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○平蜘蛛のようにひらぐものように🔗🔉

○平蜘蛛のようにひらぐものように 平身低頭するさまの形容。 ⇒ひら‐ぐも【平蜘蛛】 びら‐くら ふしだら。ふしまつ。浄瑠璃、心中二枚絵草紙「所々の―を仕舞はんと」 ひら‐くろがね枚鉄】 平たくした鉄。 ひらけ開け】 ①ひらけること。また、始まること。 ②人知が時世とともに進むこと。文化が発達すること。開化。 ひら‐げいこ平稽古】 演劇で、俳優が本衣裳をつけず、また鳴り物も使わずに稽古をすること。 ひら‐けさ平袈裟】 錦・金襴きんらんまたは金紗で作り、他色をまじえず一色で仕立てた七条の袈裟。 ひらけずり‐ばん平削盤‥ケヅリ‥ (planer)工作機械の一種で、長大な平面を切削するのに用いるもの。水平に往復運動する台上に工作物を固定し、台の往復ごとに、運動方向に直角に刃を送って削る。鉋かんな盤。光盤。→工作機械(図) ひら‐げた平桁】 〔建〕高欄こうらんの中程にある横木。 ひら・ける開ける】 〔自下一〕[文]ひら・く(下二) ①閉じているものがあく。古今和歌集「この歌天地の―・け始まりける時より出できにけり」 ②つぼみがほころびる。咲く。源氏物語少女「とく―・けたる桜の色もいと面白ければ」 ③(閉ざされた心などが)晴れやかになる。さわやかになる。万葉集8「梅の花心―・けて吾が思へる君」。源氏物語夕顔「笑みの眉―・けたる」 ④滞りが除かれ先に通ずる。「解決への道が―・ける」 ⑤良い方に向かう。平家物語7「度々のいくさにうち勝つて運命―・けんとす」 ⑥文明に赴く。開化する。謡曲、難波「難波の浦に年を経て、―・くる代々の恵みを受くる」。「人知が―・ける」「町が―・ける」 ⑦障りなくひろびろと見わたせる。「視界が―・ける」 ⑧不明のことが解明される。浮世風呂3「しかし疑はしい事は、あの頃にはまだ―・けぬ古言などが今のごと―・けて、使ひざまに誤りのない所」 ⑨人情に通じる。粋である。物わかりがいい。「―・けている叔父さん」 ひら‐こ平子】 関西・九州地方で、真鰯まいわしのこと。平子いし。平いし。 ひらこうはん‐せん平甲板船‥カフ‥ 上甲板の上に船楼がない船。 ひら‐ごく平極(→)平粉ひらふんに同じ。 ヒラコテリウムHyracotherium ラテン】 始新世初期に北アメリカとヨーロッパに生息した化石哺乳類。ウマ科の最古の祖先に当たるが、肩高約40センチメートルと小さい。前足には4本、後足には3本の指をもつ。エオヒップス。 ひら‐ごま平駒】 三味線の駒の一種。山田流箏曲の三弦で、地歌とは異なる山田流独自の曲を奏する時に用いる。象牙を薄く細工し底面(台)の幅の狭い軽い駒。細駒。→台広だいびろ→鉛駒なまりごま ひら‐ざ平座(→)「平敷の座」に同じ。 ひら‐さぶらい平侍‥サブラヒ (→)「ひらざむらい」に同じ。〈日葡辞書〉 ひら‐さま平様】 「様」の字の草体の一つ。のように書いたもの。目下の者に対して用いる。つくばいさま。→永様えいさま→美様びさま ひら‐ざむらい平侍‥ザムラヒ 普通の身分の侍。官位のひくい侍。ひらさぶらい。 ひら‐ざや平鞘】 肉が薄くて平たい太刀の鞘。↔円鞘まるさや⇒ひらざや‐の‐たち【平鞘の太刀】 ひらざや‐の‐たち平鞘の太刀(→)「衛府えふの太刀」に同じ。太平記13「蒔絵の―を佩き」 ⇒ひら‐ざや【平鞘】 ひら‐さら 〔副〕 ひらに。ひたすら。是非とも。好色一代女6「そなたの姿ながら、うかうかと暮し給ふは愚かなり。―人なみに夜出給へ」 ひら‐ざら平皿】 ①浅く平たい皿。ひら。 ②本膳料理に用いる浅く平たい椀。また、それに盛った料理。平椀。 ひらさわ平沢‥サハ 姓氏の一つ。 ⇒ひらさわ‐けいしち【平沢計七】 ひらさわ‐けいしち平沢計七‥サハ‥ 労働運動家・劇作家。新潟県生れ。小山内薫に師事。友愛会幹部を退き、1920年純労働者組合を結成。労働劇団を組織し自作を上演。亀戸事件で殺害。(1889〜1923) ⇒ひらさわ【平沢】 ひら‐さんじょう平山城‥ジヤウ ⇒ひらやまじろ ひら‐さんち比良山地】 滋賀県西部、琵琶湖西岸沿いに北東から南西へ連なる地塁山地。