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○性懲りもないしょうこりもない🔗⭐🔉
○性懲りもないしょうこりもない
幾度こらしめられても、こりることがない。「性懲りもなく博打ばくちに手を出す」
⇒しょう‐こり【性懲り】
しょうこ‐りょく【証拠力】
民事訴訟において、証拠方法の取調べによって裁判官の心証を左右し得る効果。すなわち証拠としての価値。証明力。
⇒しょう‐こ【証拠】
じょう‐ごわ【情強】ジヤウゴハ
情に動かされないこと。片意地。強情。頑固。仮名草子、夫婦宗論物語「さやうに―には候はず」
⇒じょうごわ‐しゅうもん【情強宗門】
じょうごわ‐しゅうもん【情強宗門】ジヤウゴハ‥
強情な宗派。狂言、宗論「さればこそ例の―に行き逢うた」
⇒じょう‐ごわ【情強】
しょう‐こん【小根】セウ‥
〔仏〕小乗の教えを受けるべき機根。
しょう‐こん【正紺】シヤウ‥
藍あいで染めた紺色。硫化染料などで染色した紺色に対していう。
しょう‐こん【性根】シヤウ‥
一つことを長く続ける元気。根気。「―が尽き果てる」
しょう‐こん【招魂】セウ‥
①[儀礼士喪礼、注]死者の魂を招きかえすこと。昔、人が死ぬと生きかえらせようとして死者の衣を持って屋根にのぼり、北に向かい3度その名を呼んだ。たまよばい。転じて、死者の霊を招いて祭ること。
②魂を招きかえして、蘇生させること。
⇒しょうこん‐さい【招魂祭】
⇒しょうこん‐しゃ【招魂社】
しょう‐こん【消魂・銷魂】セウ‥
①驚き悲しんで元気を失うこと。
②われを忘れて耽ること。精神を奪われること。
⇒しょうこん‐くつ【消魂窟】
しょう‐こん【商魂】シヤウ‥
商売に徹した気構え。「―たくましい」
しょう‐こん【傷痕】シヤウ‥
きずあと。
しょう‐ごん【正勤】シヤウ‥
①〔仏〕悪行をつつしみ善行をするよう精進すること。
②ためになること。幸福。浄瑠璃、女殺油地獄「わきへは行かぬその身の―」
しょう‐ごん【荘厳】シヤウ‥
仏像・仏堂を天蓋・幢幡どうばん・瓔珞ようらくその他の仏具・法具などで飾ること。また、その飾り。→そうごん
じょう‐こん【上根】ジヤウ‥
①〔仏〕すぐれた素質・能力。上機根。→中根→下根。
②根気のよいこと。西鶴織留4「見わたらぬ医書を才覚して写し本にする程の―なくては」
じょう‐こん【上紺】ジヤウ‥
上等の紺色。
じょう‐こん【条痕】デウ‥
①すじとなってついたあと。
②鉱物を素焼の磁器にすりつけて生ずるすじ。鉱物の微粉の色は各鉱物に特有であるため、その鑑定に役立つ。
⇒じょうこん‐ばん【条痕板】
じょう‐こん【乗根】
〔数〕(root)(→)累乗根に同じ。
じょうごん【浄厳】ジヤウ‥
江戸中期の僧。真言宗新安祥寺流の開祖。字は覚彦。河内の人。如法真言律を唱えて戒律と真言教法を復興し、積極的に布教を行う一方、悉曇しったん研究にも足跡を残す。徳川綱吉の帰依を受け江戸に霊雲寺を建立。門下に契沖ら。著「悉曇三密鈔」など。(1639〜1702)
しょうこん‐くつ【消魂窟】セウ‥
いろまち。遊里。
⇒しょう‐こん【消魂・銷魂】
しょうこん‐さい【招魂祭】セウ‥
①死者の霊を祀る儀式。
②招魂社の祭典。
⇒しょう‐こん【招魂】
しょうこん‐しゃ【招魂社】セウ‥
明治維新前後から、国家のために殉難した人の霊を祀った神社。1868年(明治1)各地の招魂場を改称。1939年(昭和14)さらに護国神社と改称。靖国神社も招魂社の一つであるが護国神社と改称しなかった。
⇒しょう‐こん【招魂】
じょうこん‐ばん【条痕板】デウ‥
鉱物の粉の色を見るためにすりつける素焼の磁器板。
⇒じょう‐こん【条痕】
しょうこん‐ゆ【松根油】
松の根株または松枝を乾留して得る油。成分はテレビン油に似る。ペンキ・ワニスなどの溶剤に用いる。太平洋戦争中、日本で航空燃料の原料とした。
しょうごん‐りょう【聖言量】シヤウ‥リヤウ
〔仏〕議論において、権威ある証拠として用いる聖経中の文句。聖教量。正教量。
しょう‐さ【小差】セウ‥
わずかのちがい。僅差。「―で勝つ」↔大差
しょう‐さ【少佐】セウ‥
将校の階級の一つ。佐官の最下位。中佐の下、大尉の上。
しょう‐さ【将佐】シヤウ‥
①将官と佐官。
②昔の近衛府の中将・少将および衛門佐えもんのすけ・兵衛佐の総称。
