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しゃ‐えい【舎営】🔗⭐🔉
しゃ‐えい【舎営】
軍隊が家屋内に休養・宿泊すること。↔野営↔露営
しゃえ‐じょう【舎衛城】‥ヱジヤウ🔗⭐🔉
しゃえ‐じょう【舎衛城】‥ヱジヤウ
(梵語Śrāvastī)中インド、迦毘羅衛かびらえ国の北西にあった都市。コーサラ国の首都。釈尊がしばしば説法教化した地で、当時、波斯匿はしのく王および瑠璃王の居城。祇園精舎ぎおんしょうじゃはその南。舎衛。シュラーヴァスティー。
しゃ‐かん【舎監】🔗⭐🔉
しゃ‐かん【舎監】
寄宿舎の監督者。
しゃ‐きょう【舎兄】‥キヤウ🔗⭐🔉
しゃ‐きょう【舎兄】‥キヤウ
⇒しゃけい。〈日葡辞書〉
しゃ‐けい【舎兄】🔗⭐🔉
しゃ‐けい【舎兄】
実の兄(他人の兄にもいう)。家兄。しゃきょう。
しゃ‐じん【舎人】🔗⭐🔉
しゃ‐じん【舎人】
①召使。家人けにん。
②⇒とねり。
⇒しゃじん‐げん【舎人監】
しゃじん‐げん【舎人監】🔗⭐🔉
しゃじん‐げん【舎人監】
⇒とねりのつかさ
⇒しゃ‐じん【舎人】
しゃ・す【舎す】🔗⭐🔉
しゃ・す【舎す】
〔自サ変〕
やどる。とまる。
しゃ‐たく【舎宅】🔗⭐🔉
しゃ‐たく【舎宅】
家屋。いえ。
しゃ‐てい【舎弟】🔗⭐🔉
しゃ‐てい【舎弟】
人に対して自分の弟をいう語。他人の弟にもいう。
しゃ‐とく【舎匿】🔗⭐🔉
しゃ‐とく【舎匿】
かくまうこと。
しゃな【遮那・舎那】🔗⭐🔉
しゃな【遮那・舎那】
〔仏〕毘盧遮那びるしゃな、または盧舎那の略。
⇒しゃな‐きょう【遮那経】
⇒しゃな‐ごう【遮那業】
しゃ‐ひ【舎費】🔗⭐🔉
しゃ‐ひ【舎費】
寄宿舎などを維持するため、割り当てて徴収する費用。
しゃり【舎利】(仏教)🔗⭐🔉
しゃり【舎利】
(梵語śarīra 遺骨の意)
①仏陀または聖者の遺骨。塔に納めて供養し、広く信仰の対象とされた。仏舎利。
②死骸を火葬にした後に残った骨。
③俗に、米つぶ。また、米飯。「銀―」
④⇒おしゃり。
⇒しゃり‐え【舎利会】
⇒しゃり‐こうえ【舎利講会】
⇒しゃり‐でん【舎利殿】
⇒しゃり‐とう【舎利塔】
⇒しゃり‐ほう【舎利法】
⇒舎利が甲になる
しゃり【舎利】(作品名)🔗⭐🔉
しゃり【舎利】
能。鬼物。京都泉涌寺の仏舎利の由来、足疾鬼が仏舎利を奪って去ったのを韋駄天が奪い返したという説話を脚色する。
しゃり‐え【舎利会】‥ヱ🔗⭐🔉
○舎利が甲になるしゃりがこうになる🔗⭐🔉
○舎利が甲になるしゃりがこうになる
粉々の骨が固まって頭蓋骨になる。めったにないことのたとえで、どんなことがあっても、断じて、の意。甲が舎利になる。舎利が灰になる。浄瑠璃、大塔宮曦鎧「もとより六波羅方の某、―とても二心ある太郎左衛門でなし」
⇒しゃり【舎利】
しゃ‐りき【車力】
大八車などをひいて荷物運搬を業とする人。田山花袋、東京の三十年「―や立坊たちんぼうや乃至は其処等を通る人達が休んでゐた」
しゃり‐こうえ【舎利講会】‥カウヱ
仏舎利を供養する法会。現実には仏舎利の代りに金や銀の枝を用いる。
⇒しゃり【舎利】
しゃり‐こうべ【髑髏】‥カウベ
⇒されこうべ。〈日葡辞書〉
しゃり‐しゃり
①固くて薄いもの、細かいものが触れ合ってこすれる連続音。また、そのさま。「米を―とぐ」
②張りがあってべとつかず歯切れや感触が快いさま。「―とした歯ざわり」
じゃり‐じゃり
小石・砂などが触れ合って発する音。また、砂などを噛んだ時や荒い物に触れた時などの不快な感じを表す語。
しゃり‐だけ【斜里岳】
北海道北東部にある成層火山。標高1545メートル。千島火山帯に属する。
斜里岳
提供:オフィス史朗
じゃり‐タレ【砂利タレ】
俗に、子供のタレント。
⇒じゃ‐り【砂利】
じゃりっ‐と
〔副〕
噛んだ砂や小石が口内で細かく砕ける音、また、その感触を表す語。
しゃり‐でん【舎利殿】
仏舎利を奉安する堂宇。内部に舎利塔を安置。
舎利殿(円覚寺)
撮影:関戸 勇
⇒しゃり【舎利】
しゃり‐とう【舎利塔】‥タフ
①仏舎利を納めている小さい塔。骨塔。
舎利塔
舎利塔
撮影:関戸 勇
②宝珠に火焔のあるもの。多く舎利塔の頂にあるからいう。
⇒しゃり【舎利】
じゃり‐ば【砂利場】
①砂利置場。
②江戸浅草の聖天町から日本堤へ出る所。新吉原の遊里へ通ずる主な道。ざりば。
⇒じゃ‐り【砂利】
シャリベツ【舎利別】
(sirupus ラテン)白糖の濃厚溶液。シロップ。
しゃり‐ほう【舎利法】‥ホフ
密教で、舎利を本尊として行う修法。
⇒しゃり【舎利】
しゃりほつ【舎利弗】
(梵語Śāriputra)釈尊十大弟子の一人。インド、マガダ国の首都王舎城外那蘭陀村の婆羅門バラモンの家の生れ。懐疑論者に師事していたが、のち釈尊の弟子となり、智慧第一と称せられた。シャーリプトラ。舎利子。鶖鷺子しゅうろし。
しゃり‐むり【差理無理・遮理無理】
理屈にかなわず強引に押し通そうとすること。無理矢理。小栗風葉、青春「―形式の内に押し込まうとする」
しゃ‐りゅう【者流】‥リウ
(接尾語的に)そのたぐい。その仲間に属する者たち。「操觚そうこ―」「長袖ちょうしゅう―」
シャリュモー【chalumeau フランス】
〔音〕クラリネットの前身にあたる1枚リードの管楽器。
しゃ‐りょう【社領】‥リヤウ
神社の領地。神領。
しゃ‐りょう【車両・車輛】‥リヤウ
電車・自動車など、旅客・貨物を輸送するための車。「―故障」
しゃ‐りょう【斜稜】
〔数〕角錐の隣り合った2斜面の交わりの線。
しゃ‐りん【車輪】
①車の輪。「―が外れる」
②俳優が一所懸命に熱演すること。車輪玉。転じて、一所懸命に働くことのたとえ。
⇒しゃりん‐せき【車輪石】
⇒しゃりん‐どめ【車輪止め】
⇒しゃりん‐ばい【車輪梅】
しゃりん‐せき【車輪石】
古墳時代前・中期の腕輪形石製品。扁平な卵形または円形で、中央に円孔があり、表面に放射状の彫刻がある。弥生時代のオオツタノハガイ製の腕輪を模したもの。碧玉製が多い。
車輪石
⇒しゃ‐りん【車輪】
しゃりん‐どめ【車輪止め】
鉄道で、車輪の逸走を防止するためレールに取り付ける車止め。スコッチ‐ブロック。
⇒しゃ‐りん【車輪】
しゃりんのした【車輪の下】
(Unterm Rad ドイツ)ヘッセの小説。1906年刊。受験勉強や神学校生活に押しつぶされる少年ハンスの悲劇を描く。
しゃりん‐ばい【車輪梅】
バラ科の常緑低木。暖地の海岸に自生。高さ約2メートル。葉は厚く楕円形でほぼ輪状につき、夏、香気ある白い梅形の5弁花を円錐状の花序に開く。果実は楕円形、黒色。樹皮をつむぎの染色に用い、また公園樹や庭木として栽培。
シャリンバイ
撮影:関戸 勇
⇒しゃ‐りん【車輪】
しゃ・る【曝る】
〔自下二〕
サルの訛。
しゃる
〔助動〕
(セラルの転。近世上方語)四段・ナ変動詞の未然形に付いて尊敬の意を表す。…なさる。浄瑠璃、女殺油地獄「いや隠さしやるな」→さしゃる(助動)
じゃ・る【戯る】
〔自下二〕
「ざる」に同じ。日葡辞書「ジャルル」→ざれる(下一)
シャルダン【Jean-Baptiste Siméon Chardin】
フランスの画家。フランドル派の影響をうけながら、神話・宗教・文学の主題を排し庶民生活と日用家具・食品などの静物をあるがままに描く。作「食前の祈り」など。(1699〜1779)
シャルドネ【Hilaire Bernigaud de Chardonnet】
フランスの化学者・工業家。人造絹糸を創製。(1839〜1924)
シャルトル【Chartres】
フランス北部、パリの南西約70キロメートルにある都市。ゴシック様式の大聖堂は世界遺産。
シャルトル
提供:JTBフォト
シャルドンヌ【Jacques Chardonne】
フランスの小説家。作「祝婚歌」「感情的運命」「ロマネスク」など。(1884〜1968)
シャル‐フォン‐ベル【Johann Adam Schall von Bell】
⇒アダム=シャル
シャルマイ【Schalmei ドイツ】
〔音〕オーボエの前身にあたる2枚リードの管楽器。日本へはポルトガル語名のチャルメラで伝来。ショーム。
シャルマン【charmant フランス】
魅力的なさま。チャーミング。
シャルムーズ【charmeuse フランス】
表を斜文織に、裏を繻子しゅす織にして模様をあらわした織物。
シャルル【Charles】
(フランス語の男子名。英語のチャールズに当たる)フランス王。
①(1世)
⇒シャルルマーニュ。
②(5世)イギリスから失地の大半を回復、財政を改善、学芸を奨励、賢君と称せられた。(1337〜1380)
③(7世)1422年即位。百年戦争の末期、ジャンヌ=ダルクなどの奮戦によって、カレーを除く全国土をイギリス軍の支配から回復。(1403〜1461)
シャルル【Jacques Alexandre César Charles】
フランスの物理学者。気体の物理的性質を研究、初めて水素気球を飛ばす。シャルルの法則を発見。(1746〜1823)
⇒シャルル‐の‐ほうそく【シャルルの法則】
シャルル‐ドルレアン【Charles d'Orléans】
フランス中世末期の抒情詩人。オルレアン公の息子。国王にも匹敵する大貴族。百年戦争に敗北して25年間ロンドン塔に幽閉。その詩作は繊細優雅、伝統的で清新。(1394〜1465)
シャルル‐の‐ほうそく【シャルルの法則】‥ハフ‥
(→)「ゲー=リュサックの法則」の別称。シャルルが1787年に発見。
⇒シャルル【Jacques Alexandre César Charles】
シャルルマーニュ【Charlemagne】
フランク王国カロリング朝の王。ピピンの長子。768年即位。ザクセン・イスラム・ランゴバルドなどを討って版図をフランスから中部ヨーロッパ・イタリアに拡げ、800年ローマ教皇から(西)ローマ皇帝の冠を受けた。法制を確立、商工業および学芸・教育を奨励。カール大帝(Karl der Grosse)。チャールズ大帝。(742〜814)
シャルワール【shalwar ペルシア】
イスラム教徒の女性がはく、ゆるやかな脚衣。ゆったりとふくらみ足首でしぼる形。
しゃれ【曝】
(サレの転)
⇒しゃれ‐いた【曝板】
⇒しゃれ‐がい【曝貝】
⇒しゃれ‐き【曝木】
⇒しゃれ‐こうべ【曝首・髑髏】
しゃれ【洒落】
(「戯され」から。「洒落」は当て字)
①気のきいたさま。いきなこと。黄表紙、高漫斉行脚日記「諸事―を好み」
②気のきいた身なりをすること。おしゃれ。金々先生栄花夢「あらゆる当世の―をつくせば」
③座興にいう気のきいた文句。ことばの同音をいかしていう地口じぐち。黄表紙、世上洒落見絵図「これはどうだ秀郷ひでさとと悪い―をいつたら」。「―が通じない」「駄―」
