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広辞苑の検索結果 (48)

お‐ど【小戸・小門】ヲ‥🔗🔉

お‐ど小戸・小門ヲ‥ せまい水門みなと

オドアケル【Odoacer】🔗🔉

オドアケルOdoacer】 西ローマ帝国末期のゲルマン人傭兵隊長。476年反乱を起こして最後のローマ皇帝を退位させたが、まもなく東ゴート族の王テオドリックにラヴェンナで降服、のち暗殺された。(430頃〜493)

お‐どうか【男踏歌】ヲダフ‥🔗🔉

お‐どうか男踏歌ヲダフ‥ ⇒おとことうか

オドエフスキー【Vladimir F. Odoevskii】🔗🔉

オドエフスキーVladimir F. Odoevskii】 ロシアの作家・音楽批評家。シェリングやドイツ‐ロマン派の影響を受け、哲学サークル「愛智会」を主宰。代表作は哲学的連作短編集「ロシアの夜」。(1803〜1869)

おど‐おど🔗🔉

おど‐おど (オヅオヅの転)不安や恐れで挙動が落ち着かないさま。おじおじ。「―と眺めまわす」「先生の前で―する」

おどかし【脅かし】🔗🔉

おどかし脅かし】 おどかすこと。おどし。

おどか・す【脅かす・嚇かす】🔗🔉

おどか・す脅かす・嚇かす】 〔他五〕 ①おそれさせる。おどす。「刃物をつきつけて―・す」 ②びっくりさせる。おどろかす。「わっと言って―・す」

お‐どき【男時】ヲ‥🔗🔉

お‐どき男時ヲ‥ 運のむいている時。ついている時。風姿花伝「一切の勝負に定めて一方色めきて善き時分になる事有り。これを―と心得べし」↔女時めどき

おど・く🔗🔉

おど・く 〔自下二〕 (オホドクの転) ①おおようにかまえる。のんびりする。源氏物語椎本「―・けたる人こそただ世のもてなしに従ひて」 ②常識はずれである。蒙求抄1「―・けた志ぞ」

おどけ‐うた【戯歌】🔗🔉

おどけ‐うた戯歌】 おどけた歌。ざれうた。 ⇒おどけ【戯け】

おどけ‐え【戯絵】‥ヱ🔗🔉

おどけ‐え戯絵‥ヱ おどけたさまに描いた絵。ざれえ。 ⇒おどけ【戯け】

おどけ‐がお【戯け顔】‥ガホ🔗🔉

おどけ‐がお戯け顔‥ガホ 人を笑わせようとしてする滑稽な表情。 ⇒おどけ【戯け】

おどけ‐ぐち【戯け口】🔗🔉

おどけ‐ぐち戯け口】 じょうだん。ざれごと。 ⇒おどけ【戯け】

おどけ‐しばい【戯芝居】‥ヰ🔗🔉

おどけ‐しばい戯芝居‥ヰ おどけた所作の演劇。 ⇒おどけ【戯け】

おどけ‐ばなし【戯話】🔗🔉

おどけ‐ばなし戯話】 滑稽な話。 ⇒おどけ【戯け】

おどけ‐もの【戯け者】🔗🔉

おどけ‐もの戯け者】 ①ふざけたことをする人。滑稽者。 ②ばかげたことをする人。たわけ者。 ⇒おどけ【戯け】

おど・ける【戯ける】🔗🔉

おど・ける戯ける】 〔自下一〕 (「おどく」(下二)から)滑稽なことを言ったりしたりして、ふざける。たわむれる。ざれる。(「お道化る」とも当てる)誹風柳多留10「―・けずときりきり文を返しなよ」。「―・けて笑わせる」

お‐どこ【小床】ヲ‥🔗🔉

お‐どこ小床ヲ‥ ねどこ。床とこ。小さな床。万葉集14「入りなましもの妹いもが―に」

おどし【威し・脅し】🔗🔉

おどし威し・脅し】 ①おどすこと。恐れさせること。恐喝。「―に屈しない」「―をかける」「―文句」 ②田畑を荒らす鳥獣をおどすために作ったもの。案山子かかしなど。おどせ。おどろかし。 ③⇒おどし(縅)⇒おどし‐ぐさ【威し種】 ⇒おどし‐てっぽう【威し鉄砲】 ⇒おどし‐もんく【威し文句・脅し文句】

