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まさ【正】🔗🔉

まさ【正】 [名・形動]確かなこと。正しいこと。また、そのさま。「法印様はほんに見通しであり、―な事を言ひなんすから」〈人・恩愛二葉草〉→正(まさ)

まさ【×柾】🔗🔉

まさ【×柾】 《「正(まさ)と同語源》「柾目」の略。「―の下駄」「柾目紙」の略。

マサイ‐ぞく【マサイ族】🔗🔉

マサイ‐ぞく【マサイ族】 《Masai》アフリカ、ケニア南部からタンザニア北部にかけて住む、マサイ語を話す諸部族の総称。狭義には、そのうちウシやヤギを飼う牧畜マサイ族をさす。

まさ・う【×坐さふ】まさふ🔗🔉

まさ・う【×坐さふ】まさふ 〔連語〕《動詞「ます」に補助動詞「あ(合)う」の付いた「ましあう」の音変化。一説に「ふ」は反復継続の助動詞とも》複数の人が、いらっしゃる。ずっと…していらっしゃる。「さかしき臣等(おみたち)の世をかさねて仕へまつり―・へること」〈続紀・宣命・詔五二〉

ま‐さお【真△青】‐さを🔗🔉

ま‐さお【真青】‐さを [名・形動ナリ]「まっさお」に同じ。「色―になりて恐れたる気色なり」〈発心集・四〉

まさおか【政岡】まさをか🔗🔉

まさおか【政岡】まさをか 「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」など、歌舞伎・浄瑠璃などの伊達騒動物の登場人物。わが子に毒味をさせて、幼君を守ろうとする忠義の乳母。伊達政宗の側室三沢初子がモデルという。

まさおか‐しき【正岡子規】まさをか‐🔗🔉

まさおか‐しき【正岡子規】まさをか‐一八六七〜一九〇二]俳人・歌人。愛媛の生まれ。本名、常規(つねのり)。別号、獺祭書屋(だつさいしよおく)主人・竹の里人。俳句革新に着手し、俳誌「ホトトギス」により活動。また、「歌よみに与ふる書」で和歌改革を主張。写生文も提唱した。門下に高浜虚子・伊藤左千夫などを輩出。句集「寒山落木」、歌集「竹の里歌」、俳論「俳諧大要」など。→日本派 →根岸短歌会

まさ‐か🔗🔉

まさ‐か [名]今まさに物事が目の前に迫っていること。予期しない緊急の事態にあること。「―の場合に役立てる」目前のとき。さしあたっての今。「梓弓(あづさゆみ)末は寄り寝む―こそ人目を多み汝(な)を端に置けれ」〈万・三四九〇〉[副](あとに打消しや反語の表現を伴って)打消しの推量を強める。よもや。「―彼が来るとは思わなかった」「この難問を解ける者は―あるまい」ある事がとうてい不可能だという気持ちを表す。とても。どうしても。「病気の彼に出て来いとは―言えない」その状態であることを肯定して強調するさま。まさしく。ほんとうに。「―影口が耳に入ると厭なものサ」〈二葉亭・浮雲〉◆「真逆」とも当てて書く。 [用法]まさか・よもや――「まさか(よもや)オリンピックに出られるとは思わなかった」「まさか(よもや)私を疑っているわけではないだろうね」のように、両語ともに、そんなことはあるはずがないという気持ちを強める表現で、打消しを伴って用いられる。◇「まさか」は「まさかの時に備えて貯金する」のように名詞としても使うが、「よもや」に名詞用法はない。また、容易に信じられない気持ちを感動詞的に表す用法もある。「『この辞書を五十円で売ろうか』『まさか』」、この場合には「よもや」は使えない。◇「よもや」は「まさか」より古風な言い方で、改まった感じの語。「あの約束をよもやお忘れではないでしょう」「この家がよもや地震で倒壊することはあるまい」