④たわむれに軽くふざけてする事。冗談事。「―にならない」
⇒しゃれ‐おんな【洒落女・白女】
⇒しゃれ‐こ・む【洒落込む】
⇒しゃれ‐っけ【洒落っ気】
⇒しゃれ‐のめ・す【洒落のめす】
⇒しゃれ‐ふう【洒落風】
⇒しゃれ‐ぼん【洒落本】
⇒しゃれ‐もの【洒落者】
じゃれ【戯れ】
(ザレの転)じゃれること。ふざけ、たわむれること。また、冗談。ざれごと。浄瑠璃、堀川波鼓「今のは何も皆―ぢや」
⇒じゃれ‐ぐい【戯れ食い】
⇒じゃれ‐わらい【戯れ笑い】
しゃ‐れい【射礼】
⇒じゃらい
しゃ‐れい【赦令】
赦免または特赦・大赦の命令。
しゃ‐れい【赦例】
赦免された前例。
しゃ‐れい【謝礼】
①感謝の心を表すことば。「―を述べる」
②感謝の意味で人に贈る物や金。お礼。「講師に―をする」
しゃ‐れいうん【謝霊運】
六朝時代の宋の詩人。東晋の謝玄の孫。陽夏(河南太康)の人。康楽公を襲爵し謝康楽と呼ばれる。南北朝文学の第一人者で山水詩の開祖とされる。著「謝康楽集」。(385〜433)
しゃれ‐いた【曝板】
風雨にさらされて木目もくめのよく出た板。看板や額に用いる。好色一代女1「長押なげしの上に―の額掛けて」
⇒しゃれ【曝】
しゃれ‐おんな【洒落女・白女】‥ヲンナ
①華美な装いをする女。
②江戸時代、風呂屋にいて客を相手とする遊女。売女。日本永代蔵2「柴屋町より―呼び寄せ」
⇒しゃれ【洒落】
しゃれ‐がい【曝貝】‥ガヒ
水にさらされた貝がら。
⇒しゃれ【曝】
しゃれ‐き【曝木】
風雨にさらされた材木。
⇒しゃれ【曝】
しゃ‐れき【社歴】
①会社の歴史。
②会社員の入社以来の年数。「―が浅い」
しゃ‐れき【砂礫】
⇒されき
じゃれ‐ぐい【戯れ食い】‥グヒ
犬などがたわむれて咬むこと。〈日葡辞書〉
⇒じゃれ【戯れ】
しゃれ‐こうべ【曝首・髑髏】‥カウベ
(→)「されこうべ」に同じ。
⇒しゃれ【曝】
しゃれ‐こ・む【洒落込む】
〔自五〕
①大層お洒落をする。めかし込む。「―・んで出かける」
②気のきいたことをする。「フランス料理と―・もう」
⇒しゃれ【洒落】
しゃ‐れつ【車列】
自動車の列。「―に割り込む」
しゃ‐れつ【車裂】
くるまざき。
じゃれ‐つ・く【戯れ付く】
〔自五〕
甘えたりふざけたりしてまつわりつく。
しゃれ‐っけ【洒落っ気】
(シャレケの転)
①装いに気を配って美しく見せようとする気持。「娘も最近―が出てきた」
②気の利いたことをしたり言ったりして、人を感心させようとする気持。「―のある人」
⇒しゃれ【洒落】
しゃれ‐のめ・す【洒落のめす】
〔自五〕
むやみに洒落を言い続ける。何でも冗談にしてしまう。洒落本、辰巳之園「何だか雨落あまおちのきしやご見たやうに―・すよ」
⇒しゃれ【洒落】
しゃれ‐ふう【洒落風】
芭蕉の没後、其角きかくが起こした俳諧の一派。芭蕉の幽玄・閑寂に反して、都会趣味で、警抜な着想と新奇な趣向により、凝った技巧を用い、頓知・洒落をきかせたもの。
⇒しゃれ【洒落】
しゃれ‐ぼん【洒落本】
明和(1764〜1772)〜天明(1781〜1789)の頃を中心に、主として江戸で発達した小説の一様式。遊里文学で、対話を骨子とし、遊びの穿うがちを主とする。一般に半紙四つ切大の小形本。作者には大田南畝・山東京伝その他匿名の当時の知識人が多く、代表作は「遊子方言」「辰巳之園」「通言総籬つうげんそうまがき」など。蒟蒻本こんにゃくぼん。通書つうしょ。
⇒しゃれ【洒落】
しゃれ‐もの【洒落者】
①気のきいたことをする人。風流者。
②はでに着飾る人。
③滑稽なことをする人。滑稽なことに巧みな人。
⇒しゃれ【洒落】
しゃ・れる【洒落る】
〔自下一〕
(一説では、「曝しゃれる」の転義、曝さらされて余分なところがなくなる意からという)
①習熟する。そのことに通ずる。西鶴織留3「太夫職になじみて、此道に―・れるほど」
②あかぬけている。小粋こいきである。気のきいた振舞いをする。好色一代男6「女郎も衣装つき―・れて、墨絵に源氏、紋所もちいさくならべて」。「―・れたネクタイ」
③なまいきなまねをする。こしゃくなさまが見える。「―・れた口をきくな」
④滑稽を言う。気の利いたうまい文句を言う。「のべつに―・れる」
⑤着飾って、おめかしをする。おしゃれをする。「―・れて外出する」
じゃ・れる【戯れる】
〔自下一〕
(ザレルの転)なれてたわむれる。ふざけかかる。浄瑠璃、大経師昔暦「―・れてそばえて」。「飼い主に―・れる」
じゃれ‐わらい【戯れ笑い】‥ワラヒ
ふざけて笑うこと。
⇒じゃれ【戯れ】
じゃ‐れん【邪恋】
道にはずれた恋。
しゃ‐ろう【砂漏】
⇒さろう
シャローム【shālōm ヘブライ】
(平和の意)ユダヤ人が挨拶に用いる語。「あなたに平安がありますように」の意。
しゃ‐ろく【写録】
書きうつすこと。
ジャロジー【jalousie】
角度を変えられる鎧板を横に小間隔で取りつけた窓や戸。
シャロレー【Charolais】
フランス中央山岳地帯、シャロレー地方原産の大形の肉牛。毛色は乳白色。
じゃ‐ろん【邪論】
よこしまな議論。不正な論説。
ジャワ【Java・爪哇・闍婆】
東南アジア大スンダ列島南東部の島。インドネシア共和国の中心をなし、首都ジャカルタがある。17世紀オランダによる植民地化が始まり、1945年まで同国領。面積は属島マドゥラを合わせて13万平方キロメートル。ジャヴァ。
⇒ジャワ‐かい【ジャワ海】
⇒ジャワ‐げんじん【ジャワ原人】
⇒ジャワ‐ご【ジャワ語】
⇒ジャワ‐サラサ【ジャワ更紗】
シャワー【shower】
(にわか雨の意)
①如雨露じょうろのような噴水口から水または湯の出る装置。また、その出る水や湯。雨浴器。
②〔理〕カスケード‐シャワーの略。
⇒シャワー‐ルーム【shower room】
シャワー‐ルーム【shower room】
シャワーを浴びるための部屋。
⇒シャワー【shower】
ジャワ‐かい【ジャワ海】
太平洋西端の付属海。ジャワ島とカリマンタン島との間にあり、南北約320キロメートル、東西約500キロメートル。
⇒ジャワ【Java・爪哇・闍婆】
ジャワ‐げんじん【ジャワ原人】
(→)ピテカントロプス‐エレクトゥスに同じ。
⇒ジャワ【Java・爪哇・闍婆】
ジャワ‐ご【ジャワ語】
(Javanese)ジャワ人の用いる言語。オーストロネシア語族中のインドネシア語派に属する。古代には梵語、中世にはアラビア語の影響が大。複雑な敬語体系を持つ。
⇒ジャワ【Java・爪哇・闍婆】
ジャワ‐サラサ【ジャワ更紗】
ジャワから産するサラサ。樹脂・蝋ろうなどで防染し、植物性染料で染めたもの。バティック。
⇒ジャワ【Java・爪哇・闍婆】
シャン【schön ドイツ】
(旧制高校の学生語)美人。
ジャン【Jean】
フランス語の男子名。→ジョン
じゃん
〔助詞〕
(終助詞)(「じゃないか」の略)相手に同意や確認を求める意を表す。「いかしてる―」「そんなことどうでもいい―」
シャンカラ【Śaṅkara 梵】
8世紀に活躍したインドのヴェーダーンタ学派の哲学者。多様な現象世界は唯一の実在であるブラフマン(梵)がマーヤー(幻)として自己顕現したものであり、実在性を持たないとする不二一元論を立てた。
じゃんがら【自安我楽・治安和楽】
(囃子はやしの鉦などの音から)念仏踊りの系統に属する民俗舞踊。長崎県平戸島・福島県平地方などで行われる。
ジャンキー【junkie; junky】
麻薬常習者・中毒者。
じゃん‐ぎり【散切】
(→)「ざんぎり」に同じ。
シャンク【shank】
ゴルフで、クラブのヘッドとシャフトの接続部分でボールを打つミス‐ショット。右打ちの場合、目標の右へボールが飛び出す。
ジャンク【junk】
がらくた。廃品。
⇒ジャンク‐アート【junk art】
⇒ジャンク‐フード【junk food】
⇒ジャンク‐ボンド【junk bond】
ジャンク【junk・戎克】
中国およびその周辺特有の船の総称。特定の型式の船ではない。小形船はサンパン。
ジャンク‐アート【junk art】
廃品芸術。工業製品の廃物など、がらくたを寄せ集めた芸術。
⇒ジャンク【junk】
シャンクウ【香菇】
(中国語)中国料理で、乾したシイタケ。
ジャンクション【junction】
①連結。接合点。
②複数の高速道路が連接する地点。
ジャンク‐フード【junk food】
高カロリー・低栄養価のインスタント食品・スナック菓子・ファースト‐フードなどを揶揄していう語。
⇒ジャンク【junk】
ジャンク‐ボンド【junk bond】
債権回収の可能性が低いとされる債券。信用は低いが利回りが高い。ジャンク債。
⇒ジャンク【junk】
ジャン‐クリストフ【Jean Christophe】
ロマン=ロランの長編小説。1904〜12年作。ベートーヴェンを原型にした作曲家ジャン=クリストフ=クラフトの魂の成長を描く教養小説。また、文明批評の書。
シャングリラ【Shangri-la】
①(英国の作家James Hilton1900〜1954の小説「失われた地平線」に登場する架空の地名から)理想郷。楽園。
②(「香格里拉」と書く)中国雲南省北西部の県。2002年、1に因んで中甸ちゅうでん県を改称。周辺はチベット族の居住地で、高山・森林・高原・湖沼などの景勝地。
ジャングル【jungle】
主に熱帯の高温多雨の地にある、繁茂した草木でおおわれた地。密林。
⇒ジャングル‐ジム【jungle gym】
ジャングル‐ジム【jungle gym】
公園・運動場などにある、金属管を組み合わせて造った遊戯施設。金属管の骨組を登り降りして遊ぶ。
⇒ジャングル【jungle】
ジャングル‐ブック【The Jungle Book】
キップリング作の物語集。1894年刊。狼に育てられた少年モーグリが動物や人間との出会いを通じて成長してゆく。
じゃん‐けん
(「石拳」から。一説に「両拳」の中国音から)拳けんの一種。掌てのひらを握ったのを石、掌を開いたのを紙、人指指と中指の2本を出したのを鋏はさみとし、鋏は紙に、紙は石に、石は鋏に勝つものとして勝負を争う遊戯。また、これで事を行う順番を決める。いしけん。
⇒じゃんけん‐ぽん
じゃんけん‐ぽん
じゃんけんをする時の掛け声。また、じゃんけんのこと。じゃんけんぽい。「―、あいこでしょ」
⇒じゃん‐けん
じゃん‐こ
あばた。みっちゃ。
じゃん‐じゃか
①楽器などを騒がしく鳴らす音。
②物事を威勢よく進めるさま。「―仕事する」
しゃん‐しゃん
①いくつもの鈴が揺すられて鳴る連続音。
②手を打つ音。また、手を打って喜ぶことから、事の決着したさまにいう。浄瑠璃、今宮の心中「―、さあこれからが本酒」。「―と手打ちをする」
