複数辞典一括検索+![]()
![]()
広辞苑の検索結果 (47)
うたた【転た】🔗⭐🔉
うたた【転た】
〔副〕
(「うたて」と同源)
①ある状態がずんずん進行して一層はなはだしくなるさま。いよいよ。ますます。和漢朗詠集「飛泉―声を倍ます」
②程度がはなはだしく進んで、常とちがうさま。はなはだしく。ひどく。異常に。「―あり」の形では、いやだ、気に染まないの意になることが多い。源氏物語手習「―あるまで世をうらみ侍るめれば」。古今和歌集雑体「花と見て折らむとすれば女郎花―あるさまの名にこそありけれ」
③程度が進んでかわりやすいさま。また、なんとなく心動くさま。そぞろに。日葡辞書「ウタタゴコロ」。「―今昔の感に堪えない」
⇒うたた‐ごころ【転た心】
⇒うたた‐ね【転た寝】
うたた‐ごころ【転た心】🔗⭐🔉
うたた‐ごころ【転た心】
うつりやすい心。あきやすい心。
⇒うたた【転た】
うたた‐ね【転た寝】🔗⭐🔉
うたた‐ね【転た寝】
寝るつもりでなく横になっているうちに眠ること。ころびね。かりね。古今和歌集恋「―に恋しき人を見てしより」。「―して風邪をひく」
⇒うたた【転た】
うたて【転て】🔗⭐🔉
うたて【転て】
〔副〕
(ウタタの転。物事が移り進んでいよいよ甚だしくなってゆくさま。それに対していやだと思いながらあきらめて眺めている意を含む)
①ますます甚だしく。万葉集12「いつはなも恋ひずありとはあらねども―このころ恋ししげしも」
②程度が甚だしく進んで普通とちがうさま。異様に。ひどく。源氏物語若紫「手をとらへ給へれば、―例ならぬ人の斯く近づき給へるはおそろしうて」
③(次に「あり」「侍り」「思ふ」「見ゆ」「言ふ」などの語を伴い、また感嘆文の中に用いて)心に染まない感じを表す。どうしようもない。いやだ。情け無い。あいにくだ。竹取物語「―ある主のみもとに仕うまつりて、すずろなる死をすべかめるかな」。源氏物語末摘花「まろがかくかたはになりなむ時はいかならむとのたまへば―こそあらめとて」。源氏物語紅葉賀「―の好みや」
④(「あな―」「―やな」などの形で、軽く詠嘆的に)いやだ。これはしたり。宇津保物語初秋「あな―、さる心やは見えし」
⇒うたて‐びと【転て人】
うたて・し【転てし】🔗⭐🔉
うたて・し【転てし】
〔形ク〕
(ウタテに形容詞語尾を付けたもの。中世にはシク活用の例もある)
①心に染まない感じである。いやだ。情無い。あいにくだ。源氏物語常夏「姫君も初めこそむくつけく―・くも覚え給ひしか」。平家物語4「御前に人一人も候はざらんが、むげに―・しう覚え候」
②心が痛む。気がかりである。気の毒である。平家物語4「討たれさせ給ひけん宮の御運のほどこそ―・けれ」
③わずらわしく厄介だ。玉塵抄4「屈突通に逢い事はいやぞ。―・い故障な人ぞ」
うたて‐びと【転て人】🔗⭐🔉
うたて‐びと【転て人】
いやだと思う人。厭わしい人。伊勢物語集「秋の頃―の物いひけるに」
⇒うたて【転て】
くるり【転】🔗⭐🔉
くるり【転】
①身軽く、回転するさま。「―と向きをかえる」
②物事が反転したように、すっかりかわるさま。「言う事が―と変わる」
③まわりを取り巻くさま。丸めたり包んだりするさま。ぐるり。
④唐棹からさおのこと。くるり棒。
⇒くるり‐くるり【転転】
ぐるり【転】🔗⭐🔉
ぐるり【転】
①一回転するさま。「腕を―と回す」
②まわりを取りまくさま。くるり。「―と囲まれる」
⇒ぐるり‐ぐるり【転転】
くるり‐くるり【転転】🔗⭐🔉
くるり‐くるり【転転】
幾回となく回転し、または変化するさま。くるくる。ぐるりぐるり。
⇒くるり【転】
ぐるり‐ぐるり【転転】🔗⭐🔉
こか・す【転かす・倒かす】🔗⭐🔉
こか・す【転かす・倒かす】
〔他五〕
①たおす。ころばす。浄瑠璃、堀川波鼓「行灯を踏み―・し」
②他の場所にうつす。かくす。浄瑠璃、神霊矢口渡「玉はどつちへ―・しおつた」
③だます。ごまかして自分のものにする。くすねる。浄瑠璃、心中万年草「二十八貫目拾うた。恵比寿・大黒が乗り移つた作右衛門を、―・さうや。おいてくれ」
④動詞の連用形に付いて、その意を強調する。さんざんに…する。すっかり…する。「叱り―・す」「売り―・す」
こ・く【転く・倒く】🔗⭐🔉
こ・く【転く・倒く】
〔自下二〕
⇒こける(下一)
こ・ける【転ける・倒ける】🔗⭐🔉
こ・ける【転ける・倒ける】
〔自下一〕[文]こ・く(下二)
①たおれる。ころぶ。滑稽本、妙竹林話七偏人「―・けつまろびつ四五丁程走り」
②すべり落ちる。ころげ落ちる。誹風柳多留8「ひとりでに羽織の―・けるひんのよさ」
③なびいて恋いしたうようになる。色道大鏡「こくる、これも惚るる心なり」
④芝居や映画が当たらなくて客の入りが悪い。
ころ【転】🔗⭐🔉
ころ【転】
①(投げられてころがるからいう)さいころ。
②重い物を動かす時、下に敷いてころがすのに用いる堅く丸い棒。ある種の軸受をもいう。また、細くて短い薪材。小端こわし。木呂。くれ。五郎太ごろた。
③ころ銭ぜにの略。仁勢物語「形無かたなしや―かけ取らぬ法度なりとも」
④尺八の奏法の一つ。他の穴を開き、1穴と2穴を指で交互にうって吹き鳴らす。「首振り三年―八年」
⑤(接尾語的に)小さく丸いものを表す語。「石―」「犬―」
ころがし【転がし】🔗⭐🔉
ころがし【転がし】
①ころがすこと。ころばし。
②振桶ふりおけの別称。
③鮎の釣り方の一つ。おもりをつけた糸に多くの釣針を仕掛け、瀬をころがすように移動させて、回転する針でひっかける。掛釣。
④値をつり上げるため、転売をかさねること。また、その商法。
ころ‐が・す【転がす】🔗⭐🔉
ころ‐が・す【転がす】
〔他五〕
①ものをまわして動かす。「樽を―・す」
②ものを倒す。ひっくりかえす。また、無造作に放置する。「足を払って地面に―・す」「その辺に―・しておけ」
③値をつり上げるため、転売をかさねる。「土地を―・す」
ころがり‐お・ちる【転がり落ちる】🔗⭐🔉
ころがり‐お・ちる【転がり落ちる】
〔自上一〕[文]ころがりお・つ(上二)
(→)「ころげおちる」に同じ。
ころがり‐こ・む【転がり込む】🔗⭐🔉
ころがり‐こ・む【転がり込む】
〔自五〕
(「ころげこむ」とも)
①ころがりながら入り込む。ころがるようにしてあわてふためいて入り込む。「玄関先へ―・む」
②ひとの家に入り、厄介になる。「友達の家へ―・む」
③思いがけず入ってくる。「大金が―・む」
ころがり‐まさつ【転がり摩擦】🔗⭐🔉
ころがり‐まさつ【転がり摩擦】