高所が二つあり、北の武奈ヶ岳は標高1214メートル、南の蓬莱山は1174メートル。その雪景は「比良の暮雪」と称し、近江八景の一つ。 比良山地 撮影:的場 啓 ひら‐じ平地‥ヂ (→)平織ひらおりに同じ。 ひら‐じ平字】 ふつうの活字よりも縦の短い扁平な活字。ひらもじ。 ひら‐じい平強い‥ジヒ 平押しに強いること。無理強い。 ひら‐しき平敷】 「平敷の座」の略。 ⇒ひらしき‐の‐おまし【平敷の御座】 ⇒ひらしき‐の‐ざ【平敷の座】 ひらしき‐の‐おまし平敷の御座】 天皇・皇后・東宮などの着席する平敷の座。ひらしきのござ。 ⇒ひら‐しき【平敷】 ひらしき‐の‐ざ平敷の座】 帳台または床子しょうじなどを用いず、床に畳や敷物を敷いて着する座。平敷。平座。 ⇒ひら‐しき【平敷】 ひら‐しば平芝】 堤防などの斜面を保護するために植えた芝。張芝。 ひら‐しま平島】 地形のひらたい島。 ひら‐しゃいん平社員‥ヰン 特別の役職についていない、一般の社員。 びら‐しゃら なまめかしくふるまうさま。びらりしゃらり。好色一代男3「夕顔を作りて―靡くといふ事ぞかし」 ひら‐しゅう平衆】 花園・東久世・武者小路など、その家筋によっては役がなかった52家の公家衆。 ひら‐しょいん平書院‥ヰン 略式の書院。付つけ書院の簡略化したもの。書院窓のみをつける。 平書院 ひら‐じょう平城‥ジヤウ ⇒ひらじろ。太平記17「さしもなき―に籠りて」 ひら‐しょうぞく平装束‥シヤウ‥ 石帯せきたいの代りに布の帯を用いる束帯の装束の称。 ひら‐しらげ平精・糲】 くろごめ。玄米。倭名類聚鈔17「糲米、和名、比良之良介乃与祢」 ひら‐じろ平城】 平地に築いた城。ひらじょう。↔山城やまじろ ひら‐しん平心】 石油ランプの芯の一つ。火口ほくちの所で巻かず平のままで用いるもの。↔巻心 ひら‐すき枚次(→)枚手ひらでに同じ。 ピラスターpilaster】 〔建〕装飾のため、壁面よりわずかに張り出して浮彫状に作られた柱形。壁柱。 ひら‐せ平瀬】 広々として波の静かな川の瀬。万葉集14「―にも紐解くものか」 ひら‐ぜめ平攻め】 平押しに押して攻めること。一気に攻めること。ひらがかり。平家物語11「いくさはただ―に攻めて勝つたるぞ心地はよき」 ひら‐そう平僧】 位のない普通の僧。へいそう。政談4「紫衣は何れも―にて、衣の色を御免ありといふ迄の事なり」 ひら‐ぞうがん平象嵌‥ザウ‥ 地金じがねを平面的に彫り下げて、板状の金属をはめこんで模様を表す技法。表面は平らに仕上げる。 ひら‐ぞこ平底】 器などの底面の平たいこと。 ひら‐そで平袖(→)「ひろそで」2に同じ。 ひら‐た平田】 ①平坦な田地。 ②平田舟の略。 ⇒ひらた‐ぶね【平田舟・艜船】 ひらた平田】 島根県出雲市北部の地名。木綿取引の市場町として発展した。 ひらた平田】 姓氏の一つ。 ⇒ひらた‐あつたね【平田篤胤】 ⇒ひらた‐かねたね【平田銕胤】 ⇒ひらた‐とうすけ【平田東助】 ⇒ひらた‐とくぼく【平田禿木】 ⇒ひらた‐ゆきえ【平田靫負】 ひらた‐あつたね平田篤胤】 江戸後期の国学者。国学の四大人の一人。はじめ大和田氏。号、気吹舎いぶきのや・真菅乃屋ますがのや。秋田の人。本居宣長没後の門人として古道の学に志し、復古神道を体系化。草莽そうもうの国学として尊王運動に影響大。著「古史徴」「古道大意」「霊能真柱たまのみはしら」など。(1776〜1843) ⇒ひらた【平田】 ひらた‐あぶ扁虻】 ハエ目ハナアブ科の昆虫のうち、腹部が扁平なものの総称。多くは黒い体に黄色の斑紋がある。幼虫の時代にアブラムシを食物とするものが多く、成虫は花によく集まる。 ヒラタアブ 撮影:海野和男 ひらた・い平たい・扁たい】 〔形〕[文]ひらた・し(ク) ①厚さが少なくて面が広い。浮世草子、好色三代男「茶屋染の帷子かたびらに黒の帯―・く」 ②出っ張ったところがない。平坦で凹凸がない。「―・い顔」 ③わかりやすい。平易である。「―・く言うと」 ひら‐だい平台】 ①印刷機の一種。枚葉紙を水平に1枚ずつ通して印刷するもの。 ②書店で、本を平積みにする台。 ③(→)一文字いちもんじに同じ。 ひら‐だいみょう平大名‥ミヤウ 官位の高くない普通の大名。 ひら‐たがね平鏨】 たがねの一種。はつり・ばり取り作業などに用いる。→たがね(図) ひらた‐かねたね平田銕胤】 江戸末期・明治の国学者・神道家。伊予の人。平田篤胤の門人。選ばれてその養子となり、篤胤没後、家学を祖述。明治初年、大学大博士・大教正・侍講等を歴任。(1799〜1880) ⇒ひらた【平田】 ひらた‐きくいむし扁木喰虫‥クヒ‥ ヒラタキクイムシ科の甲虫。体長2〜7ミリメートル、扁平で茶褐色。幼虫はラワン・ナラ材などの家具の木質部を食害。 ひらた‐ぐも平蜘蛛・扁蜘蛛】 ヒラタグモ科のクモ。体長約1センチメートル。腹部は黒色で数個の白斑がある。家屋内外にすみ、壁に丸く平たい白色の巣(壁銭へきせんという)を造ってその中にかくれ、受信糸に触れた小動物を捕食する。本州以南に分布。ヒラグモ。 ひら‐たけ平茸】 担子菌類のきのこ。傘は半月形で一側に短茎をもち、上面は鼠色または黄褐色。晩秋から春にかけて出る。天然のものは傘の上皮を剥いで食用。また栽培シメジとして市販。今昔物語集28「今片手には―を三総ふさ許持ちて上り給へり」 ひらた‐とうすけ平田東助】 政治家。米沢藩士の子。ドイツに留学、貴族院議員・枢密顧問官・農商務相・内相・内大臣等を歴任。山県有朋系の有力官僚。産業組合の創設者。伯爵。(1849〜1925) ⇒ひらた【平田】 ひらた‐とくぼく平田禿木】 英文学者・随筆家。本名、喜一郎。東京生れ。東京高師卒。「文学界」同人として評論・翻訳を発表。情緒こまやかな行文で知られる。著「英文学印象記」「禿木随筆」など。(1873〜1943) ⇒ひらた【平田】 ひら‐たねなし平核無】 渋柿の代表的品種。果実は扁平。多汁で糖度が高い。庄内柿。八珍。 ひらた‐ぶね平田舟・艜船】 (「ひらた」はヒライタ(平板)の約か)底が平たくて喫水きっすいが浅く、細長い舟。江戸時代に、大型川船として、貨客の輸送に用いた。 ⇒ひら‐た【平田】 ひらた‐ゆきえ平田靫負‥へ 江戸中期の薩摩藩の家老。1753年(宝暦3)藩が幕命を受けた木曾・長良・揖斐三川分流工事の総奉行となり、苦難の末1年3カ月で完成。竣工後、自害。(1704〜1755) ⇒ひらた【平田】 ひら‐ち平地】 たいらな土地。へいち。 ひら‐ぢゃわん平茶碗】 茶碗の一種。普通の抹茶茶碗より高さが低く口径が大きいもの。夏季の茶の湯に用いる。 ひら‐ぢょうし平調子‥デウ‥ 近世箏曲の箏そうの調弦法の一つ。第5〜9弦に都節みやこぶし音階の5音が連続して現れる。標準的調弦法として最も多用されるので、その名がある。 ひら‐ちりじ平塵地‥ヂ 蒔絵の地蒔の一種。漆地に金や銀の鑢粉やすりふんをあらく蒔きちらし、その上に漆を塗り研ぎ出したもの。平塵へいじん。塵地。 ひらつか平塚】 神奈川県南部、相模川河口右岸にある市。東海道の宿駅として発達。住宅・商工業都市。人口25万9千。 ひらつか平塚】 姓氏の一つ。 ⇒ひらつか‐らいちょう【平塚らいてう】 ひらつか‐らいちょう平塚らいてう‥テウ 女性運動家。本名、明はる。「らいてう」は雷鳥の仮名書き。東京生れ。日本女子大卒。雑誌「青鞜」創刊。「新しい女」という非難に抗して、婦人参政権運動に尽力。第二次大戦後も女性解放・反戦平和運動に活躍。自伝「元始、女性は太陽であった」。(1886〜1971) 平塚雷鳥 提供:毎日新聞社 →資料:「青鞜」創刊号 ⇒ひらつか【平塚】 ひら‐つき 痛くてひりひりすること。ひりつき。 ひら‐つ・く 〔自五〕 ①ひらひらする。 ②ひりひりと痛む。 びら‐つ・く 〔自五〕 ①びらびらする。 ②絶えずこきざみに動く。 ひら‐づくり平作り】 ①耕地を平らにならし、畝うねを作らずに作物を栽培する法。 ②(「平造り」と書く)刀身の棟から刃先までに鎬しのぎ・横手がなく、平らな造りの刀または短刀。板造り。日葡辞書「ヒラヅクリノカタナ」 ③刺身の作り方の一種。魚のさくに包丁を垂直に下ろしながら引き切りにする。 ひら‐づけ平付け・平着け】 乗物をある物にぴったりと接してつけること。