③湯が盛んに沸きたつさま。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「据風呂も―かかり湯取つて加減見て」
④精神的にも肉体的にも健康で元気のよいさま。「年をとっても―している」
じゃん‐じゃん
①半鐘はんしょうをつづけて鳴らす音。転じて、半鐘の異称。
②調子づいて物事が休みなく盛んに行われるさま。「金を―使う」「―売れる」
しゃんす
(「相思」の唐音。長崎の方言)こいびと。情人。東海道中膝栗毛8「わいどもの―めにがらりうばあてや」
しゃんす
〔助動〕
シャリマスの転。四段・ナ変動詞の未然形に付いて、軽い尊敬を表す。…なさいます。主に遊里の女性が用いた。浄瑠璃、心中天の網島「さあさあ早う小袖も着替へて、につこり笑うて行かしやんせ」→さしゃんす
ジャンスキー【Karl Guthe Jansky】
アメリカの技術者。無線に及ぼす空中放電の影響を研究中、銀河系中心部からの電波を発見。電波天文学の祖といわれる。天体の電波強度の単位(記号Jy 1Jy=10−26W/m2・Hz)として名を残す。(1905〜1950)
ジャンセニズム【Jansenism】
〔宗〕17世紀の中頃ヤンセンの創始した教義。アウグスティヌスの流れを汲み、神の恩寵や予定救霊の絶対性、また人の自由意志の無力を説き、フランスのポール‐ロワイヤル派などの信奉者を出したが、1713年教皇によって禁止。ヤンセン主義。
シャンゼリゼ【Champs-Elysées】
パリ北西部の大通りで、高級商店街・遊歩道として有名。→パリ(図)
シャンゼリゼ
撮影:小松義夫
ジャン‐そう【雀荘】‥サウ
(ジャンはマージャンの略)席料をとってマージャンをさせるところ。
シャンソン【chanson フランス】
(歌の意)フランス語の世俗的な歌詞をもつ歌曲の総称。一般には現代フランスの大衆歌謡を指す。
ジャンダルム【gendarme フランス】
(憲兵の意。登山用語)主峰の近くにあって、それを護るかのようにそびえる岩峰。日本では特に奥穂高岳のそれをさす。
シャンタン【shantung】
(中国の山東の英語読み)野蚕やさん糸で織った紬つむぎ風の平織物。山東絹を指す。また、それに似せて織った節のある薄地の織物。
シャンチー【象棋】
(中国語)(→)中国象棋。
シャンツァイ【香菜】
(中国語)(→)コエンドロに同じ。
シャンツェ【Schanze ドイツ】
スキーの跳躍台。出発点・助走路・踏切台・着陸斜面から成る。ジャンプ台。
シャンデリア【chandelier】
カットグラスに多くの電球を組み合わせ、天井などから吊るす装飾電灯。
シャンデルナゴル【Chandernagor フランス】
インドの北東部、西ベンガル州の都市。17世紀後半フランスの植民地となる。1950年、インドに返還。人口16万2千(2001)。ヒンディー語名チャンダンナガル。
シャント【shunt】
①電流回路などの分路。分流器。
②転轍機てんてつき。
しゃん‐と
〔副〕
①正しく整ったさま。きちんと。「つづら帽子を―着て」(狂言歌謡)
②確定的であるさま。たしかに。浄瑠璃、薩摩歌「―嫁入つて退ければよいものを」
③姿勢・気力などがしっかりしているさま。「背筋を―伸ばす」「年に似ず―している」
ジャンヌ【Jeanne】
(ジャンの女性形)フランス語の女子名。
ジャンヌ‐ダルク【Jeanne d'Arc】
フランスの愛国者。北東部シャンパーニュ州の一農村ドンレミの農民の娘。百年戦争の末期、救国の神託を受けたと信じ、1428年シャルル7世に献策して軍を委ねられ、イギリス軍を撃破、翌年オルレアンを奪還。のちイギリスと通謀するルーアンの司教らによって異端の宣告を受け、火刑。オルレアンの乙女。(1412〜1431)
ジャンパー【jumper】
①ジャンプする人。跳躍競技の選手。
②裾と袖口のしまった前開きの軽快でゆったりした上着。作業着・遊び着・運動着として用いる。
⇒ジャンパー‐スカート
ジャンパー‐スカート
(jumper skirt)胴着とスカートが一続きになった衣服。→スカート(図)
⇒ジャンパー【jumper】
シャンパーニュ【Champagne】
フランス北東部、パリ盆地東部の地方(州)。ブドウ栽培・シャンペン製造で知名。中心都市ランス。
シャンハイ【上海】
(Shanghai)中国長江の河口近く、黄浦江下流部にある中央政府直轄の大都市。1842年南京条約によって開港して以来、外国資本の中国進出の拠点で、金融・貿易・商工業の中心地。面積約6300平方キロメートル。人口1434万9千(2000)。別称、滬こ・申。→中華人民共和国(図)。
上海(1)
撮影:小松義夫
上海(2)
撮影:小松義夫
⇒シャンハイ‐がに【上海蟹】
⇒シャンハイ‐ご【上海語】
⇒シャンハイ‐じへん【上海事変】
⇒シャンハイ‐りょうり【上海料理】
シャンハイ‐がに【上海蟹】
イワガニ科の食用種の通称。標準和名はチュウゴクモズクガニ。中国沿岸の河川に生息し、養殖も行われる。日本産のモズクガニよりもやや大型で、額および甲の前側縁の突起が鋭い。2006年に特定外来生物に指定。
⇒シャンハイ【上海】
シャンハイ‐ご【上海語】
上海市とその周辺で使用される中国の方言。19世紀以後上海に集まった蘇州や寧波出身者らの呉方言(呉語)が共通語(普通話)の影響を受けて形成された。
⇒シャンハイ【上海】
シャンハイ‐じへん【上海事変】
①(第1次)満州事変に関連して、上海とその郊外で行われた、日中両軍の戦闘。1932年(昭和7)1月28日に始まり、5月まで続いた。
爆撃で破壊された上海のざ北
提供:毎日新聞社
②(第2次)盧溝橋事件に関連して、上海で生じた日中両軍の戦闘。1937年8月13日に始まり、日中戦争の全面化に連なる。
⇒シャンハイ【上海】
シャンハイ‐りょうり【上海料理】‥レウ‥
上海一帯で発達した中国料理。蟹を使った料理が代表的。
⇒シャンハイ【上海】
ジャン‐パウル【Jean Paul】
(本名Johann P. Friedrich Richter)ドイツの小説家。皮肉とユーモアの混じった作品を書く。小説「マリーア=ブーツ先生の生活」「巨人」のほか、「美学入門」。(1763〜1825)
ジャンバラヤ【jambalaya】
アメリカ、ルイジアナ州の料理。炒めた米に野菜・肉・甲殻類などとスープ‐ストックを加えて火を通す。スペイン料理のパエーリャが起源といわれる。
シャンパン【champagne フランス】
発泡性の白葡萄酒。厳密にはフランス北東部シャンパーニュ地方産のものを指す。発酵の際に生じた炭酸ガスを含み、一種爽快な香味がある。祝宴の乾杯などに用いる。三鞭酒。シャンペン。サンパン。
⇒シャンパン‐グラス【champagne glass】
シャンパン‐グラス【champagne glass】
シャンパンやカクテルを飲むための脚付きグラス。口広のソーサー型と縦長のフルート型とがある。→グラス(図)
⇒シャンパン【champagne フランス】
シャンピニョン【champignon フランス】
(茸きのこの意)(→)マッシュルームのこと。
ジャンピング【jumping】
とぶこと。跳躍すること。
ジャンプ【jump】
①とぶこと。跳躍。
②㋐陸上競技で、走幅跳・走高跳・三段跳・棒高跳の総称。
㋑スキーで、ノルディック種目の一つ。シャンツェの助走路をすべり空中に踏み切って、フォーム(飛型)と飛距離とを争う。飛躍競技。
③映画で、フィルム編集の手違いから場面の接続が違うこと。
⇒ジャンプ‐スーツ【jump-suits】
⇒ジャンプ‐だい【ジャンプ台】
⇒ジャンプ‐ボール【jump ball】
シャンプー【shampoo】
①頭髪を洗うこと。
②洗髪剤。
ジャンプ‐スーツ【jump-suits】
上着とズボンが一続きになった衣服。繋ぎ服。
⇒ジャンプ【jump】
ジャンプ‐だい【ジャンプ台】
(→)シャンツェに同じ。
⇒ジャンプ【jump】
ジャンプ‐ボール【jump ball】
バスケット‐ボールで、試合の開始・再開のとき、審判が投げ上げたボールを両チームの二人の選手がジャンプして取り合うこと。
⇒ジャンプ【jump】
シャンブレー【chambray】
経たてに色糸、緯よこに白糸を用いて平織にした綿織物。主に夏の婦人服・ワイシャツなどに用いる。霜降り・縞柄などの模様がある。
シャンペン【champagne】
⇒シャンパン。
⇒シャンペン‐サイダー【champagne cider】
シャンペン‐サイダー【champagne cider】
炭酸を含んだ清涼飲料の商品名。のち、びんに王冠栓をした同様の清涼飲料の称。
⇒シャンペン【champagne】
ジャンボ【jumbo】
①(19世紀米国のサーカス団のゾウの名から)超大型であるさま。また、そのもの。
②台車の上に削岩機を多数取りつけた大型掘削土木機械。ドリル‐ジャンボ。
⇒ジャンボ‐き【ジャンボ機】
ジャンボ‐き【ジャンボ機】
大型のジェット旅客機、特にボーイング747型機の愛称。これを含めて、客室内に2本以上の通路を持つ大型旅客機を広胴(ワイド‐ボディー)機という。ジャンボ‐ジェット。
⇒ジャンボ【jumbo】
ジャン‐ボデル【Jean Bodel】
フランス中世の詩人・劇作家。抒情詩・武勲詩・ファブリオー(笑話)および最初のフランス語奇跡劇「聖ニコラ劇」の作者。(1165頃〜1210)
ジャンボリー【jamboree アメリカ】
(どんちゃん騒ぎの意)ボーイ‐スカウトの大会。キャンピング・作業・競技・キャンプ‐ファイアなどの催しを行う。
シャンポリオン【Jean François Champollion】
フランスのエジプト学者。1822年、ロゼッタ石により古代エジプトの象形文字の解読に成功。晩年エジプト文法・辞典をほぼ完成、没後刊行。(1790〜1832)
ジャンム‐カシミール【Jammu and Kashmir】
インド北西部の州。主要産業は手工芸品業・観光業。パキスタンも領有を主張し、印パ対立の原因をなす。夏季の州都はスリナガル、冬季はジャンム。→カシミール
ジャンル【genre フランス】
部門。種類。特に、詩・小説・戯曲など文芸作品の様式上の種類・種別。
しゅ【手】
①て。
②ある仕事をする人。「運転―」
しゅ【主】
(呉音はス)
①人や物を所有、または領有・支配する者。あるじ。ぬし。
②おもなこと。肝要なこと。「―たる目的」
③はたらきかける側のもの。行為をするもの。↔客。
④(Kyrios ギリシア・Dominus ラテン)キリスト教で神またはイエス=キリストの称。→しゅう→す(主)
⇒主辱めらるれば臣死す
しゅ【守】
(呉音はス)
①まもること。もち続けること。