ある面上をころがる物体に働く、面からの抵抗力。普通、滑り摩擦よりはるかに小さい。
ころ‐が・る【転がる】🔗⭐🔉
ころ‐が・る【転がる】
〔自五〕
①回転しながら進む。ころげる。「ボールが床を―・る」
②横むきに倒れる。ころげる。「土俵に―・る」「地震で花瓶が―・る」
③体をよこたえる。「―・って本を読む」
④(「―・っている」の形で)ありふれていて、どこにもある。「その辺に―・っている代物ではない」
⇒転がる石に苔付かず
○転がる石に苔付かずころがるいしにこけつかず
「転石てんせき苔を生ぜず」に同じ。→転石(成句)
⇒ころ‐が・る【転がる】
○転がる石に苔付かずころがるいしにこけつかず🔗⭐🔉
○転がる石に苔付かずころがるいしにこけつかず
「転石てんせき苔を生ぜず」に同じ。→転石(成句)
⇒ころ‐が・る【転がる】
ころく
いとしい人が来る。カラスの鳴き声に「子ろ来」の意を掛けた語。万葉集14「からすとふ大をそ鳥の真実まさでにも来まさぬ君を―とそ鳴く」
こ‐ろく【小六】
①小型の虫籠。
②(人名から)
㋐小六染の略。
㋑小六節の略。
⇒ころく‐ぞめ【小六染】
⇒ころく‐ぶし【小六節】
こ‐ろく【胡簶】
(→)「やなぐい」に同じ。
ご‐ろく【五六】
①縦横が5寸に6寸の断面をもつ材木。また、5寸角・6寸角の太い材の意ともいう。太平記27「大物だいもつの―にて打ち付けたる桟敷」
②家屋の根継ぎをする際に柱を持ち上げるための木材。(俚言集覧)
③大きな石。日葡辞書「ゴロクヲヲトシカクル、またナグル」
④縦が5幅いつの、横が6幅むのの蚊屋。誹風柳多留12「白むくを―の中でくけて居る」
ご‐ろく【語録】
儒者・禅僧・指導者などの説き示したことばを集めた書物。近思録・伝習録・臨済録の類。
こ‐ろくがつ【小六月】‥グワツ
陰暦10月の異称。小春。〈[季]冬〉
ころく‐ぞめ【小六染】
馬の手綱に多くあるだんだら絞り。江戸中期の享保〜天明頃、歌舞伎役者嵐小六が舞台衣裳に応用したことに始まるという。手綱染。
⇒こ‐ろく【小六】
ころく‐ぶし【小六節】
江戸初期の流行唄はやりうた。慶長の頃、江戸赤坂に住んでいた美男の馬方関東小六を唄ったもの。
⇒こ‐ろく【小六】
コロケーション【collocation】
文・句における語の慣用的なつながり方。連語法。
ころげ‐お・ちる【転げ落ちる】
〔自上一〕[文]ころげお・つ(上二)
①回転しながら落ちる。ころがりおちる。「石段の上から―・ちる」
②急に悪い状態になる。急激に落ちぶれる。「社長の座を―・ちる」
ころげ‐こ・む【転げ込む】
〔自五〕
(→)「転がりこむ」に同じ。
ころげ‐まわ・る【転げ回る】‥マハル
〔自五〕
転がってあちらこちらへ動き回る。
ころ・げる【転げる】
〔自下一〕
(→)「転がる」に同じ。
ころ‐ころ
①鈴の鳴る音。蛙や昆虫の鳴く声。若い女性の笑う声。夫木和歌抄34「八少女の振るてふ鈴の―に」
②球状の物がなめらかに転がって行くさま。
③充実していて転がりそうに丸みがあるさま。「―した小犬」
④めまぐるしく変わったり簡単に行われたりするさま。「計画が―変わる」「―とだまされる」
ころ‐ごろ【頃頃】
日頃。この頃。万葉集4「日けの―は恋ひつつもあらむ」
ごろ‐ごろ
①雷がとどろき渡る音。また、それに似た音。幼児語で、雷。「おなかが―鳴る」
②重量のある固いものが引っ掛かるように転がって行く音。また、そのさま。「台車を―と引く」
③大きな固いものがあちこちに転がっているさま。また、数多く存在していて珍しくないさま。「いい選手が―いる」
④人が怠けて何もしないでいるさま。「家で―している」
⑤異物が触れて違和感があるさま。「目にごみが入って―する」
⇒ごろごろ‐さま【ごろごろ様】
ごろごろ‐さま【ごろごろ様】
(幼児語)かみなりさま。
⇒ごろ‐ごろ
ころし【殺し】
①ころすこと。
②抹殺。
③殺人または殺人事件。「―の記事」
⇒ころし‐ぬり【殺し塗り】
⇒ころし‐ば【殺し場】
⇒ころし‐もんく【殺し文句】
⇒ころし‐や【殺し屋】
コロシアム【colosseum】
①⇒コロセウム。
②競技場。
コロジオン【collodion】
硝化度の低いニトロセルロースをエチル‐エーテルとエチル‐アルコールの混合液に溶かした液。他物に塗布すると、溶剤が蒸発した後、薄膜を残すので、傷口保護のための医療用被覆剤、半透膜などに使用。引火しやすい。湿板写真に用いられた。
ころ‐じくうけ【転軸受】‥ヂク‥
軸との間に数個のころ(ローラー)を挿入した軸受。玉軸受より大きな荷重や衝撃に耐える。ローラー‐ベアリング。
ころし‐ぬり【殺し塗り】
日本画で、描線の箇所も残さず一面に絵具を塗ること。
⇒ころし【殺し】
ころし‐ば【殺し場】
歌舞伎で、殺人の場面。
⇒ころし【殺し】
ころ‐し‐も【頃しも】
(シは強意、モは感動の助詞)ちょうどその時。折しも。徒然草「一人ありかん身は心すべきことにこそと思ひける―」
ころし‐もんく【殺し文句】
男女間で相手を悩殺する文句。また一般に、相手の気持をうまく引きつけるような言葉。
⇒ころし【殺し】
ころし‐や【殺し屋】
頼まれて人を殺す者。
⇒ころし【殺し】
コロシント‐うり【コロシント瓜】
(colocynth)ウリ科の蔓性多年草。熱帯アジア・アフリカの原産、地中海沿岸にも産する。葉は西瓜に似、雌雄同株。夏、キュウリに似た淡黄色の花を開き、球形の液果を結ぶ。味は苦く、乾燥したものはコロシント実と称し、下剤とする。
コロシントうり
コロス【choros ギリシア】
古代ギリシアの合唱歌。また、その合唱隊。ギリシア演劇発展の母胎と称され、現存する作品でも老人や女性など劇中の一群の役割を担う。
ころ・す【殺す】
〔他五〕
①生命を絶つ。命を取る。崇神紀「大き戸よりうかがひて―・さむとすらくを」
②おさえつけて勢いをそぐ。おさえて活動させない。「息を―・す」「才能を―・す」
③勝負事で、相手の攻撃力を押さえこむ。「腕かいなを―・す」
④野球で、アウトにする。「走者を―・す」
⑤(俗語)質に入れる。黄表紙、不物好持たが病「脇差をまげ、夜着を―・してのちは外に才覚の仕方なく」
⑥相手を悩殺する。洒落本、夜半の茶漬「女郎を―・す秘密の伝は」。「目で―・す」
ころ・す【懲ろす】
〔他四〕
「こ(懲)らす」に同じ。
ごろすけ【五郎助】
フクロウのこと。「―ほうほう」
コロセウム【Colosseum ラテン】