ま‐さかき【真×榊・真△賢木】🔗🔉

ま‐さかき【真×榊・真賢木】(さかき)。神事に用いる木。

ま‐さかさま【真逆様】🔗🔉

ま‐さかさま【真逆様】 [名・形動ナリ]「まっさかさま」に同じ。「―のくせ事をもぞ引き出だし候」〈著聞集・一六〉

まさかど【将門】🔗🔉

まさかど【将門】 平将門(たいらのまさかど)歌舞伎舞踊「忍夜恋曲者(しのびよるこいはくせもの)」の通称。

まさかどき【将門記】🔗🔉

まさかどき【将門記】 しようもんき(将門記)

まさか‐に🔗🔉

まさか‐に [副]まさか」に同じ。「―それはできなかった」〈志賀・暗夜行路〉まさか」に同じ。「借金を踏んじゃ善くない位の事は―心得ています」〈漱石・彼岸過迄〉

まさか‐の‐とき【まさかの時】🔗🔉

まさか‐の‐とき【まさかの時】 事が目前に迫っていてどうすることもできない時。急を要する時。万一の場合。「―に備える」

まさかり【×鉞】🔗🔉

まさかり【×鉞】 伐木用大形の斧(おの)。古くは武器・刑具にも用いられた。紋所の名。を図案化したもの。

ま‐さかり【真盛り】🔗🔉

ま‐さかり【真盛り】まっさかり」に同じ。「山里は今を春の―である」〈木下尚江・良人の自白〉

まさ‐き【×柾・正木】🔗🔉

まさ‐き【×柾・正木】 ニシキギ科の常緑低木。海岸近くの山地に自生し、高さ約三メートル。枝は緑色。葉は楕円形で質が厚く光沢がある。初夏に白緑色の小花を多数つけ、秋に赤い実を結ぶ。生け垣に用いる。《季 実=秋》「―の実籬(まがき)のうちも砂白く/風生」

ま‐さきく【真△幸く】🔗🔉

ま‐さきく【真幸く】 [副]無事に。つつがなく。「我が命し―あらばまたも見む志賀の大津に寄する白波」〈万・二八八〉

まさき‐の‐かずら【真×拆の×葛】‐かづら🔗🔉

まさき‐の‐かずら【真×拆の×葛】‐かづら テイカカズラ、またはツルマサキの古名という。上代、神事に用いられた。「み山にはあられ降るらし外山(とやま)なる―色づきにけり」〈古今・神遊びの歌〉

まさき‐ひろし【正木ひろし】🔗🔉

まさき‐ひろし【正木ひろし】一八九六〜一九七五]弁護士。東京の生まれ。本名、昊(ひろし)。第二次大戦中、個人雑誌「近きより」を刊行し、軍国日本を批判。戦後も人道主義の立場から三鷹事件などの弁護を担当。

まさきよ【正清】🔗🔉

まさきよ【正清】一六六五〜一七三〇]江戸中期の刀工。薩摩(さつま)の人。本名、宮原清右衛門。将軍徳川吉宗のために刀を鍛えた功によって主水正(もんどのしよう)を受領、その作に一葉葵を刻することを許された。

まさき‐りゅう【正木流】‐リウ🔗🔉

まさき‐りゅう【正木流】‐リウ 薙刀(なぎなた)の流派の一。美濃大垣藩の武士正木太郎太夫俊光(利充)の創始。

まさぐり‐もの【×弄り物】🔗🔉

まさぐり‐もの【×弄り物】 もてあそびもの。なぐさみもの。「かぐや姫の物語の絵にかきたるをぞ、時々の―にし給ふ」〈源・蓬生〉

ま‐さぐ・る【×弄る】🔗🔉

ま‐さぐ・る【×弄る】 [動ラ五(四)]手先であちこち探す。指先でいじる。もてあそぶ。「バッグの中を―・る」「数珠(じゆず)を―・る」

ま‐さご【真△砂】🔗🔉

ま‐さご【真砂】 細かい砂。まなご。いさご。「浜の―の数ほどもある事例」

まさご‐じ【真△砂路】‐ぢ🔗🔉

まさご‐じ【真砂路】‐ぢ 真砂を敷いた道。真砂の中の道。

まさ‐ざま【勝様】🔗🔉

まさ‐ざま【勝様】 [形動ナリ]すぐれているさま。他よりもまさっているさま。まさりざま。「この姫君に殿教へきこえ給へりければ、―に今少し今めかしさ添ひて弾かせ給ふ」〈栄花・見はてぬ夢〉