②中国、秦・漢の地方官の一つ。郡の行政をつかさどる。太守。
③「長官かみ」参照。
④「位署いしょ」参照。
しゅ【朱】
①黄味を帯びた赤色。
Munsell color system: 6R5.5/14
②赤色の顔料。成分は硫化水銀(Ⅱ)。天然には辰砂しんしゃとして産する。水銀と硫黄とを混じ、これを加熱昇華させて製する。銀朱。
③朱墨しゅずみの略。
④朱で歌や俳句に点をつけること。また、朱で詩文を訂正すること。「―を入れる」
⑤⇒しゅ(銖)2。
⑥(稽古本などに朱で記入したことから)義太夫節の三味線の記譜法で、太夫の記譜法の黒譜に対していう。
⑦朱熹しゅきのこと。
⇒朱に交われば赤くなる
⇒朱を入れる
⇒朱を濺ぐ
しゅ【首】
①くび。かしら。あたま。
②第1番。最上位。はじめ。
③おもだったもの。おさ。かしら。
④詩歌を数える語。「百人一―」
しゅ【株】
根のついた樹木全体。また、それを数える語。「立木3―」
⇒株を削り根を掘る
しゅ【珠】
しんじゅ。たま。
しゅ【酒】
さけ。さけをのむこと。平家物語8「若宮の拝殿にして、泰定やすさだに―をすすめらる」
しゅ【衆】
⇒しゅう(衆)。天草本伊曾保物語「女房―」
しゅ【竪】
(仏教語から)声明しょうみょうや謡曲などで、細く弱く感情的な声。→横竪おうじゅ4
しゅ【腫】
はれること。はれもの。むくみ。
しゅ【種】
①同じなかま。分類した一つ。「ある―の才能」
②〔生〕(species)生物分類の基本的単位。互いに同類と認識しあう個体の集合であり、形態・生態などの諸特徴の共通性や分布域、相互に生殖が可能であることや遺伝子組成などによって、他種と区別しうるもの。生物種。いくつかの特徴により、さらに亜種・変種・品種に分けることもある。化石についてはさらに時間の経過に伴う変化(すなわち進化)を加味して定義し、進化学的種という。→階級(表)。
③〔論〕種概念の略。
しゅ【銖・朱】
①重量の単位。きび100粒の重さを1銖とし、24銖で1両。
②江戸時代の貨幣の価値表示。1両の16分の1。1分ぶの4分の1。銀目の約3匁もんめ7分5厘。
③利率の名目。1割の10分の1。分。歩。また、分・歩の10分の1をいうこともある。
しゅ【趣】
〔仏〕衆生しゅじょうが業ごうによって生ずる生存状態。これを六つに分けて、六趣または六道という。
じゅ【寿】
①とし。よわい。
②ことほぎ。いわい。
⇒寿を上る
じゅ【受】
(呉音はズ)〔仏〕(梵語vedanā)感覚器官をもって外界の対象を感受し、苦楽などを感ずること。感覚・知覚にあたる。五蘊ごうんの一つ。また、十二因縁の第7支。
じゅ【呪】
①のろい。まじない。
②〔仏〕陀羅尼だらに。真言。神呪。
じゅ【従】
(呉音)位階で、同等級において正の下に位することを表す語。「―三位」→従ひろい
じゅ【頌】
(呉音)〔仏〕(→)偈げに同じ。→しょう(頌)
じゅ【綬】
①官職の印を佩おびるのに用いた組ひも。
②佩玉はいぎょくの緒。
③礼服らいふく着用の時、乳の下から結び垂れた帯。糸で組んだ平緒の短いもの。主上は左右2筋、臣下は右に1筋を付けた。
綬
④勲章・褒章・記章を佩びるのに用いるひも。1875年(明治8)布告、88年勅令。
⇒綬を釈く
⇒綬を結ぶ
じゅ【儒】
学者。孔子の教えを修め奉ずる学者。また孔子の学問、教え。「―の道」
じゅ【樹】
たちき。き。
シュア【sure】
たしかなこと。確実。
しゅ‐あく【首悪】
悪党のかしら。元凶。
しゅ‐あく【衆悪】
もろもろの罪悪。
しゅ‐あん【朱殷】
(「殷」は黒ずんだ色)あかぐろい色。血の古くなった色。殷紅あんこう。
しゅ‐い【主位】‥ヰ
①おもな地位。大切な場所。
②華道で、下座の方。陽方。↔客位。→陰陽
しゅ‐い【主意】
①おもな意味・考え。
②理性や感性に重きをおかず、意志を主とすること。
③主君の意志。
⇒しゅい‐しゅぎ【主意主義】
しゅ‐い【朱衣】
(→)「あけごろも」に同じ。
しゅ‐い【首位】‥ヰ
第一の地位。首席。「―に立つ」「―打者」↔末位
しゅ‐い【趣意】
意見。趣旨。特に、目的とするところの考え。また、文章などの、表そうとしている意味。「―が明確でない」
⇒しゅい‐しょ【趣意書】
し‐ゆい【思惟】
(シイとも)〔仏〕考えめぐらすこと。心を集中させること。「五劫―の阿弥陀仏」
じゅ‐い【寿衣】
経帷子きょうかたびらのこと。
じゅ‐い【呪医】
(medicine-man)呪文・呪薬・呪物などの呪術的手段によって病気の治療を行う職能者。
じゅ‐い【授衣】
[詩経豳風、七月「七月火流れ、九月衣を授く」](古代中国で、9月に冬着を授けたことから)陰暦9月の異称。
じゅ‐い【授位】‥ヰ
(→)叙位に同じ。
じゅ‐い【儒医】
儒学者であり、医者でもある人。根無草「近年の医者どもは、…古方家或は―などとは名乗れども」
じゅ‐い【樹医】
(→)樹木医に同じ。
じゅい‐しゃ【受遺者】‥ヰ‥
〔法〕遺言によって財産の贈与(遺贈)を受ける者。
しゅい‐しゅぎ【主意主義】
①〔哲〕(voluntarism)意志的なものを知性的なものよりも上位におく立場。あるいは、意志的なものを世界の本質とみる形而上学説。たとえば、ドゥンス=スコトゥス・ショーペンハウアー・ニーチェなどの論。意志主義。
②〔心〕意志(広義には欲求を含む)を心的生活の根本機能とみる立場。ヴントなどの主張。
③一般に、知的なものよりも意志に優位を与える考え方。主意説。↔主知主義
⇒しゅ‐い【主意】
しゅい‐しょ【趣意書】
趣意を記した文書。しゅいがき。
⇒しゅ‐い【趣意】
ジュイゾ【juizo ポルトガル】
(キリシタン用語)審判。どちりなきりしたん「世界の終りなる―の日」
しゅいつ‐むてき【主一無適】
宋の程朱の修養説。程頤ていいが初めて唱え、朱熹しゅきがうけついだ説。心に敬を存し精神を集中して外物に心を移さないこと。
しゅ‐いろ【朱色】
朱の色。しゅしょく。
Munsell color system: 6R5.5/14
しゅ‐いん【手印】
①〔仏〕両手の指を組み合わせて表現した印。今昔物語集6「九百九十三仏の威儀・―を知らず」
②手の形を捺おした印。てがた。
③自分でした署名・捺印。自筆の文書。
しゅ‐いん【手淫】
手などによって自分で性的快感を得る行為。自慰。自涜。
しゅ‐いん【主因】
おもな原因。主たる原因。
しゅ‐いん【朱印】
①朱肉で押した印。
②室町〜江戸時代に、武将が公文書に用いた朱肉の印。また、その公文書。百姓・町人は使用が許されなかった。→黒印。
⇒しゅいん‐じょう【朱印状】
⇒しゅいん‐せん【朱印船】
⇒しゅいん‐だか【朱印高】
⇒しゅいん‐ち【朱印地】
⇒しゅいん‐ぶね【朱印船】
しゅ‐いん【酒淫・酒婬】
酒と色事。酒色。
じゅ‐いん【入院】‥ヰン
〔仏〕僧侶が住職となって寺に入ること。
じゅ‐いん【呪印】
〔仏〕陀羅尼だらに(真言)と印契いんげい。
じゅ‐いん【儒胤】
儒者の後胤。儒者の血すじ。
じゅ‐いん【樹陰】
樹木のかげ。こかげ。
しゅいん‐かんか【修因感果】‥クワ
〔仏〕善・悪の因を修することによって苦・楽の果報を獲得すること。修因得果。平家物語11「―の道理極上せり」
しゅいん‐じょう【朱印状】‥ジヤウ
花押かおうの代りに朱印を押した公文書。御朱印。→黒印状。
⇒しゅ‐いん【朱印】
しゅいん‐せん【朱印船】
近世初期、朱印状によって海外渡航の許可を得た船。徳川家康のころ、安南・呂宋ルソンなど東南アジア諸国との貿易に活躍。角倉船すみのくらぶね・末次船・末吉船など。御朱印船。→奉書船。
朱印船
⇒しゅ‐いん【朱印】
しゅいん‐だか【朱印高】
江戸幕府の朱印状によってその領有を確認された、土地の朱印状に記された石高。御朱印高。
⇒しゅ‐いん【朱印】
しゅいん‐ち【朱印地】
江戸幕府が寺社に対して朱印状を下付してその所領を確認した土地。御朱印地。証文地。
⇒しゅ‐いん【朱印】
しゅいん‐ぶね【朱印船】
⇒しゅいんせん
⇒しゅ‐いん【朱印】
しゅう【主】
(シュの長音化)主人。主君。宇津保物語蔵開中「―どもはあなかまや…とて打ち泣き給ふもあり」
⇒主を取る
しゅう【囚】シウ
とらわれた人。とりこ。
しゅう【州】シウ
①中国の行政区画の一つ。古代では全土を分かつ大きな行政区画の称(九州・十二州の類)。次第に細分化され、郡との区別がなくなったので、隋では郡を廃し、州に県を統轄。近世、県と共に府に属す。辛亥革命の後、省の下に道・県を置き、州は全く廃止。
②くに。日本の国郡制度の国。「六十余―」
③もと、台湾の行政区画の一つ。
④(state)アメリカ合衆国・オーストラリアなどの行政区画。
⑤(provincia ラテン)古代ローマで、各総督の下に置かれた地方領土。
⑥(Land ドイツ)ドイツなどの地方行政区画。「邦」とも訳す。「バイエルン―」
⑦地球上の大陸を分けた称。洲。「オセアニア―」
しゅう【秀】シウ
すぐれたこと。ひいでていること。また、すぐれた人。
しゅう【周】シウ
①まわること。まわり。めぐり。「トラックを4―する」
②〔数〕一つの面上の一部分Aが閉じた曲線(または折線)によって囲まれる時、この曲線(または折線)をAの面部分の周という。
しゅう【周】シウ
①中国の古代王朝の一つ。姓は姫。殷いんに服属していたが、西伯(文王)の子発(武王)がこれを滅ぼして建てた。幽王の子の携王までは鎬京こうけいに都したが、前770年平王が成周(今の洛陽付近)に即位し、いったん周は東西に分裂。西の周はまもなく滅亡。以上を東遷といい、東遷以前を西周、それ以後を東周(春秋戦国時代にあたる)という。(前1023〜前255)→封建制度。
②南北朝時代の北朝の周。北周。(557〜581)
③則天武后が建てた王朝。武周。(690〜705)
④五代最後の王朝。後周。(951〜960)
しゅう【宗
じゃり‐タレ【砂利タレ】
俗に、子供のタレント。
⇒じゃ‐り【砂利】
じゃりっ‐と
〔副〕
噛んだ砂や小石が口内で細かく砕ける音、また、その感触を表す語。
しゃり‐でん【舎利殿】
仏舎利を奉安する堂宇。内部に舎利塔を安置。
舎利殿(円覚寺)
撮影:関戸 勇
⇒しゃり【舎利】
しゃり‐とう【舎利塔】‥タフ
①仏舎利を納めている小さい塔。骨塔。
舎利塔
舎利塔
撮影:関戸 勇
②宝珠に火焔のあるもの。多く舎利塔の頂にあるからいう。
⇒しゃり【舎利】
じゃり‐ば【砂利場】
①砂利置場。
②江戸浅草の聖天町から日本堤へ出る所。新吉原の遊里へ通ずる主な道。ざりば。
⇒じゃ‐り【砂利】
シャリベツ【舎利別】
(sirupus ラテン)白糖の濃厚溶液。シロップ。
しゃり‐ほう【舎利法】‥ホフ
密教で、舎利を本尊として行う修法。
⇒しゃり【舎利】
しゃりほつ【舎利弗】