ローマ帝政時代、ローマに造られた野天の巨大な円形闘技場。5万人を収容。遺跡が現存。コロシアム。コロセオ。→ローマ(図)
コロセオ【colosseo イタリア】
⇒コロセウム
ころ‐ぜに【ころ銭】
室町〜江戸時代、悪質の銭または磨滅した銭の称。一説に、明みんの洪武銭の異称。
ごろた【五郎太】
①丸太。
②物を転がすために下に敷く丸太。ころ。
③地面にころがっている小さい丸い石。ごろた石。毛吹草5「花のりん―程あれ石の竹」
⇒ごろた‐いし【ごろた石】
⇒ごろた‐なわ【ごろた縄】
ころ‐だい【胡盧鯛】‥ダヒ
①イサキ科の海産の硬骨魚。日本南部に産し、食用。
②コショウダイの俗称。
ごろた‐いし【ごろた石】
(→)「ごろた」3に同じ。
⇒ごろた【五郎太】
コロタイプ【collotype】
平版印刷の一種。ゼラチン水溶液に二クロム酸塩を加えた感光液をガラス板に塗布・乾燥し、これにネガを焼き付けたものを版とする。水とグリセリンで膨潤させると光の当たった部分に細かいしわができ、インクが付着する。写真・絵画などの精密な複製に適するが、大量印刷には不適。1870年頃ドイツのヨーゼフ=アルバート(J. Albert1825〜1886)が実用化。アルバート‐タイプ。アートタイプ。玻璃はり版。
ころ‐た・つ
〔自四〕
自分勝手に振る舞う。雄略紀「大磐宿祢…兵馬つわもの船の官及び諸の小官おづかさを執りて専用威命ころたちぬ」
ごろた‐なわ【ごろた縄】‥ナハ
釣糸をつけた幹縄を海底に垂らして魚を釣る具。北海道南部などで鱈の手釣に用いた。
⇒ごろた【五郎太】
ごろ‐つき
(「破落戸」と書くのは当て字)一定の住所も職業もなく、あちこちうろついて、おどしなどを働くならずもの。
ごろ‐つ・く
〔自五〕
①雷がごろごろと鳴り響く。
②なす事もなくぶらぶらしてなまけている。
コロッケ
(croquette フランス)揚げ物料理の一つ。あらかじめ調理した挽肉ひきにく・魚介・野菜などを、ゆでてつぶしたジャガイモやベシャメル‐ソースと混ぜ合わせて小判形などにまとめ、パン粉の衣をつけて油で揚げたもの。
コロッサス【colossus】
巨像。巨大な彫像。
ころっ‐と
〔副〕
①丸みのあるものが瞬時に一回ころがるさま。「おにぎりが―落ちた」
②突然に、容易に、あるいは完全に事が成立するさま。「―負ける」「考えが―変わる」
コロップ
(prop オランダをホロップに訛り、さらに訛ったもの)コルク製の栓。
⇒コロップ‐ぬき【コロップ抜き】
コロップ‐ぬき【コロップ抜き】
コルク抜き。栓抜き。
⇒コロップ
ころとう【葫蘆島】‥タウ
(Huludao)中国遼寧省西南部の港湾都市。不凍港で、風光明媚な避暑地。石油化学工業が盛ん。人口90万(2000)。
コロナ【corona】
①〔天〕太陽大気の外層。皆既かいき日食の際、太陽の縁から四方にぼやけて見える真珠色の淡光。その全光度は満月の約半分。内部コロナは100万度の自由電子が散乱する光で、X線や電波も含む。外部コロナは固体微粒子による散乱光で、黄道光につながる。
コロナ
撮影:Matthew Penn
コロナ(皆既日食時)
提供:岩波書店
②コロナ放電の光。
⇒コロナ‐グラフ【coronagraph】
⇒コロナ‐ほうでん【コロナ放電】
ころ‐ながし【転流し】
ころ(薪材・丸太材)を流水によって運搬すること。
コロナ‐グラフ【coronagraph】
太陽の光球の像を遮光板でさえぎって、コロナを観測する装置。
コロナグラフ
撮影:Matthew Penn
⇒コロナ【corona】
コロナ‐ほうでん【コロナ放電】‥ハウ‥
気体放電の一種。局部的に高電場を生じたため、部分的に絶縁破壊を起こして生じる放電。
⇒コロナ【corona】
コロニアル【colonial】
(「植民・植民地の」の意)建築・工芸の一様式。17〜18世紀にイギリス・スペイン・オランダなどの植民地で行われたもの。特にアメリカの植民地時代に見られる、イギリスの古典主義様式を簡略化した建築についていう。コロニアル‐スタイル。
コロニー【colony】
①植民地。また、入植者の集落。
②一地域に定着した同一種または若干種の生物集団。
③細菌・かび類・培養細胞などの、培地上の肉眼で見える集まり。
④心身障害者などの総合社会福祉施設。ノーマライゼーションの思想の浸透により衰退。
コロヌス【colonus ラテン】
ローマ帝政末期の小作人。土地に縛られ、人格的自由を認められながら移転の自由がない。中世農奴の起源の一つ。コロナトゥス。
ごろ‐ね【ごろ寝】
寝じたくをしないで、ごろりと横になり寝ること。「ベンチで―する」
コロネーション【coronation】
(→)戴冠式。
コロネード【colonnade】
柱廊。列柱。
コロネット【coronet】
(花冠の意)花冠を連想させるふっくらと丸みを帯びて広がるスカートのシルエット。
コロネル【kolonel オランダ】
陸軍大佐。
ころば‐か・す【転ばかす】
〔他四〕
「ころばす」に同じ。狂言、若市にゃくいち「上人をふり―・し、とつておさへ」
ころばし【転ばし】
①ころばすこと。
②重いものの下に敷き、これを動かし運ぶのに用いる棒。ころ。
③転用すること。
⇒ころばし‐ねだ【転ばし根太】
⇒ころばし‐もち【転ばし餅】
⇒ころばし‐ゆか【転ばし床】
ころばし‐ねだ【転ばし根太】
〔建〕地上にじかに置いた根太。
⇒ころばし【転ばし】
ころばし‐もち【転ばし餅】
誕生日前に歩けるようになった子に、初誕生の日に餅を背負わせて転ばす、東日本の習俗。
⇒ころばし【転ばし】
ころばし‐ゆか【転ばし床】
〔建〕転ばし根太の上に設けた床。
⇒ころばし【転ばし】
ころば・す【転ばす】
〔他五〕
①ころぶようにさせる。回転させる。ころがす。まろばす。「樽を―・す」
②倒す。
③芸者に色を売らせる。
ごろはち‐ぢゃわん【五郎八茶碗】
大きめの飯茶碗。初めて作った肥前の陶工の名による呼称という。
コロス【choros ギリシア】
古代ギリシアの合唱歌。また、その合唱隊。ギリシア演劇発展の母胎と称され、現存する作品でも老人や女性など劇中の一群の役割を担う。
ころ・す【殺す】
〔他五〕
①生命を絶つ。命を取る。崇神紀「大き戸よりうかがひて―・さむとすらくを」
②おさえつけて勢いをそぐ。おさえて活動させない。「息を―・す」「才能を―・す」
③勝負事で、相手の攻撃力を押さえこむ。「腕かいなを―・す」
④野球で、アウトにする。「走者を―・す」
