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いぬ‐ぶな【犬・仙毛欅】🔗🔉

いぬ‐ぶな【犬・仙毛欅】 ブナ科の落葉高木。本州、四国、九州の山地に生える。高さ二〇〜二五メートル。樹皮は黒褐色で、いぼ状の突起が多い。葉の長さ五〜一〇センチメートルの卵形または楕円状卵形で先がとがり、縁はやや波状で裏には白毛が密生し、側脈は九〜一四対。初夏、黄色の花が長い柄の先に球形に集まって咲くが、雄花はたれ下がり、雌花は上に向く。実は堅い三稜形の殻の中に二個ずつ生じる。材はブナに劣るが農具、建築、炭、薪などに用いる。くろぶな。

サボテン【仙人掌・覇王樹】🔗🔉

サボテン【仙人掌・覇王樹】 (スペインsapotenからとも、ポルトガルsaboと「手」が複合して転じたものともいう) 1 サボテン科の植物の総称。主にアメリカ大陸の熱帯・亜熱帯の乾燥地帯に生育し、観賞用に各国で広く栽培される。多肉植物で多くは刺をもち、葉がなく、茎は球状、円柱状などで、茎表面は稜やいぼ状などの盛り上がりがあり、様々な奇異な形をとる。花は大形の漏斗状で花被片はらせん状に並び、萼花弁との区別ははっきりしない。花色は赤・黄・白色など。人工的に育出された園芸種も多い。なお、トウダイグサ科、ベンケイソウ科などに分類されるサボテン科以外の多肉植物も一般にはサボテンと呼ぶ。カクタス。《季・夏》 2 サボテン科の多年草。熱帯地方で古くから栽培され、日本には江戸時代に渡来し、中部以南で観賞用に栽培される。茎は高さ二メートルにもなり、扁平で、節はくびれ、節間は楕円形で長さ三〇センチメートルぐらいになる。茎の表面には一〜二本ずつ生える刺がある。夏、黄紅色の多弁花を開く。 3 無能な人をののしっていう語。シャボテン。

サボテン‐か【仙人掌科】(‥クヮ)🔗🔉

サボテン‐か【仙人掌科】(‥クヮ) 双子葉植物の一科。世界に約一〇〇属二〇〇〇種以上あるとされ、大多数が主に熱帯アメリカの乾燥地に生育する乾性植物。外観は多様だが、花の構造はほぼ同じで、種間雑種が容易にできる。さらに茎の一部を切って砂にさすと容易に根を出し、接木もできる。

サボテン‐ぎく【仙人掌菊】🔗🔉

サボテン‐ぎく【仙人掌菊】 植物「まつばぎく(松葉菊)」の異名。

シャボテン【仙人掌】🔗🔉

シャボテン【仙人掌】 =サボテン(仙人掌)

せん【仙】🔗🔉

せん【仙】 1 仙術を得た人。仙人。 2 仙人になる方法。また、その術。仙術。*観智院本三宝絵‐中「仙をもとむる志ありて葛木山にすむ」 3 =せんにん(仙人)2 4 仙人の住む地。*愚管抄‐一「浦島の子がつりたる亀女となりて仙にのぼれり」 5 才芸にひいでた人。また、世間ばなれした人。高尚な人。「酒中の仙」

せん‐い【仙衣】🔗🔉

せん‐い【仙衣】 仙人の着る衣(ころも)。

せん‐いん【仙院】(‥ヰン)🔗🔉

せん‐いん【仙院】(‥ヰン) 1 上皇・法皇の御所。また、そこに住む上皇・法皇。仙洞(せんとう)。 2 女院(にょういん)をいう。「国母仙院」

せん‐えん【仙媛】(‥ヱン)🔗🔉

せん‐えん【仙媛】(‥ヱン) 仙人界の美女。仙女。転じて、きわめて美しい女性。

せんえん‐こうぎょうちいき【仙塩工業地域】(‥コウゲフチヰキ)🔗🔉

せんえん‐こうぎょうちいき【仙塩工業地域】(‥コウゲフチヰキ) 宮城県中部、仙台市と塩竈市とを中心とする工業地域。

せん‐おう【仙翁】(‥ヲウ)🔗🔉

せん‐おう【仙翁】(‥ヲウ) 1 仙人のおきな。仙人。 2 ⇒せんのう(仙翁)

