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みず🔗🔉

みず イラクサ科の一年草。アジア東部に分布し、日本各地の湿った原野や川沿いに群生。茎は下半部が地に伏し、上部は直立して菱形状卵形の葉を対生する。夏から秋に葉腋に細小な花を密集する。全体に軟質で、食用とする。みづ。

みず【水】ミヅ🔗🔉

みずミヅ ①酸素と水素との化合物。分子式HO 純粋のものは無色・無味・無臭で、常温では液状をなす。1気圧では、セ氏99.974度で沸騰、セ氏4度で最大の密度となり、セ氏0度で氷結。動植物体の70〜90パーセントを占め、生存上欠くことができない。全地表面積の約72パーセントを覆う。万葉集17「片貝の川の瀬清く行く―の」 ②(湯に対して)冷水。「―で冷やす」 ③液状のもの。「腫物の―を取る」 ④洪水。「―が出る」 ⑤池・湖・川・遣水やりみずなど。紫式部日記「例の絶えせぬ―のおとなひ」。「―に落ちる」 ⑥相撲で、力水ちからみずのこと。「―をつける」→水入り2。 ⑦〔建〕水平のこと。また、水平を表す線。 ⇒水が合わない ⇒水が入る ⇒水涸る ⇒水清ければ魚棲まず ⇒水清ければ月宿る ⇒水心あれば魚心あり ⇒水澄む ⇒水と油 ⇒水にする ⇒水に流す ⇒水になる ⇒水に慣れる ⇒水温む ⇒水の滴るような ⇒水の流れと人のゆくえ ⇒水の低きに就くが如し ⇒水は逆さまに流れず ⇒水は方円の器に随う ⇒水も漏らさぬ ⇒水をあける ⇒水を打ったよう ⇒水を得た魚のよう ⇒水を掛ける ⇒水をさす ⇒水を向ける ⇒水を割る

みず【瑞】ミヅ🔗🔉

みずミヅ (古くはミツとも) ①みずみずしいこと。うるわしいこと。神代紀「桧は以て瑞宮みつのみやを為つくる材にすべし」 ②めでたいしるし。瑞兆。瑞祥。神武紀「鵄とびの―を得るに及いたりて」

みず【針孔・針眼】ミヅ🔗🔉

みず針孔・針眼ミヅ 針の糸を通す孔。めど。みぞ。

ミズ【Ms.】🔗🔉

ミズMs.】 (Mrs.とMissとの合成語。1920年代にアメリカの女性秘書たちが使った語という)既婚・未婚の別なく用いる、女性の敬称。

みず‐あお【水青】ミヅアヲ🔗🔉

みず‐あお水青ミヅアヲ 馬の毛色の名。青毛の色の淡いもの。うすあおげ。

みず‐あおい【水葵・雨久花】ミヅアフヒ🔗🔉

みず‐あおい水葵・雨久花ミヅアフヒ ミズアオイ科の一年草。溜水中に生え、軟質で茎は短い。夏から秋に紫色の六弁花を開く。庭園に栽培し、昔は葉を食用。古名、なぎ。漢名、浮薔。〈[季]夏〉 みずあおい ミズアオイ 提供:OPO

みず‐あか【水垢】ミヅ‥🔗🔉

みず‐あか水垢ミヅ‥ 水中に溶解した物質が、底に沈殿し、または物に付着し、または浮遊するもの。みあか。みしぶ。

みず‐あかり【水明り】ミヅ‥🔗🔉

みず‐あかり水明りミヅ‥ 暗い中で水面が光を反射してほのかに明るく見えること。

みず‐あげ【水上げ】ミヅ‥🔗🔉

みず‐あげ水上げミヅ‥ 盆の先祖参り。棚参り。

みず‐あげ【水揚げ】ミヅ‥🔗🔉

みず‐あげ水揚げミヅ‥ ①船の荷物を陸に揚げること。陸揚げ。 ②漁獲量。転じて、商売の売上高。「さんまの―」「店の―」 ③生花いけばなで、水切りをしたり、花や木の根元を焼いたり、薬品を用いたりして水の吸収を良くすること。「花の―」 ④芸者・娼妓が初めて客に接すること。