⑤(俗語)質に入れる。黄表紙、不物好持たが病「脇差をまげ、夜着を―・してのちは外に才覚の仕方なく」
⑥相手を悩殺する。洒落本、夜半の茶漬「女郎を―・す秘密の伝は」。「目で―・す」
ころ・す【懲ろす】
〔他四〕
「こ(懲)らす」に同じ。
ごろすけ【五郎助】
フクロウのこと。「―ほうほう」
コロセウム【Colosseum ラテン】
ローマ帝政時代、ローマに造られた野天の巨大な円形闘技場。5万人を収容。遺跡が現存。コロシアム。コロセオ。→ローマ(図)
コロセオ【colosseo イタリア】
⇒コロセウム
ころ‐ぜに【ころ銭】
室町〜江戸時代、悪質の銭または磨滅した銭の称。一説に、明みんの洪武銭の異称。
ごろた【五郎太】
①丸太。
②物を転がすために下に敷く丸太。ころ。
③地面にころがっている小さい丸い石。ごろた石。毛吹草5「花のりん―程あれ石の竹」
⇒ごろた‐いし【ごろた石】
⇒ごろた‐なわ【ごろた縄】
ころ‐だい【胡盧鯛】‥ダヒ
①イサキ科の海産の硬骨魚。日本南部に産し、食用。
②コショウダイの俗称。
ごろた‐いし【ごろた石】
(→)「ごろた」3に同じ。
⇒ごろた【五郎太】
コロタイプ【collotype】
平版印刷の一種。ゼラチン水溶液に二クロム酸塩を加えた感光液をガラス板に塗布・乾燥し、これにネガを焼き付けたものを版とする。水とグリセリンで膨潤させると光の当たった部分に細かいしわができ、インクが付着する。写真・絵画などの精密な複製に適するが、大量印刷には不適。1870年頃ドイツのヨーゼフ=アルバート(J. Albert1825〜1886)が実用化。アルバート‐タイプ。アートタイプ。玻璃はり版。
ころ‐た・つ
〔自四〕
自分勝手に振る舞う。雄略紀「大磐宿祢…兵馬つわもの船の官及び諸の小官おづかさを執りて専用威命ころたちぬ」
ごろた‐なわ【ごろた縄】‥ナハ
釣糸をつけた幹縄を海底に垂らして魚を釣る具。北海道南部などで鱈の手釣に用いた。
⇒ごろた【五郎太】
ごろ‐つき
(「破落戸」と書くのは当て字)一定の住所も職業もなく、あちこちうろついて、おどしなどを働くならずもの。
ごろ‐つ・く
〔自五〕
①雷がごろごろと鳴り響く。
②なす事もなくぶらぶらしてなまけている。
コロッケ
(croquette フランス)揚げ物料理の一つ。あらかじめ調理した挽肉ひきにく・魚介・野菜などを、ゆでてつぶしたジャガイモやベシャメル‐ソースと混ぜ合わせて小判形などにまとめ、パン粉の衣をつけて油で揚げたもの。
コロッサス【colossus】
巨像。巨大な彫像。
ころっ‐と
〔副〕
①丸みのあるものが瞬時に一回ころがるさま。「おにぎりが―落ちた」
②突然に、容易に、あるいは完全に事が成立するさま。「―負ける」「考えが―変わる」
コロップ
(prop オランダをホロップに訛り、さらに訛ったもの)コルク製の栓。
⇒コロップ‐ぬき【コロップ抜き】
コロップ‐ぬき【コロップ抜き】
コルク抜き。栓抜き。
⇒コロップ
ころとう【葫蘆島】‥タウ
(Huludao)中国遼寧省西南部の港湾都市。不凍港で、風光明媚な避暑地。石油化学工業が盛ん。人口90万(2000)。
コロナ【corona】
①〔天〕太陽大気の外層。皆既かいき日食の際、太陽の縁から四方にぼやけて見える真珠色の淡光。その全光度は満月の約半分。内部コロナは100万度の自由電子が散乱する光で、X線や電波も含む。外部コロナは固体微粒子による散乱光で、黄道光につながる。
コロナ
撮影:Matthew Penn
コロナ(皆既日食時)
提供:岩波書店
②コロナ放電の光。
⇒コロナ‐グラフ【coronagraph】
⇒コロナ‐ほうでん【コロナ放電】
ころ‐ながし【転流し】
ころ(薪材・丸太材)を流水によって運搬すること。
コロナ‐グラフ【coronagraph】
太陽の光球の像を遮光板でさえぎって、コロナを観測する装置。
コロナグラフ
撮影:Matthew Penn
⇒コロナ【corona】
コロナ‐ほうでん【コロナ放電】‥ハウ‥
気体放電の一種。局部的に高電場を生じたため、部分的に絶縁破壊を起こして生じる放電。
⇒コロナ【corona】
コロニアル【colonial】
(「植民・植民地の」の意)建築・工芸の一様式。17〜18世紀にイギリス・スペイン・オランダなどの植民地で行われたもの。特にアメリカの植民地時代に見られる、イギリスの古典主義様式を簡略化した建築についていう。コロニアル‐スタイル。
コロニー【colony】
①植民地。また、入植者の集落。
②一地域に定着した同一種または若干種の生物集団。
③細菌・かび類・培養細胞などの、培地上の肉眼で見える集まり。
④心身障害者などの総合社会福祉施設。ノーマライゼーションの思想の浸透により衰退。
コロヌス【colonus ラテン】
ローマ帝政末期の小作人。土地に縛られ、人格的自由を認められながら移転の自由がない。中世農奴の起源の一つ。コロナトゥス。
ごろ‐ね【ごろ寝】
寝じたくをしないで、ごろりと横になり寝ること。「ベンチで―する」
コロネーション【coronation】
(→)戴冠式。
コロネード【colonnade】
柱廊。列柱。
コロネット【coronet】
(花冠の意)花冠を連想させるふっくらと丸みを帯びて広がるスカートのシルエット。
コロネル【kolonel オランダ】
陸軍大佐。
ころば‐か・す【転ばかす】
〔他四〕
「ころばす」に同じ。狂言、若市にゃくいち「上人をふり―・し、とつておさへ」
ころばし【転ばし】
①ころばすこと。
②重いものの下に敷き、これを動かし運ぶのに用いる棒。ころ。
③転用すること。
⇒ころばし‐ねだ【転ばし根太】
⇒ころばし‐もち【転ばし餅】
⇒ころばし‐ゆか【転ばし床】
ころばし‐ねだ【転ばし根太】
〔建〕地上にじかに置いた根太。
⇒ころばし【転ばし】
ころばし‐もち【転ばし餅】
誕生日前に歩けるようになった子に、初誕生の日に餅を背負わせて転ばす、東日本の習俗。
⇒ころばし【転ばし】
ころばし‐ゆか【転ばし床】
〔建〕転ばし根太の上に設けた床。
⇒ころばし【転ばし】
ころば・す【転ばす】
〔他五〕
①ころぶようにさせる。回転させる。ころがす。まろばす。「樽を―・す」
②倒す。
③芸者に色を売らせる。
ごろはち‐ぢゃわん【五郎八茶碗】
大きめの飯茶碗。初めて作った肥前の陶工の名による呼称という。
ころげ‐お・ちる【転げ落ちる】🔗⭐🔉
ころげ‐お・ちる【転げ落ちる】
〔自上一〕[文]ころげお・つ(上二)
①回転しながら落ちる。ころがりおちる。「石段の上から―・ちる」