せん‐か【仙家】🔗🔉

せん‐か【仙家】 1 仙人のすみか。仙境。仙界。せんけ。 2 仙人になる方法を説く人。道家。

せん‐が【仙娥】🔗🔉

せん‐が【仙娥】 仙女。とくに月に去った嫦娥。転じて、月。

せん‐が【仙駕】🔗🔉

せん‐が【仙駕】 帝王または神仙の乗物。

せん‐かい【仙界】🔗🔉

せん‐かい【仙界】 仙人の住むところ。俗界を離れた清らかな世界。仙境。仙寰(せんかん)。

せん‐かく【仙客】🔗🔉

せん‐かく【仙客】 1 山中に住み、不老不死の法を修めた者。仙人。 2 鶴の異名。

せんがく【仙覚】🔗🔉

せんがく【仙覚】 鎌倉前期の万葉学者。常陸国(茨城県)の人。「万葉集」諸本の校合や、従来の無訓の歌に訓点をほどこすなど画期的な業績を残した。著「万葉集註釈(仙覚抄)」「仙覚奏覧状」など。(一二〇三〜?)

せん‐がく【仙楽】🔗🔉

せん‐がく【仙楽】 仙人の奏する音楽。また、俗界では聞くことのできないような美しい音楽。

せんかく‐さいよ【仙客採余】🔗🔉

せんかく‐さいよ【仙客採余】 東洋画の画題の一つ。霊芝(れいし)と石を描いたもの。長寿を祝う図。

せんがくしょう【仙覚抄】(‥セウ)🔗🔉

せんがくしょう【仙覚抄】(‥セウ) 仙覚著「万葉集註釈」の別名。

せんがくそうらんじょう【仙覚奏覧状】(‥ソウランジャウ)🔗🔉

せんがくそうらんじょう【仙覚奏覧状】(‥ソウランジャウ) 万葉集研究書。一巻。仙覚著。建長五年後嵯峨院に奉った奏覧状を中心に五部にまとめたものや、寛元四年に無点歌一五二首に新点を加えたもの。万葉集の書式や訓点について述べる。

せんか‐し【仙花紙・泉貨紙】(センクヮ‥)🔗🔉

せんか‐し【仙花紙・泉貨紙】(センクヮ‥) 1 天正年間、伊予国(愛媛県)の兵頭太郎左衛門(法名、泉貨)が創製した楮(こうぞ)を原料とした厚紙。きわめて強く、帳簿、袋紙、合羽の地紙などに用いられた。 2 第二次世界大戦の戦中、戦後に製造された、くず紙をすき返してつくった質の悪い紙。洋紙。

せんか‐もん【仙華門・宣華門】(センクヮ‥)🔗🔉

せんか‐もん【仙華門・宣華門】(センクヮ‥) 平安京内裏の門の一つ。紫宸殿の西北側、明義門の北隣にある。

せん‐きゅう【仙宮】🔗🔉

せん‐きゅう【仙宮】 1 仙人の住んでいる家。仙人の宮殿。 2 上皇の御所。

せん‐きょ【仙居】🔗🔉

せん‐きょ【仙居】 仙人の住む家。また、俗世間をはなれた静かな住居。

せん‐きょう【仙境・仙郷】(‥キャウ)🔗🔉

せん‐きょう【仙境・仙郷】(‥キャウ) =せんかい(仙界)

せん‐きん【仙禽】🔗🔉

せん‐きん【仙禽】 1 仙界にすむという霊鳥。 2 鶴の異名。

せん‐くつ【仙窟】🔗🔉

せん‐くつ【仙窟】 仙人の住むほらあな。仙人のすみか。神仙の岩屋。また、俗界を離れたすみか。

せん‐け【仙家】🔗🔉

せん‐け【仙家】 =せんか(仙家)