じかづけ。平家物語11「船―に着け」 ひらった・い平ったい】 〔形〕 ヒラタイの促音化。洒落本、辰巳婦言「かうかういふ理屈の狂言でごぜえすと嵐が立たてをする様に―・くあらはせろ」 ひら‐づつみ平包】 ①袋包に対して、袱紗ふくさ・風呂敷などをいう。 ②麻布の敷布のようなもので、寝床を包むのに用いるもの。〈日葡辞書〉 ひら‐つぼ平坪】 6尺四方の面積。↔立坪。→坪 ひら‐づみ平積み】 小売書店で、書籍の平ひらの部分が見えるように積み並べること。 ひら‐づめ平詰】 常につめていること。常当直。じょうづめ。ながづかえ。 ひら‐づめ扁爪・平爪】 鉤爪かぎづめに対して、爪板がほとんど湾曲していない爪をいう。霊長類に見られる。 ひら‐づら平面】 幅が広く、ひらたい顔。 ひら‐て平手】 ①平らに開いた手。「―打ち」 ②将棋で、駒落ちでない、双方が互角の手合てあい。対馬たいまひらて平手】 姓氏の一つ。 ⇒ひらて‐まさひで【平手政秀】 ひら‐て開手】 かしわで。皇大神宮年中行事「―両端」 ひら‐で枚手・葉手・葉盤】 数枚の柏かしわの葉を、細い竹釘で刺し止め、盤のようにした器。後世ではその形の土器かわらけをいい、木製・陶製もある。神饌の祭祀具として使用。ひらすき。古事記「箸と―とを多さわに作りて」 ひら‐でまえ平手前・平点前‥マヘ 茶道の基本的な茶の点て方。普通の薄茶・濃茶手前。流儀により薄茶についてのみいう。 ひらて‐まさひで平手政秀】 戦国時代の武将。織田信秀の家老。信秀の命により信長の養育掛となり、自刃して信長の放肆ほうしを改めさせた。(1492〜1553) ⇒ひらて【平手】 ひら‐てん平点】 和歌・俳諧などで、普通の出来具合のものに付す評点。上から句の終りまで線を引くもの。ひら。 ひ‐らでん樋螺鈿】 蒔絵中に樋をつくり、その中に飾りとして貝を摺ったもの。 ⇒ひらでん‐の‐たち【樋螺鈿の太刀】 ひら‐てんじょうびと平殿上人‥ジヤウ‥ 六位の殿上人。 ひらでん‐の‐たち樋螺鈿の太刀】 鞘さやの中央、鞘口から石突いしづきにかけて樋を設け、これに螺鈿をはめた細太刀。勅授ちょくじゅ・衛府の公卿の佩いたもの。→螺鈿の太刀 ⇒ひ‐らでん【樋螺鈿】 ひらど平戸】 ①長崎県北部の市。平戸島・北松浦半島北西端と度島たくしま・生月島・大島などを市域とする。九州本土と平戸大橋で連絡する旧平戸町は水産業の一中心地で、もと松浦氏6万石の城下町。1550年(天文19)ポルトガル人が渡来、江戸時代にはポルトガル・イギリスと通商、オランダ商館が設けられた。人口3万8千。 ②細金細工の一種。江戸初期に西洋から真鍮線などを用いた技法が平戸島に伝わったもの。平戸細工。 ⇒ひらど‐やき【平戸焼】 ピラトPontius Pilatus ラテン】 古代ローマのユダヤ総督(在職26〜36)。イエスに死刑判決を下した。生没年未詳。 ひら‐とじ平綴じ‥トヂ 仮製本の一種。ページ順に揃えた折丁の背に近い部分を針金で綴じたもの。雑誌などに使用。 ひら‐どま平土間】 旧式の歌舞伎劇場で、舞台正面の低い枡形にくぎった見物席。ひらば。略して「ひら」。上方では上場じょうば→高土間 ひらど‐やき平戸焼】 肥前、平戸藩内の三川内みかわち(現、佐世保市)を中心に作られる陶磁器。慶長の役後に渡来した朝鮮の陶工の創始と伝え、江戸中期頃より、天草陶石を用いた純白の磁器を製出。三川内焼。 ⇒ひらど【平戸】 ひら‐なつめ平棗】 ひらたい棗形の茶入れ。利休形。 ひら‐なべ平鍋】 底が浅くてひらたい鍋。 ひら‐に平に】 〔副〕 ①ひたすらに。切に。平家物語1「新大納言成親卿も―申されけり」 ②無事に。たやすく。平易に。源平盛衰記35「直実だにも―渡り付く事難かるべし」 ③一心に相手の許しを乞う気持を表す語。なにとぞ。「―ご容赦下さい」 ピラニアpiranha】 カラシン科の淡水産硬骨魚の数種の汎称。南アメリカ熱帯原産。全長30センチメートル前後。他の魚や動物を群をなして襲う種類もあるが、色彩美しく観賞用にも飼育。 ピラニア ピラニア 提供:東京動物園協会 ひら‐にく平肉】 刀剣の鎬しのぎ筋と刃文との間の平についているわずかの丸み。 