まさ‐ざま【増様】🔗🔉

まさ‐ざま【増様】 [形動ナリ]程度が一層はなはだしいさま。「あまりさへ疫癘(えきれい)うちそひて―にあとかたなし」〈方丈記〉

まさ・し【正し】🔗🔉

まさ・し【正し】 [形シク]事実のとおりである。本当だ。「かく恋ひむものとは我も思ひにき心のうらぞ―・しかりける」〈古今・恋四〉確かだ。確実だ。「―・しう在位の時、さやうの事は後代のそしりなるべしとて」〈平家・六〉間違いなくそのものである。「―・しい太上法皇の王子を討ち奉るだにあるに」〈平家・四〉→正(まさ)しく

まさしく【正しく】🔗🔉

まさしく【正しく】 [副]《形容詞「まさし」の連用形から》まちがいなく。まさに。「あの声の持ち主は―彼だ」「それは―本物だ」

まさしげ‐りゅう【正△成流】‐リウ🔗🔉

まさしげ‐りゅう【正成流】‐リウ 楠木流(くすのきりゆう)

まさし‐に【正しに】🔗🔉

まさし‐に【正しに】 [副]はっきり。確かに。「大舟の津守(つもり)が占(うら)に告(の)らむとは―知りて我が二人寝し」〈万・一〇九〉

まさず‐こ【△美△児】まさづ‐🔗🔉

まさず‐こ【児】まさづ‐ 語義未詳。美しい娘またはいとしい子を親しんでよぶ語か。「沖へには小舟連らくくろざやの―吾妹(わぎも)国へ下らす」〈記・下・歌謡〉

マサチューセッツ【Massachusetts】🔗🔉

マサチューセッツ【Massachusetts】 米国北東部の州。州都ボストン。大西洋に面し、一六二九年に清教徒の入植によって建設され、独立一三州の一。

マサチューセッツ‐こうかだいがく【マサチューセッツ工科大学】‐コウクワダイガク🔗🔉

マサチューセッツ‐こうかだいがく【マサチューセッツ工科大学】‐コウクワダイガク 《Massachusetts Institute of Technology》マサチューセッツ州ケンブリッジにある私立大学。一八六五年開校。理工学系大学として発足、現在は人文・社会科学系の学部も持つ総合大学。略称、MIT。

ま‐さつ【摩擦】🔗🔉

ま‐さつ【摩擦】 [名]スル物と物とがすれ合うこと。また、こすり合わせること。「肌を―して暖をとる」「乾布―」人間の社会関係で、二者の間に意見や感情の食い違いによって起こる、不一致・不和・抵抗・紛争など。軋轢(あつれき)。「貿易―」互いに接触している二つの物体のうち、一方が運動しようとするとき、または運動しつつあるとき、その接触面に運動を妨げようとする力が働く現象。また、その力。相対速度により運動摩擦・静止摩擦に、運動状態により滑り摩擦・転がり摩擦などに分けられる。

まさつ‐おん【摩擦音】🔗🔉

まさつ‐おん【摩擦音】 肺から口腔を通って出る呼気が、声門・咽頭・口腔内の調音器官のどこかで狭められて生じる音。[s][][z][]などの音。

まさつ‐クラッチ【摩擦クラッチ】🔗🔉

まさつ‐クラッチ【摩擦クラッチ】 主軸と従動軸との接触面の摩擦を利用して、動力の断続を伝達する軸継ぎ手。円板クラッチなど。

まさつ‐ぐるま【摩擦車】🔗🔉

まさつ‐ぐるま【摩擦車】 主車輪と従車輪との接触面の摩擦によって、動力を伝達する装置。円筒摩擦車など。

まさつ‐けいすう【摩擦係数】🔗🔉

まさつ‐けいすう【摩擦係数】 二つの物体の接触面に働く摩擦力と、接触面に垂直に作用する圧力との比。同じ組み合わせの物体では一般に、静止摩擦・滑り摩擦・転がり摩擦の順に小さい値となる。