しょう‐さ【証左】
(「左」は、割符の左半分の意)
①証拠。あかし。左証。
②証拠人。証人。
しょう‐さ【照査】セウ‥
てらしあわせて調べること。
しょう‐ざ【正座】シヤウ‥
正客しょうきゃくのすわる座席。正面の座席。上座。
しよう‐ざ【四葉座】‥エフ‥
〔建〕4枚の葉の形をした座金物ざがなもの。釘隠くぎかくしなどに用いる。四葉。
じょう‐ざ【上座】ジヤウ‥
(古くはショウザ)
①かみざ。上席。↔下座。
②〔仏〕
㋐教団内の長老。また、比丘びくの敬称。
㋑三綱さんごうの一つ。年長・有徳の者で、寺内の僧侶を統監し、寺務をつかさどる役僧。
㋒禅宗で、年長の者に対して用いる敬称。
㋓曹洞宗の僧階の一つ。長老。
⇒じょうざ‐せき【上座石】
⇒じょうざ‐ぶ【上座部】
じょう‐ざ【仗座】ヂヤウ‥
(→)陣座じんのざに同じ。
じょう‐ざ【定者】ヂヤウ‥
⇒じょうしゃ
じょう‐ざ【定座】ヂヤウ‥
①(→)定者じょうしゃ2に同じ。
②俳諧で月・花を詠むべき句の位置。例えば、百韻の初表しょおもて7句目を月の定座とし、ここに月の句を詠む類。
③(→)常座に同じ。
じょう‐ざ【常座】ジヤウ‥
能舞台で、奥の向かって左側の位置。シテが多く立ち、その動きの起点・終点となる。なお「ワキの常座」は脇座のこと。定座。→能舞台(図)
しょう‐さい【小才】セウ‥
ちょっとした才能。こさい。
しょう‐さい【小祭】セウ‥
①宮中の祭祀のうち、天皇に代わって掌典職が奉仕するもの。歳旦祭、祈年祭、賢所かしこどころ御神楽、先帝以前3代の例祭、先后の例祭など。1908年(明治41)の皇室祭祀令に規定。↔大祭。
②神社で行う大祭・中祭以外の祭祀。
しょう‐さい【小斎】セウ‥
〔宗〕(abstinence)キリスト教で、イエスの苦難を思い出すため、毎金曜日などに節食するか、またはある種の食物をとらないこと。→大斎
しょう‐さい【小歳】セウ‥
①臘ろう1の祭の翌日。
②北斗七星の第5星から第7星。→魁かい3
しょう‐さい【小賽】セウ‥
双六すごろくで出る賽の目の数が少ないこと。源氏物語常夏「双六をぞ打ち給ふ。手をいと切におしもみて、『――』とこふ声ぞ、いと舌疾したどきや」
しょう‐さい【笑殺】セウ‥
⇒しょうさつ
しょう‐さい【商才】シヤウ‥
商売をする上での才能。「士魂―」「―にたける」
しょう‐さい【詳細】シヤウ‥
くわしくこまかいこと。委細。「―を極める」「―に述べる」「―な報告」
しょう‐さい【障塞】シヤウ‥
とりで。
しょう‐ざい【小罪】セウ‥
ちょっとした罪。
じょう‐さい【上裁】ジヤウ‥
①高貴な人の裁決。太平記36「―なれば力及ばず」
②上奏に対する天皇の裁可。勅裁。
じょうさい【定斎】ヂヤウ‥
桃山時代に大坂の薬種商定斎が、明人の薬法を伝えて製し始めたという煎薬。夏期の諸病に効があるという。じょさい。
⇒じょうさい‐や【定斎屋】
じょう‐さい【乗載】
車・船などにのせること。
じょう‐さい【城塞・城砦】ジヤウ‥
城と塞とりで。しろ。とりで。
じょう‐さい【常斎】ジヤウ‥
住職に代わって信者の宅に赴き、追善回向を行い、中食ちゅうじきの供養を受けて来る僧侶。お斎とき坊主。
じょう‐さい【常歳】ジヤウ‥
平常の年。平年。
じょう‐さい【攘災】ジヤウ‥
わざわいをはらいのぞくこと。
じょう‐ざい【杖罪】ヂヤウ‥
(→)「じょう(杖)」3に同じ。
じょう‐ざい【浄財】ジヤウ‥
寺院または慈善事業などに寄付する金銭。「―を募る」
じょう‐ざい【浄罪】ジヤウ‥
罪を清めること。
じょう‐ざい【常在】ジヤウ‥
常にそこにあること。
⇒じょうざい‐せんじょう【常在戦場】
⇒じょうざい‐りょうじゅせん【常在霊鷲山】
じょう‐ざい【錠剤】ヂヤウ‥
主薬に乳糖・澱粉・アラビア‐ゴムなどを加えて、のみやすく作った粒状の薬剤。タブレット。
しょう‐さいことう【小柴胡湯】セウ‥タウ
柴胡・黄芩おうごん・人参など7味から成る漢方方剤。やや実証で、胸脇苦満きょうきょうくまんを伴う発熱・悪心・嘔吐・胸内苦悶・肝障害などに効がある。
じょうざい‐せんじょう【常在戦場】ジヤウ‥ヂヤウ
常に戦場に在るつもりで気を引き締めて事にあたれ、という心構えをいう語。
⇒じょう‐ざい【常在】
しょうさい‐ふぐ【潮前河豚】