おどし【縅】ヲドシ🔗🔉

おどしヲドシ (「緒通し」の意。「縅」は国字、もと「威」と当てた)鎧よろいの札さねを糸または細い革でつづること。また、そのもの。 ⇒おどし‐げ【縅毛】

おどし‐ぐさ【威し種】🔗🔉

おどし‐ぐさ威し種】 人をおどす材料。源氏物語紅葉賀「たださるべき折の―にせんとぞ思ひける」 ⇒おどし【威し・脅し】

おどし‐げ【縅毛】ヲドシ‥🔗🔉

おどし‐げ縅毛ヲドシ‥よろいのおどしの革・組み糸・畳み綾の緒の類。並べた状態が毛を伏せたさまに似るのでいう。太平記17「―こそよくも候はねども」 ⇒おどし【縅】

おどし‐つ・ける【威し付ける・脅し付ける】🔗🔉

おどし‐つ・ける威し付ける・脅し付ける】 〔他下一〕 ひどくおどす。

おどし‐てっぽう【威し鉄砲】‥パウ🔗🔉

おどし‐てっぽう威し鉄砲‥パウ 鳥獣などをおどして追い払うためにうつ空砲。 ⇒おどし【威し・脅し】

おどし‐と・る【脅し取る】🔗🔉

おどし‐と・る脅し取る】 〔他五〕 脅迫して金品を奪い取る。

おどし‐もんく【威し文句・脅し文句】🔗🔉

おどし‐もんく威し文句・脅し文句】 人を恐れさせる言葉。 ⇒おどし【威し・脅し】

お‐どしゃ【御土砂】🔗🔉

お‐どしゃ御土砂】 土砂加持どしゃかじに用いる砂。死体にかけると、硬直がなおるという。 ⇒御土砂を掛ける

○御土砂を掛けるおどしゃをかける🔗🔉

○御土砂を掛けるおどしゃをかける おべっかを述べ立てて相手の心をひきつける。おべんちゃらを言う。 ⇒お‐どしゃ【御土砂】 おと・す落とす・墜す・貶す】 〔他五〕 ➊ささえをはずして、上から下へ物の位置を変える。 ①落ちさせる。落下させる。伊勢物語「滝―・し水走らせなどして」。「橋の上から石を―・す」 ②(花・葉などを)散らす。また、(涙などを)こぼす。宇津保物語俊蔭「涙を―・し、ながめわたる」。玉葉集「もみぢ葉を―・す時雨の降るなへに」 ③勢いよくくだす。おろす。平家物語9「馬ども―・いて見んとて鞍置き馬を追ひ―・す」 ④光・視線などをあるものにそそぐ。また、影などを物の上に映す。「電灯が畳の上に暗い光を―・す」「名月や破れ障子に影―・す」 ➋物事の位置・程度をさげる。 ①さげる。低くする。減らす。狭衣物語2「衣更へ(催馬楽の曲名)を一わたり―・して…と歌ひつつ」。「肩を―・す」「品位を―・す」「音程を―・す」 ②堕落させる。太平記37「この仙人も一度后に―・されけるより…通力もなく」 ③劣らせる。わるくする。源氏物語桐壺「春宮の御元服、南殿にてありし儀式のよそほしかりし御響に―・させ給はず」。「品質を―・す」「話を―・す」 ④見下げる。悪く言う。侮る。枕草子82「すずろなるそらごとを聞きていみじういひ―・し」 ➌物・事柄・人などを、ある所からなくなす。他へうつす。 ①ついているものを取り除く。狂言、二人大名「両人共に首を―・いてやらう」。「汚れを―・す」 ②(必要なものをうっかりして)もらす。のこす。枕草子102「一つな―・しそといへば、いかがはせむ」。日葡辞書「モウシヲトス」「カキヲトス」 ③紛失する。失う。なくす。源氏物語若菜下「よべのかはほりを―・して、これは風ぬるくこそありけれ」。「財布を―・す」「信用を―・す」「力を―・す」「命を―・す」 ④なくなるようにする。「田の水を―・す」「溶鉱炉の火を―・す」 ⑤見捨てる。また、あとに残して去る。源氏物語総角「捨てがたく、―・しおき奉り給へりけむ心苦しさを」。「観光地に客が金を―・してゆく」 ⑥ひそかに逃れさせる。にがす。謡曲、仲光「何と仰せ候とも、一まづ―・し申さばやと存じ候」。日葡辞書「ヒトヲヲトス」 ⑦落第させる。不合格にする。「30点以下の生徒は―・す」 ⑧はぶく。「名前を名簿から―・す」 ⑨予算を執行する。「経費を予備費から―・す」 ➍(穴などにおとしこむ意から)仕掛け・はかりごと・罪などにおとしいれる。宝物集「一日一夜も悪道に―・し給ふな」 ➎《落・墜》物事をある終局にまで達せさせる。 ①おちいらせる。攻めとる。天智紀「其の西の塁そこを輸おとすこと獲ず」。日葡辞書「シロヲセメヲトス」 ②問いつめて自白させる。甲陽軍鑑5「問ひ―・されて顕はるるも道理は一つ所へ参り候」。「容疑者を―・す」 ③自分の意に従わせる。なびかせる。東海道中膝栗毛発端「真実らしくいひかけて、欺して見るは女を―・すおさだまりの口上」。「美女を―・す」 ④鳥獣などを殺す。両京俚言考「鳥・獣・鶏・豚の類を殺すを―・すといふ」 ⑤柔道で、気絶させる。 ⑥精進を終わらせる。「精進を―・す」 ⑦落語の最後に、しゃれなどで話の結末をつける。おちをつける。さげる。 ➏《落》物・事柄の所属・結果をきめる。 ①落ち着ける。帰着させる。決着をつける。平家物語10「心すこし―・し据ゑて、追様おっさまに参り候ふべし」 ②手に入れる。自分の物とする。とらえる。日葡辞書「タカ(鷹)ヲヲトス」。浮世風呂4「江戸子の声色使うたばかりに高札で―・した」。「名画を―・す」 おど・す威す・脅す】 〔他五〕 ①恐れさせる。おびやかす。こわがらせる。宇治拾遺物語2「―・して走らせて笑はん」。「―・して金を奪う」 ②驚かせる。びっくりさせる。枕草子9「御猫は…ねぶりてゐたるを―・すとて」 おど・す縅すヲドス 〔他四〕 よろいの札さねを革または糸などでつづり合わせる。「威す」とも書く。 おと‐ず・る訪るオトヅル 〔自下二〕 ⇒おとずれる(下一) おと‐ずれ訪れオトヅレ ①たずねて来ること。古今和歌集「冬草のかれにし人は―もせず」。「春の―」 ②消息。たより。風雅和歌集「情をかくる―ぞなき」 おとずれ‐す・つ訪れ捨つオトヅレ‥ 〔自下二〕 訪れて語らいもせず立ち去る。新拾遺和歌集「とばかりを―・てて行く時雨かな」 おと‐ず・れる訪れるオトヅレル 〔自下一〕[文]おとづ・る(下二) ①音をたてる。音がする。六百番歌合「雲の上に鶴のもろ声―・れて」 ②人のもとをたずねる。訪問する。伊勢物語「年ごろ―・れざりける人の、桜のさかりに見に来たりければ」。「恩師の家を―・れる」 ③(ある時期・状況などが)やってくる。「春が―・れる」「世界に平和が―・れる日」 ④手紙で安否を問う。便りをする。源氏物語須磨「―・れ聞え給はず、御とぶらひにだに渡り給はぬを」 おとたちばな‐ひめ弟橘媛】 日本武尊やまとたけるのみことの妃。穂積氏忍山宿祢ほづみのうじおしやまのすくねの女むすめ。記紀の伝説で尊東征の時、相模海上(浦賀水道の辺)で風波の起こった際、海神の怒りをなだめるため、尊に代わって海に投じたと伝える。橘媛。 おと‐たなばた弟棚機】 年若く美しいたなばたひめ。古事記「あめなるや―のうながせる玉のみすまる」 おと‐つ‐い一昨日ヲトツヒ ⇒おととい。万葉集17「―もきのふもありつ」 おと‐づき弟月⇒おとうづき お‐とっ‐さん御父様】 父親に対する親しみをこめた敬称。近世後期、江戸で用いられた。「おとっつぁん」とも。 おと‐つづみ弟鼓】 こつづみ。↔兄鼓えつづみ おと‐と】 (オトウトの約) ①(同性の)おとうと。また、いもうと。更級日記「あね―(妹)の中につとまとはれて」 ②(中世以後)兄または姉から見て、年下のきょうだい。 ⇒おとと‐い【弟兄】 ⇒おとと‐え【弟兄】 ⇒おとと‐むすめ【弟娘】 お‐と‐と [一]〔感〕 ついでもらった酒がこぼれそうになった時に発する語。おっとっと。 [二]〔名〕 酒のこと。燕石雑志「酒を―といふは、酌を辞する言葉をとれり」 おとど大殿・大臣】 (オホトノ(大殿)の転か。一説にオホトノド(大殿門)の約) ①貴人の邸宅の尊敬語。宇津保物語俊蔭「大曲一つを弾くに―の上の瓦砕けて花の如く散る」 ②(大殿おとどに住む人の意。「…(の)―」の形で用いることが多い) ㋐大臣だいじん・公卿くぎょうの敬称。宇津保物語俊蔭「さぶひら給ふ右大将の―」 ㋑貴婦人の敬称。源氏物語玉鬘「母―あけくれなげきいとほしがれば」 ③「おとどや」の略。源氏物語「馬場の―の程に」 ⇒おとど‐がね【大臣がね】 ⇒おとど‐まち【大殿町】 ⇒おとど‐や【大殿屋】 おとと‐い弟兄】 (オトトエの転)兄弟。また、姉妹。平家物語1「祇王・祇女とて―あり」 ⇒おと‐と【弟】 おと‐と‐い一昨日ヲトトヒ (ヲチツヒ(遠つ日)の転という)昨日の前の日。おとつい。いっさくじつ。 ⇒一昨日来い