(梵語Śāriputra)釈尊十大弟子の一人。インド、マガダ国の首都王舎城外那蘭陀村の婆羅門バラモンの家の生れ。懐疑論者に師事していたが、のち釈尊の弟子となり、智慧第一と称せられた。シャーリプトラ。舎利子。鶖鷺子しゅうろし。
しゃり‐むり【差理無理・遮理無理】
理屈にかなわず強引に押し通そうとすること。無理矢理。小栗風葉、青春「―形式の内に押し込まうとする」
しゃ‐りゅう【者流】‥リウ
(接尾語的に)そのたぐい。その仲間に属する者たち。「操觚そうこ―」「長袖ちょうしゅう―」
シャリュモー【chalumeau フランス】
〔音〕クラリネットの前身にあたる1枚リードの管楽器。
しゃ‐りょう【社領】‥リヤウ
神社の領地。神領。
しゃ‐りょう【車両・車輛】‥リヤウ
電車・自動車など、旅客・貨物を輸送するための車。「―故障」
しゃ‐りょう【斜稜】
〔数〕角錐の隣り合った2斜面の交わりの線。
しゃ‐りん【車輪】
①車の輪。「―が外れる」
②俳優が一所懸命に熱演すること。車輪玉。転じて、一所懸命に働くことのたとえ。
⇒しゃりん‐せき【車輪石】
⇒しゃりん‐どめ【車輪止め】
⇒しゃりん‐ばい【車輪梅】
しゃりん‐せき【車輪石】
古墳時代前・中期の腕輪形石製品。扁平な卵形または円形で、中央に円孔があり、表面に放射状の彫刻がある。弥生時代のオオツタノハガイ製の腕輪を模したもの。碧玉製が多い。
車輪石
⇒しゃ‐りん【車輪】
しゃりん‐どめ【車輪止め】
鉄道で、車輪の逸走を防止するためレールに取り付ける車止め。スコッチ‐ブロック。
⇒しゃ‐りん【車輪】
しゃりんのした【車輪の下】
(Unterm Rad ドイツ)ヘッセの小説。1906年刊。受験勉強や神学校生活に押しつぶされる少年ハンスの悲劇を描く。
しゃりん‐ばい【車輪梅】
バラ科の常緑低木。暖地の海岸に自生。高さ約2メートル。葉は厚く楕円形でほぼ輪状につき、夏、香気ある白い梅形の5弁花を円錐状の花序に開く。果実は楕円形、黒色。樹皮をつむぎの染色に用い、また公園樹や庭木として栽培。
シャリンバイ
撮影:関戸 勇
⇒しゃ‐りん【車輪】
しゃ・る【曝る】
〔自下二〕
サルの訛。
しゃる
〔助動〕
(セラルの転。近世上方語)四段・ナ変動詞の未然形に付いて尊敬の意を表す。…なさる。浄瑠璃、女殺油地獄「いや隠さしやるな」→さしゃる(助動)
じゃ・る【戯る】
〔自下二〕
「ざる」に同じ。日葡辞書「ジャルル」→ざれる(下一)
シャルダン【Jean-Baptiste Siméon Chardin】
フランスの画家。フランドル派の影響をうけながら、神話・宗教・文学の主題を排し庶民生活と日用家具・食品などの静物をあるがままに描く。作「食前の祈り」など。(1699〜1779)
シャルドネ【Hilaire Bernigaud de Chardonnet】
フランスの化学者・工業家。人造絹糸を創製。(1839〜1924)
シャルトル【Chartres】
フランス北部、パリの南西約70キロメートルにある都市。ゴシック様式の大聖堂は世界遺産。
シャルトル
提供:JTBフォト
シャルドンヌ【Jacques Chardonne】
フランスの小説家。作「祝婚歌」「感情的運命」「ロマネスク」など。(1884〜1968)
シャル‐フォン‐ベル【Johann Adam Schall von Bell】
⇒アダム=シャル
シャルマイ【Schalmei ドイツ】
〔音〕オーボエの前身にあたる2枚リードの管楽器。日本へはポルトガル語名のチャルメラで伝来。ショーム。
シャルマン【charmant フランス】
魅力的なさま。チャーミング。
シャルムーズ【charmeuse フランス】
表を斜文織に、裏を繻子しゅす織にして模様をあらわした織物。
シャルル【Charles】
(フランス語の男子名。英語のチャールズに当たる)フランス王。
①(1世)
⇒シャルルマーニュ。
②(5世)イギリスから失地の大半を回復、財政を改善、学芸を奨励、賢君と称せられた。(1337〜1380)
③(7世)1422年即位。百年戦争の末期、ジャンヌ=ダルクなどの奮戦によって、カレーを除く全国土をイギリス軍の支配から回復。(1403〜1461)
シャルル【Jacques Alexandre César Charles】
フランスの物理学者。気体の物理的性質を研究、初めて水素気球を飛ばす。シャルルの法則を発見。(1746〜1823)
⇒シャルル‐の‐ほうそく【シャルルの法則】
シャルル‐ドルレアン【Charles d'Orléans】
フランス中世末期の抒情詩人。オルレアン公の息子。国王にも匹敵する大貴族。百年戦争に敗北して25年間ロンドン塔に幽閉。その詩作は繊細優雅、伝統的で清新。(1394〜1465)
シャルル‐の‐ほうそく【シャルルの法則】‥ハフ‥
(→)「ゲー=リュサックの法則」の別称。シャルルが1787年に発見。
⇒シャルル【Jacques Alexandre César Charles】
シャルルマーニュ【Charlemagne】
フランク王国カロリング朝の王。ピピンの長子。768年即位。ザクセン・イスラム・ランゴバルドなどを討って版図をフランスから中部ヨーロッパ・イタリアに拡げ、800年ローマ教皇から(西)ローマ皇帝の冠を受けた。法制を確立、商工業および学芸・教育を奨励。カール大帝(Karl der Grosse)。チャールズ大帝。(742〜814)
シャルワール【shalwar ペルシア】
イスラム教徒の女性がはく、ゆるやかな脚衣。ゆったりとふくらみ足首でしぼる形。
しゃれ【曝】
(サレの転)
⇒しゃれ‐いた【曝板】
⇒しゃれ‐がい【曝貝】
⇒しゃれ‐き【曝木】
⇒しゃれ‐こうべ【曝首・髑髏】
しゃれ【洒落】
(「戯され」から。「洒落」は当て字)
①気のきいたさま。いきなこと。黄表紙、高漫斉行脚日記「諸事―を好み」
②気のきいた身なりをすること。おしゃれ。金々先生栄花夢「あらゆる当世の―をつくせば」
③座興にいう気のきいた文句。ことばの同音をいかしていう地口じぐち。黄表紙、世上洒落見絵図「これはどうだ秀郷ひでさとと悪い―をいつたら」。「―が通じない」「駄―」
④たわむれに軽くふざけてする事。冗談事。「―にならない」
⇒しゃれ‐おんな【洒落女・白女】
⇒しゃれ‐こ・む【洒落込む】
⇒しゃれ‐っけ【洒落っ気】
⇒しゃれ‐のめ・す【洒落のめす】
⇒しゃれ‐ふう【洒落風】
⇒しゃれ‐ぼん【洒落本】
⇒しゃれ‐もの【洒落者】
じゃれ【戯れ】
(ザレの転)じゃれること。ふざけ、たわむれること。また、冗談。ざれごと。浄瑠璃、堀川波鼓「今のは何も皆―ぢや」
⇒じゃれ‐ぐい【戯れ食い】
⇒じゃれ‐わらい【戯れ笑い】
しゃ‐れい【射礼】
⇒じゃらい
しゃ‐れい【赦令】
赦免または特赦・大赦の命令。
しゃ‐れい【赦例】
赦免された前例。
しゃ‐れい【謝礼】
①感謝の心を表すことば。「―を述べる」
②感謝の意味で人に贈る物や金。お礼。「講師に―をする」
しゃ‐れいうん【謝霊運】
六朝時代の宋の詩人。東晋の謝玄の孫。陽夏(河南太康)の人。康楽公を襲爵し謝康楽と呼ばれる。南北朝文学の第一人者で山水詩の開祖とされる。著「謝康楽集」。(385〜433)
しゃれ‐いた【曝板】
風雨にさらされて木目もくめのよく出た板。看板や額に用いる。好色一代女1「長押なげしの上に―の額掛けて」
⇒しゃれ【曝】
しゃれ‐おんな【洒落女・白女】‥ヲンナ
①華美な装いをする女。
②江戸時代、風呂屋にいて客を相手とする遊女。売女。日本永代蔵2「柴屋町より―呼び寄せ」
⇒しゃれ【洒落】
しゃれ‐がい【曝貝】‥ガヒ
水にさらされた貝がら。
⇒しゃれ【曝】
しゃれ‐き【曝木】
風雨にさらされた材木。
⇒しゃれ【曝】
しゃ‐れき【社歴】
①会社の歴史。
②会社員の入社以来の年数。「―が浅い」
しゃ‐れき【砂礫】
⇒されき
じゃれ‐ぐい【戯れ食い】‥グヒ
犬などがたわむれて咬むこと。〈日葡辞書〉
⇒じゃれ【戯れ】
しゃれ‐こうべ【曝首・髑髏】‥カウベ
(→)「されこうべ」に同じ。
⇒しゃれ【曝】
しゃれ‐こ・む【洒落込む】
〔自五〕
①大層お洒落をする。めかし込む。「―・んで出かける」
②気のきいたことをする。「フランス料理と―・もう」
⇒しゃれ【洒落】
しゃ‐れつ【車列】
自動車の列。「―に割り込む」
しゃ‐れつ【車裂】
くるまざき。
じゃれ‐つ・く【戯れ付く】
〔自五〕
甘えたりふざけたりしてまつわりつく。
しゃれ‐っけ【洒落っ気】
(シャレケの転)
①装いに気を配って美しく見せようとする気持。「娘も最近―が出てきた」
②気の利いたことをしたり言ったりして、人を感心させようとする気持。「―のある人」
⇒しゃれ【洒落】
しゃれ‐のめ・す【洒落のめす】
〔自五〕
むやみに洒落を言い続ける。何でも冗談にしてしまう。洒落本、辰巳之園「何だか雨落あまおちのきしやご見たやうに―・すよ」
⇒しゃれ【洒落】
しゃれ‐ふう【洒落風】
芭蕉の没後、其角きかくが起こした俳諧の一派。芭蕉の幽玄・閑寂に反して、都会趣味で、警抜な着想と新奇な趣向により、凝った技巧を用い、頓知・洒落をきかせたもの。
⇒しゃれ【洒落】
しゃれ‐ぼん【洒落本】
明和(1764〜1772)〜天明(1781〜1789)の頃を中心に、主として江戸で発達した小説の一様式。遊里文学で、対話を骨子とし、遊びの穿うがちを主とする。一般に半紙四つ切大の小形本。作者には大田南畝・山東京伝その他匿名の当時の知識人が多く、代表作は「遊子方言」「辰巳之園」「通言総籬つうげんそうまがき」など。蒟蒻本こんにゃくぼん。通書つうしょ。
⇒しゃれ【洒落】
しゃれ‐もの【洒落者】
①気のきいたことをする人。風流者。
②はでに着飾る人。
③滑稽なことをする人。滑稽なことに巧みな人。
⇒しゃれ【洒落】
しゃ・れる【洒落る】
〔自下一〕
(一説では、「曝しゃれる」の転義、曝さらされて余分なところがなくなる意からという)
①習熟する。そのことに通ずる。西鶴織留3「太夫職になじみて、此道に―・れるほど」
②あかぬけている。小粋こいきである。気のきいた振舞いをする。好色一代男6「女郎も衣装つき―・れて、墨絵に源氏、紋所もちいさくならべて」。「―・れたネクタイ」
③なまいきなまねをする。こしゃくなさまが見える。「―・れた口をきくな」
④滑稽を言う。気の利いたうまい文句を言う。「のべつに―・れる」
⑤着飾って、おめかしをする。おしゃれをする。「―・れて外出する」
じゃ・れる【戯れる】
〔自下一〕
(ザレルの転)なれてたわむれる。ふざけかかる。浄瑠璃、大経師昔暦「―・れてそばえて」。「飼い主に―・れる」
じゃれ‐わらい【戯れ笑い】‥ワラヒ
ふざけて笑うこと。
⇒じゃれ【戯れ】
じゃ‐れん【邪恋】
道にはずれた恋。
しゃ‐ろう【砂漏】
⇒さろう