フグ科の海産の硬骨魚。食用とされるが、毒性が強いので調理には十分な注意が必要。歌舞伎、小袖曾我薊色縫「せうせへ鰒ふぐを踏んづぶしたやうな、極くお粗末な御面相だが」
じょう‐さいぼう【娘細胞】ヂヤウ‥バウ
⇒むすめさいぼう
じょうさい‐もん【上西門】ジヤウ‥
平安京大内裏の外郭門の一つ。宮城の西面、殷富門の北にあり、上東門に対する。築地を切り抜いただけで屋根がない。西の土御門つちみかど。→大内裏(図)
じょうさい‐や【定斎屋】ヂヤウ‥
売薬行商の一種。夏に、一対の薬箱を天秤棒てんびんぼうでかつぎ、薬箱の引出しの鐶かんをならしながら売り歩く行商人。じょさいや。定斎売り。〈[季]夏〉
定斎屋
⇒じょうさい【定斎】
じょうざい‐りょうじゅせん【常在霊鷲山】ジヤウ‥リヤウ‥
〔仏〕(法華経寿量品の偈げの語)釈尊は法華経を説いた霊鷲山にあって永遠に説法しているということ。
⇒じょう‐ざい【常在】
しょう‐さき【正先】シヤウ‥
正面先の略。能舞台で、正面の前方。→能舞台(図)
しょう‐さく【小策】セウ‥
小智を弄したつまらないはかりごと。小細工こざいく。小刀細工こがたなざいく。
しょう‐さく【匠作・将作】シヤウ‥
修理職しゅりしき・木工もく寮の唐名。
しょう‐さく【詔冊】セウ‥
詔みことのりを書いたもの。詔書。
しょう‐さく【蕭索】セウ‥
ものさびしいさま。
じょう‐さく【上作】ジヤウ‥
①すぐれたでき。よいでき。狂言、粟田口「もろめいは―たるべし」
②作物のみのりのよいこと。豊作。
じょう‐さく【上策】ジヤウ‥
①最もよいはかりごと。
②意見書をたてまつること。上書。上表。
じょう‐さく【城柵】ジヤウ‥
城の柵。とりで。城塞。
じょう‐さく【縄索】
なわ。つな。
しょうさく‐でん【正作田】シヤウ‥
中世、荘園領主や荘官・地頭などの直営田のこと。→佃つくだ
じょう‐さし【状差し】ジヤウ‥
柱・壁などにかけて書状をさしておくもの。
じょうざ‐せき【上座石】ジヤウ‥
築山つきやまの上に据える平たく厚い石。観音石。
⇒じょう‐ざ【上座】
しょう‐さつ【小冊】セウ‥
小さい、または薄い書籍。小冊子。錦之裏「例の―の案じはありやなしやと」
しょう‐さつ【省札】シヤウ‥
(→)民部省札のこと。
しょう‐さつ【省察】シヤウ‥
⇒せいさつ
しょう‐さつ【笑殺】セウ‥
(「殺」は強意の助字)
①非常に笑わせること。また大層笑うこと。
②一笑に付すこと。笑って相手にしないこと。
しょう‐さつ【照察】セウ‥
あきらかに察知すること。洞察。
しょう‐さつ【詳察】シヤウ‥
ことこまかに観察すること。
しょう‐さつ【蕭殺】セウ‥
秋風が草木を枯れしぼませる、ものさびしいさま。
しょう‐さつ【蕭颯】セウ‥
秋風のものさびしく吹くさま。
じょう‐さつ【丈冊】ヂヤウ‥
地積・丈量を記入する帳簿。検地帳。
じょう‐ざつ【冗雑】
くだくだしく入りまじること。無用な雑物。
しょう‐さっし【小冊子】セウ‥
小型の薄い書籍。パンフレット。
じょうざ‐ぶ【上座部】ジヤウ‥
〔仏〕(Theravāda パーリ)部派仏教の一派。仏滅後100年頃、仏教教団は保守的な上座部と進歩的な大衆部だいしゅぶに根本分裂し、のち上座部はさらに説一切有部せついっさいうぶなどおよそ20の部派に分裂した。東南アジアに伝わる仏教はこの上座部の流れに属する。
⇒じょう‐ざ【上座】
じょう‐さま【上様】ジヤウ‥
勘定書・領収書などに宛名の代りに用いる敬称。うえさま。
じょう‐ざらえ【定浚え】ヂヤウザラヘ
江戸城下の河筋・堀川の土ざらえを定時に行うこと。また、その請負人。→土商つちあきない
しょう‐さん【小参】セウ‥
禅宗で、臨時に住職が方丈で修行僧に説法すること。↔大参
しょう‐さん【小産・消産】セウ‥
流産りゅうざんの異称。浄瑠璃、孕常盤「それは―ばし召されての事か」
しょう‐さん【生産】シヤウ‥
①⇒せいさん。
②子を生むこと。出産。〈日葡辞書〉
しょう‐さん【消散・銷散】セウ‥
消え散ること。消えてなくなること。また、消し散らすこと。四河入海「此人と対すればすつと百憂が―するぞ」
しょう‐さん【称讃・称賛】
ほめたたえること。称美。賞賛。「―に価する」「果敢な行動を―する」
しょう‐さん【勝算】
勝利を得る見込み。勝ち目。「―のない戦い」「わがチームに―あり」
しょう‐さん【硝酸】セウ‥