ひら‐にわ平庭‥ニハ 築山などのない平らな庭園。 ひら‐ぬい平繍‥ヌヒ 日本刺繍ししゅうなどで、糸を布地の表面に密着させて、隙間なく平行に並べて刺す刺し方。繻子繍しゅすぬいひらぬま平沼】 姓氏の一つ。 ⇒ひらぬま‐きいちろう【平沼騏一郎】 ⇒ひらぬま‐りょうぞう【平沼亮三】 ひらぬま‐きいちろう平沼騏一郎‥ラウ 官僚・政治家。津山藩士の子。東大卒。検事総長・大審院長を歴任し、司法界に巨大な勢力を築く。右翼団体、国本社を創設。1936年(昭和11)枢密院議長。39年に組閣したが、独ソ不可侵条約締結問題で総辞職。第二次大戦後、A級戦犯として終身刑。(1867〜1952) ⇒ひらぬま【平沼】 ひらぬま‐りょうぞう平沼亮三‥リヤウザウ 実業家・政治家。神奈川県生れ。日本体育協会会長。スポーツ振興に努力。文化勲章。(1879〜1959) ⇒ひらぬま【平沼】 ひら‐ね平根】 鎬しのぎを設けない扁平な鏃やじり。四立羽よたてばを付ける。→鏃やじり(図) ピラネージGiovanni Battista Piranesi】 イタリアの版画家・建築家。エッチングにすぐれ、多数の「ローマ景観図」や古代建築図を残す。(1720〜1778) ひら‐の平野・枚野(→)「ひら(平)」5に同じ。 ひらの平野】 姓氏の一つ。 ⇒ひらの‐くにおみ【平野国臣】 ⇒ひらの‐けん【平野謙】 ひらの‐くにおみ平野国臣】 幕末の志士。福岡藩足軽。通称、次郎。国学に詳しく、有職故実に通暁。1858年(安政5)脱藩、京都で尊王攘夷運動に参加。生野銀山に挙兵したが敗れ、京都で斬刑。(1828〜1864)→生野の変⇒ひらの【平野】 ひらの‐けん平野謙】 文芸評論家。本名、朗あきら。京都生れ。東大卒。政治と文学、私小説の問題などを中心に戦後文学の理論的支柱を形成。著「島崎藤村」「芸術と実生活」「昭和文学史」など。(1907〜1978) 平野謙 提供:毎日新聞社 ⇒ひらの【平野】 ひらの‐じんじゃ平野神社】 京都市北区にある元官幣大社。平安遷都の時、大和国より遷座。祭神は今木神・久度神くどのかみ・古開神ふるあきのかみ・比咩神ひめがみ。二十二社の一つ。 平野神社 撮影:的場 啓 ひらの‐すい平野水(→)炭酸水の異称。もと兵庫県川西市の平野温泉から湧出したものの商品名。 ひら‐のり平乗】 謡曲の拍子組織の一つ。七五調一句12字を8拍に配する構成法で、拍子に合う謡の大部分はこの組織。→大乗おおのり→中乗ちゅうのり ひら‐ば平場】 ①平地。 ②劇場の平土間。 ③組織・団体などで、特別な役職を持たない立場。「―の声」 ひら‐ばかま平袴(→)半袴はんばかまに同じ。 ひら‐はぐるま平歯車】 回転軸に平行に歯を切った歯車。もっとも普通の歯車。二つの軸が平行の場合に用いる。スパーギア。→歯車(図) ひら‐はし平橋】 たいらな橋。↔反橋そりはし ひら‐はたご平旅籠】 普通の宿屋。遊女などを置かない旅宿専門の家。 ひら‐ばち平撥】 三味線の撥の一種。地歌で用いる津山撥に対し、山田流箏曲の三弦で地歌とは異なる山田流独自の曲に用いる撥。 ひら‐はっこう比良八荒‥クワウ 比良八講の前後に琵琶湖周辺で吹き荒れる寒い風。比良の八講荒れ。〈[季]春〉 ひら‐はっこう比良八講‥カウ 滋賀県の比良明神すなわち白鬚しらひげ神社で、陰暦2月24日から4日間行なった法華八講の法会。〈[季]春〉 ひら‐はぶたえ平羽二重‥ヘ 平織の羽二重。 ひらばやし平林】 姓氏の一つ。 ⇒ひらばやし‐たいこ【平林たい子】 ⇒ひらばやし‐はつのすけ【平林初之輔】 ひらばやし‐たいこ平林たい子】 小説家。本名、タイ。諏訪市生れ。諏訪高女卒。プロレタリア作家として出発。生への意力に充ちた反逆的個性を描いた。作「施療室にて」「かういふ女」など。(1905〜1972) 平林たい子 撮影:林 忠彦 ⇒ひらばやし【平林】 ひらばやし‐はつのすけ平林初之輔】 評論家。京都府生れ。早大卒。「種蒔く人」同人に加わり、初期プロレタリア文学理論を主導。著「無産階級の文化」「文学理論の諸問題」など。(1892〜1931) ⇒ひらばやし【平林】 ひら‐ばり平針】 ①平たい針。 ②(→)刃針はばり2の別称。 ひら‐ばり平張】 幕を張って仮屋を作る際、上部を平らに張って屋根または日覆いとする幕。↔あげばり ひらばる‐いせき平原遺跡‥ヰ‥ 福岡県前原まえばる市にある遺跡。溝で囲まれた長方形の区画中に木棺墓があり、漢鏡37面、仿製ぼうせい鏡5面など多くの副葬品が出土。弥生時代の遺跡か古墳時代の遺跡か論が分かれる。 ひら‐ばん平判】 印刷用紙で、A判・B判のように、一定寸法の長方形に仕上げた紙。枚葉紙。↔巻取紙 ひらび】 ヒラオビの約。播磨風土記「大神の―此の村に落ちき」 ひら‐び平日】 漢字の構成部分の名称。「曰」の文字また「最」「更」「書」などの「曰」を「日」と区別していう。 ひら‐びたい平額‥ビタヒ (→)「ひたい(額)」3に同じ。中務内侍日記「常の衣の上に、かいぶのからぎぬ…―なり」 ひら‐びと平人】 なみの人。普通の人。 ひら‐ひも平紐】 数本の糸を平らに並べて作った紐。 ひら‐ひら ①紙片・木の葉など軽く薄いものが風を受けてひるがえるさま。「落葉が―舞う」 ②火や光のひらめくさま。古事談1「塗籠の中―とひらめき光りければ」 ③しなるように体や手を動かすさま。「熱帯魚が―泳ぐ」 ④ゆるやかに波打つような動きや形をしているさま。また、そのもの。「ナイロン‐レースの―」 ⑤蛇などが舌を出すさま。 びら‐びら 物が垂れさがってひるがえるさま。派手な飾りのつくさま。ぴらぴら。「―した服」 ぴら‐ぴら (→)「びらびら」に同じ。 ⇒ぴらぴら‐かんざし【ぴらぴら簪】 ぴらぴら‐かんざしぴらぴら簪】 花簪の一種。花の折枝などの先に細い鎖を数本下げ、その端に鳥・蝶の形または鈴などを付けた銀製のもの。さした人の動くにつれて、ぴらぴらと動く。びらびらかんざし。 ⇒ぴら‐ぴら ひら・ぶ平ぶ】 [一]〔自四〕 ひらたくなる。ひらむ。発心集「うやまひ拝みて―・びゐぬ」 [二]〔他下二〕 ひらたくする。ひらむ。 ピラフpilaf】 (もとペルシア語)米と玉葱たまねぎのみじん切りを油脂で炒め、出し汁と肉・野菜などを加えて炊いた中近東起源の米料理。 ひらぶ‐がい比良夫貝‥ガヒ 貝の名。未詳。古事記で、猿田彦を挟んでおぼれさせた貝。 ひらふく平福】 姓氏の一つ。 ⇒ひらふく‐ひゃくすい【平福百穂】 ひらふく‐ひゃくすい平福百穂】 日本画家。本名、貞蔵。秋田県角館かくのだて生れ。川端玉章に学び、ついで東京美術学校卒。文芸雑誌や新聞に挿絵を描くとともに、无声会むせいかい、ついで金鈴社を結成。文展・帝展でも活躍。アララギ派歌人としても著名。(1877〜1933) ⇒ひらふく【平福】 ひら‐ぶたい平舞台】 劇場の舞台で、二重舞台などを用いず、そのまま使った場合の称。置舞台などで、特に高くしない舞台面。 ひら‐ぶち平縁】 〔建〕断面が長方形をなす薄い押縁木おしぶちき。天井や下見したみに用いる。「―天井」 ひら‐ふで平筆】 日本画の彩色用の筆。穂が平たい。塗筆。 ひら‐ぶみ枚文】 巻物にせず、1枚ずつの紙にしたためた文書。↔巻文まいぶみ ひら‐ふん平粉】 蒔絵に使う金銀粉のうち、最も微細なもの。平極ひらごくひら‐ぶん平文】 暗号文に対して、普通の文章。 ひら‐へし平へし】 鍛造工具の一種。曲りを伸ばし、また平面を作るのに用いる。→へし(減)2 ひらべった・い平べったい】 〔形〕 平らで薄い。ひらたい。 ひら‐ぼね平骨】 胸の骨。胸骨きょうこつひら‐まい平舞‥マヒ 雅楽で、優雅・流麗な舞振りの舞。剣や鉾を持たないで舞う。文ぶんの舞とほぼ重なる。 ひら‐まきえ平蒔絵‥ヱ 蒔絵の一種。絵漆で模様を描いた上に金銀粉や色粉などを蒔きつけ、乾燥してから模様の部分にだけ漆をつけて平らに磨いたもの。↔高蒔絵 ひら‐まく平幕】 ①ひら張りの幕。 ②相撲で、幕内力士のうち、役力士以外のもの。前頭まえがしらひら‐まげ平髷】 低く結った髷。↔高髷 ひら‐まさ平政】 アジ科の海産硬骨魚。全長1メートル以上に達し、ブリに似るが、より扁平で、体側の黄緑色帯がはっきりしている。美味。日本付近の暖海域に分布。 ひら‐まつ平松】 丈低くたいらにひろがった松。