おど・す【威す・脅す】🔗🔉

おど・す威す・脅す】 〔他五〕 ①恐れさせる。おびやかす。こわがらせる。宇治拾遺物語2「―・して走らせて笑はん」。「―・して金を奪う」 ②驚かせる。びっくりさせる。枕草子9「御猫は…ねぶりてゐたるを―・すとて」

おど・す【縅す】ヲドス🔗🔉

おど・す縅すヲドス 〔他四〕 よろいの札さねを革または糸などでつづり合わせる。「威す」とも書く。

おどみ【澱み】ヲドミ🔗🔉

おどみ澱みヲドミ おどむこと。おどんだもの。よどみ。

おど・む【澱む】ヲドム🔗🔉

おど・む澱むヲドム 〔自四〕 水底に沈んでたまる。流れないでとどこおる。よどむ。

お‐どめ【緒止め】ヲ‥🔗🔉

お‐どめ緒止めヲ‥ (→)「緒締め」に同じ。

オドメーター【odometer】🔗🔉

オドメーターodometer】 自動車などの走行距離計。路程計ろていけい

おどもり🔗🔉

おどもり ①返済金などが、とどこおり、つかえること。とどこおり。 ②積もり積もった最後の結果。傾城禁短気「年々の湿気の―出まして」

おど‐やき【尾戸焼】ヲ‥🔗🔉

おど‐やき尾戸焼ヲ‥ 高知市で作られる陶器。土佐藩の藩窯はんようとして、承応2年(1653)高知城下の尾戸(現、小津町)に開窯。京焼風の雅な茶陶などを焼く。

おどらかし【踊らかし】ヲドラカシ🔗🔉

おどらかし踊らかしヲドラカシ 魚釣りの擬餌鉤ぎじばり。化かし鉤。

おどら・す【踊らす・躍らす】ヲドラス🔗🔉

おどら・す踊らす・躍らすヲドラス 〔他五〕 ①仕向けて踊るようにする。踊らせる。 ②人を意のままにあやつる。「黒幕に―・される」「かげで―・す奴がいる」 ③(「胸を―・す」「心を―・す」の形で)喜びや期待のためにわくわくする。「デートの約束に胸を―・す」 ④(「身を―・す」の形で)高い所から思い切って跳躍する。「崖から身を―・す」 ◇ふつう1・2に「踊」、3・4に「躍」を使う。