まさつ‐そんしつ【摩擦損失】🔗🔉

まさつ‐そんしつ【摩擦損失】 運動する物体の摩擦によって、運動エネルギーの一部が熱となって失われること。

マサッチョ【Masaccio】🔗🔉

マサッチョ【Masaccio】一四〇一〜一四二八ころ]イタリアの画家。フィレンツェ派。迫真的な人体描写、明暗による量感表現、空間構成への透視図法の活用などにより、初期ルネサンスの絵画様式を確立。

まさつ‐つぎて【摩擦継(ぎ)手】🔗🔉

まさつ‐つぎて【摩擦継(ぎ)手】 主軸と従動軸との接触面の摩擦によって動力を伝達する継ぎ手。

まさつ‐ていこう【摩擦抵抗】‐テイカウ🔗🔉

まさつ‐ていこう【摩擦抵抗】‐テイカウ 粘性をもつ流体内を動く物体に働く抵抗のうち、物体の表面に沿って動く流体によって受ける摩擦力の流れの方向への成分の総和。

まさつ‐でんき【摩擦電気】🔗🔉

まさつ‐でんき【摩擦電気】 異なる二つの物質を摩擦すると生じる正・負の電気。エボナイトと毛皮とを摩擦したときに、エボナイトには負の、毛皮には正の電気を生じるなど。

まさつね【正恒】🔗🔉

まさつね【正恒】 平安中期の刀工。備前の人。古備前を代表する名工で、佐々木高綱が宇治川の合戦で使った名刀「縄切正恒」の作者。生没年未詳。

まさつね【政常】🔗🔉

まさつね【政常】一五三六〜一六一九]安土桃山・江戸初期の刀工。美濃の人。初名、兼常。相模守を受領し、政常と改名。尾州徳川家の家臣となった。短刀にすぐれる。

まさつ‐ブレーキ【摩擦ブレーキ】🔗🔉

まさつ‐ブレーキ【摩擦ブレーキ】 摩擦を利用して運動エネルギーを熱に変えて失わせ、制動する装置。回転体にブレーキシューを押しつけ、摩擦で減速・停止させる。

まさつ‐りょく【摩擦力】🔗🔉

まさつ‐りょく【摩擦力】 ある物体が他の物体と接触しながら運動するとき、その接触面に生じる運動を妨げようとする力。

まさで‐に【正でに】🔗🔉

まさで‐に【正でに】 [副]《「で」は状態・方法の意の「て(手)」》本当に。真実に。「武蔵野に占部(うらへ)かた焼き―も告(の)らぬ君が名占(うら)に出にけり」〈万・三三七四〉

まさな‐ごと【正無事】🔗🔉

まさな‐ごと【正無事】 たわいもないこと。たわむれごと。冗談事。「ただ人にておはしましし時、―せさせ給ひしを」〈徒然・一七六〉

まさ‐な・し【正無し】🔗🔉

まさ‐な・し【正無し】 [形ク]《「予想される通常の状態ではない」の意を表す語》好ましくない。みっともない。ぐあいが悪い。「声高になのたまひそ…、いと―・し」〈竹取〉よろしくない。いけない。「何をか奉らむ、まめまめしき物は―・かりなむ」〈更級〉普通でない。尋常でない。「いとかう―・きまで、いにしへの墨書きの上手ども跡をくらうなしつべかめるは」〈源・絵合〉