シャローム【shālōm ヘブライ】
(平和の意)ユダヤ人が挨拶に用いる語。「あなたに平安がありますように」の意。
しゃ‐ろく【写録】
書きうつすこと。
ジャロジー【jalousie】
角度を変えられる鎧板を横に小間隔で取りつけた窓や戸。
シャロレー【Charolais】
フランス中央山岳地帯、シャロレー地方原産の大形の肉牛。毛色は乳白色。
じゃ‐ろん【邪論】
よこしまな議論。不正な論説。
ジャワ【Java・爪哇・闍婆】
東南アジア大スンダ列島南東部の島。インドネシア共和国の中心をなし、首都ジャカルタがある。17世紀オランダによる植民地化が始まり、1945年まで同国領。面積は属島マドゥラを合わせて13万平方キロメートル。ジャヴァ。
⇒ジャワ‐かい【ジャワ海】
⇒ジャワ‐げんじん【ジャワ原人】
⇒ジャワ‐ご【ジャワ語】
⇒ジャワ‐サラサ【ジャワ更紗】
シャワー【shower】
(にわか雨の意)
①如雨露じょうろのような噴水口から水または湯の出る装置。また、その出る水や湯。雨浴器。
②〔理〕カスケード‐シャワーの略。
⇒シャワー‐ルーム【shower room】
シャワー‐ルーム【shower room】
シャワーを浴びるための部屋。
⇒シャワー【shower】
ジャワ‐かい【ジャワ海】
太平洋西端の付属海。ジャワ島とカリマンタン島との間にあり、南北約320キロメートル、東西約500キロメートル。
⇒ジャワ【Java・爪哇・闍婆】
ジャワ‐げんじん【ジャワ原人】
(→)ピテカントロプス‐エレクトゥスに同じ。
⇒ジャワ【Java・爪哇・闍婆】
ジャワ‐ご【ジャワ語】
(Javanese)ジャワ人の用いる言語。オーストロネシア語族中のインドネシア語派に属する。古代には梵語、中世にはアラビア語の影響が大。複雑な敬語体系を持つ。
⇒ジャワ【Java・爪哇・闍婆】
ジャワ‐サラサ【ジャワ更紗】
ジャワから産するサラサ。樹脂・蝋ろうなどで防染し、植物性染料で染めたもの。バティック。
⇒ジャワ【Java・爪哇・闍婆】
シャン【schön ドイツ】
(旧制高校の学生語)美人。
ジャン【Jean】
フランス語の男子名。→ジョン
じゃん
〔助詞〕
(終助詞)(「じゃないか」の略)相手に同意や確認を求める意を表す。「いかしてる―」「そんなことどうでもいい―」
シャンカラ【Śaṅkara 梵】
8世紀に活躍したインドのヴェーダーンタ学派の哲学者。多様な現象世界は唯一の実在であるブラフマン(梵)がマーヤー(幻)として自己顕現したものであり、実在性を持たないとする不二一元論を立てた。
じゃんがら【自安我楽・治安和楽】
(囃子はやしの鉦などの音から)念仏踊りの系統に属する民俗舞踊。長崎県平戸島・福島県平地方などで行われる。
ジャンキー【junkie; junky】
麻薬常習者・中毒者。
じゃん‐ぎり【散切】
(→)「ざんぎり」に同じ。
シャンク【shank】
ゴルフで、クラブのヘッドとシャフトの接続部分でボールを打つミス‐ショット。右打ちの場合、目標の右へボールが飛び出す。
ジャンク【junk】
がらくた。廃品。
⇒ジャンク‐アート【junk art】
⇒ジャンク‐フード【junk food】
⇒ジャンク‐ボンド【junk bond】
ジャンク【junk・戎克】
中国およびその周辺特有の船の総称。特定の型式の船ではない。小形船はサンパン。
ジャンク‐アート【junk art】
廃品芸術。工業製品の廃物など、がらくたを寄せ集めた芸術。
⇒ジャンク【junk】
シャンクウ【香菇】
(中国語)中国料理で、乾したシイタケ。
ジャンクション【junction】
①連結。接合点。
②複数の高速道路が連接する地点。
ジャンク‐フード【junk food】
高カロリー・低栄養価のインスタント食品・スナック菓子・ファースト‐フードなどを揶揄していう語。
⇒ジャンク【junk】
ジャンク‐ボンド【junk bond】
債権回収の可能性が低いとされる債券。信用は低いが利回りが高い。ジャンク債。
⇒ジャンク【junk】
ジャン‐クリストフ【Jean Christophe】
ロマン=ロランの長編小説。1904〜12年作。ベートーヴェンを原型にした作曲家ジャン=クリストフ=クラフトの魂の成長を描く教養小説。また、文明批評の書。
シャングリラ【Shangri-la】
①(英国の作家James Hilton1900〜1954の小説「失われた地平線」に登場する架空の地名から)理想郷。楽園。
②(「香格里拉」と書く)中国雲南省北西部の県。2002年、1に因んで中甸ちゅうでん県を改称。周辺はチベット族の居住地で、高山・森林・高原・湖沼などの景勝地。
ジャングル【jungle】
主に熱帯の高温多雨の地にある、繁茂した草木でおおわれた地。密林。
⇒ジャングル‐ジム【jungle gym】
ジャングル‐ジム【jungle gym】
公園・運動場などにある、金属管を組み合わせて造った遊戯施設。金属管の骨組を登り降りして遊ぶ。
⇒ジャングル【jungle】
ジャングル‐ブック【The Jungle Book】
キップリング作の物語集。1894年刊。狼に育てられた少年モーグリが動物や人間との出会いを通じて成長してゆく。
じゃん‐けん
(「石拳」から。一説に「両拳」の中国音から)拳けんの一種。掌てのひらを握ったのを石、掌を開いたのを紙、人指指と中指の2本を出したのを鋏はさみとし、鋏は紙に、紙は石に、石は鋏に勝つものとして勝負を争う遊戯。また、これで事を行う順番を決める。いしけん。
⇒じゃんけん‐ぽん
じゃんけん‐ぽん
じゃんけんをする時の掛け声。また、じゃんけんのこと。じゃんけんぽい。「―、あいこでしょ」
⇒じゃん‐けん
じゃん‐こ
あばた。みっちゃ。
じゃん‐じゃか
①楽器などを騒がしく鳴らす音。
②物事を威勢よく進めるさま。「―仕事する」
しゃん‐しゃん
①いくつもの鈴が揺すられて鳴る連続音。
②手を打つ音。また、手を打って喜ぶことから、事の決着したさまにいう。浄瑠璃、今宮の心中「―、さあこれからが本酒」。「―と手打ちをする」
③湯が盛んに沸きたつさま。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「据風呂も―かかり湯取つて加減見て」
④精神的にも肉体的にも健康で元気のよいさま。「年をとっても―している」
じゃん‐じゃん
①半鐘はんしょうをつづけて鳴らす音。転じて、半鐘の異称。
②調子づいて物事が休みなく盛んに行われるさま。「金を―使う」「―売れる」
しゃんす
(「相思」の唐音。長崎の方言)こいびと。情人。東海道中膝栗毛8「わいどもの―めにがらりうばあてや」
しゃんす
〔助動〕
シャリマスの転。四段・ナ変動詞の未然形に付いて、軽い尊敬を表す。…なさいます。主に遊里の女性が用いた。浄瑠璃、心中天の網島「さあさあ早う小袖も着替へて、につこり笑うて行かしやんせ」→さしゃんす
ジャンスキー【Karl Guthe Jansky】
アメリカの技術者。無線に及ぼす空中放電の影響を研究中、銀河系中心部からの電波を発見。電波天文学の祖といわれる。天体の電波強度の単位(記号Jy 1Jy=10−26W/m2・Hz)として名を残す。(1905〜1950)
ジャンセニズム【Jansenism】
〔宗〕17世紀の中頃ヤンセンの創始した教義。アウグスティヌスの流れを汲み、神の恩寵や予定救霊の絶対性、また人の自由意志の無力を説き、フランスのポール‐ロワイヤル派などの信奉者を出したが、1713年教皇によって禁止。ヤンセン主義。
シャンゼリゼ【Champs-Elysées】
パリ北西部の大通りで、高級商店街・遊歩道として有名。→パリ(図)
シャンゼリゼ
撮影:小松義夫
ジャン‐そう【雀荘】‥サウ
(ジャンはマージャンの略)席料をとってマージャンをさせるところ。
シャンソン【chanson フランス】
(歌の意)フランス語の世俗的な歌詞をもつ歌曲の総称。一般には現代フランスの大衆歌謡を指す。
ジャンダルム【gendarme フランス】
(憲兵の意。登山用語)主峰の近くにあって、それを護るかのようにそびえる岩峰。日本では特に奥穂高岳のそれをさす。
シャンタン【shantung】
(中国の山東の英語読み)野蚕やさん糸で織った紬つむぎ風の平織物。山東絹を指す。また、それに似せて織った節のある薄地の織物。
シャンチー【象棋】
(中国語)(→)中国象棋。
シャンツァイ【香菜】
(中国語)(→)コエンドロに同じ。
シャンツェ【Schanze ドイツ】
スキーの跳躍台。出発点・助走路・踏切台・着陸斜面から成る。ジャンプ台。
シャンデリア【chandelier】
カットグラスに多くの電球を組み合わせ、天井などから吊るす装飾電灯。
シャンデルナゴル【Chandernagor フランス】
インドの北東部、西ベンガル州の都市。17世紀後半フランスの植民地となる。1950年、インドに返還。人口16万2千(2001)。ヒンディー語名チャンダンナガル。
シャント【shunt】
①電流回路などの分路。分流器。
②転轍機てんてつき。
しゃん‐と
〔副〕
①正しく整ったさま。きちんと。「つづら帽子を―着て」(狂言歌謡)
②確定的であるさま。たしかに。浄瑠璃、薩摩歌「―嫁入つて退ければよいものを」
③姿勢・気力などがしっかりしているさま。「背筋を―伸ばす」「年に似ず―している」
ジャンヌ【Jeanne】
(ジャンの女性形)フランス語の女子名。
ジャンヌ‐ダルク【Jeanne d'Arc】
フランスの愛国者。北東部シャンパーニュ州の一農村ドンレミの農民の娘。百年戦争の末期、救国の神託を受けたと信じ、1428年シャルル7世に献策して軍を委ねられ、イギリス軍を撃破、翌年オルレアンを奪還。のちイギリスと通謀するルーアンの司教らによって異端の宣告を受け、火刑。オルレアンの乙女。(1412〜1431)
ジャンパー【jumper】
①ジャンプする人。跳躍競技の選手。
②裾と袖口のしまった前開きの軽快でゆったりした上着。作業着・遊び着・運動着として用いる。
⇒ジャンパー‐スカート
ジャンパー‐スカート
(jumper skirt)胴着とスカートが一続きになった衣服。→スカート(図)
⇒ジャンパー【jumper】
シャンパーニュ【Champagne】
フランス北東部、パリ盆地東部の地方(州)。ブドウ栽培・シャンペン製造で知名。中心都市ランス。
シャンハイ【上海】
(Shanghai)中国長江の河口近く、黄浦江下流部にある中央政府直轄の大都市。1842年南京条約によって開港して以来、外国資本の中国進出の拠点で、金融・貿易・商工業の中心地。面積約6300平方キロメートル。人口1434万9千(2000)。別称、滬こ・申。→中華人民共和国(図)。