みず‐あさぎ【水浅葱】ミヅ‥🔗🔉

みず‐あさぎ水浅葱ミヅ‥ 薄いあさぎ色。 Munsell color system: 5B8/3

みず‐あし【水足】ミヅ‥🔗🔉

みず‐あし水足ミヅ‥ ①水のさしひきのはやさ。 ②船体の水面から下の部分の垂直距離。喫水きっすい

みず‐あそび【水遊び】ミヅ‥🔗🔉

みず‐あそび水遊びミヅ‥ ①海・湖・川などで遊ぶこと。 ②水を使って遊ぶこと。〈[季]夏〉 水遊び 撮影:関戸 勇

みず‐あたり【水中り・水当り】ミヅ‥🔗🔉

みず‐あたり水中り・水当りミヅ‥ 飲み水が原因で病気になること。特に、なま水を飲んで下痢をすること。〈[季]夏〉

みず‐あび【水浴び】ミヅ‥🔗🔉

みず‐あび水浴びミヅ‥ ①水を浴びること。すいよく。 ②みずおよぎ。水泳。

みず‐あびせ【水浴びせ】ミヅ‥🔗🔉

みず‐あびせ水浴びせミヅ‥ (→)水祝みずいわいに同じ。

みず‐あぶら【水油】ミヅ‥🔗🔉

みず‐あぶら水油ミヅ‥ 液状の油。特に、椿油などの髪油や、菜種油などの灯油とぼしあぶら

みず‐あめ【水飴】ミヅ‥🔗🔉

みず‐あめ水飴ミヅ‥ 粘液状の飴。汁飴。

みず‐あらい【水洗い】ミヅアラヒ🔗🔉

みず‐あらい水洗いミヅアラヒ 水で洗うこと。すいせん。「軽く―する」

みず‐あらそい【水争い】ミヅアラソヒ🔗🔉

みず‐あらそい水争いミヅアラソヒ 農民が、特に水の必要な夏の盛りなどに、自分の田へ水をより多く引こうと争う喧嘩沙汰。水げんか。水論。〈[季]夏〉

みず‐いか【水烏賊】ミヅ‥🔗🔉

みず‐いか水烏賊ミヅ‥(→)アオリイカの別称。 ②ユウレイイカの別称。

み‐ずいじん‐どころ【御随身所】🔗🔉

み‐ずいじん‐どころ御随身所】 院庁いんのちょうの随身の詰所。

みず‐いと【水糸】ミヅ‥🔗🔉

みず‐いと水糸ミヅ‥ 建築で、水平を示すのに用いる糸。

みず‐いぼ【水疣】ミヅ‥🔗🔉

みず‐いぼ水疣ミヅ‥ ウイルスによる皮膚感染症の一種。小児に多い。潜伏期は14〜50日。接触により感染し、皮膚に数ミリメートルの軟らかい良性結節(軟属腫)を生じる。伝染性軟属腫。

みず‐いも【水芋】ミヅ‥🔗🔉

みず‐いも水芋ミヅ‥ ①サトイモの在来品種。大形。湧水の付近に栽培し、湧水の高い水温によって越冬する。タローいもと同系。 ②冠水かんすいした芋。 ③水っぽい甘藷の称。

みず‐いらず【水入らず】ミヅ‥🔗🔉

みず‐いらず水入らずミヅ‥ 内輪の親しい者ばかりで、中に他人を交えないこと。「親子―」

みず‐いり【水入り】ミヅ‥🔗🔉

みず‐いり水入りミヅ‥ ①水が入っていること。 ②相撲で、勝負が決せず双方取り疲れたとき、しばらく引き離して休ませ、力水ちからみずをつけさせること。 ③歌舞伎の「助六」で、助六が用水桶の中へ身を忍ばせる件くだりをいい、本物の水を用いる。 ④歌舞伎の鬘かつらの一つ。捌髪さばきがみで、水に濡れた感じを出すため漆で光沢をつけたもの。 ⇒みずいり‐ずいしょう【水入り水晶】

みずいり‐ずいしょう【水入り水晶】ミヅ‥シヤウ🔗🔉

みずいり‐ずいしょう水入り水晶ミヅ‥シヤウ 水晶の内部に液体が包有されているもの。 ⇒みず‐いり【水入り】

みず‐いれ【水入れ】ミヅ‥🔗🔉

みず‐いれ水入れミヅ‥ 水を入れる容器。特に、硯すずりに水を注ぐ小さい器。水注。

みず‐いろ【水色】ミヅ‥🔗🔉

みず‐いろ水色ミヅ‥ 薄い藍色。あさぎ。 Munsell color system: 6B8/4

みず‐いわい【水祝】ミヅイハヒ🔗🔉

みず‐いわい水祝ミヅイハヒ ①嫁入りや婿入り、または新婚最初の正月の神参りの帰りなどに、若者たちが新郎に水をかける風習。みずあびせ。みずかけ。 ②田植の終わった時に誰彼となく捕らえて水を浴びせる風習。 ③船おろしの祝い。