まさ‐に【正に】🔗🔉

まさ‐に【正に】 [副]ある事が確かな事実であるさま。まちがいなく。本当に。「事実は―予言のとおりだった」実現・継続の時点を強調するさま。ちょうど。あたかも。「彼は―車から降りた瞬間、凶弾に倒れた」《漢文訓読から起こった用法》(「当に」とも書く。「まさに…べし」などの形で)当然あることをしなければならないさま。ぜひとも。「学生たる者―学問に励むべきだ」(「将に」とも書く)(「まさに…せんとする」などの形で)ある事が実現しそうだという気持ちを表す語。今にも。「飛行機が―飛び立とうとしている」(主に、あとに反語表現を伴って)どうして…しようか。「あやしかりつるほどのあやまりを、―人の思ひとがめじや」〈源・紅葉賀〉

ま‐さば【真×鯖】🔗🔉

ま‐さば【真×鯖】 サバ科の海水魚。全長約五〇センチ。体は紡錘形でわずかに側扁する。背側は青緑の地に黒色の流紋があり、腹側は銀白色。大群をなして沿岸の表層を回遊する。秋に特に美味。ひらさば。ほんさば。さば。

まさひで【正秀】🔗🔉

まさひで【正秀】一七五〇〜一八二五]江戸後期の刀工。出羽の人。本名、川部儀八郎。号、水心子。江戸に出て、鎌倉末期から南北朝時代の刀を理想とする復古刀論を唱えた。著「刀剣実用論」など。

まさ‐ぶき【×柾×葺き】🔗🔉

まさ‐ぶき【××葺き】 台形にした(こけらいた)の厚みのあるほうを下に羽重ねにして屋根を葺くこと。

まさ‐ぼん【麻×沙本】🔗🔉

まさ‐ぼん【麻×沙本】 中国の刊本の名。南宋から明代にかけて、福建省建陽県の麻沙で出版されたが、誤刻が多く、誤りの多い本の代名詞となった。

まさむね【正宗】🔗🔉

まさむね【正宗】 岡崎正宗(おかざきまさむね)の鍛造になる刀。また、一般に名刀。転じて、よく切れるもののたとえに用いられる。清酒の銘柄。天保年間(一八三〇〜一八四四)(なだ)の酒造家山邑(やまむら)氏が名づけたもの。

まさむね‐はくちょう【正宗白鳥】‐ハクテウ🔗🔉

まさむね‐はくちょう【正宗白鳥】‐ハクテウ一八七九〜一九六二]小説家・劇作家・評論家。岡山の生まれ。本名、忠夫。自然主義作家として、虚無的人生観を客観的に描いた。文化勲章受章。小説「何処へ」「泥人形」、戯曲「安土の春」、評論「作家論」など。

まさ‐め【正目・正△眼】🔗🔉

まさ‐め【正目・正眼】 自分の目でじかに見ること。まのあたり。「和魂(にぎみたま)荒魂兼ねそなわる健全な人の姿を今の―に視よとも言い」〈藤村・夜明け前〉

まさ‐め【×柾目・正目】🔗🔉

まさ‐め【×柾目・正目】 木を中心を通って縦断したときの面にみられる、樹心に平行してまっすぐな木目(もくめ)。また、その材木。板目(いため)

まさめ‐がみ【×柾目紙】🔗🔉

まさめ‐がみ【×柾目紙】 コウゾを原料として漉(す)いた厚手の白い和紙。漉き目が柾目のようにまっすぐに通る。主に錦絵(にしきえ)を刷るのに用いられた。(きり)・杉などの柾目の木材を紙のように薄く削ったもの。箱類の化粧貼(ば)りなどに用いる。

ま‐さやか【真△明か・真△清か】🔗🔉

ま‐さやか【真明か・真清か】 [形動ナリ]はっきりしているさま。さやか。「色深く背なが衣は染めましをみ坂給(たば)らば―に見む」〈万・四四二四〉

まさ‐ゆめ【正夢】🔗🔉

まさ‐ゆめ【正夢】 事実と一致する夢。将来、それが現実になる夢。逆夢(さかゆめ)