②急に悪い状態になる。急激に落ちぶれる。「社長の座を―・ちる」
ころげ‐こ・む【転げ込む】🔗⭐🔉
ころげ‐こ・む【転げ込む】
〔自五〕
(→)「転がりこむ」に同じ。
ころげ‐まわ・る【転げ回る】‥マハル🔗⭐🔉
ころげ‐まわ・る【転げ回る】‥マハル
〔自五〕
転がってあちらこちらへ動き回る。
ころ・げる【転げる】🔗⭐🔉
ころ・げる【転げる】
〔自下一〕
(→)「転がる」に同じ。
ころば‐か・す【転ばかす】🔗⭐🔉
ころば‐か・す【転ばかす】
〔他四〕
「ころばす」に同じ。狂言、若市にゃくいち「上人をふり―・し、とつておさへ」
ころばし【転ばし】🔗⭐🔉
ころばし【転ばし】
①ころばすこと。
②重いものの下に敷き、これを動かし運ぶのに用いる棒。ころ。
③転用すること。
⇒ころばし‐ねだ【転ばし根太】
⇒ころばし‐もち【転ばし餅】
⇒ころばし‐ゆか【転ばし床】
ころばし‐ねだ【転ばし根太】🔗⭐🔉
ころばし‐ねだ【転ばし根太】
〔建〕地上にじかに置いた根太。
⇒ころばし【転ばし】
ころばし‐もち【転ばし餅】🔗⭐🔉
ころばし‐もち【転ばし餅】
誕生日前に歩けるようになった子に、初誕生の日に餅を背負わせて転ばす、東日本の習俗。
⇒ころばし【転ばし】
ころばし‐ゆか【転ばし床】🔗⭐🔉
ころばし‐ゆか【転ばし床】
〔建〕転ばし根太の上に設けた床。
⇒ころばし【転ばし】
ころば・す【転ばす】🔗⭐🔉
ころば・す【転ばす】
〔他五〕
①ころぶようにさせる。回転させる。ころがす。まろばす。「樽を―・す」
②倒す。
③芸者に色を売らせる。
○転ばぬ先の杖ころばぬさきのつえ🔗⭐🔉
○転ばぬ先の杖ころばぬさきのつえ
失敗しないように、前以て用意をしておくこと。
⇒ころ・ぶ【転ぶ】
ころひ【嘖】
(コロフの連用形から)大声で叱りとがめること。叱責。神代紀上「稜威いつの―を発おこして」
ころび【転び】
①ころぶこと。
②江戸時代、キリシタンの信者が弾圧をうけて仏教に改宗したこと。
③芸者で売春する者。ころび芸者。
④傾斜させて立てた柱の傾き。
⇒ころび‐あい【転び合い】
⇒ころび‐いし【転び石】
⇒ころび‐がき【転び牡蠣】
⇒ころび‐キリシタン【転び切支丹】
⇒ころび‐ね【転び寝】
⇒ころび‐ひきづり【転び引き釣り】
⇒転びを打つ
ころび‐あい【転び合い】‥アヒ
私通して夫婦となること。また、その夫婦。
⇒ころび【転び】
ころび‐いし【転び石】
①地上にころがっている石。
②鉱石が原地を離れ、山腹・河などに転在するもの。
⇒ころび【転び】
ころび‐う・つ【転び打つ】
〔自四〕
「転びを打つ」に同じ。
ころび‐がき【転び牡蠣】
①カキの一種。奄美・沖縄諸島以南に分布。
②イタボガキの俗称。貝殻は厚く大きく、岩石につかずに小石などに付着して団塊状になって海底にころがっているので、この名がある。
⇒ころび【転び】
ころび‐キリシタン【転び切支丹】
江戸時代、キリシタン信者で、宗門を捨てた者。聖職者の場合は、転びバテレン・転びイルマンという。
⇒ころび【転び】
ころび‐ね【転び寝】
①ごろね。うたたね。
②野合。私通。浄瑠璃、博多小女郎波枕「木の根を枕に―」
⇒ころび【転び】
ころび‐ひきづり【転び引き釣り】
数多くの釣針を枝状につけた釣糸を竿につけ、河底を縦横に引き動かしながら鮎を釣る釣り方。
⇒ころび【転び】
ころび【転び】🔗⭐🔉
ころび【転び】
①ころぶこと。
②江戸時代、キリシタンの信者が弾圧をうけて仏教に改宗したこと。
③芸者で売春する者。ころび芸者。
④傾斜させて立てた柱の傾き。
⇒ころび‐あい【転び合い】
⇒ころび‐いし【転び石】
⇒ころび‐がき【転び牡蠣】
⇒ころび‐キリシタン【転び切支丹】
⇒ころび‐ね【転び寝】
⇒ころび‐ひきづり【転び引き釣り】
⇒転びを打つ
ころび‐あい【転び合い】‥アヒ🔗⭐🔉
ころび‐あい【転び合い】‥アヒ
私通して夫婦となること。また、その夫婦。
⇒ころび【転び】
ころび‐がき【転び牡蠣】🔗⭐🔉
ころび‐がき【転び牡蠣】
①カキの一種。奄美・沖縄諸島以南に分布。
②イタボガキの俗称。貝殻は厚く大きく、岩石につかずに小石などに付着して団塊状になって海底にころがっているので、この名がある。
⇒ころび【転び】
○転びを打つころびをうつ🔗⭐🔉
○転びを打つころびをうつ
わざと転がる。転がってみる。「ころびうつ」とも。狂言、瓜盗人「夜瓜を取るには、ころびを打つて取るものぢやげな」
⇒ころび【転び】
ころ・ふ【嘖ふ】
〔他四〕
大声をあげて叱る。叱責する。万葉集11「母に―・はえ物思ふ吾を」
ころ・ぶ【転ぶ】
〔自五〕
①ころころ回って行く。ころがる。まろぶ。宇治拾遺物語15「鞠のごとく簾中より―・び出させたまうて」。「―・ぶように走って行く」
②倒れる。転倒する。こける。狂言、二千石じせんせき「畳の縁に躓いて―・うであれば」。「階段で―・ぶ」
③キリシタン教徒が改宗する。吉利支丹始末「改宗する輩は、―・ぶといふは助くべくと云わたし」。南蛮寺興廃記「改宗する者を―・ぶと云」
④芸者・酌婦などがかくれて淫売する。歌舞伎、五大力恋緘「お前は芸者ぢやないか、同じ家中の御連中に出るさへあるに、これ見よがしに―・ぶとは」
⑤事態が変わる。なりゆきが変化する。「どう―・んでも大したことはない」
⇒転ばぬ先の杖
⇒転んでもただでは起きない
ゴロフク【呉絽服】
ゴロフクレンの略。
ゴロフクレン【grofgrein オランダ・呉絽服連】
(grofは「粗い」「粗末な」の意)舶来の梳毛そもう織物。羊毛その他の粗剛な獣毛で織る。江戸ではゴロ、上方かみがたでフクリンと略した。ゴロフクリン。好色一代男7「羽織は―黒きに縞びろうどの裏をつけ」
コロブス【colobus】
(ギリシア語の「切断された」の意からで、親指が短いことによる学名)コロブス属約10種のサルの総称。アフリカ中央部の森林にすむ。頭胴長数十センチメートル。細い胴に太く長い尾をもつ。代表種クロシロコロブスはほとんど全身が真っ黒で、顔の周囲と肩に真白な毛がある。アカコロブスはオレンジ色に近い赤茶。完全な木の葉食で、胃は草食獣のように複雑。
コロブス
提供:東京動物園協会
コロブス
提供:東京動物園協会
ころ‐ぶね【小艪船】
船頭一人で艪を押す早船。大弐高遠集「―にゑふ人ありと聞きつるは」
コロポックル
(アイヌ語。フキの葉の下に住む人の意)アイヌ伝説に登場する矮人わいじん。坪井正五郎は、日本列島先住民とみて、アイヌに追われたと主張した。