せんげんしょう【仙源抄】(センゲンセウ)🔗🔉

せんげんしょう【仙源抄】(センゲンセウ) 南北朝時代の源氏物語注釈書。一巻。長慶天皇著。弘和元年成立。書名は、仙洞の源氏物語の抄の意。「源氏物語」の難語を「いろは」順に並べ、考証を加えたもの。後人による増補部分が少なくないとされる。「源語類集」「源氏物語色葉聞書」など異称が多い。

せんごく【仙石】🔗🔉

せんごく【仙石】 姓氏。

せんごく‐そうどう【仙石騒動】(‥サウドウ)🔗🔉

せんごく‐そうどう【仙石騒動】(‥サウドウ) 江戸後期、天保年間但馬出石(いずし)藩主仙石政美の死後嗣子がなかったため、後継藩主の座をめぐり、同藩で起きた御家騒動。

せんごく‐ろげんぼう【仙石廬元坊】(‥ロゲンバウ)🔗🔉

せんごく‐ろげんぼう【仙石廬元坊】(‥ロゲンバウ) 江戸中期の俳人。美濃国(岐阜県)の生まれ。本名与兵衛。別号里紅、茶話窟。獅子門道統第三世。支考の後継者として美濃派の基礎を築いた。著「藤の首途」「卯花笠」など。(一六八八〜一七四七)

せん‐こつ【仙骨】🔗🔉

せん‐こつ【仙骨】 (仙人の骨相の意)世俗を超越した風采(ふうさい)。非凡な骨相。また、その骨相の人。

せん‐こつ【仙骨・薦骨】🔗🔉

せん‐こつ【仙骨・薦骨】 脊柱(せきちゅう)の下端部で、骨盤の後壁をつくる骨。人では五個の脊椎が癒合(ゆごう)してできたもので、逆二等辺三角形を呈し、四対の穴がある。

せんさい‐ちゃ【仙斎茶】🔗🔉

せんさい‐ちゃ【仙斎茶】 (「せんざいちゃ」「せんざいぢゃ」とも)縹(はなだ)色に下染めし、さらに茶に染めたもの。また、その色。黒ずんだ緑色。

せんざん‐せん【仙山線】🔗🔉

せんざん‐せん【仙山線】 仙台〜羽前千歳(奥羽本線)間のJR線。全長五八キロメートル。仙台と山形を結ぶ。

せん‐じゅつ【仙術】🔗🔉

せん‐じゅつ【仙術】 仙人の行う術。不老不死、羽化登仙などの方術。また、仙人になるための術。

せん‐じょ【仙女】(‥ヂョ)🔗🔉

せん‐じょ【仙女】(‥ヂョ) 女の仙人。せんにょ。

せんじょ‐こう【仙女香】(センヂョカウ)🔗🔉

せんじょ‐こう【仙女香】(センヂョカウ) 江戸京橋南伝馬町、坂本屋で売り出した白粉(おしろい)。

せんすけ‐のう【仙助能】🔗🔉

せんすけ‐のう【仙助能】 江戸時代、寛政年間に能に三味線を加え、役者も男女両性によって演じられた、辻能の一種。堀井仙助が始めたところからの名称。

せん‐せき【仙籍】🔗🔉

せん‐せき【仙籍】 (「仙」は殿上、「籍」は簡(ふだ)をいう) 1 宮中で殿上に出仕する人の姓名を記して、その日の出仕者の確認に用いた札。殿上人の名を三段に書き、殿上の間の西北の壁に立てかけた。せんじゃく。→日給の簡(ふだ)。 2 殿上人であること。殿上人の資格。 3 蔵人(くろうど)の唐名。 4 中国で、天子の侍臣の名札。 ●仙籍を許(ゆる)す 宮中の清涼殿の殿上の間に昇ることを許す。昇殿を許す。殿上人とする。五位以上の者、および六位の蔵人の中からこれを許した。