まさり【勝り・△優り】🔗🔉

まさり【勝り・優り】 まさること。他にくらべてすぐれていること。「男―の力持ち」

まさり‐おとり【勝り劣り・△優り劣り】🔗🔉

まさり‐おとり【勝り劣り・優り劣り】 まさることとおとること。優劣。

まさり‐がお【△優り顔・勝り顔】‐がほ🔗🔉

まさり‐がお【優り顔・勝り顔】‐がほ まさっているという顔つき。得意そうな顔。自慢顔。「あな、―な。さるものぞ、やもめにはなるてふ」〈かげろふ・中〉

マサリク【Tom Garrigue Masaryk】🔗🔉

マサリク【Tom Garrigue Masaryk】一八五〇〜一九三七]チェコスロバキアの政治家・哲学者。チェコ民族独立運動を指導。第一次大戦後、チェコスロバキア共和国初代大統領(在任一九一八〜三五)に就任、建国の父とよばれた。

まさり‐ぐさ【△優り草・勝り草】🔗🔉

まさり‐ぐさ【優り草・勝り草】 菊の古名。寛平の菊合わせの歌に「すべらぎの万代(よろづよ)までにまさりぐさたまひし種を植ゑし菊なり」と詠まれたところからいう。「なほ喜びは―の、菊の杯、とりどりに」〈謡・邯鄲〉

まさり‐ざま【△優り様・勝り様】🔗🔉

まさり‐ざま【優り様・勝り様】 [名・形動ナリ]他よりまさっていること。すぐれていること。また、そのさま。まさりぎみ。まさざま。「父大臣(おとど)にも、―にこそあめれ」〈源・藤裏葉〉

ま‐さる【真猿】🔗🔉

ま‐さる【真猿】 サルの古名。多く「勝(まさ)る」に掛けていう。「大和なる姿の池にうきざるの―を君が影をこそ見れ」〈相如集〉

まさ・る【勝る・△優る】🔗🔉

まさ・る【勝る・優る】 [動ラ五(四)]《「増さる」と同語源》他と比べて価値や能力などが上である。すぐれる。ひいでる。「実力において―・る」「これに―・る喜びはない」他のものよりも程度が上である。「聞きしに―・る美人」身分・地位などが上である。「先だちてより言ひける男は官―・りて」〈平中・一〉

まさ・る【増さる】🔗🔉

まさ・る【増さる】 [動ラ五(四)]数量や程度などがしだいに多くなる。ふえる。「川の水かさが―・る」

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[音]オウ    ヨウ [訓]こた‐える    まさ‐に [部首]心 [総画数]7 [コード]区点    1794      JIS   317E      S‐JIS 899E [分類]常用漢字 [難読語] →おう‐じゃく【応迹】おうにん【応仁】ふさ・う【相応う】ふさわし・い【相応しい】りゃくおう【暦応】

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[音]キ    ギ    シ [訓]ただ    まさ‐に [部首]示 [総画数]8 [コード]区点    2132      JIS   3540      S‐JIS 8B5F [難読語] →あそうぎ【阿僧祇】おおやまつみ‐の‐かみ【大山祇神・大山津見神】かみ‐づかさ【神司・神祇官・主神】かむ‐つかさ【神司・神祇官】かん‐づかさ【神司・神祇官・主神】ぎ‐おん【祇園】ぎにょ【祇女】くに‐つ‐かみ【国つ神・地祇】やま‐つ‐み【山祇】

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[音]ケン    ゲン [訓]かしこ‐い    さか‐しい    まさ‐る    さか‐しら [部首]貝 [総画数]16 [コード]区点    2413      JIS   382D      S‐JIS 8CAB [分類]常用漢字 [難読語] →あな‐かしこけん‐じゅ【賢衆】けん‐じょう【賢聖】さか‐き【榊・賢木】さか‐わ【逆輪・賢輪】

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[音]ゴウ    コウ [訓]つよ‐い    まさ‐に [部首]刀 [総画数]10 [コード]区点    2568      JIS   3964      S‐JIS 8D84 [分類]常用漢字 [難読語] →つよ‐ぎん【強吟・剛吟】

