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広辞苑の検索結果 (46)

えい【永】🔗🔉

えい】 ①時間のながいこと。限りなく続くこと。とこしえ。 ②永楽銭の略。 ㋐年貢高・物価を永楽銭に換算した表示。「―1貫文」→永代えいだい→永高えいだか。 ㋑銭ぜにの異称。

えいあん‐もん【永安門】🔗🔉

えいあん‐もん永安門】 平安京内裏の内郭十二門の一つ。内裏の南、承明門の西にある。右廂門。→内裏(図)

えい‐えい【永永】🔗🔉

えい‐えい永永】 すえながくつづくさま。永久。浄瑠璃、津国女夫池「未来―うき目を見せん」

えいえん【永延】🔗🔉

えいえん永延】 (ヨウエンとも)平安中期、一条天皇朝の年号。寛和3年4月5日(987年5月5日)改元、永延3年8月8日(989年9月10日)永祚えいそに改元。

えい‐えん【永遠】‥ヱン🔗🔉

えい‐えん永遠‥ヱン ①始めもなく終りもなく果てしなくながく続くこと。永久。「―の生命」「―に変わらぬ友情」 ②〔哲〕(eternity) ㋐生成消滅のない不変の存在、すなわち無時間的な存在の性格。 ㋑数学の命題やイデアのように無時間的に妥当する真理の性格。 ⇒えいえん‐かいき【永遠回帰】 ⇒えいえん‐こうさい【永遠公債】 ⇒えいえん‐せい【永遠性】 ⇒えいえん‐の‐しんり【永遠の真理】

えいえん‐かいき【永遠回帰】‥ヱンクワイ‥🔗🔉

えいえん‐かいき永遠回帰‥ヱンクワイ‥ (ewige Wiederkunft ドイツ)同じものが永遠に繰り返し生じること。目的も意味もない永遠の反復を積極的に引き受けるところに生の絶対的肯定を見るニーチェ哲学の根本をなす象徴的表現。永劫回帰。 ⇒えい‐えん【永遠】

えいえん‐こうさい【永遠公債】‥ヱン‥🔗🔉

えいえん‐こうさい永遠公債‥ヱン‥ 定期に利子を払うだけで、一定期に償還する義務のない政府発行の公債。償還の義務はないが償還の権利が留保されたものもある。無期公債。利息公債。永久公債。↔有期公債。 ⇒えい‐えん【永遠】

えいえん‐せい【永遠性】‥ヱン‥🔗🔉

えいえん‐せい永遠性‥ヱン‥ 時間を超越した性質。永久に存在する性質。 ⇒えい‐えん【永遠】

えいえん‐の‐しんり【永遠の真理】‥ヱン‥🔗🔉

えいえん‐の‐しんり永遠の真理‥ヱン‥ ①永久に変わらない絶対的な真理。 ②(ewige Wahrheit ドイツ)ライプニッツの用語。経験的事実にもとづく「事実の真理」(例えば自然法則)を否定しても、論理的には矛盾に陥らない。これに対して、否定すれば論理的矛盾が生ずるような、思考の必然性にもとづく真理(例えば数学や論理学の法則)をいう。理性の真理。永久真理。 ⇒えい‐えん【永遠】

えいか‐がくは【永嘉学派】🔗🔉

えいか‐がくは永嘉学派】 南宋儒学の一派。道学とは別に、実用・経世済民の学を主張した。薛季宣せつきせん・馬伯熊ばはくゆうに起こり、陳傅良ちんふりょう・葉適によって大成。日本で伊藤仁斎の古学派がその影響をうけたという。

えいか‐の‐らん【永嘉の乱】🔗🔉

えいか‐の‐らん永嘉の乱】 中国の永嘉(307〜313)年間、匈奴の劉淵が自立、その子劉聡が洛陽・長安を陥れて西晋を滅ぼした乱。五胡十六国時代の幕をあけた。

えいか‐もん【永嘉門】🔗🔉

えいか‐もん永嘉門】 平安京大内裏の朝堂院二十五門の一つ。南面の門で、応天門の西にある。右廂門。

えいかん【永観】‥クワン(年号)🔗🔉

えいかん永観‥クワン (ヨウカンとも)平安中期、円融・花山天皇朝の年号。天元6年4月15日(983年5月29日)改元、永観3年4月27日(985年5月19日)寛和に改元。