みず‐うす【水碓・碾磑】ミヅ‥🔗🔉

みず‐うす水碓・碾磑ミヅ‥ 水力によって動かす臼。天智紀「―を造りて冶鉄かねわかす」

みず‐うち【水打ち】ミヅ‥🔗🔉

みず‐うち水打ちミヅ‥ 地面などに水を撒くこと。また、和紙などに水を打つこと。

みず‐うまや【水駅】ミヅ‥🔗🔉

みず‐うまや水駅ミヅ‥ ①水路の宿場。船路の宿。ふなつきば。すいえき。 ②街道の宿。人が飲食し、または馬に水を飲ませるからいう。 ③男踏歌おとことうかで、踏歌の人を饗応する時、簡略に酒・湯漬などを供する所。歌舞しながら宮中から外へ出て京中の貴族の邸などをめぐることを駅路にたとえていう。源氏物語初音「―にてことそがせ給ふべきを」↔飯駅いいうまや。 ④転じて、簡略な饗応。源氏物語竹河「―にて夜ふけにけりとて逃げにけり」

みず‐うみ【湖】ミヅ‥🔗🔉

みず‐うみミヅ‥ (「水海」の意)周囲を陸地で囲まれ、直接海と連絡のない静止した水塊。ふつうは中央部が沿岸植物の侵入を許さない程度の深度(5〜10メートル以上)をもつもの。万葉集17「うらぐはし布勢ふせの―に」

みず‐うら【水占】ミヅ‥🔗🔉

みず‐うら水占ミヅ‥ 水を用いてうらなうこと。また、その占い。多くは水に影を映し、または水を飲みあるいは水の増減によって吉凶を判断する。みずうらない。

みず‐うり【水売】ミヅ‥🔗🔉

みず‐うり水売ミヅ‥ 江戸時代、夏、冷水に白玉と砂糖を入れ、町中を売り歩いた商人。浮世風呂4「ヲヲ、いいとこへ―が来た」

ミズーリ【Missouri】🔗🔉

ミズーリMissouri】 ①北アメリカ、ミシシッピ川の支流。モンタナ州南部、ロッキー山脈中に発源して南東へ流れ、セントルイスの上流で本流に注ぐ。 ②アメリカ合衆国中部の州。農業・牧畜業のほか、自動車など製造業が盛ん。州都ジェファーソン‐シティー。→アメリカ合衆国(図)。 ③アメリカの戦艦。2に因む名。1944年竣工。45年9月、東京湾に碇泊中の同艦上で連合国に対する日本の降伏文書調印が行われた。

みず‐え【水絵】ミヅヱ🔗🔉

みず‐え水絵ミヅヱ ①浮世絵版画様式の一種。墨線を輪郭に用いず、藍・紅・緑・鼠など淡色のみの色板で摺った版画。錦絵が誕生する直前の一時期、鈴木春信らにより試みられた。 ②水彩画。

みず‐え【瑞枝】ミヅ‥🔗🔉

みず‐え瑞枝ミヅ‥ みずみずしく若い枝。万葉集6「―さし繁しじに生ひたるとがの木のいやつぎつぎに」

みず‐えのぐ【水絵具】ミヅヱ‥🔗🔉

みず‐えのぐ水絵具ミヅヱ‥ 水でといて用いる絵具。

みず‐お【水緒・鐙靼】ミヅヲ🔗🔉

みず‐お水緒・鐙靼ミヅヲ 鉸具かこの刺鉄さすがを通す孔をうがった革緒。一般には鐙あぶみ吊りの革緒をいう。〈倭名類聚鈔15⇒みずお‐がね【水緒金・鐙靼鉄】

みずお‐がね【水緒金・鐙靼鉄】ミヅヲ‥🔗🔉

みずお‐がね水緒金・鐙靼鉄ミヅヲ‥ (→)鉸具頭かこがしらに同じ。水緒を受けるのでいう。 ⇒みず‐お【水緒・鐙靼】

みず‐おけ【水桶】ミヅヲケ🔗🔉

みず‐おけ水桶ミヅヲケ 水を入れる桶。

みず‐おさ【水長】ミヅヲサ🔗🔉

みず‐おさ水長ミヅヲサ 船頭。水夫。久安百首「―が足早小舟とまや葺くらむ」

みず‐おしろい【水白粉】ミヅ‥🔗🔉

みず‐おしろい水白粉ミヅ‥ 液状の白粉おしろい

みず‐おち【水落ち】ミヅ‥🔗🔉

みず‐おち水落ちミヅ‥ 水が落ちる所。夫木和歌抄23「はらの池のいりの―ふしつけて」

みず‐おち【鳩尾】ミヅ‥🔗🔉

みず‐おち鳩尾ミヅ‥ (「水落ち」の意) ⇒みぞおち

みず‐おと【水音】ミヅ‥🔗🔉

みず‐おと水音ミヅ‥ 水が落ちたり、流れたり、また水に物が落ち込んだりして、立てる音。

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