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[音]ショウ [訓]か‐つ    まさ‐る    すぐ‐れる    た‐える [部首]力 [総画数]12 [コード]区点    3001      JIS   3E21      S‐JIS 8F9F [分類]常用漢字 [難読語] →かちどき‐ばし【勝鬨橋】こつま‐もめん【勝間木綿】しょう‐せつ【勝絶】やつ‐がしら【戴勝】

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[音]ショウ [訓]ひき‐いる    まさ‐に    はた    もっ‐て    すす‐む [部首]寸 [総画数]10 [コード]区点    3013      JIS   3E2D      S‐JIS 8FAB [分類]常用漢字 [難読語] →いま‐はた【今将】きょう‐しょう【梟将】さぶらい‐だいしょう【侍大将】しょう‐ぎ【床几・牀几・将几】しょう‐げん【将監】はた‐また【将又】

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[音]セイ    ショウ [訓]ただ‐しい    ただ‐す    まさ [部首]止 [総画数]5 [コード]区点    3221      JIS   4035      S‐JIS 90B3 [分類]常用漢字 [難読語] →いち‐の‐かみ【市正】おおぎまち‐てんのう【正親町天皇】おおきみ‐の‐つかさ【正親司】こうしょう‐じ【興正寺】しょうじょう‐しゅ【正定聚】せい‐てき【正嫡】そう‐じみ【正身】ただす‐つかさ【弾正台】ま‐と‐も【正面・真面】むかい‐め【嫡妻・正妃】む‐ざね【正身・実】り‐せい【釐正】

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[音]タン    セン [訓]はし    はた    いとぐち    まさ‐に    は [部首]立 [総画数]14 [コード]区点    3528      JIS   433C      S‐JIS 925B [分類]常用漢字 [難読語] →あ‐ば【網端・浮子】いち‐はな【一端】えん‐ばな【縁端】きん‐たん【釁端】こ‐ば【木端・木羽】こ‐はじ【木端】こぶし‐ばな【拳鼻・拳端】じょうはな【城端】つま‐くれない【端紅】つま‐づま【端端】とっ‐ぱな【突端】はつ‐はつ【端端】や‐づま【屋端】

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[音]テイ [訓]かなえ    まさ‐に [部首]鼎 [総画数]13 [コード]区点    3704      JIS   4524      S‐JIS 9343

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[音]テキ    チャク [訓]まと    まさ‐に [部首]白 [総画数]8 [コード]区点    3710      JIS   452A      S‐JIS 9349 [分類]常用漢字 [難読語] →カイカイデ【快快的】セーデル【オランダcider】てき‐れき【的まとう‐だい【的鯛】マンマンデ【慢慢的】

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[音]セキ    テキ    タク    チャク [訓]ゆ‐く    かな‐う    まさ‐に    たまたま [部首] [総画数]14 [コード]区点    3712      JIS   452C      S‐JIS 934B [分類]常用漢字 [難読語] →こう‐せき【高適】