えいかん【永観】‥クワン(人名)🔗🔉

えいかん永観‥クワン (ヨウカンとも)平安後期の三論宗の僧。諸宗を兼学し、1100年(康和2)より3年間は東大寺の別当。また、称名念仏による浄土教の普及に努める。主著「往生拾因」。(1033〜1111) ⇒えいかん‐どう【永観堂】

えいかん‐どう【永観堂】‥クワンダウ🔗🔉

えいかん‐どう永観堂‥クワンダウ 京都市左京区にある浄土宗西山禅林寺派の総本山。正称は禅林寺。855年(斉衡2)空海の弟子真紹の開創。11世紀末永観が入山して念仏の道場とした。本尊は見返り阿弥陀如来。桜・紅葉の名所。 ⇒えいかん【永観】

えいかん‐ぶし【永閑節】🔗🔉

えいかん‐ぶし永閑節】 古浄瑠璃の一派。寛文(1661〜1673)の頃、虎屋源太夫門下の虎屋永閑が江戸で語った。曲節の一部が地歌に伝わる。

えいき【永喜】🔗🔉

えいき永喜】 私年号の一つ。→私年号(表)

えいき【永機】🔗🔉

えいき永機】 幕末・明治の俳人。別号は老鼠堂・其角堂・善哉庵・阿心庵。父6世其角堂鼠肝の後を承けて7世其角堂を継ぎ、其角堂を上野不忍しのばず弁天境内から向島三囲みめぐり神社境内に移す。(1823〜1904)

えいきゅう【永久】‥キウ(年号)🔗🔉

えいきゅう永久‥キウ (ヨウキュウとも)平安後期、鳥羽天皇朝の年号。天永4年7月13日(1113年8月25日)改元、永久6年4月3日(1118年4月25日)元永に改元。 ⇒えいきゅう‐ひゃくしゅ【永久百首】

えいらく‐あかえ【永楽赤絵】‥ヱ🔗🔉

えいらく‐あかえ永楽赤絵‥ヱ 上絵付うわえつけの磁器の一つ。赤絵金襴手きんらんでの極彩色物。中国では明代永楽窯ようの赤絵。日本では京都の永楽家にも赤絵がある。 ⇒えいらく【永楽】

えいらく‐せん【永楽銭】🔗🔉

えいらく‐せん永楽銭】 ①明の永楽6年(1408)から鋳造した青銅銭。表面に「永楽通宝」の文字がある。室町時代から日本でも流通したが、江戸幕府が寛永通宝をつくって以後姿を消した。永。永銭。永精銭。 永楽銭 ②紋所の名。浄瑠璃、薩摩歌「―の駕籠じるし」 ⇒えいらく【永楽】

えいらく‐たいてん【永楽大典】🔗🔉

えいらく‐たいてん永楽大典】 中国の一大類書。永楽6年(1408)解縉かいしんらの奉勅撰。経史子集、百家の書、天文・地志・陰陽・医卜・僧道・技芸の諸書を蒐集、「洪武正韻」の韻字の順序にしたがって配列。初め「文献大成」と称した。2万2877巻。目録60巻。後に散逸し一部が現存。 ⇒えいらく【永楽】

えいらく‐つうほう【永楽通宝】🔗🔉

えいらく‐つうほう永楽通宝(→)永楽銭に同じ。 ⇒えいらく【永楽】

えいらく‐てい【永楽帝】🔗🔉

えいらく‐てい永楽帝】 明の第3代成祖(はじめ太宗と呼ばれる)の称。太祖洪武帝の第4子。名は朱棣しゅてい。太祖の孫第2代恵帝(建文帝)の時北平で挙兵し(靖難の変)、自ら即位、北平に遷都して京師(通称北京)とした。内治に意を用い、また、漠北に親征、蒙古・河西・青海を服属させ、真臘しんろう・暹羅シャム・爪哇ジャワなどをも来貢させた。(在位1402〜1424)(1360〜1424) ⇒えいらく【永楽】