●仙籍を許(ゆる)す🔗🔉

●仙籍を許(ゆる)す 宮中の清涼殿の殿上の間に昇ることを許す。昇殿を許す。殿上人とする。五位以上の者、および六位の蔵人の中からこれを許した。 せん‐せき【先跡】 先人の事跡。昔の跡。前跡。先例。

せん‐そう【仙草】(‥サウ)🔗🔉

せん‐そう【仙草】(‥サウ) 1 それを食べると仙人になるという草。すぐれて霊妙なききめのある草。 2 植物「ふうらん(風蘭)」の異名。

せんだい【仙台】🔗🔉

せんだい【仙台】 宮城県中部の地名。県庁所在地。市街地は南東流する広瀬川の段丘上にある。古代から水田地帯として開け、国分寺・国分尼寺が置かれた。近世初期、伊達政宗の青葉城築城後発展し、千代を仙台に改めた。江戸時代は伊達六二万石の城下町として繁栄。現在、東北地方の行政、文化の中心都市。また、仙台新港の建設など工業化も進行中。東北大学所在地。明治二二年市制。通称、杜都(もりのみやこ)。平成元年指定都市。 明治四年の廃藩置県により設置された県。陸前国の大部分と磐城国の一部分とを含む。翌年、宮城県と改称された。 中国陝西省陝州の西山にあった高台。漢の文帝が仙人河上公を慕って築いたものといわれる。

せんだい‐ざさ【仙台笹】🔗🔉

せんだい‐ざさ【仙台笹】 紋所の名。二羽の雀を竹でまるくかこんだ図形のもの。仙台藩の伊達(だて)家が用いたところからの俗称。竹に雀。

せんだい‐じょう【仙台城】(‥ジャウ)🔗🔉

せんだい‐じょう【仙台城】(‥ジャウ) 宮城県仙台市の青葉山にあった城。広瀬川に沿う要害の地を占めていた。慶長七年伊達政宗が築城。以来、明治維新に至るまで伊達氏六二万石の居城。現在は広大な石垣を残すだけである。青葉城。

せんだい‐じょうるり【仙台浄瑠璃】(‥ジャウルリ)🔗🔉

せんだい‐じょうるり【仙台浄瑠璃】(‥ジャウルリ) =おくじょうるり(奥浄瑠璃)

せんだい‐そう【仙台草】(‥サウ)🔗🔉

せんだい‐そう【仙台草】(‥サウ) ユキノシタ科の多年草。近畿・四国・九州の深山岩上にまれに産する。茎は高さ五〜二〇センチメートル。葉は心臓状卵円形で浅裂し、縁に粗い不規則な鋸歯がある。一〇月、茎頂に白い小さな不整花を円錐形につける。きだちのゆきもよう。はりそう。

せんだい‐つうほう【仙台通宝】🔗🔉

せんだい‐つうほう【仙台通宝】 江戸時代天明四年、陸前仙台で領内通用のため幕府の許可を得て鋳造発行した鉄銭。撫角(なでかく)型方孔のもので、全国通用の銭貨と外観を変えた。はじめは「五文通用」と定められたが、世評きわめて悪く、流通は円滑にゆかず、価値が低下したばかりでなく、ひそかに領外へ流出した。

せんだい‐ひら【仙台平】🔗🔉

せんだい‐ひら【仙台平】 宮城県仙台地方で産する精巧な絹織物。また、それで仕立てたはかま。

せんだい‐へいや【仙台平野】🔗🔉

せんだい‐へいや【仙台平野】 宮城県中央部を占めて仙台湾に面する平野。北上川、阿武隈川の下流域にあり、松島丘陵以北を仙北平野、以南を仙南平野と呼ぶ。

せんだい‐みそ【仙台味噌】🔗🔉

せんだい‐みそ【仙台味噌】 蒸し大豆に米麹(こうじ)と塩を加えて醸造した、塩辛い赤味噌。宮城県仙台地方から産出し、伊達政宗が陣中用につくった辛味噌からはじまったと伝えられる。