(nitric acid)分子式HNO3 湿気を含む空中で発煙する無色刺激臭の液体。強酸化剤。多くの金属を溶かす。白金を触媒としアンモニアを酸化して製する方法(オストワルト法)が工業的に広く行われる。爆薬・各種有機化合物・硝酸塩などの原料。
⇒しょうさん‐アンモニウム【硝酸アンモニウム】
⇒しょうさん‐エステル【硝酸エステル】
⇒しょうさん‐えん【硝酸塩】
⇒しょうさん‐カリウム【硝酸カリウム】
⇒しょうさん‐きん【硝酸菌】
⇒しょうさん‐ぎん【硝酸銀】
⇒しょうさん‐セルロース【硝酸セルロース】
⇒しょうさん‐せんいそ【硝酸繊維素】
⇒しょうさん‐てつ【硝酸鉄】
⇒しょうさん‐どう【硝酸銅】
⇒しょうさん‐ナトリウム【硝酸ナトリウム】
しょう‐さん【樟蚕】シヤウ‥
⇒くすさん。
⇒しょうさん‐し【樟蚕糸】
しょう‐さん【賞讃・賞賛】シヤウ‥
ほめたたえること。称賛。「―を浴びる」「口々に―する」
しょう‐さん【蕭散】セウ‥
ものしずかでひまなこと。
しょう‐ざん【焼残】セウ‥
焼けそこなわれること。太平記17「帝都悉く―し仏閣多く魔滅す」
じょう‐さん【定散】ヂヤウ‥
〔仏〕定心(三昧により心が集中した状態)と散心(散漫な心の状態)。また、定善(定心で行う善行)と散善(散心で行う善行)。法然や親鸞は、念仏を定散二善を超えるものと位置づけた。
じょう‐さん【常餐】ジヤウ‥
日常の食事。常饌。
じょう‐さん【蒸散】
①蒸発し発散すること。
②〔生〕植物体内の水分が水蒸気となって体外に発散する作用。主に気孔で行い、これに一般体表からの表皮蒸散(クチクラ蒸散)が若干加わる。
じょう‐ざん【乗算】
かけざん。乗法。
じょう‐ざん【常山】ジヤウ‥
①中国の五岳の一つ。北に位する山。天子巡狩の故地。恒山。
②〔植〕
㋐ユキノシタ科の低木。アジサイに似る。インド・中国産。花は白色または淡青紫色。根は漢方生薬とし、解熱剤やマラリアの薬。
㋑クサギ・コクサギの別称。
⇒じょうざん‐の‐だせい【常山の蛇勢】
しょうさん‐アンモニウム【硝酸アンモニウム】セウ‥
化学式NH4NO3 硝酸をアンモニアで中和して製する白色針状の結晶。肥料・寒剤・爆薬として用途が広い。硝安しょうあん。
⇒しょう‐さん【硝酸】
しょうさん‐エステル【硝酸エステル】セウ‥
硝酸とアルコールとからできるエステル。一般式RONO2 硝酸メチルの類。三硝酸グリセリン(慣用名ニトログリセリン)、硝酸セルロース(慣用名ニトロセルロース)などは重要な爆薬。
⇒しょう‐さん【硝酸】
しょうさん‐えん【硝酸塩】セウ‥
硝酸の塩類。金属またはその酸化物・炭酸塩を硝酸に溶解して製する。いずれも水に可溶。天然にはチリ硝石として最も多く存在。酸化剤・火薬・肥料などに用いる。
⇒しょう‐さん【硝酸】
しょうさん‐カリウム【硝酸カリウム】セウ‥
化学式KNO3 無色のガラス光沢をもつ透明ないし半透明の結晶。天然に硝石として産出。黒色火薬・ガラス・琺瑯ほうろうなどの原料または肥料として用いる。硝石。焔硝。硝酸加里。
⇒しょう‐さん【硝酸】
じょうざんきだん【常山紀談】ジヤウ‥
随筆的史談集。湯浅常山著。25巻・拾遺4巻・付録1巻。元文4年(1739)自序。天文・永禄(1532〜1570)の頃から江戸初期に至る50年余の名将・傑士の言行・逸事など約470条を収める。
しょうさん‐きん【硝酸菌】セウ‥
亜硝酸を好気的に酸化して硝酸にする細菌。土中や海中に分布。→硝化細菌。
⇒しょう‐さん【硝酸】
しょうさん‐ぎん【硝酸銀】セウ‥
化学式AgNO3 銀を硝酸に溶解して得られる無色透明の板状結晶。他の銀塩の原料として、また医薬・分析試薬・写真薬・銀めっきなどに利用する。有毒。
⇒しょう‐さん【硝酸】
じょうざんけい【定山渓】ヂヤウ‥
札幌市の南西部、豊平川の上流に位置する温泉地。泉質は塩化物泉。
しょうさん‐し【樟蚕糸】シヤウ‥
クスサンの幼虫の絹糸腺からとった糸。てぐす。
⇒しょう‐さん【樟蚕】
しょうざん‐しこう【商山四皓】シヤウ‥カウ
秦末の乱を避けて陝西せんせい商山に入った隠士、東園公・綺里季・夏黄公・甪里ろくり先生の4人。いずれも鬚眉皓白しゅびこうはくの老人だったからいう。
しょうさん‐セルロース【硝酸セルロース】セウ‥