おどり【踊り・躍り】ヲドリ🔗🔉

おどり踊り・躍りヲドリ ①おどること。とびはねること。 ②《踊》 ㋐音楽・歌曲にあわせて、足を踏み鳴らし、手振り・身振りをして舞うこと。舞踏。舞踊。また、その歌。俳諧では、特に盆踊りをいう。〈[季]秋〉。「雀百まで―を忘れず」 ㋑特に日本の伝統舞踊で、旋回動作を基調とする舞に対し、跳躍動作を基調とするもの。 ③泉門(ひよめき)の異称。〈日葡辞書〉 ④動悸のすること。浄瑠璃、曾我扇八景「もはやきづかひなけれども、胸の―はまだやまず」 ⑤江戸時代の高利貸の一つで、利子を二重にとること。返済期日を25日頃とし、これにおくれた場合、月末までの数日で1カ月の利子を加算する。浮世草子、浮世親仁形気「利足を一―づつをどらせ、一年十二ヶ月に十七ヶ月の利を取つて」 ⇒おどり‐うた【踊歌】 ⇒おどり‐がらす【踊烏】 ⇒おどり‐ぐい【躍り食い】 ⇒おどり‐くどき【踊口説】 ⇒おどり‐こ【踊り子】 ⇒おどりこ‐そう【踊り子草】 ⇒おどり‐ことば【踊り言葉】 ⇒おどり‐じ【踊地】 ⇒おどり‐じ【踊り字】 ⇒おどり‐だいこ【踊太鼓】 ⇒おどり‐だいもく【踊題目】 ⇒おどり‐て【踊り手】 ⇒おどり‐どう【踊堂】 ⇒おどり‐にわ【踊り庭】 ⇒おどり‐ねんぶつ【踊念仏】 ⇒おどり‐ば【踊り場】 ⇒おどり‐ぶ【踊り歩】 ⇒おどり‐やたい【踊り屋台】

おどり‐あが・る【躍り上がる】ヲドリ‥🔗🔉

おどり‐あが・る躍り上がるヲドリ‥ 〔自五〕 勢いよくとびあがる。はねあがる。「壇上へ―・る」「―・って喜ぶ」

おどり‐い・る【躍り入る】ヲドリ‥🔗🔉

おどり‐い・る躍り入るヲドリ‥ 〔自五〕 勢いこんではいる。身をおどらせてはいる。今昔物語集26「滝の中に―・りて失せぬれば」

おどり‐うた【踊歌】ヲドリ‥🔗🔉

おどり‐うた踊歌ヲドリ‥ おどりに歌う歌。風流ふりゅう踊の歌。俳諧では特に、盆踊歌をいう。〈[季]秋〉 ⇒おどり【踊り・躍り】

おどり‐かか・る【躍り掛かる】ヲドリ‥🔗🔉

おどり‐かか・る躍り掛かるヲドリ‥ 〔自五〕 勢いよく飛びかかる。「犯人に―・る」

おどり‐がらす【踊烏】ヲドリ‥🔗🔉

おどり‐がらす踊烏ヲドリ‥ 踊りに精通した人。 ⇒おどり【踊り・躍り】

おどり‐ぐい【躍り食い】ヲドリグヒ🔗🔉

おどり‐ぐい躍り食いヲドリグヒ 生きているシロウオなどを鉢に泳がせて、合せ酢につけて食べること。 ⇒おどり【踊り・躍り】

おどり‐くどき【踊口説】ヲドリ‥🔗🔉

おどり‐くどき踊口説ヲドリ‥ 踊りに用いる口説節の唄。道念節など。 ⇒おどり【踊り・躍り】

おどり‐こ【踊り子】ヲドリ‥🔗🔉

おどり‐こ踊り子ヲドリ‥ ①踊り、特に盆踊りをする少女。〈[季]秋〉 ②踊りを職業とする女性。ダンサー。 ③泉門(ひよめき)の異称。 ④(もと僧侶の隠語)どじょう。 ⑤「ししこま」の異称。 ⇒おどり【踊り・躍り】

大辞林の検索結果 (98)

オドアケルOdoacer🔗🔉

オドアケル Odoacer (434頃-493) ゲルマン出身の傭兵(ヨウヘイ)隊長。476年西ローマ皇帝を廃し王となり,東ローマ皇帝から帝国西半部の総督に補されたが,東ゴート王テオドリックに攻撃されて降伏。のち暗殺された。

おと-あわせ【音合(わ)せ】🔗🔉

おと-あわせ ―アハセ [3] 【音合(わ)せ】 (名)スル (1)合奏・重奏・合唱などで,各自の楽器や声の調子を合わせること。 (2)放送・演劇などで,音楽などを前もって本番通りにテストすること。 (3)地震・雷のとき,キジの鳴くこと。[俚言集覧]

おと-いれ【音入れ】🔗🔉

おと-いれ [0] 【音入れ】 (名)スル (1)テレビや映画の製作で,画面に応じて音声・音楽・音響などを組み合わせて録音すること。 (2)俗に,レコーディングのこと。

おとう-え【御頭会】🔗🔉

おとう-え [2] 【御頭会】 毎年正月一三日に日蓮宗総本山身延山久遠寺(クオンジ)で行われる年頭の法会。

お-どうか【男踏歌】🔗🔉

お-どうか ヲダフカ 【男踏歌】 ⇒おとことうか(男踏歌)

