複数辞典一括検索+

いち【一・市・都・城】🔗🔉

いち【一・市・都・城】 〔接尾〕盲人の名につける語。→一名(いちな)

すべ‐て【総て・惣て・渾て・凡て・都て】🔗🔉

すべ‐て【総て・惣て・渾て・凡て・都て】 (動詞「すべる(統)」の連用形に助詞「て」のついてできたもの) 〔副〕多くの事物、事象を統括してひとまとめにしていう語。漢文の訓読から出た語。 1 全部とりまとめて。残らずみんな。ことごとく。*古今‐仮名序「すべて千うた、はた巻、名付けて古今和歌集といふ」 2 一般的に。総じて。おしなべて。だいたい。*蜻蛉‐下「すべてありやうに従はん」 3 (下に打消の語を伴って)全く。いっさい。決して。少しも。*大和‐一〇三「すべて音もせで五六日になりぬ」 物の全部。また、事柄の顛末(てんまつ)のいっさい。*滑・浮世床‐初「役者にかぎらずすべての事が若人(わかて)の行はれる世界さ」 ●総ての道はローマに通ず (ラ=フォンテーヌの「寓話」にあることわざ)ローマ帝国の全盛時、世界各地からの道がローマに通じていたの意。転じて、一つの真理はあらゆる事に適用されるということ。

つ‐いな【都維那】(‥ヰナ)🔗🔉

つ‐いな【都維那】(‥ヰナ) (梵karmadna「羯磨陀那」の意訳)仏語。三綱(さんごう)の一つ。寺院内の諸事務をつかさどる役。維那(いな・いの)。ついの。

つう‐かん【都官】(‥クヮン)🔗🔉

つう‐かん【都官】(‥クヮン) =つうす(都寺)

つうかん‐す【都監寺・都監守】🔗🔉

つうかん‐す【都監寺・都監守】 =つうす(都寺)

つう‐す【都寺・都守】🔗🔉

つう‐す【都寺・都守】 (「つうかんす(都監寺)」の略)禅林の六知事の一つ。監寺の上に位し、一切の寺務を取り締まる役。都官(つうかん)。つかんす。つす。

つが【都賀】🔗🔉

つが【都賀】 姓氏。

つが‐ていしょう【都賀庭鐘】🔗🔉

つが‐ていしょう【都賀庭鐘】 江戸中期、大坂の読本作者、医者。中国白話小説の翻案を中心とした「英草紙(はなぶさそうし)」その他の作品を書き、初期読本の先駆をなした。他に「繁野話」「莠句冊(ひつじぐさ)」など。(一七一八頃〜?)

つかん‐す【都監寺・都監守】🔗🔉

つかん‐す【都監寺・都監守】 =つうす(都寺)

つくぶすま‐じんじゃ【都久夫須麻神社】🔗🔉

つくぶすま‐じんじゃ【都久夫須麻神社】 滋賀県東浅井郡びわ町にある旧県社。竹生島を造成したという伝説をもつ浅井姫命をまつる。竹生島神社。

つげ‐の‐みくまりじんじゃ【都祁水分神社】🔗🔉

つげ‐の‐みくまりじんじゃ【都祁水分神社】 奈良県山辺郡都祁村にある旧県社。祭神は速秋津比古命(はやあきつひこのみこと)、大国御魂命。一説に天之水分神、国水分神。大和国水分社四座の一つ。

つ‐ごう【都合】(‥ガフ)🔗🔉

つ‐ごう【都合】(‥ガフ) 1 (―する)(「都」は、すべての意)合わせること。合計すること。また、その合計。総計。副詞的にも用いる。「都合いくらですか」「都合十人(一万円)」 2 物事が曲折を経て落ち着くところ。つまるところ。 3 (―する)(「てつがい(手番)」の変化という)工面すること。算段すること。また、その算段。やりくり。てはず。「都合をつける」*人情・春色梅児誉美‐三「金の都合をはやくさせて」 4 ぐあい。状況。状態。事情。「私事都合」*洒・傾城買四十八手「けふいっちゃア都合がわるひけども」 5 (形動)ぐあいのよいさま。また、そういう場所。*伎・夢結蝶鳥追‐二幕「へい駕籠、へい駕籠。もし御都合まで参りませうか」