コロマンデル【Coromandel】
インド南東部のベンガル湾岸、北はクリシュナ河口付近から南はカリメール岬に至る海岸。長さ約700キロメートル。中心都市チェンナイ。
ころむ【衣】
(上代東国方言)ころも。万葉集20「韓から―」
ころも【衣】
①人の身体におおいつけるものの総称。衣服。きもの。きぬ。仁徳紀「―こそ二重もよき」
②僧侶の着る衣服。法服。僧衣。枕草子278「僧都の君、赤色の薄物の御―」
③てんぷらや菓子などの外面につけまぶすもの。「―をかりかりに揚げる」
⇒ころも‐がえ【衣更え・更衣】
⇒ころも‐がゆ【衣粥】
⇒ころも‐じらみ【衣虱】
⇒ころも‐づつみ【衣包み】
⇒ころも‐で【衣手】
⇒ころも‐で‐の【衣手の】
⇒ころも‐で‐を【衣手を】
⇒ころものうら‐の‐たま【衣の裏の珠】
⇒ころも‐の‐くび【衣領・衿】
⇒ころものした‐の‐よろい【衣の下の鎧】
⇒ころも‐の‐すそ【衣の裾】
⇒ころも‐の‐たま【衣の珠】
⇒ころも‐の‐やみ【衣の闇】
⇒ころも‐ばこ【衣箱】
⇒ころも‐へん【衣偏】
⇒ころも‐や【衣屋】
⇒衣打つ
⇒衣片敷く
⇒衣ばかりで和尚は出来ぬ
⇒衣は骭に至り、袖腕に至る
⇒衣を返す
ころも【挙母】
愛知県豊田市の旧称。
コロブス
提供:東京動物園協会
ころ‐ぶね【小艪船】
船頭一人で艪を押す早船。大弐高遠集「―にゑふ人ありと聞きつるは」
コロポックル
(アイヌ語。フキの葉の下に住む人の意)アイヌ伝説に登場する矮人わいじん。坪井正五郎は、日本列島先住民とみて、アイヌに追われたと主張した。
コロマンデル【Coromandel】
インド南東部のベンガル湾岸、北はクリシュナ河口付近から南はカリメール岬に至る海岸。長さ約700キロメートル。中心都市チェンナイ。
ころむ【衣】
(上代東国方言)ころも。万葉集20「韓から―」
ころも【衣】
①人の身体におおいつけるものの総称。衣服。きもの。きぬ。仁徳紀「―こそ二重もよき」
②僧侶の着る衣服。法服。僧衣。枕草子278「僧都の君、赤色の薄物の御―」
③てんぷらや菓子などの外面につけまぶすもの。「―をかりかりに揚げる」
⇒ころも‐がえ【衣更え・更衣】
⇒ころも‐がゆ【衣粥】
⇒ころも‐じらみ【衣虱】
⇒ころも‐づつみ【衣包み】
⇒ころも‐で【衣手】
⇒ころも‐で‐の【衣手の】
⇒ころも‐で‐を【衣手を】
⇒ころものうら‐の‐たま【衣の裏の珠】
⇒ころも‐の‐くび【衣領・衿】
⇒ころものした‐の‐よろい【衣の下の鎧】
⇒ころも‐の‐すそ【衣の裾】
⇒ころも‐の‐たま【衣の珠】
⇒ころも‐の‐やみ【衣の闇】
⇒ころも‐ばこ【衣箱】
⇒ころも‐へん【衣偏】
⇒ころも‐や【衣屋】
⇒衣打つ
⇒衣片敷く
⇒衣ばかりで和尚は出来ぬ
⇒衣は骭に至り、袖腕に至る
⇒衣を返す
ころも【挙母】
愛知県豊田市の旧称。
てん【転】🔗⭐🔉
てん【転】
①変化すること。
②漢詩で、転句の略。
③〔言〕音が脱落するか、別の音に変わるかして、語形が変化すること。
てん・じる【転じる】🔗⭐🔉
てん・ずる【転ずる】🔗⭐🔉
てん・ずる【転ずる】
〔自他サ変〕[文]転ず(サ変)
①まわる。まわす。回転する。
②これまでと反対になる。反対にする。うつる。かわる。「攻勢に―・ずる」「目を北に―・ずる」「禍わざわい―・じて福となす」
③ころぶ。ころばす。
てん‐てん【転転】🔗⭐🔉
てん‐てん【転転】
①それからそれへ伝わり行くさま。日葡辞書「コノヲシエ(教)テンデンシテキタ」。「―と渡り歩く」
②ころがってゆくさま。「ボールが―と転がる」
まろ‐がえ・る【転がへる】‥ガヘル🔗⭐🔉
まろ‐がえ・る【転がへる】‥ガヘル
〔自四〕
まろぶ。くつがえる。享和本新撰字鏡「娑婆、久豆加戸留、又、万呂加戸留」
まろが・す【転がす】🔗⭐🔉
まろが・す【転がす】
〔他四〕
ころがす。まろばす。また、まるくまわす。
まろば‐か・す【転ばかす】🔗⭐🔉
まろば‐か・す【転ばかす】
〔他四〕
(→)「まろばす」に同じ。宇治拾遺物語3「狐、射―・されて」
まろば・す【転ばす】🔗⭐🔉
まろば・す【転ばす】
〔他四〕
ころがす。まろばかす。枕草子155「巣の中より―・し出でたる」
まろび‐よ・る【転び寄る】🔗⭐🔉
まろび‐よ・る【転び寄る】
〔自四〕
ころがって近寄る。
[漢]転🔗⭐🔉
転 字形
筆順
〔車部4画/11画/教育/3730・453E〕
[轉] 字形
〔車部11画/18画/7759・6D5B〕
〔音〕テン(呉)(漢)
〔訓〕ころがる・ころげる・ころがす・ころぶ・うたた
[意味]
①ぐるりとまわる。ころがる。「転転・回転・反転・運転・流転るてん・空転」。ひっくりかえる。ころぶ。「転落・逆転・横転」
②方向を変える。位置を動かす。うつしかえる。「まなこを東へ転ずれば」「転換・転記・転売・移転・起承転結」
③変化する。うつりかわる。「禍わざわい転じて福となる」「変転・好転・栄転・転義・有為うい転変」
④うたた。とどめようもなく。ますます。「高談転うたた清し」〔李白〕「山川草木転うたた荒涼」〔乃木希典〕
[解字]
形声。「車」+音符「專」(=めぐる。まわる)。車がまわる意。
[下ツキ
暗転・一転・移転・運転・栄転・宛転・円転滑脱・横転・回転・機転・気転・逆転・急転・急転直下・空転・公転・好転・再転・七転八起・七転八倒・自転・旋転・退転・展転・輾転・動転・捻転・配転・反転・変転・陽転・輪転・流転
[難読]
転寝うたたね
筆順
〔車部4画/11画/教育/3730・453E〕
[轉] 字形
〔車部11画/18画/7759・6D5B〕
〔音〕テン(呉)(漢)
〔訓〕ころがる・ころげる・ころがす・ころぶ・うたた
[意味]
①ぐるりとまわる。ころがる。「転転・回転・反転・運転・流転るてん・空転」。ひっくりかえる。ころぶ。「転落・逆転・横転」
②方向を変える。位置を動かす。うつしかえる。「まなこを東へ転ずれば」「転換・転記・転売・移転・起承転結」
③変化する。うつりかわる。「禍わざわい転じて福となる」「変転・好転・栄転・転義・有為うい転変」
④うたた。とどめようもなく。ますます。「高談転うたた清し」〔李白〕「山川草木転うたた荒涼」〔乃木希典〕
[解字]
形声。「車」+音符「專」(=めぐる。まわる)。車がまわる意。
[下ツキ
暗転・一転・移転・運転・栄転・宛転・円転滑脱・横転・回転・機転・気転・逆転・急転・急転直下・空転・公転・好転・再転・七転八起・七転八倒・自転・旋転・退転・展転・輾転・動転・捻転・配転・反転・変転・陽転・輪転・流転