お-とうさま【御父様】🔗🔉

お-とうさま [2] 【御父様】 父親を敬っていう語。「おとうさん」より丁寧な言い方。

おとうと-なおし【弟直し】🔗🔉

おとうと-なおし ―ナホシ [5] 【弟直し】 夫を亡くした女性が,亡夫の弟と再婚すること。

オドエフスキーVladimir Fyodorovich Odoevskii🔗🔉

オドエフスキー Vladimir Fyodorovich Odoevskii (1804-1869) ロシアの小説家。ドイツ-ロマン主義の影響を受け,哲学的小説を書いたほか音楽評論でも活躍し,ロシア音楽の独自の伝統を育てることに尽力した。主著は,独特の形式をもつ連作小説・評論集「ロシアの夜」。

お-とおし【御通し】🔗🔉

お-とおし ―トホシ [0] 【御通し】 酒の肴(サカナ)として最初に出す簡単な料理。突き出し。通し物。先付け。

おど-おど🔗🔉

おど-おど [1] (副)スル 〔「おづおづ」の転〕 恐れや不安で落ち着かないさま。おずおず。びくびく。「自信のない―(と)した目つき」

お-とおり【御通り】🔗🔉

お-とおり ―トホリ [0] 【御通り】 (1)通ることの尊敬語。「御輿(ミコシ)の―」 (2)身分の高い人の前に召し出されること。おめどおり。「―にて物語などする人の/早雲寺殿廿一箇条」 (3)身分の高い人に召し出され,手ずからの杯をいただくこと。「―をくださるる/狂言・餅酒」

おどかし【脅かし】🔗🔉

おどかし [0] 【脅かし】 おどかすこと。おどし。

おどか・す【脅かす・嚇かす】🔗🔉

おどか・す [0][3] 【脅かす・嚇かす】 (動サ五[四]) (1)びっくりさせる。おどろかす。「うしろからわっと言って―・す」 (2)言葉や動作などで相手をこわがらせる。おどす。脅迫(キヨウハク)する。威嚇(イカク)する。「試験がむつかしいと―・された」 [可能] おどかせる

お-どき【男時】🔗🔉

お-どき ヲ― 【男時】 運の向いているとき。 ⇔女時(メドキ) 「よき時分になる事あり。これを―と心得べし/風姿花伝」

お-どく【汚毒】🔗🔉

お-どく ヲ― [0] 【汚毒】 (名)スル 水や空気をけがしたり毒したりすること。また,けがれや毒となるもの。

おど・く🔗🔉

おど・く (動カ下二) 「おおどく」に同じ。「何事にもあるに従ひて心を立つる方もなく,―・けたる人こそ/源氏(椎本)」

お-とくい【御得意】🔗🔉

お-とくい [0] 【御得意】 「得意」の丁寧語。「―の料理」「―を回る」

おとくに【乙州】🔗🔉

おとくに 【乙州】 ⇒河合(カワイ)乙州

おどけ【戯け】🔗🔉

おどけ [0] 【戯け】 おどけること。たわむれ。滑稽。道化。「―役」「―顔」

おどけ-うた【戯け歌】🔗🔉

おどけ-うた [3] 【戯け歌】 (歌詞が)おどけた歌。ざれ歌。俳諧歌。

おどけ-え【戯け絵】🔗🔉

おどけ-え [3] 【戯け絵】 たわむれに面白おかしく描いた絵。ざれ絵。

おどけ-ぐち【戯け口】🔗🔉

おどけ-ぐち [3] 【戯け口】 おどけた口のききかた。冗談。ざれごと。

おどけ-しばい【戯け芝居】🔗🔉

おどけ-しばい [4] 【戯け芝居】 おどけた所作(シヨサ)で笑わせる芝居。笑劇。

おどけ-ばなし【戯け話】🔗🔉

おどけ-ばなし [4] 【戯け話】 滑稽な話。ふざけた物語。

おどけ-もの【戯け者】🔗🔉

おどけ-もの [0] 【戯け者】 (1)わざと滑稽なことをしたり言ったりする人。「クラスの―」 (2)大馬鹿者。愚か者。[日葡]

おど・ける【戯ける】🔗🔉

おど・ける [0] 【戯ける】 (動カ下一) 滑稽なことを言ったり,したりする。ふざける。たわむれる。「―・けたしぐさで笑わせる」

おとこ-うん【男運】🔗🔉

おとこ-うん ヲト― [3][0] 【男運】 女にとって,男に関するめぐり合わせ。 ⇔女運

おとこ-え【男絵】🔗🔉

おとこ-え ヲト― [3] 【男絵】 平安時代の用語で,専門の絵師が描いた絵をいうか。女絵に対して,唐画の筆法を生かして,墨の描線を骨格とした力強い表現の彩色画をさすものといわれている。一説に,男の姿を描いた絵とも。「この題の心ばえを,―・女絵と書きたるに/栄花(根合)」 →女絵

おとこ-えし【男郎花】🔗🔉

おとこ-えし ヲト―ヘシ [3] 【男郎花】 オミナエシ科の多年草。山野に自生し,高さ1メートル内外。葉は羽状に分裂して毛が多い。初秋,白色の細花を茎頂に多数開く。果実にうちわ形の翼がある。敗醤(ハイシヨウ)。オトコメシ。オトコベシ。[季]秋。