せんだい‐むしくい【仙台虫食】(‥むしくひ)🔗🔉

せんだい‐むしくい【仙台虫食】(‥むしくひ) ヒタキ科ウグイス亜科の小鳥。全長約一二・五センチメートル。ウグイスに似ているが尾が短い。体の上面はオリーブ緑色、下面はやや黄色を帯びた白色。眉斑(びはん)のほかに頭上に黄白色のすじがある。山麓や低山帯の広葉樹林に多く、五〜六月ごろ地上に巣を営む。日本全国で繁殖し、冬季は南アジアへ渡る。《季・春》

せん‐たん【仙丹】🔗🔉

せん‐たん【仙丹】 服用することによって不老・不死となり、ついには仙人になるといわれる霊薬。仙薬。

せん‐つい【仙椎・薦椎】🔗🔉

せん‐つい【仙椎・薦椎】 脊椎のうち腰椎と尾椎の間にあって骨盤部をなす部分。人では五個あり、癒合(ゆごう)して仙骨をつくる。

セント【仙】🔗🔉

セント【仙】 (英cent)アメリカ合衆国の貨幣単位。一ドルの一〇〇分の一。また、一セント銅貨。

せん‐とう【仙洞】🔗🔉

せん‐とう【仙洞】 1 仙人の住むところ。また、俗界を離れた清浄な地。かすみのほら。 2 太上天皇(上皇)の御所。仙洞御所。院の御所。 3 (2から転じて)太上天皇。上皇。院。

せん‐どう【仙童】🔗🔉

せん‐どう【仙童】 仙人に仕える子ども。

せん‐どう【仙道・僊道】(‥ダウ)🔗🔉

せん‐どう【仙道・僊道】(‥ダウ) 仙人の道。仙術。仙法。

せんとう‐ごしょ【仙洞御所】🔗🔉

せんとう‐ごしょ【仙洞御所】 太上天皇の御所。院の御所。

せんとう‐そう【仙洞草】(‥サウ)🔗🔉

せんとう‐そう【仙洞草】(‥サウ) セリ科の多年草。各地の竹林や山野の樹陰に生える。高さ一五〜三〇センチメートル。葉は根生し二回三出の羽状複葉で長柄があり、葉柄の基部は鞘となって互いに重なる。小葉は卵形で縁に粗い鋸歯がある。春、葉間から長い花茎をのばし、先端に複散形花序をつける。大花柄には長短があり、それぞれに数個の白い小さな五弁花をつける。果実は扁平な円柱形。漢名竹菜を当てる。おうれんだまし。

せん‐にょ【仙女】🔗🔉

せん‐にょ【仙女】 =せんじょ(仙女)

せん‐にん【仙人・僊人】🔗🔉

せん‐にん【仙人・僊人】 1 道家の理想とした想像上の人物。人間界をはなれて山中にすみ、不老不死の法を修め、神変自在の術を体得したものとする。仙客。やまびと。仙者。仙。 2 (梵iの訳語)仏語。外道(げどう)の修行者で、世俗と交わりを断って山中にはいり、諸道の法を修めてさとりをえた者。五神通など、神変自在の術を行うことができる。 3 博識ぶる人。物知り顔する人。 4 一分金(いちぶきん)をしゃれていった語。一分金が長方形であるので一角(いっかく)というところから、「一角仙人」に掛けたもの。

せんにん‐しょう【仙人掌】(‥シャウ)🔗🔉

せんにん‐しょう【仙人掌】(‥シャウ) 「サボテン」の異名。

せんにん‐そう【仙人草】(‥サウ)🔗🔉

せんにん‐そう【仙人草】(‥サウ) キンポウゲ科のつる性多年草。各地の原野、路傍に生える。高さ三メートルに達する。葉は奇数羽状複葉で三〜七個の小葉からなり、長柄をもち対生する。小葉は有柄で、長さ三〜五センチメートルの卵形。葉柄はまがりくねって他物にからむ。七〜九月頃、茎頂および葉腋に一〜数本の円錐花序をだし、径二〜三センチメートルの白色の四弁花を上向きにつける。萼片(がくへん)は花弁状。多数の雄ずいと雌ずいがある。果実は扁平な倒卵形で先端に長さ約三センチメートルの白い羽毛状の花柱がある。有毒植物だが、葉の液汁を腫れ物や疥癬(かいせん)に塗ると効果があるという。たかたで。はこぼれ。はぼろし。うしのはこぼれ。