えいらく‐やき【永楽焼】🔗🔉

えいらく‐やき永楽焼】 ①京都の永楽家で代々作られる陶器。文化・文政(1804〜1830)の頃に永楽保全ほぜん(11代善五郎)が、金襴手・交趾写コーチうつし・赤絵などを焼いたのに始まる。 ②中国明の永楽(1403〜1424)年間に景徳鎮官窯かんようで作られた磁器。 ⇒えいらく【永楽】

えいらく‐よう【永楽窯】‥エウ🔗🔉

えいらく‐よう永楽窯‥エウ 中国明の永楽(1403〜1424)年間の景徳鎮官窯。また、そこで焼成した磁器。 ⇒えいらく【永楽】

とこし‐え【常しえ・永久】‥ヘ🔗🔉

とこし‐え常しえ・永久‥ヘ 永くかわらないこと。いつまでも続くこと。とこしなえ。万葉集18「―にかくしもあらめや」。「―の愛を誓う」

なが・い【長い・永い】🔗🔉

なが・い長い・永い】 〔形〕[文]なが・し(ク) ①空間的または時間的に、1点から他の点までのへだたりが大きい。抽象的な事にもいう。万葉集10「朝戸出の君が姿をよく見ずて―・き春日を恋ひや暮さむ」。「―・い道のり」「気の―・い人」 ②永久不変である。源氏物語総角「さてのみこそ―・き心をもかたみに見果つべきわざなれ」 ◇「永い」は時間に限って使い、永続・永久の意味合いが強い。 ⇒長い目で見る ⇒長い物には巻かれよ ⇒長い草鞋を履く

ながい‐かふう【永井荷風】‥ヰ‥🔗🔉

ながい‐かふう永井荷風‥ヰ‥ 小説家。本名、壮吉。東京生れ。東京外語学校中退。広津柳浪に師事、「地獄の花」などでゾラを紹介。のち、明治末期に耽美享楽の作風に転じた。当代文明への嫌悪を語りながら、江戸戯作の世界に隠れ、花柳界など下層狭斜の風俗を描いた。作「あめりか物語」「すみだ川」「腕くらべ」「おかめ笹」「濹東綺譚」、日記「断腸亭日乗」など。文化勲章。(1879〜1959) 永井荷風 撮影:田沼武能 →作品:『濹東綺譚』 ⇒ながい【永井】

ながい‐たかし【永井隆】‥ヰ‥🔗🔉

ながい‐たかし永井隆‥ヰ‥ 医学博士。カトリック信徒。松江市生れ。長崎で被爆後、負傷者の救護や原爆症研究に尽力。著「長崎の鐘」。(1908〜1951) ⇒ながい【永井】

ながい‐たつお【永井竜男】‥ヰ‥ヲ🔗🔉

ながい‐たつお永井竜男‥ヰ‥ヲ 小説家。東京生れ。高等小学校卒。小林秀雄らと同人誌「山繭」を創刊。短編小説に秀でる。作「一個その他」「石版東京図絵」など。文化勲章。(1904〜1990) 永井竜男 撮影:田沼武能 ⇒ながい【永井】

ながい‐なおむね【永井尚志】‥ヰ‥ナホ‥🔗🔉

ながい‐なおむね永井尚志‥ヰ‥ナホ‥ (名はナオユキとも)幕末・維新期の官吏。三河奥殿藩主松平乗尹の子。旗本永井尚徳の養子。将軍慶喜の下で若年寄。箱館戦争にも参加して降伏。維新政府では開拓使用掛などを歴任。(1816〜1891) ⇒ながい【永井】 ○長居は恐れながいはおそれ 一つ所に長くいると禍を招き、ろくなことはない。浮世草子、新色五巻書「―、さらばさらばと帰りけるにぞ」 ⇒なが‐い【長居】