つごう‐しだい【都合次第】(ツガフ‥)🔗🔉

つごう‐しだい【都合次第】(ツガフ‥) 1 都合がつき次第。 2 その場合の具合に従うこと。 3 自分の具合によること。身勝手。

つ‐す【都寺】🔗🔉

つ‐す【都寺】 =つうす(都寺)

と【都】🔗🔉

と【都】 1 みやこ。都会。 2 地方公共団体の一つ。道府県と同じ資格をもつもの。東京都がこれにあたる。また、東京都の略称。

と‐えい【都営】🔗🔉

と‐えい【都営】 東京都の経営。また、その経営になるもの。「都営交通」

と‐か【都下】🔗🔉

と‐か【都下】 1 みやこのうち。みやこ。「都下春色」 2 (「東京都下」の略)東京都の管轄下。特に、東京都のうちで、二三区を除いた市町村。「都下西多摩郡」

と‐が【都雅】🔗🔉

と‐が【都雅】 (形動)上品でみやびやかなこと。洗練されていて上品なさま。

と‐かい【都会】(‥クヮイ)🔗🔉

と‐かい【都会】(‥クヮイ) 1 人口が密集した繁華な土地。行政府があったり、商工業が盛んであったりする、文化の中心地。都市。みやこ。「都会人」 2 「とぎかい(都議会)」の略。

とかい‐びょう【都会病】(トクヮイビャウ)🔗🔉

とかい‐びょう【都会病】(トクヮイビャウ) 1 騒音、車の排気ガス、また複雑な人間関係など、都会に住むための生活的な悪条件によってひき起こされるさまざまな健康障害。 2 農村や地方の人がしきりに都会にあこがれる傾向。

と‐ぎ【都議】🔗🔉

と‐ぎ【都議】 「とぎかいぎいん(都議会議員)」の略称。

と‐ぎかい【都議会】(‥ギクヮイ)🔗🔉

と‐ぎかい【都議会】(‥ギクヮイ) (東京都議会の略)東京都の議決機関。任期四年の都議会議員で組織される。都会。

とぎかい‐ぎいん【都議会議員】(トギクヮイギヰン)🔗🔉

とぎかい‐ぎいん【都議会議員】(トギクヮイギヰン) 都議会を組織する議員。都の住民から選挙される。任期は四年。都議。都会議員。

と‐ご【都護】🔗🔉

と‐ご【都護】 1 都護府の長官。 2 按察使(あぜち)の唐名。

と‐こう【都講】🔗🔉

と‐こう【都講】 (…カウ) 1 塾生のかしら。塾頭。 2 天皇の読書始めの式で、侍読(じどく)の講義した箇所を復習する役。尚復(しょうふく)。 (‥コウ)(講会を都(す)ぶるものの意)仏語。講会を主宰し、問いを発して講者の解説を導き出す役。

とご‐ふ【都護府】🔗🔉

とご‐ふ【都護府】 中国の漢や唐が、周辺諸民族を統治するために設けた役所。漢はタリム盆地の烏塁(うるい)城に置いて西域を経営し、唐では安西・北庭・安北・単于(ぜんう)・安東・安南の六府があった。

とさつ‐いん【都察院】(‥ヰン)🔗🔉

とさつ‐いん【都察院】(‥ヰン) 中国の明・清時代の政務監察機関。洪武帝が御史台に替えて設置。中央に監察都御史、地方に監察御史を置いて行政監察に当たらせたが、明の中頃以降は、総督・巡撫が都御史を兼ね監察権を握るようになった。

とざん‐りゅう【都山流】(‥リウ)🔗🔉

とざん‐りゅう【都山流】(‥リウ) 尺八の一流派。明治二九年、大阪の初代中尾都山が始めたもの。尺八の裏孔の位置や歌口(吹口)にはめ込んだ角の形(三日月形)などで、琴古(きんこ)流の尺八と区別する。

と‐し【都市】🔗🔉

と‐し【都市】 人口の集中した地域で、政治・経済・文化の中心になっている大きなまち。都会。みやこ。古代ギリシア・ローマのように都市が国家の形態をとっていたり(都市国家)、中世ヨーロッパにみられるように国家内の国家的存在となっていた(自由都市)こともある。