せんにん‐ぼう【仙人帽】🔗🔉

せんにん‐ぼう【仙人帽】 「きぬがさたけ(衣笠茸)」の異名。

せんにん‐も【仙人藻】🔗🔉

せんにん‐も【仙人藻】 ヒルムシロ科の沈水性の多年草。各地の池や山地の湖水に生える。水中茎は横にはう地下茎の節から直立し、よく分枝する。葉はすべて水中葉で、まばらに互生する。葉身は長さ二〜五センチメートルの広線形で、基部は長さ三〜四ミリメートルの葉鞘(ようしょう)となって茎を包む。七〜八月頃、枝の先端が長さ約一センチメートルの穂状花序となり、小さな両性花をまばらにつける。花には花被はなく、四個の雄ずいと二個の雌ずいがある。

せん‐のう【仙翁・剪紅紗花】(‥ヲウ)🔗🔉

せん‐のう【仙翁・剪紅紗花】(‥ヲウ) (「せんおう」の連声)ナデシコ科の多年草。中国原産で、古くから観賞用に庭園で栽培。茎は高さ約六〇センチメートルになり葉とともに細毛を密に生じる。葉は長さ約五センチメートルの卵形で対生。夏から秋にかけ径四センチメートルほどの深紅色(まれに白色)の五弁花をまばらに開く。花弁の先は不規則に細裂している。漢名、剪紅紗花。せんのうけ。こうばいぐさ。

せんのう‐け【仙翁花】(センヲウ‥)🔗🔉

せんのう‐け【仙翁花】(センヲウ‥) (「せんおうけ」の連声)=せんのう(仙翁)

せん‐ぴつ【仙蹕】🔗🔉

せん‐ぴつ【仙蹕】 (「蹕」はさきばらいの意)天子の車駕の列。また、その車駕。聖駕。

せん‐ぷう【仙風】🔗🔉

せん‐ぷう【仙風】 (多く「仙風道骨」と熟して用いる)仙人のようなすぐれた気質。仙人のような風采。凡人と異なるさまの形容にいう。

せん‐ぼう【仙茅】(‥バウ)🔗🔉

せん‐ぼう【仙茅】(‥バウ) 「きんばいざさ(金梅笹)」の漢名。

せん‐ぽう【仙方】(‥パウ)🔗🔉

せん‐ぽう【仙方】(‥パウ) 仙人の用いる方術。また、霊妙な薬方。仙薬の処方。

せん‐ぽう【仙法】(‥パフ)🔗🔉

せん‐ぽう【仙法】(‥パフ) =せんじゅつ(仙術)

せん‐み【仙味】🔗🔉

せん‐み【仙味】 仙人のようなおもむき。霊妙不可思議なおもむき。世俗を脱した奥深い感じ。

せん‐やく【仙薬】🔗🔉

せん‐やく【仙薬】 1 =せんたん(仙丹) 2 非常によくきく不思議な薬。霊薬。

せんゆうか【仙遊霞】(センイウカ)🔗🔉

せんゆうか【仙遊霞】(センイウカ) 雅楽の曲名。唐楽。太食調(たいしきちょう)の曲で舞はない。

せんゆう‐じ【仙遊寺】(センイウ‥)🔗🔉

せんゆう‐じ【仙遊寺】(センイウ‥) 京都市東山区にある泉涌寺の旧称。→泉涌寺

せん‐ろう【仙郎】(‥ラウ)🔗🔉

せん‐ろう【仙郎】(‥ラウ) 1 仙人。 2 五位の蔵人の唐名。

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