ながい‐りゅうたろう【永井柳太郎】‥ヰリウ‥ラウ🔗🔉

ながい‐りゅうたろう永井柳太郎‥ヰリウ‥ラウ 政治家。金沢生れ。早大卒、同教授。のち憲政会・民政党に属し、雄弁で知られる。拓務相・逓相、のち鉄道相兼逓相。(1881〜1944) ⇒ながい【永井】

ながき‐ひ【永き日】🔗🔉

ながき‐ひ永き日】 ながくて暮れるのがおそい日。多く春の一日をいう。永日。〈[季]春〉。続虚栗「―もさへづりたらぬ雲雀かな」(芭蕉)

なが・し【長し・永し】🔗🔉

なが・し長し・永し】 〔形ク〕 ⇒ながい

なが‐の【長の・永の】🔗🔉

なが‐の長の・永の】 (連体詞的に)長い。また、永久の。「―いとま」「―旅路に出る」 ⇒ながの‐わかれ【永の別れ】

ながの‐わかれ【永の別れ】🔗🔉

ながの‐わかれ永の別れ】 二度と会うことのない別れ。永遠の別れ。死別。 ⇒なが‐の【長の・永の】

ながら・う【存ふ・永らふ】ナガラフ🔗🔉

ながら・う存ふ・永らふナガラフ 〔自下二〕 ⇒ながらえる(下一)

ながら・える【存える・永らえる】ナガラヘル🔗🔉

ながら・える存える・永らえるナガラヘル 〔自下一〕[文]ながら・ふ(下二) ①生きて永くこの世に居る。長生きする。古今和歌集「とにもかくにも―・へて」。「命―・える」 ②長続きする。源氏物語帚木「―・ふべきものとしも思ひ給へざりしかど」

ながらく【長らく・永らく】🔗🔉

ながらく長らく・永らく】 〔副〕 長く。久しく。長い間。「―御無沙汰しました」

ようかん【永観】ヤウクワン🔗🔉

ようかん永観ヤウクワン ⇒えいかん

よう‐よう【永永】ヤウヤウ🔗🔉

よう‐よう永永ヤウヤウ (ヨウは呉音)とこしえ。永久。えいえい。曾我物語11「未来―有がたき御事なり」

[漢]永🔗🔉

 字形  筆順 〔水(氵・氺)部1画/5画/教育/1742・314A〕 〔音〕エイ(漢) ヨウ〈ヤウ〉(呉) 〔訓〕ながい・とこしえ (名)なが・ひさし [意味] ①時間がきわめてながい。「永日・永続」。将来にわたって時の限りがない。とこしえ。「永久・永住・永劫えいごう・ようごう・永眠」 ②「永楽銭」の略。「永代えいだい」 [解字] 解字水流が幾筋かの支流に分かれて、どこまでも長くのび続けるさまを描いた象形文字。 [難読] 永良部鰻えらぶうなぎ・永久とこしえ・とわ

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えい【永】🔗🔉

えい [1] 【永】 (1)「永楽銭」の略。 (2)1608年,幕府が永楽銭の通用を禁じた時,主に関東の畑作貢租や物価表示に用いた銭貨の名目的呼称。

えいあん-もん【永安門】🔗🔉

えいあん-もん 【永安門】 平安京内裏内郭十二門の一。南面する三門のうち西側の門。 →内裏

えい-えい【永永】🔗🔉

えい-えい [0] 【永永】 (副) (1)永久に。いつまでも。「未来―」 (2)長い歳月にわたるさま。「―三百年の太平」

えい-えん【永遠】🔗🔉

えい-えんン [0] 【永遠】 (名・形動)[文]ナリ (1)ある状態が果てしなく続く・こと(さま)。永久。永劫(エイゴウ)。とこしえ。「この時が―に続けばよい」 (2)時間を超越して変わらないこと。「―の真理」 (3)〔哲〕 〔eternity〕 (ア)普遍的真理のように,その意味や妥当性が無時間的であるもの。(イ)神やイデアのように,超時間的に存在するもの。

えいえん-かいき【永遠回帰】🔗🔉

えいえん-かいきンクワイ― [5] 【永遠回帰】 ⇒永劫回帰(エイゴウカイキ)