(→)ニトロセルロースに同じ。
⇒しょう‐さん【硝酸】
しょうさん‐せんいそ【硝酸繊維素】セウ‥ヰ‥
(→)ニトロセルロースに同じ。
⇒しょう‐さん【硝酸】
しょうさん‐てつ【硝酸鉄】セウ‥
①硝酸鉄(Ⅱ)(硝酸第一鉄)。化学式Fe(NO3)2 六水和物は淡緑色の結晶。鉄を硝酸に溶かした溶液から得られる。
②硝酸鉄(Ⅲ)(硝酸第二鉄)。化学式Fe(NO3)3 六水和物は無色の結晶。水溶液は黄褐色。媒染剤・顔料製造原料、また鞣皮なめしがわ工業に用いる。
⇒しょう‐さん【硝酸】
しょうさん‐どう【硝酸銅】セウ‥
化学式Cu(NO3)2 六水和物は青色の潮解性結晶。酸化剤・分析試薬などに用いる。硝酸銅(Ⅱ)。
⇒しょう‐さん【硝酸】
しょうさん‐ナトリウム【硝酸ナトリウム】セウ‥
化学式NaNO3 無色の結晶。吸湿性。チリ硝石として天然に産する。工業的には炭酸ナトリウムまたは水酸化ナトリウムを硝酸で中和して製造。化学薬品・肥料用。
⇒しょう‐さん【硝酸】
じょうざん‐の‐だせい【常山の蛇勢】ジヤウ‥
[孫子九地](常山にすむ率然という蛇は、その頭を撃てば尾が、尾を撃てば頭が助け、胴を撃てば頭と尾との両方が助けるというところから)各部隊の前後左右が相応じて攻撃・防御し、敵が乗ずることのできないようにする陣法。また、文章が首尾照応して、各部分の関係が緊密で一貫していること。
⇒じょう‐ざん【常山】
じょうざん‐やき【常山焼】ジヤウ‥
①1876年(明治9)佐渡の三浦常山が無名異むみょうい焼を改良して始めた、朱泥しゅでい・紫泥の焼物。多くは茶器。1966年閉窯。
②明治の初め、愛知県常滑とこなめの山田常山が創始した朱泥の焼物。多くは茶器。
しょう‐し【小子】セウ‥
①こども。
②律令制で、4歳以上16歳以下の男子の称。少子。
③[論語泰伯]師が弟子を呼ぶ称。門人。
④自分の謙称。小生。
しょう‐し【小史】セウ‥
①中国、周の官職で書き役。書記。
②簡単な歴史。
③自己の雅号などの下に付ける語。「鏡花―」
しょう‐し【小市】セウ‥
ちいさいいち。ちいさいまち。
しょう‐し【小祀】セウ‥
律令制で、1日だけ潔斎して行う祭祀。相嘗あいんべ・鎮魂・鎮火・道饗みちあえの祭の類。→大祀→中祀
しょう‐し【小師】セウ‥
(他人に対して)自分の師の謙称。
しょう‐し【小疵】セウ‥
少しのきず。わずかな欠点・過失。
しょう‐し【小祠】セウ‥
小さなほこら。
しょう‐し【小誌】セウ‥
自分が発行している雑誌をへりくだっていう語。
しょう‐し【少子】セウ‥
一番年若い子。末子。
⇒しょうし‐か【少子化】
しょう‐し【少史】セウ‥
律令制の神祇官および太政官の主典さかんで、大史の下に位するもの。
しょう‐し【少師】セウ‥
「三孤さんこ」参照。
しょう‐し【正子】シヤウ‥
太陽が地平線下において子午線を通過する時刻。午前0時。一日の起点。↔正午
しょう‐し【生死】シヤウ‥
①生きることと死ぬこと。また、生かすことと殺すこと。せいし。
②⇒しょうじ
しょう‐し【抄紙】セウ‥
紙を抄すくこと。かみすき。
⇒しょうし‐き【抄紙機】
しょう‐し【承嗣】
あとをうけつぐこと。あとつぎ。
しょう‐し【松子】
松の球果きゅうか。まつかさ。
しょう‐し【松脂】
⇒まつやに
しょう‐し【尚氏】シヤウ‥
琉球の王家。思紹・尚巴志しょうはし父子が15世紀初め沖縄本島の山南・山北・中山を統一して首里に統一政権をつくる。普通これを第一尚氏という。7代で滅び、1470年尚円により第二尚氏の王朝が成立、以後その勢力は近隣諸島にも延び、19代400年にわたって琉球を支配した。1872年、尚泰(1843〜1901)は明治政府により琉球藩王とされたが、79年琉球処分により東京に移住。→尚寧
しょう‐し【尚歯】シヤウ‥
[礼記祭儀](「歯」は年齢、「尚」は、たっとぶ意)老人を尊敬すること。敬老。
⇒しょうし‐え【尚歯会】
⇒しょうし‐かい【尚歯会】
しょう‐し【省試】シヤウ‥
①唐・宋代の科挙制度で、郷貢きょうこうまたは解試の及第者に礼部(はじめ吏部)が行う試験。及第者を貢士という。後世の会試。
②唐制にならい、日本の律令制下に大学の挙試の合格者に式部省が行なった試験。→考試。
③平安時代、文章生もんじょうしょうを選抜するために詩賦の作成を課する試験。