おとこ-おや【男親】🔗🔉

おとこ-おや ヲト― [0] 【男親】 父親。父。 ⇔女親

おとこ-おんな【男女】🔗🔉

おとこ-おんな ヲト―ヲンナ [4] 【男女】 男でありながら女のような,また女でありながら男のような性徴・性質をもつ者。半陰陽の人間。

おとこ-けいせい【男傾城】🔗🔉

おとこ-けいせい ヲト― 【男傾城】 (1)女にもてあそばれる男。男めかけ。「かはつた物は―/浮世草子・一代男 4」 (2)男色を売る者。「殿を酔はせし―/浄瑠璃・反魂香」

おとこ-とうか【男踏歌】🔗🔉

おとこ-とうか ヲト―タフ― 【男踏歌】 男のする踏歌。平安時代,正月一四日または一五日に,四位以下の人が催馬楽(サイバラ)を歌いながら宮中から貴族の邸を巡回する行事。おどうか。 ⇔女踏歌 →踏歌

おとこ-な【男名】🔗🔉

おとこ-な ヲト― [3] 【男名】 (1)男の名。「―の手紙」 (2)男が元服したときに付ける名。えぼしな。「此松千代に何とぞ―をつけてたび候へ/咄本・醒睡笑」

おとこ-なき【男泣き】🔗🔉

おとこ-なき ヲト― [0] 【男泣き】 (名)スル 男が抑え切れずに泣くこと。「友人の急逝に―する」「―に泣く」

おとこ-のう【男能】🔗🔉

おとこ-のう ヲト― [3] 【男能】 シテ(主役)が実在した男性人物である能楽。男物。

おとこ-の-こ【男の子】🔗🔉

おとこ-の-こ ヲト― [3] 【男の子】 (1)男である子ども。男児。 (2)若い男性。

おとこ-の-たましい【男の魂】🔗🔉

おとこ-の-たましい ヲト―タマシヒ [5] 【男の魂】 刀剣を,男子の魂が宿るものとしていった語。 →女の魂

おとこ-まい【男舞】🔗🔉

おとこ-まい ヲト―マヒ [0][3] 【男舞】 (1)平安末期から鎌倉初期に流行した,舞女が男装して舞った舞。鳥羽天皇のときに白拍子(シラビヨウシ)が始めたという。烏帽子(エボシ)・水干に太刀を帯びて舞う。 (2)能で,直面(ヒタメン)の男が舞う舞。笛と大・小鼓によるテンポの速い壮快な舞。 (3)中世の白拍子が男装して舞った姿を,歌舞伎の所作事に取り入れたもの。

おとこ-まえ【男前】🔗🔉

おとこ-まえ ヲト―マヘ [0] 【男前】 (1)男としての容貌や姿。「―が上がる」 (2)男らしい顔つきや態度。男振りのよいこと。

おとこ-まつ【男松】🔗🔉

おとこ-まつ ヲト― [3] 【男松】 クロマツの異名。「年はふりても恋しらずの―/浮世草子・一代男 1」

おとこ-みこ【男御子】🔗🔉

おとこ-みこ ヲト― 【男御子】 皇子。 ⇔女御子 「―生れ給ひぬれば/源氏(紅葉賀)」

おとこ-みや【男宮】🔗🔉

おとこ-みや ヲト― 【男宮】 皇族の男子。皇子。親王。 ⇔女宮 「―生(ム)まれ給へるよしをなむ/源氏(若菜上)」

おとこ-むき【男向き】🔗🔉

おとこ-むき ヲト― [0] 【男向き】 男性に適していること。また,そういうもの。 ⇔女向き 「―の柄(ガラ)」

おとこ-めし【男郎花】🔗🔉

おとこ-めし ヲト― 【男郎花】 オトコエシの別名。[書言字考節用集]

おとこ-めん【男面】🔗🔉

おとこ-めん ヲト― [3] 【男面】 老人以外の男性に扮する際に用いる能面の総称。童子・慈童・喝食(カツシキ)・今若・十六・若男・平太・邯鄲(カンタン)男・中将・痩男(ヤセオトコ)・怪士(アヤカシ)など。 ⇔女面

おとこ-もち【男持(ち)】🔗🔉

おとこ-もち ヲト― [0] 【男持(ち)】 男性が持つ物として作ったもの。 ⇔女持ち 「―の傘」

おとこ-ゆ【男湯】🔗🔉

おとこ-ゆ ヲト― [0][3] 【男湯】 男女別になっている浴場で,男が入る浴室。男風呂。 ⇔女湯

おとこ-くさ・い【男臭い】🔗🔉

おとこ-くさ・い ヲトコ― [5] 【男臭い】 (形)[文]ク をとこくさ・し (1)男の体臭がしみついている。男性特有のにおいがする。「―・い柔道着」 (2)容貌(ヨウボウ)・態度・考え方などが,いかにも男らしい。男性的だ。「―・い風貌」 [派生] ――さ(名)

おとこ・す【男す】🔗🔉

おとこ・す ヲトコ― 【男す】 (動サ変) (1)男と情を通ずる。夫をもつ。「この筑紫のめ忍びて―・したりけり/大和 141」 (2)男らしく振る舞う。「侍が何方にて,―・せんや/甲陽軍鑑(品四七)」

おとこ-らし・い【男らしい】🔗🔉

おとこ-らし・い ヲトコ― [5] 【男らしい】 (形)[文]シク をとこら・し (性質・態度・容姿などが)いかにも男であると感じさせる。 ⇔女らしい 「―・い姿」 [派生] ――さ(名)

おとし-あみ【落(と)し網】🔗🔉

おとし-あみ [3] 【落(と)し網】 定置網の一。岸から張り出した垣網で誘導した魚群を,上り傾斜のついた登り網でさらに袋網上部の入り口へと導き,落ち込むようにしたもの。小台網・ひさご網など。