えいえん-こうさい【永遠公債】🔗🔉

えいえん-こうさいン― [5] 【永遠公債】 ⇒永久公債(エイキユウコウサイ)

えいえん-せい【永遠性】🔗🔉

えいえん-せいン― [0] 【永遠性】 時間を超えて存在する性質。

えいえん-の-しんり【永遠の真理】🔗🔉

えいえん-の-しんりン― 【永遠の真理】 〔(フランス) vrit ternelle〕 〔哲〕 事物やその状態からは独立に,普遍的にあてはまる真理。数学的・論理学的真理などがこれにあたる。ライプニッツは,これを否定すれば論理的矛盾に陥るような必然的真理として,「理性の真理」とも呼んだ。永久真理。 ⇔事実の真理

えいえん【永延】🔗🔉

えいえん 【永延】 年号(987.4.5-989.8.8)。寛和の後,永祚(エイソ)の前。一条天皇の代。

えいか-の-らん【永嘉の乱】🔗🔉

えいか-の-らん 【永嘉の乱】 中国,永嘉年間(307-312)匈奴(キヨウド)の首長劉淵(リユウエン)が,羯(ケツ)族や漢人の流民を糾合して洛陽(ラクヨウ)を陥れ,西晋(セイシン)を滅ぼした乱。以後,華北は遊牧民族の支配下に入り,五胡十六国時代が始まる。

えいか-もん【永嘉門】🔗🔉

えいか-もん 【永嘉門】 平安京大内裏朝堂院二十五門の一。南面し,応天門の西にある。 →大内裏

えいかん【永観】🔗🔉

えいかん エイクワン 【永観】 ⇒ようかん(永観)

えいかん-どう【永観堂】🔗🔉

えいかん-どう エイクワンダウ 【永観堂】 〔寺の中興者である永観にちなむ〕 京都市にある禅林寺の通称。

えいかん【永観】🔗🔉

えいかん エイクワン 【永観】 年号(983.4.15-985.4.27)。天元の後,寛和の前。円融・花山(カザン)天皇の代。

えいかん-ぶし【永閑節】🔗🔉

えいかん-ぶし 【永閑節】 江戸古浄瑠璃の一。貞享(ジヨウキヨウ)(1684-1688)頃,虎屋(トラヤ)永閑が盛んに語った。豪快な語り口で,操り芝居や,歌舞伎の荒事に多く用いられた。現在では地歌の永閑物に残る。

えい-きゅう【永久】🔗🔉

えい-きゅう ―キウ [0] 【永久】 (名・形動)[文]ナリ いつまでも限りなく続くこと。時間の果てがないこと。また,そのさま。とこしえ。永遠。「―不変」「―に変わらぬ愛」

えいきゅう-かくめい-ろん【永久革命論】🔗🔉

えいきゅう-かくめい-ろん ―キウ― [7] 【永久革命論】 ⇒永続革命論(エイゾクカクメイロン)

えいきゅう-きせい【永久寄生】🔗🔉

えいきゅう-きせい ―キウ― [5] 【永久寄生】 寄生虫が,カイチュウなどのように同一の宿主に一生を通じて,または時間的に長く寄生すること。完全寄生。定留寄生。

えいきゅう【永久】🔗🔉

えいきゅう エイキウ 【永久】 年号((1113.7.13-1118.4.3))天永の後,元永の前。鳥羽天皇の代。

えいらく【永楽】🔗🔉

えいらく [0] 【永楽】 (1)中国,明の成祖(永楽帝)の代の年号(1403-1424)。 (2)「永楽銭」の略。

えいらく-あかえ【永楽赤絵】🔗🔉

えいらく-あかえ [5] 【永楽赤絵】 中国,明代の永楽年間に景徳鎮の官窯より産した赤絵磁器。また,京都の永楽焼の赤絵写しをもいう。

えいらく-せん【永楽銭】🔗🔉

えいらく-せん [0] 【永楽銭】 中国,明代の1411年(永楽9)より鋳造された銅銭。表面に「永楽通宝」の文字がある。室町時代に輸入され,江戸初期まで盛んに流通したが,1608年禁止された。永楽通宝。永銭。永。 永楽銭 [図]

