おどろいて心身が緊張すること。 《単語家族》 骸ガイ(骨組み)核(果物のしん)と同系。 《類義》 →驚 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

驚 おどろかす🔗🔉

【驚】 22画 馬部 [常用漢字] 区点=2235 16進=3643 シフトJIS=8BC1 《常用音訓》キョウ/おどろ…かす/おどろ…く 《音読み》 キョウ(キャウ)/ケイ〈jng〉 《訓読み》 おどろく/おどろかす/おどろき/はせる(はす) 《名付け》 とし 《意味》 {動}おどろく。おどろかす。はっとして全身を緊張させる。はっとさせる。さっと動き出す。〈類義語〉→駭ガイ→愕ガク。「驚起(はっとしてたちあがる)」「驚而走出=驚キテ走リ出ヅ」〔→左伝{名}おどろき。はっとして全身を緊張させる感じ。「吃驚キッケイ(=喫驚。はっとさせる衝撃をくらう、びっくりする)」 {動・形}はせる(ハス)。人を、はっとさせるほどはやく動く。激しくはやいさま。「驚波」「倏如流電驚=倏カナルコト流電ノ驚スルガゴトシ」〔→陶潜{名}子どものひきつけ。▽「驚風」の略。 《解字》 会意兼形声。敬の原字は「羊のつの+かがんだ人」からなり、羊のつのに触れないように、はっとして人がからだをかがめたさま。苟キョク(緊張する)は、本来は苟コウとは別字。敬は、それに動詞記号攴を加えた字で、はっと緊張してつつしむこと。驚は「馬+音符敬」で、敏感な馬が、はっと緊張することをあらわす。→敬 《単語家族》 敬警(はっと用心する)檠ケイ(弓をはさんでしめあげるゆだめ、緊張させる)などと同系。 《類義》 駭ガイは、全身をがくっとさせておどろくこと。咢・愕ガクは、予期に逆らっておこった事にぎょっとおどろくこと。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

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