おとし-いし【落(と)し石】🔗🔉

おとし-いし [3] 【落(と)し石】 茶室の躙(ニジ)り口の前に置く役石の一。踏み石の次に位置する。

おとし-いも【落(と)し薯】🔗🔉

おとし-いも [3] 【落(と)し薯】 吸い物に山芋をすって入れた料理。

おとし-まえ【落(と)し前】🔗🔉

おとし-まえ ―マヘ [0] 【落(と)し前】 〔露店などで値を適当なところまで落として客と折り合いをつける香具師(ヤシ)仲間の隠語から〕 失敗・無礼の後始末。「―をつける」

おとし-まく【落(と)し幕】🔗🔉

おとし-まく [3] 【落(と)し幕】 歌舞伎で,振り落としにする浅黄幕や道具幕。一瞬のうちに舞台面を変化させるために用いる。 →振り落とし

おとし-みそ【落(と)し味噌】🔗🔉

おとし-みそ [4] 【落(と)し味噌】 粒味噌をすったりこしたりせず,そのまま入れて汁を作ること。

おとし-やき【落(と)し焼き】🔗🔉

おとし-やき [0] 【落(と)し焼き】 熱したフライ-パンや鉄板に材料をスプーンなどで流し落として焼く調理法。また,その料理や菓子。

おどし【脅し・嚇し・威し】🔗🔉

おどし [0] 【脅し・嚇し・威し】 (1)おどすこと。恐喝。脅迫。「―をきかす」「そんな―にはのらない」 (2)田畑を荒らす鳥獣をおどして追い払うもの。かかしなどの類。おどろかし。

おどし-じゅう【威し銃】🔗🔉

おどし-じゅう [3] 【威し銃】 鳥獣をおどかして追い払うために打つ空砲。威し鉄砲。[季]秋。

おどし-もんく【脅し文句】🔗🔉

おどし-もんく [4] 【脅し文句】 人をおどし,恐れさせる言葉。「―を並べたてる」

おどし【縅】🔗🔉

おどし ヲドシ [0] 【縅】 〔動詞「縅す」の連用形から。「縅」は国字〕 鎧(ヨロイ)の札(サネ)を革や糸でつづり合わせること。また,そのもの。

おどし-ぎぬ【縅衣】🔗🔉

おどし-ぎぬ ヲドシ― [4] 【縅衣】 鎧の袖・草摺(クサズリ)の裏に張る布または革。

おどし-げ【縅毛】🔗🔉

おどし-げ ヲドシ― [3] 【縅毛】 鎧を縅した糸や革ひも。毛。

おとしき【弟磯城・弟師木】🔗🔉

おとしき 【弟磯城・弟師木】 大和国磐余(イワレ)の豪族。兄磯城(エシキ)の弟。神武東征伝説で,東征のとき帰順し,のちに磯城県主(アガタヌシ)に任ぜられたといわれる。

おとし-つ・く【落とし着く】🔗🔉

おとし-つ・く 【落とし着く】 (動カ下二) (1)決着をつける。解決する。結論を出す。「箱の中なるは慥(タシカ)に銀(カネ)と―・けて走り行く/浄瑠璃・鬼一法眼」 (2)気持ちを安定させる。心を静める。気持ちを落ち着かせる。「万事―・けて居たる客には/浮世草子・一代女 1」

おどし-つ・ける【脅し付ける・嚇し付ける】🔗🔉

おどし-つ・ける [5] 【脅し付ける・嚇し付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 おどしつ・く ひどくおどかす。「鼻先に刀をつきつけて―・ける」

おどし-と・る【脅し取る】🔗🔉

おどし-と・る [4] 【脅し取る】 (動ラ五[四]) 脅迫して金品を奪い取る。「金品を―・る」

おとし・む【貶む】🔗🔉

おとし・む 【貶む】 (動マ下二) ⇒おとしめる

おとし・める【貶める】🔗🔉

おとし・める [4] 【貶める】 (動マ下一)[文]マ下二 おとし・む (1)自分より劣った者とみなす。みさげる。さげすむ。軽蔑する。「人を―・めた言い方」 (2)下落させる。「恋の奴(ヤツコ)に身を―・めて/当世書生気質(逍遥)」

お-どしゃ【御土砂】🔗🔉

お-どしゃ [2] 【御土砂】 土砂加持(ドシヤカジ)に用いる砂。おどさ。 →土砂加持

おど・す【脅す・嚇す・威す】🔗🔉

おど・す [0][2] 【脅す・嚇す・威す】 (動サ五[四]) (1)恐れさせて自分に従わせようとする。また,こわがらせる。「ナイフで―・す」 (2)おどろかす。びっくりさせる。「上にさぶらふ御猫は…ねぶりてゐたるを,―・すとて/枕草子 9」 〔「おじる」に対する他動詞〕 [可能] おどせる

おど・す【縅す】🔗🔉

おど・す ヲドス [0] 【縅す】 (動サ五[四]) 〔「緒(オ)を通す」の意。「縅」は国字〕 鎧(ヨロイ)の札(サネ)を革・糸でつづり合わせる。「牛千頭が膝の皮を取り,―・したりければ/保元(上・古活字本)」

おと・する【音する】🔗🔉

おと・する [2] 【音する】 (動サ変)[文]サ変 おと・す 音を立てる。「庭の木の葉がさらと―・する/魔風恋風(天外)」

おと-つ-い【一昨日】🔗🔉

おと-つ-い ヲトツヒ [3] 【一昨日】 〔「遠(ヲト)つ日」の意。「つ」は格助詞〕 おととい。主に西日本での言い方。

おとと-え【弟兄】🔗🔉

おとと-え 【弟兄】 ⇒おととい(弟兄)