しょう‐し【将士】シヤウ‥
将校と士卒。将兵。
しょう‐し【笑止】セウ‥
(「笑止」は当て字。「勝事」の転で、本来、普通でないことの意という)
①大変なこと。弁内侍日記「―の候ふ、皇后宮の御方に火の、といふ」
②困ったこと。謡曲、蟻通「あら―や、にはかに日暮れ大雨降りて」
③気の毒なこと。同情すべきこと。浄瑠璃、釈迦如来誕生会「おお哀れなり、―なり」
④笑うべきこと。おかしいこと。可笑記「よそ目―なる事あり」。「―なことを言う」「―の沙汰」
⑤恥かしく思うこと。浄瑠璃、一谷嫩軍記「ほんにマアわしとした事が、始ての付合になめたらしい、ヲヲ―と、袖震ふさへ廓めかし」
⇒しょうし・い【笑止い】
⇒しょうし‐がお【笑止顔】
⇒しょうし‐が・る【笑止がる】
⇒しょうし‐せんばん【笑止千万】
しょうし【商子】シヤウ‥
中国、戦国時代の商鞅しょうおうの学説をまとめた書。商鞅およびその一派の法家らの作。漢書芸文志に29編(現存26編)。5巻。商君書。
しょう‐し【晶子】シヤウ‥
ガラス質の火成岩に含まれたきわめて微細な結晶粒。
しょう‐し【焼死】セウ‥
火事などで焼け死ぬこと。「―体」
しょう‐し【焦思】セウ‥
気をもむこと。あれこれ思いなやむこと。
しょう‐し【硝子】セウ‥
ガラス。玻璃はり。
⇒しょうし‐たい【硝子体】
しょう‐し【証紙】
金を支払ったことや、品質・数量などを証明する紙で、物品や書類などに貼り付けるもの。
しょう‐し【詔使】セウ‥
詔によって、朝廷から派遣される使い。
しょう‐し【頌詞】
ほめたたえることば。頌辞。
しょう‐し【頌詩】
ほめたたえる詩。
しょう‐し【嘗試】シヤウ‥
こころみること。ためすこと。
しょう‐し【殤死】シヤウ‥
わかじに。はやじに。
しょう‐し【賞詞】シヤウ‥
ほめことば。賞辞。
しょう‐し【賞賜】シヤウ‥
賞して物を賜うこと。また、そのもの。
しょうじ【東海林】
姓氏の一つ。
⇒しょうじ‐たろう【東海林太郎】
しょう‐じ【小字】セウ‥
①小さい字。細字。
②幼時のあざな。幼名。
しょう‐じ【小事】セウ‥
あまり重要でない事柄。小さな事件。「大事の前の―」
⇒小事は大事
しょう‐じ【小路】セウヂ
こうじ。こみち。
しょう‐じ【少時】セウ‥
①幼少の時。
②しばらくの間。
しょう‐じ【正士】シヤウ‥
〔仏〕菩薩(bodhisattva 梵)の訳。
しょうじ【正治】シヤウヂ
[荘子]鎌倉前期、土御門天皇朝の年号。建久10年4月27日(1199年5月23日)改元、正治3年2月13日(1201年3月19日)建仁に改元。
しょう‐じ【正時】シヤウ‥
毎時ちょうどの時刻。
しょう‐じ【生死】シヤウ‥
〔仏〕
①生と死。
②生と死とを繰り返すこと。迷妄の世界に流転すること。輪廻りんね。
③生まれてから死ぬまで。一生。
④死ぬこと。
⇒しょうじ‐じょうや【生死長夜】
⇒しょうじ‐どうしん【生死同心】
⇒しょうじ‐の‐うみ【生死の海】
⇒しょうじ‐の‐くかい【生死の苦海】
⇒しょうじ‐の‐とうらい【生死の到来】
⇒しょうじ‐の‐ねむり【生死の眠り】
⇒しょうじ‐の‐やみ【生死の闇】
⇒しょうじ‐むじょう【生死無常】
⇒しょうじ‐るてん【生死流転】
⇒生死即涅槃
⇒生死を出づ
⇒生死を離る
しょう‐じ【床子】シヤウ‥
上に人が乗って坐す台で、4脚のついたもの。敷物および茵しとねを敷いて用いた。平安時代の禁中で使用。そうじ。
床子
しょう‐じ【肖似】セウ‥
よく似ていること。
しょう‐じ【姓氏】シヤウ‥
⇒せいし
しょう‐じ【承仕】
(ジョウジとも)
①〔仏〕寺院で、堂舎の清掃、仏具・香花の補充など日常的雑役にあたる者の称。
②仙洞・摂家などの雑役を勤めた僧形の者。承仕法師。
③室町幕府の職名。儀式の際、敷物・屏風などの設備をつかさどった僧形の者。御承仕。
⇒しょうじ‐ほうし【承仕法師】
しょう‐じ【尚侍】シヤウ‥
(ショウシとも)
①⇒ないしのかみ。
②明治・大正時代の宮中女官の最高位の官名。
しょう‐じ【昭示】セウ‥
あきらかに示すこと。
しょう‐じ【荘司・庄司】シヤウ‥
荘園の領主の命を受けてその荘園を管理した職。郡司で荘司を兼ねるものを大荘司といった。荘長。荘官。
しょう‐じ【消磁】セウ‥
磁化を消し去ること。特に強磁性体の残留磁化を消すこと。
しょう‐じ【商事】シヤウ‥