兼盛集「年をへてたけもかはらぬ―の」 ひらみ】 (ヒラビの転)(→)「ひらおび」に同じ。〈類聚名義抄〉 ひら‐みつと平三斗】 〔建〕(→)「みつと(三斗)」に同じ。 ピラミッドpyramid】 石や煉瓦で造られた方錐形建造物の遺跡。特に有名なのは、エジプトのナイル川左岸、カイロ西方のメンフィスにあるもので、約80基現存。前2700〜2500年代に国王・王族などの墓として建造。現存中最大規模はギザにあるクフ王のもので、底辺の1辺230メートル、高さ137メートル。中南米に見られるものは主に神殿の基層で、頂部が平坦。金字塔。 ピラミッド ギゼーのピラミッド 撮影:小松義夫 ⇒ピラミッド‐がた【ピラミッド形・ピラミッド型】 ピラミッド‐がたピラミッド形・ピラミッド型】 ピラミッドのように中央が高くとがり、下部に行くほど広がった形。 ⇒ピラミッド【pyramid】 ひら・む平む】 [一]〔自四〕 ①ひらたくなる。竹取物語「手に―・める物さはる時」 ②ひれふす。平伏する。平家物語5「宣旨ぞと仰すれば、―・んで飛び去らず」 [二]〔他下二〕 ⇒ひらめる(下一) ひら‐むぎ平麦】 精麦を平たく押しつぶしたもの。 ひら‐むし扁虫・平虫】 サナダムシなど、平たい虫の称。 ひら‐むしゃ平武者】 なみの武者。普通の武士。 ひら‐め平目】 ①やや平らなさま。 ②平板なこと。変化に乏しく、趣のないこと。三冊子「余り―に当りて、聞きなくいやし」 ⇒ひらめ‐きん【平目筋・比目魚筋】 ⇒ひらめ‐ふん【平目粉】 ひら‐め比目魚・平目・鮃】 ①ヒラメ科の硬骨魚の総称。また、その一種。体は楕円形で著しく平たく、両眼とも左側にある。口は大きく、歯は鋭い。眼のある側は暗褐色で反対側は白色。全長は80センチメートルに及ぶ。近海の砂底に横臥する。冬季から早春にかけて美味。〈[季]冬〉 ひらめ ②ヤマメの方言。中国地方でいう。 ひら‐めか・す平めかす】 〔他四〕 ひらたくする。ひらめる。能因本枕草子硯きたなげに「墨の片つ方にしどけなくすり―・し」 ひら‐めか・す閃かす】 〔他五〕 ①ひらひらとひるがえす。日葡辞書「ワウギ(扇)ヲヒラメカス」 ②瞬間的に光らせる。刀など、ひらめくものをふりまわす。今昔物語集27「大刀を―・して走りかからせ給ひつる時に」 ③能力・知識などをちょっと見せる。鋭さを示す。「才知を―・す」 ひら‐めき閃き】 ①瞬間的な鋭い光。閃光せんこう。「白刃はくじんの―」 ②鋭敏な頭の働き。すぐれた思い付きや直感。「機知の―」 ひらめ‐きん平目筋・比目魚筋】 下腿かたいの内側にある筋肉の一つ。脛骨けいこつと腓骨ひこつの後面から起こって腓腹筋と共に下腿三頭筋をつくり、下方はアキレス腱けんに連なる。ヒラメ筋。→筋肉(図)⇒ひら‐め【平目】 ひら‐め・く閃く】 〔自五〕 ①瞬間的に光る。きらめく。「稲妻が―・く」 ②旗・紙などがひらひらとする。また、火などがめらめらと燃えあがる。「旗が―・く」 ③思いつきなどが瞬間的に頭に浮かぶ。「アイディアが―・く」 ひらめ‐ふん平目粉】 蒔絵粉の一種。金や銀の鑢粉やすりふんを薄く平らに延ばし、大きさを篩ふるい分けたもの。 ⇒ひら‐め【平目】 ひら・める平める】 〔他下一〕[文]ひら・む(下二) ひらたくする。 ひら‐もじ平文字(→)「ひらじ」に同じ。 ひら‐もとゆい平元結‥ユヒ 丈長たけなが紙を普通の元結より幅広に切って、平らにたたんだ元結。中ちゅう元結。 ひら‐もの平物】 ①菊花の園芸品種で、平らに咲く単弁のものの称。↔厚物。 ②能で、習物ならいものでない平易な曲。 ③歌舞伎の大道具で、平たい板などを切り抜いて実物のように見せたもの。平目ひらめ。切出きりだし。↔丸物 ひら‐もり平盛】 椀などに物を盛る時、ふちと同じ高さに盛ること。また、その盛った食物。↔高盛 ひら‐もん平文⇒ひょうもん ひら‐もん平門(→)「ひらかど」に同じ。 ひら‐や平家・平屋】 1階建ての家屋。 ⇒ひらや‐だて【平家建て】 ⇒ひらや‐づくり【平家造り】 ひら‐やしき平屋敷】 城・館などに対して普通の屋敷。 ひらや‐だて平家建て(→)「平家造り」に同じ。 ⇒ひら‐や【平家・平屋】 ひらや‐づくり平家造り】 平家の家屋構造。 ⇒ひら‐や【平家・平屋】 ひら‐やなぐい平胡簶・平胡籙‥ヤナグヒ 平たく造った胡簶。行幸その他の儀式の時、衛府の武官が帯びたもの。矢の数は30隻とするが、近世は山科流22隻、高倉流15隻とする。平家物語1「維盛、束帯に―負うて参られけり」 平胡簶 ひらやま‐じろ平山城】 平地にある丘陵を利用して造った城。ひらさんじょう。 ひら‐ゆたん平油単】 (上方語)風呂敷の類。平包み。 ひら‐ようじ平楊枝‥ヤウ‥たいらめにして少し反った長い楊枝。茶菓子などに2本そえて箸代りに用いる。 ひらら平良】 沖縄県宮古島市の地名。サトウキビ栽培が盛ん。 ひら‐らか ひらたいさま。落窪物語1「おもて―にて」 ひら‐ら・く 〔自四〕 ひりひりと痛む。ひりひりする。浄瑠璃、曾我会稽山「跡は―・く頭の骨」 ひらり ①紙片・木の葉など薄く軽いものが1回ひるがえるさま。「机上の紙が風で―と舞う」 ②敏捷に軽く飛んで身をひるがえしたり、かわしたりするさま。「―と馬にまたがる」 ⇒ひらり‐しゃらり ⇒ひらり‐ひらり ヒラリーEdmund P. Hillary】 ニュー‐ジーランドの登山家。1953年イギリスのエヴェレスト登山隊に参加し、ネパール人テンジンとともに初登頂。(1919〜) ひらり‐しゃらり (→)「びらりしゃらり」に同じ。 ⇒ひらり びらり‐しゃらり ①あちこちと定まらないさま。ぶらぶら。ひらひら。好色一代女4「同じ所を四五返も―とつれてまはりけれども」 ②しなやかになまめくさま。びらしゃら。浄瑠璃、傾城酒呑童子「―の町風も」 ひらり‐ひらり ①軽くひるがえるさま。 ②きらめくさま。狂言、文蔵「兜の鍬形の―とひらめくにぞ」 ⇒ひらり びらり‐ぼうしびらり帽子】 元禄(1688〜1704)〜享保(1716〜1736)頃の女性のかぶり物。紫縮緬むらさきちりめんで作り、笠の下にかぶる。左右に垂れる部分がびらびらとひるがえるからいう。 ピラルクーpirarucu】 (赤い魚の意)オステオグロッスム科の淡水産の硬骨魚。全長2メートルを超える。ワシントン条約の規制対象。南米アマゾン川流域、オリノコ川およびギアナ地方に分布する。 ピラルクー ピラルク 提供:東京動物園協会 ひら‐れんじゅ平連衆】 俳諧・連歌の座で、宗匠・執筆・亭主・貴人・尊者などを除いた無役の人々。西鶴織留3「―より指合の吟味」 ひら‐ろ平炉⇒へいろ ひら‐わん平椀】 浅くてひらたい椀。また、それに盛った料理。平皿。 ひ‐らん披覧】 ひらきみること。披見。 び‐らん糜爛】 ただれること。転じて、国の乱れることをたとえていう。 びらん‐じゅ毘蘭樹】 〔植〕(→)バクチノキの異称。 ピランデッロLuigi Pirandello】 イタリアの劇作家・小説家。不条理演劇の先駆。現代人のアイデンティティーの危機をいち早く表現。劇作集成「あらわな仮面」。劇「作者を捜す六人の登場人物」「エンリーコ四世」、小説「生きていたパスカル」など。ノーベル賞。(1867〜1936) びらんば毘藍婆】 〔仏〕(梵語vairambhaka)劫末・劫初に吹き、至る所ことごとく破壊するという大暴風。また、鉄囲山てっちせんが防ぎとめている暴風。毘嵐風。毘藍。 ひ‐り皮裏】 皮のうち。転じて、心の中。 ⇒皮裏の陽秋 ひ‐り非理】 道理に合わないこと。道にそむくこと。非道。 ひ‐り鄙俚】 言語・風俗などのいやしいこと。野鄙。 びり ①順位のいちばん下、またはいちばん最後。「―から数えた方が早い」 ②人をののしっていう語。 ③使いふるして性しょうのぬけた布。 ④遊女。女郎。 ビリー‐ザ‐キッドBilly the Kid】 (本名William H. Bonney)アメリカ西部開拓時代の伝説的な無法者。小説・映画などに登場。(1859?〜1881) ひり・う拾ふヒリフ 〔他四〕 (→)「ひろう」に同じ。万葉集15「家づとに貝を―・ふと」 ピリオドperiod】 ①時期。時代。 ②スポーツの試合などで、一区切りの時間。 ③横書きの文の末尾に付する点。終止符。 ⇒ピリオドを打つ

広辞苑 ページ 16816 での○平蜘蛛のように単語。