上海(1)
撮影:小松義夫
上海(2)
撮影:小松義夫
⇒シャンハイ‐がに【上海蟹】
⇒シャンハイ‐ご【上海語】
⇒シャンハイ‐じへん【上海事変】
⇒シャンハイ‐りょうり【上海料理】
シャンハイ‐がに【上海蟹】
イワガニ科の食用種の通称。標準和名はチュウゴクモズクガニ。中国沿岸の河川に生息し、養殖も行われる。日本産のモズクガニよりもやや大型で、額および甲の前側縁の突起が鋭い。2006年に特定外来生物に指定。
⇒シャンハイ【上海】
シャンハイ‐ご【上海語】
上海市とその周辺で使用される中国の方言。19世紀以後上海に集まった蘇州や寧波出身者らの呉方言(呉語)が共通語(普通話)の影響を受けて形成された。
⇒シャンハイ【上海】
シャンハイ‐じへん【上海事変】
①(第1次)満州事変に関連して、上海とその郊外で行われた、日中両軍の戦闘。1932年(昭和7)1月28日に始まり、5月まで続いた。
爆撃で破壊された上海のざ北
提供:毎日新聞社
②(第2次)盧溝橋事件に関連して、上海で生じた日中両軍の戦闘。1937年8月13日に始まり、日中戦争の全面化に連なる。
⇒シャンハイ【上海】
シャンハイ‐りょうり【上海料理】‥レウ‥
上海一帯で発達した中国料理。蟹を使った料理が代表的。
⇒シャンハイ【上海】
ジャン‐パウル【Jean Paul】
(本名Johann P. Friedrich Richter)ドイツの小説家。皮肉とユーモアの混じった作品を書く。小説「マリーア=ブーツ先生の生活」「巨人」のほか、「美学入門」。(1763〜1825)
ジャンバラヤ【jambalaya】
アメリカ、ルイジアナ州の料理。炒めた米に野菜・肉・甲殻類などとスープ‐ストックを加えて火を通す。スペイン料理のパエーリャが起源といわれる。
シャンパン【champagne フランス】
発泡性の白葡萄酒。厳密にはフランス北東部シャンパーニュ地方産のものを指す。発酵の際に生じた炭酸ガスを含み、一種爽快な香味がある。祝宴の乾杯などに用いる。三鞭酒。シャンペン。サンパン。
⇒シャンパン‐グラス【champagne glass】
シャンパン‐グラス【champagne glass】
シャンパンやカクテルを飲むための脚付きグラス。口広のソーサー型と縦長のフルート型とがある。→グラス(図)
⇒シャンパン【champagne フランス】
シャンピニョン【champignon フランス】
(茸きのこの意)(→)マッシュルームのこと。
ジャンピング【jumping】
とぶこと。跳躍すること。
ジャンプ【jump】
①とぶこと。跳躍。
②㋐陸上競技で、走幅跳・走高跳・三段跳・棒高跳の総称。
㋑スキーで、ノルディック種目の一つ。シャンツェの助走路をすべり空中に踏み切って、フォーム(飛型)と飛距離とを争う。飛躍競技。
③映画で、フィルム編集の手違いから場面の接続が違うこと。
⇒ジャンプ‐スーツ【jump-suits】
⇒ジャンプ‐だい【ジャンプ台】
⇒ジャンプ‐ボール【jump ball】
シャンプー【shampoo】
①頭髪を洗うこと。
②洗髪剤。
ジャンプ‐スーツ【jump-suits】
上着とズボンが一続きになった衣服。繋ぎ服。
⇒ジャンプ【jump】
ジャンプ‐だい【ジャンプ台】
(→)シャンツェに同じ。
⇒ジャンプ【jump】
ジャンプ‐ボール【jump ball】
バスケット‐ボールで、試合の開始・再開のとき、審判が投げ上げたボールを両チームの二人の選手がジャンプして取り合うこと。
⇒ジャンプ【jump】
シャンブレー【chambray】
経たてに色糸、緯よこに白糸を用いて平織にした綿織物。主に夏の婦人服・ワイシャツなどに用いる。霜降り・縞柄などの模様がある。
シャンペン【champagne】
⇒シャンパン。
⇒シャンペン‐サイダー【champagne cider】
シャンペン‐サイダー【champagne cider】
炭酸を含んだ清涼飲料の商品名。のち、びんに王冠栓をした同様の清涼飲料の称。
⇒シャンペン【champagne】
ジャンボ【jumbo】
①(19世紀米国のサーカス団のゾウの名から)超大型であるさま。また、そのもの。
②台車の上に削岩機を多数取りつけた大型掘削土木機械。ドリル‐ジャンボ。
⇒ジャンボ‐き【ジャンボ機】
ジャンボ‐き【ジャンボ機】
大型のジェット旅客機、特にボーイング747型機の愛称。これを含めて、客室内に2本以上の通路を持つ大型旅客機を広胴(ワイド‐ボディー)機という。ジャンボ‐ジェット。
⇒ジャンボ【jumbo】
ジャン‐ボデル【Jean Bodel】
フランス中世の詩人・劇作家。抒情詩・武勲詩・ファブリオー(笑話)および最初のフランス語奇跡劇「聖ニコラ劇」の作者。(1165頃〜1210)
ジャンボリー【jamboree アメリカ】
(どんちゃん騒ぎの意)ボーイ‐スカウトの大会。キャンピング・作業・競技・キャンプ‐ファイアなどの催しを行う。
シャンポリオン【Jean François Champollion】
フランスのエジプト学者。1822年、ロゼッタ石により古代エジプトの象形文字の解読に成功。晩年エジプト文法・辞典をほぼ完成、没後刊行。(1790〜1832)
ジャンム‐カシミール【Jammu and Kashmir】
インド北西部の州。主要産業は手工芸品業・観光業。パキスタンも領有を主張し、印パ対立の原因をなす。夏季の州都はスリナガル、冬季はジャンム。→カシミール
ジャンル【genre フランス】
部門。種類。特に、詩・小説・戯曲など文芸作品の様式上の種類・種別。
しゅ【手】
①て。
②ある仕事をする人。「運転―」
しゅ【主】
(呉音はス)
①人や物を所有、または領有・支配する者。あるじ。ぬし。
②おもなこと。肝要なこと。「―たる目的」
③はたらきかける側のもの。行為をするもの。↔客。
④(Kyrios ギリシア・Dominus ラテン)キリスト教で神またはイエス=キリストの称。→しゅう→す(主)
⇒主辱めらるれば臣死す
しゅ【守】
(呉音はス)
①まもること。もち続けること。
②中国、秦・漢の地方官の一つ。郡の行政をつかさどる。太守。
③「長官かみ」参照。
④「位署いしょ」参照。
しゅ【朱】
①黄味を帯びた赤色。
Munsell color system: 6R5.5/14
②赤色の顔料。成分は硫化水銀(Ⅱ)。天然には辰砂しんしゃとして産する。水銀と硫黄とを混じ、これを加熱昇華させて製する。銀朱。
③朱墨しゅずみの略。
④朱で歌や俳句に点をつけること。また、朱で詩文を訂正すること。「―を入れる」
⑤⇒しゅ(銖)2。
⑥(稽古本などに朱で記入したことから)義太夫節の三味線の記譜法で、太夫の記譜法の黒譜に対していう。
⑦朱熹しゅきのこと。
⇒朱に交われば赤くなる
⇒朱を入れる
⇒朱を濺ぐ
しゅ【首】
①くび。かしら。あたま。
②第1番。最上位。はじめ。
③おもだったもの。おさ。かしら。
④詩歌を数える語。「百人一―」
しゅ【株】
根のついた樹木全体。また、それを数える語。「立木3―」
⇒株を削り根を掘る
しゅ【珠】
しんじゅ。たま。
しゅ【酒】
さけ。さけをのむこと。平家物語8「若宮の拝殿にして、泰定やすさだに―をすすめらる」
しゅ【衆】
⇒しゅう(衆)。天草本伊曾保物語「女房―」
しゅ【竪】
(仏教語から)声明しょうみょうや謡曲などで、細く弱く感情的な声。→横竪おうじゅ4
しゅ【腫】
はれること。はれもの。むくみ。
しゅ【種】
①同じなかま。分類した一つ。「ある―の才能」
②〔生〕(species)生物分類の基本的単位。互いに同類と認識しあう個体の集合であり、形態・生態などの諸特徴の共通性や分布域、相互に生殖が可能であることや遺伝子組成などによって、他種と区別しうるもの。生物種。いくつかの特徴により、さらに亜種・変種・品種に分けることもある。化石についてはさらに時間の経過に伴う変化(すなわち進化)を加味して定義し、進化学的種という。→階級(表)。
③〔論〕種概念の略。
しゅ【銖・朱】
①重量の単位。きび100粒の重さを1銖とし、24銖で1両。
②江戸時代の貨幣の価値表示。1両の16分の1。1分ぶの4分の1。銀目の約3匁もんめ7分5厘。
③利率の名目。1割の10分の1。分。歩。また、分・歩の10分の1をいうこともある。
しゅ【趣】
〔仏〕衆生しゅじょうが業ごうによって生ずる生存状態。これを六つに分けて、六趣または六道という。
じゅ【寿】
①とし。よわい。
②ことほぎ。いわい。
⇒寿を上る
じゅ【受】
(呉音はズ)〔仏〕(梵語vedanā)感覚器官をもって外界の対象を感受し、苦楽などを感ずること。感覚・知覚にあたる。五蘊ごうんの一つ。また、十二因縁の第7支。
じゅ【呪】
①のろい。まじない。
②〔仏〕陀羅尼だらに。真言。神呪。
じゅ【従】
(呉音)位階で、同等級において正の下に位することを表す語。「―三位」→従ひろい
じゅ【頌】
(呉音)〔仏〕(→)偈げに同じ。→しょう(頌)
じゅ【綬】
①官職の印を佩おびるのに用いた組ひも。
②佩玉はいぎょくの緒。
③礼服らいふく着用の時、乳の下から結び垂れた帯。糸で組んだ平緒の短いもの。主上は左右2筋、臣下は右に1筋を付けた。
綬
④勲章・褒章・記章を佩びるのに用いるひも。1875年(明治8)布告、88年勅令。
⇒綬を釈く
⇒綬を結ぶ
じゅ【儒】
学者。孔子の教えを修め奉ずる学者。また孔子の学問、教え。「―の道」
じゅ【樹】
たちき。き。
シュア【sure】
たしかなこと。確実。
しゅ‐あく【首悪】
悪党のかしら。元凶。
しゅ‐あく【衆悪】
もろもろの罪悪。
しゅ‐あん【朱殷】
(「殷」は黒ずんだ色)あかぐろい色。血の古くなった色。殷紅あんこう。
しゅ‐い【主位】‥ヰ
①おもな地位。大切な場所。
②華道で、下座の方。陽方。↔客位。→陰陽
しゅ‐い【主意】
①おもな意味・考え。
②理性や感性に重きをおかず、意志を主とすること。
③主君の意志。
⇒しゅい‐しゅぎ【主意主義】
しゅ‐い【朱衣】
(→)「あけごろも」に同じ。
しゅ‐い【首位】‥ヰ
第一の地位。首席。「―に立つ」「―打者」↔末位
しゅ‐い【趣意】
意見。趣旨。特に、目的とするところの考え。また、文章などの、表そうとしている意味。「―が明確でない」
⇒しゅい‐しょ【趣意書】
し‐ゆい【思惟】
(シイとも)〔仏〕考えめぐらすこと。心を集中させること。「五劫―の阿弥陀仏」
じゅ‐い【寿衣】
経帷子きょうかたびらのこと。
じゅ‐い【呪医】
(medicine-man)呪文・呪薬・呪物などの呪術的手段によって病気の治療を行う職能者。
じゅ‐い【授衣】
[詩経豳風、七月「七月火流れ、九月衣を授く」](古代中国で、9月に冬着を授けたことから)陰暦9月の異称。