[難読]
転寝うたたね
大辞林の検索結果 (49)
うたた【転】🔗⭐🔉
うたた [0][1] 【転】 (副)
(1)状態がどんどん進行してはなはだしくなるさまをいう。いよいよ。ますます。「―今昔の感にたえない」
(2)(多く「うたたある」の形で)ある状態が普通でないことに心を動かされる意を表す。(ア)非常に。はなはだしく。「いと―あるまで世を恨み侍るめれば/源氏(手習)」(イ)いよいよ。一層。「さらぬだに雪の光はあるものを―有明の月ぞやすらふ/式子内親王集」(ウ)嫌な気を起こさせるように。「をみなへし―あるさまの名にこそありけれ/古今(雑体)」
→うたて
うたたね【転た寝・仮寝】🔗⭐🔉
うたたね [0] 【転た寝・仮寝】 (名)スル
寝るつもりではなく,ついうとうとと眠ること。「本を読みながら―する」
うたて【転】🔗⭐🔉
うたて 【転】
〔「うたた」の転〕
■一■ (副)
事態や心情が意志に関係なく移り進んでしまうさまを表す語。
(1)ますます。ひどく。いよいよはなはだしく。「みか月のさやにも見えず雲隠り見まくそほしき―この頃/万葉 2464」
(2)嫌なことに。嘆かわしいことに。「人のきかむも―ものくるほしければ/蜻蛉(上)」
(3)普通でなく。「葉のひろごりざまぞ―こちたけれど/枕草子 37」
■二■ (形動ナリ)
情けない。いとわしい。「―なりける心なしのしれ者かな/宇治拾遺 2」
うたて=あ・り🔗⭐🔉
――あ・り
嫌だ。ひどい。気にくわない。情けない。「―・る主のみもとに仕うまつりて/竹取」
うたて・し【転し】🔗⭐🔉
うたて・し 【転し】
■一■ (形ク)
〔「うたて」を形容詞に活用させた語〕
(1)嫌だ。感心しない。情けない。嘆かわしい。「東宮いと―・き御もののけにて,ともすれば御心地あやまりしけり/栄花(月の宴)」
(2)気の毒だ。心が痛むほどである。「宮の御運のほどこそ―・けれ/平家 4」
■二■ (形シク)
〔■一■のシク活用化。中世以降の語〕
{■一■}に同じ。「さきの世の宿習のほど,おもひ知られ侍りて,―・しく侍りし/撰集抄 9」
こか・す【転す・倒す】🔗⭐🔉
こか・す 【転す・倒す】
■一■ (動サ四)
〔「こける」の他動詞〕
(1)転がす。倒(タオ)す。「石ヲ―・ス/日葡」
(2)人や物をある場所に隠す。「玉はどつちへ―・しをつた/浄瑠璃・神霊矢口渡」
(3)だます。一杯くわせる。「ここが女郎の男を―・す肝心の一句の所ぢや/浮世草子・禁短気」
■二■ (接尾)
動詞の連用形に付いて,その語の意味を強める。すっかり…する。さんざん…する。「日を積み月を重ねて不仕合なりしかば田畠さらりと売り―・し/浮世草子・沖津白波」
こ・く【転く・倒く】🔗⭐🔉
こ・く 【転く・倒く】 (動カ下二)
⇒こける
こ・ける【転ける・倒ける】🔗⭐🔉
こ・ける [0] 【転ける・倒ける】 (動カ下一)[文]カ下二 こ・く
(1)安定を失って倒れたり転がったりする。ころぶ。「―・ける機会(ハズミ)に手の物を取落して/にごりえ(一葉)」「(柑子ガ)ころころと―・けて行く程に/狂言・柑子」
(2)あまり良からぬことをする。「今時の楽(タノシミ)を見るにつまる所みな女色へ―・けるなり/洒落本・京伝予誌」
(3)女が男に体を許す。「―・けりやこそいとど娼子(ゲイコ)の目出たけれ/洒落本・粋好伝夢枕」
(4)芝居が当たらず客が不入りになる。
ころ【転】🔗⭐🔉
ころ [1] 【転】
(1)重い物を移動する時用いる丸棒。物の下に置き,その回転を利用して動かす。ごろた。ころばし。
(2)細くて短いたき木。
(3)さいころ。
ころがし【転がし】🔗⭐🔉
ころがし [0] 【転がし】
(1)ころがすこと。ころばし。
(2)「転がし釣(ヅ)り」の略。
(3)利益を得るために転売すること。「土地―」
ころがし-づり【転がし釣(り)】🔗⭐🔉
ころがし-づり [0] 【転がし釣(り)】
アユ釣りなどで,釣り糸に多くの掛け鉤を仕掛けて,川底を引きずり魚を引っかける釣り方。ころがし。ごろがけ。ごろびき。
ころが・す【転がす】🔗⭐🔉
ころが・す [0] 【転がす】 (動サ五[四])
(1)回転させながら移動させる。「ドラム缶を―・す」
(2)立っているものを倒す。「相手を土俵に―・す」
(3)(「ころがしておく」の形で)物を粗雑に放置する。「由緒ある灯籠を庭の隅に―・しておく」
(4)利益を得るために,一つのものを何人もの人の間で転売を重ねる。「土地を―・してもうける」
〔「ころがる」に対する他動詞〕
[可能] ころがせる
ころがり-お・ちる【転がり落ちる】🔗⭐🔉
ころがり-お・ちる [6] 【転がり落ちる】 (動タ上一)[文]タ上二 ころがりお・つ
(1)回転して下におちる。ころげおちる。「棚から壺が―・ちる」
(2)高い地位にあった人が,その地位を失う。ころげおちる。「トップの座から―・ちる」
ころがり-こ・む【転がり込む】🔗⭐🔉
ころがり-こ・む [5] 【転がり込む】 (動マ五[四])
(1)回転して,はいりこむ。「ボールが穴に―・む」
(2)生活に困ったりして,人の家にはいりこんで世話になる。ころげこむ。「火事で焼け出されて兄のところに―・んだ」
(3)物や金などが思いがけず手にはいる。ころげこむ。「思わぬ大金が―・む」「幸運が―・む」
[可能] ころがりこめる
ころがり-まさつ【転がり摩擦】🔗⭐🔉
ころがり-まさつ [5] 【転がり摩擦】
物体が面上をころがるとき,その面に平行に物体がうける抵抗力。すべり摩擦よりはるかに小さい。
→すべり摩擦
ころが・る【転がる】🔗⭐🔉
ころが・る [0] 【転がる】 (動ラ五[四])
(1)丸い物が他の物の表面を回転しながら移動する。ころげる。「ボールが―・る」
(2)立っていたものが倒れる。ころげる。転倒する。「つまずいて地面に―・る」「寝―・る」
(3)(「ころがっている」の形で)(ア)ものが雑然と置かれている。「床の上に何冊もの本が―・っている」(イ)手に入れやすい形でたくさん存在する。「そんなもの,そこらにいくらでも―・っている」
〔「ころがす」に対する自動詞〕
[可能] ころがれる
ころげ-お・ちる【転げ落ちる】🔗⭐🔉
ころげ-お・ちる [5] 【転げ落ちる】 (動タ上一)[文]タ上二 ころげお・つ
「転がり落ちる」に同じ。「階段を―・ちる」「屋根から―・ちる」「谷底へ―・ちる」
ころげ-こ・む【転げ込む】🔗⭐🔉