えいらく-たいてん【永楽大典】🔗🔉

えいらく-たいてん 【永楽大典】 中国最大の類書。二万二九三七巻。目録六〇巻。明の永楽帝が解縉(カイシン)らに命じて編集させ,1407年完成。百般の書物の記事を「洪武正韻」の文字の順序に配列したもの。大部分焼失し,現存は約八百巻。

えいらく-つうほう【永楽通宝】🔗🔉

えいらく-つうほう [5] 【永楽通宝】 「永楽銭」に同じ。

えいらく-てい【永楽帝】🔗🔉

えいらく-てい 【永楽帝】 (1360-1424) 中国,明の第三代皇帝(在位 1402-1424)。名は棣(タイ)。諡(オクリナ)は文皇帝。廟号(ビヨウゴウ)は太宗,のちに成祖。洪武帝の第四子。洪武帝の死後,靖難(セイナン)の役で建文帝を倒して即位。北京を都とし,皇帝権の伸長に努め,モンゴルを攻め,また鄭和(テイワ)を南方に派遣して諸国を従わせた。

えいらく-よう【永楽窯】🔗🔉

えいらく-よう ―エウ 【永楽窯】 中国明代,永楽帝の時代に景徳鎮におかれた官窯。

とこし-え【常しえ・永久】🔗🔉

とこし-え ―ヘ [0] 【常しえ・永久】 (名・形動)[文]ナリ 変わらずにいつまでも続く・こと(さま)。とこしなえ。えいきゅう。「―の眠りにつく(=死ヌ)」「―に変わらぬ愛」

とこし-なえ【常しなえ・永久】🔗🔉

とこし-なえ ―ナヘ [0] 【常しなえ・永久】 (名・形動)[文]ナリ 「とこしえ(永久)」に同じ。「宝塔―に天に聳えて/五重塔(露伴)」

とわ【永久】🔗🔉

とわ トハ [1] 【永久】 (名・形動)[文]ナリ いつまでも変わらない・こと(さま)。永久(エイキユウ)。永遠。「―の誓い」「―に幸あれ」

とわ-の-わかれ【永久の別れ】🔗🔉

とわ-の-わかれ トハ― [1] 【永久の別れ】 死に別れ。死別。永(ナガ)の別れ。

なが【長・永】🔗🔉

なが [1] 【長・永】 〔形容詞「長い」の語幹から〕 (1)他の語の上または下に付いて複合語をつくり,ながいことの意を表す。(ア)相対的に長い形であることを表す。「―袖」「足―」(イ)時間的に長く続くことを表す。「―雨」「―わずらい」(ウ)気持ちなどがのどかでのんびりしているさまを表す。「気―」 (2)「長掛(ナガカケ){(1)}」の略。「お年寄さま方は長かけと申して―をおかけ遊ばす/滑稽本・浮世風呂 3」

ながい【永井】🔗🔉

ながい ナガ 【永井】 姓氏の一。

ながい-かふう【永井荷風】🔗🔉

ながい-かふう ナガ― 【永井荷風】 (1879-1959) 小説家。東京,小石川生まれ。本名,壮吉。別号,断腸亭主人。「地獄の花」などでゾライズムを標榜。フランスから帰国後皮相な近代化に反発,江戸趣味へ傾斜しつつ,終生反俗的な文明批評家としての姿勢を貫いた。著「あめりか物語」「ふらんす物語」「冷笑」「腕くらべ」「おかめ笹」「東綺譚」,日記「断腸亭日乗」

ながい-たつお【永井竜男】🔗🔉

ながい-たつお ナガタツヲ 【永井竜男】 (1904-1990) 小説家。東京生まれ。都会的な洗練された文体と巧みな構成で,市井の人情を描く。「黒い御飯」「風ふたたび」「蜜柑」など。