とし‐ガス【都市ガス】🔗🔉

とし‐ガス【都市ガス】 都市で供給源から多数の需要者にパイプで送られる燃料用ガス。

とし‐きこう【都市気候】🔗🔉

とし‐きこう【都市気候】 人口の集中やビル、コンクリート舗装などによる地表変化、大気汚染などが原因する、周辺地域とは異なる都市特有の気候。

とし‐ぎんこう【都市銀行】(‥ギンカウ)🔗🔉

とし‐ぎんこう【都市銀行】(‥ギンカウ) 銀行法で設立された普通銀行のうち、大都市を主な営業基盤とし、全国的に支店網をもつ銀行。市中銀行。都銀。

とし‐けいかく【都市計画】(‥ケイクヮク)🔗🔉

とし‐けいかく【都市計画】(‥ケイクヮク) 都市生活を改善し、健康で文化的、機能的な住みよい都市をつくるための計画。都市計画法で定められ、地域・地区・街区の指定、市街地の開発、建築の制限などが実施される。

としけいかく‐ほう【都市計画法】(トシケイクヮクハフ)🔗🔉

としけいかく‐ほう【都市計画法】(トシケイクヮクハフ) 都市計画、また、その制限、都市計画事業の認可・施行などについて定めた法律。大正八年に制定された旧法に代わり昭和四三年制定。

とし‐こっか【都市国家】(‥コクカ)🔗🔉

とし‐こっか【都市国家】(‥コクカ) 都市自体が政治的に独立して形成された国家。通常は中央集権国家成立以前の、古代国家の一つの型をいう。オリエントのウル・ラガシュなどのほか、市民団の自由と自治に支えられたギリシア、ローマの都市国家が特に有名。

としぶんしゅう【都氏文集】(トシブンシフ)🔗🔉

としぶんしゅう【都氏文集】(トシブンシフ) 漢文集。六巻。現存三巻。都良香(みやこのよしか)作。元慶三〜四年頃門人の編。良香の各種散文を内容、形式により分類編纂したもの。

と‐しょう【都省】(‥シャウ)🔗🔉

と‐しょう【都省】(‥シャウ) (八省および諸国を統率し、天下都(すべて)のことを決するというところから)太政官(だいじょうかん)の異称。

と‐じょう【都状】(‥ジャウ)🔗🔉

と‐じょう【都状】(‥ジャウ) 泰山府君をまつって寿命の延長を祈るとき、奉る祭文。

と‐じょう【都城】(‥ジャウ)🔗🔉

と‐じょう【都城】(‥ジャウ) 1 城郭をめぐらした都市。城市。中国の洛陽・長安などのように、城郭に囲まれた都市。 2 特に、釈迦が太子であった頃の居城、迦毘羅(かぴら)城。 3 薩摩国(鹿児島県)で、在郷の士族の集落をいう。