ころげ-こ・む [4] 【転げ込む】 (動マ五[四])
「転がり込む」に同じ。「くじに当たって思わぬ大金が―・む」
ころ・げる【転げる】🔗⭐🔉
ころ・げる [0] 【転げる】 (動ガ下一)
(1)「転がる{(1)}」に同じ。「ボールが―・げる」
(2)「転がる{(2)}」に同じ。ころぶ。
ころばし【転ばし】🔗⭐🔉
ころばし [0] 【転ばし】
〔動詞「ころばす」の連用形から〕
(1)重いものを動かす時,下に入れて転がす丸太や鉄棒。ころ。
(2)あんころもち。「あの境内の水茶屋で,大―を食はせる程に/歌舞伎・御摂勧進帳」
ころばし-ねだ【転ばし根太】🔗⭐🔉
ころばし-ねだ [4] 【転ばし根太】
束(ツカ)などで支えずに,地面やコンクリート床に直接置いた根太。埋め根太。
ころばし-ゆか【転ばし床】🔗⭐🔉
ころばし-ゆか [4] 【転ばし床】
転ばし根太の上に張った床。仮小屋やバラックなどに用いられる。
ころば・す【転ばす】🔗⭐🔉
ころば・す [0] 【転ばす】 (動サ五[四])
(1)立っているものを倒す。「足を掛けて―・す」
(2)回しながら先へ進める。ころがす。「大磐石(ダイバンジヤク)を―・し懸けたれば/太平記 22」
ころび【転び】🔗⭐🔉
ころび [0] 【転び】
(1)ころぶこと。「七―八起き」
(2)江戸時代,キリシタンが幕府の弾圧に屈し,キリスト教を捨てて仏教に改宗したこと。また,その人。
(3)芸者などが芸ではなくて,体を売ること。「―芸者」
(4)建築で,柱などに傾斜があること。また,その傾き具合。
ころび-あい【転び合ひ】🔗⭐🔉
ころび-あい ―アヒ 【転び合ひ】
正式の手続きを踏まないで夫婦になること。また,その夫婦。くっつきあい。「―お袋様のやうに見え/柳多留 3」
ころび-キリシタン【転び切支丹】🔗⭐🔉
ころび-キリシタン [6][5] 【転び切支丹】
江戸時代,幕府の弾圧に屈してキリスト教の信仰を放棄した人。
ころび-ね【転び寝】🔗⭐🔉
ころび-ね [0] 【転び寝】
(1)ごろ寝。うたた寝。仮寝。
(2)私通。野合。「これござれ,抱いて―,おもしろいぞ/浄瑠璃・博多小女郎(上)」
ころ・ぶ【転ぶ】🔗⭐🔉
ころ・ぶ [0] 【転ぶ】 (動バ五[四])
(1)人がすべったりつまずいたりして倒れる。「石につまずいて―・ぶ」
(2)事態の進展する方向が変わる。「どう―・んでも不利にはならない」
(3)回転しながら動いていく。ころがる。「鞠のごとく簾中より―・び出でさせ給うて/宇治拾遺 15」
(4)キリシタンが弾圧に屈して改宗する。
(5)芸者などがひそかに体を売る。「―・ぶからそれではやると芸子言ひ/柳多留 5」
転ばぬ先の杖(ツエ)🔗⭐🔉
転ばぬ先の杖(ツエ)
前もって用心していれば失敗することはないというたとえ。
てん【転】🔗⭐🔉
てん [1] 【転】
(1)言葉の音が別の音にかわること。「手に手に」が「てんでに」となる類。
(2)「転句」に同じ。
てんじ-て【転じて】🔗⭐🔉
てんじ-て 【転じて】 (連語)
(接続詞的に用いて)視点・話題などを変えて。ところで。「―物理学の分野においては…」
てん・じる【転じる】🔗⭐🔉
てん・じる [0][3] 【転じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「転ずる」の上一段化〕
「転ずる」に同じ。「方向を右に―・じる」
てん・ずる【転ずる】🔗⭐🔉
てん・ずる [0][3] 【転ずる】 (動サ変)[文]サ変 てん・ず
□一□(他動詞)
(1)(方向・状態などを)変える。移し変える。「話題を―・ずる」「目を―・ずる」
(2)まわす。回転させる。「車輪を―・ずべくぞなりにけり/西国立志編(正直)」
□二□(自動詞)
(1)(方向・状態などが)変わる。移り変わる。「矛先が―・ずる」「経済界から政界に―・ずる」
(2)まわる。回転する。「車輪は恰も同一の軸にありて―・ずる如く/義血侠血(鏡花)」
まろが・す【転がす】🔗⭐🔉
まろが・す 【転がす】 (動サ四)
ころがす。「身を水底に―・してこれを攘ひたり/即興詩人(鴎外)」
まろば-か・す【転ばかす】🔗⭐🔉
まろば-か・す 【転ばかす】 (動サ四)
「まろばす(転)」に同じ。「御殿の棟より甑(コシキ)を―・す事あり/平家 3」
まろば・す【転ばす】🔗⭐🔉
まろば・す 【転ばす】 (動サ四)
ころがす。ころばす。まろばかす。「鼠の子の毛もまだ生ひぬを,巣の中より―・し出でたる/枕草子 155」
まろば・る【転ばる】🔗⭐🔉
まろば・る 【転ばる】 (動ラ四)
ころがる。「地球自(オノズカ)ら―・りて一周(ヒトメグリ)すれば/西洋道中膝栗毛(魯文)」
まろび-あ・う【転び合ふ】🔗⭐🔉
まろび-あ・う ―アフ 【転び合ふ】 (動ハ四)
互いにころがる。ころがって寄り合う。また,男女が共寝する。「離(サカ)りて寝たれども―・ひけり/催馬楽」
まろび-い・る【転び入る】🔗⭐🔉
まろび-い・る 【転び入る】 (動ラ四)
ころがって中にはいる。「水の音けはひを聞くに,われも―・りぬべく/源氏(蜻蛉)」
まろび-ね【転び寝】🔗⭐🔉
まろび-ね [0][3] 【転び寝】
うたたね。ごろね。
まろ・ぶ【転ぶ】🔗⭐🔉
まろ・ぶ [0] 【転ぶ】 (動バ五[四])
(1)ころがる。「千引の巌は―・ばすとも/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」
(2)ころぶ。倒れる。「こけつ―・びつ逃げ帰る」「地響して横様に―・びしが/金色夜叉(紅葉)」
ころがす【転がす】(和英)🔗⭐🔉
ころがす【転がす】
roll (over);→英和
throwdown (人を).
ころげる【転げる】(和英)🔗⭐🔉
ころげる【転げる】
⇒転がる.
ころばす【転ばす】(和英)🔗⭐🔉
ころばす【転ばす】
roll (over);→英和
tumble[throw]down.
ころぶ【転ぶ】(和英)🔗⭐🔉
ころぶ【転ぶ】
tumble[fall]down.ひどく〜 have a bad fall.
てんてん【転々とする】(和英)🔗⭐🔉
てんてん【転々とする】
changefrequently;pass from hand to hand (持主が変わる);wander from place to place (さまよう);roll (転がる).→英和
広辞苑+大辞林に「転」で始まるの検索結果。もっと読み込む