ながい-なおむね【永井尚志】🔗🔉

ながい-なおむね ナガナホムネ 【永井尚志】 (1816-1891) 幕末期の幕臣。若年寄として大政奉還を推進。箱館戦争で敗北。のち開拓使御用掛・元老院権大書記官などを務めた。

ながい-りゅうたろう【永井柳太郎】🔗🔉

ながい-りゅうたろう ナガリウタラウ 【永井柳太郎】 (1881-1944) 政治家。石川県生まれ。早大卒。雑誌「新日本」の主筆として活躍。1920年(大正9)憲政会から代議士に当選,普選運動に参加。拓相・逓相を歴任。雄弁家として知られる。

なが・い【長い・永い】🔗🔉

なが・い [2] 【長い・永い】 (形)[文]ク なが・し (1)(線状に連続しているものの)ある点からある点までの空間的な隔たりが大きい。《長》「―・い道のり」「―・い刀」「―・い行列」 (2)ある時点からある時点までの時間的な隔たりが大きい。「人類の―・い歴史」「―・い下積みの生活」「日が―・くなる」「―・い間待たせる」「我が命も―・くもがと/日本書紀(雄略)」 (3)精神的に持続力がある。のんびりしている。《長》「気が―・い」 ⇔短い [派生] ――さ(名) [慣用] 息が―・尻が―・鼻の下が―/帯に短し襷(タスキ)に長し

永い眠りにつ・く🔗🔉

永い眠りにつ・く 死ぬ。永眠する。

永き日🔗🔉

永き日 長くて暮れなずむ春の一日。永日(エイジツ)。日永(ヒナガ)。

ながき【長き・永き】🔗🔉

ながき [1] 【長き・永き】 〔形容詞「長し」の連体形から〕 長いこと。長い年月。「二〇年の―にわたる裁判」

なが・し【長し・永し】🔗🔉

なが・し 【長し・永し】 (形ク) ⇒ながい

なが-なが【長長・永永】🔗🔉

なが-なが 【長長・永永】 (副) (1) [3][0] 時間の非常に長いさま。「―(と)おじゃまいたしました」 (2) [3] 物が長く伸びているさま。「―と寝そべる」

なが-の【長の・永の】🔗🔉

なが-の [1][0] 【長の・永の】 (連体) (時間的に)長い。また,永久の。「―道のり」

ながの-わかれ【永の別れ】🔗🔉

ながの-わかれ 【永の別れ】 (連語) (1)永遠の別れ。 (2)死に別れ。

ながら・える【長らえる・永らえる・存える】🔗🔉

ながら・える ナガラヘル [4][3] 【長らえる・永らえる・存える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ながら・ふ □一□ (1)(長く)生き続ける。「命を―・えて生き恥をさらす」「生き―・える」「いかでか,世に―・ふべかめる/源氏(葵)」 (2)その状態が長く続く。継続する。「天地の遠き初めよ世の中は常なきものと語り継ぎ―・へ来たれ/万葉 4160」 □二□流れ続ける。「沫雪(アワユキ)かはだれに降ると見るまでに―・へ散るは何の花そも/万葉 1420」

ながらく【長らく・永らく】🔗🔉

ながらく [2] 【長らく・永らく】 (副) 長い間。久しく。「―お待たせいたしました」

ようかん【永観】🔗🔉

ようかん ヤウクワン 【永観】 (1033-1111) 平安後期の僧。浄土教興隆の先駆者。南都で三論などを学び,三〇歳のとき浄土信仰に入った。のち京都の禅林寺に住し,三論および浄土教を説き念仏を広めた。著「往生拾因」「往生講式」など。えいかん。

えいえん【永遠】(和英)🔗🔉

えいえん【永遠】 eternity;→英和 immortality (不滅).〜の(に) eternal(ly);→英和 everlasting(ly);→英和 immortal(ly).→英和

えいきゅう【永久の(に)】(和英)🔗🔉

えいきゅう【永久の(に)】 permanent(ly);→英和 perpetual(ly);→英和 lasting(ly).‖永久歯 a permanent tooth.永久磁石(運動) a permanent magnet (motion).

とわに【永久に】(和英)🔗🔉

とわに【永久に】 ⇒永遠(に).

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