と‐しん【都心】🔗🔉

と‐しん【都心】 都市の中心に当たる地域。特に、東京都の中心地帯。「都心部」「副都心」

と‐じん【都人】🔗🔉

と‐じん【都人】 都の人。都会に住む人。

と‐じん【都塵】(‥ヂン)🔗🔉

と‐じん【都塵】(‥ヂン) 都会のちり。また、都会のごみごみとしてそうぞうしいこと。

と‐じんし【都人士】🔗🔉

と‐じんし【都人士】 都会にすんでいる人々。都人。

と‐すい【都水】🔗🔉

と‐すい【都水】 中国の官名。水利・転運・漁業など、河川や湖水に関することをつかさどった。

と‐せい【都制】🔗🔉

と‐せい【都制】 東京都のような大都市に関する特別の制度。

と‐せい【都政】🔗🔉

と‐せい【都政】 東京都の行政。

と‐ぜい【都税】🔗🔉

と‐ぜい【都税】 東京都が都民に賦課する地方税。

と‐ぞく【都俗】🔗🔉

と‐ぞく【都俗】 都会の風俗。都市の習俗。

と‐そつ【兜率・都率・都卒】🔗🔉

と‐そつ【兜率・都率・都卒】 (梵tusitaの音訳。妙足・知足などと訳す)「とそつてん(兜率天)」の略。 ●兜率の内院 =とそつてん(兜率天)の内院

とそつ‐てん【兜率天・都率天・都卒天】🔗🔉

とそつ‐てん【兜率天・都率天・都卒天】 仏語。欲界の六欲天の第四天。須弥山の頂上二四万由旬の高所にある天で、歓楽に満たされており、天寿四千歳で、この天の一昼夜は人界の四百歳に当たるという。当来仏である弥勒菩薩が住するとされ、弥勒の浄土といわれる。兜率。都史多天。 ●兜率天の内院(ないいん) 仏語。兜率天にある七宝で飾られた四九重の宝宮があるところ。一生補処(いっしょうふしょ)の位にある菩薩が住むとされ、かつて釈迦もこの世に現れる前世に住し、今は弥勒菩薩が住し、法を説くとされる。

と‐ちじ【都知事】🔗🔉

と‐ちじ【都知事】 東京都知事のこと。

と‐ちょう【都庁】(‥チャウ)🔗🔉

と‐ちょう【都庁】(‥チャウ) (「東京都庁」の略)東京都の事務を取り扱う役所。

と‐でん【都電】🔗🔉

と‐でん【都電】 東京都交通局が営業する電気軌道。また、その軌道を走る電車。

どどいつ【都都逸・都都一】🔗🔉

どどいつ【都都逸・都都一】 「どどいつぶし(都都逸節)」の略。

どどいつ‐ぶし【都都逸節・都都一節】🔗🔉

どどいつ‐ぶし【都都逸節・都都一節】 俗曲の一つ。雅言を用いないで、主に男女相愛の情を口語で作り、普通、七・七・七・五の四句二六音から成る。潮来節(いたこぶし)を母胎にして文化・文政の頃に尾張国熱田から伝えられた神戸節(ごうどぶし)を、天保年間に江戸の都都逸坊扇歌が新たに作詞改曲した。

どどいつぼう‐せんか【都都逸坊扇歌・都都一坊扇歌】(どどいつバウ‥)🔗🔉

どどいつぼう‐せんか【都都逸坊扇歌・都都一坊扇歌】(どどいつバウ‥) 芸人。都都逸の節まわしの完成者。水戸の人。江戸の落語家船遊亭扇橋の門人。客から題を求めて歌で謎ときをしたのが流行、人気を得た。(一八〇四〜五二)

ふつ‐と【都と・尽と】🔗🔉

ふつ‐と【都と・尽と】 〔副〕 1 すべて。ことごとく。ふつに。 2 (多く下に打消の語を伴って)まったく。断然。ふつに。*宇治拾遺‐三・一「門に入らんとするに、たぎり湯を面にかくるやうに覚えてふつとえ入らず」

ふつ‐に【都に・尽に】🔗🔉

ふつ‐に【都に・尽に】 〔副〕 1 すべて。ことごとく。ふつくに。*法華義疏長保四年点‐一「大乗経は力勝れたるをもて、重罪を都(フツニ)滅せり」 2 (下に否定の語を伴って)まったく。全然。*愚管抄‐五「太郎頼家は又昔今ふつになき程の手ききにてありけり」

ふつま‐に【都まに・尽まに】🔗🔉

ふつま‐に【都まに・尽まに】 〔副〕(「ふつに(都)」と同語源の語で、「ま」は接尾語)すっかり。ことごとく。*万葉‐四〇八一「片思ひを馬に布都麻爾(フツマニ)負(おほ)せ持て」

みや‐こ【都・京】🔗🔉

みや‐こ【都・京】 (「みや」は宮、「こ」は場所の意) 1 皇居のある土地。天皇が仮居した行宮(あんぐう)などもいう。 2 政治、経済、文化などの中心として、多くの人口を有する繁華な都会。首都。首府。田舎に対していう。日本では平安時代以降、多く京都をさしていう。「花の都」 3 何かを特徴としたり、また、それを中心として人の集まったりする都会。「水の都ベニス」「音楽の都ウィーン」など。

みやこ【都】🔗🔉

みやこ【都】 姓氏。

みやこ‐いっちゅう【都一中】🔗🔉

みやこ‐いっちゅう【都一中】 ⇒みやこだゆういっちゅう(都太夫一中)