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[音]ホウ [訓]なら‐べる    くら‐べる    かた    みち    まさ‐に    はじめ‐て    あた‐る [部首]方 [総画数]4 [コード]区点    4293      JIS   4A7D      S‐JIS 95FB [分類]常用漢字 [難読語] →あ‐ち【彼方】あち‐ら【彼方】あっ‐ち【彼方】あと‐べ【後方・脚辺】あ‐な‐た【彼方】あ‐な‐た【貴方】あんた【貴方】いず‐かた【何方】いず‐ち【何方】いちかた‐りゅう【一方流・都方流】うえ‐ざま【上様・上方】うら‐かた【占形・占方】え‐ほう【恵方】・【吉方】えんさく‐ほうぜい【円鑿方おき‐へ【沖辺・沖方】おち【遠・彼方】おち‐かた【遠方】おと【遠・彼方】おやま【女形・女方・お山】かた‐うど【方人】かた‐え【片方・傍】かとうど【方人】か‐な‐た【彼方】かみ‐ざま【上様・上方】きた‐ざま【北様・北方】くに‐へ【国方・国辺】く‐ぼう【公方】こうほう‐ひん【孔方兄】ごしょ‐ざま【御所方】こ‐ち【此方】こち‐ら【此方】こっ‐ち【此方】こな‐さま【此方様】こな‐さん【此方様】こ‐な‐た【此方】こんた【此方】しお‐で【四緒手】・【四方手・した‐へ【下方】しも‐ざま【下様・下方】しり‐え【後方・後】しりべし‐さん【後方羊蹄山】すえ‐ざま【末様・末方】すえ‐へ【末辺・末方】す‐おう【蘇芳・蘇方・蘇枋】そこ‐い【底方】そ‐ち【其方】そち‐ら【其方】そっ‐ち【其方】そっ‐ぽ【外方】そっ‐ぽう【外方】そ‐な‐た【其方】そば‐ざま【側方・側様】そま‐かた【杣方・杣形】たずか‐な・し【方便無し】た‐ずき【方便・活計】たた‐さま【縦様・縦方】た‐つき【方便】た‐どき【方便】と‐ざま【外様・外方】ど‐ち【何方】どち‐ら【何方】どっ‐ち【何方】ど‐な‐た【何方】のうがた【直方】のおがた【直方】はこ‐ぶね【箱船・方舟】はる‐へ【春方】ひじかた【土方】ひらかた【枚方】ほう‐けい【方磬】ほか‐ざま【外様・外方】みなかた‐くまぐす【南方熊楠】みやこ‐べ【都辺・都方】むかし‐え【昔方】もと‐へ【本辺・本方】や‐も【八面・八方】よこ‐さま【横様・横方】よ‐も【四方】

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[訓]まさ    まさき [部首]木 [総画数]9 [コード]区点    4379      JIS   4B6F      S‐JIS 968F [分類]人名用漢字

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[音]ユ [訓]まさ‐る    い‐える    いよいよ [部首]心 [総画数]13 [コード]区点    4492      JIS   4C7C      S‐JIS 96FA

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[音]ユウ    ウ [訓]ゆたか    やさ‐しい    すぐ‐れる    まさ‐る    わざおぎ [部首]人 [総画数]17 [コード]区点    4505      JIS   4D25      S‐JIS 9744 [分類]常用漢字 [難読語] →うでん‐のう【優填王】うどん‐げ【優曇華】うばい【優婆夷】うばそく【優婆塞】ウパニシャッド【梵Upaniad】うばり【優波離】やさ‐おとこ【優男】やさ‐おんな【優女】やさ‐がた【優形】やさ‐ぶみ【優文・優書】わざ‐おぎ【俳優】

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[音]ショウ [訓]ひき‐いる    はた    もっ‐て    すす‐む    まさ‐に [部首]寸 [総画数]11 [コード]区点    5382      JIS   5572      S‐JIS 9B92

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[音]オウ    ヨウ [訓]こた‐える    まさ‐に [部首]心 [総画数]17 [コード]区点    5670      JIS   5866      S‐JIS 9CE4

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[音]エツ [訓]まさかり [部首]戈 [総画数]5 [コード]区点    5690      JIS   587A      S‐JIS 9CF8

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[音]ショウ [訓]まさめ [部首]木 [総画数]16 [コード]区点    6081      JIS   5C71      S‐JIS 9EEF

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[音]シ [訓]つつし‐む    まさ‐に    ただ [部首]示 [総画数]10 [コード]区点    6713      JIS   632D      S‐JIS E24C [難読語] →しかん‐たざ【只管打坐・祗管打坐】し‐ぞう【祗承】

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[音]エツ [訓]まさかり [部首]金 [総画数]13 [コード]区点    7872      JIS   6E68      S‐JIS E7E6 [難読語] →ふ‐えつ【斧鉞・鉞】

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[音]ロウ [訓]もてあそ‐ぶ    いじ‐くる    いじ‐る    いら‐う    まさぐ‐る [部首]手 [総画数]10 [難読語] →あおば‐せせり【青翅いちもんじ‐せせり【一文字蝶】せせり‐ちょう【蝶】だいみょう‐せせり【大名蝶】

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