おとな-なみ【大人並(み)】🔗🔉

おとな-なみ [0] 【大人並(み)】 子供であるが,大人同様であること。「この子も背丈だけは―だ」

おと-ない🔗🔉

おと-ない ―ナヒ 〔動詞「訪う」の連用形から〕 (1)音のたつこと。また,その音や響き。「衣の―はらはらとして/源氏(帚木)」 (2)(聴覚で感じとることのできる)けはい。様子。「梅壺の女御ののぼらせ給ふなる―いみじく心にくく/更級」 (3)おとずれ。訪問。「例ならぬほととぎすの―にも/蜻蛉(下)」 (4)評判。うわさ。「世の―きこしめす入道宮/増鏡(春の別れ)」

おと-な・う【訪う】🔗🔉

おと-な・う ―ナフ [3] 【訪う】 (動ワ五[ハ四]) 〔「なふ」は接尾語〕 (1)訪問する。おとずれる。「古刹(コサツ)を―・う」 (2)声を出したりして,訪問を告げる。「庭の裏木戸を―・ふけはひがして/刺青(潤一郎)」 (3)音をたてる。「懸樋の雫ならでは露―・ふものなし/徒然 11」

おとなおとな・し【大人大人し】🔗🔉

おとなおとな・し 【大人大人し】 (形シク) (1)いかにも大人らしい。大人びて落ち着いている。「かたちもいと―・しうきよげなり/宇津保(国譲下)」 (2)年輩である。「綾ゆるされぬは例の―・しきは,無紋の青色/紫式部日記」

おと-なし【音無し】🔗🔉

おと-なし [0] 【音無し】 全く,音を立てないこと。また,活動を全くしないで,じっとしていること。「―の構え」

おとなし-の-たき【音無の滝】🔗🔉

おとなし-の-たき 【音無の滝】 京都市左京区大原,来迎院東方の小野山の山腹にかかる滝。小野の滝。((歌枕))「朝夕に泣くねをたつる小野山は絶えぬ涙や―/源氏(夕霧)」 〔「音信がない」意をかけて詠まれた〕

おとなし-やか【大人しやか】🔗🔉

おとなし-やか [4] 【大人しやか】 (形動)[文]ナリ (1)落ち着いて穏やかなさま。「―な女性」 (2)年長者らしくしっかりしているさま。「あはれ―ならんものの,聖の行きあはん所まで六代を具せよといへかし/平家 12」 (3)(年齢の割に)大人びているさま。一人前の大人であるさま。「しるしに柳を植ゑて賜はり候へと,―に申し/謡曲・隅田川」

おと-ね【乙子】🔗🔉

おと-ね 【乙子】 正月最後の子の日。「初子(ハツネ)」「中の子」に対していう。「二十五日に出でくる―は,大宮の御百日にあたりけり/宇津保(蔵開下)」 →子(ネ)の日の遊び

おと-ひと【弟】🔗🔉

おと-ひと 【弟】 おとうと。「このかみ―闕けり/日本書紀(雄略訓)」

おと-ひめ【弟姫・乙姫】🔗🔉

おと-ひめ [2] 【弟姫・乙姫】 (1)海底の竜宮城に住むという伝説上の若く美しい姫。 →浦島の子 (2)妹の姫。 ⇔兄姫(エヒメ) 「中にも―にあたらせ給ふは,きしゆ御前とぞ申しける/御伽草子・木幡狐」

おとふけ【音更】🔗🔉

おとふけ 【音更】 北海道東南部,河東郡の町。十勝平野の中部にあり,牧畜・畑作が盛ん。

おとま・し🔗🔉

おとま・し (形シク) 〔「うとまし」の転〕 好ましくない。いやだ。「―・しや―・しや/おあむ物語」

おどみ【澱み】🔗🔉

おどみ ヲドミ [0] 【澱み】 おどむこと。おどんだもの。よどみ。

おと-みや【弟宮】🔗🔉

おと-みや 【弟宮】 弟または妹の宮。「あるが中の―は/栄花(玉のむら菊)」

おど・む【澱む】🔗🔉

おど・む ヲドム [2] 【澱む】 (動マ五[四]) 沈んで底の方にたまる。よどむ。「水槽の底に黒いものが―・んで見える」

おと-むすこ【弟息子・乙息子】🔗🔉

おと-むすこ 【弟息子・乙息子】 (長男に対して)次男以下の子息。「それがしは故河津が―/浄瑠璃・五人兄弟」

おどおど(和英)🔗🔉

おどおど 〜して nervously;→英和 timidly.→英和 〜する be nervous[frightened].

おどかし[す]【威かし[す]】(和英)🔗🔉

おどかし[す]【威かし[す]】 ⇒威(おど)し[す].

おどける(和英)🔗🔉

おどける (make a) joke;→英和 be funny.→英和 おどけた funny;comical;humorous.→英和 ‖おどけ芝居 a farce.

おとこたらし【男誑し】(和英)🔗🔉

おとこたらし【男誑し】 a flirt;→英和 a vamp;→英和 a vampire.→英和

おどし【威し】(和英)🔗🔉

おどし【威し】 a threat;→英和 (a) menace;→英和 bluff (はったり).→英和 威し文句 threatening words.

おどす【威す】(和英)🔗🔉

おどす【威す】 threaten;→英和 menace;→英和 bluff;→英和 frighten;→英和 scare.→英和

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