みやこ‐いで【都出】🔗🔉

みやこ‐いで【都出】 都から出て行くこと。

みやこ‐うつし【都遷・都移】🔗🔉

みやこ‐うつし【都遷・都移】 =せんと(遷都)

みやこ‐うつり【都遷・都移】🔗🔉

みやこ‐うつり【都遷・都移】 =せんと(遷都)

みやこ‐おおじ【都大路】(‥おほぢ)🔗🔉

みやこ‐おおじ【都大路】(‥おほぢ) 都の、主要な広い通り。都の大通り。

みやこ‐がい【都貝】(‥がひ)🔗🔉

みやこ‐がい【都貝】(‥がひ) 「にしきがい(錦貝)」の異名。

みやこ‐がえ【都替】(‥がへ)🔗🔉

みやこ‐がえ【都替】(‥がへ) =せんと(遷都)

みやこ‐がお【都顔】(‥がほ)🔗🔉

みやこ‐がお【都顔】(‥がほ) 都の者らしい顔つき。都会風の洗練された顔つき。

みやこ‐がた【都形】🔗🔉

みやこ‐がた【都形】 京都風のこと。

みやこ‐ぐさ【都草】🔗🔉

みやこ‐ぐさ【都草】 1 マメ科の多年草。各地の路傍などに生える。茎は地表をはって横に延びる。葉は三出複葉で小葉は楕円形または倒卵形で長さ約一センチメートル。葉柄の基部に小葉とほぼ同大の一対の托葉がある。春から夏にかけ、葉腋から長い花柄を伸ばし、黄金色の蝶形花を一〜三個輪状につける。豆果は線形で長さ約一・五センチメートル。漢名、牛角花・百脈根。こがねばな。きれんげ。えぼしぐさ。 2 「まつ(松)」の異名。

みやこ‐ごころ【都心】🔗🔉

みやこ‐ごころ【都心】 都を思う心。都をなつかしむ心。*夫木‐三六「あさごとに色ますもみぢなかりせばなぐさめましや宮ここころを」

みやこ‐こしまき【都腰巻】🔗🔉

みやこ‐こしまき【都腰巻】 毛糸で編んだスカート状の腰巻。

みやこ‐ざさ【都笹】🔗🔉

みやこ‐ざさ【都笹】 イネ科の多年草。本州・四国・九州の山地、特に本州太平洋側および内陸地の気候区に生える小形のササ。稈は約一メートルに達し、葉は数個羽状に並んで互生し、長楕円状披針形で先がとがる。冬季には枯れて白い隈ができ、冬芽は地上部にできない。まれに円錐花序が出、一〜三個の小穂をつける。

みやこ‐しゅ【都衆】🔗🔉

みやこ‐しゅ【都衆】 (「みやこしゅう」とも)都に住む人々。都の人。

みやこ‐じょうろう【都上】(‥ジャウラフ)🔗🔉

みやこ‐じょうろう【都上】(‥ジャウラフ) 都の身分の高い婦人。都育ちの貴婦人。都女郎。

みやこ‐しんぶん【都新聞】🔗🔉

みやこ‐しんぶん【都新聞】 明治から昭和にかけて発行された日刊新聞。明治一七年に「今日新聞」として創刊されたが、同二一年に「みやこ新聞」、また同二二年に「都新聞」と改題した。芸能、特に文芸や演劇関係の記事に特徴があったが、昭和一七年「国民新聞」と合併して「東京新聞」となった。

みやこ‐そだち【都育】🔗🔉

みやこ‐そだち【都育】 都で育ったこと。都会で成長したこと。また、その人。

みやこ‐ぞめ【都染】🔗🔉

みやこ‐ぞめ【都染】 京都で染めた染め物。京染め。

みやこだゆう‐いっちゅう【都太夫一中】(みやこダイフ‥)🔗🔉

みやこだゆう‐いっちゅう【都太夫一中】(みやこダイフ‥) 一中節の家元。初世。京都の人。松本治太夫や岡本文弥の節を取り入れて一流を創始。京坂を中心に活躍し江戸でも好評を得た。(一六五〇〜一七二四)