じゅ‐い【授位】‥ヰ
(→)叙位に同じ。
じゅ‐い【儒医】
儒学者であり、医者でもある人。根無草「近年の医者どもは、…古方家或は―などとは名乗れども」
じゅ‐い【樹医】
(→)樹木医に同じ。
じゅい‐しゃ【受遺者】‥ヰ‥
〔法〕遺言によって財産の贈与(遺贈)を受ける者。
しゅい‐しゅぎ【主意主義】
①〔哲〕(voluntarism)意志的なものを知性的なものよりも上位におく立場。あるいは、意志的なものを世界の本質とみる形而上学説。たとえば、ドゥンス=スコトゥス・ショーペンハウアー・ニーチェなどの論。意志主義。
②〔心〕意志(広義には欲求を含む)を心的生活の根本機能とみる立場。ヴントなどの主張。
③一般に、知的なものよりも意志に優位を与える考え方。主意説。↔主知主義
⇒しゅ‐い【主意】
しゅい‐しょ【趣意書】
趣意を記した文書。しゅいがき。
⇒しゅ‐い【趣意】
ジュイゾ【juizo ポルトガル】
(キリシタン用語)審判。どちりなきりしたん「世界の終りなる―の日」
しゅいつ‐むてき【主一無適】
宋の程朱の修養説。程頤ていいが初めて唱え、朱熹しゅきがうけついだ説。心に敬を存し精神を集中して外物に心を移さないこと。
しゅ‐いろ【朱色】
朱の色。しゅしょく。
Munsell color system: 6R5.5/14
しゅ‐いん【手印】
①〔仏〕両手の指を組み合わせて表現した印。今昔物語集6「九百九十三仏の威儀・―を知らず」
②手の形を捺おした印。てがた。
③自分でした署名・捺印。自筆の文書。
しゅ‐いん【手淫】
手などによって自分で性的快感を得る行為。自慰。自涜。
しゅ‐いん【主因】
おもな原因。主たる原因。
しゅ‐いん【朱印】
①朱肉で押した印。
②室町〜江戸時代に、武将が公文書に用いた朱肉の印。また、その公文書。百姓・町人は使用が許されなかった。→黒印。
⇒しゅいん‐じょう【朱印状】
⇒しゅいん‐せん【朱印船】
⇒しゅいん‐だか【朱印高】
⇒しゅいん‐ち【朱印地】
⇒しゅいん‐ぶね【朱印船】
しゅ‐いん【酒淫・酒婬】
酒と色事。酒色。
じゅ‐いん【入院】‥ヰン
〔仏〕僧侶が住職となって寺に入ること。
じゅ‐いん【呪印】
〔仏〕陀羅尼だらに(真言)と印契いんげい。
じゅ‐いん【儒胤】
儒者の後胤。儒者の血すじ。
じゅ‐いん【樹陰】
樹木のかげ。こかげ。
しゅいん‐かんか【修因感果】‥クワ
〔仏〕善・悪の因を修することによって苦・楽の果報を獲得すること。修因得果。平家物語11「―の道理極上せり」
しゅいん‐じょう【朱印状】‥ジヤウ
花押かおうの代りに朱印を押した公文書。御朱印。→黒印状。
⇒しゅ‐いん【朱印】
しゅいん‐せん【朱印船】
近世初期、朱印状によって海外渡航の許可を得た船。徳川家康のころ、安南・呂宋ルソンなど東南アジア諸国との貿易に活躍。角倉船すみのくらぶね・末次船・末吉船など。御朱印船。→奉書船。
朱印船
⇒しゅ‐いん【朱印】
しゅいん‐だか【朱印高】
江戸幕府の朱印状によってその領有を確認された、土地の朱印状に記された石高。御朱印高。
⇒しゅ‐いん【朱印】
しゅいん‐ち【朱印地】
江戸幕府が寺社に対して朱印状を下付してその所領を確認した土地。御朱印地。証文地。
⇒しゅ‐いん【朱印】
しゅいん‐ぶね【朱印船】
⇒しゅいんせん
⇒しゅ‐いん【朱印】
しゅう【主】
(シュの長音化)主人。主君。宇津保物語蔵開中「―どもはあなかまや…とて打ち泣き給ふもあり」
⇒主を取る
しゅう【囚】シウ
とらわれた人。とりこ。
しゅう【州】シウ
①中国の行政区画の一つ。古代では全土を分かつ大きな行政区画の称(九州・十二州の類)。次第に細分化され、郡との区別がなくなったので、隋では郡を廃し、州に県を統轄。近世、県と共に府に属す。辛亥革命の後、省の下に道・県を置き、州は全く廃止。
②くに。日本の国郡制度の国。「六十余―」
③もと、台湾の行政区画の一つ。
④(state)アメリカ合衆国・オーストラリアなどの行政区画。
⑤(provincia ラテン)古代ローマで、各総督の下に置かれた地方領土。
⑥(Land ドイツ)ドイツなどの地方行政区画。「邦」とも訳す。「バイエルン―」
⑦地球上の大陸を分けた称。洲。「オセアニア―」
しゅう【秀】シウ
すぐれたこと。ひいでていること。また、すぐれた人。
しゅう【周】シウ
①まわること。まわり。めぐり。「トラックを4―する」
②〔数〕一つの面上の一部分Aが閉じた曲線(または折線)によって囲まれる時、この曲線(または折線)をAの面部分の周という。
しゅう【周】シウ
①中国の古代王朝の一つ。姓は姫。殷いんに服属していたが、西伯(文王)の子発(武王)がこれを滅ぼして建てた。幽王の子の携王までは鎬京こうけいに都したが、前770年平王が成周(今の洛陽付近)に即位し、いったん周は東西に分裂。西の周はまもなく滅亡。以上を東遷といい、東遷以前を西周、それ以後を東周(春秋戦国時代にあたる)という。(前1023〜前255)→封建制度。
②南北朝時代の北朝の周。北周。(557〜581)
③則天武后が建てた王朝。武周。(690〜705)
④五代最後の王朝。後周。(951〜960)
しゅう【宗しゃり‐こうえ【舎利講会】‥カウヱ🔗⭐🔉
しゃり‐こうえ【舎利講会】‥カウヱ
仏舎利を供養する法会。現実には仏舎利の代りに金や銀の枝を用いる。
⇒しゃり【舎利】
しゃり‐でん【舎利殿】🔗⭐🔉
しゃり‐でん【舎利殿】
仏舎利を奉安する堂宇。内部に舎利塔を安置。
舎利殿(円覚寺)
撮影:関戸 勇
⇒しゃり【舎利】
⇒しゃり【舎利】
シャリベツ【舎利別】🔗⭐🔉
シャリベツ【舎利別】
(sirupus ラテン)白糖の濃厚溶液。シロップ。
しゃり‐ほう【舎利法】‥ホフ🔗⭐🔉
しゃり‐ほう【舎利法】‥ホフ
密教で、舎利を本尊として行う修法。
⇒しゃり【舎利】
しゃりほつ【舎利弗】🔗⭐🔉
しゃりほつ【舎利弗】
(梵語Śāriputra)釈尊十大弟子の一人。インド、マガダ国の首都王舎城外那蘭陀村の婆羅門バラモンの家の生れ。懐疑論者に師事していたが、のち釈尊の弟子となり、智慧第一と称せられた。シャーリプトラ。舎利子。鶖鷺子しゅうろし。
セイミ【chemie オランダ・舎密】🔗⭐🔉
セイミ【chemie オランダ・舎密】
江戸後期から明治初期にかけての「化学」の呼称。舎密学。西周、復某氏書「かの一技一術を講ずる輩の、洋兵とか、…舎密とか、医術とかいひ喧さやぐは」
⇒セイミ‐きょく【舎密局】
セイミかいそう【舎密開宗】🔗⭐🔉
セイミかいそう【舎密開宗】
日本で最初の化学書。宇田川榕庵著訳。7編21巻。1837〜47年(天保8〜弘化4)刊。イギリス人ウィリアム=ヘンリー著「Epitome of Experimental Chemistry」のオランダ語訳による。
セイミ‐きょく【舎密局】🔗⭐🔉
セイミ‐きょく【舎密局】
明治政府が1869年(明治2)大坂に開講した理化学研究教育機関。89年京都へ移転。94年の高等学校令により第三高等学校と改称、京都帝国大学に至る。
⇒セイミ【chemie オランダ・舎密】
セーデル【cider オランダ・舎的爾】🔗⭐🔉
セーデル【cider オランダ・舎的爾】
発泡酒、(→)シードルに同じ。
とねり【舎人】🔗⭐🔉
とねり【舎人】
①大化前代の天皇や皇族の近習。古事記下「―名は鳥山と謂ふ人を使はして」
②律令制の下級官人。内舎人うどねり・大舎人・中宮舎人・東宮舎人などの称。万葉集2「ゆくへを知らに―は迷まとふ」
③貴人に従う雑人ぞうにん。牛車ぎっしゃの牛飼または乗馬の口取。源氏物語宿木「召次、―などの中には、乱りがはしきまでいかめしうなんありける」
④旧宮内省式部職の判任名誉官。式典に関する雑務に従ったもの。
⇒とねり‐おとこ【舎人男】
⇒とねり‐こ【舎人子】
⇒とねり‐の‐つかさ【舎人監】
とねり‐こ【舎人子】🔗⭐🔉
とねり‐こ【舎人子】
(→)「とねり」1・2・3に同じ。万代和歌集雑「―が袖も露けし」
⇒とねり【舎人】
とねり‐しんのう【舎人親王】‥ワウ🔗⭐🔉
とねり‐しんのう【舎人親王】‥ワウ
天武天皇の皇子。勅により「日本書紀」編修を主宰し、720年(養老4)に撰進。のち知太政官事となる。死後に太政大臣を贈られ、759年(天平宝字3)崇道尽敬皇帝を追号。(676〜735)
とねり‐の‐つかさ【舎人監】🔗⭐🔉
とねり‐の‐つかさ【舎人監】
律令制で、春宮坊とうぐうぼうに属し、東宮舎人の名簿・礼儀・分番をつかさどる役所。
⇒とねり【舎人】
やか‐す【舎屋】🔗⭐🔉
やか‐す【舎屋】
(宅栖やかすの意)いえ。家屋。大唐西域記長寛点「庭宇ヤカス荒涼として」
[漢]舎🔗⭐🔉
舎 字形
筆順
〔人(亻・
)部6画/8画/教育/2843・3C4B〕
[舍] 字形
〔人(亻・
)部6画/8画/7150・6752〕
〔音〕シャ(呉)(漢)
〔訓〕やど・おく
[意味]
①やど。いえ。建物。「客舎・旅舎・官舎・校舎・寄宿舎・舎監」
②軍隊の一日の行程。「三舎を避く」▶行軍中に一宿する所の意から。
③自分の家の。身うちの。「舎弟・舎兄」
④手をゆるめてはなす。すておく。(同)捨。「昼夜を舎おかず」〔論語〕(昼夜の別なく絶えず続く)
[解字]
「舍」は、もと舌部2画。形声。「口」(=場所)+音符「余」(=のばす。ゆるめる)の変形。手足を伸ばしてくつろぐ場所の意。現代中国語では「捨」の簡体字としても用いる。
[下ツキ
幄舎・営舎・駅舎・屋舎・学舎・客舎・官舎・厩舎・鳩舎・牛舎・倶舎宗・鶏舎・公舎・校舎・獄舎・三舎・宿舎・塾舎・哨舎・廠舎・精舎・畜舎・庁舎・殿舎・堂舎・豚舎・農舎・吠舎・病舎・兵舎・牧舎・寮舎・牢舎・田舎いなか
筆順
〔人(亻・
)部6画/8画/教育/2843・3C4B〕
[舍] 字形
〔人(亻・
)部6画/8画/7150・6752〕
〔音〕シャ(呉)(漢)
〔訓〕やど・おく
[意味]
①やど。いえ。建物。「客舎・旅舎・官舎・校舎・寄宿舎・舎監」
②軍隊の一日の行程。「三舎を避く」▶行軍中に一宿する所の意から。
③自分の家の。身うちの。「舎弟・舎兄」
④手をゆるめてはなす。すておく。(同)捨。「昼夜を舎おかず」〔論語〕(昼夜の別なく絶えず続く)
[解字]
「舍」は、もと舌部2画。形声。「口」(=場所)+音符「余」(=のばす。ゆるめる)の変形。手足を伸ばしてくつろぐ場所の意。現代中国語では「捨」の簡体字としても用いる。
[下ツキ
幄舎・営舎・駅舎・屋舎・学舎・客舎・官舎・厩舎・鳩舎・牛舎・倶舎宗・鶏舎・公舎・校舎・獄舎・三舎・宿舎・塾舎・哨舎・廠舎・精舎・畜舎・庁舎・殿舎・堂舎・豚舎・農舎・吠舎・病舎・兵舎・牧舎・寮舎・牢舎・田舎いなか
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