①商法に規律されるべき事項。商売に関する事柄。
②商事会社の略。
⇒しょうじ‐がいしゃ【商事会社】
⇒しょうじ‐ちょうてい‐ほう【商事調停法】
⇒しょうじ‐ばいばい【商事売買】
しょう‐じ【勝事】
(ショウシとも)
①人の耳目をひくような尋常でない事柄。すばらしいこと。また、奇怪な事件。平家物語1「この事天下においてことなる―なれば公卿僉議あり」
②⇒しょうし(笑止)。易林本節用集「勝事、ショウシ、笑止、同」
しょう‐じ【掌侍】シヤウ‥
①⇒ないしのじょう。
②宮中女官の一階級。
しょう‐じ【粧次】シヤウ‥
女性におくる手紙の脇付の語。
しょう‐じ【頌辞】
ほめたたえることば。頌詞。
しょう‐じ【精進】シヤウ‥
⇒しょうじん。宇津保物語国譲上「―の物いと清らにして」
⇒しょうじ‐あげ【精進揚】
⇒しょうじ‐わん【精進椀】
しょう‐じ【障子】シヤウ‥
(ソウジとも)
①間仕切りとして、また窓や縁の内側などに立てる建具の総称。明障子あかりしょうじ・衝立ついたて障子・襖ふすま障子など種類が多い。平安時代には襖障子のこと。現在では多く、中世以降発達した明障子を指す。〈[季]冬〉
②俗に、鼻の二つの孔のへだて。
⇒しょうじ‐がみ【障子紙】
⇒しょうじ‐こうし【障子格子】
⇒しょうじ‐ちょう【障子帳】
⇒しょうじ‐の‐いた【障子の板】
⇒障子貼る
しょう‐じ【賞辞】シヤウ‥
ほめことば。賞詞。
しょう‐じ【霎時】セフ‥
(「霎」は、しばし降る小雨)しばらくの間。暫時。
しょう‐じ【聳峙】‥ヂ
そびえ立つこと。山などがそびえ立つさま。聳立。
じょう‐し【上士】ジヤウ‥
①士のうち最上の身分。周代には士を上士・中士・下士の3段階に分けた。
②士のうちの賢者。
③〔仏〕菩薩の異称。
じょう‐し【上巳】ジヤウ‥
五節句の一つ。陰暦3月初めの巳みの日、後に3月3日。主に女児の祝う節句で、雛祭をする。宮中では、この日、曲水の宴を張った。桃の節句。雛の節句。三月節句。重三ちょうさん。じょうみ。〈[季]春〉
じょう‐し【上司】ジヤウ‥
①上級の官庁・官吏。また、うわやく。
②「下司げし2」参照。
じょう‐し【上市】ジヤウ‥
新製品を初めて市場に出すこと。
じょう‐し【上旨】ジヤウ‥
主君のおぼしめし。上意。
じょう‐し【上使】ジヤウ‥
江戸幕府から諸大名などに上意を伝えるために派遣した使者。先方の身分または場合によって、老中・奏者番・高家こうけ・小姓・使番などが適宜任ぜられた。
じょう‐し【上肢】ジヤウ‥
上部の肢。肩に付着する運動器官。すなわち、人間の腕・手や動物の前肢。↔下肢。
⇒じょうし‐きん【上肢筋】
⇒じょうし‐たい【上肢帯】
じょう‐し【上翅】ジヤウ‥
甲虫の前翅。後翅の上を覆っているのでいう。翅鞘。
じょう‐し【上厠】ジヤウ‥
便所に入ること。
じょう‐し【上梓】ジヤウ‥
(梓あずさを板木に用いたからいう)図書を版木にきざむこと。また、図書を出版すること。上木。出版。「自伝を―する」
じょうし【条支】デウ‥
漢・魏の史書に見える西方の国名。カルデア説・シリア説・ペルシア説などがある。
じょう‐し【条枝】デウ‥
木のえだ。
じょう‐し【状師】ジヤウ‥
(明治期の語)(「状」は事実を述べて上陳する意)他人の訴訟の代理を業とするもの。代言人や弁護士の類。長田秋濤、椿姫「自分は―の許へ行て、此収入を他人へ移すには奈何どうすれば可いかを尋ねると」
じょう‐し【状紙】ジヤウ‥
書状を書くのに用いる紙。はんきりがみ。
じょう‐し【帖子】デフ‥
折手本おりでほん。折本。法帖。
じょう‐し【帖試】デフ‥
①中国、唐代科挙の試験方法。(→)試帖しちょうに同じ。
②日本の律令制の大学・国学で行われた試験。古典の文章の丸暗記を要求する。
じょう‐し【城市】ジヤウ‥
城のあるまち。城下。
じょう‐し【城址】ジヤウ‥
しろあと。
じょう‐し【娘子】ヂヤウ‥
①むすめ。少女。処女。
②婦人。女。
③他人の妻。
⇒じょうし‐ぐん【娘子軍】
じょう‐し【剰指】
手足の指が、先天的異常などによって、5本より多いもの。
じょう‐し【情史】ジヤウ‥
男女の恋愛に関することを記した小説。また、その書物。森鴎外、ヰタ‐セクスアリス「―を読む。かういふ本に書いてある、青年男女のnaivelyな恋愛がひどく羨ましい、妬ましい」