みやこ‐づめ【都詰】🔗🔉

みやこ‐づめ【都詰】 将棋で、盤上の中央の地点に王将を追い込んで詰めること。

みやこ‐どり【都鳥】🔗🔉

みやこ‐どり【都鳥】 1 チドリ科の大形の渉禽。世界に数種あって、その分類は学者によって異なる。このグループをミヤコドリ科としてチドリ科から分ける見解もある。全長四〇〜五〇センチメートルで、あしとくちばしの長い太った鳥。世界各地の海岸や内陸の広い水辺にすむ。日本に渡来する種は上面が黒く、下面と腰が白い。くちばしは朱色、あしは紅色で目立つ。かつては旅鳥または冬鳥としてふつうだったが、近年は非常に少ない。 2 百合鴎(ゆりかもめ)の雅称。「隅田川の都鳥」として有名で、古くから詩歌や物語に現れる。《季・冬》*伊勢‐九「名にし負はばいざ事とはむ宮こ鳥」 3 ユキスズメガイ科の小形の巻き貝。本州中部以南の沿岸に分布し、干潮線付近の石に付着する。殻は低い笠形で、長径約一二ミリメートル。表面に細い放射肋があり、淡褐色または黒褐色を帯びる。 4 (2の「伊勢物語」の歌から)都の人をいう。*源氏‐手習「みめも心さまもむかしみし宮ことりににたるはなし」

みやこどりながれのしらなみ【都鳥廓白浪】🔗🔉

みやこどりながれのしらなみ【都鳥廓白浪】 歌舞伎脚本。世話物。三幕。河竹黙阿弥作。安政元年江戸河原崎座初演。隅田川物の一つ。忍ぶの惣太と名乗る男伊達になり江戸向島で桜餅屋を営む京都吉田家の旧臣山田六郎はお家再興を計るが、誤って主家の子の梅若丸を殺し、女装した松若丸にわざと切られてわびる。

みやこのじょう【都城】(みやこのジャウ)🔗🔉

みやこのじょう【都城】(みやこのジャウ) 宮崎県南部の地名。島津氏発祥の地で、江戸時代は薩摩藩支藩の城下町として発展。薩摩芋・タバコ・茶を産出し、繊維工業も盛ん。大正一三年市制。 明治四年飫肥(おび)県を改称して日向国に置かれた県。同六年に美々津県と合併して宮崎県となる。

みやこのじょう‐ぼんち【都城盆地】(みやこのジャウ‥)🔗🔉

みやこのじょう‐ぼんち【都城盆地】(みやこのジャウ‥) 宮崎県南部の盆地。大淀川が北東流する。畑地が大半を占め、茶園も多い。

みやこ‐のぼり【都上】🔗🔉

みやこ‐のぼり【都上】 地方から都へ行くこと。上京。

みやこ‐ばな【都花】🔗🔉

みやこ‐ばな【都花】 「みやこぐさ(都草)」の異名。

みやこ‐ひ・く【都引く】🔗🔉

みやこ‐ひ・く【都引く】 〔自カ四〕都がうつって来る。*万葉‐三一二「昔こそ難波ゐなかといはれけめいま京(みやこ)引き都びにけり」

みやこ‐びと【都人】🔗🔉

みやこ‐びと【都人】 1 都に住んでいる人。都の人。都者。とじん。 2 風流な人。風雅人。

みやこ‐・びる【都びる】🔗🔉

みやこ‐・びる【都びる】 〔自バ上一〕みやこ・ぶ〔自バ上二〕(「びる」は接尾語)都らしい様子になる。*万葉‐三一二「昔こそ難波ゐなかといはれけめいま京(みやこ)引き都備(みやこビ)にけり」

みやこぶし‐おんかい【都節音階】🔗🔉

みやこぶし‐おんかい【都節音階】 五音から成る陰音階。ミ・ファ・ラ・シ・ドが代表的。主として近世の俗楽に用いられる。⇔田舎節音階

みやこ‐ぼこり【都誇】🔗🔉

みやこ‐ぼこり【都誇】 1 都にいること、または都に近づいたことに元気づけられること。*土左「みやこほこりにもやあらん、からくして、あやしき歌ひねり出だせり」 2 都の人であることを自慢すること。

日国で始まるの検索結果 1-92もっと読み込む