じょう‐し【情死】ジヤウ‥
相愛の男女がいっしょに自殺すること。心中しんじゅう。相対死あいたいじに。泉鏡花、愛と婚姻「―、駈落かけおち、勘当等、これ皆愛の分弁たり」。「―をとげる」
じょう‐し【情思】ジヤウ‥
①こころもち。
②情愛の思い。恋ごころ。
じょう‐し【情詩】ジヤウ‥
恋愛の心をうたった詩歌。
じょう‐し【場師】ヂヤウ‥
①庭園のことをつかさどる役人。
②転じて、庭つくり。庭師。植木屋。
じょう‐じ【冗字】
むだな文字。不必要な文字。
じょう‐じ【定時】ヂヤウ‥
一定の時期。一定の時刻。ていじ。
じょうじ【貞治】ヂヤウヂ
(テイジとも)[易経巽卦]南北朝時代の北朝、後光厳天皇朝の年号。康安2年9月23日(1362年10月11日)改元、貞治7年2月18日(1368年3月7日)応安に改元。
じょう‐じ【常事】ジヤウ‥
①きまったことがら。
②日常のこと。
⇒じょうじ‐はん【常事犯】
じょう‐じ【常侍】ジヤウ‥
常に側近に奉仕すること。
じょう‐じ【常時】ジヤウ‥
いつも。平生。ふだん。「―試合に出る」
じょう‐じ【情事】ジヤウ‥
①ありのままの事柄。事情。
②男女間の情愛に関する事柄。いろごと。「―をあばく」
じょう‐じ【畳字】デフ‥
①同じ漢字または仮名を重ねること。また、それを表す符号。踊り字。
②漢字を重ねた熟語。
しょうじ‐あげ【精進揚】シヤウ‥
⇒しょうじんあげ。
⇒しょう‐じ【精進】
しょうし・い【笑止い】セウ‥
〔形〕
①気の毒である。また、滑稽である。
②(東北・信越地方で)恥かしい。おしょしい。
⇒しょう‐し【笑止】
しょうじ‐い・れる【請じ入れる】シヤウジ‥
〔他下一〕[文]しやうじい・る(下二)
(「招じ入れる」とも書く)家や座敷などに招き入れる。
しょうし‐え【尚歯会】シヤウ‥ヱ
(→)「しょうしかい」に同じ。
⇒しょう‐し【尚歯】
しょうし‐か【少子化】セウ‥クワ
出生率が低下し、子供の数が減少し続けること。先進諸国にほぼ共通する。1992年度の国民生活白書で使われた語。
⇒しょう‐し【少子】
しょうし‐かい【尚歯会】シヤウ‥クワイ
①高齢者を祝う会。敬老会。また、老人を請じて詩歌を作り遊楽を催す会合。七叟といって主人を入れて7人の老人が集まり、それ以外は相伴しょうばんとして列せしめた。中国で845年白楽天が催したのが初め。日本では877年(貞観19)大納言南淵年名みなぶちのとしなが小野山荘で開いたのが初め。
②江戸後期、渡辺崋山・高野長英ら蘭学に関心を持つ人々の結成した研究会。蛮社の獄により壊滅。
⇒しょう‐し【尚歯】
しょうじ‐がいしゃ【商事会社】シヤウ‥グワイ‥
①商行為をなすことを業とする目的で設立した社団法人。すなわち狭義の会社の称。
②商品の取引、輸出入を業とする会社。商社。
⇒しょう‐じ【商事】
しょうし‐がお【笑止顔】セウ‥ガホ
気の毒だと同情するような顔つき。また、おかしいと思う顔つき。
⇒しょう‐し【笑止】
しょうじ‐がみ【障子紙】シヤウ‥
明り障子に貼る和紙。
⇒しょう‐じ【障子】
しょうし‐が・る【笑止がる】セウ‥
〔自四〕
①迷惑がる。困ったというようすを見せる。傾城禁短気「今朝からの酒のさめる程―・れば」
②気の毒に思う。浄瑠璃、凱陣八島「しをしをとしてましませば、妹君―・り」
③おかしがる。おかしく思う。
⇒しょう‐し【笑止】
しょうじ‐かん【掌璽官】シヤウ‥クワン
天皇の印璽をつかさどった官職。旧制の内大臣に相当。
じょうし‐かん【娘子関】ヂヤウ‥クワン
中国山西省平定県の東、太行山脈中の関所。河北・山西両省間の交通の要衝。
しょうし‐き【抄紙機】セウ‥
紙を連続的に抄造する機械。長網式では、高速で走る長いベルト状の抄き網の上に紙料を流し、脱水して紙層を作り、これを圧搾・乾燥する。丸網式では円筒上の抄き網を使用する。
⇒しょう‐し【抄紙】
しょう‐しき【生色】シヤウ‥
(生来の不変な色の意)黄金の異称。↔可染かぜん
しょう‐しき【声色】シヤウ‥
〔仏〕耳で聞く対象と目で見る対象との総称。
しょう‐しき【鍾子期】
中国、春秋時代の楚の人。その死後、琴の名手伯牙は自分の琴の音を知ってくれた唯一の


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